JP2008302535A - 樹脂封止装置および樹脂封止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高品質な成形が可能な圧縮成形金型を提供する。
【解決手段】上型110と下型130との当接により密閉空間Mを形成可能な圧縮方式の樹脂封止装置100であって、密閉空間Mの少なくとも一部がキャビティ138を構成し、密閉空間M内の圧力を減圧可能な真空回路170を備え、該真空回路170が、大気圧未満の第1の圧力および大気圧未満であって且つ前記第1の圧力より高い第2の圧力を切り替え可能に構成することにより解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体チップを搭載した基板等を樹脂にて封止する樹脂封止の技術分野に関する。
従来、特許文献1に示されている半導体封止装置が知られている。この半導体封止装置はいわゆるトランスファー型半導体封止装置であり、キャビティを含む空間を密閉して密閉空間を形成可能とされている。また、当該密閉空間に連結した減圧部を利用して一旦密閉空間内を減圧後、更に「大気圧以上」に加圧する手順を経て樹脂封止が行われている。
上記半導体封止装置において一旦減圧されているのは、樹脂がポット部分やカル部分(即ちゲートを越える手前)に存在する時点において樹脂間の空気を排出することにより、ボイドの発生を抑制するためと記されている。一方、減圧後に更に「大気圧以上」にまで加圧しているのは、減圧状態のままだとキャビティ内部の樹脂に生じるボイドが却って大きくなってしまうと示されている。
特開平7−164473号公報
しかしながら、封止材としての樹脂を金型によって圧縮して成形する圧縮型の樹脂封止(以下単に「圧縮成形」という場合がある)の場合には同列に論ずることができない。圧縮成形の場合においても、樹脂内に存在する空気によって、樹脂封止後の成形品にボイドが発生し得る点は同じである。また、これを防止するがために金型で樹脂を「圧縮」することによって樹脂内の空気を排出、圧縮し、ボイドの発生を押え込んでいる。
キャビティ内が大気圧以上に加圧されているということは、キャビティ内に(減圧時はもとより通常時と比べても)多くの空気が存在していることを意味する。即ち、キャビティ内が大気圧以上に加圧された状態のまま圧縮すれば、圧縮により却って空気を樹脂に閉じ込めてしまう原因となる。更に圧縮により樹脂内の空気を外部に排出しようとしてもその外部が大気圧以上に加圧された状態では、当該排出を妨げる要因ともなり得る。
このことを考慮すれば、樹脂内の空気の排出という観点のみからは、キャビティ内をできるだけ低い圧力に保つ方が有利とも考えられるが、減圧時には樹脂内の空気や樹脂を金型に載置する際に樹脂下に巻き込んだ空気が樹脂表面側へと膨出し、樹脂が大きく膨らんでしまう(例えば餅が膨らむような状態)。このような状態のまま圧縮成形を行えば、膨出により膨らんだ部分がボンディングワイヤと接触しワイヤの短絡や切断を誘発する可能性がある。また、膨らんだ樹脂を圧縮により押し潰すということは樹脂が流動することを意味するが、これでは「樹脂流動を抑えることができる」という圧縮成形ならではのメリットを生かしきれない。更に、樹脂は金型に内蔵されるヒータにより加熱されるが、当該膨出により樹脂の加熱状態にムラが生じ、樹脂全体が均一に加熱され難くなるという問題点もある。加えて、減圧の程度が高すぎれば、樹脂内の揮発成分が予想以上に揮発してしまい、樹脂自体の性能が劣化することも考えられる。
本発明はこれらの問題点を解決するべくなされたものであって、樹脂内に存在している空気の排出を促しつつ、圧縮時においては樹脂内空気の膨出によるデメリットを最小限に抑えることのできる樹脂封止装置および樹脂封止方法を提供することをその課題としている。
本発明は、第1の金型と第2の金型との当接により密閉空間を形成可能な圧縮方式の樹脂封止装置であって、前記密閉空間の少なくとも一部がキャビティを構成し、前記密閉空間内の圧力を減圧可能な減圧手段を備え、該減圧手段が、大気圧未満の第1の圧力および大気圧未満であって且つ前記第1の圧力より高い第2の圧力を切換可能とすることにより上記課題を解決するものである。
より具体的には、前記減圧手段が、前記第1の圧力を発生可能な真空ポンプと、該真空ポンプと前記密閉空間とを繋ぐ空気路を備え、該空気路は、自身の少なくとも一部が並列に構成された第1、第2の並列空気路を有し、前記真空ポンプの発生する圧力を前記第2の圧力に調整可能な第2レギュレータを前記第2の並列空気路に配置し、前記第1の並列空気路における前記密閉空間と前記真空ポンプの間、および、前記第2の並列空気路における前記密閉空間と前記第2レギュレータの間に、それぞれ前記空気路の連通を遮断可能なバルブを配置したり、また、前記減圧手段が、真空ポンプと、該真空ポンプと前記密閉空間とを繋ぐ空気路を備え、該空気路は、自身の少なくとも一部が並列に構成された第1、第2の並列空気路を有し、前記真空ポンプの発生する圧力を前記第1の圧力に調整可能な第1レギュレータが前記第1並列空気路に、前記第2の圧力に調整可能な第2レギュレータが前記第2の並列空気路に配置し、前記第1の並列空気路における前記密閉空間と前記第1レギュレータの間、および、前記第2の並列空気路における前記密閉空間と前記第2レギュレータの間に、それぞれ前記空気路の連通を遮断可能なバルブを配置して構成する。
即ち、キャビティを含む密閉空間内を一旦大きく減圧し、樹脂内や樹脂の載置時に樹脂下に巻き込んだ空気の排出をしているため、ボイドの発生原因を根本的に除去することが可能である。さらにその後、大気圧以下の範囲内で当該密閉空間内を加圧する(即ち減圧の程度を弱める)ことで、樹脂の膨れを押さえ込み、樹脂をなるべく平滑な状態に落ち着かせることが可能である。このような状態にて圧縮成形を行うことで、膨らんだ部分がボンディングワイヤの短絡、切断を誘発したり、樹脂流動が誘発されたり、樹脂の加熱状態にムラが生じたりすることがなく、精度の高い圧縮成形が可能となっている。加えて樹脂内の揮発成分が予想以上に揮発してしまい、樹脂自体の性能が劣化することも防止できる。更に、第2の圧力も「大気圧未満」であるため、キャビティ内に多くの空気が存在した状態を回避でき、却って樹脂内に空気を閉じ込めてしまったり、圧縮による樹脂内の空気の排出が阻害されることもない。
また、前記減圧手段が、更に、前記第1の圧力よりも高圧な第3の圧力に保持可能な空気室を備え、該空気室が、前記空気路における前記密閉空間と前記第2レギュレータの間にバルブを介して連結されている構成としてもよい。このような構成とすれば、バルブを開くことで素早く第2の圧力に切り替えることが可能となり、リードタイム向上を図ることができる。特に、空気室を大気圧以上に調整保持すれば、小さな空気室で実現可能である。
また本発明は見方を変えると、第1の金型と第2の金型との当接により密閉空間を形成可能な圧縮方式の樹脂封止装置を用いた樹脂封止方法であって、前記第1、第2の金型の当接前に当該金型内に被成形品および封止材としての樹脂を供給する工程と、前記第1、第2の金型を当接させることにより前記密閉空間を形成する工程と、該密閉空間内の空気を吸引することにより、該密閉空間内の圧力を大気圧未満の第1の圧力を目標値として減圧する減圧工程と、所定のタイミングで、該密閉空間内の圧力を大気圧未満であって且つ前記第1の圧力よりも高い第2の圧力を目標値として加圧工程と、を含むことを特徴とする樹脂封止方法と捉えることも可能である。
このとき、前記所定のタイミングを、当該金型に設けられた圧力検出手段により前記第1の圧力が検出されたタイミングとすれば、減圧による樹脂内等の空気の排出を確実なものとすることができる。
また、前記所定のタイミングを、前記減圧工程開始時点から一定時間経過後とすれば、別途圧力検出手段を設ける必要がないため、低コスト化を図ることが可能となる。
また、前記減圧工程の開始時点または前記加圧工程の開始時点を基準として樹脂の圧縮動作が開始されるようにすれば、樹脂の溶融時間を無駄にすることなく速やかに圧縮工程に移行することが可能となる。
本発明を適用することにより、圧縮成形により品質の高い樹脂封止を行うことが可能となる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例である樹脂封止装置の概略構成部分断面図である。図2は、真空回路の第1の実施形態を示した概略構成図である。図3は、真空回路により減圧された密閉空間内の圧力状況を示したグラフである。
<樹脂封止装置の構成>
樹脂封止装置100は、金型本体101と真空回路(減圧手段)170とを有した構成とされている。また金型本体101は、上型(第1の金型)110と下型(第2の金型)130とを有した構成とされており、所謂「圧縮方式」にて樹脂封止を行なう金型である。上型110は上部ダイセット120に垂設されている。また上型110は、上型本体110Aと密閉ブロック110Bで構成されている。この密閉ブロック110Bは、上型本体110Aの周囲に配置されており、当該上型本体110Aに対して上下(図1において上下)に摺動可能とされている。また上型本体110Aとの摺動部分にはシール部材114が配置されている。また密閉ブロック110Bの下面にもシール部材116が配置されている。
上型本体110Aと上部ダイセット120には、上型本体110Aの表面(下型130側表面)から金型外部へと連通する第1、第2のエア通路122、124が形成されている。第1エア通路122は、金型本体101に接続された真空回路170(詳細は後述する)と連通しており、減圧手段の一部としての機能する。一方、第2エア通路124は、図示せぬ吸引機構と連通している。なお、上型本体110Aにおける第1エア通路122と第2エア通路124との間の位置には、下型130に供給される離型フィルム140を押えるための離型フィルム押え機構126が配置されている。
下型130は、貫通孔132Aが設けられた枠状金型132と、当該貫通孔132Aに嵌合し、当該貫通孔132A内を上下(図1において上下)方向に摺動可能な圧縮金型134とを有した構成とされている。下型130は、図示せぬプレス機構と連結されており、所定のタイミングで上下に駆動されることが可能な構成とされている。また、枠状金型132と圧縮金型134とは独立して上下に駆動可能である。また下型130の表面には、図示せぬ供給機構によって離型フィルム140が供給されている。
なお、符号160は被成形品としての基板であり、当該基板上に半導体チップ162が複数配置されボンディングワイヤ164によって適宜配線されている。また符号150は、封止材としての板状樹脂である。
また、上型110と下型130とが当接することで、上型本体110A、密閉ブロック110B、枠状金型132、圧縮金型134、シール部材114、116によって囲まれた空間が形成され、当該空間がキャビティ138を一部に含む密閉空間Mとなる。
<真空回路の構成>
次に、金型本体101に接続された真空回路(減圧手段)170の構成について図2を参照しつつ説明する。真空回路170は、金型本体101に設けられた第1エア通路(空気路)122と当該第1エア通路122に連通する排気路(空気路)172と、当該排気路172に設けられ排気路172内の圧力を検出可能な検出器(圧力検出手段)171と、空気を吸引可能な真空ポンプ181とを有している。また検出器171と真空ポンプ181との間は、排気路172が2つに並列分岐されており、第1排気路(第1の並列空気路)172A、第2排気路(第2の並列空気路)172Bの2つの排気路で構成されている。また、それぞれの排気路172A、172Bにはバルブとレギュレータが設けられている。第1排気路172Aには、第1バルブ173と、更に当該第1バルブ173と真空ポンプ181との間の位置に第1レギュレータ174が配置されている。一方、第2排気路172Bには、第2バルブ175と、更に当該第2バルブ175と真空ポンプ181との間の位置に第2レギュレータ176が配置されている。第1、第2バルブ173、175は、例えば電磁バルブ等で構成され、外部からの指示により各排気路172A、172Bの連通を瞬時に遮断可能とされている。
また第1レギュレータ174は、自身よりも金型本体101側の排気路内を、大気圧未満の所定の圧力(第1の圧力:例えば5kPa)に保持することが可能である。即ち、真空ポンプ181によって発生された減圧状態を、第1の圧力に調整して保持することが可能とされている。また第2レギュレータ176は、同様に、大気圧未満の圧力であって、第1レギュレータ174の圧力よりも高い圧力(即ち、より大気圧に近い圧力:第2の圧力:例えば50kPa)を保持することが可能である。即ち、真空ポンプ181によって発生された減圧状態を、第2の圧力に調整して保持することが可能とされている。その結果、真空ポンプ181が作動している状態で、第2バルブ175を閉じ且つ第1バルブ173を開けると、金型本体101における密閉空間M内の圧力を、第1の設定圧力(5kPa)に向って減圧させることが可能となっている。一方、第1バルブ173を閉じ且つ第2バルブ175を開けると、金型本体101における密閉空間M内の圧力を、第2の設定圧力(50kPa)に向って変化させることが可能となっている。
なお、例えば、真空ポンプ181自体で第1の圧力を発生し保持することが可能であれば、第1レギュレータ174自体を省略して構成し、コストを削減することも可能である。
<樹脂封止装置の作用>
次に、樹脂封止装置100の作用について説明する。
まず、上型110と下型130とが開いた状態において、上型110の表面には、図示せぬ供給機構によって半導体チップ162が搭載された基板160が供給される。上型110の表面に供給された基板160は、第2エア通路124を介して上型110の表面に吸着保持される。一方、下型130の表面には、離型フィルム140が供給されており、当該離型フィルム140上に、図示せぬ供給機構によって板状樹脂150が供給される。なお、本実施形態においては、板状樹脂150を例に説明しているが、樹脂の態様は必ずしも「板状」である必要はなく、例えば粉状、粒状、更には液状の樹脂であっても差支えない。
基板160及び板状樹脂150の供給がそれぞれ終了すると、図示せぬプレス機構の駆動によって下型130が上型110側へと移動する。このとき、密閉ブロック110Bは上型本体110Aに対して相対的に下側に位置しているため、枠状金型132がまず密閉ブロック110Bに設けられたシール部材116に当接する。密閉ブロック110Bは、当該枠状金型132の当接を受け、適宜上側へと摺動する。この枠状金型132の当接によって、上型本体110A、密閉ブロック110B、枠状金型132、圧縮金型134、更には、シール部材114、116に囲まれた密閉空間Mが形成される。なお当該密閉空間Mの一部はキャビティ138である。
その後、当該密閉空間M内の空気が吸引されることによって密閉空間M内の圧力が減圧される。即ち、真空回路170によって、密閉空間M内が大気圧未満の第1の圧力(例えば5kPa)となるように調整される。具体的には、真空ポンプ181を作動させた状態で第1バルブ173が開き且つ第2バルブ175を閉じられる。密閉空間M内をこのように第1の圧力に調整することによって、板状樹脂150の中に存在する空気が樹脂外へと排出される。また、板状樹脂150を下型130の表面に載置する際に樹脂下に巻き込んだ空気も当該密閉空間Mの減圧によって排出されることとなる。
その後、所定のタイミングで、真空回路170における第1バルブ173が閉じられると共に、略同時に第2バルブ175が開かれる結果、密閉空間Mの圧力が第1の圧力(例えば5kPa)から第2の圧力(例えば50kPa)へと変化し始める。この第2の圧力は、大気圧未満であって且つ第1の圧力よりも高いため、第1の設定圧力によって膨らんだ樹脂がほぼ平滑な状態に落ち着くこととなる。
上記の過程を経る間に、密閉空間Mの圧力は図3に示したグラフのように変化する。当初の大気圧の状態から減圧開始によって第1の圧力まで減圧された後、所定のタイミングで加圧が開始され第2の圧力へと変化する。その後、圧縮金型による圧縮が開始されている。なお、当該グラフは、あくまでも密閉空間M内の圧力の変化を目標値とした制御態様を示したものであり、実際の密閉空間M内においては当該グラフよりもアナログ的に圧力が変化することとなる。
その後樹脂が落ち着いた状態で、圧縮金型134を作動させ圧縮成形が行なわれる。
このように、密閉空間Mの減圧の程度を弱めた状態で圧縮成形を行なうことによって、膨らんだ樹脂がボンディングワイヤ164の切断、短絡を誘発したり、膨らんだ状態のままで圧縮することによる樹脂の流動が生じたり、板状樹脂150の加熱状態にムラが生じることを防止している。その結果、品質の高い樹脂封止が可能となる。また、樹脂内の揮発成分が許容範囲を超えて揮発してしまい、樹脂自体の性能を劣化させてしまうこともない。
なお、第1の圧力から第2の圧力へと切り替えるタイミングを、検出器(圧力検出手段)171、271、371により第1の圧力が検出されたタイミング(即ち、密閉空間M内が第1の圧力に至ったタイミング)とすれば、減圧による樹脂内等の空気の排出を確実なものとすることができる。
また、第1の圧力から第2の圧力へと切り替えるタイミングを、第1の圧力に向かって減圧を開始した時点(減圧工程の開始時点)から一定時間経過後とすれば、別途検出器171、271、371を設ける必要がないため、低コスト化を図ることが可能となる。
また、第1の圧力に向かって減圧を開始した時点(減圧工程の開始時点)または第1の圧力から第2の圧力へと切り替えが行われた時点(加圧工程の開始時点)を基準として樹脂の圧縮動作が開始されるようにすれば、樹脂の溶融時間を無駄にすることなく速やかに圧縮工程に移行することが可能となる。即ち、樹脂を溶融させるために必要な時間である「圧縮動作を開始してから樹脂が半導体チップ162等のワークに接触するまでの間の時間」に所望の圧力変化を完了することができる。
<真空回路の他の構成例>
次に、図4および図5を用いて真空回路の他の構成例を説明する。なお、前述の真空回路170と同一または類似する部分については数字下2桁が同一の符号を付するに留め、重複した構成及び作用の説明は省略する。
真空回路270では、排気路272が3つに分岐された上で、最終的に真空ポンプ281に連結されている。排気路272は第1排気路272Aと第2排気路272Bと第3排気路272Cとに一旦分岐された上で統合されている。第1排気路272Aおよび第2排気路272Bにそれぞれバルブ及びレギュレータが配置されている点、および、第1レギュレータ274、第2レギュレータ276の設定圧力の関係は、前述の真空回路170と同様である。一方、第3排気路272Cには、2つのバルブ、1つのレギュレータ、更に、1つの空気室が設けられている。2つのバルブは第3バルブ277および第4バルブ279で構成され、当該第3バルブ277と第4バルブ279との間の位置に空気室278が配置され、更に、真空ポンプ281とバルブ279の間の位置に第3レギュレータ280が配置されている。その結果、空気室278が、空気路における密閉空間Mと第2レギュレータ276の間にバルブを介して連結されている。なお、本実施形態では、第2バルブ275よりもより密閉空間M側にて連結されているが、第2バルブ275と第2レギュレータ276の間に連結されるような構成を採用することも可能である。
ここで第3レギュレータ280の圧力P3は以下のように設定される。
密閉空間Mの体積をV1、密閉空間Mから各バルブ(第1バルブ273、第2バルブ275、第3バルブ277)までの排気路(第1エア通路122含む)の総体積をV2、空気室278の容積及び当該空気室278から第3バルブ277及び第4バルブ279までの排気管272Cの体積をV3とし、第1の圧力をP1、第2の圧力をP2とすると、
P3=((V1+V2+V3)・P2)÷((V1+V2)・V3・P1)…(1)
となるように設定する。
第3レギュレータ280の圧力をこのような値とすれば、密閉空間Mが第1の圧力にある状態(即ち、第1バルブ273が開き、第2バルブ275および第3バルブ277が閉じている状態)において、第1バルブ273を閉じると共に第3バルブを開くことで、素早く密閉空間Mの圧力を第2の圧力へと変化させることが可能となる。
更に、図5に示すように、第3排気路372Cに真空ポンプを接続する代わりにコンプレッサー等の高圧空気源382を接続すれば、空気室378内に大気圧以上の高圧空気を保持させることが可能となるため、空気室378の容積をより小さく構成することが可能となる。また密閉空間Mの容積が大きな場合でも空気室を大きくせずに対応できる。
なお、図4にて示した真空回路270及び図5にて示した真空回路370はいずれも、第2排気路272B、372Bおよび第2バルブ275、375および第2レギュレータ276、376を省略して構成することも可能であり、省略しない場合と比べ略同様の効果を発揮させることが可能である。更にこの場合、真空ポンプ281、381自体が第1の圧力を発生し保持可能であれば、第1レギュレータ274、374を省略して構成することも可能である。
本発明は、圧縮成形による樹脂封止に際して広く適用することが可能である。
本発明の実施形態の一例である樹脂封止装置の概略構成部分断面図 真空回路の第1の実施形態を示した概略構成図 真空回路により減圧された密閉空間内の圧力状況を示したグラフ 真空回路の第2の実施形態を示した概略構成図 真空回路の第3の実施形態を示した概略構成図
符号の説明
100…樹脂封止装置
101…金型本体
110…上型
110A…上型本体
110B…密閉ブロック
114、116…シール部材
120…上部ダイセット
122…第1エア通路
124…第2エア通路
126…離型フィルム押え機構
130…下型
132…枠状金型
134…圧縮金型
138…キャビティ
140…離型フィルム
150…板状樹脂
160…基板
162…半導体チップ
164…ボンディングワイヤ
170…真空回路

Claims (11)

  1. 第1の金型と第2の金型との当接により密閉空間を形成可能な圧縮方式の樹脂封止装置であって、
    前記密閉空間の少なくとも一部がキャビティを構成し、
    前記密閉空間内の圧力を減圧可能な減圧手段を備え、
    該減圧手段が、大気圧未満の第1の圧力および大気圧未満であって且つ前記第1の圧力より高い第2の圧力を切換可能である
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
  2. 請求項1において、
    前記減圧手段が、前記第1の圧力を発生可能な真空ポンプと、該真空ポンプと前記密閉空間とを繋ぐ空気路を備え、
    該空気路は、自身の少なくとも一部が並列に構成された第1、第2の並列空気路を有し、
    前記真空ポンプの発生する圧力を前記第2の圧力に調整可能な第2レギュレータが前記第2の並列空気路に配置され、
    前記第1の並列空気路における前記密閉空間と前記真空ポンプの間、および、前記第2の並列空気路における前記密閉空間と前記第2レギュレータの間には、それぞれ前記空気路の連通を遮断可能なバルブが配置されている
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
  3. 請求項1において、
    前記減圧手段が、真空ポンプと、該真空ポンプと前記密閉空間とを繋ぐ空気路を備え、
    該空気路は、自身の少なくとも一部が並列に構成された第1、第2の並列空気路を有し、
    前記真空ポンプの発生する圧力を前記第1の圧力に調整可能な第1レギュレータが前記第1並列空気路に、前記第2の圧力に調整可能な第2レギュレータが前記第2の並列空気路に配置され、
    前記第1の並列空気路における前記密閉空間と前記第1レギュレータの間、および、前記第2の並列空気路における前記密閉空間と前記第2レギュレータの間には、それぞれ前記空気路の連通を遮断可能なバルブが配置されている
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記減圧手段が、更に、前記第1の圧力よりも高圧な第3の圧力に保持可能な空気室を備え、
    該空気室が、前記空気路における前記密閉空間と前記第2レギュレータの間にバルブを介して連結されている
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
  5. 請求項4において、
    前記空気室内が、大気圧以上に調整保持されている
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
  6. 第1の金型と第2の金型との当接により密閉空間を形成可能な圧縮方式の樹脂封止装置を用いた樹脂封止方法であって、
    前記第1、第2の金型の当接前に当該金型内に被成形品および封止材としての樹脂を供給する工程と、
    前記第1、第2の金型を当接させることにより前記密閉空間を形成する工程と、
    該密閉空間内の空気を吸引することにより、該密閉空間内の圧力を大気圧未満の第1の圧力を目標値として減圧する減圧工程と、
    所定のタイミングで、該密閉空間内の圧力を大気圧未満であって且つ前記第1の圧力よりも高い第2の圧力を目標値として加圧する加圧工程と、を含む
    ことを特徴とする樹脂封止方法。
  7. 請求項6において、
    前記加圧工程において、前記第1の圧力よりも高い第3の圧力に保持された空気室を前記密閉空間に連通する
    ことを特徴とする樹脂封止方法。
  8. 請求項7において、
    前記空気室が、大気圧以上に調整保持されている
    ことを特徴とする樹脂封止方法。
  9. 請求項6乃至8のいずれかにおいて、
    前記所定のタイミングが、当該金型に設けられた圧力検出手段により前記第1の設定圧力が検出されたタイミングである
    ことを特徴とする樹脂封止方法。
  10. 請求項6乃至8のいずれかにおいて、
    前記所定のタイミングが、前記減圧工程開始時点から一定時間経過後である
    ことを特徴とする樹脂封止方法。
  11. 請求項6乃至10のいずれかにおいて、
    前記減圧工程の開始時点または前記加圧工程の開始時点を基準として樹脂の圧縮動作が開始される
    ことを特徴とする樹脂封止方法。
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