JPH02104461A - 薄肉部品を注型するための真空反重力式注型装置及び方法 - Google Patents

薄肉部品を注型するための真空反重力式注型装置及び方法

Info

Publication number
JPH02104461A
JPH02104461A JP1220503A JP22050389A JPH02104461A JP H02104461 A JPH02104461 A JP H02104461A JP 1220503 A JP1220503 A JP 1220503A JP 22050389 A JP22050389 A JP 22050389A JP H02104461 A JPH02104461 A JP H02104461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten metal
slab
mold
gate
drag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1220503A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2851317B2 (ja
Inventor
Karl D Voss
カール・ディー・ボス
James B Mercer
ジェイムズ・ビー・マーサー
Gary F Ruff
ゲアリ・エフ・ラフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Motors Liquidation Co
Original Assignee
Motors Liquidation Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Motors Liquidation Co filed Critical Motors Liquidation Co
Publication of JPH02104461A publication Critical patent/JPH02104461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2851317B2 publication Critical patent/JP2851317B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D18/00Pressure casting; Vacuum casting
    • B22D18/06Vacuum casting, i.e. making use of vacuum to fill the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/08Features with respect to supply of molten metal, e.g. ingates, circular gates, skim gates
    • B22C9/086Filters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 免友土二剋ユニ1 本発明は、溶融金属を真空作用により反重力式に注型す
るための注型装置及び方法に関し、特に、複数個の薄肉
金属部品、特に部品の性能に悪影響を及ぼすような有害
な非金属含有物の無い薄肉金属部品を注型するための真
空反重力式注型装置及び方法に関する。
匡久Ω弦l 透気性(ガス透過性)鋳型を溶融金属プールに浸漬させ
ることによって行う真空反重力式注型法は、米国特許第
4,340,108及び4.606.396号等に記載
されている。そのような真空反重力式注型法は、互いに
係合させた消耗性透気性上型部材(コープ)と消耗性下
型部材(ドラッグ)とから成る鋳型を使用し、真空室の
周壁の底部リップを該鋳型に密封状態に係合させて真空
室を透気性上型部材に直面させ、下型部材の底面をその
下に位置する溶融金属プールに浸漬させ、真空室を抜気
し、それによって溶融金属を下型部材内のゲート通路を
通して上型部材と下型部材の間に形成された鋳型キャビ
ティ内へ吸引させることから成る。溶融金属の最初の固
化は、鋳型内ゲート通路の中で生じる。そのために、鋳
型内ゲート通路の寸法(流路断面積)は、鋳型キャビテ
ィ内に充填されている金属がまだ溶融状態で未固化状態
にあっても、鋳型を溶融金属プールから引出すことを可
能にするような寸法にされている。かくして、注型サイ
クル時間が大幅に短縮される。このような真空反重力式
注型法は、特に薄肉部品(例えば12.7mm未満の肉
厚を有する注型品)の注型において高い生産速度と、高
い収率を可能にし、従って、注型品の設計者は、部品の
重量を減少させる手段として一層薄肉の注型品を寄り積
極的に求めるようになっている。
そのような消耗性鋳型は、鋳型キャビティ自体の他に、
真空室密封表面を設けなければならず、鋳型を真空室に
固定するための手段を必要とするという点で複雑である
。従って、消耗性鋳型は、比較的高価な材料(例えば樹
脂/砂混合物とそれらの硬化剤)を必要とするので、例
えば生の砂から成る鋳型に比べて高価である。
更に、そのような鋳型で注型される部品の重量を軽くす
るために注型部品の肉厚を薄くする場合、その顕微鏡的
組織に極めて微細な(例えば直径0.254mm未満の
)非金属混在物が存在していても、それがその注型品の
機械的特性(例えば強度)及び性能に悪い影響を及ぼす
上述のような注型法によって注型された薄肉部品には極
めて微細な非金属混在物が存在しても、薄肉注型品の機
械的特性及び性能に悪い影響を及ぼすおそれがあるので
、この注型法にはある程度性制限が課せられるばかりで
なく、それによって注型された注型品(鋳造物)を点検
するための装置を必要とする追加の負担が課せられる。
しかしながら、薄肉注型品の上述した微細な混在物は、
従来慣用されている通常のX線装置では検出することが
できない。従って、注型品中の有害な混在物の存在を検
出するには、断層写真撮影装置や、リアルタイム高感度
X線分析装置などのより近代的な高価な欠陥検出装置を
使用しなければならない。従って、欠陥のない薄肉注型
品を製造するためのコストは、高くなる。
口が ゛ しよ と−る; 従って、上述した真空反重力式注型法の全利点を薄肉部
品の注型に利用するために、そのような注型法による注
型コストを削減し、かつ、この注型法の生産速度及び収
率を阻害することなく、得られる注型品における有害混
在物の存在を最少限にする要望がある。本発明は、この
ような課題を解決することを企図したものである。
lユΩ且刀 本発明の目的は、上記要望を充足する改良された真空反
重力式注型装置及び方法を提供することである。
本発明の他の目的は、得られる注型品の機械的特性及び
性能を犠牲にすることなく、複数個の薄肉注型品の注型
を可能にする改良された真空反重力式注型装置及び方法
を提供することである。
本発明の更に他の目的は、注型中下に位置する溶融金属
のプールに浸漬するようになされた共通のドラッグスラ
ブ上に担持させた消耗性、透気性鋳型で複数の薄肉金属
部品を同時に注型するようになされており、溶融金属ぶ
うるから溶融金属を各鋳型へ供給するために各鋳型内の
鋳型内ゲート通と整合するスラブ内ゲート通路を有する
改良された真空反重力式注型装置及び方法を提供するこ
とである。
本発明の更に他の目的は、得られる注型部品の性能に悪
い影響を与える有害な混在物を最少限にするために、溶
融金属が上記スラブ内ゲート通路を通して吸上げられる
際溶融金属から混在物形成不純物(最終注型品中に混在
物を形成する不純物)を除去するための溶融金属フィル
タ手段が各スラブ内ゲート通路に設けられている、改良
された真空反重力式注型装置及び方法を提供することで
ある。
;n゛  るための 九 上記課題を解決するために、本発明は、溶融金属を真空
作用により反重力式に注型するための注型装置であって
、 (al下に位置する溶融金属のプールに浸漬するように
なされた底面と、頂面と、該底面と頂面の間に延設され
たスラブ内ゲート通路を有するドラッグスラブ(再使用
可能なドラッグスラブであることが好ましい)と、 (b)前記スラブ内ゲート通路を覆うようにしてドラッ
グスラブの頂面上に載せられたものであって、ドラッグ
スラブの頂面上に支持された底面と、内部に画定された
鋳型キャビティと、鋳型内ゲート通路と、該底面と鋳型
キャビティとの間に配設され、下方の前記スラブ内ゲー
ト通路から溶融金属を受容するようにスラブ内ゲート通
路と整合した鋳型内ゲート通路を有する少なくとも1つ
の消耗性、透気性鋳型と、 (c)前記スラブ内ゲート通路を前記溶融金属プール内
に位置させるように前記ドラッグスラブの底面を該プー
ルに浸漬させるためにドラッグスラブと溶融金属プール
を相対的に移動させるための移動手段と、 (d)前記鋳型キャビティに溶融金属を充填するために
溶融金属を前記スラブ内ゲート通路及びそれと整合した
鋳型内ゲート通路を通して鋳型キャビティ内へ吸上げる
のに十分なだけ該鋳型キャビティを抜気するための、前
記鋳型に対面するようにして配置されたした真空室と、
から成る注型装置を提供する。
本発明は、又、溶融金属が前記スラブ内ゲート通路を通
して吸上げられる際溶融金属から混在物形成不純物を除
去するための溶融金属フィルタ手段が該スラブ内ゲート
通路に設けられている、上記構成の注型装置を枠供する
。ここで5 「混在物形成不純物」とは、得られる注型
品中に混在物を形成することになる不純物のことをいう
。溶融金属から混在物形成不純物を除去することによっ
て注型品の機械的強度及び性能に悪い影響を及ぼす有害
な混在物を最少限にする。
本発明の一実施例においては、前記各鋳型は、前記ドラ
ッグスラブの頂面上に支持された底面を有する下型部材
と、該下型部材上に支持された多孔質の透気性上型部材
を含むものとする。各鋳型は、フィルタ手段を備えたそ
れぞれ対応するスラブ内ゲート通路と整合した複数の鋳
型内ゲート通路を有する。鋳型内ゲート通路の寸法は、
鋳型への充填後早期にドラッグスラブを溶融金属プール
から引出すことができるようにするために、鋳型キャビ
ティ内の溶融金属が固化する前に鋳型内ゲート通路内の
溶融金属を最初に固化させるように定める。
本発明の別の実施例においては、透気性上型部材を通し
て鋳型キャビティを抜気するために、真空室を前記ドラ
ッグスラブ上に密封状態に載置する。
本発明の更に別の実施例においては、スラブ内ゲート通
路の前記溶融金属フィルタ手段とその上方の鋳型キャビ
ティとの間に溶融金属溜めを配設する。このような溶融
金属溜めは、フィルタ手段が鋳型キャビティ内へ吸上げ
られる溶融金属から除去された不純物で徐々に詰まって
きても、各鋳型キャビティへ均一な(実質的に一定の)
、途切れのない、制御された溶融金属流れを供給する6
本発明は、又、溶融金属を真空作用により反重力式に注
型するための注型方法であって、(a)下に位置する溶
融金属のプールに浸漬するようになされた底面と、頂面
と、該底面と頂面の間に延設されたスラブ内ゲート通路
を有するドラッグスラブを準備し、 (b)鋳型を前記スラブ内ゲート通路を覆うようにして
ドラッグスラブの頂面上に載せ、その際該各鋳型の鋳型
内ゲート通路の上方の鋳型キャビティへ溶融金属を供給
するために該各鋳型内ゲート通路をスラブ内ゲート通路
に整合させ、(c)前記スラブ内ゲート通路を前記溶融
金属プール内に位置させるように前記ドラッグスラブと
溶融金属プールを相対的に移動させてドラッグスラブの
底面を該プールに浸漬させ、(d)前記鋳型キャビティ
を抜気して溶融金属を前記スラブ内ゲート通路及びそれ
と整合した鋳型内ゲート通路を通して該鋳型キャビティ
内へ吸上げ、鋳型キャビティに溶融金属を充填すること
から成る注型方法を提供する。
通常、鋳型に溶融金属を充填し、ドラッグスラブと溶融
金属プールを相対的に移動させてドラッグスラブの底面
を該プールから引出した後、金属を充填された鋳型とド
ラッグスラブを分離し、次ぎの注型を行うためにその同
じドラッグスラブ上に新しい鋳型を載せることができる
ようにする。
更に、好ましい実施例においては、鋳型キャビティ内に
形成される注型品に有害な混在物を生じる不純物を除去
するために溶融金属がスラブ内ゲート通路を通して吸上
げられる際溶融金属を濾過する。
実JL例 第1図を参照すると、本発明の一実施例による真空反重
力式注型装置は、共通の再使用可能なドラックスラブ1
6と、ドラッグスラブ16上に横方向(水平方向)に間
隔を置いて載せられた複数の消耗性鋳型14と、鋳型1
4内へ真空作用により反重力式に(重力に抗して)注型
すべき溶融金属12のブール13を収容する容器10を
含むものとして示されている。
ドラッグスラブ16は、溶融金属ブール13に浸漬され
るようになされた水平な平坦な底面18と、外周に直立
フランジ22を有する水平な平坦な頂面20と、溶融金
属12をそれぞれ対応する鋳型14へ供給するために該
底面と頂面の間に延長した複数の互いに横方向(水平方
向)に離隔され、交差しない(実質的に平行な)スラブ
内ケ−1・通路24を有する。各スラブ内ゲート通路2
4は、下方円錐形部分25と、ドラッグスラブ16の頂
面20に開口した、拡大された上方座部又は溶融金属溜
め27と、溜め27と下方円錐形部分25の間に位置す
る中間漸開(漸次拡開している)部分26を有する。座
部27内に有孔の(多数の孔を有する)セラミック製溶
融金属フィルタ28が受容されている。通常、セラミッ
ク製溶融金属フィルタ28は、ドラッグスラブ16の座
部27内に接着剤によって固着する。
第2図に明示されるように、スラブ内ゲート通路24及
びその中に挿入されたフィルタ28は、ドラッグスラブ
16上に平面でみてほぼ長方形のパターンに配列されて
いる。
ドラッグスラブ16は、周知の鋳型技術に従って樹脂結
合砂で製造することができる。即ち、砂又はそれと同等
の粒子と樹脂などの結合材との混合物を、所望のスラブ
内ゲート通路24等を形成するための適当な原型に当て
て所要の形状に形成し、硬化させる。ただし、ドラッグ
スラブ16は、後述するように幾つもの鋳型14に順次
に再使用することができるように耐熱性セラミック材で
形成するのが好ましい。このように再使用可能なドラッ
グスラブ16を使用し、その上に1個又は複数個の鋳型
14を載せるようにすれば、鋳型14自体に溶融金属フ
ィルタ手段を備えたゲート通路を設ける必要がなくなる
ので、鋳型の構造をより簡単にすることができ、鋳型の
製造に必要とされる鋳型材の量を少なくすることができ
、更には、鋳型自体を溶融金属に浸漬させる場合に必要
とされる程耐熱性でない安価な鋳型材で鋳型を形成する
ことができる。
溶融金属フィルタ28は、注型すべき溶融金属12の破
壊的作用に耐えることができ、かつ、後述するようにス
ラブ内ゲート通路24を通って吸上げられる溶融金属1
2から酸化物粒子、スラッグ粒子、砂又はセラミック等
の鋳型材料の粒子などの「有害」寸法(例えば直径)(
即ち、得られる注型品の性能に悪い影響を及ぼす不純物
の寸法)以上の寸法の非金属不純物を除去するように選
定された孔寸法を有する多孔質セラミック材(例えばジ
ルコニウム、アルミナ等)で形成するのが好ましい。通
常、溶融金属12から除去すべき混在物形成不純物の「
有害」寸法、従ってフィルタ28の所要の孔寸法は、注
型すべき部品の最小限の肉厚等の寸法及び形状、注型す
べき金属の種類、注型された部品がその企図された使用
において受ける作動条件等によって異なるが、特定の注
型品に求められる所要の性能に基いて適当な試験又は実
際の使用において経験的に決定することができる。当業
者は、本発明の実施に当っているいろな型式の溶融金属
フィルタを使用することができることが理解されるであ
ろう。
第1.2図に明示されるように、複数個の鋳型14は、
それぞれの鋳型が対応するスラブ内ゲート通路24及び
溶融金属フィルタ28の上に位置するように長方形のパ
ターンに横方向に間隔をおいて配置される。各鋳型14
は、多孔質の透気性上型部材32と、鋳型分割平面36
において該上型部材に係合させた(接着剤又はその他の
手段によって係合状態に保持させた)下型部材34とで
構成されている。下型部材34は、透気性であっても、
不透気性であってもよい。
下型部材34は、ドラッグスラブ16の頂面20上に支
持される底面40を有する。
透気性上型部材32と、下型部材34は、両者の間に複
数の環状又はその他の形状の鋳型キャビティ42を画定
する。鋳型キャビティ42は、その少なくとも一部分は
透気性上型部材32内に形成され、溶融金属を充填して
固化させることにより所望の注型品を形成することがで
きるように付形されている。各鋳型キャビティは、注型
すべき部品の厚さにほぼ対応する(注型すべき金属の収
縮度合を考慮に入れて)内部厚み寸法tを有する。本発
明は、特に、薄肉注型品を製造するために約12.7 
mm (0,5i n)未満の内部厚みtを有する鋳型
キャビティ42内へ溶融金属12を注型するのに適して
いる。ただし、本発明は、そのような用例だけに限定さ
れるものではない。
各鋳型キャビティ42は、溶融金属プール13から各鋳
型14の底面40とその上方の鋳型キャビティ42との
間に延長した複数の鋳型内ゲート通路44を通して吸上
げられる溶融金属12を充填される。各鋳型内ゲート通
路44は、その下に位置する対応するスラブ内ゲート通
路24及びフィルタ28に整合され、注型中濾過された
溶融金属を受取る。
各鋳型14の上型部材32及び下型部材34は、ドラッ
グスラブを製造するのと同じ上述した周知の鋳型技術に
従って樹脂結合砂で製造することができる。
透気性鋳型14は、ドラッグスラブ16の頂面上に密封
状態に載置された真空ハウジング52によって画定され
た真空室50内に密閉される。真空室50は、真空ハウ
ジング52の上方端壁60に密封状態に接続された導管
58を通して真空源(例えば真空ポンプ)56に連通さ
れており、各鋳型キャビティ42を透気性上型部材32
を通して同時に抜気することができ、それによってドラ
ッグスラブ18を溶融金属プール13に浸漬させれば、
溶融金属12をスラブ内ゲート通路24及び鋳型内ゲー
ト通路44を通して吸上げることができる。真空ハウジ
ング52は、その上端壁60から垂下した周壁62を有
し、周壁62は、真空室50の口50a画定する底部リ
ップ66を有する。底部リップ66には、ドラッグスラ
ブ16の頂面に密封係合する密封ガスケット64が取付
けられている。真空ハウジング52と鋳型14とは、該
ハウジングと鋳型を慣用のクランプ手段(図示せず)に
よって締付けることができ、ハウジングの口44とドラ
ッグスラブ16の間に密封ガスケット64を圧縮させる
ことによって密封される。
作動において、鋳型14とドラッグスラブ16と真空ハ
ウジング52を第1図に示されるように組合せ、ドラッ
グスラブ16を溶融金属プール13に向けて下降させて
その底面18を溶融金属ブール13内に浸漬させ、スラ
ブ内ゲート通路24を溶融金属プール内に位置させる。
次いで、真空源56を作動させて真空室内50に、従っ
て透気性上型部材32を通して鋳型キャビティ42内に
減圧(大気圧以下の圧力)を創生する。鋳型キャビティ
42内に減圧が設定されたことにより、溶融金属12が
各スラブ内ゲート通路24、セラミック製溶融金属フィ
ルタ28、及び各鋳型内ゲート通路44を通して各鋳型
キャビティ42内へ吸上げられ、各鋳型キャビティ42
に同時に溶融金属12を充填する。溶融金属が鋳型キャ
ビティ42の抜気により吸上げられる際、各スラブ内部
−1通路24内のセラミック製フィルタ28は、鋳型キ
ャビティ42内へ吸上げられる溶融金属から該フィルタ
の孔寸法より大きい寸法を有する混在物形成不純物を捕
捉し、除去する。かくして、鋳型キャビティ42に注型
された部品内の「有害」寸法の非金属混在物が最少限に
される。
ドラッグスラブ16が溶融金属ブール13内に浸漬され
ている間、ドラッグスラブ16の堤防の役割を果す直立
フランジ22は、1987年7月27日付の本出願人の
米国特許願第77.891号に記載されているように、
上型部材と下型部材の間の密着部(即ち、分割平面36
)及び真空ハウジングと鋳型との間の密封ガスケット6
4を溶融金属プール13から隔離する。
更に、溶融金属フィルタ28は溶融金属プール13から
は遠い側の、ドラッグスラブ16の頂面20内の座部2
7に接合されているので、その接着剤は、その下のドラ
ッグスラブの厚みによって溶融金属プール13の熱から
防護される(プール13からの放射熱から熱的に隔離さ
れ遮蔽される)ので、接着剤の熱分解を、従ってそれに
よって生じるガスの発生を防止する。そのようなガスは
、注型品の内部に捕捉され、その性能を低下させること
になる。
溶融金属ブール13から各鋳型キャビティ42への溶融
金属の充填を均一に(実質的に一定の流量で)、途切れ
なく、制御された態様で行うために、注型操作中の鋳型
14への溶融金属12の流量を制御する。例えば、鋳型
キャビティ42内での溶融金属の早期固化を起こさせる
ことなく迅速に鋳型キャビティに溶融金属を充填し、し
かも、鋳型キャビティに流入する溶融金属による鋳型の
内表面の浸食を回避するために、溶融金属の望ましい均
一な流量を維持するようにスラブ内ゲート通路24、鋳
型内ゲート通路44及びセラミック製フィルタ28の孔
の数、寸法及び形状を制御する。更に、この目的のため
に、各フィルタ28の上方で、各鋳型キャビティ42の
下方に(例えば第3図に示されるように各鋳型14の下
型部材34の底面40内に)溶融金属12の溶融金属溜
め70を設けることができる。溶融金属溜め70は、フ
ィルタ28がそれを通して鋳型キャビティ42内へ吸上
げられる溶融金属から除去された不純物で徐々に詰まっ
てきても、各鋳型キャビティへ均一なく実質的に一定の
)、途切れのない、制御された溶融金属流れを供給する
ために設けられる。
鋳型内ゲート通路44の寸法は、鋳型14への溶融金属
12の充填後半期にドラッグスラブ16を溶融金属ブー
ル13から引出すことができるようにするために、スラ
ブ内通路24及び鋳型キャビティ内の溶融金属が固化す
る前に鋳型内ゲート通路44内の溶融金属を最初に固化
させるように定めることが好ましい。各鋳型14内の鋳
型キャビティ42及び鋳型内ゲート通路44の個数、寸
法及び間隔は、米国特許第4.340.108号に説明
されているように、注型すべき部品の種類及び注型すべ
き禁則の種類によって定める。
鋳型キャビティ42に溶融金属12が充填され、少なく
とも鋳型内ゲート通路44内の溶融金属が固化した後、
スラブ内ゲート通路24内の溶融金属が固化する前に、
ドラッグスラブ16を上昇させてその底面18を溶融金
属ブール13から引上げる。鋳型への充填後ドラッグス
ラブ16の底面18が溶融金属ブール13から引上げら
れると、スラブ内ゲート通路24内の未固化金属はプー
ル13内へ流下するが、フィルタ28によって捕捉され
た溶融金属及び不純物は該フィルタ内に留まる。
次いで、金属充填済み鋳型14を真空ハウジング52及
びドラッグスラブ16から分離して離型部署へ移送し、
離型部署において慣用の態様で鋳型14からその鋳型キ
ャビティ42内の固化した金属注型品(図示せず)を分
離する。使用済みのフィルタ28をドラッグスラブ16
から取外し、新しいフィルタ28をドラッグスラブの著
面20の座部27内に接着する。上記工程を繰返すこと
によって。ドラッグスラブ16は、次ぎの鋳型14に注
型するために再使用することができる。
l胛五力」 斜上のように、本発明は、濾過された溶融金属12を鋳
型内ゲート通路44を通して各鋳型キャビティ42へ制
御された態様で供給するためのスラブ内ゲート通路24
及び溶融金属フィルタ28を有する再使用可能なドラッ
グスラブ16上に複数個の消耗性鋳型14を担持させて
使用することにより、高い生産速度及び収率、並びに真
空反重力式注型法によって得られるその他の有利な経済
性を実質的に損なうことなく、薄肉注型品に生じる有害
な混在物を最少限にすることを可能にする改良された真
空反重力式注型装置及び方法を提供する。
本発明の真空反重力式注型装置及び方法の生産性及び経
済性を更に高めるために、各々複数個の上下に積み重ね
た鋳型14から成る複数個の鋳型積重体(図示せず)を
ドラッグスラブ16の頂面20に、各鋳型積重体の鋳型
内ゲート通路44を各対応するスラブ内ゲート通路24
の上に整合させるようにして載置することができる。各
鋳型積重体の上下に積み重ねられた鋳型同志は、1つ又
はそれ以上の鋳型内ゲート通路によって相互に連通させ
、各鋳型積重体のすべての鋳型に同時に溶融金属フィル
タ28を有する共通のスラブ内ゲート通路24から濾過
された溶融金属を充填することができるようにする。か
くシ、て、1つの共通のドラッグスラブ16上で同時に
反重力式に注型することができる鋳型14の数を増大す
ることができる。
ただし、本発明は、単一の、又は複数個の鋳型キャビテ
ィ42を有する単一の鋳型14をドラッグスラブ16上
に載せて実施することもできることは、当業者には明ら
かであろう。
第1〜3図に示された本発明の好ましい注型装置は、各
スラブゲート通路24内にそれぞれここに配設された溶
融金属フィルタ28を有するものとして例示されている
が、2つ以上のスラブ内ゲート通路24に共通の単一の
溶融金属フィルタ28を配設することができる。この目
的のために、スラブ内ゲート通路24、フィルタ座部2
7並びに溶融金属フィルタ28の寸法、形状及び配置を
設定することができる。
以下に本発明をより詳しく例示するために本発明の詳細
な説明する。
λ体側 本発明に従って、4個の上下に積み重ねた鋳型を用いて
複数の延性鉄製自動車用連接棒を注型した。その場合、
鋳型積重体の最下段の鋳型を樹脂結合砂製ドラッグスラ
ブ16上に載せ、最下段の鋳型の鋳型内ゲート通路44
をドラッグスラブ16のスラブ内ゲート通路24に整合
させた。最下段の鋳型の上に重ねられた各鋳型の鋳型内
ゲート通路44は、それぞれの下の鋳型の鋳型キャビテ
ィ42にまで延長しており、下の鋳型から溶融金属を受
取るようになされている。ドラッグスラブ16に形成さ
れた座部27内に「セルテックス」という登録商標名で
販売されている、「セル状」フィルタと称される50.
8mmX50.8mmX ]2.7mm (2X2Xl
/2  i n)大のセラミック製フィルタ28 (6
0%のドルジェライトと40%のムライトとから成る)
を装着し、フィルタ28の6.35mm (1/ 4 
i n)幅の周縁が座部27の肩部に載置し、溶融金属
を通すことができる、14.516cm2(1,5i 
n2)の有効フィルタ面積が得られるようにした。)こ
のフィルタ28は、6.4515cm”  (l i 
n” )当り100個のセル(細孔)を有するものであ
り、1秒当り2゜7〜3.6kg(6〜81b)の初期
流量で溶融金属を通すことができるものであった。各鋳
型キャビティ42は、1.08 k g (2,4l 
b)の溶融金属受容容量を有するものであった。水柱で
3810mm (150i n)の真空圧を用いて4個
の鋳型キャビティすべてに1371℃(2500°F)
のが遇された溶融金属を充填することができた。
次ぎに、「セデックス」という登録商標で販売されてい
る、いわゆる「スポンジ状」フィルタ2日をドラッグス
ラブ16に座部27に装着して、上述した具体例の場合
と同じ条件で本発明を実施した。この「セデックス」フ
ィルタは、90%以上アルミナから成るものであり、約
90%の気孔率を有する連続気泡型の多孔買出あり、孔
の平均直径は約2.032mm (0,080i n)
であった。この「スポンジ状」フィルタ28を用いた具
体例においても、延性鉄製自動車用連接棒を首尾よく注
型することができた。
以上、本発明を実施例に関連して説明したが、本発明は
、ここに例示した実施例の構造及び形態に限定されるも
のではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することな
く、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな変更
及び改変を加えることができることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による真空反重力式注型装置の一実施
例の断面図であり、1組の鋳型をドラッグスラブの頂面
上に載置し、ドラッグスラブの底面を下の溶融金属プー
ルに浸漬させたところを示す。 第2図は、各スラブ内ゲート通路内の溶融金属フィルタ
を示すドラッグスラブの平面図であり、鋳型は仮想線で
示されている。 第3図は、第1図と同様の断面図であるが、本発明の別
の実施例を示す。 12:溶融金属 13:溶融金属プール 14:鋳型 16・ドラッグスラブ 18ニドラツグスラブの底面 20・ドラッグスラブの頂面 24、スラブ内ゲート通路 27、座部 28:溶融金属フィルタ 32:透気性上型部材 34 下型部材 40、鋳型の底面 42:鋳型キャビティ 44、鋳型内ゲート通路 509真空室 52:真空ハウジング 70:溶融金属溜め IG−2 IG−3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶融金属を真空作用により反重力式に注型するため
    の注型装置であって、 (a)下に位置する溶融金属のプールに浸漬するように
    なされた底面と、頂面と、該底面と頂面の間に延設され
    たスラブ内ゲート通路を有する再使用可能なドラッグス
    ラブと、 (b)前記スラブ内ゲート通路を覆うようにしてドラッ
    グスラブの頂面上に載せられたものであって、ドラッグ
    スラブの頂面上に支持された底面と、内部に画定された
    鋳型キャビティと、鋳型内ゲート通路と、該底面と鋳型
    キャビティとの間に配設され、下方の前記スラブ内ゲー
    ト通路から溶融金属を受容するようにスラブ内ゲート通
    路と整合した鋳型内ゲート通路を有する消耗性、透気性
    鋳型と、 (c)前記スラブ内ゲート通路を前記溶融金属プール内
    に位置させるように前記ドラッグスラブの底面を該プー
    ルに浸漬させるためにドラッグスラブと溶融金属プール
    を相対的に移動させるための移動手段と、 (d)前記鋳型キャビティに溶融金属を充填するために
    溶融金属を前記スラブ内ゲート通路及びそれと整合した
    鋳型内ゲート通路を通して鋳型キャビティ内へ吸上げる
    のに十分なだけ該鋳型キャビティを抜気するための、前
    記鋳型に対面するようにして配置されたした真空室と、 から成る注型装置。 2、前記スラブ内ゲート通路には、溶融金属が該スラブ
    内ゲート通路を通して吸上げられる際溶融金属から混在
    物形成不純物を除去するための溶融金属フィルタ手段が
    設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の注型装置。 3、溶融金属を真空作用により反重力式に注型するため
    の注型装置であって、 (a)下に位置する溶融金属のプールに浸漬するように
    なされた底面と、頂面と、該底面と頂面の間に延設され
    た複数の互いに横方向に離隔されたスラブ内ゲート通路
    を有する再使用可能なドラッグスラブと、 (b)それぞれ対応する前記各スラブ内ゲート通路を覆
    うようにしてドラッグスラブの頂面上に載せられたもの
    であって、ドラッグスラブの頂面上に支持された底面と
    、内部に画定された鋳型キャビティと、鋳型内ゲート通
    路と、該底面と鋳型キャビティとの間に配設され、下方
    の前記スラブ内ゲート通路から溶融金属を受容するよう
    にスラブ内ゲート通路と整合した鋳型内ゲート通路を有
    する複数の互いに横方向に離隔された消耗性、透気性鋳
    型と、 (c)前記スラブ内ゲート通路を前記溶融金属プール内
    に位置させるように前記ドラッグスラブの底面を該プー
    ルに浸漬させるためにドラッグスラブと溶融金属プール
    を相対的に移動させるための移動手段と、 (d)前記各鋳型キャビティに溶融金属を充填するため
    に溶融金属を前記各スラブ内ゲート通路及びそれと整合
    した鋳型内ゲート通路を通して鋳型キャビティ内へ吸上
    げるのに十分なだけ該鋳型キャビティを抜気するための
    、前記複数の鋳型に対面するようにして配置された真空
    室と、から成る注型装置。 4、前記各スラブ内ゲート通路には、溶融金属が該スラ
    ブ内ゲート通路を通して吸上げられる際溶融金属から混
    在物形成不純物を除去するための溶融金属フィルタ手段
    が設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載の注型装置。 5、前記各溶融金属フィルタ手段は、セラミック製の有
    孔フィルタ部材から成ることを特徴とする特許請求の範
    囲第4項記載の注型装置。 6、前記各スラブ内ゲート通路は、前記各溶融金属フィ
    ルタ手段を受容するための拡大ポケットを有することを
    特徴とする特許請求の範囲第5項記載の注型装置。 7、前記各溶融金属フィルタ手段とその上方の鋳型キャ
    ビティとの間に溶融金属溜めが配設されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第4項記載の注型装置。 8、前記各鋳型は、前記ドラッグスラブの頂面上に支持
    された底面を有する下型部材と、該下型部材上に支持さ
    れた上型部材を含むことを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載の注型装置。 9、前記各鋳型の上型部材は、透気性であることを特徴
    とする特許請求の範囲第8項記載の注型装置。 10、前記鋳型キャビティは、少なくともその一部分が
    前記各鋳型の上型部材によって画定されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第9項記載の注型装置。 11、溶融金属を真空作用により反重力式に注型するた
    めの注型装置であって、 (a)下に位置する溶融金属のプールに浸漬するように
    なされた底面と、頂面と、該底面と頂面の間に延設され
    た複数の互いに横方向に離隔されたスラブ内ゲート通路
    を有する再使用可能なドラッグスラブと、 (b)前記各スラブ内ゲート通路内に配設されており、
    溶融金属が該スラブ内ゲート通路を通して吸上げられる
    際溶融金属から混在物形成不純物を除去するための溶融
    金属フィルタ手段と、 (c)それぞれ対応する前記各スラブ内ゲート通路を覆
    うようにしてドラッグスラブの頂面上に載せられたもの
    であって、ドラッグスラブの頂面上に支持された底面と
    、内部に画定された鋳型キャビティと、鋳型内ゲート通
    路と、該底面と鋳型キャビティとの間に配設され、下方
    の前記スラブ内ゲート通路から溶融金属を受容するよう
    にスラブ内ゲート通路と整合した鋳型内ゲート通路を有
    する複数の互いに横方向に離隔された消耗性、透気性鋳
    型と、 (d)前記スラブ内ゲート通路を前記溶融金属プール内
    に位置させるように前記ドラッグスラブの底面を該プー
    ルに浸漬させるためにドラッグスラブと溶融金属プール
    を相対的に移動させるための移動手段と、 (e)前記各鋳型キャビティに混在物形成不純物を除去
    された溶融金属を充填するために溶融金属を前記各スラ
    ブ内ゲート通路及び溶融金属フィルタ手段を通し、前記
    各鋳型内ゲート通路を通して鋳型キャビティ内へ吸上げ
    るのに十分なだけ該鋳型キャビティを抜気するための、
    前記複数の鋳型に対面するようにして配置され、前記ド
    ラッグスラブ上に密封状態に載置された真空室と、から
    成る注型装置。 12、前記各溶融金属フィルタ手段とその上方の鋳型キ
    ャビティとの間に溶融金属溜めが配設されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第11項記載の注型装置。 13、前記各鋳型は、それぞれ対応するスラブ内ゲート
    通路と整合した複数の鋳型内ゲート通路を有しているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の注型装置
    。 14、前記各鋳型は、前記ドラッグスラブの頂面上に支
    持された底面を有する下型部材と、該下型部材上に支持
    された上型部材を含むことを特徴とする特許請求の範囲
    第11項記載の注型装置。 15、前記各鋳型の上型部材は、透気性であることを特
    徴とする特許請求の範囲第14項記載の注型装置。 16、前記鋳型キャビティは、少なくともその一部分が
    前記各鋳型の透気性上型部材によって画定されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第15項記載の注型装置
    。 17、溶融金属を真空作用により反重力式に注型するた
    めの注型方法であって、 (a)下に位置する溶融金属のプールに浸漬するように
    なされた底面と、頂面と、該底面と頂面の間に延設され
    たスラブ内ゲート通路を有する再使用可能なドラッグス
    ラブを準備し、 (b)消耗性、透気性鋳型を前記スラブ内ゲート通路を
    覆うようにしてドラッグスラブの頂面上に載せ、その際
    該鋳型の鋳型内ゲート通路の上方の鋳型キャビティへ溶
    融金属を供給するために該鋳型内ゲート通路を該スラブ
    内ゲート通路に整合させ、 (c)前記スラブ内ゲート通路を前記溶融金属プール内
    に位置させるように前記ドラッグスラブと溶融金属プー
    ルを相対的に移動させてドラッグスラブの底面を該プー
    ルに浸漬させ、 (d)前記鋳型キャビティを抜気して溶融金属を前記ス
    ラブ内ゲート通路及びそれと整合した鋳型内ゲート通路
    を通して鋳型キャビティ内へ吸上げ、該鋳型キャビティ
    に溶融金属を充填し、 (e)前記ドラッグスラブと溶融金属プールを相対的に
    移動させてドラッグスラブの底面を該プールから引出し
    、 (f)前記金属を充填された鋳型とドラッグスラブを分
    離し、該同じドラッグスラブを用いて前記工程(b)、
    (c)及び(d)を繰返す工程から成る注型方法。 18、前記鋳型キャビティ内に形成される注型品に有害
    な混在物を生じる不純物を除去するために溶融金属が前
    記スラブ内ゲート通路を通して吸上げられる際溶融金属
    を濾過することを特徴とする特許請求の範囲第17項記
    載の注型方法。 19、溶融金属が前記スラブ内ゲート通路を通して吸上
    げられる際該スラブ内ゲート通路内に設けた有孔フィル
    タ手段を用いて溶融金属を濾過することを特徴とする特
    許請求の範囲第18項記載の注型方法。 20、溶融金属を真空作用により反重力式に注型するた
    めの注型方法であって、 (a)下に位置する溶融金属のプールに浸漬するように
    なされた底面と、頂面と、該底面と頂面の間に延設され
    た複数の互いに横方向に離隔されたスラブ内ゲート通路
    を有する再使用可能なドラッグスラブを準備し、 (b)複数の消耗性、透気性鋳型をそれぞれ対応する前
    記スラブ内ゲート通路を覆うようにしてドラッグスラブ
    の頂面上に載せ、その際該各鋳型の鋳型内ゲート通路の
    上方の鋳型キャビティへ溶融金属を供給するために該各
    鋳型内ゲート通路をそれぞれ対応する該スラブ内ゲート
    通路に整合させ、 (c)前記スラブ内ゲート通路を前記溶融金属プール内
    に位置させるように前記ドラッグスラブと溶融金属プー
    ルを相対的に移動させてドラッグスラブの底面を該プー
    ルに浸漬させ、 (d)前記鋳型キャビティを抜気して溶融金属を前記ス
    ラブ内ゲート通路及びそれと整合した鋳型内ゲート通路
    を通して該各鋳型キャビティ内へ吸上げ、各鋳型キャビ
    ティに溶融金属を充填することから成る注型方法。 21、前記工程(d)の後に、前記ドラッグスラブと溶
    融金属プールを相対的に移動させてドラッグスラブの底
    面を該プールから引出し、前記金属を充填された鋳型と
    ドラッグスラブを分離し、該同じドラッグスラブを用い
    て前記工程(b)、(c)及び(d)を繰返す工程を含
    むことを特徴とする特許請求の範囲第20項記載の注型
    方法。 22、前記各鋳型キャビティ内に形成される注型品に有
    害な混在物を生じる不純物を除去するために溶融金属が
    前記各スラブ内ゲート通路を通して吸上げられる際溶融
    金属を濾過することを特徴とする特許請求の範囲第20
    項記載の注型方法。 23、溶融金属が前記各スラブ内ゲート通路を通して吸
    上げられる際該各スラブ内ゲート通路内に設けた有孔フ
    ィルタ手段を用いて溶融金属を濾過することを特徴とす
    る特許請求の範囲第22項記載の注型方法。 24、前記工程(d)の後に、前記ドラッグスラブと溶
    融金属プールを相対的に移動させてドラッグスラブの底
    面を該プールから引出し、前記金属を充填された鋳型と
    ドラッグスラブを分離し、前記各スラブ内ゲート通路か
    ら使用済みの前記フィルタ手段を除去し、各スラブ内ゲ
    ート通路に新しいフィルタ手段を挿入し、該同じドラッ
    グスラブを用いて前記工程(b)、(c)及び(d)を
    繰返す工程を含むことを特徴とする特許請求の範囲第2
    3項記載の注型方法。 25、前記工程(d)において前記各鋳型の鋳型キャビ
    ティを同時に抜気することを特徴とする特許請求の範囲
    第20項記載の注型方法。 26、前記各鋳型の鋳型キャビティは、約12.7mm
    (0.5in)未満の厚みを有するように付形されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第22項記載の注型
    方法。
JP1220503A 1988-08-30 1989-08-29 薄肉部品を注型するための真空反重力式注型装置及び方法 Expired - Lifetime JP2851317B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/238,724 US4865113A (en) 1988-08-30 1988-08-30 Countergravity casting apparatus and process for casting thin-walled parts
US238724 1988-08-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02104461A true JPH02104461A (ja) 1990-04-17
JP2851317B2 JP2851317B2 (ja) 1999-01-27

Family

ID=22899059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1220503A Expired - Lifetime JP2851317B2 (ja) 1988-08-30 1989-08-29 薄肉部品を注型するための真空反重力式注型装置及び方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4865113A (ja)
EP (1) EP0356659B1 (ja)
JP (1) JP2851317B2 (ja)
BR (1) BR8903828A (ja)
CA (1) CA1326751C (ja)
DE (1) DE68924941T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8312913B2 (en) 2005-02-22 2012-11-20 Milwaukee School Of Engineering Casting process

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5038846A (en) * 1990-02-27 1991-08-13 General Motors Corporation Differential pressure, countergravity casting with alloyant reaction chamber
US5230379A (en) * 1992-01-15 1993-07-27 Cmi-International, Inc. Countergravity casting apparatus and method
US20090252620A1 (en) * 2007-07-30 2009-10-08 Lazzara Gerard S Reinforced smart mud pump
WO2012092244A2 (en) 2010-12-29 2012-07-05 Android Industries Llc Working tank with vacuum assist
DE102019205282A1 (de) * 2019-04-11 2020-10-15 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. System und Verfahren zur Herstellung eines gegossenen Formteils
CN114799060A (zh) * 2022-05-24 2022-07-29 南通爱特有色金属制品有限公司 一种防止v法生产铸件气窝的铸件模具

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2379401A (en) * 1942-04-16 1945-06-26 American Steel Foundries Method and apparatus for casting metal
US2908054A (en) * 1958-03-03 1959-10-13 Universal Castings Corp Method of and means for casting metals under the influence of vacuum
US3893917A (en) * 1974-01-02 1975-07-08 Alusuisse Molten metal filter
US3981352A (en) * 1975-11-21 1976-09-21 Howmet Corporation Metal casting mold with bonded particle filter
US4112997A (en) * 1977-02-28 1978-09-12 Hitchiner Manufacturing Co., Inc. Metal casting
US4606396A (en) * 1978-10-02 1986-08-19 Hitchiner Manufacturing Co., Inc. Sand mold and apparatus for reduced pressure casting
US4340108A (en) * 1979-09-12 1982-07-20 Hitchiner Manufacturing Co., Inc. Method of casting metal in sand mold using reduced pressure
GB8604569D0 (en) * 1986-02-25 1986-04-03 Foseco Int Casting of molten ferrous metal
US4745962A (en) * 1987-07-27 1988-05-24 General Motors Corporation Countergravity casting apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8312913B2 (en) 2005-02-22 2012-11-20 Milwaukee School Of Engineering Casting process

Also Published As

Publication number Publication date
EP0356659B1 (en) 1995-11-29
CA1326751C (en) 1994-02-08
US4865113A (en) 1989-09-12
EP0356659A3 (en) 1991-04-10
BR8903828A (pt) 1990-03-20
EP0356659A2 (en) 1990-03-07
DE68924941D1 (de) 1996-01-11
JP2851317B2 (ja) 1999-01-27
DE68924941T2 (de) 1996-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5069271A (en) Countergravity casting using particulate supported thin walled investment shell mold
US4832105A (en) Investment casting method and apparatus, and cast article produced thereby
CA2049228C (en) Countergravity casting using particulate supported thin walled investment shell mold
JP2003528731A (ja) 鋳造材の調整された凝固を伴う砂型への下注ぎ鋳造方法
US4957153A (en) Countergravity casting apparatus and method
JPH02104460A (ja) 逆止弁を用いた真空反重力式注型装置及び方法
US5271451A (en) Metal casting using a mold having attached risers
JPH02104461A (ja) 薄肉部品を注型するための真空反重力式注型装置及び方法
US4971131A (en) Countergravity casting using particulate filled vacuum chambers
US4848439A (en) Method of countergravity casting
US2908054A (en) Method of and means for casting metals under the influence of vacuum
WO1994020240A1 (en) Vacuum suction casting apparatus and method using the same
US5062467A (en) Vacuum countergravity casting apparatus and method
JPS62220241A (ja) 鋳型およびその鋳型を用いた減圧鋳造方法
JPH09314309A (ja) 減圧吸引鋳造方法
JPH06182520A (ja) 吸引鋳造装置
JP2820882B2 (ja) 減圧吸引鋳造装置および方法
JPS59166347A (ja) 充填鋳造法における造型方法
JPS61180642A (ja) 減圧鋳造方法
JPS58148068A (ja) 鋳造装置
JPH06226423A (ja) 通気性鋳型による薄肉鋳物の製造方法
JPH038550A (ja) 吸引鋳造方法
JPH038548A (ja) 吸引鋳造方法
JPH038549A (ja) 吸引鋳造方法
JPS62101348A (ja) 減圧鋳型