JPH0442091Y2 - - Google Patents

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JPH0442091Y2
JPH0442091Y2 JP1987165945U JP16594587U JPH0442091Y2 JP H0442091 Y2 JPH0442091 Y2 JP H0442091Y2 JP 1987165945 U JP1987165945 U JP 1987165945U JP 16594587 U JP16594587 U JP 16594587U JP H0442091 Y2 JPH0442091 Y2 JP H0442091Y2
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mold
molding material
cavity
molding
vacuum
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JP1987165945U
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、成形型の成形キヤビテイ内を減圧し
て気泡の発生を防止する成形型に関する。
(従来の技術) 従来、第5図aに示すように加硫成形時に成形
型100の上型101と下型102の間にゴム生
地103を配置するが、下型102に設けられた
製品部104に気泡105が侵入して残つた場
合、完成時に気泡105が製品の表面に窪部を形
成し、不良品が発生することがある。第5図bに
示すようにゴム生地103を配置し、ゴム生地1
03の加圧時にゴム生地103を外側から製品部
104へ流す方法もあるが、気泡105による窪
部の発生を完全に阻止することができない。
一方、他の実施例として第3図に示すような成
形型110がある。
第3図の成形型110によれば、上型111と
下型112とを有し、上型111の上方に上方熱
盤113が配置され、下型112の下方には、下
方熱盤114が配置されている。
また、上方熱盤113と下方熱盤114との間
であつて、上型111及び下型113の周囲にゴ
ムチヤンバ115を配置する。これによつてゴム
チヤンバ115内部を外部と遮断し、ゴムチヤン
バ115の内部を、エア抜き穴116を介して減
圧して、上型111と下型112との内部の気泡
の発生を防止するようになつている。
さらに他の従来例として、第4図に示す成形型
120がある。成形型120は下型121と突上
げ型122とを有し、加硫成形前に下型121と
突上げ型122との間に形成された通路123か
らエアを抜くようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、斯かる従来技術によれば、次の
ような問題点を有する。すなわち、成形型110
によれば、ゴムチヤンバ115の内部を真空にす
るため、真空にする真空容量が大きくなり、高い
真空度が得にくい上に真空装置が大型のものにな
る。
また、ゴムチヤンバ115等の付属品を使用し
なければならず、機器のコスト高を招くという問
題がある。
さらに、成形型120においては、下型121
と突上げ型122との間に形成された通路123
からエアを抜くようになつているが、通路123
にゴム生地が入り込み製品完成時のバリ取り作業
が必要になり工程数が増え、コスト増につながる
との問題点がある。
本考案は上記諸問題に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、簡易な構造により、成
形型の製品部中の気泡の発生を防止し、気泡によ
る製品表面上に窪部を有する不良品の発生を防止
し得る成形型を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、開閉自在に
配置した複数の分割金型を設け、該分割金型のそ
れぞれの合せ面に環状の成形素材保持部を形成
し、該成形素材保持部の内側にキヤビテイ形成面
を設け、該キヤビテイ形成面の内側に、前記合せ
面間の気体を減圧する真空引き穴を設けたことを
特徴とする。
(作用) 上記構成に基づく本願考案は、成形素材の加硫
成形時に、まず、成形素材保持部間に環状の成形
素材を配置する。その後、分割金型を閉める。こ
れによつて、分割金型の合せ面と成形素材とによ
つて取り囲まれた空間が形成される。
次に、分割金型を加熱・加圧するとともに、真
空引き穴からエアを抜くと、流動化した成形材料
が内側へと効果的に流入するとともに、成形材料
の内部に含まれている気泡が真空引き穴から効果
的に吸引される。その結果成形素材の加硫成形時
に製品の表面に気泡による窪部の生起を防止し得
る。
また、特別の部品を必要とせずに密封容積を少
なくし得真空度を上げることが出来気泡による不
良品を有効に排除し得る。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に基づき説明す
る。まず第1図を参照すると1は成形型全体であ
る。成形型1は複数の分割金型としての上型2と
下型3とを備え、図中上下方向に開閉移動可能な
ように構成されている。
上型2の下面、即ち下型3との合せ面50に
は、環状溝51を設けてあり、環状溝51の内側
には環状に平坦化した成形素材保持部52を形成
してある。また、成形素材保持部52の内側に
は、断面三角形状に下方へ突出した環状のキヤビ
テイ形成面4を形成してある。更にキヤビテイ形
成面4の内側は平坦面53を形成している。前記
環状溝51、成形素材保持部52、キヤビテイ形
成面4は同心状に配置してある。
一方、下型3の上面、即ち上型2との合せ面5
4には、成形素材11の配置時のガイドとなる環
状のいんろう5が上方へ突出して設けられてい
る。いんろう5は環状溝51と対応する位置にあ
る。いんろう5の高さは、成形素材11の高さの
約1.5倍程である。また、いんろう5の内側には、
環状に平坦化した成形素材保持部55を設けてあ
る。成形素材保持部55は成形素材保持部52と
対応する位置にある。
更に下型3の成形素材保持部55の内側には溝
状の環状キヤビテイ形成面7が設けられており、
上型2と下型3とが閉鎖されたときにキヤビテイ
形成面4とともに製品に相応した形状のキヤビテ
イ56を形成するようになつている。キヤビテイ
形成面7の内側は平坦な上面部6を形成してい
る。
そして、キヤビテイ56の略ほぼ中心部に上面
部6から下面まで貫通するエア抜き穴としての孔
8が直線状に設けられている。孔8は、下型3の
下方に配置された下方熱盤9に設けられた通路1
0に連通している。孔8の直径は小さすぎるとバ
リがつまり、大きすぎると密封容量が大きくなり
真空度の上昇が悪くなるので4mm〜60mm程度が好
ましい。通路10は、外部に設けられた真空装置
(図示せず)に接続されている。
ここで、成形素材11はゴム製のものが使用さ
れる。成形素材11は、環状、すなわちパイプ状
をしており、外径がいんろう5より少し小さく、
内径が、成形キヤビテイ外径より少し大きくなる
ことが好ましい。
このように構成された成形型1は、次のように
作動する。成形素材保持部52,55間に環状の
ゴム製の成形素材11を配置する。ゴム製の成形
素材11の配置の際は、いんろう5の内周面5が
成形素材11の側面をガイドする。
成形素材11の所定位置への配置が終了する
と、上型2を下降させて型締めする。そのとき、
合せ面50,54と成形素材11とで密封された
室12(キヤビテイ56を含む)が形成される。
その後、上型2及び下型3の上方及び下方に配
置された熱盤(図示せず)によつて、加熱・加圧
して成形素材11を加硫成形する。次に成形型1
の外部に設置した真空装置を駆動する。すると、
通路10及び孔8を介して室12内が減圧され、
ほぼ真空になる。これによつて、流動化した成形
素材11は吸引力によつて室12内を効果的に内
周側に流れ、成形キヤビテイ7内に流れ込む。ま
た、この際成形素材中に含まれている気泡が効果
的に孔8へと吸引される。ひきつづき、上型2が
下降し、完全に型締めされると、成形素材11が
成形キヤビテイ56内で成形される(第2図参
照)。
その結果、成形素材の加硫成形時に製品の表面
に気泡による窪部の生起を防止し得る。
また、特別の部品を必要とせずに密封容積を少
なくし得真空度を上げることが出来気泡による不
良品を有効に排除し得る。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成したものであるか
ら、真空引き穴によつて分割金型の合せ面間の気
体を吸引すると、成形材料が内側のキヤビテイへ
と流れ込むとともに、成形材料内の気泡が効果的
に除去される。
従つて、加硫成形時に成形材料内に気泡が残留
することを防止でき、高品質の製品を得られる。
また、真空引き穴が、キヤビテイの内側に存在す
ることから、従来より小型で部品点数の少ないコ
ンパクトなものとなつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の成形型の型締め前の上型及
び下型の位置を示す縦断面図、第2図は、第1図
の成形型の型締め後の縦断面図、第3図は、従来
技術による成形型の縦断面図、第4図及び第5図
a,bは、従来技術による成形型内に配置された
ゴム製の成形材料の位置を示す縦断面図である。 符号の説明、1……成形型、2……上型(分割
金型)、3……下型(分割金型)、4,7……キヤ
ビテイ成形面、5……いんろう、6……上面部、
8……孔(真空引き穴)、9……下方熱盤、10
……通路、11……成形素材、50,54……合
せ面、52,55……成形素材保持部、56……
キヤビテイ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開閉自在に配置した複数の分割金型を設け、該
    分割金型のそれぞれの合せ面に環状の成形素材保
    持部を形成し、該成形素材保持部の内側にキヤビ
    テイ形成面を設け、該キヤビテイ形成面の内側
    に、前記合せ面間の気体を減圧する真空引き穴を
    設けたことを特徴とする成形型。
JP1987165945U 1987-10-29 1987-10-29 Expired JPH0442091Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987165945U JPH0442091Y2 (ja) 1987-10-29 1987-10-29

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JP1987165945U JPH0442091Y2 (ja) 1987-10-29 1987-10-29

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JPH0170516U JPH0170516U (ja) 1989-05-11
JPH0442091Y2 true JPH0442091Y2 (ja) 1992-10-05

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ID=31452889

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530985A (en) * 1978-08-29 1980-03-05 Matsushita Electric Works Ltd Wood dyeing method
JPS60122138A (ja) * 1983-12-06 1985-06-29 Pioneer Electronic Corp 情報記録円板の製造装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530985A (en) * 1978-08-29 1980-03-05 Matsushita Electric Works Ltd Wood dyeing method
JPS60122138A (ja) * 1983-12-06 1985-06-29 Pioneer Electronic Corp 情報記録円板の製造装置

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JPH0170516U (ja) 1989-05-11

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