JPH02179348A - 真空反重力式注型方法及び装置 - Google Patents

真空反重力式注型方法及び装置

Info

Publication number
JPH02179348A
JPH02179348A JP1288077A JP28807789A JPH02179348A JP H02179348 A JPH02179348 A JP H02179348A JP 1288077 A JP1288077 A JP 1288077A JP 28807789 A JP28807789 A JP 28807789A JP H02179348 A JPH02179348 A JP H02179348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold member
upper mold
vacuum
vacuum chamber
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1288077A
Other languages
English (en)
Inventor
George D Chandley
ジョージ・ディー・チャンドリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Motors Liquidation Co
Original Assignee
Motors Liquidation Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Motors Liquidation Co filed Critical Motors Liquidation Co
Publication of JPH02179348A publication Critical patent/JPH02179348A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D18/00Pressure casting; Vacuum casting
    • B22D18/06Vacuum casting, i.e. making use of vacuum to fill the mould

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り墓上皇剋月分1 本発明は、透気性(気体透過性)の鋳型内に金属を反重
力式に(真空作用により重力に抗して)注型する技術に
関し、特に、鋳型を構成する透気性上型部材と、下型部
材とをそれらの分割平面において接着剤で結合する必要
性を排除し、かつ、注型操作中鋳型に作用する曲げ応力
に耐えることができるような態様で上型部材と、下型部
材とを結合状態に保持するようにしたことを特徴とする
真空反重力式注型する装置及び方法に関する。
の         が   しよ  と  る透気性
鋳型を使用する真空反重力式注型方法は、例えば米国特
許第4.340.108号、4,606.396号等の
先行特許に開示されている。
通常、真空反重力式注型方法は、多孔質の、透気性上型
部材と、該上型部材にそれとの水平な分割平面において
接着剤で固定された下型部材を有する鋳型を用意し、真
空室を透気性上型部材に対面させるようにして該真空室
の周囲壁の下方要部を鋳型に密封係合させ、下型部材の
底面をその下の溶融金属プールに浸漬させ、真空室を抜
気して溶融金属を下型部材のゲート通路を通して上型部
材と下型部材の間の鋳型キャビティ内へ吸上げることか
ら成る。上記米国特許第4.340.108号の方法に
おいては、鋳型の分割平面が真空室の外部に位置するよ
うにして鋳型を真空室の開口部に密封する。一方、米国
特許第4,632.171号の方法では、鋳型の分割平
面が真空室の内部に位置するように鋳型を下型部材の上
で真空室の開口部に密封する。
米国特許第4.658.880号は、下端にセルフタッ
ピンねじな有する複数の往復動自在の回転軸を鋳型の頂
面にねじ込むことによって鋳型を真空室に取付ける方法
を開示している。それらの軸を可逆モータによって回転
してそのセルフタッピンねじを螺入又は螺退させ、鋳型
を真空室に取付けたり、真空室から外したりする。セル
フタッピンねじを鋳型の取付部に螺入すると、鋳型は真
空室の開口部に密封係合させる。
「近代注型法J1983年10月号の第29〜31頁に
掲載されたG、D、チャントレーの「自動反重力式注型
法」と題する論文には、円形真空室の内側面にセルフタ
ッピンねじな設け、それらのセルフタッピンねじな円形
鋳型の外周面に螺入させることによって鋳型を真空室に
取付ける方法が開示されている。
1988年1月25日付で出願された米国特許願第14
7,863号には、複数の1字バー状の掛止部材を鋳型
の係留凹部に掛止させることによって鋳型を真空箱に取
付ける方法が開示されている。
鋳型を真空室に取付けるための上述した従来技術の取付
法を約2580cm”  (400i n” )以上の
面積を有する薄手の鋳型に適用した場合、注型操作のた
めに真空室を真空引きしたとき鋳型が真空室の内部へ弓
なりに撓む傾向がある。そのような撓みにより鋳型に亀
裂が生じ、鋳型が真空室内へ内破し、破壊されることが
ある。
上述した先行文献は、いずれも、透気性の鋳型を開示し
ており、鋳型の上型部材と下型部材とは両6者の分割平
面において接着剤により接合される。しかしながら、そ
のような接合工程は、時間がかかり、高い費用がかかる
。従って、そのような接合工程を省除すれば、真空反重
力式注型法の効率及び経済性を向上することになる。
上型部材を下型部材に接着剤で接合する必要性を排除し
、しかも鋳型の撓み即ち曲げを防止するための技法の1
つは、1988年5月25日付で出願された本出願人の
米国特許願第198,229号に開示されている。この
米国特許願に開示された技法によれば、鋳型の透気性上
型部材を被い、上型部材の上面に接触するための不透気
性又は透気性隔壁を真空室内に設け、隔壁と上型部材と
の間の空間に周囲圧未満の圧力を設定することによって
鋳型キャビティを抜気したとき、下型部材に及ぼされる
周囲圧に対抗して上型部材に周囲圧を及ぼすようにする
。それによって鋳型に差圧を作用させ、鋳型の撓みを防
止すると共に、接着剤を用いる必要なしに上型部材と下
型部材を両者の分割平面において結合状態に保持する。
しかしながら、接着剤を用いずに上型部材と下型部材を
結合状態に保持するこの技法は、下型部材の底面から鋳
型キャビティに通じる多数のゲート通路を有する、ある
種の形態の鋳型には適合しない、なぜなら、そのような
多数のゲート通路が存在すると、鋳型の内部(例えば分
割平面のところ)の真空が不十分になり、接着剤なしに
上型部材と下型部材を結合状態に保持するのに十分な負
圧を鋳型に作用させることができない場合があるからで
ある。
上型部材を下型部材に接着剤で接合す′る必要性を排除
し、しかも鋳型の撓み即ち曲げを防止するための別の技
法が、1988年6月24日付で出願された本出願人の
米国特許願書211.020号に開示されている。この
米国特許願に開示された技法によれば、鋳型の下型部材
を真空室の開口部に密封係合させた際、接着剤なしに上
型部材を下型部材に圧接して密封係合させるためのばね
手段を真空室内に設ける。
この同じ目的のための(即ち、上型部材を下型部材に接
着剤で接合する必要性を排除し、かつ、鋳型の撓み又は
曲げを防止するための)更に別の技法が、1988年6
月24日付で出願された本出願人の米国特許願第211
,023号及び211゜024号に開示されている。こ
れらの米国特許願に開示された技法によれば、鋳型を真
空室の開口部に取付けた際、上型部材と下型部材を圧接
して密封係合させるための実質的に剛性の手段を設ける
R1鵠と1拍 本発明は、上型部材を下型部材に接着剤で接合する°必
要性を排除し、しかも鋳型の撓み即ち曲げを防止するた
めの上記のような従来技術の問題点を解決することを企
図したものであり、その目的は、差圧作用により(接着
剤なしで)上型部材と下型部材を密封係合させて結合さ
せ、かつ、鋳型が真空室に取付けられ、真空室が抜気さ
れたとき鋳型の撓み又は曲げを防止するため手段を備え
た、改良された溶融金属真空反重力式注型方法及び装置
を提供することである。
本発明の他の目的は、接着剤なしで上型部材と下型部材
を密封係合させて結合させるための手段が、下型部材の
底面から鋳型キャビティに通じる多数のゲート通路を有
する型式の鋳型を含む広範囲の設計の鋳型に適用するこ
とができるようにした、改良された溶融金属真空反重力
式注型方法及び装置を提供することである。
占        る  め 上記目的を達成するために、本発明は、下部分割面と、
外側面を有し、鋳型キャビティの少なくとも一部を画定
する透気性上型部材と、該上型部材の下部分割面に係合
して分割平面を画定する上部分割面と、下方の溶融金属
に浸漬するようになされた底面を有し、該鋳型キャビテ
ィが抜気されたとき該溶融金属を該鋳型キャビティへ導
入するためのゲート通路を有する上型部材とから成る鋳
型と、該鋳型を受入れ、該鋳型に密封係合する開口部を
画定する下方端を有しており、前記透気性上型部材を通
して前記鋳型キャビティを抜気するために該上型部材の
外面に対面する真空室を画定するハウジングと、前記透
気性上型部材を通して前記鋳型キャビティを抜気するた
めに前記真空室内に周囲圧未満の圧力を設定するための
負圧設定手段と、前記分割平面において前記下型部材と
上型部材とを密封係合させるためのものであって、(1
)前記下型部材から離れて前記ハウジングの内部へ向う
前記上型部材の移動を制限するための制限手段と、(2
)該上型部材と下型部材の間に接着剤を介設する必要な
しに該分割平面において下型部材を前記上型部材に密封
係合させるのに十分な下型部材の実効面積を前記真空室
内の周囲圧未満の圧力に露呈させるために上型部材の前
記外面から下部分割面にまで上型部材を貫通して設けら
れた複数の真空通路とから成る密封係合手段とから成る
真空反重力式注型装置を提供する。
好ましい実施例では、真空室を下型部材に係合させるよ
うにし、上型部材の移動を制限するための前記制限手段
は、真空室内に周囲圧未満の圧力(負圧)が設定された
とき鋳型の撓み又は曲げを防止するのを助成する構成と
する。真空室が抜気される際下型部材から離れる方向へ
の上型部材の移動を制限するための制限手段は、上型部
材に係合するように真空室内に配置された単一又は複数
の剛性ストッパ部材、弾性ばね、又は透気性又は不透気
性隔壁等のいろいろな形態をとることができる。
上型部材に設けられる前記各真空通路は、該真空通路と
前記鋳型キャビティの間に介在する鋳型形成材料の洗体
(壁)によって鋳型キャビティから分離されており、そ
れによって、鋳型キャビティが抜気される際、該真空通
路を通しての気体の流れが阻止されるようになされる。
 本発明は、又、鋳型キャビティの少なくとも一部を画
定する透気性上型部材と、該上型部材の下部分割面に係
合して分割平面を画定する上部分割面と、下方の溶融金
属に浸漬するようになされた底面を有し、溶融金属を該
鋳型キャビティへ導入するためのゲート通路を有する上
型部材とから成る鋳型内へ溶融金属を真空反重力式に注
型するための方法において、真空室を前記透気性上型部
材の外面に対面させるように前記鋳型を外真空室の開口
部に密封し、前記真空室内に周囲圧未満の圧力を設定し
、前記真空室が抜気される際、前記下型部材から離れて
前記真空室の内部へ向う前記上型部材の移動を制限し、
前記上型部材の前記外面から下部分分割面にまで上型部
材を貫通して設けた複数の真空通路を通して、該上型部
材と下型部材の間に接着剤を介設する必要なしに該分割
平面において下型部材を前記上型部材に密封係合させる
のに十分な下型部材の実効面積を前記真空室内の周囲圧
未満の圧力に露呈させることから成る密封係合方法を提
供する。
K鳳l 第1図を参照して説明すると、本発明の一実施例による
真空反重力式注型装置は、鋳型14内へ吸上げるべき溶
融金属(「メルト」とも称する)12の容器10を備え
ている。鋳型14は、多孔質の、透気性上型部材16と
、下型部材18とから成る。下型部材は、透気性であっ
ても、不透気性であってもよい、上型部材16は、下部
分割面teaと、上向き外側面16bと、外側側面16
Cを有し、下型部材18は、上型部材16の下部分割面
16aに係合して上型部材16との間に分割平面20を
画定する上部分割面18aを有する。上型部材16と下
型部材18の間に複数の(図には2つだけが示されてい
る)鋳型キャビティ22が画定される。下型部材18の
底面18bを下方の溶融金属12に浸漬させた状態で鋳
型キャビティ22を抜気すると溶融金属が吸上げられ鋳
型キャビティへ充填される。溶融金属を導入するための
ゲート通路24は、下型部材18の下面18bからその
上の上型部材16内に少なくとも一部分が画定されてい
る各鋳型キャビティ22にまで延設されている。鋳型キ
ャビティ22及びゲート通路24の数、寸法及び間隔は
、米国特許第4、340.108号に説明されているよ
うに、注型すべき注型品のの種類及び使用される金属素
材に応じて決められる。
上型及び下型部材16.18は、周知の注型技術に従っ
て、樹脂結合砂(樹脂で結合された砂)で製造すること
ができる。即ち、砂又はそれに類する材料の粒子と結合
剤との混合物を所定の形状の金属製原模型(図示せず)
に当てて所定形状に形成し、硬化又は固化させる。原模
型は、上型部材16及び下型部材18の分割面16a、
18a及び鋳型キャビティ22を成形するための所望の
輪郭を有する。結合剤は、有機又は無機の熱硬化性又は
化学的に硬化する性質のプラスチック樹脂又はそれに類
する結合剤であってよい、結合剤は、通常、混合物全体
の約5重量%未満の少割合を占める。しかしながら、本
発明は、樹脂結合砂製鋳型に限定されるものではなく、
その他の非金属製耐火鋳型、例えば当該技術において周
知の耐熱セラミック製インベストメント鋳型(例えばア
ルミナ、ジルコン、溶融クォーツ、又はそれに類するセ
ラミック粒子と、コロシトシリカのような結合剤とから
形成されたインへストメント鋳型)を使用することもで
きる。
上型部材16と下型部材18とは、同じ材料で形成して
もよく、異なる材料で形成してもよい。
いずれにしても、上型部材16は、その上向き外面16
b及び外側側面16cに相対真空(減圧)を作用させた
とき鋳型キャビティ22から気体を排出させることがで
きる多孔質の、透気性材料で製造される。
鋳型14は、いろいろな外形(例えば円形、長方形等)
に形成することができる。特に好便で、能率的な鋳型は
、第2図に明示されているように長方形である。
第1図に示されるように、鋳型14は、真空ハウジング
(以下、単に「ハウジング」とも称する)32の開口部
30に密封状態に受容され、それによつてハウジング3
2は、透気性上型部材16の上向き外側面16b及び外
側側面16Cに対面する真空室34を画定する。真空室
34は、ハウジング32の上端壁(天井)40に密封接
続された導管38を通して真空源36に連通されており
、下型部材18の底面18bを溶融金属12内に浸漬さ
せた状態で透気性上型部16を通して鋳型キャビティ2
2を抜気(真空引き)し、底部ゲート通路24を通して
溶融金属12を吸上げることができる。
ハウジング32の開口部30は、該ハウジングの上端壁
40から垂下した周囲壁46の下方要部又は下方端部4
2と、該下方端部に固定された圧縮自在の密封ガスケッ
ト50によって画定される。上述した各先行米国特許又
は米国特許願に記載されているような適当な手段を用い
て、密封ガスケット50をハウジングの下方端42と下
型部材18の上面との間に圧縮させた状態で鋳型14を
真空室34の開口部30内に保持する。
例えば、上述した米国特許願第211,020号に開示
されているように、鋳型14は、L字形フック72を有
するハンガー70によって懸吊することかできる0作動
においては、まず、ハンガー70によって鋳型を懸吊し
、真空ハウジング32を下降させてハウジングの開口部
30を下型部材18に密封係合させる。このようにして
結合された鋳型14とハウジング32を第1図に示され
る注型部署へ運び、注型部署において下型部材18の底
面18bをメルト12内に浸漬させ、真空室34を抜気
して周知の態様で反重力式注型を行う。
本発明によれば、第1図の注型部署において反重力式注
型を行うために真空室34を抜気すると、下型部材18
が上方へ押圧されて分割平面20において上型部材16
に密封係合し、鋳型キャビティ22に溶融金属12が充
填される過程で分割平面20から溶融金属が漏出するの
を防止するようにする。即ち、真空室34を抜気すると
、上型部材16の上面18bがハウジング32の天井4
0から垂下させた複数の剛性の細長い円筒形又はその他
の形状のストッパ部材80に衝接係合せしめられ、それ
と同時に、下型部材18が上方へ押圧され、その上面1
8aが、ストッパ部材80との係合により下型部材から
離れる方向(上方)への移動を阻止されている上型部材
16の下部分割面16aに密封係合する(第1図)よう
にする、この目的のために、上型部材16の上面16b
から下部分割面16aにまで上型部材を貫通する複数の
真空通路82を水平方向に間隔をおいて穿設し、それに
よって、上型部材16と下型部材18の間に接着剤を介
設する必要なしに分割平面20において下型部材18を
上型部材16との密封係合状態へ押圧するのに十分な下
型部材18の上面18aの実効面積を真空室34内の周
囲圧未満の圧力に露呈させるようにする。
各真空通路82は、開口上端82aと、鋳型の分割平面
20のところで下型部材18上に終端する開口下端82
bを有し、上型部材16の鋳型形成材料の壁又は洗体1
6dによって鋳型キャビティ22から水平方向に分離さ
れている。従って、真空通路82は、鋳型キャビティ2
2に直接連通することがなく、各真空通路82と鋳型キ
ャビティ22との間に鋳型形成材料の洗体16dという
障害物が存在するので、真空室34を抜気する際真空通
路82内への気体の流入が実質的に防止される。その結
果として、真空室34内に設定された周囲圧未満の圧力
(負圧)を真空通路82内、及び、下型部材18の上面
18aの露出面上にも維持することができる。当業者に
は明らかなように、上型部材16に形成する真空通路8
2の断面積、個数、形状及び間隔(分布)は、所定の真
空度、及びゲート通路24及び鋳型キャビティ22の所
定の個数及び大きさに対して、下型部材18を分割平面
20において上型部材16に密封係合させるのに必要と
される、下型部材18の最少限の実効面積を真空室34
内の負圧に露呈させるために必要に応じて選定すること
ができる。一般的にいえば、真空室34内の真空に露呈
される下型部材の上面18aの面積が大きければ大きい
程、下型部材を上型部材に引付ける真空力が大きくなる
。下型部材の上面18aの所要露呈面積の大きさは、上
型部材16において占める鋳型キャビティ22の表面積
及び上型部材の厚みだけでなく、下型部材18の重量に
よっても左右される。第2図は、真空通路82の特定の
分布を示す。
真空通路82は、第1.2図では上型部材16の上向き
外側面16aから下面16aまで延長したものとして示
されているが、下型部材18の必要最少限の実効面積を
真空室34内の負圧に露呈させるように上型部材16の
外側側面16cから下面16aへ延長させてもよい。
当業者には明らかなように、剛性ストッパ部材80は、
真空室34が抜気されたとき鋳型がハウジング32内へ
撓むのを防止する。ストッパ部材80は、ハウジングの
天井40井出はなく、ハウジングの周壁46に固定して
もよい、あるいは、ストッパ部材をハウジング32の天
井に係合するように上型部材16の上面から突出した直
立突起(図示せず)として形成することもできる。ただ
し、ストッパ部材80は、ハウジングの天井から垂下さ
せ、上型部材16の、鋳型キャビティ22の存在しない
部分の上面16bに係合するようにすることが好ましい
第3図は、第1図のものと類似しているが、下型部材1
8から離れる方向への上型部材16の移動を制限するた
めの手段として、剛性ストッパ部材80の代りにコイル
ばねから成るばねストッパ部材lOOを設けた点で異な
る本発明の別の実施例を示す、各ばねストッパ部材10
0は、ハウジング32の天井40に付設されたボス33
から懸吊され、下端には上型部材16の上面16bに係
合する足部35を有する0足部35は、上型部材16の
上面16bに食込まないように力を分散する働きをする
。ばねストッパ部材100は、剛性のストッパ部材80
とほぼ同様の態様で機能するが、鋳型製造工程において
生じる各鋳型間の寸法や平面どのばらつきに適応するこ
とができるという利点がある。
第4図は、本発明の更に別の実施例を示す、この実施例
では、下型部材18から離れる方向への上型部材16の
移動を制限するための手段として、剛性ストッパ部材8
0やばねストッパ部材100の代りに、不遇気性の隔壁
102をハウジング32内に配置する。詳述すれば、不
遇気性の隔壁102は、ハウジング32の周囲壁46に
例えばリベット103によって固定し、上型部材16の
上面16bを被い、該上面の輪郭に追従する形状とする
。隔壁102と上型部材16の上面16bとの間に複数
の互いに離隔した接触部108を設定するように、隔壁
102の内側面102aに複数の突起104を間隔をお
いて突設し、それらの突起104を上面16bに係合さ
せる。これらの複数の突起104は、隔壁102と上型
部材16の上面16bとの間に真空室110を画定する
。真空室110は、隔壁102に密封接続され、ハウジ
ング32の上端壁(天井)40を貫通して延長した真空
導管38を通して真空源36に連通されており、抜気さ
れるようになされている。ハウジング32を単一又は複
数の孔116を通して周囲圧に通気させることによって
隔壁102の上方のハウジング32内に周囲圧を設定す
る。
真空室110が第4図の注型部署で抜気されると、上型
部材16の上面16bから下面leaにまで貫通した複
数の真空通路82が、鋳型の分割平面20において下型
部材18の上述した最少限の実効面積を真空室110内
の周囲圧未満の圧力に直接露呈させ、一方、隔壁102
の上方の周囲圧は、溶融金属12を通して下型部材18
の底面18bに伝えられる周囲圧に対抗して、突起10
4により上型部材16に伝達される。かくして、上型部
材16と下型部材18を接合剤なしで結合状態に保持す
るのに十分な差圧が鋳型14に及ぼされる。第4図に例
示した不透過性隔壁102及びハウジング32の代りに
、上述した米国特許第願第198.229号に教示され
ているような透過性隔壁(図示せず)及び異なる形態の
ハウジングを用いることもできる。
1里効1 以上の説明から明らかなように、本発明は、接着剤を必
要とすることなく上型部材16と下型部材18を両者の
分割平面20において密封係合させ、しかも、鋳型14
が真空ハウジング32の内部へ撓むのを防止するための
改良された装置及び方法を提供する。このように上型部
材16と下型部材18を両者の分割平面20において接
着剤で接合する必要性を排除することにより、当業者に
は明らかなように鋳型14を製造するためのコスト及び
時間を大幅に削減することができる。
本発明は、上述した各実施例の構造及び形態に隔置され
るものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱するこ
となく、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな
変更及び改変を加えることができることを理解されたい
【図面の簡単な説明】
第1図、3図及び4図は、本発明の真空反重力式注型装
置のそれぞれ異なる実施例の縦断面図である。第2図は
、第1図線2−2に沿ってみた平面図である。 lO:溶融金属の容器 12:溶融金属 14:鋳型 16:透気性上型部材 16a:下部分割面 16b:上向き外側面 16c:外側側面 18:下型部材 18a:上部分割面 18b=底面 20:分割平面 22:鋳型キャビティ 24:ゲート通路 30:開口部 32:真空ハウジング 33:真空ハウジング 34:真空室 36:空真空源 38:真空導管 40:上方端壁又は天井 42:下方端 46:周囲壁 80:剛性ストッパ部材 82:真空通路 100:ばねストッパ部材 102:不透気性隔壁 104:突起 110:真空室 FIG1 FIG、2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶融金属を真空反重力式に注型するための装置であ
    って、 (a)溶融金属を受容するためのものであ って、(1)下部分割面と、外側面を有し、鋳型キャビ
    ティの少なくとも一部を画定する透気性上型部材と、(
    2)該上型部材の下部分割面に係合して分割平面を画定
    する上部分割面と、下方の溶融金属に浸漬するようにな
    された底面を有し、該鋳型キャビティが抜気されたとき
    該溶融金属を該鋳型キャビテイへ導入するためのゲート
    通路を有する上型部材とから成る鋳型と、 (b)該鋳型を受入れ、該鋳型に密封係合 する開口部を画定する下方端を有しており、前記透気性
    上型部材を通して前記鋳型キャビティを抜気するために
    該上型部材の外面に対面する真空室を画定するハウジン
    グと、 (c)前記透気性上型部材を通して前記鋳 型キャビティを抜気するために前記真空室内に周囲圧未
    満の圧力を設定するための負圧設定手段と、 (d)前記分割平面において前記下型部材 と上型部材とを密封係合させるためのものであって、(
    1)前記下型部材から離れて前記ハウジングの内部へ向
    う前記上型部材の移動を制限するための制限手段と、(
    2)該上型部材と下型部材の間に接着剤を介設する必要
    なしに該分割平面において下型部材を前記上型部材との
    密封係合状態へ押圧するのに十分な下型部材の実効面積
    を前記真空室内の周囲圧未満の圧力に露呈させるために
    上型部材の前記外面から下部分割面にまで上型部材を貫
    通して設けられた複数の真空通路とから成る密封係合手
    段と、 から成る真空反重力式注型装置。 2、溶融金属を真空反重力式に注型するための装置であ
    つて、 (a)溶融金属を受容するためのものであ って、(1)下部分割面と、外側面を有し、鋳型キャビ
    ティの少なくとも一部を画定する透気性上型部材と、(
    2)該上型部材の下部分割面に係合して分割平面を画定
    する上部分割面と、下方の溶融金属に浸漬するようにな
    された底面を有し、該鋳型キャビティが抜気されたとき
    該溶融金属を該鋳型キャビテイへ導入するためのゲート
    通路を有する上型部材とから成る鋳型と、 (b)該鋳型を受入れ、該鋳型に密封係合 する開口部を画定する下方端を有しており、前記透気性
    上型部材を通して前記鋳型キャビティを抜気するために
    該上型部材の外面に対面する真空室を画定するハウジン
    グと、 (c)前記透気性上型部材を通して前記鋳 型キャビティを抜気するために前記真空室内に周囲圧未
    満の圧力を設定するための負圧設定手段と、 (d)前記分割平面において前記下型部材 と上型部材とを密封係合させるためのものであって、(
    1)前記下型部材から離れて前記ハウジングの内部へ向
    う前記上型部材の移動を制限するために該ハウジング内
    に設けられた制限手段と、(2)該上型部材と下型部材
    の間に接着剤を介設する必要なしに該分割平面において
    下型部材を前記上型部材との密封係合状態に押圧するの
    に十分な下型部材の実効面積を前記真空室内の周囲圧未
    満の圧力に露呈させるために上型部材の前記外面から下
    部分割面にまで上型部材を貫通して設けられた複数の真
    空通路とから成る密封係合手段と、 から成る真空反重力式注型装置。 3、前記制限手段は、前記上型部材に係合するように前
    記ハウジング内に設けられたストッパから成るものであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の真空
    反重力式注型装置。 4、前記ストッパは、前記上型部材の外面の上方に位置
    し、該外面に係合するようになされていることを特徴と
    する特許請求の範囲第2項に記載の真空反重力式注型装
    置。 5、前記ストッパは、前記ハウジングに固定された複数
    の剛性のストッパ部材から成るものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第4項に記載の真空反重力式注型装
    置。 6、前記ストッパ部材は、前記ハウジングの天井から垂
    下させたものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    5項に記載の真空反重力式注型装置。 7、前記ストッパは、前記ハウジングに固定された複数
    のばね部材から成るものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第4項に記載の真空反重力式注型装置。 8、前記ばね部材は、前記ハウジングの天井から垂下さ
    せたものであることを特徴とする特許請求の範囲第7項
    に記載の真空反重力式注型装置。 9、前記制限手段は、前記上型部材を前記下型部材に向
    けて押圧するように該上型部材に周囲圧を作用させるた
    めに該上型部材を被うようにして前記ハウジング内に設
    けられた隔壁から成るものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第3項に記載の真空反重力式注型装置。 10、前記真空通路は、前記上型部材の上向き外面から
    下部分割面にまで該上型部材を貫通して設けられたもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    真空反重力式注型装 置。 11、前記各真空通路は、該真空通路と前記鋳型キャビ
    ティの間に介在する鋳型形成材料の塊体によって該鋳型
    キャビティから分離されており、それによって、該鋳型
    キャビティが抜気される際、該真空通路を通しての気体
    の流れが阻止されるようになされていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項に記載の真空反重力式注型装置
    。 12、鋳型キャビティの少なくとも一部を画定する透気
    性上型部材と、該上型部材の下部分割面に係合して分割
    平面を画定する上部分割面と、下方の溶融金属に浸漬す
    るようになされた底面を有し、溶融金属を該鋳型キャビ
    テイへ導入するためのゲート通路を有する上型部材とか
    ら成る鋳型内へ溶融金属を真空反重力式に注型するため
    の方法において、 (a)真空室を前記透気性上型部材の外面 に対面させるように前記鋳型を外真空室の開口部に密封
    し、 (b)前記真空室内に周囲圧未満の圧力を 設定し、 (c)前記真空室が抜気される際、前記下 型部材から離れて前記真空室の内部へ向う前記上型部材
    の移動を制限し、 (d)前記上型部材の前記外面から下部分 割面にまで上型部材を貫通して設けた複数の真空通路を
    通して、該上型部材と下型部材の間に接着剤を介設する
    必要なしに該分割平面において下型部材を前記上型部材
    との密封係合状態へ押圧するのに十分な下型部材の実効
    面積を前記真空室内の周囲圧未満の圧力に露呈させるこ
    とから成る密封係合方法。 13、前記上型部材の移動の制限は、該上型部材を前記
    真空室内に設けたストッパに係合させることによって行
    うことを特徴とする特許請求の範囲第12項に記載の密
    封係合方法。 14、前記上型部材の移動の制限は、前記上型部材を前
    記下型部材に向けて押圧するように該上型部材に周囲圧
    を作用させることによって行うことを特徴とする特許請
    求の範囲第12項に記載の密封係合方法。 15、前記真空通路は、前記上型部材の上向き外面から
    下部分割面にまで該上型部材を貫通して設けることを特
    徴とする特許請求の範囲第12項に記載の密封係合方法
    。 16、前記各真空通路は、該真空通路と前記鋳型キャビ
    ティの間に介在する鋳型形成材料の塊体によって該鋳型
    キャビティから分離されるように前記上型部材を貫通し
    て形成し、それによって、前記真空室に周囲圧未満の圧
    力が設定される際、該真空通路を通しての気体の流れが
    阻止されるようにすることを特徴とする特許請求の範囲
    第12項に記載の密封係合方法。
JP1288077A 1988-11-23 1989-11-07 真空反重力式注型方法及び装置 Pending JPH02179348A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/275,408 US4862946A (en) 1988-11-23 1988-11-23 Vacuum countergravity casting apparatus and method
US275408 1988-11-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02179348A true JPH02179348A (ja) 1990-07-12

Family

ID=23052163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1288077A Pending JPH02179348A (ja) 1988-11-23 1989-11-07 真空反重力式注型方法及び装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4862946A (ja)
EP (1) EP0370251B1 (ja)
JP (1) JPH02179348A (ja)
BR (1) BR8905913A (ja)
CA (1) CA2000868A1 (ja)
DE (1) DE68901030D1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5035277A (en) * 1991-01-25 1991-07-30 General Motors Corporation Counter gravity casting apparatus
US5062466A (en) * 1991-05-10 1991-11-05 General Motors Corporation Countergravity casting apparatus and method
US8312913B2 (en) * 2005-02-22 2012-11-20 Milwaukee School Of Engineering Casting process
WO2012092244A2 (en) 2010-12-29 2012-07-05 Android Industries Llc Working tank with vacuum assist

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4606396A (en) * 1978-10-02 1986-08-19 Hitchiner Manufacturing Co., Inc. Sand mold and apparatus for reduced pressure casting
US4340108A (en) * 1979-09-12 1982-07-20 Hitchiner Manufacturing Co., Inc. Method of casting metal in sand mold using reduced pressure
JPS59232661A (ja) * 1983-06-15 1984-12-27 Hitachi Metals Ltd 鋳造法
US4632171A (en) * 1984-09-26 1986-12-30 General Motors Corporation Counter-gravity casting mold
US4641703A (en) * 1985-11-27 1987-02-10 General Motors Corporation Countergravity casting mold and core assembly
US4616691A (en) * 1985-12-09 1986-10-14 General Motors Corporation Countergravity casting apparatus
US4658880A (en) * 1985-12-09 1987-04-21 General Motors Corporation Countergravity casting apparatus
US4745962A (en) * 1987-07-27 1988-05-24 General Motors Corporation Countergravity casting apparatus
US4828011A (en) * 1988-06-24 1989-05-09 General Motors Corporation Countergravity casting apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
CA2000868A1 (en) 1990-05-23
DE68901030D1 (de) 1992-04-23
EP0370251A3 (en) 1990-09-19
EP0370251B1 (en) 1992-03-18
BR8905913A (pt) 1990-06-12
US4862946A (en) 1989-09-05
EP0370251A2 (en) 1990-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3825058A (en) Mold prepared by vacuum sealed molding process
JP4352397B2 (ja) 減圧鋳型造型の注湯方法
JPH0249823B2 (ja)
JPS62161440A (ja) 反重力式鋳造装置
JPH02179348A (ja) 真空反重力式注型方法及び装置
US5256366A (en) Method of molding fiberglass
JPH0260428B2 (ja)
JP2938946B2 (ja) 粉状物充填真空室を使用する反重力式注型方法
US4848439A (en) Method of countergravity casting
JPH0220653A (ja) 真空反重力式注型方法及び装置
JPH0647754A (ja) 鋳込成形用の簡易成形型
US5257658A (en) Handy casting chamber
JPH0818306B2 (ja) 鋳込み用成形型の造型方法
JPH0534103B2 (ja)
JPS5829543A (ja) 鋳型製造法
JPS6261377B2 (ja)
JPH07223046A (ja) 減圧造型用鋳枠
JPS63296905A (ja) コンクリ−ト製の成形型の製造方法
JPS6239059B2 (ja)
JPS60162606A (ja) 樹脂製品用成形型の製造方法
JPS6021147A (ja) ガス硬化式鋳型造型装置
JPH0462521B2 (ja)
JPH02303669A (ja) シェル鋳型による吸引鋳造方法
JPH06218711A (ja) 焼結原形体造形用の鋳込型製造方法
JPS6440167A (en) Metal casting device