JPH0462521B2 - - Google Patents

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JPH0462521B2
JPH0462521B2 JP61113318A JP11331886A JPH0462521B2 JP H0462521 B2 JPH0462521 B2 JP H0462521B2 JP 61113318 A JP61113318 A JP 61113318A JP 11331886 A JP11331886 A JP 11331886A JP H0462521 B2 JPH0462521 B2 JP H0462521B2
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JP
Japan
Prior art keywords
molding
original
shielding member
mold
frame
Prior art date
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Application number
JP61113318A
Other languages
English (en)
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JPS62268603A (ja
Inventor
Katsuji Uchimura
Hitoaki Asai
Takehiko Matsumoto
Hiroyuki Ishiguro
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sintokogio Ltd
Original Assignee
Sintokogio Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はセラミツクス粉末、あるいは金属・非
金属粉末から形状が複雑な焼結用原形体を成形す
るのに好適な方法に関する。
(従来の技術) 従来、例えばセラミツクス粉末から焼結用原形
体を成形するのに用いられている方法の一つに泥
しよう鋳込法、すなわち石膏型にセラミツクスス
ラリーを注入し、スラリー溶媒を石膏に吸いとら
せて原形体を得る方法がある。ところで前記石膏
型内の原形体は強度が弱く、また乾燥するにつれ
て収縮し、型に抱きついてしまうこともあり、こ
のため形状が複雑な原形体の場合は石膏型からの
離型の際、型崩れを起しやすい。
(発明の目的) 本発明は上記のような事情に鑑みてなされたも
のであり、形状が複雑な原形体であつても型崩れ
することなく離型可能な焼結用原形体の成形方法
を提供せんとするものである。
(発明の構成) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明すると、第1図において1は上面及び下面
を連通開口して形成された長方形状の造型枠体
で、該造型枠体1の周側部には隔板2を介して通
気路3が形成されている。該隔板2には多数の透
孔4がほぼ等間隔で万べんなく貫通穿設されてい
ると共に、その内周面には通気性の多孔板5が取
付けられている。該造型枠体1の一外壁には通気
路3に連通する通気口6が貫通穿設されており、
該通気口6はホース7を介して図示しない吸引装
置に連通接続している。
つぎに8は木などから成る原形部材で、該原形
部材8の上面には成形面9が形成されていると共
に、該成形面9の一側部にはスラリー流路用突条
11が形成されている。更に前記原形部材8内に
は中空室12が形成されていると共に、前記成形
面9に該中空室12に連通した複数の通気孔13
が穿設され、該中空室12の一端部には外部に通
じる連通孔14が設けられている。該連通孔14
はホース15を介して図示しない吸引装置に連通
接続している。
(作用) このように構成されたものにおいて、まず第1
図に示すように原形部材8の成形面9に、水溶性
のポリビニールアルコールから成る厚さ30ミクロ
ン程度の膜状の遮蔽部材17を加熱しつつ添装す
る。
そして原形部材8側の吸引装置を作動させて連
通孔14から中空室12及び各通気孔13を介し
て原形部材8の成形面9側の空気を吸引しながら
成形面9に設けた遮蔽部材17を原形部材8の成
形面9に沿つて吸引密着し、遮蔽部材17を原形
部材8の成形面9及び該成形面9に設けたスラリ
ー流路用突条11と同形状に成形する。
ついで遮蔽部材17の表面に、多孔質骨材であ
る粒径が数ミクロンの珪藻土を主体とし、これに
黒鉛と溶媒としてのエチルアルコールを加えて成
る塗型剤を塗布して多孔質の塗型層18を形成す
る。そして原形部材8の遮蔽部材17を有する成
形面9側に造型枠体1を載置・固定し、そして該
造型枠体1内に上方から珪砂などの粒子状物から
成る充填材19を充填し、バイブレータ(図示せ
ず)によつて造型枠体1及び原形部材8を一体的
に振動させ、充填材19を固く充填する。
ついで、造型枠体1の上面を非通気性の合成樹
脂フイルムから成る蓋体21で覆うと共に、造型
枠体1側の吸引装置を動作させると、造型枠体1
の内周面に設けた多孔板5を通じて造型枠体1内
を抜気すると共に、該空気を多孔板5、隔板2の
透孔4、通気路3、通気口6を通じて吸引し、造
型枠体1内を負圧にして遮蔽部材17及び蓋体2
1を充填材19側に吸いつけ、充填材19の各粒
子が相対的に移動できないようにする。これによ
つて充填材19、塗型層18及び遮蔽部材17に
て原形部材8の成形面9と同形状の造型面22を
形成する。
そして造型枠体1側の吸引装置の吸引動作を持
続したまま原形部材8側の吸引装置の作動を停止
すると共に、連通孔14から中空室12及び各通
気孔13を介して原形部材8の成形面9側を大気
に連通させた状態で原形部材8を造型枠体1から
取り外すと、前記造型面22は造型枠体1側に保
持された状態で原形部材8の成形面9より離型さ
れる。そして該造型枠体1を負圧状態のまま第2
図に示すように上下に対設し、被成形体と同形状
のキヤビテイ23及びその一端がキヤビテイ23
に開口すると共にその他端が造型枠体1の外壁に
開口するスラリー流路24を形成する。
しかる後、その基端がセラミツクススラリー2
5の貯槽26の底部開口に連通接続する注入筒2
7の先端を前記スラリー流路24に挿入し、セラ
ミツクススラリー25を前記キヤビテイ23へ注
入する。該セラミツクススラリー25は、実施例
では、0.5ミクロンのアルミナ粉末100部に対し、
ポリビニールアルコール及びワツクスをエマルジ
ヨンにしたバインダー1.0部(有機固形分として)
及び水20部を配合したものから成つており、該セ
ラミツクススラリー25中の水は造型面22の遮
蔽部材17に接触してこれを溶解し、更に塗型層
18及び充填材19に吸収され、その結果、キヤ
ビテイ23内にはスラリー骨材より成るセラミツ
クスの原形体28が形成される。
このような状態で所定時間放置し、原形体28
を所定の硬さになるまで乾燥・固化させる。しか
る後、前記造型枠体1側の吸引装置の作動を停止
して該枠体1内の負圧状態を解除すると、充填材
19の各粒子の移動が自由になり、造型面22が
崩壊する。
しかる後、充填材19を排除して造型枠体1内
より原形体28を取り出し、これを焼成すると塗
型層18及び該層18の外周面付近の充填材19
が前記バインダーによつて固化されて成る穀29
が焼失・除去され、所望形状で肌が滑らかなセラ
ミツクス焼結体が得られる(第3図参照)。
なお実施例ではスラリー溶媒として水を使用
し、遮蔽部材として水溶性のポリビニールアルコ
ールの薄膜を使用したが、その他にスラリー溶媒
としてトルエン、メチレンクロライド等を使用
し、遮蔽部材としてポリスチレン・アセテート等
の薄膜を使用してもよい。
なお実施例では遮蔽部材をスラリー溶媒で溶解
可能な合成樹脂膜で形成し、原形部材に吸着成形
するものを示したが、最初から膜状の遮蔽部材で
なくても、例えば原形部材の成形面にシリコンな
どの離型剤を塗布した後、遮蔽部材の原料として
の液状の合成樹脂に塗型剤の原料としての多孔質
骨材を加えたものをハケ塗り又はスプレーなどに
よつて塗布し、これを固化して実質的に膜状にし
て成形面と同形状の遮蔽部材を形成してもよい。
また実施例では、遮蔽部材の表面に塗型層を形
成しているが、充填材として微粒の骨材を用いれ
ば、塗型層を形成しなくても肌が滑らかな製品が
得られる。
また実施例の方法は、セラミツクスのみなら
ず、金属・非金属を用いた粉末治金に適用しても
同等の効果が得られる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明は原形
部材の成形面にスラリー溶媒により溶解可能な非
通気性の遮蔽部材の前記原形部材に対して反対側
に造型枠体を載置し、該造型枠体内に粒子状物を
充填し、該粒子状物の上面を密閉して造型枠体内
を負圧にして前記遮蔽部材を該粒子状物側に吸着
し、ついで前記原形部材を遮蔽部材から離形して
造型面を有する型を造型し、該型を同様にして造
型したもう一つの型と型合せしてキヤビテイを形
成し、該キヤビテイ内に焼結用原料に溶媒を加え
て成るスラリーを注入し、しかる後、前記造型枠
体内の負圧状態を解除して造型面を崩壊させるよ
うにしたので、スラリー中の溶媒は遮蔽部材を溶
解して速やかに粒子状物に吸収されると共に、キ
ヤビテイ内の原形体は乾燥により収縮する際、型
に抱きつくことがなく、また強度が弱い原形体で
あつても型崩れすることなく型から取り出すこと
ができる。従つて本発明は形状が複雑な原形体の
成形に最適である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は造型
面成型時の断面図、第2図はキヤビテイを成形し
た状態の断面図、第3図は造型枠体から取り出さ
れた原形体の断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原形部材8の成形面9にスラリー溶媒により
    溶解可能な非通気性の遮蔽部材17を密着し、該
    遮蔽部材17の前記原形部材8に対して反対側に
    造型枠体1を載置し、該造型枠体1内に粒子状物
    19を充填し、該粒子状物19の上面を密閉して
    造型枠体1内を負圧にして前記遮蔽部材17を該
    粒子状物19側に吸着し、ついで前記原形部材8
    を遮蔽部材17から離形して造型面22を有する
    型を造型し、該型を同様にして造型したもう一つ
    の型と型合せしてキヤビテイ23を形成し、該キ
    ヤビテイ23内に焼結用原料に溶媒を加えて成る
    スラリー25を注入し、しかる後、前記造型枠体
    1内の負圧状態を解除することを特徴とする焼結
    用原形体の成形方法。
JP11331886A 1986-05-16 1986-05-16 焼結用原形体の成形方法 Granted JPS62268603A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01210306A (ja) * 1988-02-19 1989-08-23 Sintokogio Ltd スラリー状材料成形用型およびその製造方法
JP2547065B2 (ja) * 1988-03-26 1996-10-23 新東工業株式会社 セラミックス成形体の成形方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51135922A (en) * 1975-02-18 1976-11-25 Asahi Glass Co Ltd Method of molding cement materials

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