JP4352198B2 - ゴム組成物および架橋物 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電子写真装置の導電性ローラのようなOA機器の導電性ゴム部品に適切な半導電性ゴム組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
静電式複写機、レーザープリンター、ファクシミリなどの種々の電子写真装置には、導電性ローラを始めとする各種導電性ゴム部品が使用されている。導電性ゴム部材は、従来、導電性物質をゴム中に分散することによって、体積固有抵抗値を10〜1015Ω・cmの範囲にまで低下させて製造されている。ゴムとしては、シリコーン系ゴム、ウレタン系ゴム、エチレンプロピレン系ゴム、ポリエーテル系ゴムなどが、導電性物質としては広くカーボンブラックが使用されている。
【0003】
カーボンブラックは、粒径が小さいものほど体積抵抗値を低下させる効果が大きいので、通常、粒径が45nm以下のものが使用されている。このような粒径が小さいカーボンブラックを使用した場合、カーボンブラックの添加量を増やすほど、ゴムの体積固有抵抗値が低下し、体積固有抵抗値が104Ω・cm以下の導電性ゴム組成物を容易に調製できる。
【0004】
しかし、混練時の損失などによって生じるカーボンブラック含有量のわずかな差や、射出成形、押出成形などの加工において生じるゴムの状態またはカーボンブラックの分散のわずかなムラなどによってゴム組成物の体積固有抵抗値は大きく変動する。そのため、静電対策用などに求められる体積固有抵抗値が105〜1010Ω・cmの中抵抗領域の導電性を有するゴム組成物は、電気的均一性に劣るという問題を有していた。すなわち、同一成形品内部および成形品間の体積固有抵抗値のバラツキが大きくなるという問題があり、安定した品質で量産することが困難であった。
【0005】
一方、粒径が大きいカーボンブラックを使用して中抵抗領域の導電性を有するゴム組成物を調製すると、ゴム組成物の電気的均一性を改善することができる。しかし、このようなカーボンブラックを用いて、中抵抗領域のゴム組成物を調製するためには、多量のカーボンブラックが必要であり、得られた架橋物は加工性に劣り、用途が限られていた。
【0006】
この問題に対して、平均粒径が80nm以上のものと平均粒径が30nm以下ものとの2種類のカーボンブラックを4:1〜1:4の重量比で併用することが提案されている(特開平8−127675号公報)。しかし、この導電性ゴム組成物での電気的均一性が不十分な場合があった。
【0007】
導電性ゴム部材として、電気的均一性に優れたポリエーテル系ゴムを、カーボンブラックなどを配合しないで用いることも検討されている。しかし、ポリエーテル系ゴムは、吸湿などによって導電性が変動するため、得られた環境条件による架橋物の体積固有抵抗値の変動が大きいという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、環境条件による体積固有抵抗値の変動が小さく、また、中抵抗領域の体積固有抵抗値を有する電気的均一性に優れた架橋物およびその架橋物の材料となるゴム組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、ポリエーテル系ゴムと特定の体積固有抵抗値を有するゴムとを含有するゴム成分に、特定の二種類の導電性付与剤を組み合せて配合すれば、環境条件による体積固有抵抗値の変動が小さく、中抵抗領域の体積固有抵抗値を有する電気的均一性に優れた架橋物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
かくして本発明によれば、(1)エチレンオキシド(a1)単位75〜97モル%およびこれと共重合可能なオキシラン化合物(a2)単位3〜25モル%から成り、ハロゲン化炭化水素基または不飽和炭化水素基である反応性官能基を有するオキシラン化合物(a’)単位が1〜13モル%であるポリエーテル系ゴム(1−A)5〜60重量%、およびポリエーテル系ゴム(1−A)以外であって体積固有抵抗値が1012Ω・cm以下の、分子中にエーテル結合、エステル結合あるいはニトリル基を有するゴム(1−B)95〜40重量%を含有するゴム成分100重量部に、(2)DBP吸油量140cm3/100g以上、平均粒子径50nm以下のカーボンブラック2〜20重量部、(3)DBP吸油量60cm3/100g以下、平均粒子径70nm以上のカーボンブラック20〜100重量部および/または体積固有抵抗値10〜105Ω・cmの金属酸化物10〜200重量部を配合してなるゴム組成物が提供される。また、本発明によれば、さらに架橋剤0.3〜5重量部を含有するゴム組成物、及び該ゴム組成物を架橋してなる架橋物が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
ゴム成分(1)は、ポリエーテル系ゴム(1−A)5〜70重量%およびポリエーテル系ゴム(1−A)以外のゴムであって体積固有抵抗値が1012Ω・cm以下のゴム(1−B)95〜30重量%を含有するものである。
本発明に用いるゴム成分(1)は、ポリエーテル系ゴム(1−A)5〜60重量%およびポリエーテル系ゴム(1−A)以外のゴムであって体積固有抵抗値が10 12 Ω・cm以下のゴム(1−B)95〜40重量%を含有するものである。
【0012】
ポリエーテル系ゴム(1−A)は、エチレンオキシド(a1)単位70〜99モル%およびこれと共重合可能なオキシラン化合物(a2)単位30〜1モル%からなり、反応性官能基を有するオキシラン単量体(a’)単位が15モル%以下のものである。本発明に用いるポリエーテル系ゴム(1−A)は、エチレンオキシド(a1)単位75〜97モル%およびこれと共重合可能なオキシラン化合物(a2)単位25〜3モル%からなり、ハロゲン化炭化水素基または不飽和炭化水素基である反応性官能基を有するオキシラン単量体(a’)単位が1〜13モル%のものである。
【0013】
ポリエーテル系ゴム(1−A)中のエチレンオキシド(a1)単位の含有量は、70〜99モル%、好ましくは75〜97モル%、より好ましくは80〜95モル%である。エチレンオキシド(a1)単位の含有量が少なすぎると、架橋物の体積固有抵抗値が大きくなり、逆に多すぎると、架橋物の硬度が高くなったり、体積固有抵抗値の環境変動が大きくなったりする。本発明では、エチレンオキシド(a1)単位の含有量は、75〜97モル%である。
【0014】
本発明においては、エチレンオキシド(a1)と共重合可能なオキシラン単量体(a2)は、エチレンオキシド(a1)の四つの水素の一つ以上が飽和炭化水素基、不飽和炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基などで置換された構造を有する化合物である。具体的には、プロピレンオキシド、1,2−エポキシブタン、2,3−エポキシブタンなどの直鎖飽和炭化水素基置換エチレンオキシド、1,2−エポキシ−イソブタン、1,2−エポキシ−3−メチル−ペンタンなどの分岐型飽和炭化水素基置換体、1,2−エポキシシクロペンタン、1,2−エポキシシクロヘキサンなどの環状飽和炭化水素基置換エチレンオキシドなどの飽和炭化水素基アルキレンオキシド単量体;エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリン、β−メチルエピクロロヒドリンなどのエピハロヒドリン単量体;アリルグリシジルエーテル、ブテニルグリシジルエーテルなどのアルケニルグリシジルエーテル単量体、3,4−エポキシ−1−ブテン、1,2−エポキシ−5−ヘキセン、1,2−エポキシ−9−デセンなどのアルケニルエポキシド単量体、スチレンオキシド、フェニルグリシジルエーテルなどのアリールエポキシド単量体などの不飽和エポキシド単量体;などが挙げられる。
【0015】
ポリエーテル系ゴム(1−A)中の単量体(a2)単位含有量は、1〜30モル%、好ましくは3〜25モル%、より好ましくは5〜20モル%である。単量体(a2)単位の含有量が少なすぎると架橋物の硬度が高くなったり、体積固有抵抗値の環境変動が大きくなったりする。逆に多すぎると、体積固有抵抗値が十分に小さくならない。本発明では、単量体(a2)単位含有量は、3〜25モル%である。
【0016】
また、反応性官能基を有する単量体(a’)は、前記単量体(a2)の内、ゴム(1−A)中で架橋部位となる単量体であり、エチレンオキシドの水素の少なくとも一つが飽和炭化水素基以外の置換基で置換されたものである。具体的には、エピハロヒドリン単量体、不飽和エポキシドなどのハロゲン化炭化水素基、不飽和炭化水素基などを有する単量体である。ゴム(1−A)中、反応性官能基を有する単量体(a’)単位の含有量は、15モル%以下、好ましくは1〜13モル%、特に好ましくは2〜11モル%である。少なすぎると、架橋物の強度が不足する場合があり、逆に多すぎると、架橋物が硬く、伸びが低下する。
本発明では、反応性官能基は、ハロゲン化炭化水素基または不飽和炭化水素基であり、単量体(a’)単位の含有量は、1〜13モル%である。
【0017】
100℃で測定したゴム(1−A)のムーニー粘度は、好ましくは20〜200、より好ましくは30〜170、特に好ましくは40〜150である。ムーニー粘度が低すぎると架橋物の機械的強度が低下する場合があり、高すぎると成形加工が困難になり、寸法安定性が低下する場合がある。
【0018】
上記の重合組成およびムーニー粘度を有するゴム(1−A)は、体積固有抵抗値が105〜1010Ω・cmであり、好ましくは105.5〜109.5Ω・cm、特に好ましくは106〜109Ω・cmである。なお、ゴムの体積固有抵抗値は、架橋せずに成形した試験片を用いて測定した値である。
【0019】
本発明に用いるゴム(1−B)は、ポリエーテル系ゴム(1−A)以外のゴムであって、体積固有抵抗値が1012Ω・cm以下、好ましくは104〜1011.5Ω・cm、より好ましくは105〜1011Ω・cmのものである。ゴム(1−B)の体積固有抵抗値が小さすぎると、架橋物の体積固有抵抗値が低くなりすぎたり、電気的均一性に劣る場合があり、逆に体積固有抵抗値が大きすぎると、架橋物も体積固有抵抗値が大きくなったり、電気的均一性に劣る。
【0020】
ゴム(1−B)の100℃で測定したムーニー粘度は、好ましくは150〜15、より好ましくは100〜20、特に好ましくは70〜25である。 粘度が高すぎると加工性に劣る場合があり、低すぎると粘着が大きくなる場合がある。
【0021】
ゴム(1−B)としては、 分子中にエーテル結合、エステル結合あるいはニトリル基を有するゴムが好ましく、側鎖にニトリル基を含有するゴムあるいは主鎖にエーテル結合を含有するゴムが特に好ましい。具体的には、共役ジエン単量体とα,β−エチレン性不飽和ニトリル基含有単量体との共重合体、これらの水素化物およびエピハロヒドリン系ゴムが挙げられる。本発明では、ゴム(1−B)は、 分子中にエーテル結合、エステル結合あるいはニトリル基を有するゴムである。
【0022】
共役ジエン単量体とα,β−エチレン性不飽和ニトリル基含有単量体との共重合体の製造に用いる共役ジエン単量体としては、ブタジエンが好ましく、α,β−エチレン性不飽和ニトリル基含有単量体としては、アクリロニトリルが好ましい。また、本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で、これらと共重合可能な他の単量体を併用してもよい。共重合体中の共役ジエン単量体単位の含有量は、好ましくは40〜90重量%、より好ましくは50〜85重量%、α,β−エチレン性不飽和ニトリル基含有単量体単位の含有量は、好ましくは60〜10重量%、より好ましくは50〜15重量%である。α,β−エチレン性不飽和ニトリル基含有単量体単位の含有量が少なすぎると、体積固有抵抗値が高くなり、含有量が多すぎるとゴムの粘度が高くなり加工性が劣ったり、架橋物の硬度が高くなりすぎる場合がある。
【0023】
また、上記の共役ジエン単量体とα,β−エチレン性不飽和ニトリル基含有単量体との共重合体を水素添加して主鎖中の不飽和結合を飽和させた場合、得られた水素添加物は、水素添加前の共重合体と比べて、体積固有抵抗値、ムーニー粘度などに実質的な変動はなく、概ね、上記の範囲になる。
【0024】
エピハロヒドリン系ゴムは、エピハロヒドリン単量体の開環重合体または単量体およびこれと共重合可能な単量体との開環共重合体である。エピハロヒドリン単量体としては、エピクロルヒドリンが好ましい。エピハロヒドリン単量体と共重合可能な単量体としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシドなどのアルキレンオキシド単量体などのほか、アリルグリシジルエーテルなどが挙げられ、アルキレンオキシド単量体が好ましい。エピハロヒドリン系ゴムを構成する全単量体単位に対するエピハロヒドリン単量体単位含有量は、好ましくは35〜90モル%、より好ましくは40〜80モル%であり、アルキレンオキシド単量体単位含有量は、好ましくは65〜10モル%、より好ましくは60〜20モル%である。エピハロヒドリン単位含有量が少なすぎると架橋物が吸湿しやすくなる場合があり、多すぎると架橋物が耐寒性に劣ったり、体積固有抵抗値が大きくなる場合がある。これ以外の共重合可能な単量体単位含有量は、好ましくは15モル%以下、より好ましくは10モル%以下である。
【0025】
ゴム成分(1)は、ポリエーテル系ゴム(1−A)およびポリエーテル系ゴム(1−A)以外であって体積固有抵抗値が1012Ω・cm以下のゴム(1−B)以外に、その他のゴム(1−C)を本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で含有してもよい。ゴム(1−C)は特に限定されないが、ゴム(1−B)と共架橋可能なものが好ましい。例えば、ゴム(1−B)が共役ジエン単量体とα,β−エチレン性不飽和ニトリル基含有単量体との共重合体の場合は、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴムなどの共役ジエン系ゴムが好ましく、エピハロヒドリン系ゴムの場合は、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴムなどのハロゲン含有ゴムが好ましい。
【0026】
ゴム成分(1)中のポリエーテル系ゴム(1−A)の含有量は、5〜60重量%、好ましくは7〜50重量%、より好ましくは10〜40重量%であり、ポリエーテル系ゴム(1−A)以外であって体積固有抵抗値が1012Ω・cm以下のゴム(1−B)の含有量は、40〜95重量%、好ましくは50〜93重量%、より好ましくは60〜90重量%である。ゴム(1−A)の含有量が少なすぎたり、ゴム(1−B)の含有量が多すぎたりすると架橋物の体積固有抵抗値が大きくなり、また、電気的均一性に劣り、逆の場合は、架橋物の水分吸収により膨張しやすくなり、高湿度環境下で使用される用途や耐水性が必要とされる用途では寸法安定性に問題を生じる。
【0027】
本発明においては、上記ゴム成分(1)に、DBP吸油量140cm3/100g以上、好ましくは145〜550cm3/100g、より好ましくは150〜400cm3/100g、かつ平均粒子径50nm以下、好ましくは10〜45nm、より好ましくは20〜40nmのカーボンブラック(2)を配合する。DBP吸油量が小さすぎると体積固有抵抗値が大きくなり、逆に大きすぎると加工性が劣る場合がある。平均粒径が小さすぎるとゴム組成物の粘度が高くなり加工性が劣る場合があり、大きすぎると体積固有抵抗値が大きくなる。
【0028】
さらに、本発明においては、ゴム成分(1)に、(3)DBP吸油量60cm3/100g以下、平均粒子径70nm以上のカーボンブラックおよび/または体積固有抵抗値10〜105Ω・cmの金属酸化物を配合する。
【0029】
カーボンブラック(3)のDBP吸油量は、60cm3/100g以下、好ましくは10〜50cm3/100g、より好ましくは15〜40cm3/100gであり、平均粒子径は、70nm以上、好ましくは72〜500nm、より好ましくは75〜300nmである。DBP吸油量が少なすぎるまたは平均粒子径が大きすぎると、体積固有抵抗値が大きくなりすぎる場合があり、逆にDBP吸油量が多すぎるまたは平均粒子径が小さすぎると、架橋物の体積固有抵抗値が小さくなりすぎたり、電気的均一性が劣ったりする場合がある。
【0030】
体積固有抵抗値10〜105Ω・cmの金属酸化物(3)は、金属酸化物の固溶体からなる複酸化物や金属酸化物の表面に異種の金属イオンあるいは異種の金属酸化物をドープさせたものである。酸化亜鉛の結晶格子中にアルミニウムイオンをドープすることにより、N型半導体化した、いわゆる導電性酸化亜鉛が好ましい。また、金属酸化物(3)は、体積固有抵抗値は、1〜105Ω・cm、好ましくは5〜104Ω・cm、より好ましくは10〜103Ω・cmであり、平均粒子径は、好ましくは50〜800nm、より好ましくは75〜700nm、特に好ましくは100〜600nmである。体積固有抵抗値が小さすぎると、架橋物の体積固有抵抗値も小さくなりすぎ、電気的均一性に劣り、逆に大きすぎると架橋物の体積固有抵抗値が大きくなる。平均粒子径が小さすぎると電気的均一性に劣り、大きすぎると架橋物の体積固有抵抗値が大きくなる場合がある。
【0031】
本発明のゴム組成物は、ゴム成分(1)100重量部に対し、カーボンブラック(2)2〜20重量部、好ましくは3〜18重量部、より好ましくは4〜16重量部、カーボンブラック(3)10〜100重量部、好ましくは15〜90重量部、より好ましくは20〜80重量部および/または金属酸化物(3)10〜200重量部、好ましくは20〜170重量部、より好ましくは30〜150重量部を含有するものである。カーボンブラック(2)の含有量が少なすぎると体積固有抵抗値が大きくなりすぎ、多すぎると電気的均一性および加工性に劣る。カーボンブラック(3)および/または金属酸化物(3)が少なすぎると、架橋物の体積固有抵抗値が大きくなり、多すぎると架橋物の体積固有抵抗値が小さくなりすぎたり、加工性が劣る。
【0032】
なお、本発明のゴム組成物がカーボンブラック(3)および金属酸化物(3)を含有する場合は、カーボンブラック(3):金属酸化物(3)の重量比は、好ましくは1:2〜1:5であり、両者の合計量は、ゴム成分(1)100重量部に対し、好ましくは30〜200重量部である。
【0033】
また、本発明の効果を実質的に損なわない限り、ゴム組成物の押出加工を容易にしたり、架橋物の硬さを調整するために、液状ポリマーを含有させてもよい。液状ポリマーは特に限定されず、23℃で液状であればよい。例えば、液状のゴム、ポリエステル系可塑剤、ポリエーテル系可塑剤、炭化水素系合成伸展油などが使用できる。液状のゴムは、架橋剤の使用により架橋可能であり、架橋物がゴムとしての特性を有する液状ポリマーであり、液状アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、液状ブタジエンゴム、液状イソプレンゴム、液状クロロプレンゴム、液状エピハロヒドリン系開環共重合ゴムなどが挙げられる。液状のゴムとしては、100℃でのムーニー粘度(ML1+4)が10以下のものが好ましい。組成物中のゴム成分100重量部に対して、好ましくは10〜50重量部配合する。配合量が少なすぎると硬すぎて加工性に劣り、多すぎると柔らかすぎて成形加工時の形状保持性が劣ったり、粘着性が強くなってしまう場合がある。
【0034】
本発明のゴム組成物は、架橋剤を配合することにより、架橋性ゴム組成物とすることができる。架橋剤は、ゴム(1−A)およびゴム(1−B)を共架橋させるものであれば、特に限定されず、硫黄または硫黄供与体、有機過酸化物、メルカプトトリアジン類、チオウレア類などを挙げることができる。硫黄供与体としては、例えば、モルホリンジスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィドなどのチウラム類を挙げられる。有機過酸化物としてはケトンパーオキシド類、パーオキシエステル類、ジアシルパーオキシド類、アルキルパーオキシド類が挙げられる。チオウレア類としては、チオウレア、ジブチルチオウレア、トリエチルチオウレアなどを挙げることができる。これらの架橋剤の種類や配合量は、ゴム成分(1)の組成に応じて決められる。ゴム成分(1)100重量部あたりの架橋剤の配合量は好ましくは0.1〜10重量部、より好ましくは0.2〜7重量部、特に好ましくは0.3〜5重量部である。
【0035】
本発明においては必要により、架橋剤と共に架橋助剤、架橋促進剤などを使用することができる。架橋助剤や架橋促進剤も特に限定されず、使用するゴム成分(1)の組成、架橋剤などに応じて、種類、配合量を決めればよい。
【0036】
本発明のゴム組成物には、本発明の効果を実質的に阻害しない範囲で、必要に応じて、老化防止剤、酸化防止剤、光安定剤、架橋遅延剤、スコーチ防止剤、充填剤、補強剤、加工助剤、滑剤、粘着剤、潤滑剤、難燃剤、防黴剤、帯電防止剤、着色剤などをさらに配合することができる。
【0037】
本発明のゴム組成物は、ロール混合、バンバリー混合、スクリュー混合、溶液混合などの適宜の混合方法により調製することができる。配合順序は、特に限定されないが、熱で分解しにくい成分(例えば、充填剤、老化防止剤など)を充分に混合した後、熱で反応したり、分解しやすい成分(例えば、架橋剤、架橋助剤など)を架橋開始温度より低温で短時間に混合するのが好ましい。
【0038】
本発明のゴム組成物は、架橋剤を含有している場合、加熱により架橋する。この架橋性ゴム組成物の成形方法および架橋方法は、特に限定されず、架橋物の形状や作業効率などの必要に応じて、成形と架橋を同時に行うか、成形後に架橋すればよい。
【0039】
本発明のゴム組成物を架橋する場合は、架橋温度は、好ましくは130〜200℃、より好ましくは140〜200℃であり、架橋時間は一般に1分〜15時間の範囲である。
【0040】
加熱方法としては、プレス加熱、蒸気加熱、オーブン加熱、熱風加熱、赤外線あるいはマイクロウエーブによる加熱などのゴムの架橋に用いられる方法を適宜選択すればよい。
【0041】
本発明のゴム組成物の架橋物は、例えば、プリンター、複写機などの電子写真装置をはじめ、電子、電気、建築などの幅広い分野において、ゴムロール類、ベルト類、ブレード類、ドラム材、弾性部材、被覆材、保護材などとして有用である。
【0042】
【実施例】
以下に実施例および比較例を挙げて、本発明を具体的に説明する。伸びの測定値を除いて、特に言及しない限り、部および%は重量基準である。また、ゴム、架橋性ゴム組成物および架橋物の特性評価方法は、下記の通りである。
【0043】
架橋物の常態物性は、JIS K 6300に準じて、引張強さ、破断時の伸びおよび硬度を測定した。
【0044】
体積固有抵抗値は、150mm×150mmで厚さ2mmのゴムシート試験片を製造し、これをガイドリング付き電極に挟んで、直流500Vの電圧で、23℃で50%RH(N/N条件)で測定した。
【0045】
未架橋のゴムシート試験片は、金型に入れて、100℃で10分間プレス成形し、その状態のまま温度を約20℃まで急冷し12時間放置して製造した。
【0046】
架橋ゴムシート試験片の場合は、最後の混練を行ったロールから、厚さ2.2±0.1mmのシートとして取り出し、160℃で30分間プレス架橋して製造した。
【0047】
体積固有抵抗値の環境変動は、測定環境を10℃で20%RH(L/L条件)および35℃で80%RH(H/H条件)にする以外は上記と同様に測定し、H/H条件での体積固有抵抗値の対数値とL/L条件での体積固有抵抗値の対数値との差として表した。
【0048】
体積固有抵抗値の同一成形品内におけるバラツキは、架橋ゴムシート試験片の中心点および4隅の合計5点の体積固有抵抗値を測定し、その最大値の対数値と最小値の対数値の差をバラツキの幅として表した。
【0049】
体積固有抵抗値の成形品間におけるバラツキは、ゴムの混練を3回行って、各混練毎に製造した3枚の架橋ゴムシート試験片計9枚を用いて、23℃で50%RHの体積固有抵抗値を測定し、その最大値の対数値と最小値の対数値の差をバラツキの幅として表した。
【0050】
実施例1
ポリエーテル系ゴムA(エチレンオキシド単位含有量88モル%、プロピレンオキシド単位含有量6モル%、アリルグリシジルエーテル単位含有量6モル%、100℃でのムーニー粘度(ML1+4)105、体積固有抵抗値1×106Ω・cm )15部、NBR(アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、アクリロニトリル単位含有量33.5%、100℃でのムーニー粘度(ML1+4)46、体積固有抵抗値1×1010Ω・cm)85部、カーボンブラック(2a)(粒径30nm、DBP吸油量360cm3/100g)7部、カーボンブラック(3c)(粒径270nm、DBP吸油量37cm3/100g)60部、シリカ(日本シリカ工業製、ニップシールER)10部、およびステアリン酸0.5部を、50℃に設定したバンバリーで5分間混練した。得られたゴム組成物にロール混練機を用いて、50℃にて、さらに、硫黄0.25部、モルフォリンジスルフィド1部、テトラエチルチウラムジスルフィド1.2部および酸化亜鉛5部を配合し、架橋性のゴム組成物を得、架橋物について各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0051】
実施例2
カーボンブラック(3c)60部の代りにカーボンブラック(3d)(粒径80nm、DBP吸油量28cm3/100g)40部を用い、シリカ10部の代りに炭酸カルシウム30部を用いる以外は、実施例1と同様に、架橋性のゴム組成物を得、各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0052】
実施例3
ポリエーテル系ゴムAの量を15部から40部に変え、NBRの量を85部から60部に変え、カーボンブラック(3c)60部の代りに導電性酸化亜鉛(3e)(体積固有抵抗値1.5Ω・cm、粒径130nm)100部を用いる以外は、実施例1と同様に、架橋性のゴム組成物を得、各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0053】
実施例4
カーボンブラック(2a)7部の代りにカーボンブラック(2b)(粒径25nm、DBP吸油量155cm3/100g)12部を用い、カーボンブラック(3c)60部の代りにカーボンブラック(3d)40部を用いる以外は、実施例1と同様に、架橋性のゴム組成物を得、各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0054】
実施例5
ポリエーテル系ゴムAの量を15部から25部に変え、NBR85部の代りにHNBR(水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム、アクリロニトリル単位含有量63.2%、100℃でのムーニー粘度(ML1+4)57.5、ヨウ素価28、体積固有抵抗値1×109Ω・cm)75部を用い、カーボンブラック(2a)の量を7部から8部に変え、カーボンブラック(3c)の量を60部から40部に変える以外は、実施例1と同様に、架橋性のゴム組成物を得、各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0055】
比較例1
カーボンブラック(2a)およびカーボンブラック(3c)を配合しない以外は、実施例1と同様に、架橋性のゴム組成物を得、各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0056】
比較例2
カーボンブラック(3c)を配合しない以外は、実施例1と同様に、架橋性のゴム組成物を得、各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0057】
比較例3
カーボンブラック(3c)60部の代りにカーボンブラック(f)(粒径66nm、DBP吸油量68cm3/100g)60部を用いる以外は、実施例1と同様に、架橋性のゴム組成物を得、各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0058】
比較例4
カーボンブラック(2a)を配合しない以外は、実施例1と同様に、架橋性のゴム組成物を得、各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0059】
比較例5
カーボンブラック(2a)7部の代りにカーボンブラック(g)(粒径23nm、DBP吸油量114cm3/100g)7部を用い、カーボンブラック(3c)の量を60部から40部に変える以外は、実施例1と同様に、架橋性のゴム組成物を得、各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0060】
比較例6
ポリエーテル系ゴムA15部の代りにポリエーテル系ゴムB(エチレンオキシド単独共重合体、100℃でのムーニー粘度(ML1+4)50、体積固有抵抗値1×106Ω・cm )15部を用い、カーボンブラック(3c)の量を60部から40部に変える以外は、実施例1と同様に、架橋性のゴム組成物を得、各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0061】
比較例7
ポリエーテル系ゴムAを配合せず、NBRの量を85部から100部に変え、カーボンブラック(2a)の量を7部から8部に変える以外は、実施例1と同様に、架橋性のゴム組成物を得、各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0062】
比較例8
ポリエーテル系ゴムAの量を15部から30部に変え、NBR85部の代りにBR(ブタジエンゴム、100℃でのムーニー粘度(ML1+4)43、体積固有抵抗値1×1014Ω・cm)70部を用い、カーボンブラック(2a)の量を7部から8部に変える以外は、実施例1と同様に、架橋性のゴム組成物を得、各測定を行った。これらの測定値を表1に示す。
【0063】
【表1】
【0064】
表1の結果から、本発明の架橋物は、中抵抗領域の導電性を有し、体積固有抵抗値の環境変動に対する変化が小さく、また、架橋物内および架橋物間の体積固有抵抗値のばらつきが小さく、電気的均一性に優れていることがわかる。
【0065】
それに対し、カーボンブラック(2)、カーボンブラック(3)および導電性金属酸化物(3)のいずれも含有しない架橋物は体積固有抵抗値の環境変動が大きい(比較例1)。カーボンブラック(2)を含有し、カーボンブラック(3)および導電性金属酸化物(3)のいずれも含有しない架橋物は、体積固有抵抗値の環境変動が大きく、電気的均一性に劣る(比較例2および比較例3)。逆に、カーボンブラック(3)を含有し、カーボンブラック(2)を含有しない架橋物も、体積固有抵抗値の環境変動が大きく、電気的均一性も不十分である(比較例4および比較例5)。
【0066】
さらに、ポリエーテル系ゴム(1−A)を用いない架橋物は、体積固有抵抗値の環境変動が大きいか、電気的均一性に劣る(比較例6および比較例7)。さらに、ゴム(1−B)に比べて体積固有抵抗値が大きなゴムを用いた架橋物の場合は電気的均一性に劣る(比較例8)。
【0067】
【発明の効果】
本発明のゴム組成物を架橋すると、中抵抗領域の導電性を有し、体積固有抵抗値の環境変動が小さく、電気的均一性に優れた架橋物が得られる。
Claims (3)
- (1)エチレンオキシド(a1)単位75〜97モル%およびこれと共重合可能なオキシラン化合物(a2)単位3〜25モル%から成り、ハロゲン化炭化水素基または不飽和炭化水素基である反応性官能基を有するオキシラン化合物(a’)単位が1〜13モル%であるポリエーテル系ゴム(1−A)5〜60重量%、およびポリエーテル系ゴム(1−A)以外であって体積固有抵抗値が1012Ω・cm以下の、分子中にエーテル結合、エステル結合あるいはニトリル基を有するゴム(1−B)95〜40重量%を含有するゴム成分100重量部に、(2)DBP吸油量140cm3/100g以上、平均粒子径50nm以下のカーボンブラック2〜20重量部、(3)DBP吸油量60cm3/100g以下、平均粒子径70nm以上のカーボンブラック20〜100重量部および/または体積固有抵抗値10〜105Ω・cmの金属酸化物10〜200重量部を配合してなるゴム組成物。
- さらに架橋剤0.3〜5重量部を含有する請求項1記載のゴム組成物。
- 請求項2記載のゴム組成物を架橋してなる架橋物。
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