JP4347743B2 - 発音装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

発音装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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本発明は、移動体に搭載された発音手段における移動体の外部への発音状態を制御する発音装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、例えばいわゆるハンドルに設けられた操作部の操作により、車両に搭載された警笛を動作させて発音させる構成が広く採られている。この警笛の利用としては、車両が近づいている旨の報知の他、例えば道を譲ってもらった場合に発音してお礼や挨拶などとして利用する場合もある。
ところで、車両に搭載された警笛は、発音により確実に注意を喚起させる必要があることから、車両の周囲に向けて発音する構成が採られている。このため、例えば車両の周囲に複数の人がいる場合で、車両を認知している注意の喚起が不要な人に対しても発音することとなり、不快感を与えることとなる問題点が一例として挙げられる。
本発明の目的は、このような点に鑑みて、適切に発音させる発音装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
請求項1に記載の発明は、移動体に搭載された発音手段と、この発音手段による前記移動体の外部への発音状態を制御する発音制御措置とを具備した発音装置であって、前記移動体の周囲を撮像する撮像手段から出力される撮像データで前記移動体の前方を画面表示する前側表示領域と前記移動体の後方を画面表示する後側表示領域とを備えた表示装置、および、この表示装置にて画面表示される前記撮像データの表示領域における入力操作により特定される位置に対応した方向を設定するタッチパネルを備え、このタッチパネルで設定した方向を前記発音手段にて発音させる方向として設定し、この設定された発音させる方向へ前記発音手段における外部への発音を実施させる旨の入力操作に対応した操作信号を出力する操作手段と、この操作手段からの操作信号に基づいて、前記特定される位置に対応した方向にのみ発音が伝播する指向性で前記発音手段による発音状態を制御する発音制御手段と、を具備したことを特徴とした発音装置である。
請求項1に記載の発明は、移動体に搭載された発音手段で前記移動体の外部への発音状態を演算手段により制御する発音方法であって、前記移動体の周囲を撮像する撮像手段から出力される撮像データで前記移動体の前方を画面表示する前側表示領域と前記移動体の後方を画面表示する後側表示領域とを備えた表示装置、および、この表示装置にて画面表示される前記撮像データの表示領域における入力操作により特定される位置に対応した方向を設定するタッチパネルを備え、このタッチパネルで設定した方向を前記発音手段にて発音させる方向として設定し、この設定された発音させる方向へ前記発音手段における外部への発音を実施させる旨の入力操作に対応した操作信号を出力する操作手段を用い、前記演算手段は、前記操作手段からの操作信号に基づいて、前記特定される位置に対応した方向にのみ発音が伝播する指向性で前記発音手段による発音状態を制御することを特徴とする発音方法である。
請求項1に記載の発明は、演算手段を、請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の発音装置の発音制御手段として機能させることを特徴とした発音プログラムである。
請求項15に記載の発明は、請求項1に記載の発音方法を演算手段に実行させることを特徴とした発音プログラムである。
請求項16に記載の発明は、請求項1または請求項15に記載の発音プログラムが演算手段に読取可能に記録されたことを特徴とした発音プログラムを記録した記録媒体である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明の発音装置として、移動体である例えば車両の移動の状況としての走行状況を事象の状況として案内誘導する案内誘導装置であるナビゲーション装置に適用した構成を例示して説明する。なお、ナビゲーション装置としては、車両の走行を案内誘導する構成に限らず、車両の状態、車両の運行状態など、移動に関する案内を報知するいずれの構成を対象とすることができる。さらには、ナビゲーション装置に適用する構成に限らず、車両に搭載された発音手段での発音状態を制御する発音制御装置を備えた独立した構成としてもよい。
〔ナビゲーション装置の構成〕
ナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、外部発音部の概略構成を示すブロック図である。図3は、表示装置における車両周囲の状況の画面表示を示す概念図である。図4は、画像処理により急速に近づく動体を認識する状況を示す説明図である。図5は、車両に対して所定の方向に発音する状況を示す説明図である。
図1において、100はナビゲーション装置で、このナビゲーション装置100は、移動体である車両の移動状況に対応して移動に関する案内を報知する装置である。なお、移動体としては、車両に限らず、航空機、船舶などいずれの移動体も対象となる。このナビゲーション装置100は、車両に搭載された図示しないバッテリから電力が供給され、ナビゲーション装置100が有する地図情報に基づいて、現在位置や目的地に関する情報、目的地までのルート探索や表示、最寄りの所定の施設である店舗の検索やその表示あるいは店舗のサービス内容に関する情報の表示などを実施する。そして、ナビゲーション装置100は、外部状況認識手段を構成する被報知体検出手段としてのセンサ部110と、通信手段120と、入力手段130と、表示手段140と、発音手段150と、方向特定手段としても機能する操作手段160と、記憶手段170と、メモリ180と、演算手段である発音制御装置としても機能する処理部190と、などを備えている。この発音手段150、操作手段160および処理部190により、本発明の発音装置が構成される。なお、操作手段160を備えない構成でもよい。
センサ部110は、例えば車両の移動の状況、すなわち現在位置や走行状況、車両の外部周囲の外部状況などを検出して処理部190に所定の信号として出力する。このセンサ部110は、例えばGPS(Global Positioning System)受信部111と、走行状況が外部状況などを検出する各種センサ112と、外部状況を検出する外部状況検出手段である撮像手段113と、などを備えている。
そして、センサ部110のGPS受信部111は、図示しない人工衛星であるGPS衛星から出力される航法電波を図示しないアンテナにて受信する。そして、GPS受信部111は、受信した航法電波に対応した信号に基づいて車両の現在位置の擬似座標値を演算し、GPSデータとして処理部190へ出力する。
センサ部110のセンサ112としては、速度センサ、方位角センサおよび加速度センサなどの走行状態を検出するもの、燃料の残量を検出するセンサや前方を走行する他の車両や周辺に位置する物体などとの距離を検出するいわゆるクリアランスソナーなどの距離センサ、後方の障害物までの距離を検出するセンサ、車両の外部の温度状態を検出するサーモセンサ、内燃機関であるエンジンの温度を検出するセンサ、各種ランプの点灯可能状態を検出するセンサ、ハンドルの切れ角など操舵輪の直線走行に対する傾斜角を検出するセンサ、エンジンの駆動によるシャフトの回転速度を検出するセンサ、エンジンの駆動により回転するシャフトの回転速度を増大させるアクセルペダルが運転者に踏み込まれる踏み込み量を検出するセンサなどの移動に関する状態あるいは状況を検出するもの、車両の開口部である窓の開口状態を検出するセンサなどが例示できる。
そして、センサ部110のセンサ112における速度センサは、例えば車両に配設され、車両の移動速度である走行速度に対応して変動する信号に基づいて、車両の走行速度や実際の加速度を検出する。この速度センサは、例えば車軸や車輪の回転により出力されるパルス信号や電圧値などを読み取る。そして、速度センサは読み取ったパルス信号や電圧値などの検出信号を処理部190へ適宜出力する。センサ112における方位角センサは、車両に配設され、図示しないいわゆるジャイロセンサを有し、車両の方位角すなわち車両が前進する走行方向を検出する。この方位角センサは検出した走行方向に関する検出信号を処理部190へ適宜出力する。センサ112における加速度センサは、車両に配設され、車両の走行方向における加速度を検出する。この加速度センサは検出した加速度を例えばパルスや電圧などによる検出信号を処理部190へ適宜出力する。さらに、距離センサは、例えば音波や超音波あるいは光などの無線媒体を利用し、出射した無線媒体が反射されてくるまでの時間差により距離を検出し、この検出した検出信号を処理部190へ出力する。その他、センサ部110は、各種センサ112から出力される検出信号に基づいて車両の状態や移動状況などの車両の移動に関する状況や外部状況を認識し、処理部190へ適宜出力する。
また、センサ部110の撮像手段113は、例えば車両の天井部分に配設され、処理部190にて制御されて車両の周囲である360°の全域を撮像して画像データを生成する。なお、例えば複数台の撮像装置にて車両の前方領域および後方領域、さらには左右の側方領域をそれぞれ撮像して車両の周囲全域を撮像する構成としてもよい。そして、撮像手段113は、撮像した撮像データである画像データを処理部190へ適宜出力する。
通信手段120は、図示しない通信アンテナを有し、この通信アンテナにより交通状況に関する交通情報を取得する。具体的には、通信手段120は、例えばビーコンやFM多重放送、あるいは電話回線やインターネットなどにより、交通情報を取得する。そして、通信手段120は、取得した交通情報を処理部190に所定の信号として出力する。ここで、交通情報としては、渋滞、交通事故、工事、交通規制、駐車場情報などで、地図上における位置情報が関連付けられた例えばVICS(Vehicle Information Communication System:道路交通情報通信システム)からのデータなどである。
入力手段130は、例えばキーボードやマウスなどで、入力操作される図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。これら操作ボタンや操作つまみの入力操作の内容としては、例えばナビゲーション装置100における動作内容の設定などの設定事項である。具体的には、取得する情報の内容や取得する条件などの設定、目的地の設定、情報の検索、車両の移動状況である走行状態を表示させる設定、表示を切り替える設定、発音状態の設定や変更、車両の移動に関する案内を報知するタイミングに関する設定などが例示できる。そして、入力手段130は、設定事項の入力操作により、所定の信号を処理部190へ適宜出力して設定させる。なお、この入力手段130としては、操作ボタンや操作つまみなどの入力操作に限らず、例えば表示手段140に設けられたタッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作、リモートコントローラなどの無線媒体を介して信号を出力する構成など、各種設定事項を設定入力可能ないずれの構成が適用できる。
表示手段140は、処理部190にて制御され処理部190からの画像データの信号を画面表示させる。画像データとしては、例えば地図情報や検索情報などの画像データの他、図示しないTV受信機で受信したTV画像データ、外部装置など光ディスクや磁気ディスク、メモリカードなどの記録媒体に記録されドライブやドライバなどにて読み取った画像データ、メモリ180からの画像データなどである。この表示手段140としては、例えば液晶表示パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。
発音手段150は、処理部にて制御され、処理部190からの音情報を音として出力すなわち発音させる。この発音手段150は、内部発音部151と、外部発音部152と、を備えている。内部発音部151は、図示しない車内に配設されたスピーカや増幅器などを有している。この内部発音部151は、処理部190からの音情報を室内に向けて発音させる。この発音としては、例えば車両の走行方向や走行状況、交通状況などの他、TV受信機で受信したTV音声データや記録媒体さらにはメモリ180などに記録された音データなどをも適宜出力可能である。なお、内部発音部151は、別途設けた構成に限らず、車両に配設されているスピーカや増幅器などを利用する構成としてもよい。一方、外部発音部152は、例えば図2に示すように、複数例えば4つの増幅部(以下、AMPと称する)152A1を備えたアンプ部152Aと、AMP152A1にそれぞれ接続され車両の外部に臨んで車両の四隅近傍に配設された複数例えば4つの指向性スピーカ152Bとを備えている。この外部発音部152は、処理部190からの音情報をアンプ部152Aにて適宜処理し、各指向性スピーカ152Bから外部の所定の方向にのみ発音が伝播する指向性で発音させる。
操作手段160は、表示装置161と、タッチパネル162と、を備えている。表示装置161は、処理部190に制御され画像データを画面表示する。この画像データは、撮像手段113にて撮像された車両の周囲の撮像データで、例えば図3に示す表示画面161Aのように表示される。この図3に示す表示画面161Aには、車両の前方を撮像する撮像手段113により撮像され後述する画像処理された画像データを表示する前側表示領域161A1と、車両の後方を撮像する撮像手段113により撮像され後述する画像処理された画像データを表示する後側表示領域161A2とが設けられている。一方、タッチパネル162は、表示装置161の表示面に利用者が接触操作可能に設けられている。そして、タッチパネル162は、処理部190に接続され、利用者が表示装置161で表示される画像データに基づいて接触操作することで、その領域に関する信号を処理部190に出力する。
記憶手段170は、地図情報や、所定の地点の情報を取得するための検索情報、あるいは利用者の個人情報などを格納すなわち読み出し可能に記憶する。この記憶手段170としては、HD(Hard Disk)、DVD(Digital Versatile Disc)、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成などが例示できる。
メモリ180は、入力手段130で入力操作される設定事項、処理部190から出力される音楽データや画像データ、音情報などの各種情報を適宜読み出し可能に記憶する。また、メモリ180には、ナビゲーション装置100全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどを記憶している。また、メモリ180は、いわゆるバッファとしても機能し、例えばTV受信機などにて取得した音声データや記憶手段170に記憶され順次再生のために出力される音楽情報などの音情報を順次記憶して蓄積するとともに、蓄積した音情報を順次出力可能に構成されている。そして、このメモリ180としては、例えば停電などにより突然電源が落ちた際にも記憶が保持される構成のメモリ、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)メモリなどを用いることが望ましい。なお、メモリ180としては、HD、DVD、光ディスクなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。また、音情報を順次記憶して蓄積しつつ順次出力する構成としては、いわゆる揮発性のメモリとした構成でもよい。
処理部190は、図示しない各種入出力ポート、例えばGPS受信部111が接続されるGPS受信ポート、各種センサ112がそれぞれ接続されるセンサポート、撮像手段113が接続される撮像入力ポート、通信手段120が接続される通信ポート、入力手段130が接続されるキー入力ポート、表示手段140が接続される表示制御ポート、内部発音部151が接続される内部発音制御ポート、外部発音部152が接続される外部発音制御ポート、操作手段160が接続される操作ポート、記憶手段170が接続される記憶ポート、メモリ180が接続されるメモリポートなどを有する。そして、処理部190は、図1に示すように、各種プログラムとして、現在位置情報取得手段としての現在位置認識手段191と、目的地情報取得手段としての目的地認識手段192と、表示制御手段193と、経路処理手段194と、センサ部110とにより外部状況認識手段を構成する画像処理手段195と、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)音源生成手段196と、発音制御手段197と、などを備えている。
現在位置認識手段191は、車両の移動状況である現在位置を認識する。具体的には、センサ部110の各種センサから出力される検出信号に基づいて、車両の現在の擬似位置を複数算出する。さらに、現在位置認識手段191は、センサ部110のGPS受信部から出力される現在位置に関するGPSデータに基づいて、車両の現在の擬似座標値を認識する。そして、現在位置認識手段191は、算出した現在の擬似位置と、認識した現在の擬似座標値とを比較し、別途取得された地図情報上における車両の現在位置を算出し、現在位置を認識する。なお、現在位置認識手段191は、現在位置として上述した車両の現在位置の他、入力手段130にて設定入力された起点となる出発地点などを、擬似現在位置として認識可能である。そして、現在位置認識手段191で得られた各種情報は、メモリ180に適宜記憶される。
目的地認識手段192は、例えば入力手段130の入力操作により設定入力された目的地に関する目的地情報を取得し、目的地の位置を認識する。設定入力される目的地情報としては、例えば緯度・経度などの座標、住所、電話番号など、場所を特定するための各種情報が利用可能である。そして、この目的地認識手段192で認識した目的地情報は、メモリ180に適宜記憶される。
表示制御手段193は、表示手段140を適宜制御して各種情報を表示手段140で画面表示して利用者に報知する。また、表示制御手段193は、例えば入力手段130による入力操作を促して各種情報を設定入力するための各種表示画面などをも表示制御する。
経路処理手段194は、利用者により設定入力される移動経路の探索処理のための設定事項情報、および、記憶手段170に記憶された地図情報に基づいて、車両の移動経路である走行経路を演算してルート探索する。具体的には、経路処理手段194は、設定入力された設定事項情報に基づいて地図情報を利用し、例えば車両が通行可能な道路を探索し、目的地に到達するまでの移動の所要時間が短い経路、あるいは移動距離が短い経路などの移動経路情報を生成する。この移動経路情報の生成の際、経路処理手段194が例えば通信手段120から出力されたVICSからのVICSデータを適宜取得し、現在あるいは所定時間後に発生が予測される渋滞情報を生成し、この渋滞情報を用いて交通渋滞や交通規制場所を回避した経路などを設定してもよい。また、経路処理手段194は、移動経路情報の各経路における出発地となる現在位置から目的地までの移動の予測所要時間を求め、この予測所要時間に関する所要時間情報をも生成可能となっている。そして、得られた移動経路情報は、渋滞情報や所要時間情報などとともにメモリ180に適宜記憶される。
画像処理手段195は、センサ部110の撮像手段113から出力される画像データを取得し、画像データを適宜画像処理して操作手段160の表示装置161で表示画面161Aを画面表示させる処理をする。この画像処理としては、撮像手段113で撮像した撮像領域内の動体である人物や動物、車両などの被報知体を認識する。なお、被報知体の認識としては、センサ部110で取得する車両の走行状況に関する検出信号やサーモセンサなどによる検出信号などに基づいて、車両が移動している場合でも車両に対して相対的に移動する建造物や植え込みなどに対して差別化して特定する。そして、画像処理手段195は、例えば図3に示すように、認識した被報知体11の周囲を囲む状態に画像データを処理して表示装置161に表示させる。この被報知体11を特定する画面表示としては、被報知体11の周囲を囲む線や点線などの表示、あるいは被報知体11の周囲を囲む領域内を周囲より明るく表示するなどが例示できる。また、画像処理手段195は、撮像手段113の設置状態などに基づいて車両に対する撮像領域の方向を認識する。そして、画像処理手段195は、撮像領域内に認識した被報知体11の車両に対する方向を認識し、発音制御手段197へ所定の方向への発音を要求する旨の操作信号を出力する。さらに、画像処理手段195は、画像データの画像処理により、例えば図4(A)に示す状態から図4(B)に示す状態となるように、急速に車両に向けて近づく動体を認識すると、その動体を被報知体11としてその方向を認識し、発音制御手段197へ所定の方向への自動発音を要求する旨の操作信号を出力する。
MIDI音源生成手段196は、MIDIの規格に準拠した音情報、例えば米MMA(MIDI Manufacturers Association)と日本MIDI評議会(Japan MIDI Standards Committee:JMSC)とにより規格化されたGM(General MIDI)規格、あるいはGS(General Standard)規格、またはXG(Extended General MIDI)規格、さらにはGMレベル2規格などに基づくMIDIメッセージを生成する。このMIDI音源生成手段196は、例えば音情報の出力を要求する信号に基づいて、音情報を直接生成して出力したり、メモリ180などに別途記憶された音情報を取得して出力したりする。なお、報知させる音情報としては、発音手段150の外部発音部152にて車両の外部に向けて報知する例えば被報知体11に対して注意を喚起させるアラーム音や音声データなどの他、内部発音部151にて車両の内部に向けて報知する例えば移動の案内誘導の際の音声出力する際に注意を喚起させるためのアラーム音、燃料の残量、エンジン温度、前方の他の車両との距離、あるいは、車両の後方における障害物までの距離などの移動のための車両の状況などを事象として報知すべく、それぞれの事象の内容毎に異なる音色やパターンの音データなどが例示できる。
発音制御手段197は、操作手段160のタッチパネル162における接触操作によりタッチパネル162から出力される操作信号に基づいて、被報知体11に対して注意を喚起させる旨のアラーム音を発音手段150の外部発音部152にて、報知対象の被報知体11の方向にのみアラーム音が伝播する指向性で発音させる制御をする。被報知体11の方向の特定は、タッチパネル162で接触操作された位置と、画像処理手段195で認識して被報知体11を特定する表示形態の表示領域内における位置との位置関係に基づいて、図5に示すように、外部発音部152で発音させる車両10に対する方向を設定する。さらに、発音制御手段197は、特定した被報知体11の車両10に対する方向と、センサ部110のいわゆるクリアランスソナーなどの距離センサにてその被報知体11までの距離とに基づいて、外部発音部152の各指向性スピーカ152Bの指向性や出力値などを制御してMIDI音源生成手段196から取得した音情報を発音させる処理をする。この図5は、説明の都合上、認識した被報知体11において、発音させる方向を実線、発音させない方向を一点鎖線で示す例示である。なお、被報知体11の車両10に対する方向や距離に基づいて、MIDI音源生成手段196にてMIDIメッセージのパンポットなどの各種パラメータ値を適宜設定させて所定の音情報を生成させ、この音情報を外部発音部152から出力させてもよい。
さらに、発音制御手段197は、画像処理手段195による画像処理で、例えば図4に示すような急速に車両10に向けて近づく動体を認識して出力される所定の方向への自動発音を要求する旨の操作信号を認識すると、操作信号に基づいて方向を認識する。そして、発音制御手段197は、タッチパネル162による操作の有無を認識することなく外部発音部152を制御して、所定の方向への指向性で注意を促す旨の音情報を発音させる。
なお、発音制御手段197は、外部発音部152の制御により発音させる制御の際、内部発音部151による発音状態をも制御し、利用者である運転者に発音状態を認識させる処理をする。具体的には、外部発音部152により発音する音情報を、内部発音部151からも発音させる。この内部発音部151からの発音により、運転者は外部発音部152で所定の被報知体11へ音情報が発音されたことを認識することができる。
また、発音制御手段197は、現在位置認識手段191にて認識した現在位置と地図情報とに基づいて移動状況を認識し、移動経路情報や地図情報を構成する地物に関する地物案内情報などに基づいて、車両10の移動に関する案内、例えば車両の走行を支援する内容を、発音手段150の内部発音部151による発音にて報知させる。具体的には、音情報としてのアラーム音を内部発音部151で発音させた後に「700m先、○○交差点を△△方面右方向です。」、「移動経路から逸脱しました。」、「この先、渋滞です。」などのあらかじめ記憶手段170やメモリ180などに記憶された音情報としての音声データを音声出力させる。また、発音制御手段197は、センサ部110から出力される車両10の移動状況として、燃料の残量に関する事象信号、エンジン温度に関する事象信号、前方を走行する車両10との距離に関する事象信号、後方における障害物までの距離に関する事象信号などを取得し、移動状況を認識する。そして、取得した事象信号に基づいて、生じている事象の状況に応じてアラーム音を内部発音部151で発音させる。この発音において、例えば燃料の残量、エンジン温度、前方の車両10との距離、あるいは、車両10の後方における障害物までの距離、案内誘導時のアラーム音など、報知する内容毎に異なる音色やパターンの音情報をMIDI音源生成手段196から出力させる制御をも実行する。
(ナビゲーション装置の動作)
次に、ナビゲーション装置100の動作における外部への発音の制御について図面を参照して説明する。図6は、外部への発音処理を示すフローチャートである。
まず、車両10に搭乗した利用者である搭乗者がナビゲーション装置100の電源をオンし、電力を供給する。この電力の供給により、処理部190は、センサ部110の撮像手段113を制御して車両10の周辺を撮像させる。そして、撮像手段113で撮像されて生成された画像データを画像処理手段195にて取得させ、車両10の周囲における被報知体11を認識する画像処理を実施する。この画像処理手段195による被報知体11の認識の際、センサ部110で検出する車両10の走行状況や外部の温度状況などの検出信号をも利用し、被報知体11を特定する。そして、画像処理手段195は、撮像手段113の設置状態などに基づいて特定した被報知体11の車両10に対する方向を認識する。この後、画像処理手段195は、被報知体11の方向に基づいて表示装置161に表示する画像データの表示領域内における被報知体11を特定し、図3に示すように、被報知体11の周囲を囲む状態に画像データを処理し、表示装置161に表示させる。
そして、処理部190は、画像処理手段195から、急速に車両10に向けて近づく動体の認識により所定の方向への自動発音を要求する旨の操作信号の出力の有無を判断する(ステップS101)。このステップS101において、自動発音を要求する旨の操作信号を認識した場合、発音制御手段197は操作信号に基づいて被報知体11の車両10に対する方向および距離を認識する(ステップS102)。そして、発音制御手段197は、MIDI音源生成手段196から音情報を取得し、発音手段150を制御して発音させる処理をし(ステップS103)、ステップS101に戻る。具体的には、発音制御手段197は、操作信号に基づいて外部発音部152の各指向性スピーカ152Bの指向性や出力値などを制御し、自動発音対象の被報知体11のみ聴取可能に被報知体11に向けて音情報を発音させる。さらに、発音制御手段197は、内部発音部151を制御し、外部発音部152により発音する音情報を内部発音部151のスピーカからも運転者に対して発音させる。
一方、ステップS101において、ステップS101において、自動発音を要求する旨の操作信号を認識しない場合には、操作手段160のタッチパネル162における利用者の接触操作の有無を認識、すなわち手動による発音要求の有無を判断する(ステップS104)。このステップS104において、タッチパネル162における接触操作に基づく信号の出力を認識しない場合には、ステップS101に戻って発音処理の待機状態を継続する。一方、ステップS104において、タッチパネル162から出力される操作信号を認識すると、操作信号に基づいてタッチパネル162における接触操作された位置と、表示装置161の表示領域内における画像処理手段195で認識して特定した旨の表示形態で表示される被報知体11の位置との位置関係に基づいて、発音対象の被報知体11を認識する(ステップS105)。そして、この接触操作による被報知体11の特定により、ステップS102に進み、車両10に対する被報知体11の方向および距離を認識し、ステップS103で特定した被報知体11に発音させる処理をする。
(ナビゲーション装置の作用効果)
上述したように、上記実施の形態では、撮像手段113にて撮像した車両10の外部状況の画像データを画像処理手段195により画像処理し、例えば被報知体11が急速に近づくなどの車両10の外部状況に基づいて、被報知体11が位置する所定の方向にのみ発音が伝達して聴取可能な指向性で発音手段150の外部発音部152で発音させる制御をする。このため、所定の方向に位置する被報知体11にのみ注意を喚起する旨などの音情報が聴取され他の方向には発音される音情報が拡散しないので、例えば車両10の周囲に複数の人がいる場合で注意の喚起が不要な人に対しても発音することによる不快感を与えるなどの不都合がなく、報知対象に対して適切に音情報を発音できる。
さらに、外部発音部152にて発音させる制御の際、発音制御手段197は内部発音部151からも外部発音部152で発音させる音情報を発音させる制御をする。このため、発音された状態を発音処理の実行を要求する利用者も認識でき、使い勝手を向上できる。
そして、外部状況として車両10の周囲における移動する人物や動物、あるいは車両などの動体である被報知体11を例えば画像処理などにより認識させ、この認識した被報知体11の位置に対応する方向を発音させる方向として設定して外部発音部152の発音を制御している。このため、報知対象を適切に特定でき、適切に発音できる。
さらに、被報知体11の認識として、撮像手段113にて撮像した車両10の周囲における撮像データを画像処理手段195における画像処理にて認識している。このため、容易に被報知体11を認識でき、例えば認識した被報知体11を報知対象として自動的に発音させたり、利用者の選択操作により発音させたりすることも容易に得られる。そして、認識する被報知体11が車両10に対して相対的に近づく速度が所定速度以上、具体的には急速に近づく被報知体11を認識すると、利用者によるタッチパネル162の接触操作を認識することなく自動的に発音させる処理をしている。このため、急な対応でも確実に被報知体11に対して適切に音情報を発音できる。
そして、撮像手段113として、車両10の周囲の略360°を撮像する構成としている。このため、例えば車両10の後方に位置する被報知体11をも認識することが可能となり、車両10が後進する場合でも確実にその被報知体11に対して音情報を発音させることが可能となる。
また、発音制御手段197は、報知対象の被報知体11に対応する方向での指向性の制御とともに、例えば被報知体11との距離を認識して音量などをも制御している。このため、より適切に被報知体11に音情報を発音できる。
さらに、発音する方向の設定として、撮像データを表示する表示装置161の表示面に利用者が接触操作にて方向を特定するタッチパネル162を設けている。このため、車両10の周囲に複数の被報知体11が存在する状態でも、報知が必要な被報知体11にのみ適切に報知できる。
そして、発音手段150の外部に音情報を発音する外部発音部152として、指向性スピーカ152Bを備えた構成としている。このため、容易に所定の方向にのみ発音された音情報が伝播する状態に発音することが容易に得られる。さらに、指向性スピーカ152Bを車両10の四隅近傍に配設している。このため、車両10の周囲のいずれの方向に対しても発音させることが可能、例えば車両10が後進する場合において車両10の後方に対する被報知体11に対して報知することも可能となり、より移動する車両10の外部の状況に応じた適切な発音が得られる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、上述したように、車両10の移動を案内誘導するナビゲーション装置100の構成について説明したが、上述したように、例えばナビゲーション装置100とは別体の構成としたり、車載の音響装置などに組み込んだ構成などとしてもよい。なお、上記実施の形態のナビゲーション装置100の構成を利用し、例えば車両10の移動経路の探索にて認識した移動経路と、現在位置と、被報知体11の位置あるいは移動状況とに基づいて、現在位置から所定距離の範囲内において移動経路上に被報知体11が位置、あるいは移動経路上へ移動する被報知体11を認識すると、その被報知体11を報知対象として認識するなどしてもよい。この構成によれば、事前に被報知体11に発音による注意の喚起を実施可能で、より安定した車両10の走行が得られる。
そして、移動体としては車両10に限らず、例えば飛行機や船舶など移動するいずれの移動体にも適用でき、また移動体は、端末装置を利用するために携帯する利用者を対象としてもよい。さらには、上述したように、利用者が直接携帯する構成、あるいは携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などの端末装置とした構成、ネットワークを利用して移動状況を適宜検出する通信方式を利用する構成などにも適用できる。ここで、ネットワークとしては、例えばTCP/IPなどの汎用のプロトコルに基づくインターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、無線媒体により情報が送受信可能な複数の基地局がネットワークを構成する通信回線網や放送網などのネットワーク、さらには、情報を直接送受信するための媒体となる電波、光、音波、電磁波などの無線媒体自体などが例示できる。
さらに、上述した各機能をプログラムとして構築したが、上述したように、例えば回路基板などのハードウェアあるいは1つのIC(Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、取扱が容易で、コンピュータなどの演算手段を上記処理部あるいはナビゲーション装置として機能させることも用意にでき、利用の拡大が容易に図れる。
また、利用者による接触操作にかかわらず自動的に発音させる構成として、急速に車両10に近づく被報知体11を対象として説明したが、画像処理にて認識した全ての被報知体11や、車両10に近づく全ての被報知体11、または車両10に近づく被報知体11のうち最も速度が速い被報知体11、あるいは車両10に最も近い被報知体11などを対象として自動的に発音させる処理をしてもよい。なお、これらの場合において、急速に車両10に近づき報知の緊急性がある場合以外であれば、既に車両10が近づいてくることを認識している被報知体11や比較的に遠く車両10の移動において影響を受けない被報知体11などにも発音する場合があるので、例えばメロディ的な音情報などを発音させることが好ましい。
さらに、所定の方向に発音するのみならず、報知対象の被報知体11の位置に音像定位が位置する状態に発音させてもよい。この音像定位の設定としては、複数のスピーカを利用する構成やMIDIメッセージのパラメータ値を適宜変更するなど、いずれの方法が利用できる。この音像定位までも設定する構成によれば、被報知体11にのみ聴取できる発音状態が得られ、良好な発音が得られる。
そして、撮像手段113にて撮像する車両10の外部として、車両10の周囲略360°の全周を撮像して説明したが、例えば車両10が走行する走行方向のみ撮像すなわち前進の場合には前方のみ撮像し後進の場合には後方に切り替えて撮像するなどしてもよい。さらには、表示装置161にて表示する領域としても同様、例えば撮像領域が車両10の周囲略360°であっても走行方向のみ表示するなどしてもよい。
また、発音状態の制御として、指向性スピーカ152Bを用いる構成に限らず、例えば複数のスピーカを利用してMIDIメッセージにおけるパンポットなど各種パラメータ値を変更する処理の他、スピーカに設けたホーンの向きを発音させる方向に向けるなど、いずれの方法が適用できる。また、被報知体11の距離に対応して例えば音量などの出力値をも設定して説明したが、単に方向のみ設定する構成としてもよい。
さらに、タッチパネル162の接触操作にて発音を実施させる構成について説明したが、例えばいわゆる車両10に搭載される警笛を発音させる構成を利用し、警笛を発音させる構成が操作されることで、認識した被報知体11に対して発音を実施するなどしてもよい。また、例えば図7に示すように、運転席の前方に配設され運転者12を撮像する利用者撮像手段200により運転者12の瞳の動きおよび指差し動作を撮像させ、動作画像処理手段としても機能する画像処理手段195にて画像処理により認識した瞳の動きおよび指差し動作に基づいて被報知体11を認識して発音させてもよい。または、瞳の動きおよび撮像手段113にて撮像した画像データとに基づいて被報知体11を認識し、警笛を発音させる構成の操作により発音させてもよい。さらには、車両10のフロントガラスの内面にタッチパネル162を設けるとともに利用者撮像手段200にて撮像した運転者12の目の位置を画像処理にて認識し、運転者12が接触操作するタッチパネル162の位置と画像処理による目の位置とに基づいて方向を判断して発音させるなどしてもよい。これらのような構成によれば、運転者12が表示装置161で表示される被報知体11を確認する必要がなく、より容易に所定の被報知体11に発音させることができ、またより良好な車両の運行が得られる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施の形態の効果〕
上述したように、上記実施の形態では、撮像手段113にて撮像し画像処理手段195により認識した外部状況に基づいて、所定の方向にのみ発音が伝達して聴取可能な指向性で発音手段150の外部発音部152で発音させる制御をする。このため、所定の方向に位置する被報知体11にのみ注意を喚起する旨などの音情報が聴取され他の方向には発音される音情報が拡散しないので、例えば車両10の周囲に複数の人がいる場合で注意の喚起が不要な人に対しても発音することによる不快感を与えるなどの不都合がなく、報知対象に対して適切に音情報を発音できる。
本発明の発音装置に係るナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。 前記実施の形態における外部発音部の概略構成を示すブロック図である。 前記実施の形態における表示装置における車両周囲の状況の画面表示を示す概念図である。 前記実施の形態における画像処理により急速に近づく動体を認識する状況を示す説明図である。 前記実施の形態における車両に対して所定の方向に発音する状況を示す説明図である。 前記実施の形態における発音処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係る被報知体を特定する構成を示す概略図である。
符号の説明
100……発音装置としてのナビゲーション装置
110……外部状況認識手段を構成する被報知体検出手段としてのセンサ部
113……撮像手段
150……発音手段
152B…指向性スピーカ
160……方向特定手段としても機能する操作手段
161……表示装置
162……タッチパネル
190……演算手段である発音制御装置としても機能する処理部
195……動作画像処理手段としても機能する画像処理手段
197……発音制御手段
200……利用者撮像手段

Claims (16)

  1. 移動体に搭載された発音手段と、この発音手段による前記移動体の外部への発音状態を制御する発音制御措置とを具備した発音装置であって、
    記移動体の周囲を撮像する撮像手段から出力される撮像データで前記移動体の前方を画面表示する前側表示領域と前記移動体の後方を画面表示する後側表示領域とを備えた表示装置、および、この表示装置にて画面表示される前記撮像データの表示領域における入力操作により特定される位置に対応した方向を設定するタッチパネルを備え、このタッチパネルで設定した方向を前記発音手段にて発音させる方向として設定し、この設定された発音させる方向へ前記発音手段における外部への発音を実施させる旨の入力操作に対応した操作信号を出力する操作手段
    この操作手段からの操作信号に基づいて、前記特定される位置に対応した方向にのみ発音が伝播する指向性で前記発音手段による発音状態を制御する発音制御手段と、を具備した
    ことを特徴とした発音装置。
  2. 請求項1に記載の発音装置であって、
    記外状況に基づいて前記移動体の周囲における移動する被報知体を検出する被報知体検出手段を備え、
    前記発音制御手段は、前記被報知体検出手段にて検出した前記被報知体に対応する方向に発音させる制御をする
    ことを特徴とした発音装置。
  3. 請求項2に記載の発音装置であって、
    前記移動体の移動状況を認識する移動状況認識手段を具備し、
    前記被報知体検出手段は、前記認識した移動状況に基づいて、前記被報知体のうちの前記移動体が移動する移動経路上に位置あるいは移動経路上に移動する前記被報知体を前記発音手段による発音対象の被報知体として特定する
    ことを特徴とした発音装置。
  4. 請求項2に記載の発音装置であって、
    前記被報知体検出手段は、前記被報知体のうちの前記移動体に近づく前記被報知体を前記発音手段による発音対象の被報知体として特定する
    ことを特徴とした発音装置。
  5. 請求項4に記載の発音装置であって、
    前記被報知体検出手段は、前記移動体に近づく前記被報知体のうち相対的に近づく速度が最も速い前記被報知体を前記発音手段による発音対象の被報知体として特定する
    ことを特徴とした発音装置。
  6. 請求項2に記載の発音装置であって、
    前記被報知体検出手段は、前記被報知体のうちの前記移動体に最も近い前記被報知体を前記発音手段による発音対象の被報知体として特定する
    ことを特徴とした発音装置。
  7. 請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の発音装置であって、
    記被報知体検出手段は、前記移動体に相対的に近づく速度が所定速度以上である前記被報知体を認識すると、前記被報知体の方向にのみ発音で伝達する指向性で発音を実施させる信号を前記発音制御手段へ出力する
    ことを特徴とした発音装置。
  8. 請求項2ないし請求項7のいずれかに記載の発音装置であって、
    記被報知体検出手段は、前記撮像データに基づいて画像処理により前記被報知体を認識する画像処理手段を備えた
    ことを特徴とした発音装置。
  9. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の発音装置であって、
    前記発音制御手段は、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)の規格に準拠した音情報を、前記音像定位が所定の位置となる状態に前記発音手段にて発音させる制御をする
    ことを特徴とした発音装置。
  10. 請求項に記載の発音装置であって、
    前記発音制御手段は、前記音情報におけるパンポット(Panpot)情報の設定値を変更して前記音像定位が所定の位置となる状態に前記発音手段に設けられた複数のスピーカで前記音情報を発音させる
    ことを特徴とした発音装置。
  11. 請求項1ないし請求項1のいずれかに記載の発音装置であって、
    前記発音制御手段は、発音手段に設けられた指向性スピーカによる発音状態を制御する
    ことを特徴とした発音装置。
  12. 請求項1ないし請求項11に記載の発音装置であって、
    前記操作手段は、少なくとも利用者の瞳の動きおよび指差し動作を撮像して動作撮像データを生成する利用者撮像手段と、前記動作撮像データを画像処理して前記利用者の指示方向を前記発音手段にて発音させる方向を設定する動作画像処理手段とを備えた
    ことを特徴とした発音装置。
  13. 動体に搭載された発音手段で前記移動体の外部への発音状態を演算手段により制御する発音方法であって、
    前記移動体の周囲を撮像する撮像手段から出力される撮像データで前記移動体の前方を画面表示する前側表示領域と前記移動体の後方を画面表示する後側表示領域とを備えた表示装置、および、この表示装置にて画面表示される前記撮像データの表示領域における入力操作により特定される位置に対応した方向を設定するタッチパネルを備え、このタッチパネルで設定した方向を前記発音手段にて発音させる方向として設定し、この設定された発音させる方向へ前記発音手段における外部への発音を実施させる旨の入力操作に対応した操作信号を出力する操作手段を用い、
    前記演算手段は、
    前記操作手段からの操作信号に基づいて、前記特定される位置に対応した方向にのみ発音が伝播する指向性で前記発音手段による発音状態を制御する
    ことを特徴とする発音方法。
  14. 演算手段を、請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の発音装置の発音制御手段として機能させる
    ことを特徴とした発音プログラム。
  15. 請求項1に記載の発音方法を演算手段に実行させる
    ことを特徴とした発音プログラム。
  16. 請求項1または請求項15に記載の発音プログラムが演算手段に読取可能に記録された
    ことを特徴とした発音プログラムを記録した記録媒体。
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