JPWO2010137135A1 - ナビゲーション装置、サーバ、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、サーバ、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム Download PDF

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Abstract

ナビゲーション装置は、車々間通信を行う移動体に搭載される装置である。ナビゲーション装置は、通信手段と、移動体方向判定手段と、先導移動体決定手段とを備える。通信手段は、移動体の周囲に位置する他の移動体の属性情報を受信する。移動体方向判定手段は、他の移動体の属性情報に基づいて、当該他の移動体の向かう方向と移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する。先導移動体決定手段は、他の移動体の向かう方向と移動体の向かう方向とが同方向である場合において、他の移動体の属性情報と移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する。

Description

本発明は、移動体のナビゲーション装置に関する。
従来、現在位置から設定された目的地までの経路を案内するナビゲーション装置のアシスト手法が考え出されている。特許文献1には、目的地までの道順の代わりに、目的地までの道筋を知っており、かつ自車から最も近い場所にいる他車を先導役として案内することにより、道順案内を簡略化する旨記載されている。また、特許文献2には、経路探索センターより同じ目的地が設定された他の車両の紹介を受けて、紹介を受けた車両から目的地に関連する情報を収集する手法が記載されている。さらに、特許文献3には、擬似的に先導車両を生成し、目的地までの案内表示として用いる手法が記載されている。
特開2000−67381号公報 特開2006−108843号公報 特開2002−107161号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法では、先導役となる車両を見つけた場合であっても、ユーザの好む経路やペースに当該車両が適合するか否かが分からない。この点について、特許文献2又は3にも何ら記載されていない。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、ユーザを先導する先導役として適切な移動体を選択することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、移動体に搭載されるナビゲーション装置であって、前記移動体の周囲に位置する他の移動体の属性情報を受信する通信手段と、前記他の移動体の属性情報に基づいて、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定手段と、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記他の移動体の属性情報と前記移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定手段と、を備えることを特徴とする。ここで、同方向とは、当該車両が目的としている地点を基準として車両の現在地より時間的、距離的に近い場所に向かう方向とする。
請求項10に記載の発明は、複数の移動体と通信を行うサーバであって、前記複数の移動体の属性情報を受信する通信手段と、前記複数の移動体の属性情報に基づいて、所定の移動体の向かう方向と前記所定の移動体とは異なる他の移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定手段と、前記所定の移動体の向かう方向と前記他の移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記所定の移動体の属性情報と前記他の移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記所定の移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定手段と、を備える。
請求項11に記載の発明は、移動体に搭載されるナビゲーション装置により実行されるナビゲーション方法であって、前記移動体の周囲に位置する他の移動体の属性情報を受信する通信工程と、前記他の移動体の属性情報に基づいて、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定工程と、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記他の移動体の属性情報と前記移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定工程と、を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、移動体に搭載されるナビゲーション装置により実行されるナビゲーションプログラムであって、前記移動体の周囲に位置する他の移動体の属性情報を受信する通信手段、前記他の移動体の属性情報に基づいて、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定手段、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記他の移動体の属性情報と前記移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定手段、として前記ナビゲーション装置を機能させることを特徴とする。
第1実施例に係るナビゲーションシステムの概略構成を示す図である。 ナビゲーション装置の装置構成を示す図である。 車両の属性情報の一例を示す図表である。 経路選択傾向をルートイコライザとして表示した場合の図である。 先導車両の強調表示の一例を示す図である。 第1実施例に係るナビゲーション制御処理を示すフローチャートである。 先導車両の決定処理を示すフローチャートである。 第2実施例に係るナビゲーションシステムの概略構成を示す。 第2実施例に係るナビゲーション制御処理を示すフローチャートである。 先導車両の判定処理を示すフローチャートである。 同方向の定義を説明するための図である。 変形例に係るナビゲーションシステムの概略構成を示す図である。
10 自立測位装置
18 GPS受信機
20 システムコントローラ
22 CPU
36 データ記憶ユニット
60 入力装置
70 撮像装置
100 ナビゲーション装置
本発明の1つの観点では、移動体に搭載されるナビゲーション装置は、前記移動体の周囲に位置する他の移動体の属性情報を受信する通信手段と、前記他の移動体の属性情報に基づいて、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定手段と、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記他の移動体の属性情報と前記移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定手段と、を備える。
上記のナビゲーション装置は、車々間通信を行う移動体に搭載される装置である。ナビゲーション装置は、通信手段と、移動体方向判定手段と、先導移動体決定手段とを備える。通信手段は、移動体の周囲に位置する他の移動体の属性情報を受信する。移動体方向判定手段及び先導移動体決定手段は、例えばシステムコントローラである。移動体方向判定手段は、他の移動体の属性情報に基づいて、当該他の移動体の向かう方向と移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する。先導移動体決定手段は、他の移動体の向かう方向と移動体の向かう方向とが同方向である場合において、他の移動体の属性情報と移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する。このようにすることで、移動体の先導役として適切な先導移動体を選択することができる。
上記のナビゲーション装置の他の一態様は、前記通信手段は、前記移動体の周囲に位置する複数の前記他の移動体の属性情報を受信し、前記先導移動体決定手段は、複数の前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、複数の前記他の移動体のうち、前記移動体の属性情報と最も相関が高い属性情報をもつ前記他の移動体を前記先導移動体と決定する。このようにすることで、移動体の周囲に位置する複数の他の移動体の中から、移動体にとって最適な先導移動体を選択することができる。
上記のナビゲーション装置の他の一態様は、前記先導移動体決定手段は、複数の前記他の移動体のうち、前記他の移動体による経路選択傾向と前記移動体による経路選択傾向との相関が最も高いものを前記先導移動体と決定する。このようにすることで、移動体のユーザが望む経路に適合した車両を先導車両として選択することができる。
上記のナビゲーション装置の他の一態様は、前記先導移動体決定手段は、複数の前記他の移動体のうち、前記移動体と最も距離が近いものを前記先導移動体と決定する。このようにすることで、移動体が追従しやすい先導移動体を選択することができる。
上記のナビゲーション装置の他の一態様は、前記先導移動体決定手段は、複数の前記他の移動体のうち、前記移動体の前方に位置するものについて、前記先導移動体とするか否かを決定する。このようにすることで、移動体がより追従しやすい先導移動体を選択することができる。
上記のナビゲーション装置の他の一態様は、前記通信手段は、前記移動体の最も近い前方に位置する前記他の移動体の属性情報を受信し、前記先導移動体決定手段は、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記他の移動体の属性情報と前記移動体の属性情報との相関が所定値以上となっている場合には、前記他の移動体を前記先導移動体と決定する。このようにすることで、移動体の最も近い前方に位置する他の移動体について、移動体にとって適切な先導移動体か否かを判定することができる。
上記のナビゲーション装置の好適な実施例では、前記先導移動体決定手段は、前記他の移動体による経路選択傾向と前記移動体による経路選択傾向との相関が所定値以上となっている場合には、前記他の移動体を前記先導移動体と決定する。このようにすることで、移動体のユーザが望む経路に適合した車両を先導車両として選択することができる。
上記のナビゲーション装置の他の一態様は、前記先導移動体決定手段は、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記同方向へ向かった回数が所定回数以上となっている前記他の移動体について、前記先導移動体とするか否かを決定する。これにより、同方向に行き慣れている移動体を先導移動体として選択することが可能となる。
上記のナビゲーション装置の他の一態様は、前記移動体の周囲を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された映像を前記移動体のユーザに対して表示する表示手段と、を備え、前記表示手段は、前記先導移動体決定手段によって前記先導移動体として決定された前記他の移動体を強調表示する。このようにすることで、移動体のユーザは先導移動体を確実に把握することができる。
本発明の他の観点では、複数の移動体と通信を行うサーバであって、前記複数の移動体の属性情報を受信する通信手段と、前記複数の移動体の属性情報に基づいて、所定の移動体の向かう方向と前記所定の移動体とは異なる他の移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定手段と、前記所定の移動体の向かう方向と前記他の移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記所定の移動体の属性情報と前記他の移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記所定の移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定手段と、を備える。このサーバによっても、移動体の先導役として適切な先導移動体を選択することができる。
本発明の更なる他の観点では、移動体に搭載されるナビゲーション装置により実行されるナビゲーション方法であって、前記移動体の周囲に位置する他の移動体の属性情報を受信する通信工程と、前記他の移動体の属性情報に基づいて、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定工程と、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記他の移動体の属性情報と前記移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定工程と、を備える。このナビゲーション方法によっても、移動体の先導役として適切な先導移動体を選択することができる。
本発明の更なる他の観点では、移動体に搭載されるナビゲーション装置により実行されるナビゲーションプログラムであって、前記移動体の周囲に位置する他の移動体の属性情報を受信する通信手段、前記他の移動体の属性情報に基づいて、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定手段、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記他の移動体の属性情報と前記移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定手段、として前記ナビゲーション装置を機能させる。このナビゲーションプログラムによっても、移動体の先導役として適切な先導移動体を選択することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[第1実施例]
まず、本発明の第1実施例について説明する。
図1は、第1実施例に係るナビゲーションシステムの概略構成を示す。
図1には、ユーザが運転する車両である車両Aと、車両Aの周囲で前方に位置する複数の車両B、Cとが図示されている。図1に示すように、車両Aには、ナビゲーション装置100が搭載されている。車両B、Cにもそれぞれ同様のナビゲーション装置が搭載されている。車両Aに搭載されたナビゲーション装置100は、通信装置38を介して、車両B、Cのそれぞれに搭載されたナビゲーション装置と車々間通信を行う。
第1実施例では、車両Aに搭載されたナビゲーション装置100は、通信装置38を介して、車両Bに搭載されたナビゲーション装置より車両Bの属性情報を取得し、車両Cに搭載されたナビゲーション装置より車両Cの属性情報を取得する。属性情報としては、例えば、目的地への到達回数や、経路の選択傾向を示す経路選択傾向などが挙げられる。ナビゲーション装置100は、受信した車両B、Cの属性情報に基づいて、車両B、Cのうち、いずれかを車両Aの先導車両として決定する。例えば、図1に示す例では、車両Bが先導車両として決定されている。ナビゲーション装置100は、車両Aの前方を撮影する撮像装置70を備えており、撮像装置70により撮影された先導車両たる車両Bを、車両Aを運転しているユーザに強調表示する。
図2に、車両Aに搭載されたナビゲーション装置100の装置構成を示す。なお、車両B、Cに搭載されているナビゲーション装置も、ナビゲーション装置100と同様の構成を有している。
図2に示すように、ナビゲーション装置100は、自立測位装置10、GPS受信器18、システムコントローラ20、ディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50、入力装置60及び撮像装置70を備えて構成されている。
自立測位装置10は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13を含んで構成されている。加速度センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両Aの加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロからなり、車両Aの方向変換時における車両Aの角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。
距離センサ13は、車両Aの車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスを計測する。
GPS受信器18は、緯度及び経度情報等から車両Aの絶対的な位置を検出するために用いられるべき複数のGPS衛星からの測位用のデータ(GPSデータ)を含む下り回線データを搬送する電波19を受信する部分である。
システムコントローラ20は、インタフェース21、CPU(Central Processing Unit)22、ROM(Read Only Memory)23及びRAM(Random Access Memory)24を含んでおり、ナビゲーション装置100全体の制御を行うように構成されている。
インタフェース21は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信器18とのインタフェース動作を行う。そして、これらから、車速パルスの他、加速度データ、相対方位データ、角速度データ、GPS測位データ、絶対方位データ等をシステムコントローラ20に入力する。CPU22は、システムコントローラ20全体を制御する。ROM23は、システムコントローラ20を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリ等を有する。RAM24は、入力装置60を介して使用者により予め設定された経路データ等の各種データを読み出し可能に格納したり、CPU22に対してワーキングエリアを提供したりする。
システムコントローラ20、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブなどのディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、表示ユニット40、音声出力ユニット50、入力装置60及び撮像装置70は、バスライン30を介して相互に接続されている。
ディスクドライブ31は、システムコントローラ20の制御の下、CD又はDVDといったディスク33から、音楽データ、映像データなどのコンテンツデータを読み出し、出力する。なお、ディスクドライブ31は、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブのうち、いずれか一方としてもよいし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとしてもよい。データ記憶ユニット36は、例えば、HDDなどにより構成され、地図データなどのナビゲーション処理に用いられる各種データを記憶するユニットである。
通信装置38は、図1で述べた車両B、Cなどの他の車両から送信された情報を受信可能な受信チューナであり、通信用インタフェース37を介して、当該他の車両から送信された情報を受信可能に構成されている。
撮像装置70は、例えば、カメラであり、車両Aが走行している間、車両Aの前方を撮影する。撮像装置70は、システムコントローラ20によって制御される。
表示ユニット40は、システムコントローラ20の制御の下、各種表示データや撮像装置70により撮影された映像をディスプレイ44の表示画面上に表示する。例えば、表示データとして地図データを表示画面上に表示する場合には、システムコントローラ20は、データ記憶ユニット36より地図データを読み出し、表示ユニット40は、システムコントローラ20によってデータ記憶ユニット36より読み出された地図データを表示画面上に表示する。表示ユニット40は、バスライン30を介してCPU22から送られる制御データに基づいて表示ユニット40全体の制御を行うグラフィックコントローラ41と、VRAM(Video RAM)等のメモリからなり即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ42と、グラフィックコントローラ41から出力される画像データに基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイ44を表示制御する表示制御部43と、ディスプレイ44とを備えて構成されている。ディスプレイ44は、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
音声出力ユニット50は、システムコントローラ20の制御の下、ディスクドライブ31、若しくはRAM24等からバスライン30を介して送られる音声デジタルデータのD/A(Digital to Analog)変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音声に変換して車内に出力するスピーカ53とを備えて構成されている。
入力装置60は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置等から構成されている。入力装置60は、車内に搭載された当該車載用電子システムの本体のフロントパネルやディスプレイ44の周囲に配置される。また、ディスプレイ44がタッチパネル方式である場合には、ディスプレイ44の表示画面上に設けられたタッチパネルも入力装置60として機能する。
(ナビゲーション方法)
次に、第1実施例に係るナビゲーション方法について説明する。第1実施例に係るナビゲーション方法では、図1で述べたように、ナビゲーション装置100は、車両Aの周囲で前方に位置する複数の車両B、Cの属性情報を取得し、属性情報B、Cに基づいて、複数の車両B、Cの中から、ユーザが運転する車両Aの先導車両を決定する。
図3は車両の属性情報の一例を示す図表である。図3に示すように、属性情報としては、例えば、目的地、過去に目的地へ行った回数(到達回数)、ナンバープレートの情報たるナンバープレート情報、当該車両の種類を示す車両タイプ、ドライバーの年代、GPSデータ、平均速度、燃費情報、総運転距離、経路選択傾向等が挙げられる。経路選択傾向とは、後に詳しく述べるが、ユーザの経路を選択する際における傾向を示すものであり、具体的には、時間優先情報、距離優先情報、料金節約情報、幹線優先情報といったものが挙げられる。車両Aに搭載されたナビゲーション装置100は、車両Aの属性情報をデータ記憶ユニット36などに記憶しており、車両B、Cに搭載されたナビゲーション装置は、車両B、Cの属性情報をデータ記憶ユニットなどに記憶している。
車両B、Cに搭載されたナビゲーション装置は属性情報B、Cを発信し、車両Aに搭載されたナビゲーション装置100は通信装置38を介して属性情報B、Cを受信する。ナビゲーション装置100において、通信装置38が、車両B、Cより発信された車両B、Cの属性情報を受信すると、システムコントローラ20は、車両B、Cの属性情報と車両Aの属性情報とを基に、車両B、Cの目的地と車両Aの目的地とが同一か否かについて判定する。
システムコントローラ20は、車両B、Cの目的地と車両Aの目的地とが同一であると判定した場合には、車両B、Cのうち、車両Aの属性情報との相関が最も高い属性情報をもつ車両を車両Aの先導車両として決定する。例えば、システムコントローラ20は、車両B、Cのうち、車両Aの経路選択傾向と最も近い経路選択傾向をもつ車両を車両Aの先導車両として決定する。
ここで、経路選択傾向を用いた先導車両の決定方法について図4を用いて説明する。図4は、経路選択傾向をルートイコライザとしてディスプレイ44に表示した場合の一例を示している。ナビゲーション装置100では、ディスプレイ44に表示された「時間優先」、「距離優先」、「料金節約」、「幹線優先」の各項目の経路選択ボタン82のうち、ユーザがいずれかを選択することにより、経路選択傾向が決定される。その後、ユーザが探索開始ボタン84を触れることにより、決定された経路選択傾向に応じて、目的地までの経路が決定される。
例えば、「時間優先」が選択された場合には、目的地までの所要時間がなるべく短くなるような経路に決定される。「距離優先」が選択された場合には、目的地までの距離がなるべく短くなるような経路に決定される。「料金節約」が選択された場合には、料金がなるべく安くなるような経路、例えば高速道路などの有料道路を通らない経路に決定される。「幹線優先」が選択された場合には、幹線道路をなるべく通る経路に決定される。例えば、図4に示す例では、ユーザは「時間優先」を選択している。
また、ディスプレイ44には、経路選択傾向を示すグラフEG(経路選択傾向グラフ)が表示されている。図4に示す経路選択傾向グラフEGでは、「時間優先」が選択されているので、「時間優先」の値が最大値(MAX)とされ、「時間優先」以外の他の項目の値は最小値(MIN)とされている。なお、ここで、ユーザは、調節ボタン83を操作することにより、選択された項目の値を調節することが可能である。
なお、図4に示すルートイコライザの例では、「時間優先」、「距離優先」、「料金節約」、「幹線優先」の各項目のうち、いずれかが選択されるとし、選択された項目の値について調節ボタン83により調節可能であるとしているが、これに限られない。このようにする代わりに、「時間優先」、「距離優先」、「料金節約」、「幹線優先」の各項目のうち、2つ以上の項目を選択可能であるとし、選択されたそれぞれの項目の値について調節ボタン83により調節可能であるとしても良い。この場合には、選択された各項目の値に応じて、目的地までの経路が決定される。
ここで、各項目の値は、図3に示したように、属性情報における「時間優先情報」、「距離優先情報」、「料金節約情報」、「時間優先情報」として設定される。
経路選択傾向を用いた先導車両の決定方法では、まず、システムコントローラ20は、車両B、Cの経路選択傾向と車両Aの経路選択傾向との相関を求める。そして、システムコントローラ20は、車両B、Cのうち、車両Aの経路選択傾向と最も相関の高い車両を車両Aの先導車両として決定する。例えば、システムコントローラ20は、車両B、Cの経路選択経路の各項目の値と車両Aの経路選択傾向の各項目との差分を求め、車両B、Cのうち、車両Aの経路選択傾向の各項目の値との差分が最も小さくなる経路選択傾向をもつ、即ち、車両Aの経路選択傾向グラフに定性的に最も近い経路選択傾向グラフをもつ車両を先導車両として決定する。このように、車両B、Cのうち、車両Aの経路選択傾向と最も近い経路選択傾向をもつ車両を車両Aの先導車両として決定することで、車両Aのユーザが望む経路に適合した車両を先導車両として選択することができる。
システムコントローラ20は、車両Aの先導車両を決定すると、撮像装置70により撮影されディスプレイ44の表示画面上に表示された映像上において、先導車両として決定された車両を強調表示する。
図5は先導車両の強調表示の一例である。図5に示すように、ディスプレイ44の表示画面上には、撮像装置70により撮影された車両B、Cが表示されている。例えば、システムコントローラ20が車両Aの先導車両を車両Bに決定した場合には、図5に示すように、車両Bが強調表示される。車両Bの強調表示の具体的な方法の一例としては、システムコントローラ20は、車両A、BのGPSデータより車両Aに対する車両Bの方向を求め、求められた方向と撮像装置70の撮影方向とを基に、表示画面上における車両Bの映っている位置を算出して、当該位置を強調表示する。また、このようにする代わりに、撮像装置70により撮影された映像を画像解析することにより、映しだされている各車両のナンバープレートを解析し、車両Bのナンバープレートと一致したナンバープレートをもつ車両が映し出されている部分を強調表示するとしても良い。このように、ディスプレイ44にて先導車両を強調表示することにより、ユーザは先導車両を確実に把握することができる。
次に、第1実施例に係るナビゲーション制御処理の一例について図6、7のフローチャートを用いて説明する。図6は、第1実施例に係るナビゲーション制御処理を示すフローチャートであり、図7は先導車両の決定処理を示すフローチャートである。これらの処理は、主に、システムコントローラ20が制御プログラムを実行することにより実現される。
まず、第1実施例に係るナビゲーション制御処理について図6を用いて説明する。図6に示すナビゲーション制御処理は、システムコントローラ20により、所定時間毎または所定距離毎に繰り返し実行される。
ステップS101において、システムコントローラ20は、ユーザにより選択された経路選択傾向に応じて目的地までの経路を探索する。続くステップS102において、システムコントローラ20は、ディスプレイ44の表示画面上に地図データを表示し、表示された地図データ上にて探索された経路を案内する。
ステップS103において、通信装置38が車々間通信により自車(図1の例で言うと車両A)の周囲で前方にいる複数の車両(図1の例で言うと車両B、C)の属性情報を受信する。ここで、自車の前方にいる車両の属性情報を受信するとした理由は、自車の前方にいる車両を先導車両とした方が、自車が追従しやすいからである。続くステップS104において、システムコントローラ20は、受信した属性情報に基づいて、自車の周囲で前方にいる複数の車両のうち、同一目的地の車両がいるか否かについて判定する。ステップS104において、システムコントローラ20は、同一目的地の車両がいないと判定した場合には(ステップS104:No)、ステップS102の処理へ戻り、同一目的地の車両がいると判定した場合には(ステップS104:Yes)、ステップS105の処理へ進む。
ステップS105において、システムコントローラ20は、同一目的地の車両が複数台あるか否かについて判定する。ステップS105において、システムコントローラ20は、同一目的地の車両が複数台ないと判定した場合には(ステップS105:No)、ステップS107の処理へ進み、同一目的地の車両が複数台あると判定した場合には(ステップS105:Yes)、ステップS106の処理へ進む。つまり、システムコントローラ20は、同一目的地の車両が複数台ない、即ち、1台しかないと判定した場合には、同一目的地の車両であると判定された1台の車両を先導車両とする。
ステップS106において、システムコントローラ20は、受信した属性情報に基づいて、同一目的地の複数の車両から最適な先導車両を決定する。この先導車両の決定処理については、後に図7のフローチャートを用いて説明する。システムコントローラ20は、最適な先導車両を決定した後、ステップS107の処理へ進む。
ステップS107において、システムコントローラ20は、ステップS106にて決定された先導車両をディスプレイ44の表示画面上で強調表示した後、ステップS108の処理へ進む。これにより、ユーザは先導車両を確実に把握することができる。
ステップS108において、システムコントローラ20は、自車のGPSデータを基に、自車が目的地に到達したか否かを判定し、自車が目的地に到達していないと判定した場合には(ステップS108:No)、ステップS102の処理へ戻り、自車が目的地に到達したと判定した場合には(ステップS108:Yes)、本制御処理を終了する。以上に述べた第1実施例に係るナビゲーション制御処理によれば、ユーザは、自車にとって最適な先導車両に目的地までついて行くことができる。また、第1実施例に係るナビゲーション処理によれば、先導車両が変更されることもあり、自車にとって最適な先導車両を常に得ることができる。
次に、ステップS106における先導車両の決定処理について図7を用いて説明する。
図7に示す先導車両の決定処理では、システムコントローラ20は、候補車両の同一目的地への到達回数が10回以上あるか否かを判定することにより候補車両を絞った後、自車の経路選択傾向との相関が最も高い経路選択傾向をもつ候補車両を先導車両として決定する。
まず、ステップS201において、システムコントローラ20は、受信した属性情報を基に、同一目的地の複数の車両のうち、同一目的地への到達回数が10回以上の車両が1台以上あるか否かについて判定する。システムコントローラ20は、同一目的地への到達回数が10回以上の車両が1台もないと判定した場合には(ステップS201:No)、ステップS203の処理へ進む。一方、システムコントローラ20は、同一目的地への到達回数が10回以上ある車両が1台以上あると判定した場合には(ステップS201:Yes)、ステップS202の処理へ進む。
ステップS202において、システムコントローラ20は、同一目的地への到達回数が10回未満の車両を先導車両の候補車両から削除し、ステップS203の処理へ進む。このようにすることで、目的地に行き慣れている車両を先導車両として選択することが可能となる。なお、到達回数の基準としては10回に限られるものではないのは言うまでもない。
ステップS203において、システムコントローラ20は、候補車両が2台以上あるか否かについて判定する。システムコントローラ20は、候補車両が2台以上ないと判定した場合には(ステップS203:No)、ステップS208の処理へ進み、候補車両が2台以上あると判定した場合には(ステップS203:Yes)、ステップS204の処理へ進む。
ステップS204において、システムコントローラ20は、自車の経路選択傾向と候補車両の経路選択傾向との相関を計算する。続くステップS205において、システムコントローラ20は、最も相関の高い車両を候補車両とし、それ以外の車両を候補車両から削除した後、ステップS206の処理へ進む。このようにすることで、自車の経路選択傾向と近い経路選択傾向をもつ車両を先導車両として選択することが可能となり、自車のユーザが望む経路に適合した車両を先導車両として選択することができる。
ステップS206において、システムコントローラ20は、候補車両が2台以上あるか否かについて判定する。システムコントローラ20は、候補車両が2台以上ないと判定した場合には(ステップS206:No)、ステップS208の処理へ進み、候補車両が2台以上あると判定した場合には(ステップS206:Yes)、ステップS207の処理へ進む。
ステップS207において、システムコントローラ20は、自車のGPSデータと候補車両のGPSデータとに基づいて、自車との物理的な距離が最も近い車両を候補車両とし、それ以外の車両を候補車両から削除した後、ステップS208の処理へ進む。ステップS208において、システムコントローラ20は、候補車両を先導車両とした後、本制御処理を終了する。上述の先導車両決定処理によれば、自車の周囲で前方にある複数の車両の中から、自車にとって最適な先導車両を選択することができる。
なお、上述のナビゲーション処理において、決定した先導車両がトラックなどにより遮蔽されている場合には、先導車両を表示画面上に強調表示する代わりに、表示画面上に地図データを表示し、当該地図データ上に当該先導車両の移動経路を表示するとしても良い。このようにすることで、経路探索では探索できなかった経路も選択することができる。
また、先導車両としては一台に限られるものではなく、代わりに、複数の車両を先導車両として捕捉しておき、例えば自車との位置関係に応じて、ユーザに示す先導車両を切り替えることとしても良い。
また、上述のナビゲーション処理では、自車の周囲で前方にある車両を候補車両としているが、これに限られるものではなく、加えて、自車の周囲で後方にある車両も候補車両としても良い。このような場合において、自車の周囲で後方にある車両が先導車両として決定された場合には、システムコントローラ20は、表示画面に表示された地図データ上に先導車両の位置を表示する。これにより、ユーザは、その表示を見て、先導車両の後方につくように運転することができる。このようにする代わりに、又は、加えて、システムコントローラ20は、先導車両が自車の前方に来た時点で、当該先導車両を表示画面上で強調表示してユーザに追従を促すこととしても良い。
以上に述べたように、第1実施例によれば、自車の周囲の複数の車両の目的地と自車の目的地とが同一である場合において、自車の周囲の複数の車両のうち、自車の属性情報と最も相関が高い属性情報をもつ車両を先導車両として決定している。これにより、自車の周囲の複数の車両の中から、自車にとって最適な先導車両を選択することができる。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例について説明する。
図8は、第2実施例に係るナビゲーションシステムの概略構成を示す。
図8には、ユーザが運転する車両である車両Aと、車両Aの最も近い前方に位置する車両Dとが図示されている。車両Aには、第1実施例と同様のナビゲーション装置100が搭載されている。車両Dにも同様のナビゲーション装置が搭載されている。また、車両A、Dはそれぞれ、図2に示したような属性情報を有している。
第2実施例では、車両Aに搭載されたナビゲーション装置100は、車両Aの最も近い前方の車両Dに搭載されたナビゲーション装置より車両Dの属性情報を取得し、取得した車両Dの属性情報に基づいて、車両Dが車両Aの先導車両として最適か否かについて判定する。ナビゲーション装置100は、図8に示すように、車両Dが先導車両として最適であると判定した場合には、撮像装置70により撮影された車両Dを、車両Aを運転しているユーザに強調表示する。一方、ナビゲーション装置100は、車両Dが先導車両として最適でないと判定した場合には、車両Aの最も近い前方に次に来た別の車両について、先導車両として最適であるか否かについて判定する。
第2実施例に係るナビゲーション制御処理の一例について図9、10のフローチャートを用いて説明する。図9は、第2実施例に係るナビゲーション制御処理を示すフローチャートであり、図10は先導車両の判定処理を示すフローチャートである。これらの処理は、主に、システムコントローラ20が制御プログラムを実行することにより実現される。
まず、第2実施例に係るナビゲーション制御処理について図9を用いて説明する。図9に示すナビゲーション制御処理は、システムコントローラ20により、所定時間毎または所定距離毎に繰り返し実行される。
ステップS301において、システムコントローラ20は、ユーザにより選択された経路選択傾向に応じて目的地までの経路を探索する。続くステップS302において、システムコントローラ20は、ディスプレイ44の表示画面上に地図データを表示し、表示された地図データ上にて探索された経路を案内する。
ステップS303において、システムコントローラ20は、自車(図8の例で言うと車両A)の最も近い前方にいる車両(図8の例で言うと車両D)を候補車両とする。続くステップS304において、通信装置38は、車々間通信により当該候補車両の属性情報を受信する。続くステップS305において、システムコントローラ20は、受信した属性情報に基づいて、候補車両が同一目的地の車両であるか否かについて判定する。ステップS304において、システムコントローラ20は、候補車両が同一目的地の車両でないと判定した場合には(ステップS305:No)、ステップS302の処理へ戻り、同一目的地の車両であると判定した場合には(ステップS305:Yes)、ステップS306の処理へ進む。
ステップS306において、システムコントローラ20は、受信した属性情報に基づいて、候補車両が最適な先導車両か否かについて判定する。この先導車両の判定処理については、後に図10のフローチャートを用いて説明する。システムコントローラ20は、ステップS306の先導車両の判定処理を終えると、ステップS307の処理へ進む。
ステップS307において、システムコントローラ20は、ステップS306の結果を基に、候補車両が先導車両として適切でないと判定した場合にはステップS302の処理へ戻り、適切であると判定した場合にはステップS308の処理へ進む。
ステップS308において、システムコントローラ20は、候補車両を先導車両であると決定し、決定された先導車両をディスプレイ44の表示画面上で強調表示した後、ステップS309の処理へ進む。これにより、ユーザは先導車両を確実に把握することができる。
ステップS309において、システムコントローラ20は、自車のGPSデータを基に、自車が目的地に到達したか否かを判定し、自車が目的地に到達していないと判定した場合には(ステップS309:No)、ステップS302の処理へ戻り、自車が目的地に到達したと判定した場合には(ステップS309:Yes)、本制御処理を終了する。以上に述べた第2実施例に係るナビゲーション制御処理により、ユーザは、自車にとって適切な先導車両に目的地までついて行くことができる。
次に、ステップS306における先導車両の判定処理について図10を用いて説明する。
図10に示す先導車両の判定処理では、システムコントローラ20は、候補車両の同一目的地への到達回数が10回以上あるか否かを判定した後、当該候補車両の経路選択傾向と自車の経路選択傾向との相関が所定値以上になっているか否かについて判定する。
まず、ステップS401において、システムコントローラ20は、受信した属性情報を基に、候補車両の同一目的地への到達回数が10回以上あるか否かについて判定する。システムコントローラ20は、同一目的地への到達回数が10回以上ないと判定した場合には(ステップS401:No)、ステップS405の処理へ進む。一方、システムコントローラ20は、同一目的地への到達回数が10回以上ある車両が1台以上あると判定した場合には(ステップS401:Yes)、ステップS402の処理へ進む。
ステップS402において、システムコントローラ20は、自車の経路選択傾向と候補車両の経路選択傾向との相関を計算する。続くステップS403において、システムコントローラ20は、自車の経路選択傾向と候補車両の経路選択傾向との相関が所定値以上になっているか否かについて判定する。例えば、システムコントローラ20は、車両Dの経路選択傾向の各項目の値と車両Aの経路選択傾向の各項目の値との差分を求め、当該差分が基準値以下となる場合に相関が所定値以上であると判定する。なお、ここで、基準値は、ユーザなどにより設定された値であり、データ記憶ユニット38に予め記憶されている。
ステップS403において、システムコントローラ20は、自車の経路選択傾向と候補車両の経路選択傾向との相関が所定値以上になっていると判定した場合には(ステップS403:Yes)、ステップS404の処理へ進み、候補車両は適切な先導車両であるとする。一方、システムコントローラ20は、相関が所定値以上になっていないと判定した場合には(ステップS403:No)、ステップS405の処理へ進み、候補車両は適切な先導車両でないとする。システムコントローラ20は、ステップS404、405の処理の後、本制御処理を終了する。先導車両判定処理によれば、自車の最も近い前方にある車両が自車にとって適切な先導車両か否かを判定することができる。
なお、上述の先導車両判定処理では、ステップS401において、システムコントローラ20は、候補車両の同一目的地への到達回数が10回以上あるか否かについて判定するとしているが、これに限られるものではない。このようにする代わりに、ステップS401の処理を行わずに、ステップS402の処理から行うこととしても良い。
以上に述べたように、第2実施例によれば、自車の最も近い前方にある車両について、当該車両の属性情報と自車の属性情報との相関が所定値以上となる場合に、当該車両を先導車両として決定している。これによっても、自車にとって適切な先導車両を選択することができる。なお、ここで、第2実施例では、自車のナビゲーション装置100は、自車の最も近い前方にいる車両を候補車両としているが、これに限られない。このようにする代わりに、ナビゲーション装置100は、ユーザが明示的に選択した車両を候補車両として、当該候補車両が先導車両として最適な否かを判定するとしても良い。
[変形例]
次に、本発明の変形例について説明する。
上述の第1及び第2実施例では、システムコントローラ20は、自車の属性情報と候補車両の属性情報との相関の度合いを判定する場合において、候補車両の同一目的地への到達回数が10回以上あるか否かについての判定と、自車の経路選択傾向と候補車両の経路選択傾向との相関の度合いの判定との両方を行うとしているが、これに限られるものではなく、どちらか一方を行うとしても良いのは言うまでもない。
また、上述の第1及び第2実施例では、自車の属性情報と候補車両の属性情報との相関の度合いを判定する場合において、同一目的地への到達回数や、経路選択傾向の相関の度合いを基に判定するとしているが、これに限られない。このようにする代わりに、又は、加えて、自車の属性情報と候補車両の属性情報との相関の度合いを判定する方法として以下の方法を用いるとしても良い。
例えば、ナビゲーション装置100は、属性情報におけるナンバープレート情報を基に、候補車両のナンバープレートが自車の目的地と同じ地域を示すナンバープレートか否かを判定し、自車の目的地と同じ地域を示すナンバープレートであると判定した場合には、属性情報の相関を高く判定するとしても良い。なぜならば、この候補車両のドライバーは目的地付近の経路をよく知っていると思われるからである。また、ナビゲーション装置100は、属性情報における平均速度の情報を基に、候補車両の平均速度が自車の平均速度に近いほど、属性情報の相関を高く判定するとしても良い。これにより、自車のペースに合った車両を先導車両として選択することが可能となる。また、ナビゲーション装置100は、属性情報の車両タイプの情報を基に、候補車両の車両タイプが自車の車両タイプに近いほど、属性情報の相関を高く判定するとしても良い。例えば、ナビゲーション装置100は、自車の車両タイプが大型車の車両タイプである場合において、候補車両の車両タイプも大型車の車両タイプである場合には、属性情報の相関を高く判定する。これにより、自車が通行可能な経路を通る車両を先導車両として選択することが可能となる。また、ナビゲーション装置100は、属性情報におけるドライバーの年代の情報を基に、候補車両のドライバーの年代が自車のドライバー(ユーザ)の年代と近いほど、属性情報の相関を高く判定するとしてもよい。これにより、ユーザの感覚に近いドライバーが運転する車両を先導車両として選択することが可能となる。
また、自車の属性情報と候補車両の属性情報との相関を基にするのに加えて、又は、代わりに、以下の方法を用いて先導車両を決定するとしても良い。
例えば、ナビゲーション装置100は、撮像装置70で候補車両が撮影された回数を基に、撮影された回数が最も多い、又は、所定回数以上となっている候補車両を先導車両として選択するとしても良い。また、候補車両が他の先導車両となっているか否か、又は、他の車両を追従しているか否かの情報を属性情報に含めるものとし、ナビゲーション装置100は、当該属性情報を基に、候補車両が他の先導車両として既に機能している、又は、他の車両を追従していると判定した場合には、候補車両から外すとしても良い。これは、一台の車両に数珠繋ぎに他の車両が連なるのを防ぐためである。また、候補車両がタクシーか否かの情報を属性情報に含めるとし、ナビゲーション装置100は、当該属性情報を基に、候補車両がタクシーであると判定した場合には、他の候補車両よりも優先的に先導車両として選択するとしても良い。これは、タクシーのドライバーは経路をよく知っていると思われるためである。
また、第1及び第2実施例では、自車のナビゲーション装置100は、自車と同一目的地となっている車両を候補車両としているが、これに限られない。これに加えて、ナビゲーション装置100は、自車と立ち寄り地が同じ車両を候補車両としても良い。更に言えば、ナビゲーション装置100は、自車の向かう方向と同方向に向かう車両であれば、当該車両を候補車両とすることができる。
ここで、「同方向」とは、自車が目的としている地点(目的地)を基準として、自車の現在地よりも時間的、距離的に近い場所に向かう方向とする。この同方向の例について、図11に示す例を用いて説明する。
図11に示す例において、現在地から地点Pkkを経由して目的地に向かう場合には、一般道路よりも速く進むことのできる高速道路を用いることができる。そのため、現在地から地点Pknを経由して目的地に向かうよりも、現在地から地点Pkkを経由して目的地に向かう方が、例え距離的には回り道であっても、自車は目的地に早く到着する可能性がある。そこで、図11に示す例において、同方向とは、現在地から地点Pknに向かう方向(現在地よりも距離的に目的地に近い場所に向かう方向)Ap1、Ap2に加え、現在地から地点Pkkを向かう方向(現在地よりも時間的に目的地に近い場所に向かう方向)Ap3、Ap4をも含むものとする。つまり、ナビゲーション装置100は、方向Ap1〜Ap4に向かう車両を候補車両とする。このようにすることで、より適切な候補車両を選定することができる。
また、第1及び第2実施例では、自車のナビゲーション装置100は、撮像装置70で撮影された先導車両を強調表示するとしているが、これに限られない。このようにする代わりに、ナビゲーション装置100は、表示画面に表示された地図データ上に先導車両を表示したり、または、音声出力ユニット50を用いて、先導車両を特定できる情報(例えば、先導車両の車両タイプやナンバープレートなど)を音声でユーザに知らせたりするとしても良い(例えば、「白いセダンでナンバー***が先導車両として最適です」のように音声でユーザに知らせる)。このようにすることで、撮像装置を備えていないナビゲーション装置においても、先導車両をユーザに認識させることができる。
また、第1及び第2実施例において、属性情報を発信又は受信する車両のIDは登録機関に予め登録されるものとし、先導車両が決定された際において、自車のナビゲーション装置と先導車両のナビゲーション装置との間で、車々間通信により登録済みのIDの交換が行われるとしても良い。このようにすることで、先導車両及び自車のドライバーは安心して本発明のシステムを利用することができる。また、第1及び第2実施例において、先導車両をしても良い車両のみがIDの開示を行うこととし、自車のナビゲーション装置は、IDを取得することができた車両のみ、先導車両として選択することができるとしても良い。なお、ここで、先導を行った先導車両に対しては、ポイントが付加される等の付加価値をつけるとしても良い。
また、第1及び第2実施例において、例えばサービスエリアなどに先導車両が立ち寄るなどのように休憩を行う場合には、先導車両のナビゲーション装置は、車々間通信により、追従車両のナビゲーション装置に休憩する旨の通知を行うとしても良い。この場合において、通知を受信した追従車両のナビゲーション装置は、新たに別の車両を先導車両として探すものとする。
さらに、第1及び第2実施例において、自車のナビゲーション装置が、自車の属性情報と候補車両の属性情報とに基づいて、先導車両を決定する処理を行うとしているが、これに限られない。このようにする代わりに、属性情報を一元管理するセンターのサーバが、自車の属性情報と候補車両の属性情報とを取得し、これらの属性情報を基に、自車の先導車両を決定して、自車に通知するとしても良い。一例として、第1実施例で述べた先導車両の決定処理をセンターのサーバが行う例を図12に示す。
具体的には、まず、センターのサーバは、(1a)〜(1c)に示すように、自車たる車両Aの属性情報と、車両Aの周辺の他の車両B、Cの属性情報を取得する。次に、センターのサーバは、(2)に示すように、車両B、Cの目的地と車両Aの目的地とが同一であるか否かを判定し、同一であると判定した場合には、車両B、Cのうち、車両Aの属性情報との相関が最も高い属性情報をもつ車両を車両Aの先導車両として決定する。ここでは、車両Bが先導車両として決定されるとする。そして、センターのサーバは、(3)に示すように、車両Aのナビゲーション装置100に対し、先導車両として決定されたのが車両Bである旨を通知する。これによっても、第1実施例で述べたのと同様の効果を得ることができる。なお、このとき、センターのサーバは、先導車両として決定された車両Bの属性情報、例えば、車両BのGPSデータやナンバープレート情報を車両Aのナビゲーション装置100に通知するとしても良い。このようにすることで、ナビゲーション装置100は、先導車両たる車両Bをディスプレイ44の表示画面上で強調表示することが可能となる。
なお、第1実施例と同様に、第2実施例で述べた処理についても、先導車両の判定処理をセンターのサーバが行うとすることもできるのは言うまでもない。具体的には、センターのサーバは、図8に示した車両A、Dの属性情報を取得して、車両Dの目的地と車両Aの目的地とが同一であるか否かを判定し、同一であると判定した場合には、車両Dの属性情報と車両Aの属性情報との相関が所定値以上であるか否かについて判定する。センターのサーバは、相関が所定値以上であると判定した場合には、車両Aのナビゲーション装置100に対し、車両Dが先導車両として適切である旨通知する。これによっても、第2実施例で述べたのと同様の効果を得ることができる。なお、このとき、センターのサーバは、車両DのGPSデータやナンバープレート情報を車両Aのナビゲーション装置100に通知するとしても良い。このようにすることで、ナビゲーション装置100は、先導車両たる車両Dをディスプレイ44の表示画面上で強調表示することが可能となる。
なお、本発明のナビゲーション装置は、車両用のナビゲーション装置のナビゲーションシステムとして用いられるのには限られず、代わりに、自転車や携帯電話などに搭載されるナビゲーション装置として用いられるとしても良いのは言うまでもない。つまり、本発明のナビゲーション装置は、車両に限られない他の移動体のナビゲーション装置としても用いることができる。
本発明は、カーナビゲーション装置に代表される移動体のナビゲーション装置に利用することができる。
請求項1に記載の発明は、移動体を案内するナビゲーション装置であって、前記移動体の周囲に位置する複数の他の移動体の属性情報を受信する通信手段と、前記他の移動体の属性情報に基づいて、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定手段と、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、複数の前記他の移動体のうち、前記他の移動体による経路選択傾向と前記移動体による経路選択傾向との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定手段と、を備えることを特徴とする。ここで、同方向とは、当該車両が目的としている地点を基準として車両の現在地より時間的、距離的に近い場所に向かう方向とする。
請求項に記載の発明は、複数の移動体と通信を行うサーバであって、前記複数の移動体の属性情報を受信する通信手段と、前記複数の移動体の属性情報に基づいて、所定の移動体の向かう方向と前記所定の移動体とは異なる他の移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定手段と、前記所定の移動体の向かう方向と前記他の移動体の向かう方向とが同方向である場合において、複数の前記他の移動体のうち、前記所定の移動体による経路選択傾向と前記他の移動体による経路選択傾向との相関の度合いに応じて、前記所定の移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定手段と、を備える。
請求項10に記載の発明は、移動体を案内するナビゲーション装置により実行されるナビゲーション方法であって、前記移動体の周囲に位置する複数の他の移動体の属性情報を受信する通信工程と、前記他の移動体の属性情報に基づいて、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定工程と、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、複数の前記他の移動体のうち、前記他の移動体による経路選択傾向と前記移動体による経路選択傾向との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定工程と、を備えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、移動体を案内するナビゲーション装置により実行されるナビゲーションプログラムであって、前記移動体の周囲に位置する複数の他の移動体の属性情報を受信する通信手段、前記他の移動体の属性情報に基づいて、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定手段、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、複数の前記他の移動体のうち、前記他の移動体による経路選択傾向と前記移動体による経路選択傾向との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定手段、として前記ナビゲーション装置を機能させることを特徴とする。

Claims (12)

  1. 移動体に搭載されるナビゲーション装置であって、
    前記移動体の周囲に位置する他の移動体の属性情報を受信する通信手段と、
    前記他の移動体の属性情報に基づいて、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定手段と、
    前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記他の移動体の属性情報と前記移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定手段と、を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記通信手段は、前記移動体の周囲に位置する複数の前記他の移動体の属性情報を受信し、
    前記先導移動体決定手段は、複数の前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、複数の前記他の移動体のうち、前記移動体の属性情報と最も相関が高い属性情報をもつ前記他の移動体を前記先導移動体と決定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記先導移動体決定手段は、複数の前記他の移動体のうち、前記他の移動体による経路選択傾向と前記移動体による経路選択傾向との相関が最も高いものを前記先導移動体と決定することを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記先導移動体決定手段は、複数の前記他の移動体のうち、前記移動体と最も距離が近いものを前記先導移動体と決定することを特徴とする請求項2又は3に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記先導移動体決定手段は、複数の前記他の移動体のうち、前記移動体の前方に位置するものについて、前記先導移動体とするか否かを決定することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  6. 前記通信手段は、前記移動体の最も近い前方に位置する前記他の移動体の属性情報を受信し、
    前記先導移動体決定手段は、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記他の移動体の属性情報と前記移動体の属性情報との相関が所定値以上となっている場合には、前記他の移動体を前記先導移動体と決定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  7. 前記先導移動体決定手段は、前記他の移動体による経路選択傾向と前記移動体による経路選択傾向との相関が所定値以上となっている場合には、前記他の移動体を前記先導移動体と決定することを特徴とする請求項6に記載のナビゲーション装置。
  8. 前記先導移動体決定手段は、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記同方向へ向かった回数が所定回数以上となっている前記他の移動体について、前記先導移動体とするか否かを決定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  9. 前記移動体の周囲を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された映像を前記移動体のユーザに対して表示する表示手段と、を備え、
    前記表示手段は、前記先導移動体決定手段によって前記先導移動体として決定された前記他の移動体を強調表示することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  10. 複数の移動体と通信を行うサーバであって、
    前記複数の移動体の属性情報を受信する通信手段と、
    前記複数の移動体の属性情報に基づいて、所定の移動体の向かう方向と前記所定の移動体とは異なる他の移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定手段と、
    前記所定の移動体の向かう方向と前記他の移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記所定の移動体の属性情報と前記他の移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記所定の移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定手段と、を備えることを特徴とするサーバ。
  11. 移動体に搭載されるナビゲーション装置により実行されるナビゲーション方法であって、
    前記移動体の周囲に位置する他の移動体の属性情報を受信する通信工程と、
    前記他の移動体の属性情報に基づいて、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定工程と、
    前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記他の移動体の属性情報と前記移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定工程と、を備えることを特徴とするナビゲーション方法。
  12. 移動体に搭載されるナビゲーション装置により実行されるナビゲーションプログラムであって、
    前記移動体の周囲に位置する他の移動体の属性情報を受信する通信手段、
    前記他の移動体の属性情報に基づいて、前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向であるか否かを判定する移動体方向判定手段、
    前記他の移動体の向かう方向と前記移動体の向かう方向とが同方向である場合において、前記他の移動体の属性情報と前記移動体の属性情報との相関の度合いに応じて、前記他の移動体について、前記移動体を先導する先導移動体とするか否かを決定する先導移動体決定手段、として前記ナビゲーション装置を機能させることを特徴とするナビゲーションプログラム。
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