JP2009107373A - 警報音出力装置 - Google Patents

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Yoshitaka Masuda
吉孝 増田
Tatsuya Muramatsu
竜弥 村松
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Abstract

【課題】警報の対象者の存在する方向を指向して警報音を出力する。
【解決手段】警報音発生装置20は、車両の正面、左側面、右側面、後方にホーン11〜14を備えている。これらホーンは、所定の方向を指向して警報音を発生することができ、設置角度を水平方向に変化させることができるようになっている。また、運転者の前後左右にカメラ1〜4が設置されている。ECU21は、これらのカメラで撮影した画像から運転者の顔面が写っているものを選択し、これを画像解析することにより運転者の視線方向を特定する。そして、ECU21は、運転者の視線方向を指向するように対応するホーンの角度をリアルタイムで調節し、運転者がホーンスイッチ24をオン状態にすると、当該対応するホーンに警報音を出力させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、警報音出力装置に関し、例えば、車両に搭載され、危険回避のために運転者が操作するものに関する。
自動車などの車両には、ホーンなどにより警報音を出力する警報音出力装置が搭載されている。
運転者は、例えば、前方に自車両を認知しないと思われる歩行者が存在したり、急接近してくる車両が存在したり、あるいは、車間距離の短い二輪車が存在するなど、何らかの危険を察知した場合、警報音を出力してこれら危険対象者に自車両の存在を認識させて注意を促す。
これら危険対象者は、車両の前方に存在することが多いため、警報音出力装置は、主に前方を中心としつつ、車両の周囲に警報音が発せられるようになっている。
また、四方に警報音を鳴らすと、関係のない者には迷惑であるため、所望の方向に警報音を鳴らす技術として、次の特許文献1の「車載用警報音源」がある。
特開平10−290499号公報
この技術は、例えば、救急車などに、前方と後方に向けてホーンスピーカを設け、これらのスピーカから発する音波の位相を制御することにより、車両の前後方向には警報音がよく伝わり、搭乗している者には警報音が伝わりにくいようにするものである。
しかし、運転者は特定の対象者に対して注意を促したいにもかかわらず、その者の存在する方向に指向して警報音を出力することができず、関係のない者にまで警報音が伝わっていた。
そのため、警報の対象者に関しては、自身が警告されたのかどうか判断し難く、また、対象者以外の者に関してはノイズとなっていた。
そこで、本発明は、警報の対象者の存在する方向を指向して警報音を出力することを目的とする。
(1)前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、車両を運転する運転者の視線方向を検出する視線方向検出手段と、警報音を出力する警報音出力手段と、警報音の出力要求を受け付ける要求受付手段と、前記出力要求を受け付けた場合に、前記警報音出力手段を駆動して前記検出した視線方向に指向して警報音を出力させる警報音駆動手段と、を具備したことを特徴とする警報音出力装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記運転者の顔面を撮影する撮影手段を備え、前記視線方向検出手段は、前記撮影した運転者の顔面画像から眼部を抽出し、当該抽出した眼部における白目部分と瞳部分の位置関係から視線方向を検出することを特徴とする請求項1に記載の警報音出力装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記撮影手段は、前記運転者の周囲に複数台配置されており、前記視線方向検出手段は、前記複数台の撮影手段で撮影された顔面画像のうち、顔面の撮影状況に応じて顔面画像を選択し、当該選択した顔面画像から眼部を抽出することを特徴とする請求項2に記載の警報音出力装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記警報音出力手段は、所定の方向を指向して警報音を出力し、前記警報音駆動手段は、前記検出した視線方向と、前記警報音出力手段が指向する方向が一致するように、前記警報音出力装置の角度を調節することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の警報音出力装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記警報音出力装置は、前記車両の複数の側面に設置されており、前記警報音駆動手段は、前記検出した視線方向に対応する側面に設置されている警報音出力装置を選択して駆動することを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の警報音出力装置を提供する。
本発明によれば、運転者の視線などで警報の対象者の存在する方向を検出することにより、警報の対象者の存在する方向を指向して警報音を出力することができる。
(1)実施の形態の概要
警報音発生装置20(図3)は、車両の正面、左側面、右側面、後方にホーン11〜14を備えている。これらホーンは、所定の方向を指向して警報音を発生することができ、設置角度を水平方向に変化させることができるようになっている。
また、運転者の前後左右にカメラ1〜4が設置されている。ECU21は、これらのカメラで撮影した画像から運転者の顔面が写っているものを選択し、これを画像解析することにより運転者の視線方向を特定する。
そして、ECU21は、運転者の視線方向を指向するように対応するホーンの角度をリアルタイムで調節し、運転者がホーンスイッチ24をオン状態にすると、当該対応するホーンに警報音を出力させる。
(2)実施の形態の詳細
まず、図1の各図を用いて、本実施の形態の車両51が警報音を出力する態様の例について説明する。
図1(a)は、交差点等において、車両51が前方に走行していたところ、前方に車両52が停車していたため、警報音を発して車両52に前進するように促したところを示している。
この場合、車両51は、車両52が存在する方向、即ち、前方を指向して警報音を発し、自車両51の存在を認識している歩行者61、62が存在する左右斜め前方には、警報音が指向されないようにする。
これによって、車両52の運転者は、警報音を明確に認識することができると共に、歩行者61、62に聞こえる警報音の音量を抑制することができる。
図1(b)は、車両51が後退して、路肩に縦列駐車している車両52、53の間の駐車スペース71に駐車する場合を示している。駐車スペース71は、車両51に対して左斜め後方に存在している。
運転者が駐車スペース71に存在する歩行者61に注意を促したい場合、車両51は、歩行者61が存在する方向、即ち、左斜め後方を指向して警報音を出力する。
このため、歩行者61は、警報音を発生している警報音源を明確に認識することができると共に、その他の方向に存在する者(車両52、53の搭乗者など)に伝達する警報音は抑制することができる。
図1(c)は、片側複数車線の一般道又は専用道において、車両51の前方を車両53が走行しており、隣の車線において車両52が車両51の左斜め前方を走行している場合を示している。
運転者が、車両53に警報音を発したい場合、前方を指向して警報音を出力する。これによって、車両53の運転者には警報音を明確に伝達することができると共に、他の方向に存在する者(車両52の搭乗者など)に伝達する警報音を抑制することができる。
以上の例のように、本実施の形態では、運転者が警報音が必要であると判断した方向を指向して警報音を発生することができる。
次に、運転者が警報音を発したい方向を検出する方法について説明する。
通常、運転者が警報音を発する場合、警報音対象を視認しながら警報音を発する。
そのため、本実施の形態では、警報音を出力する際に、ユーザの視線方向を検出し、その方向を指向して警報音を出力する。
図2(a)は、運転者の視線方向を検出するためのカメラの配置を説明するための図である。
車両51の車内には、運転者66の周囲に4台のカメラが設置されている。
カメラ1は、運転者66の前方に設置され、カメラ2とカメラ3は、それぞれ運転者66の左側面、及び右側面に設置されている。
そして、カメラ4は、運転者66の後方でかつ車両の中央寄り(車両51の左右対称線寄り)に設置されている。
カメラ1〜4は、運転者の周囲に複数台設置された、運転者の顔面を撮影する撮影手段として機能している。
運転者66が後方を確認する場合、通常は運転席と助手席の間から後ろを振り向くが、カメラ4を運転者66の後方でかつ車両の中央寄りに設置することにより、この場合に運転者66の顔面をより正面から撮影することができる。
後述する警報音出力装置は、カメラ1〜4で撮影した画像のうち、視線方向の解析が可能な画像(例えば、最も正面から撮影した画像)を選択してこれにより運転者66の視線方向を検出する。
図2(b)は、ホーンの設置箇所を説明するための図である。
車両51は、ホーン11〜14の4つのホーンを有しており、ホーン11は車両51の前方に、ホーン12は車両51の左側面に、ホーン13は車両51の右側面に、ホーン14は車両51の後方に設置されている。
なお、以下では、ホーン11〜14を特に区別しない場合には、単にホーンと記す。
ホーン11は、例えば、指向性を有するホーンスピーカなど、所定の方向に向けて警報音を出力する警報音発生機器で構成されている。
そして、ホーン11は、例えば、モータなどにより水平左右方向に設置角度を変化させることができ、これにより指向方向を左右に振ることができる。本実施の形態では、前方に対して±45度程度振ることができるものとする。
ホーン12〜14の構成は、ホーン11と同様であって、それぞれ取り付けられた面に垂直な方向に対して±45度程度設置角度を変化させることができる。
これらホーンは、警報音を出力する警報音出力手段として機能している。
また、警報音出力装置は、ホーン11〜14の指向方向に対応して、車両51の周囲を、90度ずつの領域である第1領域〜第4領域に区分しており、運転者の視線方向が含まれる領域のホーンを選択して、当該ホーンの指向方向が運転者の視線方向と同一方向となるように当該ホーンの設置角度をリアルタイムで調節する。
そして、警報音出力装置は、運転者がホーンスイッチを押下すると、当該ホーンに警報音を出力させる。
図3は、本実施の形態に係る警報音出力装置の構成を説明するための図である。
警報音出力装置20は、顔向き検出器22、視線検出器23、ホーンスイッチ24、ECU21、ホーン11〜14などから構成されている。
顔向き検出器22は、運転者の顔向き(顔面に垂直な方向)を検出して、これをECU(Engine Control Unit)21に送信し、視線検出器23は、運転者の視線を検出してECU21に送信する。
本実施の形態では、カメラ1〜4で運転者の顔面を撮影するが、この画像には、顔向きに関する情報及び視線に関する情報が含まれているため、カメラ1〜4が顔向き検出器22としての機能と視線検出器23としての機能を兼ね備えている。
このように、本実施の形態では、運転者の顔面の画像(以下、顔面画像)により顔の向き、及び視線を検出するが、これに限定するものではなく、例えば、レーザ光線の反射によってこれらの方向を検出したり、あるいは、アイトラッキング装置などの装置を運転者の頭部に装着させて検出するように構成することもできる。
ホーンスイッチ24は、例えば、ハンドル中央に設置されたスイッチである。ホーンスイッチ24は、通常はオフとなっており、ユーザが押下している間オン状態となる。運転者は、警報音を発する場合、警報対象を視認しながらホーンスイッチ24を押下することが想定される。
ホーンスイッチ24は、警報音の出力要求を受け付ける要求受付手段として機能している。
ECU21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク装置などの記憶装置などから構成されたコンピュータであって、所定のプログラムに従って、車両の制御などを行う。
ECU21には、顔向き検出処理部25、視線検出処理部26、ホーン選択駆動部27などが形成されている。
これらの機能部は、所定のプログラムをECU21のCPUで実行することにより構成されたものである。
顔向き検出処理部25は、カメラ1〜4から送信されてきた運転者の頭部の画像のうち、顔向きを検出可能な画像を選択して画像解析し、顔向きを検出する。
視線検出処理部26は、顔向きを検出した画像に写っている運転者の眼部を抽出し、目の瞳と白目の位置関係から視線を検出する。
ホーン選択駆動部27は、顔向き検出処理部25が特定した顔の向きと視線検出処理部26が特定した視線を用いて運転者の視線方向を特定する。
このように、顔向き検出処理部25、視線検出処理部26、ホーン選択駆動部27は、車両を運転する運転者の視線方向を検出する視線方向検出手段として機能している。
そして、ホーン選択駆動部27は、視線方向が属する領域に設置されているホーンを選択して、その設置角度を視線方向と同方向となるようにリアルタイムで調節し、ホーン選択駆動部27がオン状態となると、当該ホーンに警報音を出力させる。
このように、ホーン選択駆動部27は、検出した視線方向と、ホーンが指向する方向が一致するように、検出した視線方向に対応する側面に設置されているホーンを選択して駆動して角度を調節している。
そして、ホーン選択駆動部27は、ホーンスイッチ24による出力要求を受け付けた場合に、ホーンを駆動して当該検出した視線方向に指向して警報音を出力させる警報音駆動手段として機能している。
ホーン11〜14の構成は、先に説明した通り、指向性を有する警報音発生機器で構成されており、車両の複数の側面に設置されている。
なお、本実施の形態では、ホーン11〜14を機械的に振ることにより指向する方向を調節するが、例えば、複数のスピーカから音量や位相の異なる警報音を発し、これらの合成音として警報音に指向性を持たせるなど、他の方法を用いて指向性を実現してもよい。
次に、図4の各図を用いて顔向き検出処理部25、視線検出処理部26が視線方向を検出する処理についてより詳細に説明する。
図4(a)は、カメラ1〜4で撮影した運転者の顔面画像の模式図である。
この画像は、顔面を正面から撮影したものを示してるが、側面や後方から撮影した場合には、目鼻の一部や後頭部が写ることになる。
顔面画像では、瞳31、32、及び鼻孔33のコントラストが明確であるため、これらを画像処理にて容易に特定・抽出することができる。以下、瞳31、32、及び鼻孔33を総称して特異点と呼ぶことにする。
顔向き検出処理部25は、カメラ1〜4の画像のうち、これら3つの特異点が写っているものを選択することにより、顔面を最も正面から撮影している画像を選択する。
また、特異点が3つ写っている画像が複数存在する場合には、瞳31、32の距離が最も大きいものを選択するなどすると、より正面から撮影した画像を選択することができる。
そして、顔向き検出処理部25は、選択した画像から顔面の輪郭や特異点などを抽出し、輪郭の幅や、輪郭に対する特定点の分布状況などから顔向きを特定する。
なお、運転者が正面を向いている際にカメラ1で撮影した画像を基準画像として記憶し、顔面画像と当該基準を比較すると、より正確に顔向きを特定することができる。
視線検出処理部26は、顔向き検出処理部25が選択した画像から瞳31、32を抽出し、これに隣接する白目部分35、36も抽出する。
そして、視線検出処理部26は、瞳31と白目部分35の分布と、瞳32と白目部分36の分布を特定する。視線の方向が急角度になるほど、瞳31の分布は片側に偏るため、これによって、視線検出処理部26は、顔面に対する運転者の視線方向を特定する。
例えば、図4(a)の場合、顔面に向かって、白目部分35が瞳31の左側に分布している。このため、運転者の視線は左前方に向いていることが分かる。
次に、図4(b)を用いて、ホーン選択駆動部27が運転者の視線方向を特定する方法について説明する。
まず、ホーン選択駆動部27は、顔向き検出処理部25によって、顔の向きθ1を特定する。更に、視線検出処理部26によって、顔面に対する視線の方向θ2を特定する。
そして、ホーン選択駆動部27は、θ1とθ2を加算して、運転者の視線方向θ3を計算する。
以上によって、ECU21は、自車両に対する運転者の視線方向を検出することができ、これによって、視線方向が属する領域を特定することができる。
このように、視線方向検出手段は、運転者の顔面画像から眼部を抽出し、当該抽出した眼部における白目部分と瞳部分の位置関係から視線方向を検出する。
次に、図5のフローチャートを用いて、警報音出力装置20が行う警報音出力処理の手順について説明する。
以下の処理は、光検出装置10のECU21が備えるCPUが所定のプログラムに従って行うものである。
まず、ECU21(顔向き検出処理部25)は、カメラ1〜4が撮影した画像から、視線方向の検出に用いる画像を選択する画像選択処理を行う(ステップ5)。
次に、ECU21(視線検出処理部26)は、選択した画像から、運転者の顔向き、及び視線を検出し、これから運転者の視線方向を検出する(ステップ10)。
ECU21(ホーン選択駆動部27)は、運転者の視線方向を検出すると、視線方向の属する領域を判別して、当該領域に対応するホーンをホーン11〜14から選択し、当該選択したホーンの設置角度を視線方向と同方向になるように設定する(ステップ15)。
次に、ECU21(ホーン選択駆動部27)は、ホーンスイッチ24がオンされているか否かを確認し(ステップ20)、スイッチがオンされている場合には(ステップ20;Y)、ステップ15で選択したホーンに警報音を出力させる(ステップ25)。
ホーンスイッチがオンでなかった場合(ステップ20;N)、又は、ホーンが出力した場合(ステップ25)、ECU21(ホーン選択駆動部27)は、警報音出力装置20の電源スイッチがオンに設定されているか(即ち、車両51のエンジンキーが運転者によってオンに設定されているか)確認する。
そして、電源スイッチがオンに設定されている場合には(ステップ30;Y)、ECU21の処理はステップ5に戻り、オンに設定されていない場合には(ステップ30;N)、処理を終了する。
以上のように、警報音出力装置20は、運転者の視線方向を継続して検出し、対応するホーンの指向方向を調節している。そして、運転者がホーンスイッチ24をオンすると、当該対応するホーンから警報音を出力し、運転者の視線方向を指向して警報音を出力することができる。
本実施の形態では、運転者の視線方向に同期してホーン11〜14の設置角度を継続して設定するように構成したが、運転者がホーンスイッチ24をオンした場合に、視線方向の検出と、ホーンの選択及び出力を行うように構成することもできる。
ところで、運転者は、所定の方向を指向せずにある範囲に渡って広く警報音を出力したい場合もある。
この場合には、例えば、ホーンスイッチ24を短押しした場合には、視線方向を指向して警報音を出力し、長押しした場合には全てのホーンを出力するなど、運転者の操作によって指向又は指向しない出力を選択するように構成することができる。
更に、運転者が広い範囲に警報音を発したい場合には、その範囲内で視線が急速に移動すると考えられる。
そのため、運転者の視線のばらつき度を標準偏差などを用いて数値化し、ばらつき度が所定の閾値以下の場合には、視線方向を指向して警報音を出力し、閾値を超える場合には、指向せずにホーンを出力するように構成することもできる。
次に、ステップ5の画像選択処理について説明する。
図6は、画像選択処理の手順を説明するためのフローチャートである。
この手順では、カメラ1〜4の画像のうち、特異点が最も多く写っているものを選択するものである。
まず、ECU21は、パラメータiを1に設定する(ステップ50)。パラメータiは、カメラの番号を示している。
次に、ECU21は、カメラiの画像で特異点が抽出可能か否かを判断する(ステップ55)。
抽出できない場合(ステップ55;N)、ECU21は、iに1をインクリメントし(ステップ85)、iが4より大きいか確認する(ステップ90)。
iが4以下の場合(ステップ90;N)、ECU21は、ステップ55に戻り当該カメラiの画像で特異点が抽出可能か確認する(ステップ55)。
一方、iが4より大きい場合(ステップ90;Y)、カメラは4台しかないため、ECU21は、ステップ50に戻り、iを1にリセットする。
カメラ1〜4の画像は、所定のサンプリングレートで最新画像に更新されるようになっており、ECU21は、カメラ1の最新画像から再度特異点が抽出可能か確認することになる。
カメラiの画像で特異点が抽出できた場合(ステップ55;Y)、ECU21は、パラメータjをi+1に設定する(ステップ60)。パラメータjは、他のカメラの番号を示している。
そして、ECU21は、カメラiの画像の方がカメラjの画像より特異点が多いか確認する(ステップ65)。
カメラiの画像の方がカメラjの画像より特異点が多かった場合(ステップ65;Y)、ECU21は、jに1をインクリメントし(ステップ70)、jが4より大きいか確認する(ステップ75)。
jが4より大きい場合(ステップ75;Y)、ECU21は、カメラiの画像を選択し(ステップ80)、jが4以下である場合(ステップ75;N)、ECU21は、処理をステップ65に移行する。
一方、ステップ65で、カメラiの画像よりカメラjの画像の方が特異点が多かった場合(ステップ65;N)、ECU21は、iをjとし(ステップ95)、jが4未満であるか確認する(ステップ100)。
jが4未満であった場合(ステップ100;Y)、ECU21は、処理をステップ60に移行し、iが4以上であった場合(ステップ100;N)、ECU21は、処理をステップ50に移行する。
以上のようにして、警報音出力装置20は、カメラ1〜4の撮影した画像のうち、特異点の最も多い画像を選択することができる。
図7は、他の例に係る画像選択処理の手順を説明するためのフローチャートである。
まず、ECU21は、カメラ番号を表すパラメータiを1に初期化する(ステップ105)。
次に、ECU21は、カメラiの画像に特異点が3つ存在するか確認する(ステップ110)。
特異点が3つ存在する場合(ステップ110;Y)、ECU21は、カメラiの画像を選択する(ステップ125)。
特異点の数が3に達しない場合(ステップ110;N)、ECU21は、iに1をインクリメントする(ステップ115)。
そして、iが4より大きい場合(ステップ120;Y)、ECU21は、処理を105に移行して、最新の画像について処理を繰り返し、iが4以下である場合(ステップ120;N)、ECU21は、処理をステップ110に移行する。
運転者が警報音を発する状況では、ほとんどの場合、運転者は前方を向いているものと考えられる。
この場合、カメラ1の画像が最も多用されるため、本変形例では、カメラ1の画像に特異点が3つ写っていたら、カメラ1の画像を選択するものとした。
これによって、画像の選択処理が単純化され、ECU21の負荷を低減することができる。
図8は、更に、他の例に係る画像選択処理の手順を説明するためのフローチャートである。
まず、ECU21は、カメラ番号を表すパラメータiを1に初期化する(ステップ130)。
次に、ECU21は、カメラiの画像から瞳を抽出し、瞳間距離を測定する(ステップ135)。
そして、ECU21は、iに1をインクリメントして(ステップ140)、iが4以下か否かを確認し(ステップ145)、iが4以下の場合には(ステップ145;Y)、処理を135に移行して、更に他の画像について瞳間距離を測定する。
一方、iが4より大きい場合(ステップ145;N)、カメラ1〜4の各画像で瞳間距離が得られているため、ECU21は、瞳間距離が最も大きい画像を選択する(ステップ150)。
瞳間距離が大きいほど、運転者の顔面を正面から撮影していると考えられる。そのため、本変形例では、瞳間距離が最も大きい画像を選択することにより、運転者の顔面を最も正面から撮影している画像を選択する。
以上に説明した本実施の形態、及び変形例によって次のような効果を得ることができる。
(1)運転者がどの方向に危険が存在していると認識しているかを運転者の顔の向きと視線で検出することができる。
(2)運転者が実際に危険を警告したい特定の対象が存在する方向を指定して、当該方向を指向する警報音を出力することができる。
(3)警報を行いたい方向を指向して警報音を発するため、警報の対象者は警報音を明瞭に認識することができ、また、他の者に聞こえる警報音の音量を軽減することができる。
車両が警報音を出力する態様の例を示した図である。 カメラやホーンの配置を説明するための図である。 警報音出力装置の構成を説明するための図である。 視線方向を検出する処理を説明するための図である。 警報音出力処理の手順を説明するためのフローチャートである。 画像選択処理の手順を説明するためのフローチャートである。 変形例に係る画像選択処理の手順を説明するためのフローチャートである。 更なる変形例に係る画像選択処理の手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 カメラ
2 カメラ
3 カメラ
4 カメラ
11 ホーン
12 ホーン
13 ホーン
14 ホーン
20 警報音発生装置
21 ECU
23 視線検出器
24 ホーンスイッチ
25 顔向き検出処理部
26 視線検出処理部
27 ホーン選択駆動部
51 車両
52 車両
53 車両
61 歩行者
62 歩行者
66 運転者
71 駐車スペース

Claims (5)

  1. 車両を運転する運転者の視線方向を検出する視線方向検出手段と、
    警報音を出力する警報音出力手段と、
    警報音の出力要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記出力要求を受け付けた場合に、前記警報音出力手段を駆動して前記検出した視線方向に指向して警報音を出力させる警報音駆動手段と、
    を具備したことを特徴とする警報音出力装置。
  2. 前記運転者の顔面を撮影する撮影手段を備え、
    前記視線方向検出手段は、前記撮影した運転者の顔面画像から眼部を抽出し、当該抽出した眼部における白目部分と瞳部分の位置関係から視線方向を検出することを特徴とする請求項1に記載の警報音出力装置。
  3. 前記撮影手段は、前記運転者の周囲に複数台配置されており、
    前記視線方向検出手段は、前記複数台の撮影手段で撮影された顔面画像のうち、顔面の撮影状況に応じて顔面画像を選択し、当該選択した顔面画像から眼部を抽出することを特徴とする請求項2に記載の警報音出力装置。
  4. 前記警報音出力手段は、所定の方向を指向して警報音を出力し、
    前記警報音駆動手段は、前記検出した視線方向と、前記警報音出力手段が指向する方向が一致するように、前記警報音出力装置の角度を調節することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の警報音出力装置。
  5. 前記警報音出力装置は、前記車両の複数の側面に設置されており、
    前記警報音駆動手段は、前記検出した視線方向に対応する側面に設置されている警報音出力装置を選択して駆動することを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の警報音出力装置。
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