JP2019144756A - 車両遠隔操作装置、車両遠隔操作システム及び車両遠隔操作方法 - Google Patents

車両遠隔操作装置、車両遠隔操作システム及び車両遠隔操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の遠隔操作における利便性及び操作性を向上させることが可能な技術を提供する。【解決手段】車両遠隔操作装置は、車両に搭載された複数の車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき生成された、仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す合成画像を受信する通信部と、前記合成画像を表示する表示部と、前記車両を操作するための操作部と、前記操作部に対する操作に基づく前記車両の制御信号を生成する信号生成部と、衝撃を検知するセンサ部と、を備え、前記通信部を介して、前記制御信号を前記車両に対して送信するとともに、前記センサ部が衝撃を検知した場合に、停止の前記制御信号を前記車両に対して送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両遠隔操作装置、車両遠隔操作システム及び車両遠隔操作方法に関する。
近年、車両の遠隔操作に係る技術が種々提案されている。例えば、特許文献1で提案された携帯端末は、車両を所定の第1位置から第2位置に移動させるための端末である。この携帯端末は、自身のカメラで撮影された撮影画像に基づき車両の像を含む俯瞰画像を表示し、当該車両に対するユーザーの操作を受け付ける。また例えば、特許文献2で提案された駐車支援装置は、ジョイスティック等の遠隔操作手段を用いて駐車が可能である。また例えば、特許文献3で提案された車両遠隔操作システムは、タッチパネルへの接触操作に対応する操作信号を車両に送信する携帯端末を備える。この携帯端末は、車両に対して走行操作信号と、操舵操作信号とを送信することができる。
特開2014−65392号公報 特開2010−95027号公報 特開2016−74285号公報
しかしながら、従来技術では、車両の遠隔操作における利便性及び操作性が十分に満足できるものではないことに課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、車両の遠隔操作における利便性及び操作性を向上させることが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る車両遠隔操作装置は、車両に搭載された複数の車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき生成された、仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す合成画像を受信する通信部と、前記合成画像を表示する表示部と、前記車両を操作するための操作部と、前記操作部に対する操作に基づく前記車両の制御信号を生成する信号生成部と、衝撃を検知するセンサ部と、を備え、前記通信部を介して、前記制御信号を前記車両に対して送信するとともに、前記センサ部が衝撃を検知した場合に、停止の前記制御信号を前記車両に対して送信する構成(第1の構成)である。
また、上記第1の構成の車両遠隔操作装置において、前記車両の走行に係る前記制御信号を送信する場合に、走行速度及び走行距離のいずれかを一定にする構成(第2の構成)であっても良い。
また、上記第1または第2の構成の車両遠隔操作装置において、当該車両遠隔操作装置による前記車両の操作が許可されているか否かを判別する認証部を備える構成(第3の構成)であっても良い。
また、上記第3の構成の車両遠隔操作装置において、当該車両遠隔操作装置自体の周囲を撮影するカメラを備え、前記認証部は、前記カメラで撮影された運転免許証に基づき前記操作部に対するユーザーの操作を許可する構成(第4の構成)であっても良い。
また、上記第4の構成の車両遠隔操作装置において、前記認証部は、前記カメラで撮影されたユーザーの顔と、前記運転免許証の顔写真とに基づき運転免許を判別する構成(第5の構成)であっても良い。
また、上記第1から第5の構成の車両遠隔操作装置において、前記操作部は、数値入力によって前記車両に対する操作を受け付ける構成(第6の構成)であっても良い。
また、上記第1から第6の構成の車両遠隔操作装置において、前記センサ部は、当該車両遠隔操作装置自体の傾きを検知し、前記傾きに基づき前記車両のステアリング角を導出する構成(第7の構成)であっても良い。
また、上記第1から第7の構成の車両遠隔操作装置において、当該車両遠隔操作装置自体の周囲を撮影するカメラと、前記カメラまたは前記車載カメラで撮影されたユーザーのジェスチャーに基づき前記車両に対する操作内容を判別する操作判別部と、を備え、前記信号生成部は、前記ジェスチャーに係る前記車両の操作に基づく前記制御信号を生成する構成(第8の構成)であっても良い。
また、上記第1から第8の構成の車両遠隔操作装置において、前記操作部は、前記車両の走行経路に係る操作軌跡を受け付け、前記信号生成部は、前記操作軌跡に基づき前記車両の走行経路に係る前記制御信号を生成する構成(第9の構成)であっても良い。
また、上記第9の構成の車両遠隔操作装置において、前記操作軌跡を描く速度に基づき前記車両の走行速度を変更する構成(第10の構成)であっても良い。
また、上記第9の構成の車両遠隔操作装置において、前記操作軌跡の太さに基づき前記車両の走行速度を変更する構成(第11の構成)であっても良い。
また、上記第1から第11の構成の車両遠隔操作装置において、前記センサ部は、当該車両遠隔操作装置自体の位置情報を取得し、前記信号生成部は、当該車両遠隔操作装置の移動軌跡に基づき前記車両の走行経路に係る前記制御信号を生成する構成(第12の構成)であっても良い。
また、本発明に係る車両遠隔操作システムは、上記第1から第12の構成の車両遠隔操作装置と、前記車両に搭載された複数の前記車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す前記合成画像を生成するとともに、前記合成画像を前記車両遠隔操作装置に送信する画像処理装置と、前記車両の制御信号を前記車両遠隔操作装置から受信するとともに、前記制御信号に基づき前記車両を制御する車両制御装置と、を備える構成(第13の構成)である。
また、本発明に係る車両遠隔操作方法は、車両に搭載された複数の車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき生成された、仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す合成画像を受信する工程と、前記合成画像を表示部に表示する工程と、前記車両に対する操作を受け付ける工程と、前記操作に基づく前記車両の制御信号を生成する工程と、前記制御信号を前記車両に対して送信する工程と、を含み、衝撃を検知した場合に、停止の前記制御信号を前記車両に対して送信する構成(第14の構成)である。
本発明の構成によれば、例えば車両を急いで停止させたい場合に、車両遠隔操作装置において車両の停止のためのボタン等を探す必要がない。また、例えば車両遠隔操作装置で、車両の操作に係る許可/不許可についての認証を行うことができる。また、例えば数値入力によって車両を操作することができる。また、例えば車両遠隔操作装置で、車両の照明や警音器を操作することができる。すなわち、車両の遠隔操作における利便性及び操作性を向上させることが可能である。
実施形態の車両遠隔操作システムの構成を示すブロック図 車載カメラが車両に配置される位置を例示する図 車両の周辺領域を示す合成画像を生成する手法を説明するための図 実施例1の合成画像が表示された携帯端末の模式図 実施例1の携帯端末に表示された合成画像の模式図 実施例1の車両遠隔操作に係る処理フローの例を示すフローチャート 実施例2の車両遠隔操作に係る処理フローの例を示すフローチャート 実施例3の合成画像及び操作部が表示された携帯端末の模式図 実施例4の合成画像及び操作部が表示された携帯端末の模式図 実施例5の合成画像が表示された携帯端末の模式図 実施例6の車両に対する遠隔操作方法を示す模式図(第1例) 実施例6の車両に対する遠隔操作方法を示す模式図(第2例) 実施例7の車両に対する遠隔操作方法を示す模式図 実施例8の車両に対する遠隔操作方法を示す模式図 実施例9の車両遠隔操作に係る処理フローの例を示すフローチャート 実施例9における合成画像が表示された携帯端末の模式図(第1例) 実施例9における合成画像が表示された携帯端末の模式図(第2例)
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態の内容に限定されるものではない。
また、以下の説明では、車両の直進進行方向であって、運転席からハンドルに向かう方向を「前方向(前方)」とする。車両の直進進行方向であって、ハンドルから運転席に向かう方向を「後方向(後方)」とする。車両の直進進行方向及び鉛直線に垂直な方向であって、前方を向いている運転手の右側から左側に向かう方向を「左方向」とする。車両の直進進行方向及び鉛直線に垂直な方向であって、前方を向いている運転手の左側から右側に向かう方向を「右方向」とする。
<1.車両遠隔操作システムの構成>
図1は、実施形態の車両遠隔操作システムRSの構成を示すブロック図である。車両遠隔操作システムRSは、携帯端末1と、画像処理装置2と、車両制御装置3と、を含む。携帯端末1は、車両5を遠隔操作するための車両遠隔操作装置である。画像処理装置2及び車両制御装置3は、車両5に搭載される。車両遠隔操作システムRSは、車両5の周辺領域を示す合成画像が表示された携帯端末1によって車両5を遠隔操作するシステムである。車両5は、さらに撮影部4(車載カメラ)と、センサ部51と、前照灯52と、警音器53と、を含む。
携帯端末1は、画像処理装置2から出力される表示用画像を受信して表示し、車両制御装置3に対して制御信号を送信して車両5を遠隔操作する装置である。携帯端末1としては、例えば車両5の所有者等が所持するスマートフォン、タブレット型端末などが含まれる。本実施形態では、携帯端末1は、例えばスマートフォンである。
画像処理装置2は、車載カメラで撮影された撮影画像を処理する装置である。画像処理装置2は、車載カメラを搭載する車両ごとに備えられる。本実施形態では、画像処理装置2は、撮影部4から撮影画像を取得して処理する。また、画像処理装置2は、センサ部51から情報を取得し、当該取得情報に基づいて画像処理に関する判断を行うことが可能である。
車両制御装置3は、車両の動作全般に関わる制御を行う。車両制御装置3は、例えばエンジンを制御するエンジンECU(Electronic Control Unit)、ステアリングを制御するステアリングECU、ブレーキを制御するブレーキECU、シフトを制御するシフトECU、電源を制御する電源制御ECU、ライトを制御するライトECU、電動ミラーを制御するミラーECU等を含む。本実施形態では、車両制御装置3は、携帯端末1及び画像処理装置2と情報を送受信する。車両制御装置3は、車両5の制御信号を携帯端末1から受信するとともに、当該制御信号に基づき車両5を制御する。
撮影部4は、車両周辺の状況を監視する目的で設けられる。撮影部4は、例えば4つの車載カメラ41〜44を備える。図2は、車載カメラ41〜44が車両5に配置される位置を例示する図である。
車載カメラ41は車両5の前端に設けられる。このため、車載カメラ41をフロントカメラ41とも呼ぶ。フロントカメラ41の光軸41aは上からの平面視で車両5の前後方向に沿って延びる。フロントカメラ41は車両5の前方向を撮影する。車載カメラ43は車両5の後端に設けられる。このため、車載カメラ43をバックカメラ43とも呼ぶ。バックカメラ43の光軸43aは上からの平面視で車両5の前後方向に沿って延びる。バックカメラ43は車両5の後方向を撮影する。フロントカメラ41及びバックカメラ43の取付位置は、車両5の左右中央であることが好ましいが、左右中央から左右方向に多少ずれた位置であっても良い。
車載カメラ42は車両5の右側ドアミラー61に設けられる。このため、車載カメラ42を右サイドカメラ42とも呼ぶ。右サイドカメラ42の光軸42aは上からの平面視で車両5の左右方向に沿って延びる。右サイドカメラ42は車両5の右方向を撮影する。車載カメラ44は車両5の左側ドアミラー62に設けられる。このため、車載カメラ44を左サイドカメラ44とも呼ぶ。左サイドカメラ44の光軸44aは上からの平面視で車両5の左右方向に沿って延びる。左サイドカメラ44は車両5の左方向を撮影する。
なお、車両5がいわゆるドアミラーレス車である場合、右サイドカメラ42は右サイドドアの回転軸(ヒンジ部)の周辺にドアミラーを介することなく設けられ、左サイドカメラ44は左サイドドアの回転軸(ヒンジ部)の周辺にドアミラーを介することなく設けられる。
車載カメラ41〜44のレンズとしては、例えば魚眼レンズが使用される。車載カメラ41〜44は、それぞれの水平方向の画角θが180度以上であるため、車両5の水平方向における全周囲を撮影することができる。
図1に戻って、センサ部51は、車載カメラ41〜44が搭載される車両5に関する情報を検出する複数のセンサを有する。車両5に関する情報には、車両自体の情報と、車両周辺の情報とが含まれて良い。本実施形態では、センサ部51は、例えば車両の速度を検出する車速度センサ、ステアリングの回転角を検出する舵角センサ、車両の変速装置のシフトレバーの操作位置を検出するシフトセンサ、車両周辺の照度を検出する照度センサ、車両の振動を検出する振動センサ、車両の傾きを検出する傾斜センサ、車両周辺の人や動物、車両、その他の物体を検出する障害物センサ等が含まれる。
障害物センサは、例えば超音波センサ、赤外線等を用いた光センサ、レーダなどを利用し、車両周辺の人や動物、車両、その他の物体を検出することができる。障害物センサは、例えば車両5のフロントバンパー、リアバンパー及びドアなどの複数箇所に埋設される。障害物センサは、送信波を車両周辺に向けて送信し、人や他の車両などで反射した反射波を受信することで、人や他の車両などの有無や方向、位置を検出する。
前照灯52は車両5の前端に設けられる。前照灯52は車両5の前方を照らす照明装置である。警音器53は、いわゆるホーンであって、周囲に対して警笛音を発する。
<2.携帯端末の構成>
携帯端末1は、表示部11、操作部12、カメラ13、音声入出力部14、センサ部15、制御部16、記憶部17及び通信部18を含んで構成される。
表示部11は、スマートフォンである携帯端末1の正面に配置される。表示部11は、例えば画像処理装置2から出力された表示用画像を画面表示する。表示部11は、例えば液晶表示パネルであって、操作部12の一部であるタッチパネルをその表面に備える。
操作部12は、例えば表示部11の表面に設けられたタッチパネルと、その他の操作ボタン等を含む。操作部12は、文字や数値などの入力、メニューやその他選択肢の選択、処理の実行、キャンセルなど、ユーザーが外部から情報を入力できる構成である。本実施形態では、操作部12は車両5を操作するために用いられるタッチパネルである。なお、操作部12は、タッチパネル等を利用したソフトウェアキーに限定されるわけではなく、物理的な入力装置として携帯端末1に設けられたハードウェアキーであっても良い。
カメラ13は、スマートフォンである携帯端末1の正面及び背面に配置される。正面のカメラ13は、携帯端末1の正面側の周囲を撮影する。背面のカメラ13は、携帯端末1の背面側の周囲を撮影する。
音声入出力部14は、例えばマイクロフォンと、スピーカとを含む。マイクロフォンは、ユーザーが発する音声を含む、携帯端末1の周囲の音声情報を取得する。スピーカは、外部に向けて報知音及び通信回線上の音声等を発する。
センサ部15は、携帯端末1に関する情報を検出するセンサを有する。本実施形態では、センサ部15は、例えば携帯端末の振動を検出する振動センサ、携帯端末の傾きを検出する傾斜センサ、携帯端末自体の位置情報を取得するGPS(Global Positioning System)センサ等が含まれる。振動センサは、携帯端末に対する衝撃を検知することもできる。振動センサ、傾斜センサとして、例えば加速度センサ、ジャイロセンサを併用し、携帯端末に係る振動、衝撃、傾斜それぞれを検出することもできる。また、センサ部15は、携帯端末1のバイブレーション機能のための振動モータも備える。
衝撃について詳細に言えば、携帯端末1自体の加速度の変化に加えて、例えばセンサ部15は、ユーザーが発した声や、手指等を鳴らした場合の音などの音声による衝撃(空気振動)も検出することができる。また、例えばセンサ部15は、操作部12に対する衝撃的なタッチ操作や、急激な押圧なども衝撃として検出することができる。また、例えばセンサ部15は、操作部12に対する複数回にわたる高速なタップ、ドラッグ、フリックなどの操作や、高速な往復移動を伴う操作なども衝撃として検出することができる。
特に、携帯端末1自体の加速度の変化及びユーザーが発した声の検出は、操作部分の確認や参照等の事前準備が必要ないので、特に素早い対応が可能となる。
制御部16は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)を含む、いわゆるマイコンである。制御部16は、記憶部17に記憶されたプログラムに基づいて情報の処理及び送受信を行う。制御部16は、有線で表示部11、操作部12、カメラ13、音声入出力部14、センサ部15、記憶部17及び通信部18に接続される。
制御部16は、表示制御部161と、操作判別部162と、信号生成部163と、認証部164と、を備える。制御部16が備えるこれらの各構成要素それぞれの機能は、プログラムに従ってCPUが演算処理を行うことによって実現される。
表示制御部161は、表示部11の表示内容を制御する。表示制御部161は、例えば携帯端末1の各種機能の実行及び設定に係る入力を受け付けるに際し、その機能に係る機能画像を表示部11に表示させる。機能画像は、携帯端末1の各種機能に対応する画像であって、例えばアイコン、ボタン、ソフトキー、スライドバー、スライドスイッチ、チェックボックス、テキストボックスなどを含む。ユーザーは、表示部11に表示された機能画像をタッチパネル(操作部12)を介してタッチして選択することで、携帯端末1の各種機能の実行及び設定を行うことが可能になる。
操作判別部162は、タッチパネル(操作部12)が出力した検出信号を受信し、その検出信号に基づきタッチパネルに対する操作内容を判別する。操作判別部162は、タッチパネルにおける位置情報に加えて、タップ、ドラッグ、フリックなどの操作を判別する。ドラッグ、フリックなどの移動を伴う操作である場合、その移動方向、移動量等についても判別する。
信号生成部163は、操作部12に対する操作に基づく車両5の制御信号を生成する。生成された車両5の制御信号は、通信部18を介して車両制御装置3に送信される。
認証部164は、操作部12による車両5の操作が許可されているか否かを判別する。認証部164は、携帯端末1及びユーザーを特定するための固有情報に基づき車両5の操作の許可、不許可を判別する。携帯端末1の固有情報は、例えば予め設定されて記憶部17に記憶されたIDや、電話番号、MACアドレスなどが相当する。
記憶部17は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリであり、各種の情報を記憶する。記憶部17は、例えばファームウェアとしてのプログラム、制御部16が各種機能を実行するための様々なデータなどを記憶する。
通信部18は、例えば無線によって様々な外部機器と接続される。携帯端末1は、通信部18を介して、車両5の画像処理装置2で生成された車両5の周辺領域を示す表示用画像(合成画像)や、センサ部51で検出された各種情報(ステアリング舵角、シフト位置、車両速度、障害物情報等)を受信することが可能である。携帯端末1は、通信部18を介して、操作部12に対する操作に基づく車両5の制御信号を車両制御装置3に対して送信することが可能である。
<3.画像処理装置の構成>
画像処理装置2は、画像生成部21、制御部22、記憶部23及び通信部24を含んで構成される。
画像生成部21は、撮影部4で撮影された撮影画像を処理して表示用画像を生成する。本実施形態では、画像生成部21は、各種の画像処理が可能なハードウェア回路として構成される。本実施形態では、画像生成部21は、車両5に搭載された車載カメラ41〜44によって撮影された撮影画像に基づき、仮想視点から見た車両5の周辺を示す合成画像を生成する。さらに、画像生成部21は、当該合成画像に基づき、携帯端末1で表示するための表示用画像を生成する。合成画像を生成する手法の詳細については後述する。
制御部22は、不図示のCPU、RAM、及びROMを含む、いわゆるマイコンである。制御部22は、記憶部23に記憶されたプログラムに基づいて情報の処理及び送受信を行う。制御部22は、有線または無線で携帯端末1、車両制御装置3、撮影部4及びセンサ部51に接続される。
制御部22は、画像取得部221と、画像制御部222と、を備える。制御部22が備えるこれらの各構成要素それぞれの機能は、プログラムに従ってCPUが演算処理を行うことによって実現される。
画像取得部221は、車載カメラ41〜44で撮影された撮影画像を取得する。本実施形態では、車載カメラ41〜44の数は4つであり、画像取得部221は、車載カメラ41〜44それぞれで撮影された撮影画像を取得する。
画像制御部222は、画像生成部21によって実行される画像処理の制御を行う。例えば、画像制御部222は、画像生成部21に対して、合成画像及び表示用画像を生成するために必要となる各種のパラメータ等の指示を行う。また、画像制御部222は、画像生成部21によって生成された表示用画像を携帯端末1に対して出力する際の制御を行う。なお、この説明において、携帯端末1の表示部11に表示される「合成画像の表示用画像」のことを、単に「合成画像」と呼ぶ場合がある。
記憶部23は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリであり、各種の情報を記憶する。記憶部23は、例えばファームウェアとしてのプログラム、画像生成部21が合成画像及び表示用画像を生成するための各種のデータを記憶する。また、記憶部23は、画像取得部221及び画像制御部222が処理を実行するために必要となる各種のデータを記憶する。
通信部24は、例えば無線によって携帯端末1と接続される。画像処理装置2は、通信部24を介して携帯端末1に、画像生成部21で生成された表示用画像や、センサ部51で検出された各種情報(ステアリング舵角、シフト位置、車両速度、障害物情報等)を出力することが可能である。
<4.合成画像の生成>
画像生成部21が、仮想視点から見た車両5の周辺の様子を示す合成画像を生成する手法について説明する。図3は、車両5の周辺領域を示す合成画像CPを生成する手法を説明するための図である。
フロントカメラ41、右サイドカメラ42、バックカメラ43及び左サイドカメラ44によって、車両5の前方、右側方、後方及び左側方それぞれを示す4つの撮影画像P41〜P44が同時に取得される。これら4つの撮影画像P41〜P44には、車両5の全周囲のデータが含まれる。画像生成部21は、これら4つの撮影画像P41〜P44を、画像取得部221を介して取得する。
画像生成部21は、これら4つの撮影画像P41〜P44に含まれるデータ(各画素の値)を、仮想的な三次元空間における立体的な曲面である投影面TSに投影する。投影面TSは、例えば略半球形状(お椀形状)をしており、その中心部(お椀の底部分)が車両5の位置として定められる。
投影面TSでは、車両5の領域の外側の領域に、撮影画像のデータが投影される。撮影画像P41〜P44に含まれる各画素の位置と、投影面TSの各画素の位置とは予め対応関係が定められる。この対応関係を示すテーブルデータは、記憶部23に記憶される。投影面TSの各画素の値は、この対応関係と、撮影画像P41〜P44に含まれる各画素の値とに基づいて決定できる。
次に、画像生成部21は、画像制御部222の制御により、三次元空間に対して仮想視点VPを設定する。仮想視点VPは、視点位置と視線方向とで規定される。画像生成部21は、任意の視点位置、且つ、任意の視線方向の仮想視点VPを三次元空間に設定できる。画像生成部21は、投影面TSのうち、設定された仮想視点VPから見た視野内に含まれる領域に投影されたデータを画像として切り出す。これにより、画像生成部21は、任意の仮想視点VPから見た合成画像を生成する。
例えば、図3に示すように、視点位置を車両5の直上、視線方向を直下とした仮想視点VPaを想定した場合、車両5及び車両5の周辺を俯瞰する合成画像(俯瞰画像)CPaを生成することができる。
なお、合成画像CPa中に示す車両5の像5pは、予めビットマップなどのデータとして用意され、記憶部23に記憶される。合成画像の生成の際には、当該合成画像の仮想視点VPの視点位置と視線方向とに応じた形状の車両5の像5pのデータが読み出されて、合成画像CPa中に含められる。
このようにして、画像生成部21は、仮想の立体的な投影面TSを用いることで、現実に近い臨場感のある合成画像CPaを生成することができる。
また、車両5に搭載された複数の車載カメラ41〜44それぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき生成された、車両5の周辺領域を示す合成画像を用いて車両5の周辺領域を確認できる。これにより、ユーザーの位置から死角となる領域、例えばユーザーの位置から見て車両5によって遮蔽される車両5の反対側の領域なども確認することが可能である。
<5.携帯端末による車両の遠隔操作の実施例>
<5−1.実施例1>
携帯端末1は、画像処理装置2から出力される表示用画像(合成画像)を受信し、表示部11に表示することができる。図4は、実施例1の合成画像CP1が表示された携帯端末1の模式図である。
図5は、実施例1の携帯端末1に表示された合成画像CP1の模式図である。図5に示すように、携帯端末1は、車両5を遠隔操作するにあたって、表示部11に車両5の操作に係る機能画像であるアイコン等を表示する。すなわち、合成画像CP1には、操作部12の像であるアイコン等が重畳される。操作部12は、合成画像CP1の車両5の像5pの位置に応じて配置される。
詳細に言えば、表示部11の画面には、合成画像CP1に重ねて、例えば前進に係るアイコン12a、右斜め前方に係るアイコン12b、左斜め前方に係るアイコン12c、後退に係るアイコン12d、右斜め後方に係るアイコン12e、左斜め後方に係るアイコン12fが表示される。これらの車両5の走行に係るアイコンは、例えば車両5の像5pの周囲の、各進行方向に対応する位置に配置される。なお、本実施例では、車両5の進行方向を示すアイコンを、例えば三角形形状で構成したが、矢印形状など他の形状で構成しても良い。
また、車両5の停止に係る「STOP」と描かれたアイコン12gが、車両5の像5pに重ねて配置される。また、合成画像CP1の外部には、車両5の遠隔操作を終了するためのアイコン12hが表示される。
ユーザーはその手指で、これらのアイコンを任意に操作することができる。操作判別部162は、タッチパネル(操作部12)の検出信号に基づきアイコンに対応する操作内容を判別する。信号生成部163は、アイコンに対応する操作内容に基づき車両5の制御信号を生成する。当該制御信号は、通信部18を介して車両制御装置3に送信される。なお、車両5の走行に係る制御信号を送信する場合、走行速度及び走行距離のいずれかが一定にされる。例えば、走行速度が所定の低速度に設定され、また走行距離が所定の短距離に設定される。
例えば、ユーザーが車両5の前進に係るアイコン12aを1回押す(タップする)と、車両5は予め定められた所定距離(例えば10cm)だけ前進する。また例えば、ユーザーが車両5の左斜め前方に係るアイコン12cを1回押すと、車両5は左斜め前方に進むように所定角度だけステアリング角を変更する。このとき、ステアリング角を変更する度に、車両5の像5pの向きを変え、どの方向に曲がって行くのかを把握し易くしても良い。続いて、前進に係るアイコン12aを1回押すと、車両5は予め定められた所定距離だけ左斜め前方に進む。なお、タッチパネル(操作部12)対するドラッグ、フリックなどの移動を伴う操作に基づき、車両5の移動方向、走行距離等を制御することにしても良い。
走行する車両5を途中で止めたい場合、車両5の停止に係る「STOP」と描かれたアイコン12gを押すと、車両5は停止する。なお、ユーザーが前進に係るアイコン12a、または後退に係るアイコン12dを押している期間だけ車両5が走行し、ユーザーがそれらのアイコンから手指を離すと車両5が停止する構成であっても良い。
なお、前述のように、操作部12はハードウェアキーであっても良い。
遠隔操作中、車両周辺の人や動物、車両、その他の物体といった障害物は、センサ部51によって検出される。センサ部51が障害物を検出した場合、その検出信号が車両制御装置3に送信され、車両制御装置3は自動的に車両5を停車させる。
図6は、実施例1の車両遠隔操作に係る処理フローの例を示すフローチャートである。実施例1の携帯端末1による車両5の遠隔操作に係る処理について、図6の処理フローを参照しつつ説明する。
携帯端末1は、例えばユーザーによって操作され、遠隔操作開始の指示を操作部12から受け付けることで、携帯端末1による車両5の遠隔操作に係る処理を開始する(図6の「開始」)。車両5の遠隔操作は、車両5が停止した状態で開始される。
次に、携帯端末1は、車両5の走行速度に関して、定速の制御信号を車両5の車両制御装置3に送信する(ステップS101)。これにより、当該フローに係る遠隔操作中の車両5の走行速度及び走行距離のいずれかが一定に設定される。
次に、携帯端末1は、合成画像CP1の生成に係る制御信号を車両5の画像処理装置2に送信する(ステップS102)。画像処理装置2では、車載カメラ41〜44それぞれから車両5の周辺の、複数の画像が取得される。画像生成部21では、車両5の周辺の、複数の画像に基づき、仮想視点から見た車両5の周辺領域を示す合成画像CP1が生成される。
次に、携帯端末1は、合成画像CP1を画像処理装置2から受信し、その合成画像CP1を表示部11に表示する(ステップS103)。続いて、携帯端末1は、合成画像CP1に重ねて、表示部11に車両5の操作に係る機能画像であるアイコン等(操作部12)を表示する(ステップS104)。これにより、ユーザーはその手指で、遠隔操作用のアイコンを任意に操作することができる。
次に、携帯端末1は、センサ部15が衝撃を検知したか否かを判別する(ステップS105)。携帯端末1に対する衝撃は、例えばセンサ部15から取得した携帯端末1自体の加速度や周囲の音声、操作部12に対する操作などの程度を表す検出信号に基づき判定される。
衝撃を検知した場合(ステップS105のYes)、携帯端末1は、車両制御装置3に車両5の停止信号を送信する(ステップS106)。これにより、車両5が走行中である場合に、車両5の走行が停止される。車両5の停止信号は、例えば記憶部17等に予め記憶される。
次に、携帯端末1は、操作部12に対してユーザーの操作入力があったか否かを判別する(ステップS107)。操作部12への操作入力がない場合(ステップS107のNo)、ステップS103に戻って、携帯端末1は合成画像CP1の受信及び表示を継続する。
操作部12への操作入力があった場合(ステップS107のYes)、携帯端末1は、信号生成部163を用いて操作部12に対する操作に基づき車両5の制御信号を生成し、当該制御信号を車両制御装置3に送信する(ステップS108)。これにより、ユーザーは車両5の遠隔操作を行うことができる。
次に、携帯端末1は、車両5の遠隔操作OFFの操作がユーザーによって行われたか否かを判別する(ステップS109)。ユーザーは、車両5の遠隔操作を終了するためのアイコン12hを操作して、車両5の遠隔操作を終了することができる。遠隔操作OFFの操作がない場合(ステップS109のNo)、ステップS103に戻って、携帯端末1は合成画像CP1の受信及び表示を継続する。
遠隔操作OFFの操作がなされた場合(ステップS109のYes)、携帯端末1は、定速走行解除の制御信号を車両5の車両制御装置3に送信する(ステップS110)。これにより、当該フローに係る遠隔操作中に一定(所定の低速度)に設定された車両5の走行速度が解除される。そして、図6に示す処理フローが終了される。
上記のように、本実施例の車両遠隔操作装置である携帯端末1は、表示部11に操作部12の像を重畳した合成画像CP1を表示し、通信部18を介して、操作部12に対する操作に基づく制御信号を車両5に対して送信するとともに、センサ部15が衝撃を検知した場合に、停止の制御信号を車両5に対して送信する。この構成によれば、ユーザーは、車両5を急いで停止させたい場合に、車両5の停止に係る「STOP」と描かれたアイコン12hを探す必要がなく、即座に車両5を停止させることができる。さらに、ユーザーが携帯端末1を落とした場合にも、落としたときの衝撃によって、即座に車両5を停止させることができる。すなわち、車両5の遠隔操作における利便性及び操作性を向上させることが可能である。
なお、衝撃を検知した場合に限らず、所定の操作とは異なる操作を検知した場合に、停止の制御信号を車両5に対して送信することにしても良い。これにより、所定の操作とは異なる様々な操作に基づき、車両5を停止させることができる。
また、携帯端末1は、車両5の走行に係る制御信号を送信する場合に、走行速度及び走行距離のいずれかを一定にする。この構成によれば、遠隔操作中、車両5の走行を所定の低速度に設定することができる。また、遠隔操作中、車両5の走行を所定の短距離に設定することができる。したがって、遠隔操作時の安全性が高まり、車両5の遠隔操作における利便性を向上させることが可能である。
<5−2.実施例2>
図7は、実施例2の車両遠隔操作に係る処理フローの例を示すフローチャートである。実施例2の携帯端末1による車両5の遠隔操作に係る処理について、図7を参照しつつ説明する。
携帯端末1は、例えばユーザーによって操作され、遠隔操作開始の指示を操作部12から受け付けることで、携帯端末1による車両5の遠隔操作に係る処理を開始する(図7の「開始」)。車両5の遠隔操作は、車両5が停止した状態で開始される。
次に、携帯端末1は、携帯端末1自身の認証確認を実施する(ステップS201)。認証部164は、予め記憶部17に記憶された携帯端末1を特定するための固有情報を参照する。
次に、携帯端末1は、自身が車両5の遠隔操作が可能な正当な端末であるか否かを判別する(ステップS202)。認証部164は、携帯端末1の固有情報に基づき、携帯端末1による車両5の操作が許可されているか否かを判別する。携帯端末1自体が車両5の遠隔操作に係る正当な端末ではない場合(ステップS202のNo)、図7に示す処理フローが終了される。
携帯端末1自体が車両5の遠隔操作に係る正当な端末であると認証された場合(ステップS202のYes)、携帯端末1は、運転免許証の確認を実施する(ステップS203)。この場合、認証部164が、カメラ13で撮影されたユーザーの運転免許証に基づき免許を判別することにして良い。また、認証部164は、カメラ13で撮影されたユーザーの顔と、運転免許証の顔写真とに基づき運転免許を判別することにしても良い。
次に、携帯端末1は、ユーザーが運転免許を所持しているか否かを判別する(ステップS204)。ユーザーが運転免許を所持していない場合(ステップS204のNo)、図7に示す処理フローが終了される。
ユーザーが運転免許を所持していると判定された場合(ステップS204のYes)、以下で、車両5の遠隔操作に係る詳細な処理が実施されるが、実施例1で説明した図6に示すステップS101〜ステップS110と同じであるので説明を省略する(ステップS205)。
上記のように、本実施例の車両遠隔操作装置である携帯端末1は、当該携帯端末1自体による車両5の操作が許可されているか否かを判別する認証部164を備える。この構成によれば、携帯端末1において、車両5の操作に係る許可/不許可についての認証を行うことができる。したがって、正当な端末のみに車両5の操作を行わせることができ、遠隔操作の安全性が高まる。すなわち、車両5の遠隔操作における利便性を向上させることが可能である。
また、認証部164は、カメラ13で撮影された運転免許証に基づき操作部12に対するユーザーの操作を許可する。この構成によれば、ユーザーが運転免許を所持しているか否かを容易に判別することが可能になる。したがって、車両5の遠隔操作の安全性を向上させることができる。
また、認証部164は、カメラ13で撮影されたユーザーの顔と、運転免許証の顔写真とに基づき運転免許を判別する。この構成によれば、ユーザーが運転免許証の所有者であるか否かを容易に判別することが可能になる。したがって、車両5の遠隔操作の安全性をより一層向上させることができる。
<5−3.実施例3>
図8は、実施例3の合成画像CP1及び操作部12が表示された携帯端末1の模式図である。実施例3の携帯端末1は、表示部11の画面に、合成画像CP1に重ねて、車両5の遠隔操作に係る複数のアイコンを操作部12として表示する。
さらに、携帯端末1は、合成画像CP1の下方に、操作部12の数値入力部121を配置する。数値入力部121は、方向指示アイコン121aと、距離入力部121bと、角度入力部121cと、を有する。なお、合成画像CP1と、数値入力部121との上下の配置を入れ替えても良い。
方向指示アイコン121aとしては、例えば車両5の前後左右の4方向を示す4つのアイコンが配置される。ユーザーは、車両5を移動させたい方向のアイコンを選択できる。距離入力部121bとしては、例えばテキストボックスが配置される。ユーザーは、車両5を移動させたい距離を数値入力することができる。角度入力部121cとしては、例えばテキストボックスが配置される。ユーザーは、車両5を移動させたい角度を数値入力することができる。なお、距離入力部121b及び角度入力部121cは、予め定められた複数の数値を表示し、それら複数の数値の中から、ユーザーが任意に選択できるようにしても良い。
上記のように、本実施例の携帯端末1の操作部12は、数値入力によって車両5に対する操作を受け付ける。この構成によれば、車両5の移動方向や移動距離、移動角度等を数値入力によって詳細に設定し、遠隔操作することができる。したがって、車両5に対してより細かい操作を実施することができ、車両5の遠隔操作における操作性を向上させることが可能である。
<5−4.実施例4>
図9は、実施例4の合成画像CP1及び操作部12が表示された携帯端末1の模式図である。実施例4の携帯端末1は、表示部11の画面に、合成画像CP1に重ねて、車両5の遠隔操作に係る複数のアイコンを操作部12として表示する。
さらに、携帯端末1は、合成画像CP1の下方に、操作部12の装備操作部122を配置する。装備操作部122は、前照灯スイッチ122aと、警音器アイコン122bと、を有する。なお、合成画像CP1と、装備操作部122との上下の配置を入れ替えても良い。
前照灯スイッチ122aとしては、例えばスライドスイッチが配置される。ユーザーは、スライドスイッチを操作することで、車両5の前照灯のON、OFFを切り替えることができる。警音器アイコン122bとしては、例えば警音器ONを示すアイコンが配置される。警音器アイコン122bを押すと、車両5の警音器が作動し、外部に向けて警告音が発せられる。
上記のように、本実施例の携帯端末1の操作部12は、車両5の前照灯に対する操作を受け付ける。この構成によれば、車両5の遠隔操作中に周囲が暗くなった場合に、周囲を明るくすることができる。したがって、車両5の遠隔操作における操作性を向上させることが可能である。さらに、遠隔操作時の安全性を高めることができる。
また、操作部12は、車両5の警音器に対する操作を受け付ける。この構成によれば、車両5の遠隔操作中に、車両5に人や自転車、他の車両等が接近した場合に、それらに対して警告音を発することができる。したがって、遠隔操作時の安全性が高まり、車両5の遠隔操作における利便性を向上させることが可能である。
<5−5.実施例5>
図10は、実施例5の合成画像CP1が表示された携帯端末1の模式図である。実施例5の携帯端末1は、表示部11の画面に、合成画像CP1に重ねて、車両5の遠隔操作に係る複数のアイコンを操作部12として表示する。
さらに、携帯端末1は、当該携帯端末1自体の傾きに基づき車両5のステアリング角を導出する。センサ部15は、傾斜センサを用いて、携帯端末1自体の傾きを検知する。
図10に示すように、例えば携帯端末1を上部が左方を向くように角度αで傾けた場合、携帯端末1は、角度αの程度に基づき車両5のステアリング角を導出する。さらに、携帯端末1を上部が前方を向くように傾けた場合に、車両5が走行を開始するようにしても良い。
本実施例の携帯端末1の構成によれば、ユーザーはハンドル操作を行うような感覚で、車両5を遠隔操作することができる。したがって、車両5の遠隔操作における利便性及び操作性を向上させることが可能である。
<5−6.実施例6>
図11は、実施例6の車両5に対する遠隔操作方法を示す模式図(第1例)である。実施例6の携帯端末1は、ユーザーのジェスチャーに基づき操作を受け付ける操作モードを備える。携帯端末1は、カメラ13によって、例えばユーザーの手Hなどで表現されるジェスチャーを撮影する。
操作判別部162は、カメラ13で撮影されたユーザーのジェスチャーに基づき車両5に対する操作内容を判別する。操作内容を判別するための基準ジェスチャーは、操作内容と関連付けされて、画像として記憶部17に予め記憶される。操作判別部162は、例えばパターンマッチング等の手法によって、遠隔操作時にカメラ13で撮影されたユーザーのジェスチャーと、基準ジェスチャーとを比較し、操作内容を判別する。そして、信号生成部163は、当該ジェスチャーに係る車両5の操作に基づく制御信号を生成する。
なお、ユーザーのジェスチャーは車両5の車載カメラで撮影しても良い。図12は、実施例6の車両5に対する遠隔操作方法を示す模式図(第2例)である。この場合、操作判別部162は、車載カメラ41〜44で撮影されたユーザーU1のジェスチャーに基づき車両5に対する操作内容を判別する。
例えば、ユーザーU1は手指でVサインなどを作って車載カメラに向かって示し、操作判別部162が当該車載カメラの撮影画像に含まれるVサインに基づき車両5に対する操作内容を判別する。なお、例えば当該Vサインは、ユーザーU1のジェスチャーに基づき車両5の走行軌跡Vtを指示する操作モードの開始の合図であることが予め記憶される。続いて、ユーザーU1が、実際の道路上で、車両5の走行軌跡Vtをなぞって指示する。実際の道路上で車両5の走行軌跡Vtをなぞる場合、路面から少し上方でも良いが、路面表面をなぞるほうが精度が向上する。
本実施例の携帯端末1の構成によれば、ユーザーは身振り手振りやハンドサインなどによって、車両5を遠隔操作することができる。したがって、車両5の遠隔操作における利便性及び操作性を向上させることが可能である。
<5−7.実施例7>
図13は、実施例7の車両5に対する遠隔操作方法を示す模式図である。実施例7の携帯端末1は、ユーザーによる車両5の走行経路に係る操作を受け付ける操作モードを備える。
この操作モードにおける携帯端末1は、表示部11の画面に、合成画像CP1を表示する。合成画像CP1は、ユーザーによる操作がし易いように、比較的大きめに表示されることが望ましい。車両5の遠隔操作に係るアイコンは、表示されないことが望ましい。
ユーザーは、車両5の像5pを起点として所望の終点まで、表示部11の画面上をなぞって手指Fを移動させる。タッチパネルである操作部12は、この手指Fの操作軌跡Ftを車両5の走行経路として受け付ける。そして、信号生成部163は、操作軌跡Ftに基づき車両5の走行経路に係る制御信号を生成する。
なお、操作軌跡Ftを描くときの画像は、車載カメラの撮影画像であることが好ましい。車載カメラの撮影画像は、車両5に対する位置が決まっているので、車両5の走行経路の導出精度が向上する。また、操作軌跡Ftを描くときの画像として、携帯端末1のカメラ13の撮影画像を用いることもできる。例えば、携帯端末1の撮影画像の場合、操作軌跡Ftに対応する実際の道路上の軌跡を携帯端末1のカメラ13で撮影して道路(模様)の特徴を認識し、車載カメラの道路画像とマッチングをかけながら移動するという制御が行われる。
上記のように、本実施例の携帯端末1の操作部12は、車両5の走行経路に係る操作軌跡Ftを受け付ける。信号生成部163は、操作軌跡Ftに基づき車両5の走行経路に係る制御信号を生成する。この構成によれば、アイコンや数値入力等を利用した細かい操作を行うことなく、車両5を所望の位置まで移動させることができる。したがって、車両5の遠隔操作における利便性及び操作性を向上させることが可能である。
なお、操作軌跡Ftを描く速度に基づき車両5の走行速度を変更することにしても良い。例えば、操作軌跡Ftを描くとき、ユーザーが手指Fを比較的ゆっくり移動させると、車両5の走行速度が所定の低速度よりもさらに低速になる。
さらに詳細に言えば、例えば操作軌跡Ftの描画速度に対する倍率指定によって、車両5の走行速度が設定される。ユーザーは、車両5の実際の走行速度が、操作軌跡Ftの描画速度に対して何倍であるかを適宜任意に設定することができる。例えば、表示部11の画面上をなぞる操作軌跡Ftの場合、表示画像(車両5、道路等の像)に対する描画速度の0.2倍が初期値として予め設定される。当該倍率指定は小さめの倍率であることが好ましい。
この構成によれば、操作軌跡Ftを描く速度に基づき、容易に車両5の走行速度を任意に設定することができる。したがって、車両5の遠隔操作における利便性を向上させることが可能である。
また、操作軌跡Ftの太さに基づき車両5の走行速度を変更することにしても良い。例えば、操作軌跡Ftを描くとき、操作軌跡Ftの太さを比較的細くする、すなわちユーザーが画面に対する手指Fの接触圧を弱くすると、車両5の走行速度が所定の低速度よりもさらに低速になる。この構成によれば、操作軌跡Ftの太さに基づき、容易に車両5の走行速度を任意に設定することができる。したがって、車両5の遠隔操作における利便性を向上させることが可能である。
<5−8.実施例8>
図14は、実施例8の車両5に対する遠隔操作方法を示す模式図である。実施例8の携帯端末1は、当該携帯端末1自体の移動軌跡に基づき車両5を操作する操作モードを備える。
この操作モードにおいて、ユーザーU1は、実際の車両5の近隣を起点として所望の終点まで、携帯端末1を所持したままで移動する。このとき、携帯端末1では、センサ部15が、携帯端末1自体の位置情報を取得する。センサ部15は、例えばGPSを利用して、所定の時間間隔で携帯端末1の位置情報を逐次取得する。これにより、携帯端末1の移動軌跡1tを導出することができる。
信号生成部163は、携帯端末1の移動軌跡1tに基づき車両5の走行経路に係る制御信号を生成する。この場合、車両5の走行経路となる携帯端末1の移動軌跡1tを携帯端末1から指示している旨の信号が、携帯端末1から車両制御装置3に送信される。これにより、操作種別の認識精度が向上する。さらに例えば、携帯端末1の移動軌跡1tを携帯端末1から指示しているとき、表示部11の画面を所定のパターンで点滅させる。これにより、携帯端末1から指示していることに係る識別性をより一層向上させることが可能である。
なお、車両5は、携帯端末1を所持するユーザーU1の移動に追随して走行するようにしても良い。また、車両5は、携帯端末1を所持するユーザーU1が所望の終点まで移動した後、ユーザーU1の指示に基づき走行を開始することにしても良い。
本実施例の携帯端末1の構成によれば、アイコンや数値入力、操作軌跡などによる表示部11の画面を利用した操作を行うことなく、車両5を所望の位置まで移動させることができる。したがって、車両5の遠隔操作における利便性及び操作性を向上させることが可能である。
<5−9.実施例9>
図15は、実施例9の車両遠隔操作に係る処理フローの例を示すフローチャートである。図16は、実施例9における合成画像CP1が表示された携帯端末1の模式図(第1例)である。図17は、実施例9における合成画像CP1が表示された携帯端末1の模式図(第2例)である。実施例9の携帯端末1による車両5の遠隔操作に係る処理について、図15の処理フローを参照しつつ図16及び図17を用いて説明する。なお、実施例1で説明した図6の処理フロー及び実施例2で説明した図7の処理フローと共通する処理については、詳細な説明を省略する場合がある。
携帯端末1は、例えばユーザーによって操作され、遠隔操作開始の指示を操作部12から受け付けることで、携帯端末1による車両5の遠隔操作に係る処理を開始する(図15の「開始」)。車両5の遠隔操作は、車両5が停止した状態で開始される。
次に、携帯端末1は、車両5の走行速度に関して、定速の制御信号を車両5の車両制御装置3に送信する(ステップS301)。続いて、携帯端末1は、合成画像の生成に係る制御信号を車両5の画像処理装置2に送信する(ステップS302)。続いて、携帯端末1は、合成画像を画像処理装置2から受信し、その合成画像を表示部11に表示する(ステップS303)。続いて、携帯端末1は、合成画像に重ねて、表示部11に車両5の操作に係る機能画像であるアイコン等(操作部12)を表示する(ステップS304)。
次に、車両5において、車両5及び車両5を遠隔操作するユーザーに対して外部から接近する人や動物、車両、その他の物体の確認がセンサ部51または撮影部4を用いて実施され、それらの物体の接近を検出したか否かが判別される(ステップS305)。車両5では、例えば携帯端末1から合成画像の生成に係る制御信号等を受信するなどして、携帯端末1による遠隔操作の開始が確認されると、監視モードが起動され、車両5及びユーザーへの外部からの接近の監視が開始される。車両5及びユーザーの周辺の人や動物、車両、その他の物体の検出には、例えばセンサ部51の超音波センサ、光センサ、レーダの検出信号、または車載カメラ41〜44の撮影画像による画像認識に基づき判別される。
車両5及びユーザーに接近する物体の検出に関して、さらに詳細には、車両5は、物体が車両5及びユーザーから所定範囲内に進入することで、物体による車両5及びユーザーへの接触を予測する。車両5及びユーザーからの所定範囲としては、例えば車両5及びユーザーからの距離の応じた複数の範囲が設定される。車両5及びユーザーからの所定範囲は、例えば半径10m以内を第1範囲とし、半径7m以内を第2範囲とし、半径5m以内を第3範囲とし、半径3m以内を第4範囲とするなど、任意に設定することができる。
車両5及びユーザーへの外部からの接近を検出した場合(ステップS305のYes)、車両5及びユーザーに接近する物体が、車両5及びユーザーから第1範囲内であるか否かが判別される(ステップS306)。物体が、車両5及びユーザーから第1範囲内である場合(ステップS306のYes)、携帯端末1の表示部11に対する表示によって、物体の接近が報知される(ステップS307)。
例えば、図16に示すように、携帯端末1の表示部11には、車両5を遠隔操作するための合成画像CP1に並べて、物体の接近を報知するための警告画像WP1が表示される。警告画像WP1は、例えば合成画像CP1と同様に、車載カメラ41〜44で撮影された撮影画像に基づく俯瞰画像で構成される。警告画像WP1には、例えば携帯端末1で遠隔操作される車両5の像と、携帯端末1を所持するユーザーU1の像と、車両5の後方から車両5及びユーザーU1に接近する物体Tr1の像と、が含まれる。さらに、表示部11には、後方から車両5及びユーザーU1に接近する物体Tr1が存在することを示すテキストTx1が表示される。
また例えば、図17に示すように、携帯端末1の表示部11には、車両5を遠隔操作するための合成画像CP1に並べて、物体の接近を報知するための警告画像WP2が表示される。警告画像WP2は、例えば携帯端末1のカメラ13で撮影された撮影画像で構成される。警告画像WP2には、例えば携帯端末1を所持するユーザーU1の像と、ユーザーU1の後方から車両5及びユーザーU1に接近する物体Tr1の像と、が含まれる。さらに、表示部11には、後方から車両5及びユーザーU1に接近する物体Tr1が存在することを示すテキストTx1が表示される。
なお、合成画像CP1と、警告画像WP1、WP2の上下の配置を入れ替えても良い。
次に、車両5及びユーザーに接近する物体が、車両5及びユーザーから第2範囲内であるか否かが判別される(ステップS308)。物体が、車両5及びユーザーから第2範囲内である場合(ステップS308のYes)、携帯端末1のバイブレーション機能による振動によって、物体の接近が報知される(ステップS309)。
次に、車両5及びユーザーに接近する物体が、車両5及びユーザーから第3範囲内であるか否かが判別される(ステップS310)。物体が、車両5及びユーザーから第3範囲内である場合(ステップS310のYes)、携帯端末1から警告音を発することによって、物体の接近が報知される(ステップS311)。携帯端末1では、音声入出力部14のスピーカから警告音が発せられる。
次に、車両5及びユーザーに接近する物体が、車両5及びユーザーから第4範囲内であるか否かが判別される(ステップS312)。物体が、車両5及びユーザーから第4範囲内である場合(ステップS312のYes)、車両5から警告音を発することによって、物体の接近が報知される(ステップS313)。車両5では、警音器が作動し、外部に向けて警告音が発せられる。
なお、携帯端末1のカメラ13を利用した警告画像WP2では、物体との距離が近づくほど画像の解像度が高められる。これにより、より精細に物体の接近を認識することが可能である。
次に、携帯端末1は、操作部12に対してユーザーの操作入力があったか否かを判別する(ステップS314)。以下、実施例1で説明した図6に示すステップS108〜ステップS110と同じであるので説明を省略する(ステップS315〜ステップS317)。
本実施例の携帯端末1の構成によれば、車両5及びユーザーに接近する物体の存在を、車両5を遠隔操作するユーザーに対して報知することができる。したがって、遠隔操作時の安全性が高まり、車両5の遠隔操作における利便性を向上させることが可能である。
そして、物体の、車両5及びユーザーからの距離の応じて段階的に、ユーザーに対する報知方法を切り替えることができる。報知方法としては、例えば表示、振動、音を利用することができる。これにより、ユーザーは感覚的に、物体の接近距離を把握することができる。物体の接近を知らせるための表示としては、テキスト表示のほか、車両5の撮影部4による撮影画像と、携帯端末1のカメラ13の撮影画像とを利用することができる。したがって、車両5の遠隔操作における利便性をより一層向上させることが可能である。
<6.その他>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。また、上記の複数の実施形態、実施例及び変形例は可能な範囲で組み合わせて実施しても良い。
また、上記実施形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されていると説明したが、これらの機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路によって実現されても良い。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されても良い。
1 携帯端末(車両遠隔操作装置)
1t 移動軌跡
2 画像処理装置
3 車両制御装置
4 撮影部
5 車両
5p 像
11 表示部
12 操作部
13 カメラ
14 音声入出力部
15 センサ部
16 制御部
17 記憶部
18 通信部
41、42、43、44 車載カメラ
52 前照灯
53 警音器
121 数値入力部
122 装備操作部
161 表示制御部
162 操作判別部
163 信号生成部
164 認証部
CP1 合成画像
Ft 操作軌跡
RS 車両遠隔操作システム

Claims (14)

  1. 車両に搭載された複数の車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき生成された、仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す合成画像を受信する通信部と、
    前記合成画像を表示する表示部と、
    前記車両を操作するための操作部と、
    前記操作部に対する操作に基づく前記車両の制御信号を生成する信号生成部と、
    衝撃を検知するセンサ部と、
    を備え、
    前記通信部を介して、前記制御信号を前記車両に対して送信するとともに、前記センサ部が衝撃を検知した場合に、停止の前記制御信号を前記車両に対して送信する車両遠隔操作装置。
  2. 前記車両の走行に係る前記制御信号を送信する場合に、走行速度及び走行距離のいずれかを一定にする請求項1に記載の車両遠隔操作装置。
  3. 当該車両遠隔操作装置による前記車両の操作が許可されているか否かを判別する認証部を備える請求項1または請求項2に記載の車両遠隔操作装置。
  4. 当該車両遠隔操作装置自体の周囲を撮影するカメラを備え、
    前記認証部は、前記カメラで撮影された運転免許証に基づき前記操作部に対するユーザーの操作を許可する請求項3に記載の車両遠隔操作装置。
  5. 前記認証部は、前記カメラで撮影されたユーザーの顔と、前記運転免許証の顔写真とに基づき運転免許を判別する請求項4に記載の車両遠隔操作装置。
  6. 前記操作部は、数値入力によって前記車両に対する操作を受け付ける請求項1から請求項5のいずれかに記載の車両遠隔操作装置。
  7. 前記センサ部は、当該車両遠隔操作装置自体の傾きを検知し、
    前記傾きに基づき前記車両のステアリング角を導出する請求項1から請求項6のいずれかに記載の車両遠隔操作装置。
  8. 当該車両遠隔操作装置自体の周囲を撮影するカメラと、
    前記カメラまたは前記車載カメラで撮影されたユーザーのジェスチャーに基づき前記車両に対する操作内容を判別する操作判別部と、
    を備え、
    前記信号生成部は、前記ジェスチャーに係る前記車両の操作に基づく前記制御信号を生成する請求項1から請求項7のいずれかに記載の車両遠隔操作装置。
  9. 前記操作部は、前記車両の走行経路に係る操作軌跡を受け付け、
    前記信号生成部は、前記操作軌跡に基づき前記車両の走行経路に係る前記制御信号を生成する請求項1から請求項8のいずれかに記載の車両遠隔操作装置。
  10. 前記操作軌跡を描く速度に基づき前記車両の走行速度を変更する請求項9に記載の車両遠隔操作装置。
  11. 前記操作軌跡の太さに基づき前記車両の走行速度を変更する請求項9に記載の車両遠隔操作装置。
  12. 前記センサ部は、当該車両遠隔操作装置自体の位置情報を取得し、
    前記信号生成部は、当該車両遠隔操作装置の移動軌跡に基づき前記車両の走行経路に係る前記制御信号を生成する請求項1から請求項11のいずれかに記載の車両遠隔操作装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれかに記載の車両遠隔操作装置と、
    前記車両に搭載された複数の前記車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す前記合成画像を生成するとともに、前記合成画像を前記車両遠隔操作装置に送信する画像処理装置と、
    前記車両の制御信号を前記車両遠隔操作装置から受信するとともに、前記制御信号に基づき前記車両を制御する車両制御装置と、
    を備える車両遠隔操作システム。
  14. 車両に搭載された複数の車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき生成された、仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す合成画像を受信する工程と、
    前記合成画像を表示部に表示する工程と、
    前記車両に対する操作を受け付ける工程と、
    前記操作に基づく前記車両の制御信号を生成する工程と、
    前記制御信号を前記車両に対して送信する工程と、
    を含み、
    衝撃を検知した場合に、停止の前記制御信号を前記車両に対して送信する車両遠隔操作方法。
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