JP6304885B2 - 車両遠隔操作システム - Google Patents

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Description

この発明は、車両遠隔操作システムに関する。
従来、タッチスクリーンを有する携帯端末によって、車両と車両周囲の障害物とを含む俯瞰画像を表示し、タッチスクリーンに対する手指の接触操作に応じて車両の移動を指示する遠隔操作システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この遠隔操作システムは、俯瞰画像とともに車両が移動する方向の候補を表示し、操作者によって選択される方向の候補に応じて車両の移動を指示する。また、この遠隔操作システムは、操作者が俯瞰画像に含まれる車両の画像に触れたまま任意の方向へ手指を移動させる操作に応じて車両の移動を指示する。
また、従来、車載カメラを搭載せずに、車両に対する遠隔操作装置の相対位置を把握した状態で遠隔操作装置に対する操作に応じて車両を遠隔操作する駐車支援装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−65392号公報 特開2006−44484号公報
しかしながら、上記従来の技術に係る遠隔操作システムにおいては、携帯端末に俯瞰画像を表示させる必要があるので、車載カメラが必要になることに加えて、高精度な視点変換の画像処理が必要になり、演算能力を増大させることに伴って費用が嵩むという問題が生じる。
また、上記従来の技術に係る駐車支援装置においては、車両に対する遠隔操作装置の相対位置を把握した状態で車両の遠隔操作を行なうために専用の遠隔操作装置が必要になり、車両の前進、後退、停止、および左右への旋回の各々に相互に異なる操作子が設けられている。これにより遠隔操作装置を適正に操作するための習熟が要求されるという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、構成が複雑になることを防止し、簡便かつ直感的な操作によって車両を遠隔操作することが可能な車両遠隔操作システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る車両遠隔操作システムは、車両(例えば、実施形態での車両12)と、操作者により携帯されて前記車両を外部から操作するための操作画面をタッチパネル(例えば、実施形態でのタッチパネル22)上に表示するとともに当該タッチパネルへの接触操作に対応する操作信号を前記車両に送信する制御部(例えば、実施形態での制御部25)を有する携帯端末(例えば、実施形態での携帯端末11)と、を備える車両遠隔操作システム(例えば、実施形態での車両遠隔操作システム10)であって、前記制御部は、予め設定された前記車両を自動モードで操作するための操作画面および前記車両を手動モードで操作するための操作画面のうち、前記操作者により選択された操作画面を前記タッチパネル上に表示させるとともに、前記操作画面が前記車両を手動モードで操作する操作画面である場合に、前記操作者に認識可能に分割される複数の領域(例えば、実施形態での3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c))及び1つのアイコン画像(例えば、実施形態でのアイコン画像73)を表示し、前記アイコン画像に対する前記接触操作により前記アイコン画像を前記複数の領域間で移動可能に表示し、前記アイコン画像に対する前記複数の領域間の移動を伴わない接触操作である第1接触操作と、前記アイコン画像に対する前記複数の領域間の移動を伴う接触操作である第2接触操作との、少なくとも一方を検出可能であるとともに、前記アイコン画像に対する前記第1接触操作及び前記第2接触操作のいずれか一方または両方を検出することにより、前記車両の前進及び後退のうち少なくともいずれか一方への走行を指示する走行操作信号と、前記車両の左右方向のいずれか一方への転舵を指示する転舵操作信号と、を前記車両に送信する。
(2)上記(1)に記載の車両遠隔操作システムでは、前記制御部は、前記アイコン画像に対する前記第1接触操作を検出している間のみ、前記走行操作信号を前記車両に送信するとともに、前記アイコン画像に対する前記第2接触操作を検出したときに、前記転舵操作信号を前記車両に送信する。
(3)上記(1)に記載の車両遠隔操作システムでは、前記複数の領域は、前記操作画面上において基準となる第1基準軸(例えば、実施形態での第1基準軸)と、該第1基準軸に交わる第2基準軸(例えば、実施形態での第2基準軸)とのそれぞれに対して分割されており、前記制御部は、前記第1基準軸に対する前記アイコン画像への前記第接触操作を検出した場合に前記走行操作信号を前記車両に送信するとともに、前記第2基準軸に対する前記アイコン画像への前記第2接触操作を検出した場合に前記転舵操作信号を前記車両に送信する。

(4)上記(1)から(3)の何れか1つに記載の車両遠隔操作システムでは、前記複数の領域は、中央位置の領域(例えば、実施形態での中央部72a)と該中央位置の領域を所定方向の両側から挟む領域(例えば、実施形態での左方部72b、右方部72c)とによって構成されており、前記アイコン画像は、前記中央位置の領域以外の領域で前記タッチパネルへの接触が解除された場合に、当該接触が解除された時点で属する領域に留まる。
(5)上記(1)から(4)の何れか1つに記載の車両遠隔操作システムでは、前記携帯端末の大きさは、前記操作者の片手で保持できる大きさであり、前記タッチパネルは、所定の縦横比を有するとともに、該縦横比の長辺および短辺のうち前記短辺の幅方向に前記車両の左右方向のいずれか一方への転舵を指示するための前記複数の領域を配置する。
(6)上記(1)から(5)の何れか1つに記載の車両遠隔操作システムでは、前記操作画面は、前記複数の領域間の境界近傍において誤操作防止領域(例えば、実施形態での左方誤操作防止領域72g、右方誤操作防止領域72h)を設定し、前記制御部は、前記誤操作防止領域において、前記アイコン画像への前記第2接触操作が行われる際の移動方向に対して遠い側の端部を前記アイコン画像が跨いだときに前記車両に送信する前記走行操作信号および前記転舵操作信号のうち少なくとも一方の状態を切り替える。
(7)上記(6)に記載の車両遠隔操作システムでは、前記操作画面は、前記複数の領域と前記誤操作防止領域とを、異なる背景色によって前記操作者に認識可能に表示する。
(8)上記(1)から(7)の何れか1つに記載の車両遠隔操作システムでは、前記操作画面は、前記車両の進行方向を示す図形または記号(例えば、実施形態での図形(または記号)73a,73b,73c)を表示し、前記図形または前記記号は、前記走行操作信号または前記転舵操作信号に応じて変化する。
(9)上記(1)から(8)の何れか1つに記載の車両遠隔操作システムでは、前記操作画面は、所定形状の車両画像(例えば、実施形態での車両画像75)を、前記車両画像が示す方向と前記複数の領域の各々との対応関係を認識可能な所定位置に表示し、前記制御部は、前記第2接触操作が行われる際に前記走行操作信号または前記転舵操作信号によって指示される前記車両の移動方向と、前記車両画像が示す方向とが一致するように、前記複数の領域の各々と前記車両の移動方向とを対応付ける。
(10)上記(1)から(9)の何れか1つに記載の車両遠隔操作システムでは、前記携帯端末は、音声または信号音を再生可能なスピーカ(例えば、実施形態でのスピーカ24)を備え、前記制御部は、前記走行操作信号または前記転舵操作信号が前記車両に送信されている間は、警報音を前記スピーカから出力する。
(11)上記(1)から(10)の何れか1つに記載の車両遠隔操作システムでは、前記車両は、該車両の周囲に存在する障害物を検出する障害物検出手段(例えば、実施形態での超音波センサ42)と、前記走行操作信号または前記転舵操作信号を受信した際に、前記障害物検出手段により前記障害物が検出された場合には、前記車両の移動を中断または前記障害物を回避して移動する車両制御部(例えば、実施形態での統合制御ユニット48)と、を備える。
(12)上記(1)から(9)の何れか1つに記載の車両遠隔操作システムでは、前記携帯端末は、音声または信号音を再生可能なスピーカ例えば、実施形態でのスピーカ24)を備え、前記車両は、該車両の周囲に存在する障害物を検出する障害物検出手段(例えば、実施形態での超音波センサ42)を備え、前記制御部は、前記障害物検出手段により検出された前記障害物と前記車両との間の距離に応じて出力間隔および音量の少なくとも何れかが変化する警報音を前記スピーカから出力する。
(13)上記(1)から(9)の何れか1つに記載の車両遠隔操作システムでは、前記携帯端末は、振動を発生可能な振動発生手段(例えば、実施形態での振動制御ユニット23)を備え、前記車両は、該車両の周囲に存在する障害物を検出する障害物検出手段(例えば、実施形態での超音波センサ42)を備え、前記制御部は、前記障害物検出手段により検出された前記障害物と前記車両との間の距離に応じて周期および振幅の少なくとも何れかが変化する振動を前記振動発生手段から発生させる。
(14)上記(1)から(13)の何れか1つに記載の車両遠隔操作システムでは、前記複数の領域は、中央位置の領域(例えば、実施形態での中央部72a)と該中央位置の領域を所定方向の両側から挟む2つの領域(例えば、実施形態での左方部72b、右方部72c)とによって3分割に構成されており、前記中央位置の領域は、前記車両の前後方向に対応付けられ、前記2つの領域は、前記車両の左右方向に対応付けられている。
(15)上記(5)に記載の車両遠隔操作システムでは、前記操作画面は、前記操作者が前記携帯端末を片手で保持した際に、前記操作者の親指の可動範囲となる位置に前記アイコン画像を表示する。
上記(1)に記載の態様に係る車両遠隔操作システムによれば、1つのアイコン画像に対する2種類の接触操作(第1接触操作および第2接触操作)を検出可能な制御部を備えるので、複雑な操作および操作に対する習熟を必要とせずに簡便な接触操作によって、車両を操作することができる。アイコン画像に対する第1接触操作及び第2接触操作のいずれか一方または両方を検出することにより走行操作信号および転舵操作信号を車両に送信する制御部を備えるので、携帯端末の構成が複雑になることを防止し、簡便かつ直感的な操作によって車両の走行および左右への転舵を遠隔操作することができる。タッチパネルへの簡便な接触操作によって車両を操作する制御部を備えるので、操作者が操作画面を視認する必要無しに、操作者の注意を実際の車両における周囲の安全性の確認に集中させることができる。
さらに、上記(2)の場合、第1接触操作に応じて走行操作信号を送信し、第2接触操作に応じて転舵操作信号を送信する制御部を備えるので、1つのアイコン画像に対する接触とスライド操作との組み合わせのみで、車両の走行と左右への転舵とを操作することができる。これにより携帯端末の操作が複雑になることを防止し、より一層、操作性を向上させることができる。
さらに、上記(3)の場合、相互に交わる2軸に対して複数の領域を設けた操作画面を表示する制御部を備えるので、例えば十字方向へのアイコン画像の移動操作などによって、車両の前進及び後退、並びに左右への転舵を遠隔操作することができる。これにより携帯端末の操作が複雑になることを防止し、より一層、直感的かつ容易に多様な機能な操作することができる。
さらに、上記(4)の場合、中央位置の領域以外の領域におけるタッチパネルへの接触解除に応じてアイコン画像の位置を自動的にホールドする制御部を備えるので、操作性を向上させることができる。
例えば、上記(2)の場合には、転舵状態の車両を停止させてから再度走行を再開させる際に転舵状態から再開させることができる。
例えば、上記(3)の場合には、携帯端末の操作画面から手を離しても車両の移動を継続するように設定してもよい。
さらに、上記(5)の場合、短辺の幅方向に転舵を指示するための複数の領域を配置するタッチパネルを備えるので、より一層、直感的かつ容易に車両の左右への転舵を遠隔操作することができる。つまり、操作者が非対称の縦横比を有する携帯端末を持った際に、タッチパネルの短辺方向が操作者の左右方向に向くようになり、車両の左右方向への転舵を短辺方向への操作により行うことができ、直感的な操作が容易となる。
さらに、上記(6)の場合、複数の領域間の境界近傍において誤操作防止領域(いわゆるヒステリシス領域)を設定する操作画面を備えるので、アイコン画像への接触状態がわずかに変化するだけでは、アイコン画像が領域間を移動したと誤検出されることがない。これにより車両に送信される走行操作信号および転舵操作信号の状態が頻繁に切り替わることを防止し、操作者が意図しない接触状態の変化に対して操作状態の保持を許容して、より一層、操作性を向上させることができる。
さらに、上記(7)の場合、複数の領域と誤操作防止領域とを異なる背景色によって表示する操作画面を備えるので、誤操作防止領域が存在することを操作者に容易に視認させることができる。
さらに、上記(8)の場合、走行操作信号または転舵操作信号に応じて変化する車両の進行方向を示す図形または記号を表示する操作画面を備えるので、車両に送信する走行操作信号および転舵操作信号の状態を操作者に容易に視認させることができる。
さらに、上記(9)の場合、車両に指示する移動方向と車両画像が示す方向とが一致するように、複数の領域の各々と車両の移動方向とを対応付ける制御部を備えるので、例えば実際の車両の俯瞰画像などを表示する必要無しに、車両に指示する移動方向を操作者に容易に視認させることができる。これにより、簡便かつ直感的な操作によって車両の走行および左右への転舵を遠隔操作することができる。
さらに、上記(10)の場合、警報音を出力するスピーカを備えるので、車両自体に警報音を出力する機能を備えていない場合であっても、車両を遠隔操作中に周囲へ警報することができる。
さらに、上記(11)の場合、障害物に対して移動を中断または障害物を回避して移動する車両制御部を備えるので、車両の周囲に障害物が存在する場合であっても、車両が障害物と接触する可能性を低減することができ、所望の安全性を確保することができる。
さらに、上記(12)の場合、障害物と車両との間の距離に応じて出力間隔および音量の少なくとも何れかが変化する警報音を出力するスピーカを備えるので、例えば操作者の死角に障害物が存在する場合などであっても、障害物と車両との相対位置を操作者に認識させることができる。これにより車両が障害物と接触する可能性を低減することができ、所望の安全性を確保することができる。
さらに、上記(13)の場合、障害物と車両との間の距離に応じて周期および振幅の少なくとも何れかが変化する振動を発生する振動発生手段を備えるので、例えば操作者の死角に障害物が存在する場合などであっても、障害物と車両との相対位置を操作者に認識させることができる。これにより車両が障害物と接触する可能性を低減することができ、所望の安全性を確保することができる。
さらに、上記(14)の場合、中央位置の領域を車両の前後方向に対応付け、中央位置の領域を挟む2つの領域を車両の左右方向に対応付ける操作画面を備えるので、簡便かつ直感的な操作によって車両の走行および左右への転舵を遠隔操作することができる。
さらに、上記(15)の場合、操作者が片手で携帯端末を持った際に、この片手の親指の自然な動きによって車両の走行および左右への転舵を容易に遠隔操作することができる。
本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの車両に搭載される複数の超音波センサの位置を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの携帯端末の操作画面におけるタイトル画面およびモード選択画面の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの自動モードの並列駐車および並列出庫における車両の移動の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの自動モードの縦列駐車および縦列出庫における車両の移動の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの自動モードでの携帯端末の操作画面における駐車方向選択画面、動作開始待ち画面、検出中画面、駐車動作中画面、および駐車完了画面の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの自動モードでの携帯端末の操作画面における出庫方向選択画面、動作開始待ち画面、出庫動作中画面、および出庫完了画面の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの自動モードでの携帯端末の操作画面における動作中画面および一時停止中画面の遷移の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの手動モードのバック出庫における車両の移動の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの手動モードでの携帯端末の操作画面における動作開始待ち画面、後退直進動作中画面、後退左旋回動作中画面、後退右旋回動作中画面、および出庫完了画面の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの手動モードでの携帯端末の操作画面における後退直進動作中画面および一時停止中画面の遷移の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの手動モードでの携帯端末の操作画面における左方誤操作防止領域および右方誤操作防止領域の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの手動モードでの携帯端末の操作画面における中央部の中央位置からの左シフト量および右シフト量の変化と車両の動作モードの変化との対応の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの手動モードでの携帯端末の操作画面における操作者の接触操作に応じたアイコン画像の位置の変化の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの手動モードでの携帯端末の操作画面における操作者の接触操作に応じたアイコン画像の位置の変化の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの手動モードによる後退左旋回の出庫における車両の後輪車軸中心および車両右端点の軌跡と舵角の変化との対応の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの手動モードによる後退左旋回の出庫における車両の移動の例を示す図。 本発明の実施形態に係る車両遠隔操作システムの手動モードによる後退出庫における車両の舵角指令値の変化の例を示す図。 本発明の実施形態の第1変形例に係る車両遠隔操作システムの手動モードでの携帯端末の操作画面における動作開始待ち画面の例を示す図。 本発明の実施形態の第2変形例に係る車両遠隔操作システムの手動モードでの携帯端末の操作画面における動作開始待ち画面、後退直進動作中画面、および前進直進動作中画面の例を示す図。 本発明の実施形態の第2変形例に係る車両遠隔操作システムの手動モードでの携帯端末の操作画面における左方誤操作防止領域、右方誤操作防止領域、前方誤操作防止領域、および後方誤操作防止領域の例を示す図。 本発明の実施形態の第3変形例に係る車両遠隔操作システムの手動モードでの携帯端末の操作画面における動作開始待ち画面、後退直進動作中画面、後退左旋回動作中画面、後退右旋回動作中画面、および出庫完了画面の例を示す図。
以下、本発明の一実施形態に係る車両遠隔操作システムについて添付図面を参照しながら説明する。
実施形態による車両遠隔操作システム10は、図1に示すように、携帯端末11と、車両12と、を備えている。
携帯端末11は、車両12の運転者が携帯する遠隔操作装置である。携帯端末11は、例えばBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信、またはWi−Fi(登録商標)などの無線LAN(Local Area Network)などによって、車両12との間で無線通信を行う。
携帯端末11の大きさは、運転者が片手で握り持ちながら、この片手の手指で各種の操作を行なうことができる大きさに形成されている。
携帯端末11は、通信部21、タッチパネル22、振動制御ユニット23、スピーカ24、および制御部25を備えている。
通信部21は、後述する車両12の通信ユニット41との間で無線通信を行なう。
タッチパネル22は、車両12を外部から遠隔操作するための操作画面を表示し、この操作画面に入力される運転者の手指による接触操作を受け付けて、車両12の動作を指示する指令信号を出力する。タッチパネル22の外形は、所定の長辺および短辺(<長辺)による縦横比を有する矩形状に形成されている。
振動制御ユニット23は、携帯端末11本体またはタッチパネル22などに振動を発生させるモータ(図示略)およびモータの制御回路(図示略)などを備えている。振動制御ユニット23は、制御部25からの制御信号に応じてモータを駆動することによって、携帯端末11を保持する運転者が認識可能な振動を発生させる。
スピーカ24は、制御部25からの信号に応じて、制御部25が記憶している各種の音声または信号音のデータを再生出力することによって、携帯端末11を保持する運転者が認識可能な警報音を発生させる。
制御部25は、携帯端末11の動作を統括的に制御する。制御部25は、運転者によるタッチパネル22への接触操作に対応する操作信号を固有の識別情報とともに、通信部21から車両12に送信する。制御部25は、車両12から送信される各種の信号を通信部21が受信した場合に、この信号に応じて振動制御ユニット23およびスピーカ24の動作を制御する。
車両12は、通信ユニット41、複数の超音波センサ42、駆動制御ユニット43、ブレーキ制御ユニット44、ステアリング制御ユニット45、警笛制御ユニット46、灯体制御ユニット47、および統合制御ユニット48を備えている。
通信ユニット41は、携帯端末11の通信部21との間で無線通信を行なう。
複数の超音波センサ42は、図2に示すように、車両12の前後左右の外表面上における複数箇所に配置されている。各超音波センサ42は、車両12の外部に向かって超音波を発信し、この超音波が車両12の外部の物体(障害物など)によって反射されて得られる反射波を受信することによって、物体の有無および物体までの距離を検出する。各超音波センサ42は、車両12の外部の物体の有無および物体までの距離の検出信号を出力する。
駆動制御ユニット43は、車両12の走行駆動源(例えば、内燃機関およびモータなど)、動力伝達機構(例えば、トランスミッションなど)、および制御回路(図示略)などを備えている。駆動制御ユニット43は、統合制御ユニット48からの制御信号に応じて走行駆動源および動力伝達機構を駆動することによって、車両12の走行を制御する。
ブレーキ制御ユニット44は、ブレーキアクチュエータ(図示略)および制御回路(図示略)などを備えている。ブレーキ制御ユニット44は、統合制御ユニット48からの制御信号に応じてブレーキアクチュエータを駆動することによって、車両12の減速および停止を制御する。
ステアリング制御ユニット45は、ステアリングアクチュエータ(図示略)および制御回路(図示略)などを備えている。ステアリング制御ユニット45は、統合制御ユニット48からの制御信号に応じてステアリングアクチュエータを駆動することによって、車両12の転舵を制御する。
警笛制御ユニット46は、所定の警報音または警報音声を出力するブザー(図示略)またはスピーカ(図示略)などを備えている。警笛制御ユニット46は、統合制御ユニット48からの制御信号に応じて所定の警報音または警報音声を出力する。
灯体制御ユニット47は、前照灯などの各種のランプ(図示略)および制御回路(図示略)を備えている。灯体制御ユニット47は、統合制御ユニット48からの制御信号に応じて各種のランプの点灯を制御する。
統合制御ユニット48は、車両12を統括的に制御する。統合制御ユニット48は、携帯端末11から送信される各種の操作信号を通信ユニット41が受信した場合に、この操作信号に応じて各制御ユニット43,…,47の動作を制御する。統合制御ユニット48は、携帯端末11からの操作信号に応じて各制御ユニット43,…,47の動作を制御する際に、車両12の状態に応じて制御内容を変更する。統合制御ユニット48は、例えば、操作信号に応じて車両12の移動を制御する際に、各超音波センサ42により検出される障害物に応じて、車両12の移動を中断または障害物を自動的に回避して車両12を移動させる。
統合制御ユニット48は、車両12の状態の情報を通信ユニット41から携帯端末11に送信する。統合制御ユニット48は、例えば、各超音波センサ42から出力される検出信号を通信ユニット41から携帯端末11に送信する。
実施形態による車両遠隔操作システム10は上記構成を備えており、次に、この車両遠隔操作システム10の動作の一例について説明する。
携帯端末11のタッチパネル22は、制御部25からの制御信号に応じて、図3に示すように、車両12を外部から遠隔操作するための操作画面として、タイトル画面51およびモード選択画面52を表示する。
タイトル画面51は、車両12を外部から遠隔操作する際の初期画面であり、携帯端末11に対して所定操作が入力された場合、または携帯端末11の状態が所定状態になった場合などに表示される。携帯端末11の所定状態は、例えば、車両12の全てのドアが閉じられた状態で携帯端末11が車両12の外部に存在する状態などである。タイトル画面51は、操作ボタン画像51aを表示する。操作ボタン画像51aが接触操作されると制御部25は車両12の遠隔操作の実行開始を指示する操作信号を出力する。
モード選択画面52は、タイトル画面51の操作ボタン画像51aが接触操作された場合に表示される。モード選択画面52は、操作ボタン画像52a,52b,52c,52dを表示する。操作ボタン画像52aが接触操作されると制御部25は車両12の遠隔操作の実行終了を指示する操作信号を出力する。操作ボタン画像52b,52cの各々が接触操作されると制御部25は自動モードでの駐車および出庫の各々の実行を指示する操作信号を出力する。操作ボタン画像52dが接触操作されると制御部25は手動モードでの出庫の実行を指示する操作信号を出力する。
自動モードでの駐車および出庫は、図4および図5に示すように、車両12の後退(バック)による並列駐車および前進による並列出庫と、車両12の後退(バック)による縦列駐車および前進による縦列出庫と、の各々を全自動的に実行する動作モードである。自動モードの駐車に対する操作ボタン画像52bは、車両12が駐車スペースPの周辺に存在する状態で接触操作されるように表示される。自動モードの出庫に対する操作ボタン画像52cは、車両12が駐車スペースP内に存在する状態で接触操作されるように表示される。
モード選択画面52において自動モードの駐車に対する操作ボタン画像52bが接触操作されると、タッチパネル22は、制御部25からの制御信号に応じて、図6に示すように、駐車方法選択画面53を表示する。駐車方法選択画面53は、操作ボタン画像53a,53b,53cを表示する。操作ボタン画像53a,53bの各々が接触操作されると制御部25は車両12の並列駐車および縦列駐車の各々の実行を選択する操作信号を出力する。操作ボタン画像53cが接触操作されると制御部25は駐車方法選択画面53をモード選択画面52に切り替えて表示する。駐車方法選択画面53は、駐車方法の選択を促す所定メッセージ53d(例えば、「駐車方法を選択してください」など)を表示する。駐車方法選択画面53は、操作信号によって指示される車両12の動作を示す複数のメニュー項目の各々の画像53e,53f,53gを表示する。画像53eは、駐車スペースPの探索動作を示すメニュー項目(例えば、「Search」)である。画像53fは、駐車スペースP内への移動を示すメニュー項目(例えば、「Park in」)である。画像53gは、駐車動作の完了を示すメニュー項目(例えば、「Completed」)である。
駐車方法選択画面53において車両12の並列駐車および縦列駐車の各々に対する操作ボタン画像53a,53bが接触操作されると、タッチパネル22は、制御部25からの制御信号に応じて、動作開始待ち画面54を表示する。動作開始待ち画面54は、操作ボタン画像54a,54bを表示する。操作ボタン画像54a,54bの各々が接触操作されると制御部25は車両12の自動的な駐車動作の実行および実行中止の各々を指示する操作信号を出力する。動作開始待ち画面54は、車両12の周囲の安全確認を促す所定メッセージ54c(例えば、「周囲を確認してください」など)を表示する。動作開始待ち画面54は、操作信号によって指示される車両12の動作を示す複数のメニュー項目のうち、操作ボタン画像54aの接触操作時に先ず指示される動作のメニュー項目(例えば、「Search」)を強調表示する。
操作ボタン画像54a,54bは、例えば、運転者が片手で携帯端末11を保持する際に、この片手の親指を伸ばしたままで接触操作可能な位置に表示されている。操作ボタン画像54a,54bは、例えば、運転者が右の片手で携帯端末11を保持する際に、この片手の親指を伸ばしたままで接触操作可能に、タッチパネル22の中央部から左下方の領域に表示されている。
動作開始待ち画面54において操作ボタン画像54aが運転者の手指Fによって接触操作されると、制御部25は、この接触操作が継続される期間に亘って、順次、駐車スペースPの探索動作と、駐車スペースP内への移動とを、自動的に実行することを指示する操作信号を出力する。タッチパネル22は、制御部25からの制御信号に応じて、駐車スペースPの探索動作に対応する検出中画面55と、駐車スペースP内への移動に対応する駐車動作中画面56と、駐車動作の完了に対応する駐車完了画面57とを、順次、表示する。
検出中画面55は、操作ボタン画像54aに対する手指Fの接触操作が維持されていることを示す指示画像55aを表示する。指示画像55aは、例えば操作ボタン画像54aの輝度を低下させた画像などである。検出中画面55は、制御部25が車両12に対して駐車スペースPの探索動作の実行を指示する操作信号を出力していることを示す指示画像55bを表示する。指示画像55bは、例えば車両12の動作を示す複数のメニュー項目のうち駐車スペースPの探索動作を示すメニュー項目(例えば、「Search」)を強調表示する画像などである。検出中画面55は、車両12の周囲の安全確認を促す所定メッセージ55c(例えば、「周囲を確認してください」など)を表示する。
このとき車両12の統合制御ユニット48は、携帯端末11から送信される操作信号を通信ユニット41が受信した場合に、複数の超音波センサ42の各々から出力される検出信号に基づいて車両12の周辺の駐車スペースPを探索する。
駐車動作中画面56は、操作ボタン画像54aに対する手指Fの接触操作が維持されていることを示す指示画像56aを表示する。指示画像56aは、例えば操作ボタン画像54aの輝度を低下させた画像などである。駐車動作中画面56は、制御部25が車両12に対して駐車スペースP内への移動の実行を指示する操作信号を出力していることを示す指示画像56bを表示する。指示画像56bは、例えば車両12の動作を示す複数のメニュー項目のうち駐車スペースP内への移動を示すメニュー項目(例えば、「Park in」)を強調表示する画像などである。駐車動作中画面56は、車両12の周囲の安全確認を促す所定メッセージ56c(例えば、「周囲を確認してください」など)を表示する。
このとき車両12の統合制御ユニット48は、携帯端末11から送信される操作信号を通信ユニット41が受信した場合に、駐車スペースP内への移動軌跡を設定し、この移動軌跡に応じて車両12を移動させる。統合制御ユニット48は、各超音波センサ42によって移動軌跡上に障害物が検出された場合には、車両12の移動を中断または障害物を自動的に回避して車両12を移動させる。
駐車完了画面57は、制御部25が車両12に対して駐車動作の完了を指示する操作信号を出力していることを示す指示画像57aを表示する。指示画像57aは、例えば車両12の動作を示す複数のメニュー項目のうち駐車動作の完了を示すメニュー項目(例えば、「Completed」)を強調表示する画像などである。駐車完了画面57は、駐車動作の完了を示す所定メッセージ57b(例えば、「駐車完了しました」など)を表示する。
モード選択画面52において自動モードの出庫に対する操作ボタン画像52cが接触操作されると、タッチパネル22は、制御部25からの制御信号に応じて、図7に示すように、出庫方法選択画面58を表示する。出庫方法選択画面58は、操作ボタン画像58a,58b,58cを表示する。操作ボタン画像58a,58bの各々が接触操作されると制御部25は車両12の並列出庫および縦列出庫の各々の実行を選択する操作信号を出力する。操作ボタン画像58cが接触操作されると制御部25は出庫方法選択画面58をモード選択画面52に切り替えて表示する。出庫方法選択画面58は、出庫方法の選択を促す所定メッセージ58d(例えば、「出庫方法を選択してください」など)を表示する。出庫方法選択画面58は、操作信号によって指示される車両12の動作を示す複数のメニュー項目の各々の画像58e,58fを表示する。画像58eは、駐車スペースP外への移動を示すメニュー項目(例えば、「Park out」)である。画像58fは、出庫動作の完了を示すメニュー項目(例えば、「Completed」)である。
出庫方法選択画面58において車両12の並列出庫および縦列出庫の各々に対する操作ボタン画像58a,58bが接触操作されると、タッチパネル22は、制御部25からの制御信号に応じて、動作開始待ち画面59を表示する。動作開始待ち画面59は、操作ボタン画像59a,59bを表示する。操作ボタン画像59a,59bの各々が接触操作されると制御部25は車両12の自動的な出庫動作の実行および実行中止の各々を指示する操作信号を出力する。動作開始待ち画面59は、車両12の周囲の安全確認を促す所定メッセージ59c(例えば、「周囲を確認してください」など)を表示する。動作開始待ち画面59は、操作信号によって指示される車両12の動作を示す複数のメニュー項目のうち、操作ボタン画像59aの接触操作時に先ず指示される動作のメニュー項目(例えば、「Park out」)を強調表示する。
操作ボタン画像59a,59bは、例えば、運転者が片手で携帯端末11を保持する際に、この片手の親指を伸ばしたままで接触操作可能な位置に表示されている。操作ボタン画像59a,59bは、例えば、運転者が右の片手で携帯端末11を保持する際に、この片手の親指を伸ばしたままで接触操作可能に、タッチパネル22の中央部から左下方の領域に表示されている。
動作開始待ち画面59において操作ボタン画像59aが運転者の手指Fによって接触操作されると、制御部25は、この接触操作が継続される期間に亘って、駐車スペースP外への移動を自動的に実行することを指示する操作信号を出力する。タッチパネル22は、制御部25からの制御信号に応じて、駐車スペースP外への移動に対応する出庫動作中画面60と、出庫動作の完了に対応する出庫完了画面61とを、順次、表示する。
出庫動作中画面60は、操作ボタン画像59aに対する手指Fの接触操作が維持されていることを示す指示画像60aを表示する。指示画像60aは、例えば操作ボタン画像59aの輝度を低下させた画像などである。出庫動作中画面60は、制御部25が車両12に対して駐車スペースP外への移動の実行を指示する操作信号を出力していることを示す指示画像60bを表示する。指示画像60bは、例えば車両12の動作を示す複数のメニュー項目のうち駐車スペースP外への移動を示すメニュー項目(例えば、「Park out」)を強調表示する画像などである。出庫動作中画面60は、車両12の周囲の安全確認を促す所定メッセージ60c(例えば、「周囲を確認してください」など)を表示する。
このとき車両12の統合制御ユニット48は、携帯端末11から送信される操作信号を通信ユニット41が受信した場合に、駐車スペースP外への移動軌跡を設定し、この移動軌跡に応じて車両12を移動させる。統合制御ユニット48は、各超音波センサ42によって移動軌跡上に障害物が検出された場合には、車両12の移動を中断または障害物を自動的に回避して車両12を移動させる。
出庫完了画面61は、制御部25が車両12に対して出庫動作の完了を指示する操作信号を出力していることを示す指示画像61aを表示する。指示画像61aは、例えば車両12の動作を示す複数のメニュー項目のうち出庫動作の完了を示すメニュー項目(例えば、「Completed」)を強調表示する画像などである。出庫完了画面61は、出庫動作の完了を示す所定メッセージ61b(例えば、「出庫完了しました」など)を表示する。
タッチパネル22は、検出中画面55、駐車動作中画面56、および出庫動作中画面60の各々において、操作ボタン画像54aまたは操作ボタン画像59aに対する手指Fの接触操作が中断されると、図8に示すように、各画面55,56,60を一時停止中画面62に切り替えて表示する。このとき制御部25は、車両12の動作の一時停止を指示する操作信号を車両12に送信する。一時停止中画面62は、操作ボタン画像62a,62bを表示する。操作ボタン画像62a,62bの各々が接触操作されると制御部25は車両12の自動的な駐車動作または出庫動作の再開および終了の各々を指示する操作信号を出力する。一時停止中画面62は、車両12の周囲の安全確認を促す所定メッセージ62c(例えば、「周囲を確認してください」など)を表示する。
操作ボタン画像62a,62bは、例えば、運転者が片手で携帯端末11を保持する際に、この片手の親指を伸ばしたままで接触操作可能な位置に表示されている。操作ボタン画像62a,62bは、例えば、運転者が右の片手で携帯端末11を保持する際に、この片手の親指を伸ばしたままで接触操作可能に、タッチパネル22の中央部から左下方の領域に表示されている。
手動モードでの出庫は、図9に示すように、車両12の後退(バック)による並列出庫を手動操作に応じて実行する動作モードである。手動モードの出庫に対する操作ボタン画像52dは、車両12が駐車スペースP内に存在する状態で接触操作されるように表示される。
モード選択画面52において手動モードの出庫に対する操作ボタン画像52dが接触操作されると、タッチパネル22は、制御部25からの制御信号に応じて、図10に示すように、動作開始待ち画面71を表示する。動作開始待ち画面71は、運転者に認識可能に分割される複数の領域72と、接触操作に応じて複数の領域72間で移動可能な1つのアイコン画像73と、を表示する。アイコン画像73が接触操作されると制御部25は車両12の移動に関する各種の操作信号を出力する。動作開始待ち画面71は、操作ボタン画像74と、車両画像75と、操作ボタン画像76,77と、を表示する。操作ボタン画像74が接触操作されると制御部25は手動モードの出庫の終了を指示する操作信号を出力する。車両画像75は、所定形状を有する車両の図形などの画像であって、少なくとも車両の前後方向および左右方向を運転者が認識可能な形状を有し、画面上の所定位置に固定的に表示される。車両画像75は、例えば、車両を上方から見た所定形状の画像などである。操作ボタン画像76,77の各々が接触操作されると制御部25は車両12の警笛制御ユニット46および灯体制御ユニット47の各々の動作を指示する操作信号を出力する。動作開始待ち画面71は、車両12の周囲の安全確認を促す所定メッセージ78(例えば、「周囲を確認してください」など)を表示する。
動作開始待ち画面71は、例えば3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c)を表示する。動作開始待ち画面71は、所定の縦横比を有する矩形状に形成されたタッチパネル22の短辺の幅方向(短辺方向)に3つの領域72を配列して表示する。左方部72bおよび右方部72cは、短辺方向の両側から中央部72aを挟み込むように表示される。
動作開始待ち画面71は、初期表示状態として、アイコン画像73を中央部72aに表示する。アイコン画像73は、初期表示状態として、車両12の後退方向を示す図形(または記号)73aを表示する。この図形(または記号)73aが示す車両12の後退方向は、車両画像75が示す車両の後方に対応付けられている。車両画像75は、例えば、動作開始待ち画面71上に設定される上下方向および左右方向の各々を車両の前後方向および左右方向の各々に対応付けるように表示されている。動作開始待ち画面71上に設定される上下方向および左右方向の各々は、タッチパネル22の長辺方向および短辺方向の各々に対応付けられている。これにより運転者が携帯端末11を片手で持った際に運転者の左右方向とタッチパネル22の短辺方向とが平行であれば、車両画像75による車両の左右方向が運転者の左右方向と平行になる。
動作開始待ち画面71は、左方部72bおよび右方部72cと、車両画像75が示す車両の左右方向との対応関係を認識可能な所定位置(例えば、中央部72aの近傍など)に車両画像75を表示する。さらに、動作開始待ち画面71は、左方部72bおよび右方部72cと、車両画像75が示す車両の左右方向と、車両12の転舵の左右方向と、を対応付けるように、左方部72bおよび右方部72cの各々に各図形(または記号)72d,72eを表示する。図形(または記号)72dは、左方部72bにおいて車両12の左旋回方向を示す。この図形(または記号)72dが示す車両12の左旋回方向は、車両画像75が示す車両の左方向に対応付けられている。図形(または記号)72eは、右方部72cにおいて車両12の右旋回方向を示す。この図形(または記号)72eが示す車両12の右旋回方向は、車両画像75が示す車両の右方向に対応付けられている。
動作開始待ち画面71は、アイコン画像73に対する運転者の手指Fによる接触移動操作に追従してアイコン画像73を3つの領域72間で移動可能に表示する。制御部25は、アイコン画像73に対する3つの領域72間の移動を伴わない接触操作である第1接触操作と、アイコン画像73に対する3つの領域72間の移動を伴う接触操作である第2接触操作との、少なくとも一方を検出可能である。制御部25は、アイコン画像73に対する第1接触操作及び第2接触操作のいずれか一方または両方を検出することにより、車両12の後退走行の速度などを指示する走行操作信号と、車両12の左右方向のいずれか一方への転舵を指示する転舵操作信号と、を車両12に送信する。
動作開始待ち画面71は、第2接触操作によるアイコン画像73の移動可能方向を、3つの領域72を配列表示する方向、つまりタッチパネル22の短辺方向とする。動作開始待ち画面71は、アイコン画像73の移動可能方向に伸びる基準軸の画像72fを表示する。この基準軸の画像72fは、車両12の左旋回方向を示す図形(または記号)72dと右旋回方向を示す図形(または記号)72eとを接続するように表示される。
動作開始待ち画面71においてアイコン画像73が運転者の手指Fによって接触操作されると、タッチパネル22は、制御部25によって検出される第1接触操作及び第2接触操作のいずれか一方または両方に応じて、車両12の移動状態に対応する各画面を表示する。
タッチパネル22は、例えば、走行操作信号の指示値がゼロよりも大きい所定値とされ、かつ転舵操作信号の指示値がゼロとされる場合に、制御部25が車両12の後退直進を指示する状態に対応する後退直進動作中画面81を表示する。
タッチパネル22は、例えば、走行操作信号の指示値がゼロよりも大きい所定値とされ、かつ転舵操作信号の指示値が左旋回の転舵に対応するゼロ以外の所定値とされる場合に、制御部25が車両12の後退左旋回を指示する状態に対応する後退左旋回動作中画面82を表示する。
タッチパネル22は、例えば、後退左旋回の実行時に操作ボタン画像74が接触操作される場合に、制御部25が後退左旋回の実行終了を指示する出庫完了状態に対応する出庫完了画面83を表示する。
タッチパネル22は、例えば、走行操作信号の指示値がゼロよりも大きい所定値とされ、かつ転舵操作信号の指示値が右旋回の転舵に対応するゼロ以外の所定値とされる場合に、制御部25が車両12の後退右旋回を指示する状態に対応する後退右旋回動作中画面84を表示する。
タッチパネル22は、例えば、後退右旋回の実行時に操作ボタン画像74が接触操作される場合に、制御部25が後退右旋回の実行終了を指示する出庫完了状態に対応する出庫完了画面85を表示する。
後退直進動作中画面81は、動作開始待ち画面71と同様に、3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c)、操作ボタン画像74、車両画像75、操作ボタン画像76,77、および所定メッセージ78の各々を表示する。
後退直進動作中画面81は、中央部72aのアイコン画像73に対して運転者の手指Fによる第1接触操作が維持されている場合に、中央部72aのアイコン画像73に車両12の後退方向を示す図形(または記号)73aを表示する。アイコン画像73は図形(または記号)73aの表示によって、制御部25が車両12に対して後退直進の実行を指示する走行操作信号および転舵操作信号を出力していることを示す。
このとき車両12の統合制御ユニット48は、携帯端末11から送信される走行操作信号および転舵操作信号を通信ユニット41が受信した場合に、各制御ユニット43,44,45を制御して、車両12を後退直進走行させる。統合制御ユニット48は、各超音波センサ42によって車両12の進行方向前方に障害物が検出された場合には、車両12の移動を中断または障害物を自動的に回避して車両12を移動させる。
後退左旋回動作中画面82は、動作開始待ち画面71と同様に、3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c)、操作ボタン画像74、車両画像75、操作ボタン画像76,77、および所定メッセージ78の各々を表示する。
後退左旋回動作中画面82は、中央部72aのアイコン画像73に対して左方部72bへの移動を伴う運転者の手指Fによる第2接触操作が実行された後に、左方部72bのアイコン画像73に対して第1接触操作が維持されている場合に、左方部72bのアイコン画像73に車両12の左旋回方向を示す図形(または記号)73bを表示する。アイコン画像73は図形(または記号)73bの表示によって、制御部25が車両12に対して後退左旋回の実行を指示する走行操作信号および転舵操作信号を出力していることを示す。
このとき車両12の統合制御ユニット48は、携帯端末11から送信される走行操作信号および転舵操作信号を通信ユニット41が受信した場合に、各制御ユニット43,44,45を制御して、車両12を後退左旋回させる。統合制御ユニット48は、各超音波センサ42によって車両12の進行方向前方に障害物が検出された場合には、車両12の移動を中断または障害物を自動的に回避して車両12を移動させる。
出庫完了画面83は、後退左旋回動作中画面82と同様に、3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c)、アイコン画像73、操作ボタン画像74、車両画像75、および操作ボタン画像76,77の各々を表示する。出庫完了画面83は、車両12に対して後退左旋回による出庫動作の完了を指示する操作信号を出力していることを示す所定メッセージ78(例えば、「出庫完了しました」など)を表示する。
後退右旋回動作中画面84は、動作開始待ち画面71と同様に、3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c)、操作ボタン画像74、車両画像75、操作ボタン画像76,77、および所定メッセージ78の各々を表示する。
後退右旋回動作中画面84は、中央部72aのアイコン画像73に対して右方部72cへの移動を伴う運転者の手指Fによる第2接触操作が実行された後に、右方部72cのアイコン画像73に対して第1接触操作が維持されている場合に、右方部72cのアイコン画像73に車両12の右旋回方向を示す図形(または記号)73cを表示する。アイコン画像73は図形(または記号)73cの表示によって、制御部25が車両12に対して後退右旋回の実行を指示する走行操作信号および転舵操作信号を出力していることを示す。
このとき車両12の統合制御ユニット48は、携帯端末11から送信される走行操作信号および転舵操作信号を通信ユニット41が受信した場合に、各制御ユニット43,44,45を制御して、車両12を後退右旋回させる。統合制御ユニット48は、各超音波センサ42によって車両12の進行方向前方に障害物が検出された場合には、車両12の移動を中断または障害物を自動的に回避して車両12を移動させる。
出庫完了画面85は、後退右旋回動作中画面84と同様に、3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c)、アイコン画像73、操作ボタン画像74、車両画像75、および操作ボタン画像76,77の各々を表示する。出庫完了画面83は、車両12に対して後退右旋回による出庫動作の完了を指示する操作信号を出力していることを示す所定メッセージ78(例えば、「出庫完了しました」など)を表示する。
タッチパネル22は、後退直進動作中画面81、後退左旋回動作中画面82、および後退右旋回動作中画面84の各々において、アイコン画像73に対する手指Fの接触操作(第1接触操作および第2接触操作)が解除されると、図11に示すように、各画面81,82,84を一時停止中画面86に切り替えて表示する。
一時停止中画面86は、各画面81,82,84と同様に、3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c)、アイコン画像73、操作ボタン画像74、車両画像75、および操作ボタン画像76,77の各々を表示する。一時停止中画面86は、3つの領域72のうち接触操作(第1接触操作および第2接触操作)が解除された時点においてアイコン画像73が属する領域72の基準位置(例えば、図11に示す中央部72aの中心位置など)にアイコン画像73を留めるように表示する。このとき制御部25は、車両12の動作の一時停止を指示する操作信号、例えば互いの指示値がゼロとされる走行操作信号および転舵操作信号を車両12に送信する。
一時停止中画面86においてアイコン画像73に対する接触操作が再開されると、タッチパネル22は、一時停止中画面86を各画面81,82,84の何れかに復帰するように切り替えて表示する。これにより制御部25は、アイコン画像73に対する第1接触操作及び第2接触操作のいずれか一方または両方に応じた走行操作信号および転舵操作信号を車両12に送信する。
タッチパネル22は、動作開始待ち画面71、後退直進動作中画面81、後退左旋回動作中画面82、および後退右旋回動作中画面84の各々において、図12に示すように、中央部72aと左方部72bとの間の境界近傍に左方誤操作防止領域72gを表示し、中央部72aと右方部72cとの間の境界近傍に右方誤操作防止領域72hを表示する。タッチパネル22は、中央部72a、左方部72b、右方部72c、左方誤操作防止領域72g、および右方誤操作防止領域72hの各々を、相互に異なる背景色によって運転者に認識可能に表示する。
タッチパネル22は、中央部72aの中心位置から左方部72bおよび右方部72cの各々に向かう方向における手指Fの接触移動操作の移動量を左シフト量および右シフト量とする。タッチパネル22は、左シフト量の第1閾値THL1と右シフト量の第1閾値THR1との間の領域を中央部72aとする。タッチパネル22は、左シフト量の第1閾値THL1と第1閾値THL1よりも大きい第2閾値THL2との間の領域を左方誤操作防止領域72gとする。タッチパネル22は、左シフト量が第2閾値THL2よりも大きい領域を左方部72bとする。タッチパネル22は、右シフト量の第1閾値THR1と第1閾値THR1よりも大きい第2閾値THR2との間の領域を右方誤操作防止領域72hとする。タッチパネル22は、右シフト量が第2閾値THR2よりも大きい領域を右方部72cとする。これにより3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c)間を移動するようにアイコン画像73への第2接触操作が行われる際には、アイコン画像73が左方誤操作防止領域72gおよび右方誤操作防止領域72hの各々を跨ぐように移動する。
制御部25は、左方誤操作防止領域72gおよび右方誤操作防止領域72hの各々において、アイコン画像73への第2接触操作が行われる際の移動方向に対して遠い側の端部をアイコン画像73が跨いだときに車両12に送信する転舵操作信号の状態を切り替える。
図13に示すように、時刻t0において中央部72aの中心位置に表示されるアイコン画像73に対して右シフト量が増大傾向に変化する移動方向に第2接触操作が行われると、この移動方向に対して右方誤操作防止領域72hの遠い側の端部は、右シフト量が第2閾値THR2に一致する位置となる。これにより時刻t0から右シフト量が第2閾値THR2に到達する時刻t1までの期間において、制御部25は車両12の後退直進を指示する転舵操作信号(例えば、指示値がゼロとされる転舵操作信号など)を出力する。そして、右シフト量が第2閾値THR2から右方部72cの右端に対応する最大値に向かって増大傾向に変化する時刻t1から時刻t2までの期間において、制御部25は車両12の後退右旋回を指示する転舵操作信号を出力する。この転舵操作信号は、例えば、指示値が右旋回の転舵に対応するゼロ以外の所定値とされる転舵操作信号などである。
また、時刻t2において右方部72cの右端に表示されるアイコン画像73に対して右シフト量が減少傾向に変化する移動方向に第2接触操作が行われると、この移動方向に対して右方誤操作防止領域72hの遠い側の端部は、右シフト量が第1閾値THR1に一致する位置となる。これにより時刻t2から右シフト量が第1閾値THR1に到達する時刻t3までの期間において、制御部25は車両12の後退右旋回を指示する転舵操作信号を出力する。そして、右シフト量が第1閾値THR1から中央部72aの中心位置に対応するゼロに向かって減少傾向に変化する時刻t3から時刻t4までの期間において、制御部25は車両12の後退直進を指示する転舵操作信号を出力する。
また、時刻t4において中央部72aの中心位置に表示されるアイコン画像73に対して左シフト量が増大傾向に変化する移動方向に第2接触操作が行われると、この移動方向に対して左方誤操作防止領域72gの遠い側の端部は、左シフト量が第2閾値THL2に一致する位置となる。これにより時刻t4から左シフト量が第2閾値THL2に到達する時刻t5までの期間において、制御部25は車両12の後退直進を指示する転舵操作信号を出力する。そして、左シフト量が第2閾値THL2から左方部72bの左端に対応する最大値に向かって増大傾向に変化する時刻t5から時刻t6までの期間において、制御部25は車両12の後退左旋回を指示する転舵操作信号を出力する。この転舵操作信号は、例えば、指示値が左旋回の転舵に対応するゼロ以外の所定値とされる転舵操作信号などである。
また、時刻t6において左方部72bの左端に表示されるアイコン画像73に対して左シフト量が減少傾向に変化する移動方向に第2接触操作が行われると、この移動方向に対して左方誤操作防止領域72bの遠い側の端部は、左シフト量が第1閾値THL1に一致する位置となる。これにより時刻t6から左シフト量が第1閾値THL1に到達する時刻t7までの期間において、制御部25は車両12の後退左旋回を指示する転舵操作信号を出力する。そして、左シフト量が第1閾値THL1から中央部72aの中心位置に対応するゼロに向かって減少傾向に変化する時刻t7以降の期間において、制御部25は車両12の後退直進を指示する転舵操作信号を出力する。
タッチパネル22は、アイコン画像73に対する手指Fによる接触操作時にタッチパネル22への接触が解除された場合、アイコン画像73を接触が解除された時点で属する領域に留める。制御部25は、タッチパネル22への接触が解除された時点においてアイコン画像73が属する領域を、この時点で車両12に送信している転舵操作信号の状態に応じて設定する。
例えば図14に示すように、中央部72aの中心位置(左シフト量および右シフト量がゼロとなる位置)に表示されるアイコン画像73に手指Fによる接触操作が行なわれる場合、制御部25は、車両12の後退直進を指示する転舵操作信号を出力する。このとき制御部25は、アイコン画像73が中央部72aに属すると判定する。これによりアイコン画像73は、車両12の後退方向を示す図形(または記号)73aを表示する。
そして、中央部72aの中心位置のアイコン画像73に対して右シフト量が増大傾向に変化する移動方向に接触操作が行われると、この移動方向に対して右方誤操作防止領域72hの遠い側の端部は、右シフト量が第2閾値THR2に一致する位置となる。したがって右シフト量が第2閾値THR2に到達するより前においてタッチパネル22への接触が解除されると、制御部25は車両12の後退直進を指示する転舵操作信号の出力を維持している。これにより制御部25は、アイコン画像73が中央部72aに属すると判定し、アイコン画像73を中央部72aの中心位置に表示させる。これによりアイコン画像73は、車両12の後退方向を示す図形(または記号)73aの表示を維持する。
例えば図15に示すように、右方部72cの中心位置(右シフト量が所定値R0に一致する位置)に表示されるアイコン画像73に手指Fによる接触操作が行なわれる場合、制御部25は、車両12の後退右旋回を指示する転舵操作信号を出力する。このとき制御部25は、アイコン画像73が右方部72cに属すると判定する。これによりアイコン画像73は、車両12の右旋回方向を示す図形(または記号)73cを表示する。
そして、右方部72cの中心位置のアイコン画像73に対して右シフト量が減少傾向に変化する移動方向に接触操作が行われると、この移動方向に対して右方誤操作防止領域72hの遠い側の端部は、右シフト量が第1閾値THR1に一致する位置となる。したがって右シフト量が第1閾値THR1に到達するより前においてタッチパネル22への接触が解除されると、制御部25は車両12の後退右旋回を指示する転舵操作信号の出力を維持している。これにより制御部25は、アイコン画像73が右方部72cに属すると判定し、アイコン画像73を右方部72cの中心位置に表示させる。これによりアイコン画像73は、車両12の右旋回方向を示す図形(または記号)73cの表示を維持する。
車両12の統合制御ユニット48は、携帯端末11からの転舵操作信号に応じて車両12を後退左旋回または後退右旋回させる際に、車両12の舵角指令値を所定の初期値から最大値に向かって増大傾向に変化させる。これにより統合制御ユニット48は、車両12を後退左旋回させる際の車両12の右端点の軌跡が右方向に膨らむことを抑制し、車両12を後退右旋回させる際の車両12の左端点の軌跡が左方向に膨らむことを抑制する。
例えば図16および図17に示すように、車両12を後退左旋回させる際に舵角指令値を徐々に増大させる場合の車両右端点B(除変舵角)の軌跡は、舵角指令値を所定の最大値に固定する場合の車両右端点B(最大舵角)の軌跡に比べて、車両12の右方向への膨らみが低減されている。
統合制御ユニット48は、例えば図18に示すように、携帯端末11からの転舵操作信号の受信を開始する時刻taから所定時間後の時刻tbまでに亘って、車両12の舵角指令値を所定の初期値から最大値に向かって増大傾向に変化させる。
上述したように、実施形態による車両遠隔操作システム10によれば、1つのアイコン画像73に対する第1接触操作および第2接触操作を検出可能な制御部25を備えるので、複雑な操作および操作に対する習熟を必要とせずに簡便な接触操作によって、車両12を操作することができる。アイコン画像73に対する第1接触操作及び第2接触操作のいずれか一方または両方を検出することにより走行操作信号および転舵操作信号を車両12に送信する制御部25を備えるので、携帯端末11の構成が複雑になることを防止し、簡便かつ直感的な操作によって車両12の走行および左右への転舵を遠隔操作することができる。タッチパネル22への簡便な接触操作によって車両12を操作する制御部25を備えるので、運転者が操作画面を視認する必要無しに、運転者の注意を実際の車両12における周囲の安全性の確認に集中させることができる。
さらに、タッチパネル22への接触解除に応じてアイコン画像73の位置を自動的にホールドする制御部25を備えるので、操作性を向上させることができる。例えば転舵状態の車両12を停止させてから再度走行を再開させる際に転舵状態から再開させることができる。
さらに、短辺方向に転舵を指示するための複数の領域72を配置するタッチパネル22を備えるので、より一層、直感的かつ容易に車両12の左右への転舵を遠隔操作することができる。つまり、運転者が非対称の縦横比を有する携帯端末11を持った際に、タッチパネル22の短辺方向が運転者の左右方向に向くようになり、車両12の左右方向への転舵を短辺方向への操作により行うことができ、直感的な操作が容易となる。
さらに、中央部72aを車両12の前後方向に対応付け、中央部72aをタッチパネル22の短辺方向の両側から挟み込む左方部72bおよび右方部72cを車両12の左右方向に対応付ける各画面を備えるので、簡便かつ直感的な操作によって車両12の走行および左右への転舵を遠隔操作することができる。
さらに、複数の領域72間の境界近傍において左方誤操作防止領域72gおよび右方誤操作防止領域72h(いわゆるヒステリシス領域)を設定するタッチパネル22を備えるので、アイコン画像73への接触状態がわずかに変化するだけでは、アイコン画像73が複数の領域72間を移動したと誤検出されることがない。これにより車両12に送信される転舵操作信号の状態が頻繁に切り替わることを防止し、運転者が意図しない接触状態の変化に対して操作状態の保持を許容して、より一層、操作性を向上させることができる。
さらに、複数の領域72と、左方誤操作防止領域72gおよび右方誤操作防止領域72hとを異なる背景色によって表示するタッチパネル22を備えるので、左方誤操作防止領域72gおよび右方誤操作防止領域72hが存在することを運転者に容易に視認させることができる。
さらに、走行操作信号または転舵操作信号に応じて変化する車両12の進行方向を示す図形(または記号)73a,73b,73cを表示するタッチパネル22を備えるので、車両12に送信する走行操作信号および転舵操作信号の状態を運転者に容易に視認させることができる。
さらに、車両12に指示する移動方向と車両画像75が示す方向とが一致するように、複数の領域72の各々と車両12の移動方向とを対応付ける制御部25を備えるので、例えば実際の車両12の俯瞰画像などを表示する必要無しに、車両12に指示する移動方向を運転者に容易に視認させることができる。これにより、簡便かつ直感的な操作によって車両12の走行および左右への転舵を遠隔操作することができる。
さらに、障害物に対して車両12の移動を中断または障害物を回避して車両12を移動させる統合制御ユニット48を備えるので、車両12の周囲に障害物が存在する場合であっても、車両12が障害物と接触する可能性を低減することができ、所望の安全性を確保することができる。
以下、上述した実施形態の第1変形例および第2変形例について説明する。
上述した実施形態において、手動モードでの出庫を車両12の後退(バック)による並列出庫としたが、これに限定されず、手動モードでの出庫を車両12の後退に加えて、前進による並列出庫としてもよい。
第1変形例において、タッチパネル22は、図19に示すように、車両12の後退および前進の何れか一方を選択するための操作ボタン画像91a,91bを表示する。
第2変形例において、タッチパネル22は、図20に示すように、アイコン画像73をタッチパネル22の短辺方向に加えて、長辺方向に移動可能に表示してもよい。
第1変形例において、タッチパネル22は、モード選択画面52において手動モードの出庫に対する操作ボタン画像52dが接触操作されると、制御部25からの制御信号に応じて、図19に示すように、動作開始待ち画面92を表示する。動作開始待ち画面92は、上述した実施形態の動作開始待ち画面71と同様に、3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c)、操作ボタン画像74、車両画像75、操作ボタン画像76,77、および所定メッセージ78の各々を表示する。動作開始待ち画面92は、操作ボタン画像91a,91bを表示する。操作ボタン画像91a,91bの各々が接触操作されると制御部25は車両12の後退および前進の各々による手動モードの出庫を選択する。
車両12の後退を示す操作ボタン画像91aが接触操作された場合、タッチパネル22は、この操作ボタン画像91aを強調表示する。このときアイコン画像73は、車両12の後退方向を示す図形(または記号)73aを表示する。このアイコン画像73が運転者の手指Fによって接触操作されると、制御部25は、車両12の後退直進、後退左旋回、および後退右旋回の何れかを指示する操作信号を出力する。
車両12の前進を示す操作ボタン画像91bが接触操作された場合、タッチパネル22は、この操作ボタン画像91bを強調表示する。このときアイコン画像73は、車両12の前進方向を示す図形(または記号)73dを表示する。この図形(または記号)73dが示す車両12の前進方向は、車両画像75が示す車両の前方に対応付けられている。このアイコン画像73が運転者の手指Fによって接触操作されると、制御部25は、車両12の前進直進、前進左旋回、および前進右旋回の何れかを指示する操作信号を出力する。
第2変形例において、タッチパネル22は、モード選択画面52において手動モードの出庫に対する操作ボタン画像52dが接触操作されると、制御部25からの制御信号に応じて、図20に示すように、動作開始待ち画面93を表示する。動作開始待ち画面93は、上述した実施形態の動作開始待ち画面71と同様に、操作ボタン画像74、車両画像75、操作ボタン画像76,77、および所定メッセージ78の各々を表示する。動作開始待ち画面93は、運転者に認識可能に分割される5つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c、前方部72j、後方部72k)を表示する。動作開始待ち画面93は、所定の縦横比を有する矩形状に形成されたタッチパネル22の短辺方向に3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c)を配列して表示する。左方部72bおよび右方部72cは、短辺方向の両側から中央部72aを挟み込むように表示される。動作開始待ち画面93は、タッチパネル22の長辺方向に3つの領域72(中央部72a、前方部72j、後方部72k)を配列して表示する。前方部72jおよび後方部72kは、長辺方向の両側から中央部72aを挟み込むように表示される。
動作開始待ち画面93は、初期表示状態として、アイコン画像73を中央部72aに表示する。アイコン画像73は、初期表示状態として、車両12の移動可能方向を示す図形(または記号)73eを表示する。この図形(または記号)73eが示す車両12の後退方向、前進方向、左旋回方向、および右旋回方向の各々は、車両画像75が示す車両の後方、前方、左方、および右方の各々に対応付けられている。
動作開始待ち画面93は、左方部72bおよび右方部72cと、車両画像75が示す車両の左右方向と、車両12の転舵の左右方向と、を対応付けるように、左方部72bおよび右方部72cの各々に各図形(または記号)72d,72eを表示する。図形(または記号)72dは、左方部72bにおいて車両12の左旋回方向を示す。この図形(または記号)72dが示す車両12の左旋回方向は、車両画像75が示す車両の左方向に対応付けられている。図形(または記号)72eは、右方部72cにおいて車両12の右旋回方向を示す。この図形(または記号)72eが示す車両12の右旋回方向は、車両画像75が示す車両の右方向に対応付けられている。
動作開始待ち画面93は、前方部72jおよび後方部72kと、車両画像75が示す車両の前後方向と、車両12の前進方向および後退方向と、を対応付けるように、前方部72jおよび後方部72kの各々に各図形(または記号)72m,72nを表示する。図形(または記号)72mは、前方部72jにおいて車両12の前進方向を示す。この図形(または記号)72mが示す車両12の前進方向は、車両画像75が示す車両の前方向に対応付けられている。図形(または記号)72nは、後方部72kにおいて車両12の後退方向を示す。この図形(または記号)72nが示す車両12の後退方向は、車両画像75が示す車両の後方向に対応付けられている。
動作開始待ち画面93は、アイコン画像73に対する運転者の手指Fによる接触移動操作に追従してアイコン画像73を5つの領域72間で移動可能に表示する。制御部25は、アイコン画像73に対する5つの領域72間の移動を伴わない接触操作である第1接触操作と、アイコン画像73に対する5つの領域72間の移動を伴う接触操作である第2接触操作と、を検出可能である。制御部25は、アイコン画像73に対する第1接触操作及び第2接触操作のいずれか一方または両方を検出することにより、車両12の後退走行および前進方向の何れか一方の速度などを指示する走行操作信号と、車両12の左右方向のいずれか一方への転舵を指示する転舵操作信号と、を車両12に送信する。
動作開始待ち画面93は、第2接触操作によるアイコン画像73の移動可能方向を、中央部72a、左方部72b、および右方部72cを配列表示するタッチパネル22の短辺方向と、中央部72a、前方部72j、および後方部72kを配列表示するタッチパネル22の長辺方向とする。動作開始待ち画面93は、アイコン画像73の第1の移動可能方向に伸びる第1基準軸の画像72fを表示する。この第1基準軸の画像72fは、車両12の左旋回方向を示す図形(または記号)72dと右旋回方向を示す図形(または記号)72eとを接続するように表示される。動作開始待ち画面93は、アイコン画像73の第2の移動可能方向に伸びる第2基準軸の画像72pを表示する。この第2基準軸は第1基準軸に直交する。第2基準軸の画像72pは、車両12の前進方向を示す図形(または記号)72mと後退方向を示す図形(または記号)72nとを接続するように表示される。
動作開始待ち画面93においてアイコン画像73が運転者の手指Fによって接触操作されると、タッチパネル22は、制御部25によって検出される第1接触操作及び第2接触操作のいずれか一方または両方に応じて、車両12の移動状態に対応する各画面を表示する。
タッチパネル22は、例えば、走行操作信号の指示値が後退に対応する所定値とされ、かつ転舵操作信号の指示値がゼロとされる場合に、制御部25が車両12の後退直進を指示する状態に対応する後退直進動作中画面94を表示する。
タッチパネル22は、例えば、走行操作信号の指示値が前進に対応する所定値とされ、かつ転舵操作信号の指示値がゼロとされる場合に、制御部25が車両12の前進直進を指示する状態に対応する前進直進動作中画面95を表示する。
後退直進動作中画面94は、動作開始待ち画面93と同様に、5つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c、前方部72j、後方部72k)、操作ボタン画像74、車両画像75、操作ボタン画像76,77、および所定メッセージ78の各々を表示する。
後退直進動作中画面94は、後方部72kのアイコン画像73に対して運転者の手指Fによる第1接触操作が維持されている場合に、後方部72kのアイコン画像73に車両12の後退方向を示す図形(または記号)73aを表示する。アイコン画像73は図形(または記号)73aの表示によって、制御部25が車両12に対して後退直進の実行を指示する走行操作信号および転舵操作信号を出力していることを示す。
前進直進動作中画面95は、動作開始待ち画面93と同様に、5つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c、前方部72j、後方部72k)、操作ボタン画像74、車両画像75、操作ボタン画像76,77、および所定メッセージ78の各々を表示する。
前進直進動作中画面95は、前方部72jのアイコン画像73に対して運転者の手指Fによる第1接触操作が維持されている場合に、前方部72jのアイコン画像73に車両12の前進方向を示す図形(または記号)73dを表示する。アイコン画像73は図形(または記号)73dの表示によって、制御部25が車両12に対して前進直進の実行を指示する走行操作信号および転舵操作信号を出力していることを示す。
タッチパネル22は、図21に示すように、中央部72aと左方部72bとの間の境界近傍に左方誤操作防止領域72gを表示し、中央部72aと右方部72cとの間の境界近傍に右方誤操作防止領域72hを表示する。タッチパネル22は、中央部72aと前方部72jとの間の境界近傍に前方誤操作防止領域72rを表示し、中央部72aと後方部72kとの間の境界近傍に後方誤操作防止領域72sを表示する。タッチパネル22は、中央部72a、左方部72b、右方部72c、前方部72j、後方部72k、左方誤操作防止領域72g、右方誤操作防止領域72h、前方誤操作防止領域72r、および後方誤操作防止領域72sの各々を、相互に異なる背景色によって運転者に認識可能に表示する。
タッチパネル22は、中央部72aの中心位置から左方部72bおよび右方部72cの各々に向かう方向における手指Fの接触移動操作の移動量を左シフト量および右シフト量とする。タッチパネル22は、左シフト量の第1閾値THL1と右シフト量の第1閾値THR1との間の領域を中央部72aとする。タッチパネル22は、左シフト量の第1閾値THL1と第1閾値THL1よりも大きい第2閾値THL2との間の領域を左方誤操作防止領域72gとする。タッチパネル22は、左シフト量が第2閾値THL2よりも大きい領域を左方部72bとする。タッチパネル22は、右シフト量の第1閾値THR1と第1閾値THR1よりも大きい第2閾値THR2との間の領域を右方誤操作防止領域72hとする。タッチパネル22は、右シフト量が第2閾値THR2よりも大きい領域を右方部72cとする。これにより3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c)間を移動するようにアイコン画像73への第2接触操作が行われる際には、アイコン画像73が左方誤操作防止領域72gおよび右方誤操作防止領域72hの各々を跨ぐように移動する。
制御部25は、左方誤操作防止領域72gおよび右方誤操作防止領域72hの各々において、アイコン画像73への第2接触操作が行われる際の移動方向に対して遠い側の端部をアイコン画像73が跨いだときに車両12に送信する転舵操作信号の状態を切り替える。
タッチパネル22は、中央部72aの中心位置から前方部72jおよび後方部72kの各々に向かう方向における手指Fの接触移動操作の移動量を前シフト量および後シフト量とする。タッチパネル22は、前シフト量の第1閾値THF1と後シフト量の第1閾値THB1との間の領域を中央部72aとする。タッチパネル22は、前シフト量の第1閾値THF1と第1閾値THF1よりも大きい第2閾値THF2との間の領域を前方誤操作防止領域72rとする。タッチパネル22は、前シフト量が第2閾値THF2よりも大きい領域を前方部72jとする。タッチパネル22は、後シフト量の第1閾値THB1と第1閾値THB1よりも大きい第2閾値THB2との間の領域を後方誤操作防止領域72sとする。タッチパネル22は、後シフト量が第2閾値THB2よりも大きい領域を後方部72kとする。これにより3つの領域72(中央部72a、前方部72j、後方部72k)間を移動するようにアイコン画像73への第2接触操作が行われる際には、アイコン画像73が前方誤操作防止領域72rおよび後方誤操作防止領域72sの各々を跨ぐように移動する。
制御部25は、前方誤操作防止領域72rおよび後方誤操作防止領域72sの各々において、アイコン画像73への第2接触操作が行われる際の移動方向に対して遠い側の端部をアイコン画像73が跨いだときに車両12に送信する走行操作信号の状態を切り替える。
なお、上述した実施形態においては、アイコン画像73に対する手指Fの接触操作(第1接触操作および第2接触操作)が解除されると、制御部25は、車両12の動作の一時停止を指示する操作信号を出力するとしたが、これに限定されない。
例えば、上述した第2変形例においては、アイコン画像73に対する手指Fの接触操作(第1接触操作および第2接触操作)が解除された場合であっても、アイコン画像73が属する領域72に応じて走行操作信号および転舵操作信号を車両12に送信してもよい。すなわちアイコン画像73が左方部72b、右方部72c、前方部72j、および後方部72kの各々に属する場合には、制御部25は車両12の左旋回、右旋回、前進直進、および後退直進の各々を指示する走行操作信号および転舵操作信号を出力してもよい。また、アイコン画像73が中央部72aに属する場合には、制御部25は、車両12の停止を指示する操作信号を出力してもよい。
なお、上述した実施形態においては、3つの領域72(中央部72a、左方部72b、右方部72c)の各々のアイコン画像73に、各図形(または記号)73a,73b、73cを表示するとしたが、これに限定されない。
第3変形例において、タッチパネル22は、図22に示すように、アイコン画像73の表示領域の外部(例えば、アイコン画像73に対して接触操作する運転者の手指Fによって隠れない位置であって、アイコン画像73の表示領域の上部など)に、各図形(または記号)98a,98b、98cを表示する。各図形(または記号)98a,98b、98cは、車両12の後退方向、左旋回方向、および右旋回方向の各々を示す。各図形(または記号)98a,98b、98cは、運転者の手指Fによって接触操作されるアイコン画像73が属する領域72に応じて強調表示(例えば、拡大表示または輝度増大表示など)される。
後退直進動作中画面81は、例えば、中央部72aのアイコン画像73に対して運転者の手指Fによる接触操作が維持されている場合に、図形(または記号)98aを強調表示する。後退左旋回動作中画面82は、例えば、左方部72bのアイコン画像73に対して運転者の手指Fによる接触操作が維持されている場合に、図形(または記号)98bを強調表示する。後退右旋回動作中画面84は、例えば、右方部72cのアイコン画像73に対して運転者の手指Fによる接触操作が維持されている場合に、図形(または記号)98cを強調表示する。
この第3変形例によれば、各図形(または記号)98a,98b、98cは、アイコン画像73に対して接触操作する運転者の手指Fによって隠れない位置に表示されるので、車両12に送信する走行操作信号および転舵操作信号の状態を運転者に容易に視認させることができ、操作性を向上させることができる。
以下、上述した実施形態の他の変形例について説明する。
上述した実施形態および第2変形例においては、タッチパネル22の短辺方向および長辺方向の各々を3つの領域72に分割するとしたが、これに限定されず、さらに、3つよりも多い複数の領域72に分割してもよい。この場合、制御部25は、複数の領域72の各々に対応して、車両12に出力する走行操作信号および転舵操作信号の各々の指示値を段階的に変化させてもよい。
上述した実施形態において、制御部25は、走行操作信号または転舵操作信号を車両12に送信している間は、所定の警報音をスピーカ24から出力してもよい。
この場合、警報音を出力するスピーカ24を備えるので、車両12自体に警報音を出力する機能を備えていない場合であっても、車両12を遠隔操作中に周囲へ警報することができる。
上述した実施形態において、制御部25は、車両12の超音波センサ42により検出された障害物と車両12との間の距離に応じて出力間隔および音量の少なくとも何れかが変化する警報音をスピーカ24から出力してもよい。
この場合、障害物と車両12との間の距離に応じて出力間隔および音量の少なくとも何れかが変化する警報音を出力するスピーカ24を備えるので、例えば運転者の死角に障害物が存在する場合などであっても、障害物と車両12との相対位置を運転者に認識させることができる。これにより車両12が障害物と接触する可能性を低減することができ、所望の安全性を確保することができる。
また、制御部25は、車両12の超音波センサ42により検出された障害物と車両12との間の距離に応じて周期および振幅の少なくとも何れかが変化する振動を振動制御ユニット23から発生させてもよい。
この場合、障害物と車両12との間の距離に応じて周期および振幅の少なくとも何れかが変化する振動を発生する振動制御ユニット23を備えるので、例えば運転者の死角に障害物が存在する場合などであっても、障害物と車両12との相対位置を運転者に認識させることができる。これにより車両12が障害物と接触する可能性を低減することができ、所望の安全性を確保することができる。
上述した実施形態において、制御部25は、アイコン画像73に対する第1接触操作及び第2接触操作のいずれか一方または両方を検出することにより、走行操作信号と転舵操作信号とを車両12に送信するとしたが、これに限定されない。
制御部25は、アイコン画像73に対する第1接触操作を検出している間のみ、走行操作信号を車両12に送信するとともに、アイコン画像73に対する第2接触操作を検出したときに、転舵操作信号を車両12に送信してもよい。
また、上述した第2変形例において、制御部25は、第1基準軸に対するアイコン画像73への第2接触操作を検出した場合に走行操作信号を車両12に送信するとともに、第2基準軸に対するアイコン画像73への第2接触操作を検出した場合に転舵操作信号を車両12に送信してもよい。
上述した実施形態において、車両12は、先行車両に追従して走行する追従制御などで用いるレーダ装置を備える場合には、超音波センサ42に加えて、このレーダ装置を併用して車両12の外部の物体の有無および物体までの距離を検出してもよい。
上述した実施形態において、携帯端末11の大きさを、運転者が片手で握り持ちながら、この片手の手指で各種の操作を行なうことができる大きさとしたが、これに限定されない。携帯端末11の大きさは、運転者が片手で把持可能な大きさよりも大きい形状に形成されてもよい。
また、携帯端末11は、例えば、車両12に着脱可能に搭載されて、各種ディスプレイとして機能する情報端末などでもよい。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…車両遠隔操作システム、11…携帯端末、12…車両、21…通信部、22…タッチパネル、23…振動制御ユニット(振動発生手段)、24…スピーカ、25…制御部、41…通信ユニット、42…超音波センサ(障害物検出手段)、43…駆動制御ユニット、44…ブレーキ制御ユニット、45…ステアリング制御ユニット、46…警笛制御ユニット、47…灯体制御ユニット、48…統合制御ユニット(車両制御部)72a…中央部(中央位置の領域)、72b…左方部(中央位置の領域を所定方向の両側から挟む領域)、72c…右方部(中央位置の領域を所定方向の両側から挟む領域)、72g…左方誤操作防止領域(誤操作防止領域)、72h…右方誤操作防止領域(誤操作防止領域)、73…アイコン画像、73a,73b,73c…図形(または記号)、75…車両画像

Claims (15)

  1. 車両と、操作者により携帯されて前記車両を外部から操作するための操作画面をタッチパネル上に表示するとともに当該タッチパネルへの接触操作に対応する操作信号を前記車両に送信する制御部を有する携帯端末と、を備える車両遠隔操作システムであって、
    前記制御部は、
    予め設定された前記車両を自動モードで操作するための操作画面および前記車両を手動モードで操作するための操作画面のうち、前記操作者により選択された操作画面を前記タッチパネル上に表示させるとともに、
    前記操作画面が前記車両を手動モードで操作する操作画面である場合に、前記操作者に認識可能に分割される複数の領域及び1つのアイコン画像を表示し、前記アイコン画像に対する前記接触操作により前記アイコン画像を前記複数の領域間で移動可能に表示し、前記アイコン画像に対する前記複数の領域間の移動を伴わない接触操作である第1接触操作と、前記アイコン画像に対する前記複数の領域間の移動を伴う接触操作である第2接触操作との、少なくとも一方を検出可能であるとともに、前記アイコン画像に対する前記第1接触操作及び前記第2接触操作のいずれか一方または両方を検出することにより、前記車両の前進及び後退のうち少なくともいずれか一方への走行を指示する走行操作信号と、前記車両の左右方向のいずれか一方への転舵を指示する転舵操作信号と、を前記車両に送信する、
    ことを特徴とする車両遠隔操作システム。
  2. 前記制御部は、
    前記アイコン画像に対する前記第1接触操作を検出している間のみ、前記走行操作信号を前記車両に送信するとともに、前記アイコン画像に対する前記第2接触操作を検出したときに、前記転舵操作信号を前記車両に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両遠隔操作システム。
  3. 前記複数の領域は、前記操作画面上において基準となる第1基準軸と、該第1基準軸に交わる第2基準軸とのそれぞれに対して分割されており、
    前記制御部は、
    前記第1基準軸に対する前記アイコン画像への前記第1接触操作を検出した場合に前記走行操作信号を前記車両に送信するとともに、前記第2基準軸に対する前記アイコン画像への前記第2接触操作を検出した場合に前記転舵操作信号を前記車両に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両遠隔操作システム。
  4. 前記複数の領域は、中央位置の領域と該中央位置の領域を所定方向の両側から挟む領域とによって構成されており、
    前記アイコン画像は、前記中央位置の領域以外の領域で前記タッチパネルへの接触が解除された場合に、当該接触が解除された時点で属する領域に留まる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1つに記載の車両遠隔操作システム。
  5. 前記携帯端末の大きさは、前記操作者の片手で保持できる大きさであり、
    前記タッチパネルは、所定の縦横比を有するとともに、該縦横比の長辺および短辺のうち前記短辺の幅方向に前記車両の左右方向のいずれか一方への転舵を指示するための前記複数の領域を配置する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載の車両遠隔操作システム。
  6. 前記操作画面は、前記複数の領域間の境界近傍において誤操作防止領域を設定し、
    前記制御部は、
    前記誤操作防止領域において、前記アイコン画像への前記第2接触操作が行われる際の移動方向に対して遠い側の端部を前記アイコン画像が跨いだときに前記車両に送信する前記走行操作信号および前記転舵操作信号のうち少なくとも一方の状態を切り替える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1つに記載の車両遠隔操作システム。
  7. 前記操作画面は、
    前記複数の領域と前記誤操作防止領域とを、異なる背景色によって前記操作者に認識可能に表示する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両遠隔操作システム。
  8. 前記操作画面は、前記車両の進行方向を示す図形または記号を表示し、
    前記図形または前記記号は、前記走行操作信号または前記転舵操作信号に応じて変化する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1つに記載の車両遠隔操作システム。
  9. 前記操作画面は、
    所定形状の車両画像を、前記車両画像が示す方向と前記複数の領域の各々との対応関係を認識可能な所定位置に表示し、
    前記制御部は、
    前記第2接触操作が行われる際に前記走行操作信号または前記転舵操作信号によって指示される前記車両の移動方向と、前記車両画像が示す方向とが一致するように、前記複数の領域の各々と前記車両の移動方向とを対応付ける、
    ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1つに記載の車両遠隔操作システム。
  10. 前記携帯端末は、音声または信号音を再生可能なスピーカを備え、
    前記制御部は、
    前記走行操作信号または前記転舵操作信号が前記車両に送信されている間は、警報音を前記スピーカから出力する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1つに記載の車両遠隔操作システム。
  11. 前記車両は、
    該車両の周囲に存在する障害物を検出する障害物検出手段と、
    前記走行操作信号または前記転舵操作信号を受信した際に、前記障害物検出手段により前記障害物が検出された場合には、前記車両の移動を中断または前記障害物を回避して移動する車両制御部と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1つに記載の車両遠隔操作システム。
  12. 前記携帯端末は、音声または信号音を再生可能なスピーカを備え、
    前記車両は、該車両の周囲に存在する障害物を検出する障害物検出手段を備え、
    前記制御部は、前記障害物検出手段により検出された前記障害物と前記車両との間の距離に応じて出力間隔および音量の少なくとも何れかが変化する警報音を前記スピーカから出力する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1つに記載の車両遠隔操作システム。
  13. 前記携帯端末は、振動を発生可能な振動発生手段を備え、
    前記車両は、該車両の周囲に存在する障害物を検出する障害物検出手段を備え、
    前記制御部は、前記障害物検出手段により検出された前記障害物と前記車両との間の距離に応じて周期および振幅の少なくとも何れかが変化する振動を前記振動発生手段から発生させる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1つに記載の車両遠隔操作システム。
  14. 前記複数の領域は、中央位置の領域と該中央位置の領域を所定方向の両側から挟む2つの領域とによって3分割に構成されており、
    前記中央位置の領域は、前記車両の前後方向に対応付けられ、
    前記2つの領域は、前記車両の左右方向に対応付けられている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項13の何れか1つに記載の車両遠隔操作システム。
  15. 前記操作画面は、前記操作者が前記携帯端末を片手で保持した際に、前記操作者の親指の可動範囲となる位置に前記アイコン画像を表示する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両遠隔操作システム。
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