JP4343809B2 - 積層型電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、積層型インダクタ等の積層型電子部品に関するものである。
従来の積層型電子部品としては、例えば特許文献1に記載されているような積層型インダクタが知られている。この文献に記載の積層型インダクタは、コイル形状の内部導体と、この内部導体の両端にそれぞれ接続された引き出し導体と、各引き出し導体にそれぞれ接続された外部電極とを備えている。また、積層型インダクタの外面には、各引き出し導体の位置を示すためのマーカーが形成されている。このような積層型インダクタは、マーカーが印刷された生シートと、印刷なしの生シートと、内部導体の一部をもつ複数の生シートと、引き出し導体つきの生シートとを積層することにより形成される。
特開平9−148134号公報(特許第3359802号)
積層型電子部品としては、電気絶縁性を有する素体の積層方向が被実装面に対して平行になるように被実装面に実装されるタイプのものがある。例えば積層型インダクタでは、コイルの重要特性であるQ(quality factor)値を高くできることから、素体の積層方向が被実装面に対して平行になるように実装することにより、コイル導体を被実装面に対して平行な方向に巻回した構成とすることがある。このような積層型インダクタは、例えば被実装面に対する引き出し導体の位置によってインダクタンス特性が変化するといった方向性を持っている。
ところが、上記特許文献1に記載のものでは、生シートの積層方向が被実装面に対して平行になるようにすべく、積層型インダクタ自体を横に倒すと、マーカーが積層型インダクタの側面に位置することになる。このため、カメラ等でマーカーを確認するのは殆ど不可能になる。従って、方向性を持った積層型インダクタの向きを識別することが困難になる。
本発明の目的は、素体の積層方向が被実装面に対して平行になるように置いた場合でも、所定の方向性を持った電子素子の向きを容易に識別することができる積層型電子部品を提供することである。
本発明は、電気絶縁性を有する素体を複数積層してなる積層体と積層体の内部に形成された内部導体とを有する略直方体状の電子素子と、電子素子の外面に形成された1対の端子電極とを備え、素体の積層方向が被実装面に対して平行になるように実装される積層型電子部品であって、素体の積層方向に対向する2つの面のうちの一面と、電子素子における素体の積層方向に平行な一面とに繋がった状態で露出するように形成され、電子素子の方向性を示す標識部を備え、内部導体は、電子素子における素体の積層方向に平行な4つの面のうち互いに対向する2つの面まで延びる2つの引き出し導体を有し、1対の端子電極は、互いに対向する2つの面に形成され、積層方向に対向する2つの面にまで回り込むと共に、電子素子における素体の積層方向に平行な4つの面のうち他の対向する2つの面にまで、積層方向に対向する2つの面に対する回り込みよりも大きく回りこみ、各引き出し導体と電気的に接続されており、各引き出し導体は他の対向する2つの面のいずれか一方の面側に片寄って配置されており、標識部は、他の対向する2つの面のうち引き出し導体の片寄り側の面に露出し、実装面となる他方の面には露出しないように構成されると共に、中央位置よりも互いに対向する2つの面のいずれか一方側に配置されると共に、積層方向に対向する2つの面のうち少なくとも一面において、片寄り側の面の露出よりも、互いに対向する2つの面の一方側に延びるように露出していることを特徴とするものである。なお、ここでいう素体の積層方向に平行な面は、素体の積層方向に完全に平行な面だけでなく、素体の積層方向にほぼ平行な面も含んでいる。また、電子素子の方向性とは、積層型電子部品が積層型インダクタの場合には、例えば電子素子の実装面に対する内部導体の位置関係であり、積層型電子部品が積層型コンデンサ等の場合には、例えば極性である。
このような積層型電子部品において、電子素子の方向性を示す標識部は、略直方体状の電子素子における素体の積層方向に平行な面に露出するように形成されている。このため、電子素子における素体の積層方向に平行な面が被実装面に対して平行になるように積層型電子部品を被実装面に置くことにより、電子素子における標識部が露出された面を上にすることが可能となる。このように積層型電子部品が被実装面に置かれた状態で、標識部が電子素子の上面に位置する場合には、カメラや目視等により標識部を簡単かつ確実に確認することができる。従って、特に新しい設備等を必要とせずに、所定の方向性を持った電子素子の向きを容易に識別することができる。
好ましくは、内部導体は、素体に形成されており、標識部は、内部導体が形成された素体とは異なる層の素体に形成されている。この場合には、内部導体が形成された素体と標識部が形成された素体と内部導体及び標識部が形成されていない素体とを積層することにより、電子素子を簡単に製作することができる。このとき、内部導体及び標識部を異なる層の素体に形成することにより、内部導体によって標識部が外部から見えにくくなることが防止される。また、一つの素体に内部導体及び標識部の両方を形成する場合に比べて、積層型電子部品の製作が容易に行える。さらに、内部導体と標識部とが距離的に離れることになるので、標識部が積層型電子部品の特性に悪影響を与えることは無い。
また、好ましくは、標識部は、電子素子における素体の積層方向に平行な一面及び当該一面と隣り合う面に露出するように形成されている。この場合には、電子素子における素体の積層方向に平行な一面と隣り合う面に、標識部を広い範囲で露出させることにより、目視による標識部の確認がより行いやすくなる。このため、積層型電子部品の製造工程における取り扱いが容易に行えるようになる。
標識部は、電子素子における素体の積層方向に平行な一面のみに露出するように形成されていても良い。この場合には、標識部が電子素子のエッジ部よりも内側に存在することになるため、カメラによる標識部の確認がより行いやすくなる。また、積層型電子部品が回路基板等に実装された状態では、他の部品と容易に区別されるため、目視による標識部の確認がより行いやすくなる。
本発明によれば、電子素子の方向性を示す標識部を、電子素子における素体の積層方向に平行な面に露出するように形成したので、素体の積層方向が被実装面に対して平行になるように積層型電子部品を被実装面に置いた場合でも、所定の方向性を持った電子素子の向きを容易に識別することができる。これにより、例えば積層型電子部品の測定及びテーピングの容易化を図ることが可能となる。
以下、本発明に係わる積層型電子部品の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる積層型電子部品として積層型インダクタの第1の実施形態を示す斜視図であり、図2は、図1に示す積層型インダクタの断面図であり、図3は、図1に示す積層型インダクタの主要部の分解斜視図である。
各図において、本実施形態の積層型インダクタ1は、略直方体形状の電子素子2と、この電子素子2の外面に形成された1対の端子電極3A,3Bとを備えている。電子素子2は、図2に示すように、積層体4と、この積層体4の内部に形成された内部導体5とを有している。積層体4は、図3に示すように、複数枚(ここでは11枚)の非磁性体グリーンシート6〜16を積層して形成されている。
非磁性体グリーンシート6〜16は、電気絶縁性を有するガラス系セラミックグリーンシートである。非磁性体グリーンシート6〜16の組成は、例えば、ストロンチウム、カルシウム、アルミナ及び酸化珪素からなるガラス70wt%、アルミナ粉30wt%である。非磁性体グリーンシート6〜16の厚みは、例えば10〜35μm程度である。なお、このような非磁性体グリーンシート6〜16の替わりに、例えばフェライト(例えば、Ni-Cu-Zn系フェライト、Ni-Cu-Zn-Mg系フェライト、Cu-Zn系フェライト、又は、Ni-Cu系フェライト等)粉末を原料としたスラリーをフィルム上にドクターブレード法により塗布して形成した磁性体グリーンシートを用いても良い。
積層体4(電子素子2)は、4つの側面4a〜4d、下面4e及び上面4fを有している。下面4eは、回路基板(図示せず)に実装される面(実装面)である。側面4a,4b同士は、X軸方向において互いに対向しており、側面4c,4d同士は、Y軸方向において互いに対向しており、下面4eと上面4fとは、Z軸方向において互いに対向している。積層体4を形成する各グリーンシート6〜16は、Y軸方向に積層されている。これにより、側面4a,4b、下面4e及び上面4fは、各グリーンシート6〜16の積層方向に平行な面となり、側面4c,4dは、各グリーンシート6〜16の積層方向に直交(交差)する面となる。
内部導体5は、コイル状導体17と、このコイル状導体17の両端にそれぞれ接続された引き出し導体18A,18Bとを有している。引き出し導体18A,18Bのいずれか一方は内部導体5の始端部を構成し、引き出し導体18A,18Bの他方は内部導体5の終端部を構成している。引き出し導体18Aは電子素子2の側面4aまで延びており、引き出し導体18Bは電子素子2の側面4bまで延びている。引き出し導体18A,18Bと電子素子2の上面4fとの間隔は、引き出し導体18A,18Bと電子素子2の下面(実装面)4eとの間隔よりも小さく設定されている。つまり、引き出し導体18A,18Bは、電子素子2の上面4f側に片寄って配置されている。
このような内部導体5は、グリーンシート10に形成された導体パターン5a、グリーンシート11に形成された導体パターン5b、グリーンシート12に形成された導体パターン5c、グリーンシート13に形成された導体パターン5dにより構成されている。導体パターン5a〜5dは、例えば銀またはニッケルを主成分とした導体ペーストをスクリーン印刷して形成される。
導体パターン5aは、コイル状導体17の一部及び引き出し導体18Aを形成するものであり、グリーンシート10上で略L字状に延びて、グリーンシート10の端面に露出している。導体パターン5bは、コイル状導体17の一部を形成するものであり、グリーンシート11上で略U字状に延びている。導体パターン5cは、コイル状導体17の一部を形成するものであり、グリーンシート12上で略C字状に延びている。導体パターン5dは、コイル状導体17の一部及び引き出し導体18Bを形成するものであり、グリーンシート13上で略I字状に延びて、グリーンシート13の端面に露出している。導体パターン5a〜5dは、グリーンシート10〜12にそれぞれ形成されたスルーホール19a〜19cにより電気的に接続されている。
このような構成を有する電子素子2(積層体4)の寸法は、例えば0.6mm×0.3mm×0.3mmである。また、導体パターン5a〜5dの幅は例えば40μm程度であり、導体パターン5a〜5dの厚みは例えば12μm程度である。コイル状導体17は、長軸方向の内径が例えば320μm程度であり、短軸方向の内径が例えば120μm程度となるように構成されている。また、コイル状導体17のターン数は例えば2.5ターンであり、コイル状導体17のインダクタンス値は例えば1.8nHである。
各端子電極3A,3Bは、電子素子2の側面4a,4bに形成され、各引き出し導体18A,18Bと電気的に接続されている。各端子電極3A,3Bは、電子素子2の側面4a,4b全体を覆うように形成されていると共に、一部を電子素子2の下面4e及び上面4fに回り込ませている。これにより、積層型インダクタ1が回路基板(図示せず)に実装されるときに、固着強度が特に問題になることは無い。電子素子2の側面4c,4dには、端子電極3A,3Bが殆ど形成されていない。ただし、電子素子2の各エッジ部分は僅かに湾曲して形成されているため、実際には電子素子2の側面4c,4dにも100μm程度の回り込みが発生している。
端子電極3A,3Bは、例えば銀、銅及びニッケルのいずれかを主成分とした導体ペーストをスクリーン印刷するか、あるいは印刷とディップ方式を用いて形成する。なお、図2では、引き出し導体18A,18Bの幅は全体的に同等となっているが、引き出し導体18A,18Bと端子電極3A,3Bとの接合信頼性を得るために、引き出し導体18A,18Bの端部(接合部)の幅を若干広くするのが好ましい。
このように構成される積層型インダクタ1は、積層体4を形成するグリーンシート6〜16の積層方向が回路基板(図示せず)の被実装面に対して平行となるように実装されるものである。このため、積層型インダクタ1を回路基板に実装した状態では、コイル状導体17の軸心方向が被実装面に対して平行となる。このとき、電子素子2においてコイル状導体17の軸心方向に交差する側面4c,4dには、端子電極3A,3Bが殆ど存在していないので、コイル状導体17に発生するフラックスが端子電極3A,3Bにより大きく阻害されることは無い。これにより、積層型インダクタ1のQ(quality factor)値の低下を抑えることができる。
ところで、積層型インダクタ1の電子素子2は、上下方向(Z軸方向)に対して方向性を持っている。具体的には、上述したように引き出し導体18A,18Bが電子素子2の上面4f側に片寄って配置されているため、積層型インダクタ1を上下逆さにした状態で回路基板(図示せず)に実装すると、回路基板の被実装面に対する引き出し導体18A,18Bの位置が変わってくる。この場合には、積層型インダクタ1のインダクタンス値も変化し、積層型インダクタ1の特性変化の要因となってしまう。
そこで、積層型インダクタ1には、電子素子2の方向性を示す2つの標識部20が設けられている。これらの標識部20は、具体的には、電子素子2において引き出し導体18A,18Bに近い上面4fがどの面であるかを示すものである。標識部20は、電子素子2における上面4fのエッジ部と当該上面4fに隣り合う側面4c,4dとに繋がった状態で露出するように形成されている。また、標識部20は、電子素子2の片側部分において互いに対向するように位置している。なお、光学系による標識部20の認識を確実に可能とするためには、標識部20の幅は5〜30μmであるのが望ましい。
標識部20は、図3に示すように、両端に積層されるグリーンシート6,16に形成されたマークパターン20a,20bにより構成されている。マークパターン20bは、予めマークパターン21が付与されたフィルム22をグリーンシート16に対して積層することにより、マークパターン21のみがグリーンシート16に転写されて得られるものである。マークパターン20a,21のマーク材としては、例えばグリーンシート6〜16と同じ組成を持ったセラミック組成物に、微量のクロムとコバルトとを混合したものが用いられる。また、磁性体グリーンシートの場合は、マーク材としてチタンとガラスとの混合物が用いられる。
なお、グリーンシート16に形成されるマークパターン20bとしては、フィルム22のマークパターン21を転写して形成する方法の他に、上記マーク材からなるマークパターンを直接グリーンシート16に形成しても良い。
次に、以上のような積層型インダクタ1を製造する方法について説明する。まず、図4に示すように、グリーンシート6〜16及びフィルム22の元となるグリーンシート6A〜16A及びフィルム22Aを用意する。
グリーンシート6A及びフィルム22Aには、それぞれ複数のマークパターン20a,21がマトリクス状に形成されている。グリーンシート6Aの短手方向に隣り合う2つのマークパターン20a同士は繋がっており、後述する積層体4A(図5参照)の形成後に、これらのマークパターン20aが図示点線Pに沿って切断される。フィルム22Aの各マークパターン21についても同様である。また、グリーンシート10A〜13Aには、それぞれ複数の導体パターン5a〜5dがマトリクス状に形成されている。グリーンシート10Aの短手方向に隣り合う2つの導体パターン5a同士は、点対称位置に形成されている。グリーンシート11A〜13Aの各導体パターン5b〜5dについても同様である。なお、グリーンシート7A〜9A,14A〜16Aには、何らのパターンも形成されていない。
続いて、グリーンシート6A〜16A及びフィルム22Aを積層して圧着し、図5に示すような積層体4Aを形成する。そして、その積層体4Aを、図示点線Pに沿ってチップ単位に切断した後、所定温度(例えば900℃程度)にて焼成する。これにより、図1に示すような積層体4、内部導体5及び標識部20を有する電子素子2が得られる。このとき、マークパターン20a,20bの切断面が、標識部20において電子素子2の上面4fに露出した部分となる。
続いて、積層体4の外面に端子電極3A,3Bを形成する。端子電極3A,3Bは、銀を主成分とする電極ペーストを積層体4の外面に塗布し、所定温度(例えば700℃程度)にて焼き付け、更に電気めっきを施すことにより形成される。電気めっきとしては、例えばNiとSn等を用いることができる。これにより、積層型インダクタ1が完成することとなる。
以上のように本実施形態にあっては、電子素子2の方向性を示す標識部20を、電子素子2においてグリーンシート6〜16の積層方向に平行な上面4fに露出するように形成したので、積層型インダクタ1を正規の向きで被実装面に置いた場合には、カメラにより標識部20を上方から認識することが可能となる。従って、本実施形態の積層型インダクタ1のように、グリーンシート6〜16の積層方向が回路基板(図示せず)の被実装面に対して完全に平行またはほぼ平行になるように実装するタイプのものであっても、カメラにより標識部20を認識できるか否かによって、方向性を持った積層型インダクタ1の向きを容易に識別することができる。
また、電子素子2の方向性を示す標識部20は、電子素子2において上面4fに隣り合う側面4c,4dにも露出するように形成されているので、目視による標識部20の認識も十分に行える。このため、積層型インダクタ1の向きを目視でも識別することができる。
これらにより、積層型インダクタ1の製造工程において、電子素子2の形成部位(面)に対する方向性を持った端子電極3A,3Bの形成を容易に行うことができる。また、その後に実施される積層型インダクタ1の測定や、テーピングへの積層型インダクタ1の収納等も容易に行うことができる。その結果、特性の良い積層型インダクタ1を安定して供給することが可能となる。
さらに、標識部20は、積層体4における内部導体5の無い層に形成されるので、積層型インダクタ1の製造が容易に行えると共に、標識部20が積層型インダクタ1の特性に悪影響を与えることは殆ど無い。また、特に高周波対応の積層型インダクタ1の場合には、コイル状導体17の積層数が少ない10nH以下の低インダクタの設計において有効である。
上述した第1の実施形態の変形例を図6〜図9に示す。図6に示す積層型インダクタ1Aと図7に示す積層型インダクタ1Bとは、図1に示す積層型インダクタ1に対して、標識部20の露出部位を変えたものである。図8に示す積層型インダクタ1Cは、図1に示す積層型インダクタ1に対して、標識部20の数を多くしたものである。図9に示す積層型インダクタ1Dは、標識部20の数を1つとし、標識部20を電子素子の上面4f及び側面4cのみに露出するように形成したものである。
図10は、本発明に係わる積層型電子部品として積層型インダクタの第2の実施形態を示す斜視図であり、図11は、図10に示す積層型インダクタの主要部の分解斜視図である。図中、第1の実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
各図において、本実施形態の積層型インダクタ30は、積層体4及び内部導体5(図2参照)を有する略直方体形状の電子素子31と、端子電極3A,3Bとを備えている。積層体4は、上述したように非磁性体グリーンシート6〜16を積層してなるものである(図11参照)。
また、積層型インダクタ30には、第1の実施形態における標識部20に代えて、標識部32が設けられている。各標識部32は、電子素子31においてグリーンシート6〜16の積層方向に平行な上面4fのみに露出するように形成されている。各標識部32は、電子素子31の片側部分において、電子素子31の上面4fのエッジ部よりも内側の部位に互いに対向するように露出している。
図11に示すように、グリーンシート6〜16のうち、一端の層から3層目のグリーンシート8と他端の層から2層目のグリーンシート15とには、標識部32を構成するマークパターン32aが形成されている。グリーンシート10〜13には、第1の実施形態と同様に内部導体5を構成する導体パターン5a〜5dがそれぞれ形成されている。グリーンシート6,7,9,14,16には、何らのマークも形成されていない。このようなグリーンシート6〜16を積層して積層体4を形成することにより、上記の内部導体5及び標識部32を含む電子素子31が形成される。
このように本実施形態においては、電子素子31の方向性を示す標識部32を、電子素子31においてグリーンシート6〜16の積層方向に平行な上面4fのみに露出するように形成したので、第1の実施形態と同様に、カメラにより標識部32を認識できるか否かによって、方向性を持った電子素子31の向きを容易に識別することができる。このとき、各標識部32は電子素子31の上面4fのエッジ部よりも内側の部位に露出しているので、カメラによる標識部32の識別が行いやすくなる。
上述した第2の実施形態の変形例を図12〜図18に示す。図12に示す積層型インダクタ30Aは、図10に示す積層型インダクタ30に対して、標識部32の露出部位を変えたものである。図13に示す積層型インダクタ30Bは、図10に示す積層型インダクタ30に対して、電子素子31の長手方向(X方向)に標識部32の数を多くしたものである。図14に示す積層型インダクタ30Cは、図10に示す積層型インダクタ30に対して、標識部32を長くすると共に、電子素子31の短手方向(Y方向)に標識部32の数を多くしたものである。
図15に示す積層型インダクタ30Dと図16に示す積層型インダクタ30Eと図17に示す積層型インダクタ30Fは、電子素子31の一側に形成される標識部32と電子素子31の他側に形成される標識部32とで、数や長さを変えたものである。図18に示す積層型インダクタ30Gは、標識部32を電子素子31の一側のみに形成したものである。
図19は、本発明に係わる積層型電子部品として積層型インダクタの第3の実施形態を示す斜視図である。図中、第1の実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
各図において、本実施形態の積層型インダクタ40は、積層体4及び内部導体5(図2参照)を有する略直方体形状の電子素子41と、端子電極3A,3Bとを備えている。また、積層型インダクタ40には、第1の実施形態における標識部20に代えて、2つの標識部42と4つの標識部43とが設けられている。各標識部42は、電子素子41における上面4fのエッジ部及び上面4fに隣り合う側面4c,4dに繋がって露出するように形成されている。標識部43は、電子素子41の上面4fのみに露出するように形成されている。なお、標識部42,43の数や長さ等は、特に上記のものに限られない。
このような本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、カメラにより標識部42,43を認識できるか否かによって、方向性を持った電子素子41の向きを容易に識別することができる。
以上、本発明に係わる積層型電子部品の好適な実施形態について幾つか説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、積層体4の内部に形成される内部導体5は、特に上記実施形態のものには限られない。例えば図20に示すように、内部導体5の引き出し導体18A,18Bを積層体4の下面4eに向かって延びるようにし、端子電極3A,3Bの回り込み部分に引き出し導体18A,18Bを電気的に接続させる構成とすることもできる。また、図21に示すように、内部導体5を直線状に延びる導体のみからなる構成とすることもできる。
また、端子電極3A,3Bの形成部位についても、特に上記実施形態のものには限られない。例えば図22に示すように、積層体4の側面4a,4bにおいて両側エッジ部分を避けるように端子電極3A,3Bを形成しても良い。この場合には、積層体4においてコイル状導体17の軸心方向に交差する側面4c,4dへの端子電極3A,3Bの回り込みが抑えられるため、積層型インダクタのQ値の低下をより防止することができる。
また、図23(a)に示すように、端子電極3A,3Bの一部がほぼ積層体4の下面4eにのみ回り込むように、端子電極3A,3Bを形成しても良い。この場合でも、上述したように端子電極3A,3Bが積層体4の側面4c,4dにも僅かに回り込むことは避けられないので、図23(b)に示すように、積層体4の側面4a,4bにおいて両側エッジ部分を避けるように端子電極3A,3Bを形成しても良い。
さらに、図24(a)に示すように、積層体4の側面4a,4bにおける下側部位のみに端子電極3A,3Bを形成すると共に、端子電極3A,3Bの一部を積層体4の下面4eに回り込ませても良い。この場合でも、上述したように端子電極3A,3Bが積層体4の側面4c,4dにも僅かに回り込むことは避けられないので、図24(b)に示すように、積層体4の側面4a,4bにおいて両側エッジ部分を避けるように端子電極3A,3Bを形成しても良い。
また、上記実施形態では、グリーンシート6〜16を積層するシート積層工法により積層体4(電子素子)を形成したが、これ以外にも、例えばセラミックスラリーと導体パターン等とを交互に印刷して積層する印刷積層工法を用いて電子素子を形成しても良い。
さらに、上記実施形態では、積層体4(電子素子)におけるグリーンシート6〜16の積層方向に平行な面4a,4b,4e,4fの中では上面4fのみに標識部を露出させる構成としたが、積層体4の上面4f及び下面4eに標識部を露出させる構成としても良い。ただし、このような構成では、積層体4の上面4fと下面4eとで標識部の位置や形状を異なるようにする必要がある。
また、上記実施形態は積層型インダクタについてであるが、本発明の積層型電子部品は、そのような積層型インダクタの他に、積層体及び内部電極を有する電子素子を備えると共に、例えば極性等というように何らかの方向性を持っているコンデンサ、バリスタ、サーミスタ、アクチュエータ等にも適用可能である。
本発明に係わる積層型電子部品として積層型インダクタの第1の実施形態を示す斜視図である。 図1に示す積層型インダクタの断面図である。 図1に示す電子素子の分解斜視図である。 図1に示す積層型インダクタを製造する際に用意する複数のグリーンシートを示す斜視図である。 図4に示す各グリーンシートの積層状態を示す斜視図である。 図1に示す積層型インダクタの変形例を示す斜視図である。 図1に示す積層型インダクタの他の変形例を示す斜視図である。 図1に示す積層型インダクタの更に他の変形例を示す斜視図である。 図1に示す積層型インダクタの更に他の変形例を示す斜視図である。 本発明に係わる積層型電子部品として積層型インダクタの第2の実施形態を示す斜視図である。 図10に示す電子素子の分解斜視図である。 図10に示す積層型インダクタの変形例を示す斜視図である。 図10に示す積層型インダクタの他の変形例を示す斜視図である。 図10に示す積層型インダクタの更に他の変形例を示す斜視図である。 図10に示す積層型インダクタの更に他の変形例を示す斜視図である。 図10に示す積層型インダクタの更に他の変形例を示す斜視図である。 図10に示す積層型インダクタの更に他の変形例を示す斜視図である。 図10に示す積層型インダクタの更に他の変形例を示す斜視図である。 本発明に係わる積層型電子部品として積層型インダクタの第3の実施形態を示す斜視図である。 図2に示す内部導体の変形例を示す断面図である。 図2に示す内部導体の他の変形例を示す断面図である。 図1に示す端子電極の変形例を示す断面図である。 図1に示す端子電極の他の変形例を示す断面図である。 図1に示す端子電極の更に他の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1,1A〜1D…積層型インダクタ(積層型電子部品)、2…電子素子、4…積層体、4c,4d…側面、4f…上面、5…内部導体、5a〜5d…導体パターン、6〜16…グリーンシート(素体)、20…標識部、20a,20b…マークパターン、30,30A〜30G…積層型インダクタ(積層型電子部品)、31…電子素子、32…標識部、32a…マークパターン、40…積層型インダクタ(積層型電子部品)、41…電子素子、42,43…標識部。

Claims (2)

  1. 電気絶縁性を有する素体を複数積層してなる積層体と前記積層体の内部に形成された内部導体とを有する略直方体状の電子素子と、前記電子素子の外面に形成された1対の端子電極とを備え、前記素体の積層方向が被実装面に対して平行になるように実装される積層型電子部品であって、
    前記素体の積層方向に対向する2つの面のうちの一面と、前記電子素子における前記素体の積層方向に平行な一面とに繋がった状態で露出するように形成され、前記電子素子の方向性を示す標識部を備え、
    前記内部導体は、前記電子素子における前記素体の積層方向に平行な4つの面のうち互いに対向する2つの面まで延びる2つの引き出し導体を有し、
    前記1対の端子電極は、前記互いに対向する2つの面に形成され、前記積層方向に対向する2つの面にまで回り込むと共に、前記電子素子における前記素体の積層方向に平行な4つの面のうち他の対向する2つの面にまで、前記積層方向に対向する2つの面に対する回り込みよりも大きく回り込み、前記各引き出し導体と電気的に接続されており、
    前記各引き出し導体は、前記他の対向する2つの面のいずれか一方の面側に片寄って配置されており、
    前記標識部は、前記他の対向する2つの面のうち前記引き出し導体の片寄り側の面に露出し、実装面となる他方の面には露出しないように構成されると共に、中央位置よりも前記互いに対向する2つの面のいずれか一方側に配置されると共に、前記積層方向に対向する2つの面において、前記片寄り側の面の露出よりも、前記互いに対向する2つの面の前記一方側に延びるように露出していることを特徴とする積層型電子部品。
  2. 前記内部導体は、前記素体に形成されており、
    前記標識部は、前記内部導体が形成された素体とは異なる層の素体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の積層型電子部品。

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