JP7020532B2 - 積層型コイル部品 - Google Patents
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Description
本発明は、積層型コイル部品に関する。
積層型コイル部品として、例えば、特許文献1には、コイル導体と絶縁性部材を積層して構成した積層型インダクタが開示されている。特許文献1に記載の積層型インダクタにおいては、上記コイル導体を電気的に接続して構成したコイルの軸方向が、上記コイルの端部を電気的に接続した外部電極に対して垂直であり、かつ、上記コイル導体と上記絶縁性部材からなる積層体の積み重ね方向が上記外部電極に対して垂直であることを特徴としている。
特許文献1に記載の積層型インダクタは、コイル導体を設けた絶縁性シートを積み重ねて積層体としたものである。コイル導体はスルーホールで直列に接続され、コイルを形成している。そして、絶縁性シートの積み重ね方向が、実装面に対して平行で、外部電極に対して垂直である。また、コイルの軸方向が、実装面に対して平行で、外部電極に対して垂直である。
特許文献1に記載の積層型インダクタでは、コイルの軸方向が外部電極に対して垂直であるため、コイルと外部電極間に発生する浮遊容量を低減することができるとされている。
コイルと外部電極間に発生する浮遊容量をさらに低減しようとする場合、コイルと対向する外部電極の面積を小さくするために、積層体の端面や側面の一部にのみ外部電極を形成することが考えられる。しかし、積層体の端面や側面の一部にのみ外部電極を形成しようとすると、積層体の上下面や側面、端面を見ただけでは、外部電極を形成すべき箇所を判別することができない。そのため、センサー等を用いた判別の自動化も困難である。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、外部電極を形成すべき箇所を容易に判別できる積層型コイル部品を提供することを目的とする。
本発明の積層型コイル部品は、複数の絶縁層が積層されてなり、内部にコイルを内蔵する積層体と、上記コイルに電気的に接続されている第1の外部電極及び第2の外部電極と、を備える積層型コイル部品であって、上記コイルは、上記絶縁層とともに積層された複数のコイル導体が電気的に接続されることにより形成され、上記積層体は、長さ方向に相対する第1の端面及び第2の端面と、上記長さ方向に直交する高さ方向に相対する第1の主面及び第2の主面と、上記長さ方向および上記高さ方向に直交する幅方向に相対する第1の側面及び第2の側面とを有し、上記第1の外部電極は、上記第1の端面の一部を覆い、かつ、上記第1の端面から延伸して上記第1の主面の一部を覆って配置され、上記第2の外部電極は、上記第2の端面の一部を覆い、かつ、上記第2の端面から延伸して上記第1の主面の一部を覆って配置され、上記第1の主面が実装面であり、上記積層体の積層方向、及び、上記コイルの軸方向が上記実装面に対して平行であり、上記積層体の表面のうち、上記第1の外部電極又は上記第2の外部電極が配置される箇所には、判別マークが設けられており、上記判別マークが設けられている上記積層体の表面から見たとき、上記判別マークの全体が、上記第1の外部電極又は上記第2の外部電極と重なる位置に配置されており、上記実装面から見て、上記第1の外部電極及び上記第2の外部電極に重なる位置まで上記コイル導体が配置されており、40GHzでの透過係数S21が0dB以下、-1.0dB以上である。
本発明の積層型コイル部品は、さらに、上記積層体の内部に第1の連結導体及び第2の連結導体を備え、上記第1の連結導体は、上記第1の端面を覆う部分の上記第1の外部電極とこれに対向する上記コイル導体との間を直線状に接続し、上記第2の連結導体は、上記第2の端面を覆う部分の上記第2の外部電極とこれに対向する上記コイル導体との間を直線状に接続し、上記第1の連結導体及び上記第2の連結導体は、いずれも、上記積層方向から平面視したときに上記コイル導体と重なり、かつ、上記コイルの中心軸よりも上記実装面側に位置する。
本発明の積層型コイル部品において、上記第1の外部電極は、さらに、上記第1の端面及び上記第1の主面から延伸して上記第1の側面の一部及び上記第2の側面の一部を覆って配置され、上記第2の外部電極は、さらに、上記第2の端面及び上記第1の主面から延伸して上記第1の側面の一部及び上記第2の側面の一部を覆って配置されていてもよい。
本発明の積層型コイル部品において、上記判別マークは、上記絶縁層上に設けられたマーク用導体パターンからなり、上記マーク用導体パターンは、上記絶縁層の外周縁に接していることが好ましい。
本発明の積層型コイル部品において、上記判別マークは、上記積層体の上記第1の主面に設けられていることが好ましい。
本発明の積層型コイル部品において、上記判別マークは、1本又は複数本のラインを1つの単位として、上記第1の主面のそれぞれの角部を含む領域のうち、少なくとも2箇所の領域に設けられていることが好ましく、4箇所の領域に設けられていることがより好ましい。また、上記判別マークは、点対称に設けられていることが好ましい。
本発明の積層型コイル部品において、上記ラインの長さは、0.04mm以上、0.1mm以下であることが好ましい。
本発明によれば、外部電極を形成すべき箇所を容易に判別できる積層型コイル部品を提供することができる。
以下、本発明の積層型コイル部品について説明する。
しかしながら、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。なお、以下において記載する個々の望ましい構成を2つ以上組み合わせたものもまた本発明である。
しかしながら、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。なお、以下において記載する個々の望ましい構成を2つ以上組み合わせたものもまた本発明である。
図1は、本発明の一実施形態に係る積層型コイル部品を模式的に示す斜視図である。
図2(a)は、図1に示す積層型コイル部品の側面図であり、図2(b)は、図1に示す積層型コイル部品の正面図であり、図2(c)は、図1に示す積層型コイル部品の底面図である。
図2(a)は、図1に示す積層型コイル部品の側面図であり、図2(b)は、図1に示す積層型コイル部品の正面図であり、図2(c)は、図1に示す積層型コイル部品の底面図である。
図1、図2(a)、図2(b)及び図2(c)に示す積層型コイル部品1は、積層体10と第1の外部電極21と第2の外部電極22とを備えている。積層体10は、6面を有する略直方体形状である。積層体10の構成については後述するが、複数の絶縁層が積層されてなり、内部にコイルを内蔵している。第1の外部電極21及び第2の外部電極22は、それぞれ、コイルに電気的に接続されている。
本発明の積層型コイル部品及び積層体では、長さ方向、高さ方向、幅方向を、図1におけるx方向、y方向、z方向とする。ここで、長さ方向(x方向)と高さ方向(y方向)と幅方向(z方向)は互いに直交する。
図1、図2(a)、図2(b)及び図2(c)に示すように、積層体10は、長さ方向(x方向)に相対する第1の端面11及び第2の端面12と、長さ方向に直交する高さ方向(y方向)に相対する第1の主面13及び第2の主面14と、長さ方向及び高さ方向に直交する幅方向(z方向)に相対する第1の側面15及び第2の側面16とを有する。
図1には示されていないが、積層体10は、角部及び稜線部に丸みが付けられていることが好ましい。角部は、積層体の3面が交わる部分であり、稜線部は、積層体の2面が交わる部分である。
第1の外部電極21は、図1及び図2(b)に示すように、積層体10の第1の端面11の一部を覆い、かつ、図1及び図2(c)に示すように、第1の端面11から延伸して第1の主面13の一部を覆って配置されている。図2(b)に示すように、第1の外部電極21は、第1の端面11のうち、第1の主面13と交わる稜線部を含む領域を覆っているが、第2の主面14と交わる稜線部を含む領域は覆っていない。そのため、第2の主面14と交わる稜線部を含む領域では、第1の端面11が露出している。また、第1の外部電極21は、第2の主面14を覆っていない。
なお、図2(b)では、積層体10の第1の端面11を覆う部分の第1の外部電極21の高さは一定であるが、積層体10の第1の端面11の一部を覆う限り、第1の外部電極21の形状は特に限定されない。例えば、積層体10の第1の端面11において、第1の外部電極21は、端部から中央部に向かって高くなる山なり形状であってもよい。また、図2(c)では、積層体10の第1の主面13を覆う部分の第1の外部電極21の長さは一定であるが、積層体10の第1の主面13の一部を覆う限り、第1の外部電極21の形状は特に限定されない。例えば、積層体10の第1の主面13において、第1の外部電極21は、端部から中央部に向かって長くなる山なり形状であってもよい。
図1及び図2(a)に示すように、第1の外部電極21は、さらに、第1の端面11及び第1の主面13から延伸して第1の側面15の一部及び第2の側面16の一部を覆って配置されていてもよい。この場合、図2(a)に示すように、第1の側面15及び第2の側面16を覆う部分の第1の外部電極21は、いずれも、第1の端面11と交わる稜線部及び第1の主面13と交わる稜線部に対して斜めに形成されていることが好ましい。なお、第1の外部電極21は、第1の側面15の一部及び第2の側面16の一部を覆って配置されていなくてもよい。
第2の外部電極22は、積層体10の第2の端面12の一部を覆い、かつ、第2の端面12から延伸して第1の主面13の一部を覆って配置されている。第1の外部電極21と同様、第2の外部電極22は、第2の端面12のうち、第1の主面13と交わる稜線部を含む領域を覆っているが、第2の主面14と交わる稜線部を含む領域は覆っていない。そのため、第2の主面14と交わる稜線部を含む領域では、第2の端面12が露出している。また、第2の外部電極22は、第2の主面14を覆っていない。
第1の外部電極21と同様、積層体10の第2の端面12の一部を覆う限り、第2の外部電極22の形状は特に限定されない。例えば、積層体10の第2の端面12において、第2の外部電極22は、端部から中央部に向かって高くなる山なり形状であってもよい。また、積層体10の第1の主面13の一部を覆う限り、第2の外部電極22の形状は特に限定されない。例えば、積層体10の第1の主面13において、第2の外部電極22は、端部から中央部に向かって長くなる山なり形状であってもよい。
第1の外部電極21と同様、第2の外部電極22は、さらに、第2の端面12及び第1の主面13から延伸して第1の側面15の一部及び第2の側面16の一部を覆って配置されていてもよい。この場合、第1の側面15及び第2の側面16を覆う部分の第2の外部電極22は、いずれも、第2の端面12と交わる稜線部及び第1の主面13と交わる稜線部に対して斜めに形成されていることが好ましい。なお、第2の外部電極22は、第1の側面15の一部及び第2の側面16の一部を覆って配置されていなくてもよい。
以上のように第1の外部電極21及び第2の外部電極22が配置されているため、積層型コイル部品1を基板上に実装する場合には、積層体10の第1の主面13が実装面となる。
本発明の積層型コイル部品のサイズは特に限定されないが、0603サイズ又は0402サイズであることが好ましい。
本発明の積層型コイル部品が0603サイズである場合、積層型コイル部品の長さ(図2(a)中、両矢印Lで示される長さ)は、0.57mm以上、0.63mm以下であることが好ましく、積層型コイル部品の幅(図2(c)中、両矢印Wで示される長さ)は、0.27mm以上、0.33mm以下であることが好ましい。
本発明の積層型コイル部品が0603サイズである場合、積層型コイル部品の高さ(図2(b)中、両矢印Tで示される長さ)は、0.27mm以上、0.33mm以下であることが好ましい。
本発明の積層型コイル部品が0603サイズである場合、積層体の第1の主面を覆う部分の第1の外部電極の長さ(図2(c)中、両矢印E1で示される長さ)は、0.12mm以上、0.22mm以下であることが好ましい。同様に、積層体の第1の主面を覆う部分の第2の外部電極の長さは、0.12mm以上、0.22mm以下であることが好ましい。
なお、積層体の第1の主面を覆う部分の第1の外部電極の長さ、及び、積層体の第1の主面を覆う部分の第2の外部電極の長さが一定でない場合、最も長い部分の長さが上記範囲にあることが好ましい。
なお、積層体の第1の主面を覆う部分の第1の外部電極の長さ、及び、積層体の第1の主面を覆う部分の第2の外部電極の長さが一定でない場合、最も長い部分の長さが上記範囲にあることが好ましい。
本発明の積層型コイル部品が0603サイズである場合、積層体の第1の端面を覆う部分の第1の外部電極の高さ(図2(b)中、両矢印E2で示される長さ)は、0.1mm以上、0.2mm以下であることが好ましい。同様に、積層体の第2の端面を覆う部分の第2の外部電極の高さは、0.1mm以上、0.2mm以下であることが好ましい。この場合、外部電極に起因する浮遊容量を低減することができる。
なお、積層体の第1の端面を覆う部分の第1の外部電極の高さ、及び、積層体の第2の端面を覆う部分の第2の外部電極の高さが一定でない場合、最も高い部分の高さが上記範囲にあることが好ましい。
なお、積層体の第1の端面を覆う部分の第1の外部電極の高さ、及び、積層体の第2の端面を覆う部分の第2の外部電極の高さが一定でない場合、最も高い部分の高さが上記範囲にあることが好ましい。
本発明の積層型コイル部品が0402サイズである場合、積層型コイル部品の長さは、0.38mm以上、0.42mm以下であることが好ましく、積層型コイル部品の幅は、0.18mm以上、0.22mm以下であることが好ましい。
本発明の積層型コイル部品が0402サイズである場合、積層型コイル部品の高さは、0.18mm以上、0.22mm以下であることが好ましい。
本発明の積層型コイル部品が0402サイズである場合、積層体の第1の主面を覆う部分の第1の外部電極の長さは、0.08mm以上、0.15mm以下であることが好ましい。同様に、積層体の第1の主面を覆う部分の第2の外部電極の長さは、0.08mm以上、0.15mm以下であることが好ましい。
本発明の積層型コイル部品が0402サイズである場合、積層体の第1の端面を覆う部分の第1の外部電極の高さは、0.06mm以上、0.13mm以下であることが好ましい。同様に、積層体の第2の端面を覆う部分の第2の外部電極の高さは、0.06mm以上、0.13mm以下であることが好ましい。この場合、外部電極に起因する浮遊容量を低減することができる。
図3は、図1に示す積層型コイル部品を構成する積層体の一例を模式的に示す分解斜視図であり、図4は、図1に示す積層型コイル部品を構成する積層体の一例を模式的に示す分解平面図である。
図3及び図4に示すように、積層体10は、複数の絶縁層31a、31b、31c、31d、31e及び31fが長さ方向(x方向)に積層されて構成されている。
なお、積層体を構成する複数の絶縁層が積み重なる方向を積層方向という。
なお、積層体を構成する複数の絶縁層が積み重なる方向を積層方向という。
絶縁層31a、31b、31c及び31dには、それぞれ、コイル導体32a、32b、32c及び32dと、ビア導体33a、33b、33c及び33dとが設けられている。絶縁層31eには、ビア導体33eが設けられている。絶縁層31fには、ビア導体33fとマーク用導体パターン34とが設けられている。
コイル導体32a、32b、32c及び32dは、それぞれ、絶縁層31a、31b、31c及び31dの主面上に設けられており、絶縁層31a、31b、31c、31d、31e及び31fとともに積層される。図3及び図4では、各コイル導体が3/4ターン形状を有しており、絶縁層31a、31b、31c及び31dを1つの単位(3ターン分)として、繰り返し積層される。
ビア導体33a、33b、33c、33d、33e及び33fは、それぞれ、絶縁層31a、31b、31c、31d、31e及び31fを厚み方向(図3ではx方向)に貫通するように設けられている。通常、絶縁層の主面上には、ビア導体と接続されるランドが設けられる。ランドのサイズは、コイル導体の線幅よりも若干大きいことが好ましい。
マーク用導体パターン34は、絶縁層31fの主面上に設けられている。図3及び図4では、マーク用導体パターン34は絶縁層31fの主面上に2箇所設けられており、どちらも絶縁層31fの外周縁に接している。
以上のように構成された絶縁層31a、31b、31c、31d、31e及び31fは、図3に示すようにx方向に積層される。これにより、コイル導体32a、32b、32c及び32dは、ビア導体33a、33b、33c及び33dを介して電気的に接続される。その結果、積層体10内において、x方向に延在するコイル軸を有するソレノイド状のコイルが形成される。
さらに、ビア導体33e及び33fは積層体10内で連結導体となって、積層体10の両端面に露出する。後述するように、連結導体は、積層体10内において、第1の外部電極21とこれに対向するコイル導体32aとの間を直線状に接続するか、又は、第2の外部電極22とこれに対向するコイル導体32dとの間を直線状に接続する。
また、マーク用導体パターン34は、積層体10の第1の主面13に露出し、判別マークとなる。
図5(a)は、本発明の積層型コイル部品を構成する積層体の内部構造の一例を模式的に示す側面図であり、図5(b)は、本発明の積層型コイル部品を構成する積層体の第1の端面の一例を模式的に示す正面図であり、図5(c)は、本発明の積層型コイル部品を構成する積層体の第1の主面の一例を模式的に示す底面図である。なお、図5(a)は、コイル、連結導体及び判別マークの位置関係、並びに、積層体の積層方向を模式的に示すものであり、実際の形状及び接続等を厳密には表していない。例えば、コイルを構成するコイル導体はビア導体を介して接続されているし、連結導体を構成するビア導体は互いに接続されている。
図5(a)に示すように、積層型コイル部品1においては、積層体10の積層方向、及び、コイルLの軸方向(図5(a)中、コイルLの中心軸Xを示す)は、実装面である第1の主面13に対して平行である。
第1の連結導体41は、積層体10内において、第1の端面11を覆う部分の第1の外部電極21とこれに対向するコイル導体32aとの間を直線状に接続する。同様に、第2の連結導体42は、積層体10内において、第2の端面12を覆う部分の第2の外部電極22とこれに対向するコイル導体32dとの間を直線状に接続する。
コイルから外部電極までを直線的に連結することにより、引き出し部を簡便にすることができるとともに、高周波特性を向上させることができる。
コイルから外部電極までを直線的に連結することにより、引き出し部を簡便にすることができるとともに、高周波特性を向上させることができる。
なお、積層方向から平面視したときに、連結導体を構成するビア導体が互いに重なっていれば、連結導体を構成するビア導体同士は厳密に直線状に並んでいなくてもよい。
第1の連結導体41は、図5(b)に示すように、積層方向から平面視したときにコイルLを構成するコイル導体と重なり、かつ、図5(a)に示すように、コイルLの中心軸Xよりも実装面である第1の主面13側に位置している。同様に、第2の連結導体42は、積層方向から平面視したときにコイルLを構成するコイル導体と重なり、かつ、コイルLの中心軸Xよりも実装面である第1の主面13側に位置している。
図5(a)及び図5(b)では、第1の連結導体41及び第2の連結導体42は、いずれも、積層方向から平面視したときにコイルLを構成するコイル導体と重なる位置のうち、第1の主面13に最も近い位置に設けられている。しかし、第1の連結導体41は、積層方向から平面視したときにコイルLを構成するコイル導体と重なり、かつ、第1の外部電極21と接続される限り、どの位置に設けられていてもよい。同様に、第2の連結導体42は、積層方向から平面視したときにコイルLを構成するコイル導体と重なり、かつ、第2の外部電極22と接続される限り、どの位置に設けられていてもよい。また、図5(a)では、積層方向から平面視したとき、第1の連結導体41と第2の連結導体42とは互いに重なるが、第1の連結導体41と第2の連結導体42とは重ならなくてもよい。
図5(b)に示すように、積層方向から平面視したとき、コイルLを構成するコイル導体は互いに重なることが好ましい。また、積層方向から平面視したとき、コイルLの形状は円形であることが好ましい。なお、コイルLがランドを含む場合には、ランドを除いた形状をコイルLの形状とする。
判別マーク50は、積層体10の表面のうち、第1の外部電極21又は第2の外部電極22が配置される箇所に設けられる。図5(a)及び図5(c)では、判別マーク50は、積層体10の第1の主面13に設けられている。
積層体の表面に判別マークを設けることにより、外部電極を形成すべき箇所を容易に判別することができる。そのため、センサー等を用いた判別の自動化が可能になる。
積層体の表面に判別マークを設けることにより、外部電極を形成すべき箇所を容易に判別することができる。そのため、センサー等を用いた判別の自動化が可能になる。
判別マークは、積層体の第1の主面に設けられることが好ましいが、第1の外部電極又は第2の外部電極が配置される箇所である限り、第1の端面又は第2の端面に設けられてもよいし、第1の側面又は第2の側面に設けられてもよい。
図5(c)に示す例では、判別マーク50は、2本のラインを1つの単位として、第1の主面13のそれぞれの角部を含む領域のうち、4箇所の領域に設けられている。なお、判別マークは、1本のラインを1つの単位としてもよいし、3本以上のラインを1つの単位としてもよい。複数の領域に判別マークが設けられている場合、1つの判別マークに含まれるラインの本数は、それぞれ同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図6は、本発明の積層型コイル部品を構成する第1の主面の別の一例を模式的に示す底面図である。
図6に示す例では、判別マーク50は、第1の主面13のそれぞれの角部を含む領域のうち、2箇所の領域に設けられている。
図6に示す例では、判別マーク50は、第1の主面13のそれぞれの角部を含む領域のうち、2箇所の領域に設けられている。
判別マーク50は、図6に示すように、点対称に設けられていることが好ましい。
判別マークが点対称に設けられていると、積層体が反転しても判別マークの配置が変わらないため、自動化した際の識別率の低下を抑えることができる。
判別マークが点対称に設けられていると、積層体が反転しても判別マークの配置が変わらないため、自動化した際の識別率の低下を抑えることができる。
判別マークを構成するラインの長さ(積層体の幅方向における寸法)は特に限定されないが、0.04mm以上、0.1mm以下であることが好ましい。また、ラインの幅(積層体の長さ方向における寸法)、形状等も特に限定されない。
判別マークは、積層体の表面に露出するように絶縁層上に設けられてもよいし、絶縁層を積層した後の積層体の表面に設けられてもよいが、絶縁層上に設けられることが好ましい。言い換えると、判別マークは、積層体の内部から延伸して積層体の表面に設けられることが好ましい。
特に、判別マークは、絶縁層上に設けられた導体パターンからなることが好ましい。この場合、絶縁層の外周縁に接するように導体パターンを設けることにより、その部分を積層体から露出させることができるため、容易に判別マークを形成することができる。ただし、判別マークの材料は特に限定されず、導体以外の材料、例えばセラミック材料等から構成されてもよい。
本発明の積層型コイル部品において、積層体の構造は、図3及び図4に示す構造に限定されるものではない。例えば、絶縁層31a、31b、31c及び31dに設けられるコイル導体、又は、絶縁層31fに設けられるマーク用導体パターンの形状は任意に変更することができる。また、コイルの外側に積層される絶縁層31e及び31fの枚数及び順序は任意に変更することができる。なお、絶縁層31eは必須ではない。
本発明の積層型コイル部品が0603サイズである場合、積層方向におけるコイル導体間の距離が3μm以上、7μm以下であることが好ましい。積層方向におけるコイル導体間の距離を3μm以上、7μm以下とすることで、コイルのターン数を多くできるので、コイル導体間の静電容量が低下し、インピーダンスを大きくすることができる。また、後述する高周波帯での透過係数S21も小さくすることができる。
本発明の積層型コイル部品は、上述した第1の連結導体及び第2の連結導体を備えることが好ましい。このような積層型コイル部品は、高周波帯(特に30GHz以上、80GHz以下)での高周波特性に優れる。そのため、例えば、光通信回路内のバイアスティー(Bias-Tee)回路等に好適に使用することができる。
本発明の積層型コイル部品においては、高周波特性として、40GHzでの透過係数S21が評価される。透過係数S21は、入力信号に対する透過信号の電力の比から求められる。透過係数S21は、基本的に無次元量であるが、通常、常用対数をとってdB単位で表される。
本発明の積層型コイル部品においては、40GHzでの透過係数S21が0dB以下、-1.0dB以上であることが好ましい。
以下、本発明の積層型コイル部品の製造方法の一例について説明する。
まず、絶縁層となるセラミックグリーンシートを作製する。
例えば、フェライト原料に、ポリビニルブチラール系樹脂等の有機バインダ、エタノール、トルエン等の有機溶剤及び分散剤等を加えて混練し、スラリー状にする。その後、ドクターブレード法などの方法により、厚さ12μm程度の磁性体シートを得る。
例えば、フェライト原料に、ポリビニルブチラール系樹脂等の有機バインダ、エタノール、トルエン等の有機溶剤及び分散剤等を加えて混練し、スラリー状にする。その後、ドクターブレード法などの方法により、厚さ12μm程度の磁性体シートを得る。
フェライト原料として、例えば、鉄、ニッケル、亜鉛及び銅の酸化物原料を混合して800℃、1時間で仮焼した後、ポールミルにより粉砕し、乾燥することにより、平均粒径が約2μmのNi-Zn-Cu系のフェライト原料(酸化物混合粉末)を得ることができる。
なお、絶縁層となるセラミックグリーンシートの材料としては、例えば、フェライト材料等の磁性材料、ガラスセラミック材料等の非磁性材料、又は、これらの磁性材料や非磁性材料を混合した混合材料等を用いることができる。フェライト材料を用いてセラミックグリーンシートを作製する場合、高いL値(インダクタンス)を得るためには、Fe2O3:40mol%以上49.5mol%以下、ZnO:5mol%以上35mol%以下、CuO:4mol%以上12mol%以下、残部:NiO及び微量添加剤(不可避不純物を含む)の組成のフェライト材料を用いることが好ましい。
作製したセラミックグリーンシートに、所定のレーザー加工を施して、直径20μm以上、30μm以下程度のビアホールを形成する。ビアホールを有する特定のシート上にAgペーストを用いて、ビアホールに充填し、さらに、11μm程度の厚みを有する3/4ターン形状のコイル周回用の導体パターン(コイル導体)をスクリーン印刷し、乾燥することでコイルシートを得る。
カット後に実装面と平行な方向に周回軸を有するコイルが積層体の内部に形成されるように、コイルシートを積層する。さらに、連結導体となるビア導体が形成されたビアシートを上下に積層する。少なくとも1枚のビアシートは、マーク用導体パターンが形成されたマーク付きビアシートとする。
積層体を熱圧着して厚み0.67mm程度の圧着体を得た後、長さ0.67mm、幅0.34mm、高さ0.34mmのチップ寸法になるように切断し、個片化したチップを得る。個片化したチップに対しては、回転バレルを行い、角部及び稜線部に所定の丸みを付けてもよい。
所定の温度、時間で脱バインダ及び焼成を施すことで、内部にコイルを内蔵した焼成体(積層体)を得る。
Agペーストを所定の厚みに引き伸ばした層にチップを斜めに浸漬させ、焼き付けることで、積層体の4面(主面、端面及び両側面)に外部電極の下地電極を形成する。
上記の方法では、積層体の主面と端面の2回に分けて下地電極を形成する場合に比べて、下地電極を1回で形成することができる。
上記の方法では、積層体の主面と端面の2回に分けて下地電極を形成する場合に比べて、下地電極を1回で形成することができる。
下地電極に対して、めっきにより、所定の厚みのNi皮膜及びSn皮膜を順次形成して、外部電極を形成する。
以上により、本発明の積層型コイル部品を作製することができる。
以上により、本発明の積層型コイル部品を作製することができる。
1 積層型コイル部品
10 積層体
11 第1の端面
12 第2の端面
13 第1の主面
14 第2の主面
15 第1の側面
16 第2の側面
21 第1の外部電極
22 第2の外部電極
31a,31b,31c,31d,31e,31f 絶縁層
32a,32b,32c,32d コイル導体
33a,33b,33c,33d,33e,33f ビア導体
34 マーク用導体パターン
41 第1の連結導体
42 第2の連結導体
50 判別マーク
L コイル
X コイルの中心軸
10 積層体
11 第1の端面
12 第2の端面
13 第1の主面
14 第2の主面
15 第1の側面
16 第2の側面
21 第1の外部電極
22 第2の外部電極
31a,31b,31c,31d,31e,31f 絶縁層
32a,32b,32c,32d コイル導体
33a,33b,33c,33d,33e,33f ビア導体
34 マーク用導体パターン
41 第1の連結導体
42 第2の連結導体
50 判別マーク
L コイル
X コイルの中心軸
Claims (8)
- 複数の絶縁層が積層されてなり、内部にコイルを内蔵する積層体と、
前記コイルに電気的に接続されている第1の外部電極及び第2の外部電極と、を備える積層型コイル部品であって、
前記コイルは、前記絶縁層とともに積層された複数のコイル導体が電気的に接続されることにより形成され、
前記積層体は、長さ方向に相対する第1の端面及び第2の端面と、前記長さ方向に直交する高さ方向に相対する第1の主面及び第2の主面と、前記長さ方向および前記高さ方向に直交する幅方向に相対する第1の側面及び第2の側面とを有し、
前記第1の外部電極は、前記第1の端面の一部を覆い、かつ、前記第1の端面から延伸して前記第1の主面の一部を覆って配置され、
前記第2の外部電極は、前記第2の端面の一部を覆い、かつ、前記第2の端面から延伸して前記第1の主面の一部を覆って配置され、
前記第1の主面が実装面であり、
前記積層体の積層方向、及び、前記コイルの軸方向が前記実装面に対して平行であり、
さらに、前記積層体の内部に第1の連結導体及び第2の連結導体を備え、
前記第1の連結導体は、前記第1の端面を覆う部分の前記第1の外部電極とこれに対向する前記コイル導体との間を直線状に接続し、
前記第2の連結導体は、前記第2の端面を覆う部分の前記第2の外部電極とこれに対向する前記コイル導体との間を直線状に接続し、
前記第1の連結導体及び前記第2の連結導体は、いずれも、前記積層方向から平面視したときに前記コイル導体と重なり、かつ、前記コイルの中心軸よりも前記実装面側に位置し、
前記積層体の表面のうち、前記第1の外部電極又は前記第2の外部電極が配置される箇所には、判別マークが設けられており、
前記判別マークが設けられている前記積層体の表面から見たとき、前記判別マークの全体が、前記第1の外部電極又は前記第2の外部電極と重なる位置に配置されており、
前記実装面から見て、前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極に重なる位置まで前記コイル導体が配置されており、
40GHzでの透過係数S21が0dB以下、-1.0dB以上である、積層型コイル部品。 - 前記第1の外部電極は、さらに、前記第1の端面及び前記第1の主面から延伸して前記第1の側面の一部及び前記第2の側面の一部を覆って配置され、
前記第2の外部電極は、さらに、前記第2の端面及び前記第1の主面から延伸して前記第1の側面の一部及び前記第2の側面の一部を覆って配置されている、請求項1に記載の積層型コイル部品。 - 前記判別マークは、前記絶縁層上に設けられたマーク用導体パターンからなり、
前記マーク用導体パターンは、前記絶縁層の外周縁に接している、請求項1又は2に記載の積層型コイル部品。 - 前記判別マークは、前記積層体の前記第1の主面に設けられている、請求項1~3のいずれか1項に記載の積層型コイル部品。
- 前記判別マークは、1本又は複数本のラインを1つの単位として、前記第1の主面のそれぞれの角部を含む領域のうち、少なくとも2箇所の領域に設けられている、請求項4に記載の積層型コイル部品。
- 前記判別マークは、前記第1の主面のそれぞれの角部を含む領域のうち、4箇所の領域に設けられている、請求項5に記載の積層型コイル部品。
- 前記判別マークは、点対称に設けられている、請求項5に記載の積層型コイル部品。
- 前記ラインの長さは、0.04mm以上、0.1mm以下である、請求項5~7のいずれか1項に記載の積層型コイル部品。
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