JP2016131208A - 接合型コイル部品、コイル部品の実装方法、及び、配線基板 - Google Patents

接合型コイル部品、コイル部品の実装方法、及び、配線基板 Download PDF

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Abstract

【課題】所望の電気的特性を容易に得ることが可能な接合型コイル部品を提供する。【解決手段】接合型コイル部品10は、空芯で横巻き型のコイル11c、12cを有する2個の積層型のコイル部品11、12と、それぞれのコイル11c、12cの巻回軸Axが略一致するように、コイル部品11、12同士を密着させて接合する接合部13とを備える。各コイル部品11、12は積層型のコイル部品であり、接合部13は磁性材料を含まない非磁性の接着剤からなる。外部端子11a、11b、12bは、コイル11c、12cの巻回軸Axと平行な積層体11d、12dの側面に対向して形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、接合型コイル部品、複数のコイル部品の実装方法、及び、複数のコイル部品が実装された配線基板に関する。
従来から、例えば信号を伝送する差動伝送線路のコモンモードノイズを除去するために、一対のコイル(巻線)を同方向に巻回したコモンモードチョークコイルが使用されている。コモンモードチョークコイルは、高いコモンモードインピーダンスと、低いディファレンシャルモード(ノーマルモード)インピーダンスを持ち、コモンモードノイズを除去する一方、ディファレンシャルモードの信号を通過させる。
特許文献1には、磁性体からなる複数の磁心が突き合わされて構成された磁心部と、該磁心部に巻装されたコイル部とを有するコモンモードチョークコイルが開示されている。より詳細には、このコモンモードチョークコイルでは、上記磁心部が、中脚と、該中脚の両側に配置された一対の外脚を有し、上記コイル部が複数のエッジワイズコイルを有し、該複数のエッジワイズコイルが、上記磁心部の中脚の軸方向に並置されるように中脚に巻装されている。また、このコモンモードチョークコイルでは、上記磁心部の中脚に磁気飽和を防ぐための磁気ギャップが設けられている。
特開2014−138045号公報
上述したように、特許文献1に開示されているコモンモードチョークコイルでは、例えばフェライトなどの透磁率が高い磁性体からなる複数の磁心が突き合わされて磁心部が構成されており、その磁心部の中脚に磁気ギャップが設けられている。ここで、磁性体と空気とでは透磁率に大きな差があるため、透磁率の高い磁性体からなる中脚から出る磁束が空気中(磁気ギャップ)で効率的に結合することが難しくなる。そのため、この磁気ギャップにより、磁心部の中脚の軸方向に並置されるように中脚に巻装された複数のエッジワイズコイルそれぞれにより生成された磁束が効率よく結合することが妨げられるおそれがある。
また、特許文献1に開示された従来のコモンモードチョークコイルでは、磁心部の中脚に巻装される複数のエッジワイズコイルの組み合わせを容易に変更することができないため、所望の電気的特性を得ることが困難な場合があった。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、複数のコイル部品により生成される磁束をより効果的に結合させることができ、かつ、複数のコイル部品を構成するコイル部品を任意に組み合わせることにより、所望の電気的特性を容易に得ることが可能な接合型コイル部品、複数のコイル部品の実装方法、及び、複数のコイル部品が実装された配線基板を提供することを目的とする。
本発明に係る接合型コイル部品は、非磁性の絶縁層と、前記コイルを構成する導体パターンとが交互に積層されて略直方体状に形成された積層体により構成され、空芯で横巻き型のコイルを有する複数の積層型のコイル部品と、複数の積層型のコイル部品それぞれを構成するコイルの巻回軸が略一致するように、前記コイル部品同士を密着させて接合する接合部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る接合型コイル部品によれば、空芯で横巻き型のコイルを有する複数の積層型のコイル部品が、それぞれのコイルの巻回軸が略一致するように、密着されて接合されている。そのため、各コイル部品により生成された磁束がお互いのコイル内を通過するとともに、その際に、磁気ギャップがないため、各コイル部品により生成された磁束がお互いに結合し易くなる。よって、磁束を効果的に結合させることができる。また、接合するコイル部品を変更することにより、各コイル部品を任意かつ多様に組み合わせることができる。よって、所望する電気的特性を容易に得ることができる。その結果、複数のコイル部品により生成される磁束をより効果的に結合させることができ、かつ、複数のコイル部品を任意に組み合わせることにより、所望の電気的特性を容易に得ることが可能となる。
特に、この場合、コイル部品を積層して形成することができるため、例えば巻線やリード線を用いたものと比較して、部品サイズをより小型化することができる。また、略直方体状に形成されているため、互いに密着させることが可能となる。よって、複数のコイル部品により生成される磁束の結合をより強めることができる。さらに、空芯のコイル(インダクタ)を使用することで、直流重畳特性(すなわち直流電流を加えたときの特性値の変動)が良くなるというメリットもある。
なお、本願では、「空芯」という文言を、空洞、すなわち空気以外の物質を含まないという意味ではなく、磁性体からなるコアを有しないという意味で用いる。よって、例えば、中央部に非磁性体を有するコイルも「空芯」のコイルに含まれるものとする。
本発明に係る接合型コイル部品では、コイルの巻回軸と平行な積層体の側面に対向して形成された外部端子を備え、該外部端子が、隣り合うコイル部品の外部端子と短絡しないように形成されていることが好ましい。
このようにすれば、複数のコイル部品を密着させて接合した場合に、隣り合うコイル部品の外部端子同士が短絡することを防止することができる。また、コイルにより生成された磁束が外部端子により妨げられること(影響を受けること)を防止することができる。
本発明に係る接合型コイル部品では、上記接合部が、磁性材料を含まない非磁性の接着剤からなることが好ましい。
この場合、磁性材料を含まない非磁性の接着剤でコイル部品同士が接着されるため、コイル部品間を通る磁束の結合が妨げられることなく、かつ、簡便にコイル部品同士を密着して接合することができる。
本発明に係る接合型コイル部品では、上記複数の積層型のコイル部品が、電気的特性が異なるコイル部品を含むことが好ましい。
このようにすれば、電気的特性(例えばインダクタンス等)が異なるコイル部品を組み合わせて用いることができ、各コイル部品を任意かつ多様に組み合わせることができる。よって、所望する電気的特性を容易に得ることができる。その結果、ノイズ除去特性の調整の自由度を増すことが可能となる。
本発明に係るコイル部品の実装方法は、空芯で横巻き型のコイルを有する複数の積層型のコイル部品を、当該複数の積層型のコイル部品それぞれを構成するコイルの巻回軸が略一致するように、密着させて配線基板に実装する実装行程を備えることを特徴とする。
本発明に係るコイル部品の実装方法によれば、空芯で横巻き型のコイルを有する複数の積層型のコイル部品が、それぞれのコイルの巻回軸が略一致するように、密着されて配線基板に実装される。そのため、各コイル部品により生成された磁束がお互いのコイル内を通過するとともに、その際に、磁気ギャップがないため、各コイル部品により生成された磁束がお互いに結合し易くなる。よって、磁束を効果的に結合させることができる。また、密着させて実装するコイル部品を変更することにより、各コイル部品を任意かつ多様に組み合わせることができる。よって、所望する電気的特性を容易に得ることができる。その結果、複数のコイル部品により生成される磁束をより効果的に結合させることができ、かつ、複数のコイル部品を任意に組み合わせることにより、所望の電気的特性を容易に得ることが可能となる。また、この場合、空芯のコイル(インダクタ)を使用することで、直流重畳特性が良くなるというメリットもある。
本発明に係る配線基板は、上記いずれかの接合型コイル部品が実装されたことを特徴とする。
本発明に係る配線基板によれば、上記いずれかの接合型コイル部品が実装されているため、上述したように、複数のコイル部品により生成される磁束をより効果的に結合させることができ、かつ、複数のコイル部品を任意に組み合わせることにより、所望の電気的特性を容易に得ることが可能となる。
本発明に係る配線基板は、空芯で横巻き型のコイルを有する複数の積層型のコイル部品を、当該複数の積層型のコイル部品それぞれを構成するコイルの巻回軸が略一致するように、密着させて実装したことを特徴とする。
本発明に係る配線基板によれば、空芯で横巻き型のコイルを有する複数の積層型のコイル部品が、それぞれのコイルの巻回軸が略一致するように、密着されて実装されている。そのため、複数のコイル部品により生成される磁束をより効果的に結合させることができ、かつ、複数のコイル部品を任意に組み合わせることにより、所望の電気的特性を容易に得ることが可能となる。特に、この場合、配線基板を特別に加工することなくコイル部品を実装することができるため、コストが上昇することを防止することができる。
本発明によれば、複数のコイル部品により生成される磁束をより効果的に結合させることができ、かつ、複数のコイル部品を構成するコイル部品を任意に組み合わせることにより、所望の電気的特性を容易に得ることが可能となる。
実施形態に係る接合型コイル部品の構造を示す外観斜視図である。 実施形態に係る接合型コイル部品の内部構造を示す透視斜視図である。 実施形態に係る接合型コイル部品を構成する個別のコイル部品の構造を示す分解斜視図である。 実施形態に係る接合型コイル部品のコモンモード減衰特性の測定結果を示すグラフである。 実施形態に係る接合型コイル部品のノーマルモード透過特性の測定結果を示すグラフである。 2つのコイル部品が実装された配線基板を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、図1〜3を併せて用いて、実施形態に係る接合型コイル部品10の構成について説明する。ここで、図1は、接合型コイル部品10の構造を示す外観斜視図である。図2は、接合型コイル部品10の内部構造を示す透視斜視図である。また、図3は、接合型コイル部品10を構成する個別のコイル部品11の構造を示す分解斜視図である。
接合型コイル部品10は、複数(本実施形態では2個)の個別のコイル部品11,12が接合部13で接合された表面実装タイプの積層型チップ部品である。2個のコイル部品11,12それぞれは、空芯で横巻き型のコイル11c,12cを備えている。ここで、所謂横巻き型コイルは、配線基板に実装された状態において、コイル11c,12cの巻回軸Axが配線基板の基板面と平行になるようにコイルが巻回されている。よって、コイル11c,12cにより形成される磁束は、配線基板の基板面に対して平行になる。
2個のコイル部品11,12は、当該コイル部品11,12それぞれを構成するコイル11c、12cの巻回軸Axが略一致するように(より好ましくは完全に一致するように)、すなわち、コイル部品11のコイル11cの巻回軸Axとコイル部品12のコイル12cの巻回軸Axとが略一致するように、密着されて、接合部13によって接合されている。ここで、コイル部品11とコイル部品12との接合部13としては、例えば、非磁性の(すなわち磁性材料を含まない)接着剤等が好適に用いられる。なお、コイル部品11とコイル部品12との構成は同一であるので、以下、コイル部品11を主にして説明する。
コイル部品11(12)は、積層型のコイル部品であり、例えば、非磁性の複数の絶縁層11d1〜12と、コイル11c(12c)を構成する円弧状の導体パターン(以下「コイル導体層」という)11c1〜6とが交互に積層されて略直方体状に形成された積層体11d(12d)と、該積層体11d(12d)の対向する側面に形成された一対の外部端子11a,11b(12a,12b)とを備えている。
一対の外部端子11a,11b(12a,12b)は、コイル11c(12c)の巻回軸Axと平行な、積層体11d(12d)の側面に、対向して形成されている。すなわち、外部端子11a,11b(12a,12b)は、コイル11c(12c)の巻回軸Ax方向からみたときに、コイル11c(112c)と重ならないように形成されている。また、外部端子11a,11b(12a,12b)は、その一部が積層体11d(12d)の底面側まで回り込み、断面(巻回軸Axと直行する面に沿った断面)がL字状に形成されている。さらに、外部端子11a,11b(12a,12b)は、他のコイル部品12(11)と接合された状態で、隣り合うコイル部品12(11)の外部端子12a,12b(11a,11b)と短絡しないように形成されている。
ここで、積層体11dは、図3に示されるように、複数の絶縁体層11d1〜11d12が積層されて構成されており、直方体状をなしている。各絶縁体層11d1〜11d12は、長方形状をなしており、例えば硼珪酸ガラス等を主成分とする絶縁材料により形成されている。
絶縁体層11d1〜11d12の表面上には、コイル導体層11c1〜11c6が設けられている。コイル導体層11c1〜11c6は、例えばAg等を主成分とする導電性材料により形成されている。また、絶縁体層11d1〜11d12には、巻回軸Ax方向(積層方向)に貫通するようにビアホール導体11v1〜11v6が形成されている。ビアホール導体11v1〜11v6は、例えばAgを主成分とする導電性材料により形成されている。ビアホール導体11v1〜11v6がコイル導体層11c1〜11c6に接続されることにより、コイル11cが形成される。
外部電極11aは、外部導体層11a1〜11a6が積層されて構成されている。外部導体層11a1〜11a6は、絶縁体層11d4〜11d9を巻回軸Ax方向(積層方向)に貫通しており、積層されることによって、電気的に接続されている。外部導体層11a1〜11a6は、L字型をなしている。また、外部導体層11a1は、コイル導体層11c1の上流端に接続されている。
同様に、外部電極11bは、外部導体層11b1〜11b6が積層されて構成されている。外部導体層11b1〜11b6は、絶縁体層11d4〜11d9を巻回軸Ax方向(積層方向)に貫通しており、積層されることによって、電気的に接続されている。外部導体層11b1〜11b6は、L字型をなしている。また、外部導体層11a6は、コイル導体層11c6の下流端に接続されている。
また、外部電極11a,11bにおける積層体11dから外部に露出している部分には、良好なはんだ接続性を得るために、Snめっき及びNiめっきが施されている。さらに、外部電極11a,11bの巻回軸Ax方向(積層方向)の両側にはそれぞれ、絶縁体層11d1〜11d3,11d10〜11d12が積層されている。これにより、外部電極11a,11bは、巻回軸Axと垂直に交わる側面には露出しなくなる。すなわち、外部端子11a,11bは、巻回軸Axと直交する側面とは接しない形状に形成されている。
上述したように構成されるコイル部品11は、例えば、フォトリソグラフィ工法を用いて製造することができる。より具体的には、まず、例えば硼珪酸ガラス等を主成分とする絶縁ペーストをスクリーン印刷により塗布することを繰り返して絶縁体層11d1〜11d4を形成する。次に、その絶縁体層11d4に、光(紫外線)硬化型の樹脂を塗布し、その上にパターン(フォトマスク)を載せて光(紫外線)を照射して、光(紫外線)を照射した部分を硬化させる。
その後、エッチングでパターン部分を除去した後に、例えばAg等を主成分とする導電ペーストを塗布して、導電性パターン(コイル導体層11c1等)を形成する。そして、同様のプロセスを繰り返して行うことにより、上述した絶縁体層11d1〜11d12及びコイル導体層11c1〜11c6等を順次積層して、積層体11dを形成する。
以上のような構成を有するコイル部品11(12)では、例えば、図1の状態と図1の状態からz軸回りに180度回転させた状態とにおいて、コイル11c(12c)の巻回状態が一致する。そのため、180度回転させても磁束の向きは変化しない。よって、コイル部品11とコイル部品12とを密着させて接合する際に、コイル部品11及びコイル部品12の向きを考慮する必要がない。
なお、接合型コイル部品10を構成するコイル部品11、及びコイル部品12それぞれの電気的特性(例えばインダクタンス等)は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。すなわち、接合型コイル部品10は、電気的特性が異なるコイル部品同士を組み合わせて接合してもよい。よって、ユーザは、要求される電気的特性に応じて、任意に、組み合わせる個別のコイル部品の電気的特性を選択することができる。
ここで、本実施形態に係る接合型コイル部品10のノイズ対策効果を確認するために、コモンモード減衰特性及びノーマルモード透過特性を測定した。続いて、図4、図5を併せて参照しつつ、本実施形態に係る接合型コイル部品10及び比較例(個別のコイル部品を密着して接合しない場合)それぞれのコモンモード減衰特性及びノーマルモード透過特性について、測定結果を示して説明する。
まず、接合型コイル部品10及び比較例それぞれのコモンモード減衰特性の測定結果を図4に示す。図4に示されたグラフの横軸は周波数(MHz)であり、縦軸はコモンモード減衰特性(dB)である。また、図4では、接合型コイル部品10の測定結果を実線で示し、比較例の測定結果を破線で示した。
図4に示されるように、接合型コイル部品10は、比較例と比べて、コモンモードに対しては、インピーダンスが大きくなり、減衰特性が深くなるため、コモンモードノイズの除去特性が向上することが確認された。
次に、接合型コイル部品10及び比較例それぞれのノーマルモード透過特性の測定結果を図5に示す。図5に示されたグラフの横軸は周波数(MHz)であり、縦軸はノーマルモード透過特性(dB)である。また、図5では、接合型コイル部品10の測定結果を実線で示し、比較例の測定結果を破線で示した。
図5に示されるように、接合型コイル部品10は、比較例と比べて、ノーマルモードの透過特性が高周波側にシフトされ、より信号が通りやすくなることが確認された。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、空芯で横巻き型のコイル11c,12cを有する2個のコイル部品11,12が、コイル11cとコイル12cの巻回軸Axが略一致するように、密着されて接合されている。そのため、各コイル部品11,12により生成された磁束がお互いのコイル11c,12c内を通過するとともに、その際に、磁気ギャップがないため、各コイル部品11,12により生成された磁束がお互いに結合し易くなる。よって、磁束を効果的に結合させることができ、コモンモードの挿入損失をより深くでき、かつ、ノーマルモードの透過特性を向上させることができる。また、接合するコイル部品11,12を変更することにより、各コイル部品11,12を任意かつ多様に組み合わせることができる。よって、所望する電気的特性を容易に得ることができる。その結果、2個のコイル部品11,12により生成される磁束をより効果的に結合させることができ、かつ、2個のコイル部品11,12を任意に組み合わせることにより、所望の電気的特性を容易に得ることが可能となる。
特に、本実施形態によれば、上述したように、各コイル部品11,12を積層型のチップ部品として形成することができるため、例えば巻線やリード線を用いたものと比較して、部品サイズをより小型化することができる。また、略直方体状に形成されているため、互いに密着させることが可能となる。よって、2個のコイル部品11,12により生成される磁束の結合をより強めることができる。さらに、空芯のコイル11c,12cを使用することで、直流重畳特性が良くなるというメリットもある。
本実施形態によれば、外部端子11a,11b(12a,12b)が、コイル11c(12c)の巻回軸Axと平行な積層体11d(12d)の側面に、対向して形成されており、かつ、隣り合うコイル部品12(11)の外部端子12a,12b(11a,11b)と短絡しないように形成されている。そのため、複数のコイル部品11,12を密着させて接合した場合に、隣り合うコイル部品11,12の外部端子11a,11b,12a,12b同士が短絡することを防止することができる。また、生成された磁束が外部端子11a,11b,12a,12bにより妨げられること(影響を受けること)を防止することができる。
本実施形態によれば、磁性材料を含まない非磁性の接着剤(接合部13)でコイル部品11,12同士が接着されることにより、コイル部品11,12間を通る磁束の結合が妨げられることなく、かつ、簡便にコイル部品11,12同士を密着して接合することができる。
ここで、上述した、個別のコイル部品11とコイル部品12とを接合して構成した接合型コイル部品10は配線基板に実装して用いられるが、一方、個別のコイル部品11,12を密着させて配線基板に実装する構成とすることにより、接合型コイル部品10と同等の効果を得ることもできる。そこで、次に、図6を用いて、複数(本実施形態では2個)の個別のコイル部品11,12が密着して実装された配線基板100について説明する。ここで、図6は、2つのコイル部品11,12が実装された配線基板100を示した図である。なお、図6において上述した実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号が付されている。
配線基板100は、例えば、絶縁性の樹脂やセラミックスなどの絶縁体から形成された矩形で薄板形状の基板(プリント基板)である。配線基板100の上面(実装面)には、例えば一対の伝送線路からなる差動伝送線路等の配線パターン(図示省略)が形成されている。なお、配線基板100の背面はベタのグランド層101とされている。
このような配線基板100上の実装面に、例えば、差動伝送線路に直列に接続されるように、空芯で横巻き型のコイル11cを有する個別のコイル部品11と空芯で横巻き型のコイル12cを有する個別のコイル部品12とが、密着して実装される。なお、各コイル部品11,12それぞれの構成は上述したとおりであるので、ここでは詳細な説明を省略する。
2個のコイル部品11,12は、当該コイル部品11,12それぞれを構成するコイル11c、12cの巻回軸Axが略一致するように、すなわち、コイル部品11のコイル11cの巻回軸Axとコイル部品12のコイル12cの巻回軸Axとが略一致するようにコイル部品同士(コイル部品11とコイル部品12)が密着されて実装される。なお、コイル部品11のコイル11cの巻回軸Axとコイル部品12のコイル12cの巻回軸Axとは、完全に一致することが最も好ましいが、部品製造時や実装時等の誤差・ばらつき等は許容される。
なお、表面実装タイプのチップ部品であるコイル部品11,12は、例えば、公知のリフロー方式の実装行程を採用し、チップマウンタ等を用いて配線基板100上に配置して実装(はんだ付け)することができる。なお、上述したように、コイル部品11,12は、z軸回りに180度回転させても巻回方向が変わらず、磁束の向きが変化しないため、実装する際に、コイル部品11,12の向きを考慮する必要はない。
本実施形態によれば、2個の、空芯で横巻き型のコイル部品11,12が、それぞれのコイル11c,12cの巻回軸Axが略一致するように、密着されて配線基板100に実装されている。そのため、各コイル部品11,12により生成された磁束がお互いのコイル11c,12c内を通過するとともに、その際に、磁気ギャップがないため、各コイル部品11,12により生成された磁束がお互いに結合し易くなる。よって、磁束を効果的に結合させることができ、コモンモードの挿入損失を深くでき、かつ、ノーマルモードの透過特性を向上することができる。また、密着させて実装するコイル部品11,12を変更することにより、各コイル部品11,12を任意かつ多様に組み合わせることができる。よって、所望する電気的特性を容易に得ることができる。その結果、2個のコイル部品11,12により生成される磁束をより効果的に結合させることができ、かつ、2個のコイル部品11,12を任意に組み合わせることにより、所望の電気的特性を容易に得ることが可能となる。また、この場合、空芯のコイル11c、12cを使用することで、直流重畳特性が良くなるというメリットもある。
さらに、この場合、配線基板100を特別に加工することなくコイル部品11,12を実装することができるため、コストが上昇することを防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、2個のコイル部品11,12を同軸上に密着して並べて接合した(又は実装した)が、接合する(又は実装する)コイル部品の数は、3個以上であってもよい。
また、外部端子11a,11b(12a,12b)の形状等は上記実施形態には限られることなく、接合された際に隣り合うコイル部品の外部端子と短絡しない形状であればよい。
10 接合型コイル部品
11,12 コイル部品
11a,11b,12a,12b 外部端子
11a1〜11a6,12a1〜12a6 外部導体層
11c,12c コイル
11c1〜11c6 コイル導体層(導体パターン)
11d,12d 積層体
11d1〜11d12 絶縁層
13 接着剤(接合部)
100 配線基板

Claims (7)

  1. 非磁性の絶縁層と、前記コイルを構成する導体パターンとが交互に積層されて略直方体状に形成された積層体により構成され、空芯で横巻き型のコイルを有する複数の積層型のコイル部品と、
    前記複数の積層型のコイル部品それぞれを構成するコイルの巻回軸が略一致するように、前記コイル部品同士を密着させて接合する接合部と、を備えることを特徴とする接合型コイル部品。
  2. 前記コイルの巻回軸と平行な前記積層体の側面に対向して形成された外部端子を備え、
    前記外部端子は、隣り合うコイル部品の外部端子と短絡しないように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の接合型コイル部品。
  3. 前記接合部は、磁性材料を含まない非磁性の接着剤からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の接合型コイル部品。
  4. 前記複数の積層型のコイル部品は、電気的特性が異なるコイル部品を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の接合型コイル部品。
  5. 空芯で横巻き型のコイルを有する複数の積層型のコイル部品を、当該複数の積層型のコイル部品それぞれを構成するコイルの巻回軸が略一致するように、密着させて配線基板に実装する実装行程を備えることを特徴とするコイル部品の実装方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の接合型コイル部品が実装されたことを特徴とする配線基板。
  7. 空芯で横巻き型のコイルを有する複数の積層型のコイル部品を、当該複数の積層型のコイル部品それぞれを構成するコイルの巻回軸が略一致するように、密着させて実装したことを特徴とする配線基板。
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