JP2001037231A - 電源装置およびインバータ装置用リアクタ - Google Patents

電源装置およびインバータ装置用リアクタ

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JP2001037231A
JP2001037231A JP11201717A JP20171799A JP2001037231A JP 2001037231 A JP2001037231 A JP 2001037231A JP 11201717 A JP11201717 A JP 11201717A JP 20171799 A JP20171799 A JP 20171799A JP 2001037231 A JP2001037231 A JP 2001037231A
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winding
reactor
power supply
line
wound
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JP11201717A
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Hidetoshi Kanazawa
沢 秀 俊 金
Hiroshi Miyazaki
崎 浩 宮
Junichi Taguma
熊 順 一 田
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Toshiba Carrier Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの鉄芯型コアに2つの巻線を巻装したリ
アクタの各巻線を各交流ライン等に接続するようにした
電源装置にかかるものである。 【解決手段】 本発明は交流電源11と交直変換装置1
2との間に2つの巻線33a、33bを巻装した1つのリ
アクタ31を配置させ、このリアクタ31の2つの巻線
33a、33bから一方の巻線33aを一方の交流ラインA
に接続するとともに他の巻線33bを他方の交流ラインB
に接続し簡易な接続構成のリアクタによりノイズの抑制
を図ったものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源装置およびイン
バータ装置用リアクタに係り、特に、2つの巻線を巻装
したリアクタの一方の巻線を一方の交流ライン等に接続
するとともに他方の巻線を他方の交流ライン等に接続す
るようにした電源装置およびインバータ装置用リアクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一般
に空気調和装置等に用いられる電源装置10には図9に
示すように交流電源11に交直変換装置12が接続さ
れ、交流を直流に変換するようになっている。
【0003】この交直変換装置12には平滑コンデンサ
13を介しマイクロコンピュータ(以下「MCU」と言
う)14により制御されるインバータ装置15が接続さ
れ、出力周波数を変調するようになっている。
【0004】このインバータ装置15にはモータ16が
接続され、これをインバータ装置15で変調した周波数
により駆動制御するようになっている。
【0005】そして、この電源装置10では交流電源1
1と交直変換装置12との間の上側の交流ラインAには
リアクタ17の巻線18が接続され、電磁エネルギーを
蓄えるようになっている。
【0006】このリアクタ17の巻線18は図10に示
すように珪素鋼板等により形成したEI型コア19a、1
9bの中央のコア19cに巻かれ、一方の巻線端子20a
を交流電源11の上側の端子11aに接続し、他方の巻
線端子20bを交直変換装置12の上側の端子12aに接
続するようになっている。
【0007】ところで、最近、この種の電源装置10は
ノイズの抑制が強化され、図3に示すように上下両側の
交流ラインA、Bに別々のリアクタ17、27の巻線1
8、28が接続され、交流ラインA、Bに生じるノイズが
抑制されるようになっている。
【0008】このように両側の交流ラインに別々のリア
クタを備えることは電源装置の構成を大きく、かつ、複
雑にするばかりかその製造コストを高くすると言う問題
があった。
【0009】また、両側の交流ライン毎に異なるリアク
タを備えることはその配線作業や接続作業を面倒にする
と言う問題があった。
【0010】さらに、別々のリアクタでは如何に正確に
製造しても両巻線のインダクタンスの整合性が取れずこ
れにより新たにノイズを発生させると言う問題があっ
た。
【0011】そのため、この電源装置には別にノイズフ
ィルタや接地コンデンサ等を設けなければならなかっ
た。
【0012】そこで本発明は簡易化した構成のリアクタ
により両側の交流ラインあるいは両側の直流ライン等に
生じるノイズを抑制するとともにその配線作業や接続作
業を効率的に行い、かつ、製造コストの低減を図るよう
にした電源装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は交流電
源の交流を交直変換装置により直流に変換しこの直流を
インバータ装置により周波数変換するようにした電源装
置において、1つの鉄芯型コアに第1の巻線および第2
の巻線を各々上下2段に分割してリアクタを交流電源と
交直変換装置との間に配置させ、前記リアクタの第1の
巻線を一方の交流ラインに接続するとともに第2の巻線
を他方の交流ラインに接続し簡易化したリアクタにより
両側の交流ラインに生じるノイズを抑制するようにした
ものである。
【0014】また、請求項2の発明は前記リアクタの入
力側あるいは出力側には2つの巻線を巻装したコモンモ
ードノイズフィルタを接続し両側の交流ラインに生じる
ノイズをコモンモードノイズフィルタおよびリアクタに
より抑制するようにしたものである。
【0015】さらに、請求項3の発明は交流電源の交流
を交直変換装置により直流に変換し、この直流をインバ
ータ装置により周波数変換するようにした電源装置にお
いて、1つの鉄芯型コアに第1の巻線および第2の巻線
を各々上下2段に分割したリアクタを交直変換装置とイ
ンバータ装置との間に配置させ、前記リアクタの第1の
巻線を一方の直流ラインに接続するとともに第2の巻線
を他方の直流ラインに接続し簡易な構成のリアクタによ
り両側の直流ラインに生じるノイズを抑制するようにし
たものである。
【0016】さらに、請求項4の発明は交流電源と交直
変換装置との間および交直変換装置とインバータ装置と
の間に2つの巻線を巻装した1つの鉄芯型コアからなる
リアクタを配置させ、前記リアクタの一方の巻線を直流
ラインの一方側に接続するとともに他方の巻線を直流ラ
インの他方側に接続し簡易な構成のリアクタにより両側
の交流ラインおよび直流ラインに生じるノイズを抑制す
るようにしたものである。
【0017】さらに、請求項5の発明はリアクタに巻装
される各々の巻線のインダクタンスをほぼ同一にし両側
の交流ライン、両側の直流ラインあるいは両側の交流ラ
インと両側の直流ラインに生じるノイズを抑制するよう
にしたものである。
【0018】さらに、請求項6の発明はリアクタの入力
側あるいは出力側に交流電源とリアクタを強制的に短絡
する強制短絡装置を備え両交流ラインあるいは両直流ラ
インに生じるノイズを抑制するとともに両交流ラインあ
るいは両直流ラインの力率を強制的に改善するようにし
たものである。
【0019】さらの、請求項7の発明は前記鉄芯型コア
は棒状型コア、EI型コアあるいは環状型コアであるか
ら、そのコアに巻装する各巻線のインダクタンスをほぼ
同一にすることができる。
【0020】さらに、請求項8の発明は少なくとも2つ
の巻線から半分の巻線の端子をリアクタの一側に設け、
残りの半分の巻線の端子をリアクタの他側に設けたから
リアクタの配線作業、接続作業を容易に行うことができ
る。
【0021】さらに、請求項9の発明は1つの鉄芯型コ
アに第1の巻線と第2の巻線を各々上下2段に分割して
巻装したリアクタであって、交流電源に接続する第1の
巻線および第2の巻線の接続部がリアクタの一側に引き
出されるとともにインバータ装置用交直変換装置に接続
する第1の巻線および第2の巻線の接続部がリアクタの
他側に引き出され、第1の巻線が一方の交流ラインに設
けられ、第2の巻線が他方の交流ラインに設けらリアク
タの配線作業、接続作業を容易に行うことができる。
【0022】さらに、請求項10の発明は1つの鉄芯型
コアに第1の巻線と第2の巻線を各々上下2段に分割し
て巻装したリアクタであって、交流電源とリアクタを強
制的に短絡する強制短絡装置に接続する第1の巻線およ
び第2の巻線の接続部がリアクタの一側に引き出される
とともにインバータ装置用交直変換装置に接続する第1
の巻線および第2の巻線の接続部がリアクタの他側に引
き出され、第1の巻線が一方の交流ラインに設けられ、
第2の巻線が他方の交流ラインに設けられリアクタと強
制短絡装置およびリアクタとインバータ装置用交直変換
装置との配線作業、接続作業を容易に行うとともに交流
ラインの力率を改善することができる。
【0023】さらに、請求項11の発明は1つの鉄芯型
コアに第1の巻線と第2の巻線を各々上下2段に分割し
て巻装したリアクタであって、リアクタの入力側に設け
られた2つの巻線を巻装したコモンモードノイズフィル
タに接続する第1の巻線および第2の巻線の接続部がリ
アクタの一側に引き出されるとともにインバータ装置用
交直変換装置に接続する第1の巻線および第2の巻線の
接続部がリアクタの他側に引き出され、第1の巻線が一
方の交流ラインに設けられ、第2の巻線が他方の交流ラ
インに設けられリアクタとコモンモードノイズフィルタ
およびリアクタとインバータ装置用交直変換装置との接
続を容易にする。
【0024】さらに、請求項12の発明は1つの鉄芯型
コアに第1の巻線と第2の巻線を各々上下2段に分割し
て巻装したリアクタであって、交流電源に接続する第1
の巻線および第2の巻線の接続部がリアクタの一側に引
き出されるとともにリアクタの出力側に設けられた2つ
の巻線を巻装したコモンモードノイズフィルタに接続す
る第1の巻線および第2の巻線の接続部がリアクタの他
側に引き出され、第1の巻線が一方の交流ラインに設け
られ、第2の巻線が他方の交流ラインに設けられリアク
タと交流電源およびリアクタとコモンモードノイズフィ
ルタとの接続を容易にするとともにノイズの低減を図る
ことができる。
【0025】さらに、請求項13の発明は1つの鉄芯型
コアに第1の巻線と第2の巻線を各々上下2段に分割し
て巻装したリアクタであって、インバータ装置用交直変
換装置の出力側に接続する第1の巻線および第2の巻線
の接続部がリアクタの一側に引き出されるととインバー
タ装置の前段に設けられた平滑コンデンサに接続する第
1の巻線および第2の巻線の接続部がリアクタの他側に
引き出され、第1の巻線が一方の交流ラインに設けら
れ、第2の巻線が他方の交流ラインに設けられリアクタ
とインバータ装置用交直変換装置およびリアクタと平滑
コンデンサとの接続を容易にするとともに直流ラインの
ノイズの低減を図ることができる。
【0026】さらに、請求項14の発明の前記鉄芯型コ
アは棒状型コア、EI型コアあるいは環状型コアとしたか
らリアクタの構成が簡易化できる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の電源装置の実施の形態を
添付図面を参照して説明する。
【0028】本発明に係る電源装置30等は基本的に従
来の電源装置10とほぼ同様に構成されているので従来
の電源装置10と同一部分は同一符号を付し詳細な説明
を省略して説明する。
【0029】まず、図1、図2により本発明に係る電源
装置30の第1の実施の形態を説明する。
【0030】この電源装置30は空気調和装置に用いら
れるものであり交流電源11の上下側の交流ラインA、B
には図2に示すように1つのリアクタ31に上下2段に
分割して巻かれた2つの巻線33a、33bが接続され、
両側の交流ラインA、Bのノイズを抑制するようになって
いる。
【0031】このリアクタ31は珪素鋼板等のI型コア
32aとE型コア32bにより構成され、この中心部のコ
ア32cには上下2段に分割して巻いた2つの巻線33
a、33bを備えている。
【0032】この中心部のコア32cとI型コア32aと
の間には図示しないが間隙(エアギャップ)が形成され
ており、これらコア32に同一材料、同一巻数等の第1
の巻線33aと第2の33bとを巻きそのインダクタンス
をほぼ同一にするようにしている。
【0033】第1の巻線33aの接続部である端子33a
a、33abはリアクタ31の一側(左側)に引き出され
ており、また、第2の巻線33bの接続部である端子3
3ba、33bbはリアクタ31の他側(右側)に引き出さ
れており、一方(上側)の交流ラインA、他方(下側)
の交流ラインBに接続するときおよび整流回路を備える
交直変換装置12に容易に接続できるようになってい
る。
【0034】この交直変換装置12の出力側には平滑コ
ンデンサ13を介してMCU14により制御されるインバ
ータ装置15が接続され、これにより変換した周波数を
圧縮機用のモータ16に与えこれを駆動制御するように
なっている。
【0035】このように構成した電源装置30は交流電
源11から第1の巻線33a、交直変換装置12、第2
の巻線33bを介して交流電源11に至る交流と交流電
源11から第2の巻線33b、交直変換装置12、第1
の巻線33aを介して交流電源11に至る交流に対する
インダクタンスがほぼ同一であり、交流ラインの両方に
リアクタ31の第1の巻線33aと第2の巻線33bを挿
入しているのでインバータ装置15のスイッチングノイ
ズを大幅にブロックでき交流電源11に伝幡されるノイ
ズを抑制することができる。
【0036】また、ノイズが抑制されるから交流を直流
に変換する変換効率、直流を任意の交流に変換する変換
等を的確に行うことができる。
【0037】さらに、同一のインダクタンスの第1の巻
線33aと第2の巻線33bとの2つの巻線を有する1つ
のリアクタ31により両方の交流ラインA、Bに接続する
だけでよいからリアクタの構成を簡易化し製造コストの
低減が可能である。
【0038】この本発明の電源装置30と従来の電源装
置10とのノイズ特性は図3に示すように本発明の電源
装置30の低周波領域のノイズが従来の電源装置10に
比べ著しく改善することができた。
【0039】つぎに、図4により本発明の第2の実施の
形態を説明する。
【0040】この実施の形態の電源装置40では図1に
示したリアクタ31と交流電源11との間にさらに相互
誘導コイルによるコモンモードノイズフィルタ41を接
続したものである。
【0041】すなわち、交流ラインA、Bの一方に設けら
れた巻線41aと交流ラインA、Bの他方に設けられた巻
線41bとからなるコモンモードノイズフィルタ41と
1つの鉄芯型コア32に2つの巻線33a、33bを各々
2段に分割して巻装したリアクタ31とにより相乗的に
ノイズを抑制するようにしたものである。
【0042】このように構成することにより両交流ライ
ンA、Bのノイズを著しく抑制することができる。
【0043】また、本実施形態では空気調和装置の電源
装置40として用いるためにコモンモードノイズフィル
タ41と空気調和装置の弁41iを駆動するドライブ回
路41fとドライブ回路41fのリレー41jとドライブ
回路41fの制御を温度センサ41hにより行うMCU44
とを同一基板45aに設け、また、交直変換装置12、
平滑ダイオード13、インバータ装置15を同一基板4
5bに設けている。
【0044】さらに、この基板45aの出力側の側部に
リアクタ31の端子33aa、33abに接続する端子45
aa、45abを設け、また、基板45bの入力側の側部に
リアクタ31の端子33ba、33bbに接続する端子45
ba、45bbを設け、基板45aとリアクタト31の入力
部との接続および基板45bとリアクタ31の出力部と
の接続ができるようになっている。
【0045】これによりリアクタ31と他の機器との配
線作業、接続作業を簡易化することができる。
【0046】つぎに、図5により本発明の第3の実施の
形態を説明する。
【0047】この実施の形態の電源装置50にはリアク
タ31と交直変換装置12との間にIGBT等のスイッチン
グ素子51を有するダイオードブリッジ52が接続さ
れ、スイッチング素子51を交流電源11のゼロクロス
点をタイミングとして所定時間オンすることによりリア
クタ31、交流電源11等を強制的に短絡し入力電源の
力率を改善するようにしたものである。
【0048】このように強制的にリアクタ31と交流電
源11を短絡する場合でもリアクタ31の第1の巻線3
3aと第2の巻線33bとにより、スイッチング素子51
のスイッチングノイズが交流電源側に伝達するのを抑制
する。
【0049】つぎに、図6により本発明の第4の実施の
形態を説明する。
【0050】この実施の形態の電源装置60にはリアク
タ31が交直変換装置12とインバータ装置15との間
に接続して設けられ、交流を直流に変換した両側の直流
ラインD、Eのノイズを抑制するようにしたものである。
【0051】これにより交流を直流に変換したときに生
じる直流ラインD、E上のノイズの抑制するとともにイン
バータ装置15の周波数変換等の変換を的確に行うこと
ができる。
【0052】つぎに、図7により本発明の第7の実施の
形態を説明する。
【0053】この実施の形態の電源装置70には図5と
同様にリアクタ31とインバータ装置15との間にIGBT
等のスイッチング素子71を有するダイオードブリッジ
72が接続され、スイッチング素子71を所定のタイミ
ングでオンすることによりリアクた31、交直変換装置
12が短絡され入力電源の力率を改善するようにしたも
のである。
【0054】この短絡によりダイオードブリッジ72、
リアクタ31の第1の巻線33aと第2の巻線33bによ
りスイッチング素子71のスイッチングノイズが交直変
換装置12側に伝達するのを抑制することができる。
【0055】なお、上記各実施の形態ではリアクタ31
にはEI型コア32を使用したがこれに代わり図8に示す
ような環状型コア82のリアクタ81を使用してもよ
い。
【0056】このようにすると環状型コア82に巻く巻
線82aの端子83aa、83ba、巻線83bの端子83a
b、83bbの上側と下側との間に分離できるとともに電
源装置の配線作業、接続作業を容易に行うことができ
る。
【0057】さらに図示しないがリアクタ31のコア3
2を棒状型コアにより形成してもほぼ同様にノイズの抑
制を図ることができる。
【0058】さらに、リアクタの巻線は2つに分割した
ものを用いたが4つ、6つに分割しこれらの複数の巻線
を適宜選択して接続するようにしてもよい。
【0059】さらに、コモンモードノイズフィルタを交
流ラインのリアクタの入力側が設けたがこれを出力側に
設けても、また、コモンモードノイズフィルタを直流ラ
インのリアクタの入力側あるいは出力側に設けても同様
にノイズをリアクタとともに相乗的に抑制することがで
きる。
【0060】その他リアクタを交流ラインあるいは直流
ラインに別々に設けたが双方のラインに設けることによ
りさらに効果的にノイズの低減をはかることができる。
【0061】
【発明の効果】本発明は交流電源の交流を交直変換装置
により直流に変換し、この直流をインバータ装置により
周波数変換するようにした電源装置において、1つの鉄
芯型コアに第1の巻線と第2の巻線を各々上下に2段に
分割して巻装したリアクタを交流電源装置に設け、前記
リアクタの第1の巻線を交流ラインあるいは直流ライン
の一方と他方に各々接続したことにより簡易な接続構成
のリアクタで両側の交流ラインまたは直流ラインに生じ
るノイズを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概要を示す回路
図。
【図2】図1の電源装置に使用するリアクタの斜視図。
【図3】本発明の電源装置および従来の電源装置の周波
数に対するノイズの特性曲線図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の概要を示す回路
図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の概要を示す回路
図。
【図6】本発明の第4の実施の形態の概要を示す回路
図。
【図7】本発明の第5の実施の形態の概要を示す回路
図。
【図8】本発明の電源装置に使用する他のリアクタの概
要を平面図。
【図9】従来の電源装置の概要を示す回路図。
【図10】図9の電源装置に使用する従来のリアクタの
斜視図。
【図11】従来の電源装置の他の概要を平面図。
【符号の説明】
10、30、40、50、60、70 電源装置 11 交流電源 12 交直変換装置 13 平滑コンデンサ 14 マイクロコンピュータ(MCU) 15 インバータ装置 16 モータ 17、27、31、81 リアクタ 18、28、33a、33b 巻線 20a、20b 端子 41 コモンモードノイズフィルタ 52、72 ダイオードブリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田 熊 順 一 静岡県富士市蓼原336 東芝キヤリア株式 会社内 Fターム(参考) 5H006 AA01 AA02 BB05 CA01 CA07 CB01 CC08 5H007 AA01 AA02 AA08 BB06 CA01 CC01 CC23 DB07 HA02 5H740 BA11 BB09 BB10 JA28 NN02 PP10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源の交流を交直変換装置により直流
    に変換し、この直流をインバータ装置により周波数変換
    するようにした電源装置において、 1つの鉄芯型コアに第1の巻線および第2の巻線を各々
    上下2段に分割して巻装したリアクタを交流電源と交直
    変換装置との間に配置させ、前記リアクタの第1の巻線
    を一方の交流ラインに接続するとともに第2の巻線を他
    方の交流ラインに接続したことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】前記リアクタの入力側あるいは出力側には
    2つの巻線を巻装したコモンモードノイズフィルタを接
    続したことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】交流電源の交流を交直変換装置により直流
    に変換し、この直流をインバータ装置により周波数変換
    するようにした電源装置において、 1つの鉄芯型コアに第1の巻線および第2の巻線を各々
    上下2段に分割して巻装したリアクタを交直変換装置と
    インバータ装置との間に配置させ、前記リアクタの第1
    の巻線を一方の直流ラインに接続するとともに第2の巻
    線を他方の直流ラインに接続したことを特徴とする電源
    装置。
  4. 【請求項4】交直変換装置とインバータ装置との間に2
    つの巻線を巻装した1つの鉄芯型コアからなるリアクタ
    を配置させ、このリアクタの一方の巻線を直流ラインの
    一方側に接続するとともに他方の巻線を直流ラインの他
    方側に接続したことを特徴とする請求項1記載の電源装
    置。
  5. 【請求項5】リアクタに巻装される各々の巻線のインダ
    クタンスをほぼ同一にしたことを特徴とする請求項1ま
    たは3記載の電源装置。
  6. 【請求項6】リアクタの入力側あるいは出力側に交流電
    源とリアクタを強制的に短絡する強制短絡装置を備えた
    ことを特徴とする請求項1または3記載の電源装置。
  7. 【請求項7】前記鉄芯型コアは棒状型コア、EI型コアあ
    るいは環状型コアであることを特徴とする請求項1また
    は3記載の電源装置。
  8. 【請求項8】少なくとも2つの巻線から半分の巻線の端
    子をリアクタの一側に設け、残りの半分の巻線の端子を
    リアクタの他側に設けたことを特徴とする請求項1また
    は3記載の電源装置。
  9. 【請求項9】1つの鉄芯型コアに第1の巻線と第2の巻
    線を各々上下2段に分割して巻装したリアクタであっ
    て、交流電源に接続する第1の巻線および第2の巻線の
    接続部がリアクタの一側に引き出されるとともにインバ
    ータ装置用交直変換装置に接続する第1の巻線および第
    2の巻線の接続部がリアクタの他側に引き出され、第1
    の巻線が一方の交流ラインに設けられ、第2の巻線が他
    方の交流ラインに設けられたことを特徴とするインバー
    タ装置用リアクタ。
  10. 【請求項10】1つの鉄芯型コアに第1の巻線と第2の
    巻線を各々上下2段に分割して巻装したリアクタであっ
    て、交流電源とリアクタを強制的に短絡する強制短絡装
    置に接続する第1の巻線および第2の巻線の接続部がリ
    アクタの一側に引き出されるとともにインバータ装置用
    交直変換装置に接続する第1の巻線および第2の巻線の
    接続部がリアクタの他側に引き出され、第1の巻線が一
    方の交流ラインに設けられ、第2の巻線が他方の交流ラ
    インに設けられたことを特徴とするインバータ装置用リ
    アクタ。
  11. 【請求項11】1つの鉄芯型コアに第1の巻線と第2の
    巻線を各々上下2段に分割して巻装したリアクタであっ
    て、リアクタの入力側に設けられた2つの巻線を巻装し
    たコモンモードノイズフィルタに接続する第1の巻線お
    よび第2の巻線の接続部がリアクタの一側に引き出され
    るとともにインバータ装置用交直変換装置に接続する第
    1の巻線および第2の巻線の接続部がリアクタの他側に
    引き出され、第1の巻線が一方の交流ラインに設けら
    れ、第2の巻線が他方の交流ラインに設けられたことを
    特徴とするインバータ装置用リアクタ。
  12. 【請求項12】1つの鉄芯型コアに第1の巻線と第2の
    巻線を各々上下2段に分割して巻装したリアクタであっ
    て、交流電源に接続する第1の巻線および第2の巻線の
    接続部がリアクタの一側に引き出されるとともにリアク
    タの出力側に設けられた2つの巻線を巻装したコモンモ
    ードノイズフィルタに接続する第1の巻線および第2の
    巻線の接続部がリアクタの他側に引き出され、第1の巻
    線が一方の交流ラインに設けられ、第2の巻線が他方の
    交流ラインに設けられたことを特徴とするインバータ装
    置用リアクタ。
  13. 【請求項13】1つの鉄芯型コアに第1の巻線と第2の
    巻線を各々上下2段に分割して巻装したリアクタであっ
    て、インバータ装置用交直変換装置の出力側に接続する
    第1の巻線および第2の巻線の接続部がリアクタの一側
    に引き出されるとともにインバータ装置の前段に設けら
    れた平滑コンデンサに接続する第1の巻線および第2の
    巻線の接続部がリアクタの他側に引き出され、第1の巻
    線が一方の交流ラインに設けられ、第2の巻線が他方の
    交流ラインに設けられることを特徴とするインバータ装
    置用リアクタ。
  14. 【請求項14】前記鉄芯型コアは棒状型コア、EI型コア
    あるいは環状型コアであることを特徴とする請求項9乃
    至13のいずれかに記載のインバータ装置用リアクタ。
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