JPH0965509A - 電気自動車用電池の充電方法及び電気自動車用充電器 - Google Patents

電気自動車用電池の充電方法及び電気自動車用充電器

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JPH0965509A
JPH0965509A JP7249877A JP24987795A JPH0965509A JP H0965509 A JPH0965509 A JP H0965509A JP 7249877 A JP7249877 A JP 7249877A JP 24987795 A JP24987795 A JP 24987795A JP H0965509 A JPH0965509 A JP H0965509A
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JP
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circuit
voltage
charger
electric vehicle
main battery
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JP7249877A
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Inventor
Tadayoshi Kachi
忠義 可知
Yoshiaki Ishihara
義昭 石原
Takahide Iida
隆英 飯田
Yasuhiro Koike
靖弘 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【課題】電気自動車に搭載される充電器の小型化を図
る。 【解決手段】トランスTR3は1次巻線a、2次巻線
b、3次巻線cを備えている。1次側回路には商用交流
電源ACを整流する第1の整流回路2が設けられ、その
整流回路2にて整流された直流電圧は第1のインバータ
回路3にて第1の高周波交流に変換される。2次側回路
には第2の整流回路4が設けられ、その整流回路4は第
1の高周波交流に基づいて2次巻線bに誘起される高周
波交流を整流し主電池B1に出力する。又、2次側回路
には第2のインバータ回路5が設けられ、そのインバー
タ回路5は主電池B1の直流電圧を第2の高周波交流に
変換する。3次側回路には第3の整流回路が設けられ、
第2の高周波交流に基づいて3次巻線cに誘起される高
周波交流を整流し補機用電池B2に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池の充電方法及
び充電器に係り、詳しくは電気自動車に搭載された2種
類の電池の充電方法及び充電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気自動車は、走行用モータを駆動する
ためのバッテリ(以下、主電池という)と、ランプ、ラ
ジオ、及び、各種電子機器を駆動するためのバッテリ
(以下、補機用電池という)が搭載されている。主電池
の電源電圧は、一般に288ボルトと高電圧であって、
多数のセルで構成されている。一方、補機用電池の電源
電圧は、一般に12ボルトである。
【0003】両電池は、自動車に搭載された充電器にて
充電される。主電池の充電は、商用の交流電源を使用し
て行われる。又、補機用電池の充電は、主電池の電源を
使用して行われる。図10は主電池の充電器60の電気
回路を示す。
【0004】図10において、ダイオードブリッジ回路
よりなる整流回路61は、図示しないプラグを介して1
00又は200ボルトの商用交流電源ACに接続され交
流を全波整流しコンデンサC1にて平滑化して直流電圧
を生成する。生成された直流電圧は、4個のトランジス
タよりなるインバータ回路62とリアクトルL1とで力
率改善を行うとともに、400〜600ボルトの高周波
交流に変換される。この高周波交流は、トランスTR1
にて288〜400ボルトに電力変換される。トランス
TR1にて電力変換された高周波交流は、ダイオードブ
リッジ回路よりなる整流回路63及びコンデンサC2に
て整流及び平滑され主電池B1に288〜400ボルト
の直流電圧が供給される。主電池B1は、この288〜
400ボルトの直流電源にて充電される。尚、主電池B
1は、高電圧であるため、ボデーアースに対して絶縁す
る必要があり、そのためにトランスTR1によって一次
側と絶縁されている。尚、高周波交流の周波数は、一般
に20キロヘルツ〜500キロヘルツ程度をさす。
【0005】図11は補機用電池B2の充電器70の電
気回路を示す。図11において、4個のトランジスタ及
び4個のダイオードよりなるインバータ回路71は、主
電池B1に接続され、主電池B1の直流電圧を高周波交
流に変換する。この高周波交流は、トランスTR2にて
電力変換(降圧)される。トランスTR2にて電力変換
された高周波交流は、ダイオードブリッジ回路よりなる
整流回路72にて整流され、インダクタンスL2及びコ
ンデンサC3にて平滑され補機用電池B2に約13〜1
4ボルトの直流電圧が供給される。補機用電池B2は、
この13〜14ボルトの直流電源にて充電される。尚、
主電池B1は、同様にボデーアースに対して絶縁する必
要があるためにトランスTR2によって二次側と絶縁さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、両電池
B1,B2の充電器60,70は、それぞれ独立した充
電器でそれぞれ別々の電気部品及び電子部品で形成され
ていた。従って、電気自動車において、車両に搭載する
充電器の小型化及びコスト低減を図る上で大きな問題に
なっていた。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は主電池及び補機用電池
の充電器を共用することができるようにし、充電器の小
型化及びコスト低減を可能にする電気自動車用電池の充
電方法及び電気自動車用充電器を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、走行
用モータの駆動電源となる高電圧の主電池と、車両に搭
載された補機の駆動電源となる低電圧の補機用電池とを
備えた電気自動車用電池の充電方法であって、1次巻
線、2次巻線及び3次巻線を備えたトランスを用い、該
トランスの1次巻線と2次巻線を介して商用交流電源に
よる主電池への充電を、該トランスの1次巻線又は2次
巻線と3次巻線を介して主電池の直流電源による補機用
電池への充電を行うようにした。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の電気
自動車用電池の充電方法に加えて、商用交流電源による
主電池への充電とともに、商用交流電源による補機用電
池への充電も併せてトランスの1次巻線と3次巻線を介
して行うようにした。
【0010】請求項3の発明は、1次巻線、2次巻線及
び3次巻線を備えたトランスと、商用交流電源を別の周
波数の第1の交流に変換し1次巻線に出力するための変
換回路と、トランスの2次側回路に設けられ、第1の交
流に基づいてトランスの2次巻線に誘起される交流を整
流し、その整流した直流電圧を充電電圧として走行用モ
ータを駆動させるための主電池に供給するための第2の
整流回路と、2次側回路に設けられ、主電池の直流電源
を第2の波交流に変換し2次巻線に出力するための第2
の交流変換回路と、トランスの3次側回路に設けられ、
第2の交流に基づいて3次巻線に誘起される交流を整流
し、その整流した直流電圧を充電電圧として自動車の補
機用電池に供給するための第3の整流回路とからなる電
気自動車用充電器をその要旨とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項3に記載の電気
自動車用充電器において、変換回路は、トランスの1次
側回路に設けられ、商用交流電源と接続しその商用交流
電源を整流するための第1の整流回路と、1次側回路に
設けられ、第1の整流回路にて整流した直流電圧を第1
の交流に変換し1次巻線に出力するための第1の交流変
換回路とで構成した。
【0012】請求項5の発明は、請求項3に記載の電気
自動車用充電器において、第2の交流変換回路は、4個
のスイッチングトランジスタをブリッジ回路で構成した
インバータ回路であって、第2の整流回路は、そのイン
バータ回路を構成する各トランジスタに対して接続され
たフライホイール用ダイオードにて構成した。
【0013】請求項6の発明は、請求項5に記載の電気
自動車用充電器において、第2の高周波変換回路を走行
用モータを駆動するインバータ回路よりなる駆動回路の
一部を利用した。
【0014】請求項7の発明は、請求項3に記載の電気
自動車用充電器において、3次側回路に、補機用電池を
充電するときのみ第3の整流回路にて整流した直流電圧
を充電電圧として補機用電池に出力する出力回路を備え
た。
【0015】請求項8の発明は、請求項7に記載の電気
自動車用充電器において、出力回路をデューティ制御す
るトランジスタで構成する。請求項9の発明は、請求項
4に記載の電気自動車用充電器において、第1の交流変
換回路に共振回路を備えた。
【0016】請求項10の発明は、1次巻線、2次巻線
及び3次巻線を備えたトランスと、トランスの1次側回
路に設けられ、商用交流電源と接続しその商用交流電源
を整流するための第1の整流回路と、1次側回路に設け
られ、第1の整流回路にて整流した直流電圧を第1の交
流に変換し1次巻線に出力するための第1の交流変換回
路と、トランスの2次側回路に設けられ、前記第1の交
流に基づいてトランスの2次巻線に誘起される交流を整
流するための第2の整流回路と、2次側回路に設けら
れ、第2の整流回路にて整流された直流電圧を昇圧し走
行用モータを駆動させるための主電池の充電電圧を生成
するための出力制御回路と、トランスの3次側回路に設
けられ、第1の交流に基づいて3次巻線に誘起される交
流を整流し、その整流した直流電圧を充電電圧として自
動車の補機用電池に供給するための第3の整流回路とか
らなる。
【0017】請求項11の発明は、請求項10に記載の
電気自動車用充電器において、1次側回路に設けられた
第1の整流回路と第1の交流変換回路の間に、第1の整
流回路にて整流された直流電圧と2次側回路に設けた主
電池の直流電圧のいずれか一方を第1の交流変換回路に
出力するための切換回路を設けた。
【0018】請求項12の発明は、請求項10に記載の
電気自動車用充電器において、2次側回路の2次巻線と
出力制御回路と間に設けられ、主電池の直流電源を第2
の交流に変換し2次巻線に出力するための第2の交流変
換回路と、主電池の直流電圧を前記第2の交流変換回路
に出力するための切換回路を設けた。
【0019】請求項13の発明は、請求項10乃至12
のいずれか1に記載の電気自動車用充電器において、第
1の交流変換回路に共振回路を備えた。請求項14の発
明は、1次巻線、2次巻線及び3次巻線を備えたトラン
スと、トランスの1次側回路に設けられ、商用交流電源
と接続しその商用交流電源を整流するための第1の整流
回路と、1次側回路に設けられ、前記第1の整流回路に
て整流された直流電圧を昇圧し走行用モータを駆動させ
るための主電池の充電電圧を生成するための力率改善回
路と、1次側回路に設けられ、力率改善回路にて昇圧さ
れた直流電圧を第1の交流に変換し1次巻線に出力する
ための第1の交流変換回路と、トランスの2次側回路に
設けられ、第1の交流に基づいて2次巻線に誘起される
交流を整流しその整流した直流電圧を走行用モータを駆
動させるための主電池の充電電圧として出力するための
第2の整流回路と、トランスの3次側回路に設けられ、
第1の交流に基づいて3次巻線に誘起される交流を整流
するとともに電圧調整し、その調整した直流電圧を充電
電圧として補機用電池に出力する出力回路を備えた。
【0020】請求項15の発明は、請求項14に記載の
電気自動車用充電器において、出力回路が、3次巻線に
誘起される交流を整流する整流回路と、トランジスタで
構成され該トランジスタをデューティ制御することによ
り直流電圧を調整する出力調整回路とからなる。
【0021】請求項16の発明は、請求項14に記載の
電気自動車用充電器において、出力回路を磁気増幅回路
で構成した。請求項17の発明は、請求項14に記載の
電気自動車用充電器において、1次側回路に設けられた
力率改善回路と第1の高周波変換回路の間に、力率改善
回路にて昇圧された直流電圧と前記2次側回路に設けた
主電池の直流電圧のいずれか一方を第1の交流変換回路
に出力するための切換回路を設けた。
【0022】請求項18の発明は、請求項14に記載の
電気自動車用充電器において、2次側回路の2次巻線と
主電池と間に設けられ、主電池の直流電源を第2の交流
に変換し2次巻線に出力するための第2の交流変換回路
を設けた。
【0023】請求項19の発明は、請求項14に記載の
電気自動車用充電器において、第2の整流回路は、磁気
増幅回路で構成し、その磁気増幅回路と主電池の間に、
磁気増幅回路から主電池への直流電圧の入力と、主電池
から第1の交流変換回路への直流電圧の出力のいずれか
一方に切り換える切換回路を設けた。
【0024】請求項20の発明は、請求項14、17又
は19のいずれか1に記載の電気自動車用充電器におい
て、前記第1の交流変換回路は、共振回路を備えた。
【0025】従って、請求項1の発明によれば、商用交
流電源による主電池への充電と、主電池の直流電源によ
る補機用電池への充電とが、1次巻線、2次巻線及び3
次巻線を備えた1つのトランスによって行うことができ
る。その結果、充電器の構造を小型化できるとともにコ
スト低減を図ることができる。
【0026】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の発明に加え、商用交流電源による主電池への充電とと
もに、商用交流電源による補機用電池への充電も併せて
1つのトランスによって行うことができる。その結果、
より効率のよい補機用電池の充電が可能となる。
【0027】請求項3の発明によれば、変換回路は、商
用交流電源を異なる周波数の第1の交流に変換し1次巻
線に出力する。第2の整流回路は、第1の交流に基づい
て2次巻線に誘起される交流を整流し、その整流した直
流電圧を充電電圧として走行用モータを駆動させるため
の主電池に供給する。
【0028】又、第2の交流変換回路は、主電池の直流
電源を第2の交流に変換し2次巻線に出力する。第3の
整流回路は、第2の交流に基づいて3次巻線に誘起され
る交流を整流し、その整流した直流電圧を充電電圧とし
て自動車の補機用電池に供給する。
【0029】その結果、商用交流電源による主電池への
充電と、主電池の直流電源による補機用電池への充電と
が、1次巻線、2次巻線及び3次巻線を備えた1つのト
ランスによって行うことができる。
【0030】請求項4の発明によれば、第1の整流回路
は商用交流電源を整流した直流電圧を第1の高周波変換
回路に出力する。第1の交流変換回路は、直流電圧を第
1の交流に変換し1次巻線に出力する。
【0031】請求項5の発明によれば、第2の交流変換
回路が4個のスイッチングトランジスタをブリッジ回路
で構成したインバータ回路となるため、第2の整流回路
をダイオードブリッジ回路にて形成すると、そのままそ
のインバータ回路を構成する各トランジスタに対して接
続されたフライホイール用ダイオードが整流回路とな
る。
【0032】請求項6の発明によれば、走行用モータを
駆動する駆動回路がインバータ回路となるため、充電時
には第2の交流変換回路及び第2の整流回路として利用
することができる。
【0033】請求項7の発明によれば、3次側回路は出
力回路によって主電池が充電されているときには補機用
電池は何の影響も受けない。請求項8の発明によれば、
出力回路のトランジスタにてデューティ制御されること
により充電電圧としての直流電圧が調整される。
【0034】請求項9の発明によれば、第1の交流変換
回路に共振回路を備えたことから、第1の交流のさらな
る高周波化が可能となる。請求項10の発明によれば、
第1の整流回路は商用交流電源を整流した直流電圧を第
1の高周波変換回路に出力する。第1の交流変換回路は
その直流電圧を第1の交流に変換し1次巻線に出力す
る。第2の整流回路は、1の交流に基づいてトランスの
2次巻線に誘起される交流を整流し出力制御回路に出力
する。出力制御回路は、直流電圧を昇圧し走行用モータ
を駆動させるための主電池の充電電圧を生成する。一
方、第3の整流回路は第1の交流に基づいて3次巻線に
誘起される交流を整流し、その整流した直流電圧を充電
電圧として自動車の補機用電池に供給する。その結果、
主電池と補機用電池は、1つのトランスで同時に商用交
流電源にて充電することが可能となる。
【0035】請求項11の発明によれば、補機用電池は
切換回路を介して主電池の直流電源にて充電される。請
求項12の発明によれば、補機用電池は切換回路を介し
て主電池の直流電源にて充電される。
【0036】請求項13の発明によれば、第1の交流変
換回路に共振回路を備えたことから、第1の交流のさら
なる高周波化が可能となる。請求項14の発明によれ
ば、第1の整流回路は商用交流電源を整流しその直流電
圧を力率改善回路に出力する。力率改善回路は整流され
た直流電圧を昇圧し走行用モータを駆動させるための主
電池の充電電圧を生成し第1の交流変換回路に出力す
る。第1の交流変換回路は昇圧された直流電圧を第1の
交流に変換し1次巻線に出力する。第2の整流回路は第
1の交流に基づいて2次巻線に誘起される交流を整流し
その整流した直流電圧を走行用モータを駆動させるため
の主電池の充電電圧として出力する。出力回路は第1の
交流に基づいて3次巻線に誘起される交流を整流すると
ともに電圧調整し、その調整した直流電圧を充電電圧と
して補機用電池に出力する。その結果、主電池と補機用
電池は、1つのトランスで同時に商用交流電源にて充電
することが可能となる。
【0037】請求項15の発明によれば、整流回路は3
次巻線に誘起される交流を整流する。出力調整回路は整
流された直流電圧をデューティ制御することにより充電
電圧としての直流電圧が調整される。
【0038】請求項16の発明によれば、出力回路を磁
気増幅回路で構成したことから外部の制御回路から制御
を必要としないで充電のための直流電圧が調整されると
ともに、損失が小さい回路構成となる。
【0039】請求項17の発明によれば、補機用電池は
切換回路を介して主電池の直流電源にて充電される。請
求項18の発明によれば、補機用電池は切換回路を介し
て主電池の直流電源にて充電される。
【0040】請求項19の発明によれば、第2の整流回
路を磁気増幅回路で構成したことから外部の制御回路か
らの制御を必要としないで主電池の充電のための直流電
圧が調整されるとともに、損失が小さい回路構成とな
る。又、補機用電池は切換回路を介して主電池の直流電
源にて充電される。
【0041】請求項20の発明によれば、第1の交流変
換回路に共振回路を備えたことから、第1の交流のさら
なる高周波化が可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実施の形態
を図1に従って説明する。
【0043】図1は、主電池B1及び補機用電池B2を
充電するための充電器1の電気回路を示す。充電器1は
電気自動車に搭載されている。図1において、第1の整
流回路2は4個のダイオードからなるブリッジ回路で構
成されている。第1の整流回路2の入力端子は、図示し
ないプラグを介して商用交流電源ACに接続される。第
1の整流回路2の出力端子間には平滑用コンデンサC1
が接続されて、第1の整流回路2にて整流された直流電
圧を平滑化する。第1の整流回路2のプラス側出力端子
にはリアクトルL1が接続され、そのリアクトルL1の
他端端子と第1の整流回路2のマイナス側出力端子との
間には、第1のインバータ回路3が接続されている。第
1のインバータ回路3は、4個のトランジスタT1〜T
4からなるIGBT(インシュレート・ゲート・バイポ
ーラトランジスタ)にて構成されている。トランジスタ
T1とトランジスタT2が直列に接続され、トランジス
タT3とトランジスタT4が直列に接続されている。そ
して、この2つの直列回路が並列に接続されることによ
って第1のインバータ回路3を形成している。
【0044】各トランジスタT1〜T4のベース端子に
は制御回路11から制御信号S1〜S4が入力される。
この制御信号S1〜S4に基づいて各トランジスタT1
〜T4が適宜オン・オフ制御されることにより、インバ
ータ回路3はリアクトルL1と協働して力率改善を行う
とともに400〜600ボルトの高周波交流を出力する
ようになっている。
【0045】トランスTR3は、1次巻線a、2次巻線
b、及び、3次巻線cを備えている。1次巻線aの巻数
na、2次巻線bの巻数nb及び3次巻線cの巻数nc
は、予め定められていて、巻数naに対する巻数nb
は、主電池B1に288〜400ボルトの直流電圧が印
加される巻数に設定されている。又、巻数nbに対する
巻数ncは、補機用電池B2に約14ボルトの直流電圧
が印加される巻数に設定されている。尚、説明の便宜
上、1次巻線a側の回路を1次側回路、2次巻線b側の
回路を2次側回路、及び、3次巻線c側の回路を3次側
回路という。トランスTR3の1次巻線aは、第1のイ
ンバータ回路3の出力端子に接続されている。トランス
TR3の2次巻線bは、第2の整流回路4及び第2のイ
ンバータ回路5に接続されている。
【0046】第2の整流回路4は、4個のダイオード4
a〜4dよりなるブリッジ回路にて構成され、その入力
端子がトランスTR3の2次巻線bに接続されている。
第2の整流回路4の出力端子は、主電池B1の電極に接
続されている。そして、1次側回路からの高周波交流は
トランスTR3にて電力変換され第2の整流回路4にて
直流電圧に整流される。その直流電圧は主電池B1に印
加され充電される。主電池B1の電極間に接続されたコ
ンデンサC2は第2の整流回路4にて整流された直流電
圧を平滑化するためのものである。
【0047】第2のインバータ回路5は、第2の整流回
路4を構成するダイオード4a〜4dと4個のトランジ
スタT5〜T8とから構成され、各ダイオード4a〜4
dに対してトランジスタT5〜T8が並列に接続された
構成になっている。第2のインバータ回路5の入力端子
は主電池B1に接続され、出力端子は2次巻線bに接続
されている。即ち、第2のインバータ回路5の入力端子
は第2の整流回路4の出力端子に相当し、第2のインバ
ータ回路5の出力端子は第2の整流回路4の入力端子に
相当する。従って、第2の整流回路4を構成するダイオ
ード4a〜4dは、第2のインバータ回路5の一部と考
えたときにはフライホイール用のダイオードとなる。そ
して、この整流回路4及びインバータ回路5は、本実施
の形態では1つのIGBTにて構成されている。
【0048】第2のインバータ回路5を構成する各トラ
ンジスタT5〜T8は、そのベース端子に制御回路11
から制御信号G1〜G4が入力される。この制御信号G
1〜G4に基づいて各トランジスタT5〜T8が適宜オ
ン・オフ制御されることにより、インバータ回路5は主
電池B1の直流電圧を高周波交流に変換してトランスT
R3の2次巻線bに出力する。
【0049】前記トランスTR3の3次巻線cは、第3
の整流回路6に接続されている。第3の整流回路6は、
4個のダイオードよりなるブリッジ回路にて構成され、
その入力端子がトランスTR3の3次巻線cに接続され
ている。そして、2次側回路からの高周波交流はトラン
スTR3にて電力変換(降圧)され第3の整流回路6に
て整流される。第3の整流回路6のプラス側出力端子
は、リレー接点7及びリアクトルL2を介して補機用電
池B2のプラス電極に接続されている。第3の整流回路
6のマイナス側出力端子は補機用電池B2のマイナス電
極に接続されている。又、補機用電池B2の両電極間に
は平滑用コンデンサC3が接続されている。従って、第
3の整流回路6にて整流された直流電圧は、リアクトル
L2及びコンデンサC3にて平滑化されて補機用電池B
2に印加される。そして、補機用電池B2は充電され、
その充電電圧は図示しないランプ、ラジオ、及び、各種
電子機器等の駆動電源として使用される。
【0050】前記主電池B1には、三相誘導モータより
なる走行用モータMを駆動する駆動回路10が接続され
ている。駆動回路10は、公知のインバータ回路で構成
され、6個のトランジスタT11〜T16と、6個のフ
ライホイールダイオード10a〜10fとから構成され
ている。上アームのトランジスタT11と下アームのト
ランジスタT12とが直列に接続され、各トランジスタ
T11,T12にはダイオード10a,10bがそれぞ
れ並列に接続されている。両トランジスタT11,T1
2間の接続点は、走行用モータMのU相端子に接続され
ている。又、上アームのトランジスタT13と下アーム
のトランジスタT14とが直列に接続され、各トランジ
スタT13,T14にはダイオード10c,10dがそ
れぞれ並列に接続されている。両トランジスタT13,
T14間の接続点は、走行用モータMのV相端子に接続
されている。さらに、上アームのトランジスタT15と
下アームのトランジスタT16とが直列に接続され、各
トランジスタT15,T16にはダイオード10e,1
0fがそれぞれ並列に接続されている。両トランジスタ
T15,T16間の接続点は、走行用モータMのW相端
子に接続されている。
【0051】各トランジスタT11〜T16は、そのベ
ース端子に制御回路11から制御信号D1〜D6がそれ
ぞれ入力される。この制御信号D1〜D6に基づいて各
トランジスタT11〜T16が適宜オン・オフ制御され
ることにより、駆動回路10は主電池B1の直流電圧を
適宜の周波数の三相交流に変換し走行用モータMに出力
する。
【0052】前記制御回路11は、マイクロコンピュー
タにて構成され、主電池B1及び補機用電池B2を充電
するための処理動作を行うとともに、走行用モータMを
駆動制御するための処理動作を行う。
【0053】制御回路11は、第1,第2のインバータ
回路3,5及び駆動回路10の各トランジスタT1〜T
8,T11〜T16のベース端子に接続されている。そ
して、主電池B1の充電のための処理動作を実行する際
には、制御回路11は第1のインバータ回路3の各トラ
ンジスタT1〜T4に対して制御信号S1〜S4を出力
する。又、補機用電池B2の充電のための処理動作を実
行する際には、制御回路11は第2のインバータ回路5
の各トランジスタT5〜T8に対して制御信号G1〜G
4を出力する。さらに、走行用モータMの駆動制御のた
めの処理動作を実行する際には、制御回路11は駆動回
路10の各トランジスタT11〜T16に対して制御信
号D1〜D6を出力する。
【0054】又、制御回路11は、リレーコイル7aに
接続され、該リレーコイル7aを励磁、非励磁制御す
る。リレーコイル7aは励磁されることにより、前記リ
レー接点7を閉路して第3の整流回路6とリアクトルL
2を接続する。又、リレーコイル7aは非励磁になるこ
とにより、前記リレー接点7を開路して第3の整流回路
6とリアクトルL2を遮断する。そして、制御回路11
は、補機用電池B2の充電のための処理動作を実行する
ときのみ該リレーコイル7aを励磁する。
【0055】次に、上記のように構成した充電器1の作
用について説明する。まず、主電池B1を充電する場合
について説明する。充電器1のプラグを商用交流電源A
Cに接続すると、制御回路11は主電池充電モードとな
る。制御回路11は、1次側回路の第1のインバータ回
路3を駆動させるための制御信号S1〜S4を出力す
る。又、制御回路11は、制御信号G1〜G4,D1〜
D6を出力しないとともに、リレーコイル7aを励磁し
ない。
【0056】従って、1次側回路の第1の整流回路2に
て整流された直流電圧は、第1のインバータ回路3にて
高周波交流に変換される。この高周波交流の周波数は、
制御回路11によって決定され、各制御信号S1〜S4
の出力タイミングによって決まる。第1のインバータ回
路3の出力端子から出力される高周波交流は、トランス
TR3の1次巻線aと2次巻線bの巻比に基づいて電力
変換され2次巻線bに接続された2次側回路の第2の整
流回路4にて整流される。そして、主電池B1は、この
整流された直流電圧が印加されて充電される。予め定め
た充電時間が過ぎると、制御回路11は制御信号S1〜
S4の出力を消失し主電池B1に対する充電を終了す
る。そして、充電器1のプラグを商用交流電源ACから
外すことによって主電池B1に対する充電作業が完全に
終了する。
【0057】この主電池B1の充電時には、リレーコイ
ル7aは非励磁でリレー接点7は開路しているため、3
次側回路、即ち補機用電池B2は何ら影響を受けない。
又、充電時には、駆動回路10の各トランジスタT11
〜T16は全てオフ状態のため、走行用モータMは何ら
影響を受けない。
【0058】次に、補機用電池B2を充電する場合につ
いて説明する。この場合、充電器1のプラグは商用交流
電源ACから外す。補機用電池B2を充電する場合、制
御回路11は補機用電池充電モードとなる。制御回路1
1は、2次側回路の第2のインバータ回路5を駆動させ
るための制御信号G1〜G4を出力するとともに、リレ
ーコイル7aを励磁する。又、制御回路11は、制御信
号S1〜S4,D1〜D6を出力しない。
【0059】従って、リレー接点7は、リレーコイル7
aの励磁により閉路する。主電池B1の電源電圧は、第
2のインバータ回路5にて高周波交流に変換される。こ
の高周波交流の周波数は、制御回路11によって決定さ
れ、各制御信号G1〜G4の出力タイミングによって決
まる。第2のインバータ回路5の出力端子から出力され
る高周波交流は、トランスTR3の2次巻線bと3次巻
線cの巻比に基づいて電力変換(降圧)され3次巻線c
に接続された3次側回路の第3の整流回路6にて直流電
圧に整流される。整流された直流電圧は、リアクトルL
2及びコンデンサC3を介して平滑化され補機用電池B
2に印加され充電される。
【0060】この補機用電池B2の充電時には、駆動回
路10の各トランジスタT11〜T16は全てオフ状態
であるため、走行用モータMは何ら影響を受けない。次
に、走行用モータMを駆動する場合について説明する。
この場合、充電器1のプラグは商用交流電源ACから外
されている。走行用モータMを駆動する場合、制御回路
11は走行モードとなる。制御回路11は、駆動回路1
0を駆動させるための制御信号D1〜D6を出力する。
又、制御回路11は、制御信号S1〜S4,G1〜G4
を出力しないとともに、リレーコイル7aを励磁しな
い。主電池B1の電源電圧は、駆動回路10にて高周波
交流に変換される。この高周波交流の周波数は、制御回
路11によって決定され、各制御信号D1〜D6の出力
タイミングによって決まる。詳しくは、制御回路11は
図示しないアクセルペダルの操作量を検出しその操作量
等によって周波数を決定する。そして、第3のインバー
タ回路10の出力端子から出力される高周波交流は、走
行用モータMに供給され走行用モータMを駆動させる。
【0061】この走行用モータMの駆動時には、第1及
び第2のインバータ回路3,5の各トランジスタT1〜
T8は全てオフ状態にあるため、充電器1は何ら影響を
受けない。尚、制御回路11は、補機用電池充電モード
と走行モードを同時に実行することも可能である。
【0062】以上詳述したように、本実施の形態では主
電池B1を充電する充電回路に用いられる昇圧用トラン
スと、補機用電池B2を充電する充電回路に用いられる
降圧用トランスを、それぞれ1つのトランスTR3で共
用できるようにした。従って、従来、図10及び図11
に示すように2つのトランスTR1,TR2を必要とし
たのが、本実施の形態では1つのトランスTR3だけで
可能になり、その分だけ充電器1は軽量小型化及び低コ
ストとなる。
【0063】又、第2の整流回路4の各ダイオード4a
〜4dは、補機用電池B2を充電する際に駆動される第
2のインバータ回路5のフライホイール用のダイオード
として利用される。従って、その共有される分だけ充電
器1は軽量小型化及び低コストとなる。
【0064】又、主電池B1は、商用交流電源AC及び
補機用電池B2に対してトランスTR3を介して接続さ
れるため、主電池B1はボデーアースに対して絶縁を確
保することができる。
【0065】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について図2に従って説明する。本実施の
形態は3次側回路とその3次側回路を制御する制御回路
11の制御が第1の実施の形態と相違し、1次側回路及
び2次側回路は同じである。従って、説明の便宜上相違
する部分だけ説明する。
【0066】図2において、3次側回路は、前記実施の
形態のリレー接点7に代えて電圧調整回路8を設けた。
電圧調整回路8は、スイッチング用のトランジスタT2
1とダイオード9とから構成されている。制御回路11
からの制御信号X1に基づいてトランジスタT21がオ
ン・オフ制御されることにより、整流回路6から出力さ
れる直流電圧を調整する。尚、リアクトルL13とコン
デンサC16は整流回路6から出力される波形を平滑化
する平滑回路を構成している。
【0067】制御回路11において、第1,第2のイン
バータ回路3,5及び駆動回路10に対する制御は前記
実施の形態と同じである。制御回路11は、主電池充電
モードの時に主電池B1を充電すると同時に、トランジ
スタT21をオン・オフ制御して補機用電池B2を充電
する。
【0068】即ち、商用交流電源ACにて主電池B1を
充電する時、第1のインバータ回路3の出力端子から出
力される高周波交流は、トランスTR3の3次巻線cに
は、1次巻線aと3次巻線cの巻比に基づいて3次側回
路に誘起されている。3次側回路の第3の整流回路6
は、この3次巻線cに誘起された高周波交流を整流す
る。整流された直流電圧はリアクトルL13及びコンデ
ンサC16から構成される平滑回路により平滑化され電
圧調整回路8に出力される。
【0069】制御回路11は、補機用電池B2の充電量
を判断し、その判断結果に基づいて補機用電池B2の充
電量が少ない初期には、トランジスタT21のオン時間
を長くし、充電量が多くなる終盤には、トランジスタT
21のオン時間を短くする。その結果、第3の整流回路
6によって整流された直流電圧は、補機用電池B2の充
電量に応じた直流電圧に調整される。調整された直流電
圧はリアクトルL2及びコンデンサC3から構成される
平滑回路を介して補機用電池B2に印加され補機用電池
B2が充電される。
【0070】次に、主電池B1の直流電源にて補機用電
池B2を充電する場合について説明する。この場合、充
電器1のプラグは商用交流電源ACからはずされてい
る。また、このときには、制御回路11は補機用電池充
電モードとなる。制御回路11は制御信号X1を常時出
力してトランジスタT21をオンに制御する。又、制御
回路11は、2次側回路の第2のインバータ回路5を駆
動させるための制御信号G1〜G4を出力するのに対し
て、制御信号S1〜S4,D1〜D6を出力しない。
【0071】従って、主電池B1の直流電源は第2のイ
ンバータ回路5にて高周波交流に変換される。この高周
波交流は、トランジスタTR3の2次巻線bと3次巻線
cの巻比に基づいて電力変換(降圧)され3次巻線cに
接続された第3の整流回路6にて直流電圧に整流され
る。整流された直流電圧はリアクトルL13とコンデン
サC16から構成される平滑回路、及びリアクトルL2
及びコンデンサC3から構成される平滑回路を介して平
滑化され補機用電池B2に印加され充電される。
【0072】従って、本実施の形態の充電器1は、前記
実施の形態と同様に軽量小型化及び低コスト化を図るこ
とができるとともに、主電池B1をボディーアースに対
して絶縁することができる。更に、本実施の形態では、
主電池B1及び補機用電池B2とを商用交流電源ACに
て同時に充電を行えるようにした。従って、充電作業は
より向上し、特に夜間充電を行う場合には特に有効とな
る。又、前記実施の形態のようにリレー(リレー接点
7,リレーコイル7a)という電気部品を用いないの
で、その分だけ小型化ができる。
【0073】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態について図3に従って説明する。本実施の
形態は図1の充電器1におけるインバータ回路よりなる
駆動回路10を2次側回路の第2の整流回路4及び第2
のインバータ回路5に利用したものである。従って、説
明の便宜上相違する部分だけ説明する。
【0074】図3において、駆動回路10を構成する4
個のダイオード10c〜10fは、2次側回路の第2の
整流回路4を兼用している。又、駆動回路10を構成す
る4個のトランジスタT13〜T16は、2次側回路の
第2のインバータ回路5を兼用している。そして、トラ
ンジスタT13とトランジスタ14間の接続点は、可動
接点12に接続されている。可動接点12は、制御回路
11に接続されたリレーコイル12aの励磁・非励磁に
より2次巻線bの一方の端子と、走行用モータMのV相
端子のいずれか一方と電気的に接続される。そして、本
実施の形態では、リレーコイル12aは、同コイル12
aが励磁しているとき、可動接点12と2次巻線bの一
方の端子を接続する。反対に、リレーコイル12aは、
同コイル12aが非励磁のとき、可動接点12と走行用
モータMのV相端子を接続する。
【0075】トランジスタT15とトランジスタ16間
の接続点は、可動接点13に接続されている。可動接点
13は、制御回路11に接続されたリレーコイル13a
の励磁・非励磁により2次巻線bの他方の端子と、走行
用モータMのW相端子のいずれか一方と電気的に接続さ
れる。そして、本実施の形態では、リレーコイル13a
は、同コイル13aが励磁しているとき、可動接点13
と2次巻線bの他方の端子を接続する。反対に、リレー
コイル13aは、同コイル13aが非励磁のとき、可動
接点13と走行用モータMのW相端子を接続する。
【0076】制御回路11は、駆動回路10の各トラン
ジスタT11〜T16のベース端子に制御信号SD1〜
SD6を出力するようになっている。主電池充電モード
において、制御回路11は制御信号SD1〜SD6を出
力しない。又、制御回路11はリレーコイル12a,1
3aを励磁する。従って、駆動回路10の4個のダイオ
ード10c〜10fは、2次側回路の第2の整流回路4
となり、2次巻線bに誘起される高周波交流を整流し、
直流電圧を主電池B1に供給する。
【0077】又、補機用電池充電モードになると、制御
回路11は制御信号SD1〜SD6のうち制御信号SD
5,SD6を出力しない状態にする。制御回路11は、
残る制御信号SD1〜SD4を出力制御するとともに、
リレーコイル12a,13aを励磁する。そして、駆動
回路10の4個のトランジスタT13〜T16は、2次
側回路の第2のインバータ回路5のように駆動制御され
る。そして、主電池B1の直流電源は高周波交流に変換
され、トランスTR3を介して3次側回路に供給される
ことになる。
【0078】さらに、走行モードになると、制御回路1
1は、リレーコイル12a,13aを非励磁にする。
又、制御回路11は、制御信号SD1〜SD6を出力制
御する。即ち、6個のトランジスタT11〜T16は、
本来の走行用モータMを駆動させるための駆動回路とし
て駆動制御される。そして、主電池B1の直流電源は三
相の交流に変換され、走行用モータMに供給される。
【0079】従って、本実施の形態の充電器1は、前記
第1及び第2の実施の形態と同様な効果を有するととも
に、駆動回路10の一部を利用して2次側回路の充電の
ための整流回路とインバータ回路を構成したので、さら
に充電器の小型化及び充電器のコスト低減を可能にす
る。
【0080】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態について図4に従って説明する。本実施の
形態の充電器1は電気自動車に搭載されている。尚、前
記実施の形態と同じ構成のものは符号を同じにしてその
詳細は省略する。図4において、第1の整流回路2の入
力端子は、図示しないプラグを介して商用交流電源AC
に接続される。第1の整流回路2の各出力端子は、可動
接点21,22と接離する端子P1a,P2aに接続されて
いる。可動接点21,22は、制御回路11に接続した
リレーコイル21a,22aの励磁・非励磁によって制
御される。リレーコイル21a,22aが励磁されてい
る時、可動接点21,22はそれぞれ端子P1a,P2aに
接続される。反対に、リレーコイル21a,22aが非
励磁の時、可動接点21,22はそれぞれ端子P1b,P
2bに接続される。端子P1bは主電池B1のプラス電極に
接続され、端子P2bは主電池B1のマイナス電極に接続
されている。
【0081】可動接点21,22間には平滑用コンデン
サC1が接続されている。又、可動接点21,22間に
は第1のインバータ回路3が接続されている。第1のイ
ンバータ回路3は、4個のトランジスタT1〜T4に対
してフライホイール用のダイオード23a〜23dがそ
れぞれ並列に接続されている。この第1のインバータ回
路3は、IGBTにて構成されている。そして、制御回
路11から制御信号S1〜S4に基づいて各トランジス
タT1〜T4が適宜オン・オフ制御されることにより、
インバータ回路3は直流電圧を高周波交流に変換して出
力端子から出力する。
【0082】尚、本実施の形態では、インバータ回路3
に対する制御回路11は、補機用電池B2のための制御
をする。つまり、インバータ回路3から出力される高周
波交流は、第1の実施の形態のように主電池B1を充電
するための400〜600ボルトといった高電圧より遙
に低い補機用電池B2を充電するための電圧となる。そ
して、本実施の形態において、1次側回路には力率改善
のためのリアクトルL1は設けられていない。第1のイ
ンバータ回路3の出力端子は、トランスTR3の1次巻
線aの端子に接続されている。又、インバータ回路3と
1次巻線aのそれぞれ一方の端子間には、波形整形のた
めのコンデンサC5が接続されている。
【0083】トランスTR3は、1次巻線a、2次巻線
b、及び、3次巻線cを備えている。1次巻線aの巻数
na、2次巻線bの巻数nb及び3次巻線cの巻数nc
は、予め定められていて、巻数naに対する巻数nbの
巻比は、主電池B1に後記する出力制御回路26が動作
して主電池B1に対して288〜400ボルトの直流電
圧が印加できる電圧になるように設定されている。又、
巻数naに対する巻数ncの巻比は、補機用電池B2に
13〜14ボルトの直流電圧が印加される巻数に設定さ
れている。
【0084】トランスTR3の2次巻線bは、第2の整
流回路4に接続されている。第2の整流回路4は、4個
のダイオード4a〜4dよりなるブリッジ回路にて構成
され、その出力端子には、リアクトルL5及びコンデン
サC6よりなるノイズフィルタ24が接続されている。
ノイズフィルタ24は、整流回路4が2次巻線bに誘起
した高周波交流を整流した直流電圧の歪みを抑える。
【0085】ノイズフィルタ24は、リアクトルL6、
整流用ダイオード25及びスイッチング用トランジスタ
T22よりなる出力制御回路26に接続されている。出
力制御回路26は、トランジスタT22を制御回路11
からの制御信号X2に基づいてオン・オフ制御してリア
クトルL6と協働して力率改善を行うとともに288〜
400ボルトまで昇圧しダイオード25にて整流して主
電池B1に直流電圧に印加する。尚、ダイオード25に
て整流された直流電圧は、主電池B1の電極間に接続さ
れたコンデンサC3にて平滑化される。
【0086】3次側回路の3次巻線cは前記した第3の
整流回路6に接続され、その整流回路6はリアクトルL
2及びコンデンサC3よりなる平滑回路を介して補機用
電池B2に接続されている。
【0087】次に、上記のように構成した充電器1の作
用について説明する。まず、主電池B1及び補機用電池
B2を同時に充電する場合について説明する。充電器1
のプラグを商用交流電源ACに接続する。制御回路11
は、リレーコイル21a,22aを励磁して可動接点2
1,22をそれぞれ端子P1a,P2aに接続させる。又、
制御回路11は、第1のインバータ回路3に制御信号S
1〜S4を出力するとともに、出力制御回路26のトラ
ンジスタT22に制御信号X2を出力する。
【0088】整流回路2にて整流された直流電圧は、可
動接点21,22を介して第1のインバータ回路3に出
力される。第1のインバータ回路3は、この直流電圧を
高周波交流に変換する。この高周波交流電圧は、制御回
路11にて補機用電池B2のその時の充電量及びその時
の整流回路2からの直流電圧等に基づいて制御信号S1
〜S4の出力タイミングを決定して高周波交流電圧を決
めている。
【0089】第1のインバータ回路3の出力端子から出
力される高周波交流は、トランスTR3の1次巻線aと
2次巻線bの巻比に基づいて電力変換されて2次側回路
に誘起される。又、同インバータ回路3から出力される
高周波交流は、1次巻線aと3次巻線cの巻比に基づい
て電力変換されて3次側回路に誘起される。
【0090】2次側回路の第2の整流回路4は、この2
次巻線bに誘起された高周波交流を整流し、ノイズフィ
ルタ24を介して出力制御回路26に出力する。出力制
御回路26は、そのトランジスタT22が制御回路11
から所定のタイミングで出力される制御信号X2に基づ
いてオン・オフ制御されて力率改善を行うとともに昇圧
して288〜400ボルトの充電電圧を生成して主電池
B1に印加する。
【0091】一方、3次側回路の第3の整流回路6は、
この3次巻線cに誘起された高周波交流を整流する。整
流された直流電圧は、リアクトルL2及びコンデンサC
3を介して平滑化され13〜14ボルトの充電電圧とな
って補機用電池B2に印加される。
【0092】従って、この充電時には、主電池B1及び
補機用電池B2が同時に商用交流電源ACから充電がな
される。次に、主電池B1の直流電源にて補機用電池B
2を充電する場合について説明する。この場合、充電器
1のプラグは商用交流電源ACから外されている。又、
このときには、制御回路11は補機用電池充電モードと
なる。制御回路11は、リレーコイル21a,22aを
非励磁して可動接点21,22をそれぞれ端子P1b,P
2bに接続させる。又、制御回路11は、第1のインバー
タ回路3に制御信号S1〜S4を出力するのに対して出
力制御回路26に制御信号X2を出力しない。
【0093】従って、主電池B1の直流電源は、可動接
点21,22を介して第1のインバータ回路3に出力さ
れる。第1のインバータ回路3は、この直流電圧を高周
波交流に変換する。この高周波交流電圧は、制御回路1
1にて補機用電池B2のその時の充電量及びその時の主
電池B1からの直流電圧等に基づいて制御信号S1〜S
4の出力タイミングを決定して高周波交流電圧を決めて
いる。
【0094】第1のインバータ回路3から出力される高
周波交流は、1次巻線aと3次巻線cの巻比に基づいて
電力変換されて3次側回路に誘起される。3次側回路の
第3の整流回路6は、この3次巻線cに誘起された高周
波交流を整流する。整流された直流電圧は、リアクトル
L2及びコンデンサC3を介して平滑にされ13〜14
ボルトの充電電圧となって補機用電池B2に印加され充
電される。
【0095】従って、本実施の形態の充電器1は、前記
各実施の形態と同様に軽量小型化及び低コスト化を図る
ことができるとともに、主電池B1をボデーアースに対
して絶縁することができる。さらに、本実施の形態で
は、主電池B1及び補機用電池B2とを商用交流電源A
Cにて同時に充電を行えるようにした。従って、充電作
業効率はより向上し、特に夜間充電を行う場合には特に
有効となる。さらに、第1の実施の形態で説明した第2
のインバータ回路5を本実施の形態では第1のインバー
タ回路3が兼用するため、その分だけ回路構成が簡単に
なりさらに小型化及び低コスト化を図ることができる。
【0096】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態について図5に従って説明する。本実施の
形態の充電器は図4に示す第4の実施の形態の充電器1
の変形例であって、第1のインバータ回路3に共振回路
を接続したものである。従って、本実施の形態について
は、その相違する部分について説明する。
【0097】図5において、第1のインバータ回路3の
各トランジスタT1〜T4に対してそれぞれ共振用のコ
ンデンサC7〜C10を接続している。又、共振用のリ
アクトルL8とコンデンサC11の直列回路がインバー
タ回路3の一方の出力端子と1次巻線aの一方の端子と
の間に接続されている。
【0098】つまり、第1のインバータ回路の各トラン
ジスタT1〜T4は共振スイッチとなり、共振用のコン
デンサC7〜C11及び共振用のリアクトルL8は共振
回路となり、これらにより共振形コンバータを構成して
いることになる。制御回路11は、各トランジスタT1
〜T4に対してコンデンサC7〜C11及び共振用のリ
アクトルL8が共振回路として動作するように制御信号
S1〜S4を出力する。
【0099】このように、本実施の形態の充電記器1
は、1次巻線aに出力される高周波交流を共振回路にて
生成するようにした。従って、共振回路によってさらに
周波数の高い交流を生成することができる。その結果、
高周波化によりトランスTR3をさらに小型化すること
ができる。又、高周波化によって、各トランジスタT1
〜T4に接続するスナバ回路を設ける必要がなく、その
分回路素子数を軽減することができる。
【0100】さらに、この共振回路において、各トラン
ジスタT1〜T4及びフライホイールダイオード23a
〜23dにMOSFETを利用した場合、トランジスタ
T1〜T4とフライホイールダイオード23a〜23d
で形成される寄生容量を共振用のコンデンサC7〜C1
0として利用できる。従って、素子数の増加をさらに抑
えることができる。
【0101】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
の実施の形態について図6に従って説明する。本実施の
形態の充電器は図4に示す第4の実施の形態の充電器1
の変形例である。従って、本実施の形態については、そ
の相違する部分について説明する。
【0102】図6において、1次側回路は、可動接点2
1,22を省略し、第1の整流回路2は、第1のインバ
ータ回路3に接続されている。又、2次側回路は、第2
の整流回路4を構成するダイオード4a〜4dに対して
第2のインバータ回路5を形成するトランジスタT5〜
T8が並列に接続されている。つまり、第1の実施の形
態で説明したIGBTにて構成されている。整流回路4
と主電池B1との間には、出力制御回路26が設けられ
ている。
【0103】又、主電池B1のプラス電極は、リレー接
点28を介して整流回路4のプラス側出力端子(第2イ
ンバータ回路5のプラス側入力端子)に接続されてい
る。リレー接点28は、制御回路11に接続したリレー
コイル28aの励磁・非励磁によって制御される。リレ
ーコイル28aが励磁されている時、リレー接点28は
開路される。反対に、リレーコイル28aが非励磁の
時、リレー接点28は閉路され、第2インバータ回路5
のプラス側入力端子と主電池B1のプラス電極とが接続
される。
【0104】そして、主電池B1と補機用電池B2を商
用交流電源ACで同時に充電する場合には、制御回路1
1はリレーコイル28aを励磁してリレー接点28を開
路する。そして、第4の実施の形態と同様な制御を行う
ことにより、主電池B1と補機用電池B2は同時に充電
される。
【0105】又、補機用電池B2を主電池B1の直流電
源から充電する場合には、制御回路11は、リレーコイ
ル28aを非励磁にしてリレー接点28を閉路する。従
って、主電池B1の直流電源はリレー接点28を介して
第2のインバータ回路5に出力される。又、制御回路1
1は、制御信号G1〜G4を所定のタイミングで第2の
インバータ回路5に出力する。そして、インバータ回路
5は、直流電源を3次側回路の補機用電池B2を充電す
るための高周波交流を生成する。
【0106】従って、本実施の形態の充電器1は、前記
各実施の形態と同様な効果を有するとともに、第4の実
施の形態と同様に主電池B1と補機用電池B2を同時に
充電することができる。又、本実施の形態の充電器1
は、第5の実施の形態に比べてリレー(リレー接点28
とリレーコイル28a)の数を1に減らすことができ
る。
【0107】(第7の実施の形態)次に、本発明の第7
の実施の形態について図7に従って説明する。尚、前記
各実施の形態と同じ構成のものは符号を同じにしてその
詳細は省略する。
【0108】図7において、第1の整流回路2の入力端
子は、図示しないプラグを介して商用交流電源ACに接
続される。第1の整流回路2の両出力端子間に力率改善
回路31が接続されている。力率改善回路31は、リア
クトルL11、整流用ダイオード32及びスイッチング
用トランジスタT25よりなる。力率改善回路31は、
トランジスタT25を制御回路11からの制御信号X3
に基づいてオン・オフ制御してリアクトルL11と協働
して力率改善を行うとともに主電池B1の充電のために
整流回路2にて整流した電圧を400〜600ボルトま
で昇圧しダイオード32にて整流する。
【0109】力率改善回路31の出力端子には、可動接
点33,34と接離する端子P3a,P4aが接続されてい
る。可動接点33,34は、制御回路11に接続したリ
レーコイル33a,34aの励磁・非励磁によって制御
される。リレーコイル33a,34aが励磁されている
時、可動接点33,34はそれぞれ端子P3a,P4aに接
続される。反対に、リレーコイル33a,34aが非励
磁の時、可動接点33,34はそれぞれ端子P3b,P4b
に接続される。端子P3bは主電池B1のプラス電極に接
続され、端子P4bは主電池B1のマイナス電極に接続さ
れている。
【0110】可動接点33,34間には容量の大きい電
解コンデンサC15が接続されている。又、可動接点3
3,34間には第1のインバータ回路3が接続されてい
る。第1のインバータ回路3は、4個のトランジスタT
1〜T4に対してフライホイール用のダイオード23a
〜23dがそれぞれ並列に接続されている。この第1の
インバータ回路3は、IGBTにて構成されている。そ
して、制御回路11から制御信号S1〜S4に基づいて
各トランジスタT1〜T4が適宜オン・オフ制御される
ことにより、インバータ回路3は力率改善回路31にて
昇圧された直流電圧を高周波交流に変換して出力端子か
ら出力する。
【0111】第1のインバータ回路3の出力端子は、ト
ランスTR3の1次巻線aの端子に接続されている。
又、インバータ回路3と1次巻線aのそれぞれ一方の端
子間には、波形整形のためのコンデンサC5が接続され
ている。トランスTR3は、1次巻線a、2次巻線b、
及び、3次巻線cを備えている。1次巻線aの巻数n
a、2次巻線bの巻数nb及び3次巻線cの巻数nc
は、予め定められていて、第1の実施の形態と同じ巻比
に設定されている。
【0112】トランスTR3の2次巻線bは、第2の整
流回路4に接続されている。第2の整流回路4は、4個
のダイオード4a〜4dよりなるブリッジ回路にて構成
され、その出力端子は、リアクトルL12及びコンデン
サC2よりなる平滑回路を介して主電池B1に接続され
ている。
【0113】3次側回路の3次巻線cは第3の整流回路
6に接続され、その整流回路6はリアクトルL13及び
コンデンサC16よりなる平滑回路に接続されている。
平滑回路にて平滑化された直流電圧は、トランジスタT
21とダイオード9とからなる出力調整回路8に出力さ
れる。トランジスタT21は、制御回路11からの制御
信号X1に基づいてオン・オフ制御して直流電圧の電圧
調整(この場合には降圧)を行う。そして、出力調整回
路8にて電圧調整された直流電圧は、リアクトルL2及
びコンデンサC3とからなる平滑回路を介して13〜1
4ボルトの充電電圧となって補機用電池B2に出力され
る。
【0114】次に、上記のように構成した充電器1の作
用について説明する。まず、商用交流電源ACにて主電
池B1及び補機用電池B2を同時に充電する場合につい
て説明する。充電器1のプラグを商用交流電源ACに接
続する。制御回路11は、リレーコイル33a,34a
を励磁して可動接点33,34をそれぞれ端子P3a,P
4aに接続させる。又、制御回路11は、第1のインバー
タ回路3に制御信号S1〜S4、力率改善回路31に制
御信号X1、及び、出力調整回路8に制御信号X3を出
力する。
【0115】整流回路2にて整流された直流電圧は、可
動接点33,34を介して力率改善回路31に出力され
る。力率改善回路31は制御回路11からの制御信号X
3に基づいて直流電圧を昇圧し第1のインバータ回路3
に出力する。この時、大容量の電解コンデンサC15に
より昇圧された直流電圧は平滑化される。
【0116】第1のインバータ回路3の出力端子から出
力される高周波交流は、トランスTR3の1次巻線aと
2次巻線bの巻比に基づいて288〜400ボルトに電
力変換されて2次巻線bに誘起される。又、同インバー
タ回路3から出力される高周波交流は、1次巻線aと3
次巻線cの巻比に基づいて約20ボルトに電力変換され
て3次巻線cに誘起される。
【0117】2次側回路の第2の整流回路4は、この2
次巻線bに誘起された高周波交流を整流する。整流され
た直流電圧は、リアクトルL12及びコンデンサC2よ
りなる平滑回路にて平滑化されて288〜400ボルト
の充電電圧となって主電池B1に印加される。
【0118】一方、3次側回路の第3の整流回路6は、
この3次巻線cに誘起された高周波交流を整流する。整
流された直流電圧は、リアクトルL13及びコンデンサ
C16を介して平滑化され出力調整回路8に出力され
る。調整回路8は制御回路11からの制御信号X1に基
づいて直流電圧を13〜14ボルトくらいになるように
電圧調整を行う。そして、電圧調整された直流電圧は、
リアクトルL2及びコンデンサC3を介して平滑化され
補機用電池B2に印加される。従って、この充電時に
は、主電池B1及び補機用電池B2が同時に商用交流電
源ACから充電がなされる。
【0119】次に、主電池B1の直流電源にて補機用電
池B2を充電する場合について説明する。この場合、充
電器1のプラグは商用交流電源ACから外されている。
制御回路11は、リレーコイル33a,34aを非励磁
して可動接点33,34をそれぞれ端子P3b,P4bに接
続させる。又、制御回路11は、第1のインバータ回路
3に制御信号S1〜S4を出力するとともに、出力調整
回路8に制御信号X1を出力する。尚、制御回路11
は、力率改善回路31に制御信号X3を出力しない。
【0120】従って、主電池B1の直流電源は、可動接
点33,34を介して第1のインバータ回路3に出力さ
れる。第1のインバータ回路3は、この直流電圧を高周
波交流に変換する。この高周波交流電圧は、制御回路1
1にて補機用電池B2のその時の充電量及びその時の主
電池B1からの直流電圧等に基づいて制御信号S1〜S
4の出力タイミングを決定して高周波交流電圧を決めて
いる。
【0121】第1のインバータ回路3から出力される高
周波交流は、1次巻線aと3次巻線cの巻比に基づいて
電力変換されて3次側回路に誘起される。3次側回路の
第3の整流回路6は、この3次巻線cに誘起された高周
波交流を整流する。そして、その整流された直流電圧
は、出力調整回路8にて電圧調整されて補機用電池B2
に充電される。
【0122】従って、本実施の形態の充電器1は、前記
各実施の形態と同様に軽量小型化及び低コスト化を図る
ことができるとともに、主電池B1をボデーアースに対
して絶縁することができる。さらに、本実施の形態で
は、主電池B1及び補機用電池B2とを商用交流電源A
Cにて同時に充電を行えるようにした。従って、充電作
業効率はより向上し、特に夜間充電を行う場合には特に
有効となる。
【0123】さらに、本実施の形態では力率改善回路3
1と電解コンデンサC15によって、平滑化された直流
高電圧を得るようにしたので、第1のインバータ回路3
の各トランジスタT1〜T4に流れる電流実行値は小さ
くできることから銅損は小さくすることができる。
【0124】(第8の実施の形態)次に、本発明の第8
の実施の形態について図8に従って説明する。本実施の
形態の充電器は、図7の充電器の変形例であって、主電
池B1の直流電源による補機用電池B2の充電を2次側
回路と3次側回路との間で行う点と、3次側回路に磁気
増幅回路を採用した点が相違する。従って、その相違し
た部分について説明する。
【0125】図8において、1次側回路の力率改善回路
31は、第1のインバータ回路3に接続されている。即
ち、本実施の形態の場合には可動接点33,34が設け
られていない。一方、2次側回路は、第2の整流回路4
及び第2のインバータ回路5が2次巻線bに接続されて
いる。又、コンデンサC2とで平滑回路を構成するリア
クトルL12には、ダイオード35が並列に接続されて
いる。このダイオード35は、アノードが主電池B1の
プラス電極に、カソードが第2のインバータ回路5のプ
ラス側入力端子に接続されている。
【0126】トランスTR3の3次巻線cは中間端子を
備え、その中間端子は補機用電池B2のマイナス電極に
接続されている。3次側回路には、磁気増幅回路36が
設けられている。磁気増幅回路36は、2個の可飽和リ
アクトル37,38、4個のダイオード39a〜39
d、制御用トランジスタ40、コンパレータ41及び基
準電源42とから構成されている。
【0127】そして、可飽和リアクトル37とダイオー
ド39aは直列に接続され、その直列回路は3次巻線c
の一方の外側端子と平滑回路を構成するリアクトルL2
との間に接続されている。又、可飽和リアクトル38と
ダイオード39bは直列に接続され、その直列回路は3
次巻線cの他方の外側端子と前記リアクトルL2との間
に接続されている。即ち、ダイオード39a,39b
は、第3の整流回路を構成している。
【0128】コンパレータ41は、その反転入力端子が
補機用電池B2のプラス電極に接続され、非反転入力端
子が基準電源42に接続されている。基準電源42は、
補機用電池B2の定格電圧である12ボルトと同じ電圧
をコンパレータ41に比較電圧として出力する。コンパ
レータ41の出力端子は、制御用トランジスタ40のベ
ース端子に接続され、トランジスタ40をオン・オフ制
御する。即ち、補機用電池B2が12ボルト未満のと
き、コンパレータ41はHレベルの出力信号を出力しト
ランジスタ40をオフさせる。又、補機用電池B2が1
2ボルト以上の時、コンパレータ41はLレベルの出力
信号を出力しトランジスタ40をオンさせる。
【0129】トランジスタ40は、そのエミッタ端子が
補機用電池B2のプラス電極に接続されている。トラン
ジスタ40のコレクタ端子は、ダイオード39cを介し
て可飽和リアクトル37とダイオード39aの接続点に
接続されている。又、トランジスタ40のコレクタ端子
はダイオード39dを介して可飽和リアクトル38とダ
イオード39bの接続点に接続されている。
【0130】即ち、この磁気増幅回路36は、3次巻線
cに誘起される高周波交流に対して可飽和リアクトル3
7,38の磁束密度が交互に飽和と不飽和の間を繰り返
され同リアクトル37,38のインダクタンスが制御さ
れること利用して電圧調整(パルス幅)を行う。そし
て、その調整された電圧はリアクトルL2及びコンデン
サC3よりなる平滑回路を介して13〜14ボルトの充
電電圧として補機用電池B2に印加される。
【0131】次に、上記のように構成した充電器1の作
用について説明する。まず、商用交流電源ACにて主電
池B1及び補機用電池B2を同時に充電する場合につい
て説明する。充電器1のプラグを商用交流電源ACに接
続する。制御回路11は第1のインバータ回路3に制御
信号S1〜S4を、力率改善回路31に制御信号X3を
出力する。
【0132】整流回路2にて整流された直流電圧は、力
率改善回路31に出力される。力率改善回路31は制御
回路11からの制御信号X3に基づいて直流電圧を昇圧
し第1のインバータ回路3に出力する。この時、大容量
の電解コンデンサC15により昇圧された直流電圧は平
滑化される。
【0133】第1のインバータ回路3の出力端子から出
力される高周波交流は、トランスTR3の1次巻線aと
2次巻線bの巻比に基づいて288〜400ボルトに電
力変換されて2次巻線bに誘起される。又、同インバー
タ回路3から出力される高周波交流は、1次巻線aと3
次巻線cの巻比に基づいて約20ボルトに電力変換され
て3次巻線cに誘起される。
【0134】2次側回路の第2の整流回路4は、この2
次巻線bに誘起された高周波交流を整流する。整流され
た直流電圧は、リアクトルL12及びコンデンサC2よ
りなる平滑回路にて平滑化されて288〜400ボルト
の充電電圧となって主電池B1に印加される。
【0135】一方、3次巻線cに誘起された高周波交流
は、磁気増幅回路36に出力される。磁気増幅回路36
は、13〜14ボルトの直流電圧になるように電圧調整
を行う。そして、電圧調整された直流電圧は、リアクト
ルL2及びコンデンサC3を介して平滑化され充電電圧
として補機用電池B2に印加される。従って、この充電
時には、主電池B1及び補機用電池B2が同時に商用交
流電源ACから充電がなされる。
【0136】次に、主電池B1の直流電源にて補機用電
池B2を充電する場合について説明する。この場合、充
電器1のプラグは商用交流電源ACから外されている。
制御回路11は、第2のインバータ回路5に制御信号G
1〜G4を出力する。
【0137】従って、主電池B1の直流電源は、ダイオ
ード35を介して第2のインバータ回路5に出力され
る。第2のインバータ回路5は、この直流電圧を高周波
交流に変換する。この高周波交流電圧は、制御回路11
にて補機用電池B2のその時の充電量及びその時の主電
池B1からの直流電圧等に基づいて制御信号G1〜G4
の出力タイミングを決定して高周波交流電圧を決めてい
る。
【0138】第2のインバータ回路5から出力される高
周波交流は、磁気増幅回路36に出力される。磁気増幅
回路36は、電圧調整を行う。そして、電圧調整された
直流電圧は、リアクトルL2及びコンデンサC3を介し
て平滑化され充電電圧として補機用電池B2に印加され
る。
【0139】従って、本実施の形態の充電器1において
も、前記各実施の形態と同様に軽量小型化及びコスト低
減を図ることができる。又、本実施の形態の充電器1
は、商用交流電源ACにて主電池B1及び補機用電池B
2を同時に充電できるようにしたので、第4〜第7の実
施の形態の充電器1と同様な効果を有する。
【0140】さらに、本実施の形態では、3次側回路に
磁気増幅回路36を用いて電圧調整するようにした。従
って、制御回路11による3次側回路の制御はなくなる
ため、制御回路11の負担は軽減される。又、磁気増幅
回路36を用いたので、出力調整の損失が小さくリアク
トル37,38のコア損失だけである。
【0141】(第9の実施の形態)次に、本発明の第9
の実施の形態について図9に従って説明する。本実施の
形態の充電器は、図8の充電器の変形例であって、2次
側回路に磁気増幅回路を採用した点と、主電池B1の直
流電源による補機用電池B2の充電を2次側回路と3次
側回路との間で行う点とが相違する。又、1次側回路の
第1のインバータ回路3に共振回路を接続した点が相違
する。従って、その相違した部分について説明する。
【0142】図9において、第1のインバータ回路3の
出力端子にはそれぞれ共振用のリアクトルL15と共振
用のコンデンサC18を介して1次巻線aに接続されて
いる。2次巻線bは中間端子を備え、その中間端子は可
動接点52を介して主電池B1のマイナス電極に接続さ
れるようになっている。2次側回路には、磁気増幅回路
44が設けられている。磁気増幅回路44は、2個の可
飽和リアクトル45,46、4個のダイオード47a〜
47d、制御用トランジスタ48、コンパレータ49及
び基準電源50とから構成されている。そして、可飽和
リアクトル45とダイオード47aは直列に接続され、
その直列回路は2次巻線bの一方の外側端子と端子P5a
との間に接続されている。又、可飽和リアクトル46と
ダイオード47bは直列に接続され、その直列回路は2
次巻線bの他方の外側端子と前記端子P5aとの間に接続
されている。即ち、ダイオード47a,47bは、第2
の整流回路を構成している。
【0143】コンパレータ49は、その反転入力端子が
主電池B1のプラス電極に接続され、非反転入力端子が
基準電源50に接続されている。基準電源50は、主電
池B1の定格電圧である288ボルトと同じ電圧をコン
パレータ49に比較電圧として出力する。コンパレータ
49の出力端子は、制御用トランジスタ48のベース端
子に接続され、トランジスタ48をオン・オフ制御す
る。即ち、主電池B1が288ボルト未満のとき、コン
パレータ49はHレベルの出力信号を出力しトランジス
タ48をオフさせる。又、主電池B1が288ボルト以
上の時、コンパレータ49はLレベルの出力信号を出力
しトランジスタ48をオンさせる。
【0144】トランジスタ48は、そのエミッタ端子が
主電池B1のプラス電極に接続されている。トランジス
タ48のコレクタ端子は、ダイオード47cを介して可
飽和リアクトル45とダイオード47aの接続点に接続
されている。又、トランジスタ48のコレクタ端子はダ
イオード47dを介して可飽和リアクトル46とダイオ
ード47bの接続点に接続されている。
【0145】即ち、この磁気増幅回路44は、3次側回
路の磁気増幅回路36と同様に巻線bに誘起される高周
波交流に対して可飽和リアクトル45,46の磁束密度
が交互に飽和と不飽和の間を繰り返され同リアクトル4
5,46のインダクタンスが制御されることにより電圧
調整(パルス幅)を行う。そして、その調整した電圧を
コンデンサC2よりなる平滑回路を介して端子P5a,P
6aに出力される。端子P5aは可動接点51に対して接離
可能であって、可動接点51を介して主電池B1のプラ
ス電極に接続される。端子P6aは可動接点52に対して
接離可能であって、可動接点52を介して主電池B1の
マイナス電極に接続される。
【0146】可動接点51,52は、制御回路11に接
続した対応するリレーコイル51a,52aの励磁・非
励磁によって制御される。商用交流電源ACにて主電池
B1及び補機用電池B2を充電すべくリレーコイル51
a,52aが励磁されている時、可動接点51,52は
端子P5a,P6aに接続される。反対に、主電池B1の直
流電源にて補機用電池B2を充電すべくリレーコイル5
1a,52aが非励磁の時、可動接点51,52はそれ
ぞれ端子P5b,P6bに接続される。端子P5bは第1のイ
ンバータ回路3のプラス側入力端子に接続されている。
又、端子P6bは第1のインバータ回路3のマイナス側入
力端子に接続されている。
【0147】そして、商用交流電源ACにて主電池B1
及び補機用電池B2を充電する場合に、整流回路2にて
整流された直流電圧は、力率改善回路31にて昇圧され
て第1のインバータ回路3に出力される。そして、第1
のインバータ回路3と共振回路とで直流電圧を高周波交
流に変換する。高周波交流は、トランスTR3の1次巻
線aと2次巻線bの巻比に基づいて288〜400ボル
トに電力変換されて2次巻線bに誘起される。又、同イ
ンバータ回路3から出力される高周波交流は、1次巻線
aと3次巻線cの巻比に基づいて約20ボルトに電力変
換されて3次巻線cに誘起される。
【0148】2次側回路に誘起された高周波交流は、磁
気増幅回路44に出力される。磁気増幅回路44は電圧
調整を行う。そして、電圧調整された直流電圧は、可動
接点51,52を介して充電電圧として主電池B1に印
加される。又、3次側回路に誘起された高周波交流は、
磁気増幅回路36に出力される。磁気増幅回路36は電
圧調整を行う。そして、電圧調整された直流電圧は、充
電電圧として補機用電池B2に印加される。
【0149】一方、主電池B1の直流電源にて補機用電
池B2を充電する場合、可動接点51,52を介して主
電池B1の直流電圧は、1次側回路の第1のインバータ
回路3に出力される。そして、第1のインバータ回路3
と共振回路とで直流電圧を高周波交流に変換する。高周
波交流は、1次巻線aと3次巻線cの巻比に基づいて電
力変換されて3次巻線cに誘起される。3次巻線cに誘
起された高周波交流は、磁気増幅回路36に出力され
る。磁気増幅回路36は電圧調整を行う。そして、電圧
調整された直流電圧は充電電圧として補機用電池B2に
印加される。
【0150】従って、本実施の形態の充電器1は、前記
第8の実施の形態の効果に加えて2次側回路に磁気増幅
回路44を用いたので、制御回路11の負担はさらに軽
減されるとともに、出力調整の損失も小さくすることが
できる。又、第1のインバータ回路3と共振回路とでさ
らに周波数の高い高周波交流を生成するようにしたの
で、トランスTR3及び可飽和リアクトル37,38,
45,46をさらに小型化することができる。
【0151】尚、本発明は前記各実施の形態の他、以下
の態様で実施してもよい。 (1)前記各実施の形態では、各インバータ回路3,5
のトランジスタT1〜T8をIGBTで実施したがMO
Sトランジスタで実施してもよい。 (2)第5〜第9の実施の形態では、主電池B1と補機
用電池B2を商用交流電源にて同時に充電するととも
に、主電池の直流電源にて補機用電池を充電するように
したが、主電池の直流電源にて補機用電池を充電する構
成を省略して実施するようにしてもよい。
【0152】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば主
電池及び補機用電池の充電器を共用することができ、充
電器の小型化及びコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態を説明するための充電器の
電気回路図。
【図2】 第2の実施の形態を説明するための充電器の
電気回路図。
【図3】 第3の実施の形態を説明するための充電器の
電気回路図。
【図4】 第4の実施の形態を説明するための充電器の
電気回路図。
【図5】 第5の実施の形態を説明するための充電器の
電気回路図。
【図6】 第6の実施の形態を説明するための充電器の
電気回路図。
【図7】 第7の実施の形態を説明するための充電器の
電気回路図。
【図8】 第8の実施の形態を説明するための充電器の
電気回路図。
【図9】 第9の実施の形態を説明するための充電器の
電気回路図。
【図10】 従来の主電池を充電を説明するための電気
回路図。
【図11】 従来の補機用電池の充電を説明するための
電気回路図。
【符号の説明】
2…第1の整流回路、3…第1の交流変換回路としての
第1のインバータ回路、4…第2の整流回路、5…第2
の交流変換回路としての第2のインバータ回路、6…第
3の整流回路、7…出力回路としてのリレー接点、8…
出力回路としての出力調整回路、10…駆動回路、26
…出力制御回路、28…切換回路としてのリレー接点、
21,22,33,34,51,52…切換回路として
の可動接点、36,44…磁気増幅回路、TR3…トラ
ンス、a…1次巻線、b…2次巻線、c…3次巻線、B
1…主電池、B2…補機用電池、M…走行用モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 靖弘 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用モータの駆動電源となる高電圧の
    主電池と、車両に搭載された補機の駆動電源となる低電
    圧の補機用電池とを備えた電気自動車用電池の充電方法
    であって、 1次巻線、2次巻線及び3次巻線を備えたトランスを用
    い、該トランスの1次巻線と2次巻線を介して商用交流
    電源による主電池への充電を、該トランスの1次巻線又
    は2次巻線のいずれか一方と3次巻線を介して主電池の
    直流電源による補機用電池への充電を行うようにした電
    気自動車用電池の充電方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気自動車用電池の充
    電方法において、商用交流電源による主電池への充電と
    ともに、商用交流電源による補機用電池への充電も併せ
    てトランスの1次巻線と3次巻線を介して行うようにし
    た電気自動車用電池の充電方法。
  3. 【請求項3】 1次巻線、2次巻線及び3次巻線を備え
    たトランスと、 商用交流電源を別の周波数の第1の交流に変換し、一次
    巻線に出力するための変換回路と、 トランスの2次側回路に設けられ、前記第1の交流に基
    づいてトランスの2次巻線に誘起される交流を整流し、
    その整流した直流電圧を充電電圧として走行用モータを
    駆動させるための主電池に供給するための第2の整流回
    路と、 前記2次側回路に設けられ、前記主電池の直流電源を第
    2の交流に変換し2次巻線に出力するための第2の交流
    変換回路と、 トランスの3次側回路に設けられ、前記第2の交流に基
    づいて3次巻線に誘起される交流を整流し、その整流し
    た直流電圧を充電電圧として自動車の補機用電池に供給
    するための第3の整流回路とからなる電気自動車用充電
    器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電気自動車用充電器にお
    いて、変換回路は、 トランスの1次側回路に設けられ、商用交流電源と接続
    しその商用交流電源を整流するための第1の整流回路
    と、 前記1次側回路に設けられ、第1の整流回路にて整流し
    た直流電圧を第1の高周波交流に変換し1次巻線に出力
    するための第1の高周波変換回路とからなる電気自動車
    用充電器。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の電気自動車用充電器に
    おいて、第2の交流変換回路は、4個のスイッチングト
    ランジスタをブリッジ回路で構成したインバータ回路で
    あって、第2の整流回路は、そのインバータ回路を構成
    する各トランジスタに対して接続されたフライホイール
    用ダイオードにて構成した電気自動車用充電器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電気自動車用充電器に
    おいて、前記インバータ回路にて構成された第2の交流
    変換回路は、走行用モータを駆動するインバータ回路よ
    りなる駆動回路の一部を利用した電気自動車用充電器。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の電気自動車用充電器に
    おいて、3次側回路には、補機用電池を充電するときの
    み第3の整流回路にて整流した直流電圧を充電電圧とし
    て補機用電池に出力する出力回路を備えた電気自動車用
    充電器。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電気自動車用充電器に
    おいて、前記出力回路は、トランジスタで構成され該ト
    ランジスタをデューティ制御することにより直流電圧を
    調整する電気自動車用充電器。
  9. 【請求項9】 請求項4に記載の電気自動車用充電器に
    おいて、前記第1の交流変換回路は、共振回路を備えた
    ものである電気自動車用充電器。
  10. 【請求項10】 1次巻線、2次巻線及び3次巻線を備
    えたトランスと、 トランスの1次側回路に設けられ、商用交流電源と接続
    しその商用交流電源を整流するための第1の整流回路
    と、 前記1次側回路に設けられ、第1の整流回路にて整流し
    た直流電圧を第1の交流に変換し1次巻線に出力するた
    めの第1の交流変換回路と、 トランスの2次側回路に設けられ、前記第1の交流に基
    づいてトランスの2次巻線に誘起される交流を整流する
    ための第2の整流回路と、 前記2次側回路に設けられ、前記第2の整流回路にて整
    流された直流電圧を昇圧し走行用モータを駆動させるた
    めの主電池の充電電圧を生成するための出力制御回路
    と、 トランスの3次側回路に設けられ、前記第1の交流に基
    づいて3次巻線に誘起される交流を整流し、その整流し
    た直流電圧を充電電圧として自動車の補機用電池に供給
    するための第3の整流回路とからなる電気自動車用充電
    器。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の電気自動車用充電
    器において、1次側回路に設けられた第1の整流回路と
    第1の交流変換回路の間に、第1の整流回路にて整流さ
    れた直流電圧と前記2次側回路に設けた主電池の直流電
    圧のいずれか一方を第1の高周波変換回路に出力するた
    めの切換回路を設けた電気自動車用充電器。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の電気自動車用充電
    器において、前記2次側回路の2次巻線と出力制御回路
    と間に設けられ、前記主電池の直流電源を第2の交流に
    変換し2次巻線に出力するための第2の交流変換回路
    と、前記主電池の直流電圧を前記第2の交流変換回路に
    出力するための切換回路を設けた電気自動車用充電器。
  13. 【請求項13】 請求項10乃至12のいずれか1に記
    載の電気自動車用充電器において、前記第1の交流変換
    回路は、共振回路を備えたものである電気自動車用充電
    器。
  14. 【請求項14】 1次巻線、2次巻線及び3次巻線を備
    えたトランスと、 トランスの1次側回路に設けられ、商用交流電源と接続
    しその商用交流電源を整流するための第1の整流回路
    と、 前記1次側回路に設けられ、前記第1の整流回路にて整
    流された直流電圧を昇圧し走行用モータを駆動させるた
    めの主電池の充電電圧を生成するための力率改善回路
    と、 前記1次側回路に設けられ、前記力率改善回路にて昇圧
    された直流電圧を第1の交流に変換し1次巻線に出力す
    るための第1の交流変換回路と、 トランスの2次側回路に設けられ、前記第1の交流に基
    づいて2次巻線に誘起される高周波交流を整流しその整
    流した直流電圧を走行用モータを駆動させるための主電
    池の充電電圧として出力するための第2の整流回路と、 トランスの3次側回路に設けられ、前記第1の交流に基
    づいて3次巻線に誘起される交流を整流するとともに電
    圧調整し、その調整した直流電圧を充電電圧として補機
    用電池に出力する出力回路を備えた電気自動車用充電
    器。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の電気自動車用充電
    器において、前記出力回路は、3次巻線に誘起される交
    流を整流する整流回路と、トランジスタで構成され該ト
    ランジスタをデューティ制御することにより直流電圧を
    調整する出力調整回路とからなる電気自動車用充電器。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の電気自動車用充電
    器において、前記出力回路は、磁気増幅回路である電気
    自動車用充電器。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載の電気自動車用充電
    器において、1次側回路に設けられた力率改善回路と第
    1の高周波変換回路の間に、力率改善回路にて昇圧され
    た直流電圧と前記2次側回路に設けた主電池の直流電圧
    のいずれか一方を第1の高周波変換回路に出力するため
    の切換回路を設けた電気自動車用充電器。
  18. 【請求項18】 請求項14に記載の電気自動車用充電
    器において、前記2次側回路の2次巻線と主電池と間に
    設けられ、前記主電池の直流電源を第2の高周波交流に
    変換し2次巻線に出力するための第2の交流変換回路を
    設けた電気自動車用充電器。
  19. 【請求項19】 請求項14に記載の電気自動車用充電
    器において、前記第2の整流回路は、磁気増幅回路で構
    成し、その磁気増幅回路と主電池の間に、磁気増幅回路
    から主電池への直流電圧の入力と、主電池から第1の交
    流変換回路への直流電圧の出力のいずれか一方に切り換
    える切換回路を設けた電気自動車用充電器。
  20. 【請求項20】 請求項14、17又は19のいずれか
    1に記載の電気自動車用充電器において、前記第1の交
    流変換回路は、共振回路を備えたものである電気自動車
    用充電器。
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