JP4340305B2 - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機 Download PDF

Info

Publication number
JP4340305B2
JP4340305B2 JP2007152936A JP2007152936A JP4340305B2 JP 4340305 B2 JP4340305 B2 JP 4340305B2 JP 2007152936 A JP2007152936 A JP 2007152936A JP 2007152936 A JP2007152936 A JP 2007152936A JP 4340305 B2 JP4340305 B2 JP 4340305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive
heat sink
rotor
negative
cooling fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007152936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008306869A (ja
Inventor
慎一 伊藤
慎二 西村
純 廣門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007152936A priority Critical patent/JP4340305B2/ja
Priority to US11/965,283 priority patent/US7723876B2/en
Priority to DE102008003460A priority patent/DE102008003460A1/de
Priority to FR0850468A priority patent/FR2917252A1/fr
Publication of JP2008306869A publication Critical patent/JP2008306869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4340305B2 publication Critical patent/JP4340305B2/ja
Priority to US12/749,991 priority patent/US7902701B2/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/02Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine
    • H02K9/04Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine having means for generating a flow of cooling medium
    • H02K9/06Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine having means for generating a flow of cooling medium with fans or impellers driven by the machine shaft
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/04Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for rectification
    • H02K11/049Rectifiers associated with stationary parts, e.g. stator cores
    • H02K11/05Rectifiers associated with casings, enclosures or brackets

Description

この発明は、車両用交流発電機に関し、特に、整流器の冷却構造に関するものである。
従来の車両用交流発電機では、正極側の一方向導通素子と負極側の一方向導通素子とが回転軸と直交するほぼ同じ平面上に位置するように正極側冷却板と負極側冷却板とに支持され、冷却用フィンが一方の冷却板の一方向導通素子が支持された側と反対側に突出するように形成され、他方の冷却板がケーシング部材に固着され、冷却ファンにより冷却用フィンを冷却するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第13342978号公報
従来の車両用交流発電機においては、正極側冷却板と負極側冷却板とが径方向に並んで配設されているので、下記の不具合が生じ、整流装置の効果的な冷却ができなかった。
まず、冷却ファンの回転により通風孔から吸入された冷却風は、正極側冷却板と負極側冷却板との間の隙間、および内側に位置する冷却板とベアリングボックスとの間の隙間を通って冷却ファンに到達する。これら2箇所の隙間は、冷却風が通過する風路として十分な断面積が確保されておらず、冷却風流入時の風路断面積の縮小による圧力損失が生じてしまう。
また、通風孔から冷却ファンに至る冷却風流通路が正極側冷却板および負極側冷却板により分断される。これにより、冷却風の一部が冷却用フィン間を通過することなく外部に排出され、冷却用フィン間を通過する冷却風風量が冷却ファンの吸排気量に比べて少なくなる。
また、内側の冷却板の設置スペースが狭くなるので、冷却用フィンの枚数が少なくなり、放熱面積が少なくなる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、冷却板の配置を工夫すると共に、放熱フィンを冷却風流通路の冷却ファンの下流側に位置させて、整流器の冷却性を向上する車両用交流発電機を得ることを目的とする。
この発明に係る車両用交流発電機は、回転軸に固着された回転子と、上記回転軸を回転自在に支持して上記回転子を内包するケースと、上記ケースに保持されて上記回転子を囲繞する円筒状の固定子鉄心および該固定子鉄心に装着された固定子コイルからなる固定子と、円弧平板状の正極側基部を有する正極側ヒートシンク、該正極側基部の表面に実装された正極側整流素子、円弧平板状の負極側基部を有する負極側ヒートシンク、および該負極側基部の表面に実装された負極側整流素子を有し、該正極側ヒートシンクおよび該負極側ヒートシンクが該正極側基部および該負極側基部の表面を相対して軸方向に離間して上記ケース内の上記回転子の一側に配設されている整流器と、上記回転子の一側端面に固着された冷却ファンと、とを備えている。上記ケースには、吸気孔が上記正極側ヒートシンクおよび上記負極側ヒートシンクの上記回転子と反対側に配設されたヒートシンクに臨むように穿設され、かつ排気孔が上記冷却ファンの径方向外方に位置するように穿設され、上記正極側ヒートシンクおよび上記負極側ヒートシンクの上記回転子側に配設されたヒートシンクには、複数の放熱フィンがその基部の裏面に突設されている。上記回転子側に配設されたヒートシンクは上記複数の放熱フィンを上記冷却ファンの径方向外方に位置させて配設され、かつ上記複数の放熱フィンは、それぞれ上記回転子の回転中心から径方向に延びる直線に対して回転方向の前方に傾斜して、周方向に配列され、上記冷却ファンから流出する冷却風が上記複数の放熱フィン間を通過する。
この発明によれば、正極側ヒートシンクと負極側ヒートシンクとが正極側基部と負極側基部との表面を相対して軸方向に離間して配設されているので、正極側ヒートシンクおよび負極側ヒートシンクの内径側のスペースが拡大される。そこで、冷却ファンの回転により吸気孔から吸入された冷却風は、正極側ヒートシンクとベアリングボックスとの間の拡大された隙間を通って冷却ファンに到達するので、圧力損失が小さくなり、冷却ファンが給排気する冷却風量を増やすことができる。また、正極側ヒートシンクおよび負極側ヒートシンクが吸気孔から冷却ファンに至る冷却風流通路を分断しないので、放熱フィン間を通過する冷却風量が多くなる。さらに、正極側基部および負極側基部が外径側に配置されるので、放熱フィンの設置スペースが拡大し、放熱面積を増やすことができる。
放熱フィンが冷却ファンの径方向外方に位置しているので、冷却ファンから流出した高速の冷却風が放熱フィン間を流通し、放熱性能が向上される。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の全体構成を示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における冷却風の流れを説明する要部断面図である。
図1において、車両用交流発電機は、それぞれ略椀形状のアルミニウム製のフロントブラケット1とリヤブラケット2とからなるケース3と、フロントブラケット1およびリヤブラケット2の軸心位置に設けられたベアリングボックス4,5に収納された軸受6,7に回転自在に支持された回転軸8と、ケース3のフロント側に延出する回転軸8の一端に固着されたプーリ9と、この回転軸8に固着されてケース3内に回転自在に配設されたクローポール型回転子10と、この回転子10を囲繞するようにケース3の内壁面に保持された固定子11と、固定子11の固定子コイル19に電気的に接続され、固定子コイル19で生じた交流を直流に整流する整流器12と、固定子コイル19で生じた交流電圧の大きさを調整する電圧調整器13と、を備えている。
回転子10は、電流を流して磁束を発生する界磁コイル15と、界磁コイル15を覆って設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア16と、を有している。回転軸8がポールコア16の軸心位置に挿通、固着され、冷却ファン17a,17bがポールコア16の軸方向両端面に固着されている。
固定子11は、フロントブラケット1とリヤブラケット2とに挟持されて回転子10を囲繞するように配置された固定子鉄心18と、この固定子鉄心18に装着された固定子コイル19と、を備えている。ここで、回転子10の回転により、回転磁界が固定子コイル19に与えられ、起電力が固定子コイル19に発生する。
整流器12は、複数の正極側整流素子23aが実装された正極側ヒートシンク20と、複数の負極側整流素子23bが実装された負極側ヒートシンク21と、サーキットボード22と、を備えている。正極側ヒートシンク20は、アルミニウムなどの良熱伝導材で作製され、円弧平板状の基部20aと、それぞれ基部20aの裏面から垂直に突設され、かつ基部20aの裏面内周側および外周側に径方向に延設されて、基部20aの裏面に放射状に配設された放熱フィン20bと、を有する。負極側ヒートシンク21は、アルミニウムなどの良熱伝導材で作製され、円弧平板状の基部21aと、それぞれ基部21aの裏面から垂直に突設され、かつ基部21aの裏面外周側に径方向に延設されて、基部21aの裏面に放射状に配設された放熱フィン21bと、を有する。複数の正極側および負極側整流素子23a,23bが基部20a,21aのそれぞれの表面に周方向に並んで実装され、サーキットボード22により整流回路を構成するように接続される。
負極側ヒートシンク21は、基部21aの表面を回転軸8の軸心と直交する平面上に位置させて、基部21aの裏面を回転子10側に向けて、かつ放熱フィン21bを固定子コイル19のコイルエンド19bと相対して冷却ファン17bの径方向外方に位置させて、基部21aの円弧中心を回転軸8に軸心に略一致させて、リヤブラケット2内に配設されている。正極側ヒートシンク20は、基部20aの表面を回転軸8の軸心と直交する平面上に位置させて、基部20aの表面を回転子10側に向けて、かつ基部20aを基部21aと相対して基部21aのリヤ側に位置させて、基部20aの円弧中心を回転軸8に軸心に略一致させて、リヤブラケット2内に配設されている。
フロントブラケット1には、吸気孔1aがベアリングボックス4周りに穿設され、排気孔1bが冷却ファン17aの径方向外方に穿設されている。リヤブラケット2には、吸気孔2aが正極側ヒートシンク20に面するように穿設され、排気孔2bが冷却ファン17bの径方向外方に穿設されている。
このように構成された車両用交流発電機では、まず、電流がバッテリ(図示せず)からブラシ14およびスリップリング(図示せず)を介して回転子10の界磁コイル15に供給され、磁束が発生される。この磁束により、磁極がポールコア16に形成される。一方、エンジンの回転トルクがエンジンの出力軸からベルト(図示せず)およびプーリ9を介して回転軸8に伝達され、回転子10が回転される。そこで、回転磁界が固定子11の固定子コイル19に与えられ、起電力が固定子コイル19に発生する。この交流の起電力が整流器12で直流電流に整流されて、バッテリを充電し、あるいは電気負荷に供給される。また、この固定子11で生じた交流電圧の大きさが電圧調整器13で調整される。
冷却ファン17a、17bが回転子10の回転に連動して回転される。これにより、リヤ側では、図2に矢印で示されるように、冷却風が吸気孔2aからリヤブラケット2内に吸気される。この冷却風は、正極側ヒートシンク20の放熱フィン20b間を通って径方向内側に流れ、その後回転軸8に沿って回転子10側に流れる。また、冷却風は、正極側ヒートシンク20と負極側ヒートシンク21との間を通って径方向内側に流れる。そして、回転子10まで流れた冷却風は、冷却ファン17bにより遠心方向に曲げられる。そして、冷却風の一部が、負極側ヒートシンク21の放熱フィン21b間を通って径方向外方に流れ、排気孔2bから排気される。また、冷却風の残りが固定子コイル19のコイルエンド19bを冷却し、排気孔2bから排気される。これにより、整流器12の正極側および負極側整流素子23a,23bで発生した熱は、放熱フィン20b、21b間を流通する冷却風に吸熱され、正極側および負極側整流素子23a,23bの温度上昇が抑えられる。
また、フロント側では、冷却風が吸気穴1bからフロントブラケット1内に吸気され、冷却ファン17aにより遠心方向に曲げられ、固定子コイル19のコイルエンド19aを冷却した後、排気孔1bから排気される。これにより、固定子コイル19で発生した熱は、冷却風に吸熱され、固定子11の温度上昇が抑えられる。
この実施の形態1によれば、負極側ヒートシンク21が放熱フィン21bを冷却ファン17bの径方向外方に位置するようにリヤブラケット2内に配設され、正極側ヒートシンク20が負極側ヒートシンク21と相対して軸方向のリヤ側に位置するようにリヤブラケット2内に配設されている。そこで、正極側および負極側ヒートシンク20,21とベアリングボックス5との間の隙間が拡大され、冷却ファン17bの回転により形成される冷却風通風路における圧力損失が低減され、冷却ファン17bが吸排気する冷却風量を増やすことができる。冷却ファン17bの回転により形成される冷却風通風路が正極側および負極側ヒートシンク20,21により分断されず、放熱フィン20b,21bを通過する冷却風量が増大される。正極側および負極側ヒートシンク20,21がリヤブラケット2内の外周側に配設されているので、放熱フィン20b,21bの設置スペースが広くなり、フィン枚数が増大し、放熱面積を大きくすることができる。
また、放熱フィン21bが冷却ファン17bの径方向外方に位置している。つまり、放熱フィン21bが冷却風通風路の冷却ファン17bの下流側に近接して配置している。冷却ファン17bの下流近傍では、冷却風の流速は、冷却ファン17bの回転速度とほぼ等しくなっている。冷却ファン17bの回転速度は、冷却ファン17bから離れた冷却風通風路を流通する冷却風の流速の数倍の速度を有している。そこで、冷却ファン17bの下流側に近接して配設されている放熱フィン21b間には、高速の冷却風が流通し、放熱性能が向上される。
また、放熱フィン21bが冷却風通風路の冷却ファン17bの下流側に近接して配置しているので、冷却ファン17bが吸気した冷却風のほぼ全量が放熱フィン21b間を流通することになり、放熱性能が向上される。
また、固定子コイル19のコイルエンド19bと放熱フィン21bとが相対して冷却風通風路の冷却ファン17bの下流側に近接して配置しているので、固定子コイル19のコイルエンド19bと放熱フィン21bとが同時に冷却され、固定子11と整流器12とを効果的に冷却することができる。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の整流器周りを示す要部断面図である。
図3において、正極側ヒートシンク20Aは、放熱フィン20bがそれぞれ基部20aの表面から垂直に突設され、かつ基部20aの表面内周側および外周側に径方向に延設されて、基部20aの表面に放射状に配設されている。そして、正極側整流素子23aが内周側に配列された放熱フィン20bと外周側に配列された放熱フィン20bとの間の位置で基部20aの表面に周方向に並んで実装されている。そして、正極側ヒートシンク20Aは、表面側を負極側ヒートシンク21に向けてリヤブラケット2内に配設されている。なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
従って、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機の整流器周りを示す要部断面図である。
図4において、正極側ヒートシンク20Bは、放熱フィン20bがそれぞれ基部20aの内周側端面から垂直に径方向に突設され、かつ基部20aの内周側端面に軸方向に延設されて、基部20aの内周側端面に放射状に配設されている。そして、正極側整流素子23aが基部20aの表面に周方向に並んで実装されている。そして、正極側ヒートシンク20Bは、表面側を負極側ヒートシンク21に向けてリヤブラケット2内に配設されている。なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
従って、この実施の形態3においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態3によれば、放熱フィン20bが基部20aの内周側端面から径方向内方に突設されているので、車両用交流発電機の軸方向長さを縮小することができ、車両用交流発電機の小型化が図られる。
なお、上記実施の形態1〜3では、正極側ヒートシンクに放熱フィンを設けるものとしているが、放熱フィンを省略し基部のみで正極側ヒートシンクを構成してもよい。
また、上記実施の形態1〜3では、放熱フィンが冷却風通風路の冷却ファン17bの下流側近傍に位置するように負極側ヒートシンクを配設するものとしているが、放熱フィンが冷却風通風路の冷却ファン17bの下流側近傍に位置するように正極側ヒートシンクを配設してもよい。
実施の形態4.
図5はこの発明の実施の形態4に係る車両用交流発電機の整流器周りを示す要部断面図である。
図5において、正極側ヒートシンク24は、アルミニウムなどの良熱伝導材で作製され、円弧平板状の基部24aと、それぞれ基部24aの裏面から垂直に突設され、かつ基部24aの裏面外周側に径方向に延設されて、基部24aの裏面に放射状に配設された放熱フィン24bと、を有する。負極側ヒートシンク25は、アルミニウムなどの良熱伝導材で作製された円弧平板状の基部25aのみから構成されている。複数の正極側および負極側整流素子23a,23bが基部24a,25aのそれぞれの表面に周方向に並んで実装され、サーキットボード22により整流回路を構成するように接続される。
正極側ヒートシンク24は、基部24aの表面を回転軸8の軸心と直交する平面上に位置させて、基部24aの裏面を回転子10側に向けて、かつ放熱フィン24bを固定子コイル19のコイルエンド19bと相対して冷却ファン17bの径方向外方に位置させて、基部24aの円弧中心を回転軸8に軸心に略一致させて、リヤブラケット2内に配設されている。負極側ヒートシンク25は、基部25aの表面を排気孔2b側に向けて、基部25aの内周側端面をリヤブラケット2の外周壁面に固定されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態4によれば、冷却風が、冷却ファン17bの回転により、吸気孔2aからリヤブラケット2内に吸入され、冷却ファン17bにより遠心方向に曲げられる。そして、冷却風の一部が、正極側ヒートシンク24の放熱フィン24b間を通って径方向外方に流れ、排気孔2bから排気される。また、冷却風の残りが固定子コイル19のコイルエンド19bを冷却し、排気孔2bから排気される。
また、負極側整流素子23bでの発熱は、負極側ヒートシンク25の基部25aを介してリヤブラケット2に伝達され、リヤブラケット2の表面から放熱される。
従って、この実施の形態4においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態4によれば、正極側ヒートシンク24のリヤ側に負極側ヒートシンクを配設する必要がないので、冷却風通風路の断面積が大きくなり、冷却風量を大きくできるとともに、車両用交流発電機の軸方向寸法を縮小することができる。
なお、上記実施の形態4では、負極側整流素子23bを負極側ヒートシンク25を介してリヤブラケット2の外壁面に取り付けるものとしているが、負極側整流素子23bをリヤブラケット2の外壁面に直接取り付けてもよい。この場合、部品点数が削減され、組立工程が簡素化される。
実施の形態5.
図6はこの発明の実施の形態5に係る車両用交流発電機の整流器周りを示す要部断面図である。
図6において、正極側ヒートシンク24は、アルミニウムなどの良熱伝導材で作製され、円弧平板状の基部24aと、それぞれ基部24aの裏面から垂直に突設され、かつ基部24aの裏面外周側に径方向に延設されて、基部24aの裏面に放射状に配設された放熱フィン24bと、を有する。そして、複数の正極側整流素子23aが基部24aの表面に周方向に並んで実装されている。負極側ヒートシンク26は、アルミニウムなどの良熱伝導材で作製された円弧平板状の基部26aと、それぞれ基部26aの表面から垂直に突設され、かつ基部26aの表面内周側および外周側に径方向に延設されて、基部26aの表面に放射状に配設され放熱フィン26bと、を有する。そして、複数の負極側整流素子23bが内周側に配列された放熱フィン26bと外周側に配列された放熱フィン26bとの間の位置で基部26aの表面に周方向に並んで実装されている。そして、基部24a,26aの表面に実装された正極側および負極側整流素子23a,23bが、サーキットボード22により整流回路を構成するように接続される。
正極側ヒートシンク24は、基部24aの表面を回転軸8の軸心と直交する平面上に位置させて、基部24aの裏面を回転子10側に向けて、かつ放熱フィン24bを固定子コイル19のコイルエンド19bと相対して冷却ファン17bの径方向外方に位置させて、基部24aの円弧中心を回転軸8に軸心に略一致させて、リヤブラケット2内に配設されている。負極側ヒートシンク26は、基部26aの表面を回転軸8の軸心と直交する平面上に位置させて、基部26aの表面を回転子10側に向けて、かつ基部26aを基部24aと相対して基部24aのリヤ側に位置させて、基部26aの円弧中心を回転軸8に軸心に略一致させて、良熱伝導性を有する部材27を介在させてリヤブラケット2の内壁面に取り付けられている。良熱伝導性を有する部材27としては、高熱伝導率を有するグリースや樹脂、或いは放熱シートを用いることができる。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態5によれば、冷却風が、冷却ファン17bの回転により、吸気孔2aからリヤブラケット2内に吸入され、放熱フィン26b間を通って内周側に流れ、回転軸8に沿って回転子10側に流れた後、冷却ファン17bにより遠心方向に曲げられる。そして、冷却風の一部が、正極側ヒートシンク24の放熱フィン24b間を通って径方向外方に流れ、排気孔2bから排気される。また、冷却風の残りが固定子コイル19のコイルエンド19bを冷却し、排気孔2bから排気される。
従って、この実施の形態5においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態5によれば、基部26aが良熱伝導性を有する部材27を介してリヤブラケット2の内壁面に取り付けられているので、負極側整流素子23bでの発熱は基部26aおよび良熱伝導性を有する部材27を介してリヤブラケット2に伝達され、リヤブラケット2の表面から放熱される。その結果、放熱フィン26bからの放熱効果に、リヤブラケット2の表面からの放熱効果が加わるので、放熱性能が向上される。
実施の形態6.
この実施の形態6では、図7に示されるように、平板状のリブ28がリヤブラケット2の吸気部に設けられている。
なお、他の構成は上記実施の形態5と同様に構成されている。
この実施の形態6によれば、リブ28がリヤブラケット2の吸気部に設けられているので、リヤブラケット2の表面積が増大し、リヤブラケット2の表面からの放熱が促進され、放熱性能が更に向上される。
なお、リブ28の形状は平板状のものに限定されるものではなく、棒状でもよい。
実施の形態7.
この実施の形態7では、図8に示されるように、負極側ヒートシンク26Aは、放熱フィン26bの基部26aからの突出高さを低くしている。
なお、他の構成は上記実施の形態5と同様に構成されている。
この実施の形態7によれば、リヤブラケット2の表面からの放熱効果があるので、放熱フィン26bの放熱面積を縮小することができる。その結果、圧力損失を低減でき、冷却ファン17bが吸気する冷却風量を増やすことができるとともに、車両用交流発電機の軸方向長さを縮小することができる。
実施の形態8.
この実施の形態8では、図9に示されるように、負極側ヒートシンク26Bは、放熱フィン26bがそれぞれ基部26aの内周側端面から垂直に径方向に突設され、かつ基部26aの内周側端面に軸方向に延設されて、基部26aの内周側端面に放射状に配設されている。そして、負極側整流素子23bが基部26aの表面に周方向に並んで実装されている。そして、負極側ヒートシンク26Bは、基部26aの表面を回転軸8の軸心と直交する平面上に位置させて、基部26aの表面を回転子10側に向けて、かつ基部26aを基部24aと相対して基部24aのリヤ側に位置させて、基部26aの円弧中心を回転軸8に軸心に略一致させて、良熱伝導性を有する部材27を介在させてリヤブラケット2の内壁面に取り付けられている。
なお、他の構成は上記実施の形態5と同様に構成されている。
この実施の形態8によれば、放熱フィン26bが基部26aの内周端面から径方向内方に突出しているので、車両用交流発電機の軸方向長さを縮小することができる。
なお、上記実施の形態5〜8では、放熱フィン26bを基部26aに設けるものとしているが、放熱フィン26bを省略してもよい。
ここで、上記実施の形態1〜8では、正極側ヒートシンクと負極側ヒートシンクとの配置について説明したが、以下、冷却ファン17bに近接して配置されるヒートシンクの放熱フィン形状について説明する。
実施の形態9.
図10はこの発明の実施の形態9に係る車両用交流発電機においてリヤ側冷却ファン、リヤ側冷却ファンの径方向外方に配置された放熱フィンおよびリヤ側のコイルエンドを回転軸の軸心と直交する平面上に投影した投影図、図11は冷却ファンから流出した冷却風が放熱フィン間を流れる様子を説明する模式図である。なお、図10中、符号29は、冷却ファン17bのブレードを示し、矢印Aは回転子10の回転方向を示している。図11中矢印Cは冷却風の流れ方向を示している。
図10において、放熱フィン30は、それぞれ回転軸8の軸心と直交する断面が細長の矩形に形成され、周方向に等ピッチで配列されている。そして、周方向に配列された放熱フィン30は、リヤ側のコイルエンド19bと相対して冷却ファン17bの径方向外方に配設されている。各放熱フィン30は、回転子10の回転中心Oから径方向に放射状に延びる直線Bと傾斜角度αで交差している。ここで、回転軸8の軸心と直交する平面上で、放熱フィン30の厚み方向の中心線と回転子10の回転中心Oから径方向に延びて放熱フィン30を通る直線Bとが形成する角度を傾斜角度αとする。なお、放熱フィンが細長の断面矩形の場合には、放熱フィンの厚み方向の中心線は長手方向に一致する。
冷却風は、回転する冷却ファン17bから直線Bに対して回転方向の前方に傾斜する方向に流出する。そこで、放熱フィン30が直線Bに対して回転方向の前方に傾斜している場合、冷却風は、図11の(a)に矢印Cで示されるように、冷却ファン17bから流出して放熱フィン30に到達すると、放熱フィン30により流れ方向を僅かに変えられ、放熱フィン30間を流れる。一方、放熱フィン30が直線Bに対して回転方向の後方に傾斜している場合、冷却風は、図11の(b)に矢印Cで示されるように、冷却ファン17bから流出して放熱フィン30に到達すると、放熱フィン30により流れ方向を急激に変えられ、放熱フィン30間を流れる。
このように、放熱フィン30が回転子10の回転中心Oから径方向に延びる直線Bに対して回転方向の後方に傾斜している場合には、冷却ファン17bから流出して放熱フィン30に到達した冷却風は放熱フィン30により流れ方向を急激に変えられるので、圧力損失が極めて大きくなり、冷却風量が減少する。
このことから、放熱フィン30は、回転子10の回転中心Oから径方向に延びる直線Bと平行、又は直線Bに対して回転方向の前方に傾斜していることが好ましい。特に、冷却ファン17bからの冷却風の流出方向はブレード29の形状や回転子10の回転速度により異なることから、直線Bに対する放熱フィン30の傾斜角度αを、車両用交流発電機が主に使用される運転状態における冷却ファン17bからの冷却風の流出方向に合うように設定することが望ましい。
なお、上記実施の形態1〜8における基部の裏面外周側に放射状に配列されている放熱フィンは、直線Bと平行なフィンに相当する。
実施の形態10.
図12はこの発明の実施の形態10に係る車両用交流発電機においてリヤ側冷却ファンの径方向外方に配置された放熱フィンおよびリヤ側の排出孔を回転軸の軸心と直交する平面上に投影した投影図である。
図12において、放熱フィン30は傾斜角度αで周方向に配列され、排気リブ31は傾斜角度βで周方向に配列されている。
そこで、放熱フィン30の傾斜角度αが排気リブ31の傾斜角度βと等しい場合、図12の(a)に示されるように、放熱フィン30間から流出した冷却風の流れ方向が排気リブ31と平行になり、冷却風と排気リブ31との衝突や冷却風の流れの方向転換が最小となり、圧力損失も最小となる。
放熱フィン30の傾斜角度αが排気リブ31の傾斜角度βより大きい場合、図12の(b)に示されるように、放熱フィン30間から流出した冷却風の一部が排気リブ31の回転方向後方の壁面に衝突し、僅かに方向を変えて排出される。そこで、冷却風と排気リブ31との衝突や冷却風の流れの方向転換が少なくなり、圧力損失も小さい。
排気リブ31の傾斜角度βが放熱フィン30の傾斜角度αより大きい場合、図12の(c)に示されるように、排気リブ31の回転方向前方の壁面が放熱フィン30間から流出した冷却風の流れを遮るように作用する。そこで、冷却風と排気リブ31との衝突や冷却風の流れの方向転換が大きくなり、圧力損失が大きくなるとともに、冷却風量が減少する。
このことから、放熱フィン30および排気リブ31は、放熱フィン30の傾斜角度α≧排気リブ31の傾斜角度βとなるように配設することが好ましい。
実施の形態11.
図13はこの発明の実施の形態11に係る車両用交流発電機においてリヤ側冷却ファン、リヤ側冷却ファンの径方向外方に配置された放熱フィンおよびリヤ側の排出孔を回転軸の軸心と直交する平面上に投影した投影図、図14は放熱フィン間から流出した冷却風が排気孔を流れる様子を説明する模式図である。
この実施の形態11では、図13に示されるように、フィレット面30a,31aが放熱フィン30Aおよび排気リブ31Aの各角部に形成されている。
そこで、角部にフィレット面が形成されていない排気リブ31の場合には、図14の(b)に示されるように、冷却風が排気リブ31に衝突した後、排気リブ31の角部で剥離が生じ、圧力損失が大きくなる。その結果、冷却風量の減少、衝突による風音の増加が生じる。なお、角部にフィレット面が形成されていない放熱フィン30の場合にも、冷却風が放熱フィン30に衝突した後、放熱フィン30の角部で剥離が生じ、同様の結果となる。
この実施の形態11では、図14の(a)に示されるように、冷却風が排気リブ31Aに衝突した後、フィレット面31aに沿って流れるので、冷却風の剥離の発生が抑えられ、圧力損失が小さくなる。その結果、冷却風量の減少、衝突による風音の増加が抑制される。同様に、放熱フィン30Aの角部にフィレット面30aが形成されているので、冷却風が放熱フィン30Aに衝突した後、フィレット面30aに沿って流れるので、冷却風の剥離の発生が抑えられる。
また、放熱フィン30Aおよび排気リブ31Aの角部にフィレット面30a,31aが形成されているので、放熱フィン30Aおよび排気リブ31Aの表面積を低減することなく、冷却風の流入側および流出側を拡大でき、圧力損失が抑えられる。
なお、上記実施の形態11では、放熱フィン30Aおよび排気リブ31Aの角部をアール形状に形成するものとしているが、図15に示されるように、放熱フィン30Bおよび排気リブ31Bの角部30b、31bを面取りし、テーパ形状に形成してもよい。
実施の形態12.
図16はこの発明の実施の形態12に係る車両用交流発電機においてリヤ側冷却ファン、リヤ側冷却ファンの径方向外方に配置された放熱フィン、リヤ側のコイルエンドおよびリヤ側の排気孔を回転軸の軸心と直交する平面上に投影した投影図、図17は冷却ファンから流出した冷却風が放熱フィン間を流れる様子を説明する模式図である。
図16において、放熱フィン32は、それぞれ回転軸8の軸心と直交する断面が直線Bに対する角度が徐々に小さくなる肉薄の湾曲体に形成され、周方向に等ピッチで配列されている。そして、周方向に配列された放熱フィン32は、リヤ側のコイルエンド19bと相対して冷却ファン17bの径方向外方に配設されている。排気孔2bを画成する排気リブ31は、直線Bに対して角度βだけ回転方向Aの前方に傾斜している。
リヤブラケット2は、鋳造やダイカストにて製造されるため、排気リブ31の傾斜角度βには限界がある。また、排気リブ31の傾斜角度βが大きくなると、排気リブ31の本数が減り、排気孔2bの断面積が減る。一方、冷却ファン17bからの冷却風の流出方向は、回転子10の回転速度が速くなるほど、回転子10の接線方向に近づく。
冷却風が放熱フィン32間に流入する時、放熱フィン32が冷却風の流れ方向と平行に配設されていると、冷却風と放熱フィン32との衝突や冷却風の流れの方向転換が最小となり、圧力損失も最小となる。そのため、放熱フィン32の流入側の傾斜角度αinを大きくして回転子10の接線方向に近づけ、流出側の傾斜角度αoutを排気リブ31の傾斜角度βに近づけることが望ましい。
この実施の形態12では、放熱フィン32の流入側の傾斜角度αinを流出側の傾斜角度αoutより大きくしているので、放熱フィン32の流入側の傾斜角度αinを回転子10の接線方向に近づけ、流出側の傾斜角度αoutを排気リブ31の傾斜角度βに近づけることができる。そこで、冷却風が放熱フィン32に流入する際の圧力損失が低減され、冷却風が排気孔2bに流入する際の圧力損失が低減される。
また、傾斜角度αが徐々に小さくなるように放熱フィン32の入力側端部と流出側端部とを滑らかな曲面で連結しているので、図17に矢印で示されるように、冷却風は放熱フィン32間を流通する際に放熱フィン32の曲面に沿って滑らかに流れ、冷却風の流れの方向転換に起因する圧力損失が低減される。
このように、本発明によれば、冷却ファンの流出側の高速の冷却風が直接放熱フィンの冷却に用いられるので、放熱性能が高い高性能の車両用交流発電機を得ることができる。
また、ヒートシンクの放熱フィン数、断面形状などは上記実施の形態のものに限定されない。
また、ヒートシンクの放熱フィンに絶縁塗装を施しても、同様の効果が得られる。
この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の全体構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における冷却風の流れを説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の整流器周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機の整流器周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態4に係る車両用交流発電機の整流器周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態5に係る車両用交流発電機の整流器周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態6に係る車両用交流発電機の整流器周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態7に係る車両用交流発電機の整流器周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態8に係る車両用交流発電機の整流器周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態9に係る車両用交流発電機においてリヤ側冷却ファン、リヤ側冷却ファンの径方向外方に配置された放熱フィンおよびリヤ側のコイルエンドを回転軸の軸心と直交する平面上に投影した投影図である。 冷却ファンから流出した冷却風が放熱フィン間を流れる様子を説明する模式図である。 この発明の実施の形態10に係る車両用交流発電機においてリヤ側冷却ファンの径方向外方に配置された放熱フィンおよびリヤ側の排出孔を回転軸の軸心と直交する平面上に投影した投影図である。 この発明の実施の形態11に係る車両用交流発電機においてリヤ側冷却ファン、リヤ側冷却ファンの径方向外方に配置された放熱フィンおよびリヤ側の排出孔を回転軸の軸心と直交する平面上に投影した投影図である。 放熱フィン間から流出した冷却風が排気孔を流れる様子を説明する模式図である。 この発明の実施の形態11の実施態様に係る車両用交流発電機において放熱フィン間から流出した冷却風が排気孔を流れる様子を説明する模式図である。 この発明の実施の形態12に係る車両用交流発電機においてリヤ側冷却ファン、リヤ側冷却ファンの径方向外方に配置された放熱フィン、リヤ側のコイルエンドおよびリヤ側の排気孔を回転軸の軸心と直交する平面上に投影した投影図である。 冷却ファンから流出した冷却風が放熱フィン間を流れる様子を説明する模式図である。
符号の説明
1 フロントブラケット、2 リヤブラケット、2a 吸気孔、2b 排気孔、3 ケース、8 回転軸、10 回転子、11 固定子、12 整流器、17b 冷却ファン、18 固定子鉄心、19 固定子コイル、19b コイルエンド、20 正極側ヒートシンク、20a 正極側基部、20b 放熱フィン、21 負極側ヒートシンク、21a 負極側基部、21b 放熱フィン、23a 正極側整流素子、23b 負極側整流素子、30,30A,30B,32 放熱フィン、30a フィレット面、31,31A 排気リブ、31a フィレット面。

Claims (8)

  1. 回転軸に固着された回転子と、
    上記回転軸を回転自在に支持して上記回転子を内包するケースと、
    上記ケースに保持されて上記回転子を囲繞する円筒状の固定子鉄心および該固定子鉄心に装着された固定子コイルからなる固定子と、
    円弧平板状の正極側基部を有する正極側ヒートシンク、該正極側基部の表面に実装された正極側整流素子、円弧平板状の負極側基部を有する負極側ヒートシンク、および該負極側基部の表面に実装された負極側整流素子を有し、該正極側ヒートシンクおよび該負極側ヒートシンクが該正極側基部および該負極側基部の表面を相対して軸方向に離間して上記ケース内の上記回転子の一側に配設されている整流器と、
    上記回転子の一側端面に固着された冷却ファンと、を備え、
    上記ケースには、吸気孔が上記正極側ヒートシンクおよび上記負極側ヒートシンクの上記回転子と反対側に配設されたヒートシンクに臨むように穿設され、かつ排気孔が上記冷却ファンの径方向外方に位置するように穿設され、
    上記正極側ヒートシンクおよび上記負極側ヒートシンクの上記回転子側に配設されたヒートシンクには、複数の放熱フィンがその基部の裏面に突設され、
    上記回転子側に配設されたヒートシンクは上記複数の放熱フィンを上記冷却ファンの径方向外方に位置させて配設され、かつ上記複数の放熱フィンは、それぞれ上記回転子の回転中心から径方向に延びる直線に対して回転方向の前方に傾斜して、周方向に配列され、上記冷却ファンから流出する冷却風が上記複数の放熱フィン間を通過することを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 回転軸に固着された回転子と、
    上記回転軸を回転自在に支持して上記回転子を内包するケースと、
    上記ケースに保持されて上記回転子を囲繞する円筒状の固定子鉄心および該固定子鉄心に装着された固定子コイルからなる固定子と、
    円弧平板状の正極側基部を有する正極側ヒートシンク、該正極側基部の表面に実装された正極側整流素子、および負極側整流素子を有し、該正極側ヒートシンクが該正極側基部の裏面を上記回転子の一側端面と相対して上記ケース内の上記回転子の一側に配設されている整流器と、
    上記回転子の一側端面に固着された冷却ファンと、を備え、
    上記ケースには、吸気孔が穿設され、かつ排気孔が上記冷却ファンの径方向外方に位置するように穿設され、
    上記負極側整流子は上記ケースの上記排気孔の近傍の外壁面に取り付けられ、
    上記正極側ヒートシンクには、複数の放熱フィンが上記正極側基部の裏面に突設され、
    上記正極側ヒートシンクは上記複数の放熱フィンを上記冷却ファンの径方向外方に位置させて配設され、上記冷却ファンから流出する冷却風が上記複数の放熱フィン間を通過することを特徴とする車両用交流発電機。
  3. 回転軸に固着された回転子と、
    上記回転軸を回転自在に支持して上記回転子を内包するケースと、
    上記ケースに保持されて上記回転子を囲繞する円筒状の固定子鉄心および該固定子鉄心に装着された固定子コイルからなる固定子と、
    円弧平板状の正極側基部を有する正極側ヒートシンク、該正極側基部の表面に実装された正極側整流素子、円弧平板状の負極側基部を有する負極側ヒートシンク、および該負極側基部の表面に実装された負極側整流素子を有し、該正極側ヒートシンクが該正極側基部の裏面を上記回転子の一側端面と相対して上記ケース内の上記回転子の一側に配設され、該負極側ヒートシンクが該負極側基部の表面を該正極側基部の表面に相対して上記ケースの内壁面に取り付けられている整流器と、
    上記回転子の一側端面に固着された冷却ファンと、を備え、
    上記ケースには、吸気孔が上記負極側ヒートシンクに臨むように穿設され、かつ排気孔が上記冷却ファンの径方向外方に位置するように穿設され、
    上記正極側ヒートシンクには、複数の放熱フィンが上記正極側基部の裏面に突設され、
    上記正極側ヒートシンクは上記複数の放熱フィンを上記冷却ファンの径方向外方に位置させて配設され、かつ上記複数の放熱フィンは、それぞれ上記回転子の回転中心から径方向に延びる直線に対して回転方向の前方に傾斜して、周方向に配列され、上記冷却ファンから流出する冷却風が上記複数の放熱フィン間を通過することを特徴とする車両用交流発電機。
  4. 上記固定子コイルのコイルエンドが上記複数の放熱フィンと相対して上記冷却ファンの径方向外方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
  5. 上記複数の放熱フィンは、それぞれ上記回転子の回転中心から径方向に延びる直線に対して回転方向の前方に傾斜して、周方向に配列されていることを特徴とする請求項2記載の車両用交流発電機。
  6. 上記放熱フィンの内周側端部の上記直線に対する内周側傾斜角度が上記放熱フィンの外周側端部の上記直線に対する外周側傾斜角度より大きく、かつ上記放熱フィンは、上記直線に対する傾斜角度が上記内周側傾斜角度から漸次減少して上記外周側傾斜角度となる湾曲形状に形成されていることを特徴とする請求項1、請求項3、および請求項5のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
  7. 上記放熱フィンの外周側端部の上記直線に対する外周側傾斜角度が上記ケースに穿設された上記排気孔を構成する排気リブの上記直線に対する傾斜角度以上であることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の車両用交流発電機。
  8. 上記放熱フィンおよび上記ケースに穿設された上記排気孔を構成する排気リブの角部がテーパ形状あるいはアール形状に加工されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
JP2007152936A 2007-06-08 2007-06-08 車両用交流発電機 Expired - Fee Related JP4340305B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007152936A JP4340305B2 (ja) 2007-06-08 2007-06-08 車両用交流発電機
US11/965,283 US7723876B2 (en) 2007-06-08 2007-12-27 Automotive alternator
DE102008003460A DE102008003460A1 (de) 2007-06-08 2008-01-08 Fahrzeuggenerator
FR0850468A FR2917252A1 (fr) 2007-06-08 2008-01-25 Alternateur pour vehicules automobiles.
US12/749,991 US7902701B2 (en) 2007-06-08 2010-03-30 Automotive alternator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007152936A JP4340305B2 (ja) 2007-06-08 2007-06-08 車両用交流発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008306869A JP2008306869A (ja) 2008-12-18
JP4340305B2 true JP4340305B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=39986319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007152936A Expired - Fee Related JP4340305B2 (ja) 2007-06-08 2007-06-08 車両用交流発電機

Country Status (4)

Country Link
US (2) US7723876B2 (ja)
JP (1) JP4340305B2 (ja)
DE (1) DE102008003460A1 (ja)
FR (1) FR2917252A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008002638A1 (de) * 2008-06-25 2009-12-31 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine
JP4919106B2 (ja) * 2009-01-15 2012-04-18 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ステータ
JP4907694B2 (ja) * 2009-05-13 2012-04-04 三菱電機株式会社 回転電機
JP2011004501A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Hitachi Automotive Systems Ltd 回転電機
JP5770074B2 (ja) * 2011-11-29 2015-08-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 回転電機
CN105027398A (zh) * 2013-03-06 2015-11-04 三菱电机株式会社 旋转电机
JP6255566B2 (ja) * 2013-06-12 2018-01-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動機および電気機器
JP5805233B2 (ja) * 2014-02-17 2015-11-04 三菱電機株式会社 車両用交流発電機
JP6242506B2 (ja) * 2014-11-21 2017-12-06 三菱電機株式会社 車両用交流発電機

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8312963D0 (en) 1983-05-11 1983-06-15 Lucas Ind Plc Alternators
DE4038663C2 (de) * 1989-12-04 1996-02-29 Mitsubishi Electric Corp Wechselstrom-Lichtmaschine für Fahrzeuge
JP3514319B2 (ja) 1993-07-26 2004-03-31 株式会社デンソー 回転電機
JP3518018B2 (ja) 1994-03-11 2004-04-12 株式会社デンソー 車両用交流発電機
JP3342978B2 (ja) 1994-12-27 2002-11-11 三菱電機株式会社 車両用交流発電機
DE19705228A1 (de) * 1997-02-12 1998-08-13 Bosch Gmbh Robert Elektrische Maschine, vorzugsweise Drehstromgenerator mit Gleichrichter-Baueinheit
DE19828518A1 (de) * 1998-06-26 1999-12-30 Bosch Gmbh Robert Elektrische Maschine, vorzugsweise Drehstromgenerator mit Gleichrichter-Baueinheit
JP3951466B2 (ja) 1998-08-25 2007-08-01 株式会社デンソー 車両用交流発電機
JP3443363B2 (ja) * 1999-05-26 2003-09-02 三菱電機株式会社 車両用交流発電機
JP2001342978A (ja) 2000-06-01 2001-12-14 Kimie Nakamura スクロール流体機械の駆動軸
JP2003009465A (ja) 2001-06-26 2003-01-10 Hitachi Ltd 車両用交流発電機
JP3690348B2 (ja) * 2002-01-08 2005-08-31 株式会社日立製作所 自動車用交流発電機
JP3972768B2 (ja) 2002-08-19 2007-09-05 三菱電機株式会社 交流発電機
JP4007229B2 (ja) * 2002-08-30 2007-11-14 株式会社デンソー 車両用交流発電機
JP4693385B2 (ja) * 2004-09-29 2011-06-01 三菱電機株式会社 車両用交流発電機
JP4339832B2 (ja) * 2005-08-11 2009-10-07 三菱電機株式会社 車両用回転電機
JP4020211B2 (ja) * 2006-05-12 2007-12-12 三菱電機株式会社 交流発電機

Also Published As

Publication number Publication date
FR2917252A1 (fr) 2008-12-12
DE102008003460A1 (de) 2008-12-18
JP2008306869A (ja) 2008-12-18
US7902701B2 (en) 2011-03-08
US20080303361A1 (en) 2008-12-11
US20100176671A1 (en) 2010-07-15
US7723876B2 (en) 2010-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4340305B2 (ja) 車両用交流発電機
JP5930250B2 (ja) 回転電機
JP4926409B2 (ja) 交流発電機
JP4278643B2 (ja) 車両用回転電機
JP5705378B2 (ja) 車両用回転電機
JP3750851B2 (ja) 車両用交流発電機
JP5832507B2 (ja) 交流発電機
JP4180618B2 (ja) 車両用交流発電機
JP5661167B1 (ja) 電力供給ユニット一体型回転電機
KR100608925B1 (ko) 차량용 교류발전기
JP3983426B2 (ja) 交流発電機
JP2004357451A (ja) 車両用交流発電機
JP7122200B2 (ja) 外転型回転電機および巻上機
JP5674900B1 (ja) 電力供給ユニット一体型回転電機
JPWO2019180921A1 (ja) ブラシ付き回転電機
JP2009060711A (ja) 車両用交流発電機及び整流装置
JP6918242B2 (ja) 回転電機
JP2006352946A (ja) 車両用回転電機
JP4375456B2 (ja) ブラシレス車両用交流発電機
JPH0698511A (ja) 車両用交流発電機
JP2006271014A (ja) 車両用交流発電機
JP2005287123A (ja) 車両用交流発電機
JP3707476B2 (ja) 車両用交流発電機
JP6466026B2 (ja) 回転電機
JP2010041849A (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090630

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4340305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees