JP2004357451A - 車両用交流発電機 - Google Patents

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正毅 岡村
Takayuki Shin
隆之 新
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亨 稲葉
Toshio Ishikawa
利夫 石川
Sakae Ishida
栄 石田
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Abstract

【課題】冷却風の流れに配慮して整流器を効果的に冷却することができ、それにより高出力化を図ることができる車両用交流発電機を提供する。
【解決手段】固定子3と、固定子3に回転空隙を介して設けられた回転子4と、固定子3で得られた電力を整流するものであって機外から機内に導入される冷却風の通りに配置された整流器5とを有し、整流器5は、正極側整流素子28が装着された放熱板29と、負極側整流素子30が装着された放熱板31とを重合し、整流素子28,30間を電気的に接続したものであり、放熱板29,30のそれぞれの対応する整流素子28,30の周囲には、透過する複数の通風孔37,39が形成されており、放熱板29は整流素子28,30の周囲を包囲するように整流素子28の取付面29aよりも冷却風の導入側に突出した放熱フィン35を有する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用交流発電機に係り、特に空冷式整流器を備えた車両用交流発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の搭載設備の充実化に伴う電気的負荷の容量増大に起因して、車両用交流発電機の高出力化が要求されている。この要求に応えるためには、発熱部分、例えばダイオード等により構成される整流器等の冷却性能の向上が課題として伴う。従来から、こうした整流器の冷却性能向上に関する技術は数多く提案されており、例えば、ダイオードを備えたプラス冷却体及びマイナス冷却体間に絶縁体を間挿して整流器を構成し、外側に位置するプラス冷却体に、整流器内に冷却風を導入するための冷却風開口を複数設けたもの等がある(例えば特許文献1等参照)。
【0003】
【特許文献1】
特表2001−511999号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の記載技術においては、発熱体の1つであるダイオードの冷却風の流れ方向上流側に、冷却風を遮るように回路基板等が近接している。このように、従来の車両用交流発電機においては、ダイオード等といった発熱体付近に円滑に冷却風を導く流路空間が確保されておらず、冷却風が発熱体の冷却に必ずしも有効に作用していないため、冷却性能の向上にも限界があった。
【0005】
本発明の目的は、冷却風の流れに配慮して整流器等の発熱体を効果的に冷却することができ、それにより高出力化を図ることができる車両用交流発電機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、それぞれ正極側整流素子及び負極側整流素子を装着した2枚の放熱板を重合して、両放熱板の対応の整流素子の周囲に冷却風を透過する複数の通風孔を形成し、冷却風の導入側に配置された放熱部材に、対応する整流素子の周囲を包囲するように、整流素子の取付面よりも冷却風の導入側に突出した部分を設ける。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両用交流発電機の一実施の形態を図面を用いて説明する。
本実施の形態の車両用交流発電機は、いわゆるルンデル型の車両用交流発電機で、ロータコイルに励磁電流を受けながら、車両(自動車)の内燃機関であるエンジンから伝達された回転駆動力によってロータを回転させ、これによりステータコイルに発生した交流電力を整流器で整流し、車両に搭載された電気機器の駆動用電力及び蓄電用電力として直流電力を得るものである。また、本実施の形態の車両用交流発電機は、発熱体、例えば整流器や固定子等を冷却風を機内循環させて冷却するようになっている。
【0008】
図1は本発明の車両用交流発電機の一実施の形態の全体構造を表す断面図である。なお、以下において、この図1中の左右方向に対応する方向を「軸方向」、図1中の左・右に対応する位置関係を「前・後」又は「一方・他方」と適宜記載する。
【0009】
図1において、本実施の形態の車両用交流発電機1は、基本的な構成要素として、発電機本体を成すハウジング2と、このハウジング2の内周部に固定したステータ(固定子)3と、このステータ3の内側に回転空隙を介して設けたロータ(回転子)4と、ステータ3で得られた交流電力を直流電力に整流するものであって、機外から機内に導入される冷却風の通りに配置された整流器5とを備えている。
【0010】
上記ハウジング2は、フロントブラケット2aと、このフロントブラケット2aの後方に対向するリアブラケット2bとで構成されている。これらフロントブラケット2a及びリアブラケット2bは環状形状を成し、上記ステータ3のステータコア6を挟持した状態で図示しないボルト等によって締結してある。
【0011】
フロントブラケット2a及びリアブラケット2bには、それぞれ内周側ほぼ中心部に軸受7a,7bが嵌合させてあり、これら軸受7a,7bによって、上記ロータ4のシャフト(回転軸)8が回転自在に支持されている。また、リアブラケット2b後部の軸方向端面には、整流器5等を保護するカバー(リアカバー)9がボルト(図示せず)等によって締結されている。
【0012】
フロントブラケット2aの前側端面には、軸受7aの嵌合部の外側を包囲するように冷却風の吸気口10が設けてあり、更に、フロントブラケット2aの周縁部(外周部)には、この吸気口10の外側に位置するように排気口11が設けてある。一方、リアブラケット2bの後側端面には、軸受7bの嵌合部の外側を包囲するように通風孔12が設けてあり、更に、リアブラケット2bの周縁部(外周部)には、この通風孔12の外側に位置するように切欠部が設けられており、この切欠部を排気口13,14としている。また、カバー9の後側端面には、複数の吸気口15が設けてある。
【0013】
上記ステータ3は、上記ステータコア6と、このステータコア6のスロット(図示せず)に巻装したステータコイル16とで構成されており、ステータコアの前後に位置するステータコイル16の端末16a,16bは、上記ロータ4の外周面に間隙を介して対向している。
【0014】
上記ロータ4は、シャフト8と、このシャフト8の外周部に放射状に設けた複数のロータコア(爪磁極)17と、これらロータコア17の爪部の内側に巻線したロータコイル18とで構成されている。また、ロータ4の前後の両端面には、車両用交流発電機1内を循環する冷却風の流れを生じさせる冷却ファン19a,19bがそれぞれ固定されている。
【0015】
上記シャフト8の一端側は、軸受7aを介してフロントブラケット2aの外部に突出しており、その先端にプーリ20がナット21により締結されている。特に図示していないが、プーリ20には、車両に搭載したエンジンの出力軸に設けたプーリとの間に駆動伝達手段としてのベルトが掛け回される。一方、シャフト8の他端側は、軸受7bを介しカバー9内に突出しており、その先端部には、導電性の環状部材からなるスリップリング22a,22bが設けてある。
【0016】
スリップリング22a,22bには、前述したロータコイル18の両端末18a,18bが、端子筒24に固定された接続端子23,23を介してそれぞれ接続するとともに、ブラシ25a,25bがそれぞれ接触している。ブラシ25a,25bは、カバー9内に設けたブラシホルダ26によって保持されている。ブラシホルダ26内にはバネ27,27が内装してあり、これらバネ27,27は、ブラシ25a,25bを、回転するスリップリング22a,22bに摺動接触するように押圧している。これにより、バッテリ(図示せず)からのバッテリ電流が、ブラシ25a,25b、スリップリング22a,22b、接続端子23を介し、励磁電力としてロータコイル18に供給される。
【0017】
リアブラケット2bの後方側には、上記スリップリング22a,22bやブラシ25a,25b等とともに、整流器5や図示しないICレギュレータ(電圧調整器)等が設けられ、カバー9により保護されている。整流器5は、ステータコイル16の出力である3相交流を全波整流して直流の出力を得るものである。また、ICレギュレータは、車両からの要求電力に応じて、ブラシ25a,25bを介してロータコイル18に流れる励磁電力を制御し、これによりステータコイル16から出力される3相交流を調整するものである。
【0018】
図2は図1中の右側から見た車両用交流発電機1の後部平面図、図3は整流器5近傍の詳細構造を表す図2中のC−C断面による断面図、図4は図2中のD−D断面による断面図、図5は整流器5の近傍の斜視図、図6はその分解図である。なお、図2においては、整流器5の内部構造を詳細に図示するため、カバー9を取り外した状態を図示してある。
【0019】
図2〜図6に示すように、整流器5は、複数の正極側整流素子28(以下、適宜「整流素子28」と記載)と、これら正極側整流素子28を装着した放熱部材である正極側放熱板29(以下、適宜「放熱板29」と記載)と、複数の負極側整流素子30(以下、適宜「整流素子30」と記載)と、これら負極側整流素子30を装着した放熱部材である負極側放熱板31(以下、適宜「放熱板31」と記載)と、整流素子28,30を電気的に接続する接続部材であり両放熱板29,31の間に設けられたリード配線板32とを備えている。本実施の形態においては、負極側放熱板31が、車両用交流発電機1のハウジング2(厳密にはリアブラケット2b,図3参照)の軸方向端面にボルト(図示せず)等によって締結して取り付けられている。すなわち、負極側放熱板31がハウジング側放熱板を構成し、この負極側放熱板31に対し冷却風導入側に(吸気口15側に)間隙を介して積層した正極側放熱板29が吸気側放熱板を構成する。
【0020】
両放熱板29,31は、例えばアルミや銅等といった導電性の金属によって成型されており、リード配線板32を介し互いに所定の間隙をもって軸方向(図3〜図6中においては上下方向)に積層され、図5及び図6に示すように、絶縁ブッシュ33及びネジ34を介して互いに締結されている。
【0021】
また、例えば図6に示すように、正極側放熱板29は、吸気口15(図1参照)からの軸方向の冷却風の流れ方向に沿うよう、整流素子28の取付面29aから軸方向両側に突設した部分を複数設け、これら突出部を放熱フィン35としている。これら放熱フィン35は、取付面29aに対し特に冷却風導入側に大きく突出して設けられており、その冷却風導入側への突出高さは、対応する整流素子28の取付部、すなわち取付面29aの厚みの倍以上である。また、放熱フィン35は、例えばガイカストやプレスにより取付面29aと一体成型されている。また、放熱フィン35は、径方向に放射状(或いは蜘蛛の巣状)に均等配置されており、隣接するもの同士が互いに連結され、整流素子28の取付面29aを複数の領域に区画し、整流素子28,30の周囲を包囲している。
【0022】
取付面29aには、放熱フィン35により画定された各領域において、整流素子28を取り付けるための複数の整流素子取付穴36が貫通して設けられている。各整流素子28は、リード線28aを放熱板31側に向けた状態で、整流素子取付穴36に圧入されており、その底面28bが冷却風中に露出するようになっている。これにより、各整流素子28の底面28bには、吸気口15からの冷却風が直接接触するようになっている。
【0023】
また、放熱板29には、整流素子28の取付面29aに対し、複数の吸気側通風孔37(以下、適宜「通風孔37」と記載する)が設けてある。これら通風孔37は、放熱フィン35に沿って冷却風の流れ方向に取付面29aを貫通しており、各放熱フィン35は、それに沿って設けられた通風孔37の側壁(内壁面)の一部又は全周を構成している。また、これら通風孔37は、取付面29aにおける放熱フィン35により画定された各領域において、整流素子取付穴36を取り囲むように配置されており、各整流素子28の周囲は、複数の通風孔37に包囲されている。
【0024】
また、カバー9に近い放熱板29には、先端がカバー9外に突出した整流器5の出力端子38が圧入されている。特に図示していないが、この出力端子38には、整流器5によって整流された直流の出力を外部、すなわち車両側(電気機器やバッテリ等)に供給するために、車両側の配線端子(図示せず)が電気的に接続される。
【0025】
一方、放熱板31には、対面する放熱板29の通風孔37又は取付面29aに取付けた整流素子取付穴36(言い換えれば整流素子28)に、それぞれ軸方向に位置を対応させた複数のハウジング側通風孔39(以下、適宜「通風孔39」と記載する)が設けてある。また、放熱板31には、これら通風孔39に加え、これら通風孔39に包囲されるように、かつ対向する放熱板29の所定の通風孔37に対応するように、複数の整流素子取付穴40が貫通して設けてある。このように、本実施形態においては、整流器5の重合方向一方側(冷却風導入側)から放熱板29,31によって隔てられた他方側(リアブラケット2b側)を見通すことができ、又は透視することができ、或いは冷却風をほぼ直線的に流通させることができるように、通風孔37,39をそれぞれ放熱板29,31に貫通させ形成している。
【0026】
すなわち、各通風孔39は、対向する放熱板29の整流素子取付穴36(言い換えれば整流素子28)に対し軸方向(吸気口15からの冷却風の流れ方向)に位置が対応したものと、各通風孔37に対し軸方向に位置が対応したものとに大別される。後者に分類される通風孔39においては、整流素子30の周囲を包囲し、対向する通風孔37を通過した冷却風の主流が直線的に通過する(透過する)ようになっている。各整流素子30は、図4に示すように、リード線30aを放熱板29側に向けた状態で整流素子取付穴40に圧入されており、その底面30bが冷却風中に露出している。これにより、各整流素子30の底面30bには、放熱板31及びリアブラケット2aの間隙を通過する冷却風が直接的に接触する。
【0027】
また、放熱板31の軸方向両面には、冷却風流通方向(本例ではほぼ垂直、つまり軸方向)に延びる複数の冷却ピン41が設けられている。これら冷却ピン41は、ダイカスト成型により放熱板31と一体成型されている。また、放熱板31の周縁部(外周部)には、冷却風導入側と反対側(つまりリアブラケット2b側)に延びる突出する部分が設けられており、この突出分は補助放熱部材である補助放熱板42を構成している。この補助放熱板42は、周縁部に沿って周方向に複数に分割されており、図3に示すように、上述したリアブラケット2bの排気口13に挿入配置され、排気流路に臨んでいる。
【0028】
図5及び図6に示すように、各補助放熱板42には、冷却風を排出する(排出される冷却風をガイドする)通風孔(通風排出孔)42aが複数(本例では4つ)づつ設けられている。各通風排出孔42aは、径方向に対し所定の角度で周方向に傾斜している。また、リアブラケット2bの外周部は、放熱板31に対し間隙を介して対向しており、図3及び図4に示すように、その外周部には、リアブラケット2b及び放熱板31との間隙に対し径方向外側から冷却風を導入するためのガイド部43が備えられている。
【0029】
上記リード配線板32には、例えば図6に示すように、配線用端子44a〜44cが設けてある。これら配線用端子44a〜44cは、電気抵抗が少ない伝熱性の銅等で形成されている。このうち、配線用端子44aには、図1に示したように、ステータコイル16の端末16cが接続しており、ステータコイル16に発生した交流電力が、リード配線板32に取り込まれるようになっている。また、配線用端子44b,44cは、例えば図4に示すように、それぞれ放熱板29,31に対しほぼ垂直に(つまり軸方向に)延びるリード線28a,30aに接続しており、リード線28a,30aとの接続部が、それぞれ対向する放熱板29,31の通風孔37,39に挿入され、通風孔37,39に臨み貫通している。ステータコイル16から配線用端子44aを介し取り込まれた交流電力は、配線用端子44b,44cを介し整流素子28,30に導かれ、直流の出力に変換された上で上記出力端子38を介して外部出力される。
【0030】
なお、放熱板29,31は、所定の板厚を有する熱伝導率の良いアルミニウム板や銅板等の金属をダイカストやプレス等といった成型法で成型することにより、以上説明したような外形形状(図6参照)に同時成型される。但し、通風孔37,39や整流素子取付穴36,40等については、同時成型でなく、別途プレスや切削等の加工手法で形成することもある。
【0031】
次に、上記構成の本実施の形態の車両用交流発電機の動作を説明する。
本実施の形態の車両用交流発電機1は、ブラシ25a,25b、スリップリング22a,22bを介しロータコイル18に励磁電流を受けると各ロータコア17が励磁され、この状態でプーリ20を介して車両のエンジン(図示せず)からの回転駆動力がシャフト8に伝達されてロータ(回転子)6が回転すると、ステータ(固定子)3のステータコイル16に交流電力を発生させる。このステータコイル16に発生した交流電力は、整流器5における正極側整流素子28及び負極側整流素子30で整流され、出力端子38を介して車両に搭載された電気機器の駆動用及び蓄電用の直流電力として出力される。
【0032】
このとき、ロータ4とともにロータコア17の端面に取り付けた冷却ファン19a,19bが回転することによって機外の空気が引き込まれ、図1に破線で一部示したように、フロントブラケット2aに設けた吸気口10、カバー9に設けた吸気口15、及びリアブラケット2b及び放熱板29の間隙から車両用交流発電機1の機内に冷却風が流入する。そのうち、吸気口10を介し前側から流入した冷却風は、ロータコイル18やステータコイル端末16aを冷却し排気口11,13,14のいずれかから排気される。一方、図3及び図4に破線で示したように、後側から流入した冷却風は、整流器5やICレギュレータ(図示せず)を冷却した後、通風孔12を介してリアブラケット2b内に侵入し、更にステータコイル端末16bを冷却して、排気口13又は14から排気される。
【0033】
ここで、車両用交流発電機1に後側からの冷却風は、主にカバー9に設けた吸気口15から軸線方向に流入するものと、リアブラケット2b及び放熱板29の間隙を介し径方向外側から流入するものとに分類される。
【0034】
吸気口15を介し軸線方向に流入してくる冷却風は、まず放熱フィン35に沿って軸方向に導かれる。この流れの一部は、図4に示したように、整流素子28の底面28bに触れ整流素子28を直接冷却しつつ、整流器取付面29aに沿って径方向に流れる。そして、通風孔37を通過する際、整流素子30のリード線30a及びその配線用端子44cを冷却し、更に直線的に通風孔39に流入し、整流素子28のリード線28a及びその配線用端子44bを冷却した後、通風孔12を介してリアブラケット2b内に侵入する。
【0035】
また、吸気口15からの流れの他の一部は、図3及び図4に示すように、通風孔37,39を直線的に通過したり、通風孔37を通過して整流素子30のリード線30a及びその配線用端子44cを冷却し、その後、通風孔39を通過したりする。そして、リアブラケット2b及び放熱板31の間隙に流入し、整流素子30の底面30bに直接接触して整流素子30を冷却した後、通風孔12を介してリアブラケット2bに侵入する。
【0036】
また、吸気口15からの流れの更に他の一部は、リアブラケット2bに侵入するまでの間に、放熱板31の冷却ピン41に接触し、放熱板31を冷却する。
【0037】
一方、リアブラケット2b及び放熱板29の間隙を介し径方向外側から流入してくる冷却風の一部は、図3に示すように、放熱板29,31の間隙に直線的に侵入し、吸気口15からの冷却風と合流して、整流素子28,30を適宜冷却してリアブラケット2b内に侵入する。
【0038】
また、リアブラケット2b及び放熱板29の間隙から流入した冷却風の他の一部は、図4に示すように、リアブラケット2bに設けたガイド部43に導かれて放熱板31及びリアブラケット2bの間隙に侵入し、吸気口15からの冷却風と合流し、整流素子30を冷却してリアブラケット2b内に侵入する。
【0039】
そして、これら吸気口15や、リアブラケット2b及び正極側放熱板29の間隙から流入し、リアブラケット2b内に侵入した各冷却風の流れは、ステータコイル16の端末16bを冷却し、排気口13又は排気口14を介しリアブラケット2bから排気される。このとき、排気口13を通り抜ける冷却風の一部は、放熱板31に設けた補助放熱板42の各通風排出孔42aを通過することで、補助放熱板42を冷却する。
【0040】
本実施の形態により得られる作用効果を以下に順次説明する。
(1)通風孔37,39の配置による作用効果
本実施の形態において、放熱板29,31に設けた各通風孔37,39は、軸方向に対応し冷却風が透過する位置関係にあるため、冷却風の流路抵抗を低減し冷却風の流れを円滑化することができる。また、整流素子28,30は、周囲をそれぞれ複数の通風孔37,39により包囲され、なおかつそれ自体も対向する通風孔37,39に臨んでいる。これにより、代表的な発熱体である整流素子28,30等に対し直線的に冷却風を導くことができ、整流素子28,30等に効果的かつ直接的に冷却風を接触させることができるので、冷却効果を飛躍的に向上させることができる。
【0041】
(2)放熱フィン35の形状による作用効果
整流素子28は、複数の通風孔37に包囲されており、更にそれら通風孔37は放熱フィン35に包囲されている。これにより、整流素子28は、周囲をスムーズに流れる冷却風による直接的な冷却作用に加え、近接する放熱フィン35を介して効率的に放熱することにより、極めて良好な冷却効果を得ることができる。
【0042】
また、放熱フィン35は、整流器取付面29aの厚みに対し、十分な高さ寸法(倍以上)が確保されているため、十分な比表面積を確保している。しかも放熱フィン35に沿って多数の通風孔37が設けてあり、放熱フィン35に沿って冷却風が円滑に流れるため、比表面積の大きさとあいまって放熱性が飛躍的に向上する。また、軸方向(冷却風の流れ方向)に十分な高さを有することにより、放熱フィン35による冷却風のガイド性も得られ、冷却風の流れを一層円滑化される。したがって、これら放熱フィン35に近接する整流素子28を効率的に冷却することができる。
特に、本実施の形態においては、冷却風導入側の放熱板29を正極としたことにより、負極側に比べて発熱量の多い正極側整流素子28をより積極的に冷却することができ、全体の放熱状態をバランスさせ、整流器5を一様に冷却することができる。
【0043】
更に、隣り合う放熱フィン35同士が連結し、内周側から外周側に向けて放射状に拡がる形状としたことによりリブ効果が得られ、放熱板29の機械的な強度向上にも寄与する。また、このように放熱フィン35を放射状に形成し、放熱板29全体に均等に配置したことにより、放熱板29自体の放熱状態を均一化し、場所による温度格差を軽減することができる。また、放熱フィン35を均等に配置したことにより、これら放熱フィン35間に配置した通風孔37の配置バランスを均一なものとすることができ、これにより放熱板31に対して均一に冷却風を供給することができ、放熱板31の温度格差の軽減にも寄与する。
【0044】
また、これら放熱フィン35をダイカスト成型等で放熱板29に一体成型することにより、生産性を向上させることができ、それだけ車両用交流発電機1を安価に提供することもできる。
【0045】
(3)リード線28a,30aの配置による作用効果
リード配線板32の配線用端子44b,44cは、それぞれ接続するリード線28a,30aとともに冷却風の流れに平行するよう通風孔37,39に挿通されている。特に、配線用端子44b,44cは、熱伝導率が大きい銅で形成してあるため、このように配線用端子44b,44cに直接冷却風が触れるようにしたことにより、整流素子28,30の発熱は、リード線28a,30aを介し配線用端子44b,44cへと伝熱えられ、整流素子28,30の熱を効率良く奪うことができる。つまり、配線用端子44b,44cとリード線28a,30aとを上記の如く配置することにより、これらに言わば冷却ピンの役割を果たさせることができる。
【0046】
(4)ガイド部43の設置による作用効果
ガイド部43を介し、放熱板31とリアブラケット2bとの間隙に冷却風を導く構成としたことにより、整流素子30の底面30bを冷却する冷却風流量を増大させることができる。放熱板31は、放熱板29に対し冷却風の入口(吸気口15)から遠いため、放熱性能を確保する上で不利であるが、径方向外側から直接冷却風を導入し、その一部をガイド部43によって、狭隘な放熱板31とリアブラケット2bとの間隙に導くことにより、冷却風の流れ方向下流側に位置する整流素子30の冷却性能を十分に確保することができる。
【0047】
(5)冷却ピン41の設置による作用効果
図3及び図4に示したように、放熱板29,31の間隙、及び放熱板31からリアブラケット2bの通風孔12までの間は、各経路を流れる冷却風が分岐・合流するため流れが比較的入り組む場所であるが、当該部分の冷却風の流れに臨むように、放熱板31の両面に無指向性の冷却ピン41を設けたことにより、冷却風の流通状態を隈なくするとともに、放熱板29,31、及びリアブラケット2bと冷却風との接触時間を十分に確保することができる。加えて、冷却ピン41自体の放熱効果も作用し、冷却効率(放熱性能)を大幅に向上させることができる。
【0048】
また、これら冷却ピン41をダイカスト成型等で放熱板31に一体成型することにより、狭隘なスペースにこれら細かな冷却ピン41を確実に配置することができるので、デッドスペースとなる放熱板29,31の間隙、及び放熱板31とリアブラケット2bとの間隙を有効利用することができる。また、冷却ピン41をダイカスト成型することにより、生産性を向上させることができ、それだけ車両用交流発電機1を安価に提供することもできる。
【0049】
(6)補助放熱板42の設置による作用効果
前述したように、放熱板31は放熱板29に対して吸気口15から遠いため、放熱板31は、放熱性能の観点において放熱板29よりも不利である。それに対し、本実施の形態においては、吸気口15から遠い放熱板31の外周部に、リアブラケット2b側へ延びる補助放熱板42を設け、これらを冷却ファン19bによりリアブラケット2bから吐出される最も流速の速い冷却風の流れに臨ませる。これにより、放熱板31の放熱を補助し促進させることができるので、放熱板31の冷却効率(放熱性能)を大幅に向上させ、放熱板29との放熱性能の差を是正させることができる。つまり、吸気口15から遠さからくる放熱板31の位置的な放熱性能のデメリットを克服することができ、整流素子30を整流素子28と同等に冷却することができる。
【0050】
なお、排気口13は、図3に示したように、補助放熱板42と間隙を介するように形成されており、補助放熱板42がリアブラケット2bに直接接触しないようになっているため、ステータコイル16から受ける熱的影響による冷却性能の低下はほとんどない。
【0051】
また、図5及び図6に示したように、補助放熱板42の通風排出孔42aは、径方向に対して一様に傾斜しているので、通風排出孔42aを通過するに際し冷却風が渦巻状に整流されるため、排気口13からの冷却風の排気を円滑化することができ、ひいてはファン騒音を軽減することができる。
【0052】
以上のように、本実施の形態によれば、整流器5、特に整流素子28,30を始めとした、ステータコイル35、ロータコイル32、ICレギュレータ等といった発熱体や、整流素子28,30等の放熱を促進する放熱板29,31に対し、効率的かつ均一に冷却風を接触させることにより、発熱体の冷却性能を飛躍的に向上させることができる。これにより、車両用交流発電機を高出力化するとともに小型化することができる。
【0053】
なお、以上においては、吸気口15から近い放熱板に正極側整流素子28を設けたが、これに限られず、吸気口15から近い放熱板に負極側整流素子30を設けて負極側放熱板としても構わない。この場合も同様の効果が得られる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、整流器等の発熱体やその放熱板に対し、効果的に冷却風を導くことができるので、冷却性能を飛躍的に向上させることができ、車両用交流発電機の更なる高出力化及び小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用交流発電機の一実施の形態の全体構造を表す断面図である。
【図2】図1中の右側から見た車両用交流発電機の後方側平面図である。
【図3】図2中のC−C断面による断面図である。
【図4】図2中のD−D断面による断面図である。
【図5】整流器近傍の斜視図である。
【図6】整流器近傍の分解図である。
【符号の説明】
1 車両用交流発電機
2 ハウジング
3 固定子(ステータ)
4 回転子(ロータ)
13 排気口(切欠部)
15 吸気口
28 正極側整流素子(整流素子)
28a リード線(接続部分)
28b 底面
29 正極側放熱板(放熱部材、吸気側放熱板)
29a 取付面
30 負極側整流素子(整流素子)
30a リード線(接続部分)
31 負極側放熱板(放熱部材、ハウジング側放熱板)
32 リード配線板(接続部材)
35 放熱フィン(突出した部分)
36 整流素子取付穴
37 吸気側通風孔(通風孔)
39 ハウジング側通風孔(通風孔)
41 冷却ピン
42 補助放熱板(補助放熱部材)
42a 通風排出孔(通風孔)
44a〜c 配線用端子(接続部分)
43 ガイド部

Claims (29)

  1. 固定子と、該固定子に回転空隙を介して設けられた回転子と、前記固定子で得られた電力を整流するものであって機外から機内に導入される冷却風の通りに配置された整流器とを有し、
    前記整流器は、正極側整流素子が装着された放熱部材と、負極側整流素子が装着された放熱部材とを重合し、前記整流素子間を電気的に接続したものであり、
    前記放熱部材のそれぞれの対応する前記整流素子の周囲には、透過する複数の通風孔が形成されており、
    前記放熱部材のうち、前記冷却風の導入側に配置された放熱部材は、対応する前記整流素子の周囲を包囲するように、対応する前記整流素子の取付面よりも前記冷却風の導入側に突出した部分を有することを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 請求項1記載の車両用交流発電機において、前記複数の通風孔は、前記整流器の重合方向一方側から、隔てられた他方側を見通せるように貫通したもの、又は透視できるように形成されたもの、或いは前記冷却風をほぼ直線的に流通せしめるように形成されたものであることを特徴とする車両用交流発電機。
  3. 請求項1記載の車両用交流発電機において、前記突出部分は壁であって、その高さは、対応する前記整流素子の取付部の厚みの倍以上であることを特徴とする車両用交流発電機。
  4. 請求項1記載の車両用交流発電機において、前記冷却風の導入側に配置された放熱部材は、前記正極側整流素子が装着された放熱部材であることを特徴とする車両用交流発電機。
  5. 請求項1記載の車両用交流発電機において、前記放熱部材のうち、前記冷却風の導入側とは反対側に配置された放熱部材は、前記負極側整流素子が装着された放熱部材であることを特徴とする車両用交流発電機。
  6. 請求項1記載の車両用交流発電機において、前記放熱部材間に、前記整流素子間を電気的に接続する接続部材が配置されていることを特徴とする車両用交流発電機。
  7. 請求項6記載の車両用交流発電機において、前記正極側整流素子と前記接続部材との接続部分は、前記負極側整流素子が装着された前記放熱部材の前記通風孔に挿入されていることを特徴とする車両用交流発電機。
  8. 請求項6記載の車両用交流発電機において、前記負極側整流素子と前記接続部材との接続部分は、前記正極側整流素子が装着された前記放熱部材の前記通風孔に挿入されていることを特徴とする車両用交流発電機。
  9. 請求項1記載の車両用交流発電機において、前記放熱部材のうち、前記冷却風の導入側とは反対側に配置された放熱部材は、前記冷却風の導入側とは反対側に突出する部分を有することを特徴とする車両用交流発電機。
  10. 請求項9記載の車両用交流発電機において、前記突出部分は、前記冷却風の導入側とは反対側に延びる補助放熱部材であり、前記冷却風の導入側とは反対側に配置された前記放熱部材の周縁部に設けられていることを特徴とする車両用交流発電機。
  11. 請求項10記載の車両用交流発電機において、前記補助放熱部材は、前記周縁部に沿って複数に分割され、前記周縁部に設けられていることを特徴とする車両用交流発電機。
  12. 請求項10記載の車両用交流発電機において、前記補助放熱板は、前記固定子を保持するハウジングに設けられた切欠部に挿入されていることを特徴とする車両用交流発電機。
  13. 請求項10記載の車両用交流圧電気において、前記補助放熱板は通風孔を有することを特徴とする車両用交流発電機。
  14. 請求項1記載の車両用交流発電機において、前記放熱部材のうち、前記冷却風の導入側とは反対側に配置された放熱部材は、前記冷却風の流通方向両方に延びた複数の冷却ピンを有することを特徴とする車両用交流発電機。
  15. 請求項14記載の車両用交流発電機において、前記複数の冷却ピンは、前記冷却風の導入側とは反対側に配置された前記放熱部材と一体に形成されていることを特徴とする車両用交流発電機。
  16. 回転子を回転させて発電する車両用交流発電機において、
    前記回転子を内部に設けたハウジングと、
    このハウジングの軸方向端面に取り付けたハウジング側放熱板と、
    このハウジング側放熱板に対し、冷却風導入側に積層した吸気側放熱板と、
    前記吸気側放熱板及びハウジング側放熱板にそれぞれ取付けた複数の整流素子と、
    これら整流素子のリード線と接続する複数の配線用端子を有し、前記ハウジング側放熱板及び吸気側放熱板の間に設けたリード配線板と、
    前記整流素子の周囲を包囲するように、前記吸気側放熱板の整流素子の取付面に対し冷却風導入側に突出して設けた放熱フィンと、
    前記吸気側放熱板及びハウジング側放熱板における前記整流素子の周囲に、冷却風を透過するように設けた複数の通風孔と
    を備えたことを特徴とする車両用交流発電機。
  17. 請求項16記載の車両用交流発電機において、前記放熱フィンは前記取付面と一体成型され、前記通風孔の内壁の一部を構成しており、その突出高さは、前記取付面の厚みの倍以上であることを特徴とする車両用交流発電機。
  18. 請求項16記載の車両用交流発電機において、前記吸気側放熱板に取付けられた前記整流素子は、正極側整流素子であることを特徴とする車両用交流発電機。
  19. 請求項16記載の車両用交流発電機において、前記吸気側放熱板に取り付けた整流素子のリード線と前記リード配線板の配線用端子との接続部は、前記ハウジング側放熱板に設けた前記通風孔に臨み貫通していることを特徴とする車両用交流発電機。
  20. 請求項16記載の車両用交流発電機において、前記取付面には整流素子取付穴が貫通して設けられており、この整流素子取付穴に圧入された前記整流素子の底面は、冷却風中に露出していることを特徴とする車両用交流発電機。
  21. 請求項16記載の車両用交流発電機において、前記ハウジング側放熱板の外周部に設けた前記ハウジング側に延びる補助放熱板を備えたことを特徴とする車両用交流発電機。
  22. 請求項21記載の車両用交流発電機において、前記補助放熱板は、周方向に分割されており、前記ハウジングに切り欠いて設けた冷却風の排気口に挿入配置されていることを特徴とする車両用交流発電機。
  23. 請求項21記載の車両用交流発電機において、前記補助放熱板は、冷却風を排出する通風排出孔を有していることを特徴とする車両用交流発電機。
  24. 請求項23記載の車両用交流発電機において、前記通風排出孔は、径方向に対し周方向に傾斜していることを特徴とする車両用交流発電機。
  25. 請求項16記載の車両用交流発電機において、前記ハウジング側放熱板に取り付けた整流素子のリード線と前記リード配線板の配線用端子との接続部は、前記吸気側放熱板に設けた前記通風孔に臨み貫通していることを特徴とする車両用交流発電機。
  26. 請求項16記載の車両用交流発電機において、前記ハウジング側放熱板には、軸方向に延びる複数の冷却ピンが設けてあることを特徴とする車両用交流発電機。
  27. 請求項26記載の車両用交流発電機において、前記冷却ピンは、前記ハウジング側放熱板と一体成型されていることを特徴とする車両用交流発電機。
  28. 請求項16記載の車両用交流発電機において、前記ハウジング側放熱板及び前記ハウジングとの間隙に対し、径方向外側から冷却風を導入するためのガイド部を備えていることを特徴とする車両用交流発電機。
  29. 回転子を回転させて発電する車両用交流発電機において、
    ハウジングに設けた互いに対向する2枚の放熱板に対し、冷却風の流れに平行するよう軸方向に位置を対応させた通風孔を複数設け、これら通風孔に包囲されるよう、前記2枚の放熱板に整流素子を取り付けたこと、
    冷却風の吸気口に近い方の放熱板には、前記通風孔を複数包囲するように、冷却風導入側に放熱フィンを突出して設けたこと
    を特徴とする車両用交流発電機。
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