JP2009207274A - 車両用交流発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】整流器の組立工程を簡易化した車両用交流発電機を得る。
【解決手段】この発明の車両用交流発電機は、鉄心22及びこの鉄心に巻回された巻線23により構成された回転子2と、鉄心31及びこの鉄心に巻回された固定子巻線32により構成され、回転子2の外周に位置するようにケースに固定された固定子3と、複数の整流素子5a、5b及び固定子巻線32を整流素子に接続する回路基板7からなる整流器とを備え、回路基板7には、固定子巻線32と接続され、整流素子に対応する接続端子突出部が起立して設けられた接続端子71と、接続端子突出部711の根元の回路基板裏面から接続端子突出部711に向かうほぼ漏斗状の貫通孔とが設けられると共に、接続端子突出部には、貫通孔を通して突出した整流素子のリード線55bが溶接により接続されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用交流発電機、特にその整流素子リード線の接続構造に関するものである。
車両用交流発電機では発電された交流電流を整流器により整流して直流電流を得ている。そのため、発電機固定子巻線の多数の端子を整流素子に接続する必要がある。図18は整流素子と発電機固定子巻線の端子とを接続する従来の構成を示している。発電機固定子巻線に接続される接続端子71は、基部が樹脂からなるプレート72に埋設され、接続端子突出部711がプレート72から起立して設けられている。整流素子5には円柱状のリード線55が設けられており、接続端子突出部711に対面するように配置される。接続端子突出部711とリード線55とは非消耗式アーク溶接法(以下TIG溶接と呼ぶ)により接合される。このような従来技術は下記の特許文献1に開示されている。
特開2003―319628号公報
図18において、整流素子5と接続端子71とをTIG溶接にて接合する際には、初めに、タングステン電極を保持するトーチを、整流素子リード線55及び接続端子突出部711の上端面近傍に設置し、その後、タングステン電極と、溶接箇所の間にアークを発生させる。アークにより、整流素子リード線55及び接続端子突出部711の先端が溶融し、溶融部が互いに融合することで両部品が接合される。溶接の品質を安定させるためには、トーチ、整流素子リード線55、及び接続端子突出部711の位置関係を常に一定とする必要がある。仮に位置がずれた状態でTIG溶接を行えば、整流素子リード線55または溶接端子突出部711への熱伝導バランスが崩れる。その結果、部品の溶融不足または溶融過多による液だれが生じ、外観不良、溶接強度不足等の溶接による不具合が発生する。故に、TIG溶接前には各部品の位置を、前もって設定したポイントに合わせる必要がある。
ところで、車両用交流発電機の整流器は三相全波整流回路が採用されているため、その整流素子は最低でも6個必要となる。さらに、中性点ダイオードの採用や、一つの整流器に三相全波整流回路を二つ組み込むなどすることで、整流素子の数はさらに増加する。TIG溶接前には複数組の整流素子リード線と接続端子突出部との位置合わせを行う必要があるが、部品の組合せのみでは、全ての整流素子リード線と接続端子突出部の相対位置を合わせることは困難である。そのため、部品組立工程と溶接工程との間に、個々の整流素子リード線と接続端子突出部との位置合わせを行う工程が必要になり、その結果、整流器の製造工程が増えてしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、整流素子リード線の接合にTIG溶接を採用する際の整流器組立工程を簡略化すると共に、溶接の品質安定を図ろうとするものである。
この発明に係る車両用交流発電機は、鉄心及びこの鉄心に巻回された巻線により構成された回転子と、鉄心及びこの鉄心に巻回された巻線により構成され、上記回転子の外周に位置するようにケースに固定された固定子と、複数の整流素子及び上記固定子巻線を上記整流素子に接続する回路基板からなる整流器とを備えた車両用交流発電機であって、上記回路基板には、上記固定子巻線と接続され、上記整流素子に対応する接続端子突出部が起立して設けられた接続端子と、上記接続端子突出部根元の上記基板裏面から上記接続端子突出部に向かうほぼ漏斗状の貫通孔とが設けられると共に、上記接続端子突出部には、上記貫通孔を通して突出した上記整流素子のリード線が溶接により接続されていることを特徴とするものである。
以上のように構成したこの発明によれば、TIG溶接の前工程である整流素子リード線と接続端子突出部との位置合わせを簡単に行うことができるため、整流器組立工程を簡略化でき、車両用交流発電機の製作を容易にすることが可能である。
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明に係る車両用交流発電機の断面図、図2はその整流器の斜視図である。
図1に示す車両用交流発電機は、リアケース11及びフロントケース12と、回転子2、固定子3、及び整流器8(整流器8は図2に詳細を示す)を備えている。回転子2は、ベアリング13a、13bを介してリアケース11及びフロントケース12に回転自在に支承されたシャフト21と、シャフト21に固定された複数のポールを形成する回転子鉄心22と、界磁巻線23と、スリップリング24と、回転子鉄心22の軸方向に固着されたファン25a、25b等で構成されている。固定子3は、固定鉄心31と、固定鉄心31に巻回された固定子巻線32とで構成され、固定子巻線32からは整流器8に接続される複数の端子33が導出されている。リアケース11にはリア側吸気孔11aとリア側排気孔11bが、また、フロントケース12にはフロント側吸気孔12aとフロント側排気孔12bが設けられている。回転子2は、そのシャフト21の端部にナット14で締着して固定されたプーリ15を有し、このプーリ15を介してシャフト21がエンジンにより駆動される。
この車両用交流発電機は、また、スリップリング24を通して界磁巻線23に界磁電流を供給する一対のブラシ41と、界磁電流を制御し、固定子巻線32より発生する交流電流量を調整する回路基盤42と、基盤42で発生した熱を放熱するヒートシンク43と、ブラシ41と基盤42を収納するブラシホルダ44とで構成されるレギュレータ4を備えている。さらに、リアケース11の内部には図2に示す整流器8が設けられている。整流器8は、固定子巻線32で発生した交流電流を直流に変換する高位側整流素子5aと、低位側整流素子5bと、+側ヒートシンク61と、−側ヒートシンク62と、+側放熱フィン611と、−側放熱フィン621と、上記整流素子5a、5bと上記固定子巻線32とを接続する接続端子71が埋設されたプレート72を有する回路基板7とから構成されている。
整流器8の構成を図2〜図9についてさらに詳細に説明する。図2、図7、及び図9から明らかなように、整流器8は+側ヒートシンク61と−側ヒートシンク62と樹脂等の絶縁物からなる回路基板(サーキットボード)7とが重積して設けられている。回路基板7はPPS等の絶縁物からなるほぼ馬蹄形のプレート72の内側に等間隔に突出する複数個の突出部74が形成されたものからなり、この突出部74には、固定子巻線32の端子33がねじ9で締め付けられる取付穴75が設けられている。そして、この突出部74に接続端子71が埋設されている。接続端子71は図6に示すように、上記取付穴75と一致して、固定子巻線32の端子がねじ止めされるネジ穴714と、起立する2個の接続端子突出部711を備えている。
一方、プレート72に基部が埋設された接続端子71の接続端子突出部711の根元には、図7に示すように、プレート72の裏面からほぼ漏斗状の貫通孔73が設けられている。貫通孔73は、断面積一定のガイド孔731と、断面積が接続端子突出部711の突出方向と逆向きに拡大するテーパ状の誘い孔732にて形成される。誘い孔732の断面形状は円形であるが、ガイド孔731の断面形状は円形に限ることなく、むしろ、図12に示すように、蒲鉾形(図12の(a))または円形の一部を切断した形状(図12の(b))が好ましい。貫通孔73と接続端子突出部711の根元との位置関係は、貫通孔のガイド孔731の円形断面の接線、または図12(a)(b)の断面形状の直線部が、接続端子突出部711の起立する一辺と一致するように配置されている。この関係を図示すると図12(c)(d)のようになる。
回路基板7と重積されるヒートシンク61と62との配置関係は、図2、図9、または図13から理解されるであろう。すなわち、+側ヒートシンク61には高位側整流素子5aが取り付けられ、−側ヒートシンク62には低位側整流素子5bが取り付けられている。高位側整流素子5aの円柱形のリード線55aは貫通孔73を通して接続端子の接続端子突出部711の一方に接続されている。低位側整流素子5bの円柱形のリード線55bは貫通孔73を通して接続端子の他方の接続端子突出部711に接続されている。リード線55aの上端とリード線55bの上端はいずれも接続端子突出部711の上端と一致するようになされているため、リード線55bはリード線55aより長くなっている。図13の破線は、整流素子リード線55a、55bの先端と接続端子突出部711の先端とが一致する平面を示している。
次に動作を説明する。先ず初めに、車両用交流発電機の作動原理を説明する。車両用交流発電機は、エンジンの回転エネルギーを電気エネルギーに変換する機器であり、磁界中を導体が移動するときの電磁誘導作用を利用して三相交流発電させ、これを三相全波整流して直流電流を得るものである。界磁巻線23に、ブラシ41、スリップリング24を経由して、界磁電流を流すと、回転子鉄心22のポールはN、S極に磁化され、電磁石となる。エンジンの駆動力により、ベルトを介してプーリ15が回転すると、シャフト21により回転子2が回転する。
このとき、回転子鉄心22が電磁石になっているため、周囲に回転磁界を形成する。固定子鉄心31は回転子鉄心22と対面するように配置されており、回転子鉄心22で発生した磁束は固定子鉄心31の中を回転移動する。固定子巻線32は、それぞれ2/3πずらした位置に配置される巻線より構成されているため、3組の巻線に三相起電力が発生する。整流器8は高位側整流素子5a、低位側整流素子5bが各3個、計6個の整流素子により構成される三相全波整流回路を有しており、固定子巻線32で発生した三相交流は全波整流され、直流電流へと変換される。整流後の直流電流は、出力端子65を介して、バッテリーに蓄電される。発電量は、レギュレータ4が界磁電流量を制御することで調整される。図3に車両用交流発電機の回路例を示す。本実施の形態の整流器8では、三相全波整流回路を二つ組み込んでいるため、整流素子5a、5bを計12個使用している。
三相交流整流時、整流素子5a、5bに電流が流れ、かつ、電圧降下が生じるため、整流素子5a、5bが発熱し温度が上昇する。これを効率よく冷却するため、整流器8には、高位側整流素子5aを保持する+側ヒートシンク61と、低位側整流素子5bを保持する−側ヒートシンク62を備えている。整流素子の冷却構造を図4にて説明する。整流素子5a、5bで発生した熱は、ヒートシンク61、62に伝熱した後、回転子2に固着されたリアファン25aが起こす冷却風により外部へ放熱される。図4に矢印で冷却風流路を示す。冷却風は、リアケース11に設けられた吸気孔11aから流入し、+側ヒートシンク61及び−側ヒートシンク62を冷却する。その後、リアファン25aにより、径方向に曲げられ、リアケース11に設けられた排気口11bから外部へ放出される。ヒートシンク6a、6bには、放熱面積を増加させるため、それぞれ+側放熱フィン611及び−側放熱フィン612が設けられている。固定子巻線32に発生した熱は、リアケース11またはフロントケース12に伝熱した後、リアファン25aが起こす冷却風により外部へ放熱される。フロントケース12にもまた吸気孔12aと排気口12bが設けられており、リア側と同様、フロントファン25bによる冷却風の流入出が起こっている。
貫通孔73の断面積は、整流素子リード線55a、55bが貫通するため、整流素子リード線55a、55bの断面積よりも大きくなっている。そのため、貫通孔73には、整流素子リード線55a、55bが通過した後も隙間が存在している。図8に示すとおり、リアファン25aが起こす冷却風は、この隙間を通過する。なお、貫通孔73を構成する誘い孔732は、冷却風流れ方向に拡大しており、冷却風を効率よく貫通孔73に誘い込む役割を持つ。冷却風は、誘い孔732から流入し、整流素子リード線55a、55bの表面を流れた後、貫通孔73を通過する。整流素子リード線55a、55bは、発熱体である整流素子5a、5bと直接接触しており、放熱フィンとして高い効果をもつため、冷却風が流れることで、整流素子5a、5bを冷却することが可能となる。さらに、貫通孔73を、冷却風の発生源となるファンブレードと対向して配置することで、より効果的に整流素子5a、5bを冷却することができる。
次に、図10により、整流素子5aのリード線55aと接続端子突出部711のTIG溶接による接合について説明する。整流素子5aのリード線55aと接続端子突出部711とは、図10に示すように、両者をチャック材100で挟持した後、タングステン電極101を保持するトーチ102と、整流素子リード線55a及び接続端子突出部711との間にアークを発生させることで、両部品の先端を溶融させ、これが互いに溶融することにより両部品が接合される。整流素子5bのリード線55bと接続端子突出部711についても同様である。
TIG溶接の品質を安定させるためには、トーチ102、整流素子リード線55a、接続端子突出部711の位置関係を常に一定とする必要がある。仮に位置がずれた状態で溶接が実行されると、両部品への伝熱量バランスがくずれ、溶融不足または溶融過多が生じる。その結果、溶接の概観不良、溶接強度不足等、溶接に不具合が生じる。溶接不具合を防ぐには、接続端子突出部711の断面を線対称形状として、かつ、整流素子リード線55aの中心線と接続端子突出部711の対称線が一致するように配置する必要がある。これにより、アーク熱は部品の中心から対称に伝わっていくため、各部品に適切な熱量を加え、適量を溶解、融合させることができる。
そこで、TIG溶接前の整流器組立工程にて整流素子リード線55a、55bの位置を補正するため、接続端子突出部711の根元中央部に、貫通孔73のガイド孔731の円周の接線が接するように、または、ガイド孔731に直線部がある場合にはその直線部が接続端子突出部711の一辺に一致するように配置して、ほぼ漏斗状の貫通孔73に整流素子リード線55を挿通し、位置を補正しておく。図7に示すように、貫通孔73の最大径は、整流素子リード線55a、55bの径よりも十分大きくなされている。これにより、整流素子リード線55a、55bの初期位置が貫通孔73の最大径以内に収まっていれば、整流素子リード線55a、55bは、貫通孔73を通過することが可能となる。
図11を用いて整流素子リード線55aの位置補正工程を説明するが、整流素子リード線55bについても同様である。回路基板7と整流素子5a、5bとを一体にして整流器8を組立てる工程において、整流素子リード線55aは、初めにテーパ状の誘い孔732を通過する(図11(a))。整流素子リード線55aは、その材料である銅が延性材料であるため、誘い孔732の断面が狭くなるにつれて、貫通孔73の外形状に沿って変形し(図11(b))、出口位置へと補正される。続いて整流素子リード線55aは、ガイド孔731を通過する(図11(c))。ガイド孔731は、接続端子突出部711の起立方向に向けて形成されているため、整流素子リード線55aがガイド孔731を通過すると、整流素子リード線55aと接続端子突出部711は並列に配置される。さらに、溶接を不備なく成立させるため、整流素子リード線55aと接続端子突出部711を、互いの中心線が一致するように配置する必要がある。これを実現するためには、図12に示すように、貫通孔73の断面も線対称形状とし、その対称線を、両部品の中心線と一致させればよい。以上の工程により、整流素子リード線55aは接続端子突出部711と並列に配置されると同時に、その中央部に配置されることになる。このとき、整流素子リード線55a、55bの先端と接続端子突出部711の先端とが、図13に破線で示す同一平面になるように、整流素子リード線55aの長さと55bの長さを変えておく。
整流素子リード線55a、55bと接続端子突出部711を溶接する際には、両部品を接触させる必要がある。そのため、上述したように、貫通孔のガイド孔731の断面形状が円形の場合にはその円周の接線部が接続端子突出部711の中心線に一致するように、また、貫通孔のガイド孔731の断面形状が図12のように、円周の一部を切断した形状または蒲鉾形の場合にはその直線部が接続端子突出部711の一辺と一致するように配置する。整流器8は三相全波整流回路を構成するため、整流素子5a、5bは複数個配置されており、TIG溶接も複数箇所実施する必要があるが、上述のように作業することにより、貫通孔73にて整流素子リード線55a、55bの位置を補正しながら一挙に溶接前準備を完了することができるため、全ての整流素子を同条件でTIG溶接することが可能となる。図8は溶接完了後の整流素子リード線55bの状態を拡大して示す断面図であり、図中矢印は冷却風の流れを示している。
一般に、車両用交流発電機は、エンジンの振動、および、走行中の実車の振動を受けるため、整流素子リード線55a、55b、及び接続端子突出部711にも振動の影響により応力が生じる。応力が材料の許容値を超えると材料が破断し、車両用交流発電機の回路に異常が生じ、発電低下、無発電等の不具合が生じる。整流素子リード線55a、55bをTIG溶接する際、接続端子71には、整流素子リード線55a、55bと同材料である銅を使用することが一般的であるが、銅の引張強度は、150〜200MPa程度であり、振動により破断が生じる可能性がある。その場合には、接続端子71の材料に引張強度が300MPa以上の鉄を用い、その表面にメッキを施せば、材料強度が上がり、振動による整流素子リード線55a、55bの変形を抑えることができるため、整流器8の耐震性を向上させることができる。また、鉄は銅に比べて安価であるので、車両用交流発電機の原価を低減させる効果もある。
また、整流器8は、前述のとおり三相全波整流回路を二つ組み込んでいるため、使用している整流素子5a、5bの数は合計12個である。接続工程では12箇所すべてをTIG溶接する必要があるが、この際、溶接位置及び高さが不規則であると、溶接設備の位置合わせに時間がかかる溶接工程を複数回繰り返す等の無駄が生じる。TIG溶接は、トーチを被溶接材料の真上に配置するため、溶接を無駄なく短時間で実施するには、図10に示すように、接続端子突出部711が全て同一方向を向いており、かつ、その端面が同一平面上にくるように配置するとよい。これにより溶接用チャック材料、および、トーチの移動は平面内に限られ、また、溶接の際、整流器の向きを変更する必要もないため、溶接工程の無駄がなくなる。
本実施の形態の車両用交流発電機によれば、整流素子リード線55a、55bの溶接位置を、回路基板7に設けられた貫通孔73により補正することができるため、組立工程を簡略化し、かつ、溶接の品質を安定化させることができる。なお、整流素子5a、5b、及びヒートシンクおよび放熱フィンの形状、構成、位置関係等は上述のものに限定するものではない。
実施の形態2.
次に、図14〜17によりこの発明の実施の形態2を説明する。実施の形態1と実施の形態2との違いは、接続端子突出部の形状が異なるだけで、その他の車両用交流発電機構成部品は実施の形態1と同じであるので、重複する説明は省略する。
実施の形態2における接続端子突出部711の外観斜視図を図14に示す。実施の形態2では、接続端子突出部711の起立方向の中心に、中心線に対して対称形状をもつ溝712を設けている。溝712の横断面形状は、図15の(a)(b)(c)に示すように、V字形、U字形等をなしている。整流素子リード線55a、55bをこれらの溝712に円滑に誘導するためには、貫通孔73のガイド孔731の断面形状の一部を図15(a)(b)(c)の溝形状に合わせておけばよい。溝712を設けることにより、整流素子リード線55a、55bと接続端子突出部711との位置合わせがより正確になる。また、溝の形状によっては、接続端子突出部711と整流素子リード線55a、55bの接触点を少なくとも2箇所以上とすることができるため、アーク熱の伝導がよくなり、溶接の品質を向上させることができる。
図16、図17(a)(b)は溝712の横断面形状をコ字形にしたものである。コ字形の溝は、接続端子突出部711の一面を切削等により形成してもよいし、接続端子突出部711そのものをコ字形に折り曲げて形成してもよい。この場合も、整流素子リード線55a、55bをこれらの溝712に円滑に誘導するために、貫通孔73のガイド孔731の断面形状の一部をコ字形にしておくとよい。接続端子突出部711の横断面をコ字形状にすると、突出部自身にもガイドの役割を持たせることができるため、より品質のよい溶接を実現できる。なお、前述のとおり、接続端子突出部711には、熱を均一に伝えることが溶接品質向上の条件であるため、コ字断面形状は、線対称とする必要がある。さらに、図17(b)のようにコ字形状の中心に、中心線に対して対称形状をもつ溝713を設けることで、その効果はより大きくなる。もちろん、接続端子突出部711の横断面形状は、図14〜図17の形状に限定されるものではない。
上述したように、実施の形態2は、実施の形態1と接続端子突出部の形状が異なる以外は同じように構成されているため、実施の形態1の作用効果に加えて、整流器組立工程を一層効率よく行うことができ、また、溶接品質を向上させることができるものである。
この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流器を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機回路の一例を示す回路図である。 この発明の実施の形態1に係る整流素子の冷却構造を説明するための要部断面図である。 この発明の実施の形態1に係る整流器における回路基板を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回路基板における接続端子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の回路基板に設けられた貫通孔形状を説明するための要部斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の回路基板に設けられた貫通孔を通過する冷却風の風路を説明するための要部斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流素子リード線および巻線結線の接続方法を説明するための要部斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流素子リード線を、TIG溶接する行程を説明するための要部斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流素子リード線位置補正行程を説明するための要部断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の貫通孔形状を説明するための断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の接続端子配置を説明するための要部断面図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の接続端子突出部状を説明するための要部断面図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の接続端子突出部状の断面形状を説明するための断面図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の接続端子突出部状を説明するための要部斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の接続端子突出部状の断面形状を説明するための断面図である。 従来構造の車両用交流発電機の整流素子リード線接合構造を示す要部斜視図である。
符号の説明
11 リア側ケース、11a リア側吸気、11b リア側排気口、
12 フロント側ケース、12a フロント側吸気口、12b フロント側排気口、
13a リアベアリング、13b フロントベアリング、
14 ナット、
15 プーリ、
2 回転子、21 シャフト、22 回転子鉄心、23 界磁巻線、
24 スリップリング、25a リアファン、25b フロントファン、
3 固定子、31 固定子鉄心、32 固定子巻線、33 巻線端子、
4 レギュレータ、41 ブラシ、42 基盤、43 ヒートシンク、
44 ブラシホルダ、
5a 高位側整流素子、5b 低位側整流素子、55a 高位側整流素子リード線、
55b 低位側整流素子リード線、
6 ヒートシンク、61 +側ヒートシンク、611 +側放熱フィン、
612 −側放熱フィン、62 -側ヒートシンク、621 -側放熱フィン、
65 出力端子、
7 回路基板、71 接続端子、711 接続端子突出部、712 溝、
713 溝、714 ネジ穴、72 プレート、73 貫通孔、731 ガイド孔、
732 誘い孔、74 突出部、75 取付穴、
8 整流器、
9 ねじ、
100 チャック材、101 電極、102 トーチ。

Claims (8)

  1. 鉄心及びこの鉄心に巻回された巻線により構成された回転子と、鉄心及びこの鉄心に巻回された巻線により構成され、上記回転子の外周に位置するようにケースに固定された固定子と、複数の整流素子及び上記固定子巻線を上記整流素子に接続する回路基板からなる整流器とを備えた車両用交流発電機であって、上記回路基板には、上記固定子巻線と接続され、上記整流素子に対応する接続端子突出部が起立して設けられた接続端子と、上記接続端子突出部根元の上記基板裏面から上記接続端子突出部に向かうほぼ漏斗状の貫通孔とが設けられると共に、上記接続端子突出部には、上記貫通孔を通して突出した上記整流素子のリード線が溶接により接続されていることを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 上記回転子には上記回路基板と対向して冷却ファンが設けられ、上記冷却ファンのファンブレードは上記貫通孔のうち少なくとも一つに対向していることを特徴とする請求項1に記載の車両用交流発電機。
  3. 上記接続端子突出部の横断面形状及び上記貫通孔の断面形状はそれぞれ線対称であり、かつ、上記接続端子突出部と上記貫通孔とは、その対称軸が一致するように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用交流発電機。
  4. 上記貫通孔は、その周辺の一部が上記接続端子突出部の少なくとも一辺と一致するように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の車載用交流発電機。
  5. 上記接続端子突出部は、上記整流素子リード線に非消耗電極式アーク溶接法により溶接されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用交流発電機。
  6. 上記接続端子突出部は、横断面が上記接続端子突出部中心線と対称形状で、かつ、溝端が上記貫通孔に臨む長手方向の溝を有し、上記整流素子のリード線は上記溝に沿って位置していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用交流発電機。
  7. 上記接続端子突出部は、材質が鉄または鉄合金であり、その表面にメッキが施されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用交流発電機。
  8. 上記接続端子突出部及び上記整流素子リード線は全て同一向きに配置され、かつ、上記接続端子突出部の先端及び上記整流素子リード線の先端はすべて同一平面上に位置するように配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両用交流発電機。
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