JP4333697B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4333697B2
JP4333697B2 JP2006157671A JP2006157671A JP4333697B2 JP 4333697 B2 JP4333697 B2 JP 4333697B2 JP 2006157671 A JP2006157671 A JP 2006157671A JP 2006157671 A JP2006157671 A JP 2006157671A JP 4333697 B2 JP4333697 B2 JP 4333697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
operator
input device
display device
transparent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006157671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007326410A (ja
Inventor
仁 久門
覚 石▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006157671A priority Critical patent/JP4333697B2/ja
Priority to US12/227,829 priority patent/US8116937B2/en
Priority to EP07734729A priority patent/EP2024198B1/en
Priority to PCT/IB2007/001441 priority patent/WO2007141614A1/en
Priority to KR1020087029657A priority patent/KR101052017B1/ko
Priority to CN2007800211975A priority patent/CN101466568B/zh
Publication of JP2007326410A publication Critical patent/JP2007326410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4333697B2 publication Critical patent/JP4333697B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Arrangement of adaptations of instruments
    • B60K35/10
    • B60K35/60
    • B60K35/654
    • B60K35/656
    • B60K35/80
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3626Details of the output of route guidance instructions
    • G01C21/365Guidance using head up displays or projectors, e.g. virtual vehicles or arrows projected on the windscreen or on the road itself
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • B60K2360/113
    • B60K2360/117
    • B60K2360/143
    • B60K2360/331
    • B60K2360/55
    • B60K2360/774

Description

本発明は、車両の操作者から操作不能な位置に搭載した画像表示装置を、手元の操作可能な透明型表示入力装置により遠隔操作する車両用表示装置に関する。
従来から、車両には、地図等を表示でき、ナビゲーション機能等も有する画像表示装置を有する車両用表示装置が搭載されているが、この装置では、画像表示装置上の表示画像にタッチパネルの操作用スイッチも表示され、このスイッチを操作者が触れることにより操作を行うものが知られている。
ところが、操作スイッチも地図等を表示する画像表示装置上の同一画面に表示すると、該画像表示装置は操作者から操作可能な手の届く範囲に設置しなければならないので、運転者に近い場所に設置され、地図等の重要な情報画面を見る際には、運転中の前遠方の視点から近くの画像表示装置上の画像に視点を移動させなければならず、視認するのに不都合があった。
このような不都合を解決するため、インストルメントパネルの表面側に透過型表示装置を設置してその表示をタッチパネルとして機能させ、奥側に画像表示装置を設置して該透過型表示装置を介して比較的遠方で視認できるようにし、視認性を高めたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−126354号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の構成では、画像表示装置も透過型表示装置も一体的にインストルメントパネルに組み込まれているため、画像表示装置に視認性を高めようとすると、表面の透過型表示装置が操作者から離れてしまい、操作性が悪くなるという問題があった。また、透過型表示装置と画像表示装置は一体となってインストルメントパネルに取り付けられているため、透過型表示装置を画像表示装置の間はスペースとして有効活用できないという不都合があった。
そこで、本発明は、操作者から操作不可能な遠方で視認性の高いインストルメントパネル付近の位置に設置された画像表示装置を、インストルメントパネルよりも操作者の近くに設置した透明型表示入力装置から遠隔操作することができ、操作者の操作性を高めるとともに、室内の広々感を演出できることを課題とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る車両用表示装置は、操作者の前方に視認可能に設けられた画像表示装置と、該画像表示装置の表示画面と重ね合わせて表示画像を視認でき、該画像表示装置と操作者の間の操作者が操作可能な位置に設けられた、該画像表示装置を操作できる透明型表示入力装置と、該透明型表示入力装置又は該透明型表示入力装置に表示された表示画像を上下又は左右の方向に移動する手段と、操作者が運転者か助手席の乗員のいずれかを検出する手段とを備え、検出結果に基づいて操作者の方へ該透明型表示入力装置又は該透明型表示入力装置に表示された表示画像を、操作者の該表示画面と該表示画像の視差を減少させるように移動することを特徴とする。これにより、該画像表示装置と該透明型表示入力装置の間の距離があることから、操作者が斜めから画像を見ることにより生じる視差を補正し、操作の行い難さを解消できる。また、これにより、操作者は常に自動的に視差が解消された画像を見ることができ、操作性が向上する。
の発明は、第の発明に係る車両用表示装置において、
前記透明型表示入力装置の左右の方向への移動は、直線的又は円弧上の軌道を描くためのスライド機構又は首振り回転機構により行うことを特徴とする。
の発明は、第1又は第2の発明に係る車両用表示装置において、
前記車両用表示装置は、前記透明型表示入力装置又は前記透明型表示入力装置に表示された表示画像を左右方向に移動させる際の移動距離を、操作者の目と前記画像表示装置上の表示画像の任意の選択地点とを結んだ線分上に、該選択地点の前記透明型表示入力装置の対応座標点が乗るように算出する手段を有することを特徴とする。これにより、操作者は常に精密に視差の補正がなされた状態で画像を見ることができ、車両用入力表示装置の操作性を大幅に高めることができる。
の発明に係る車両用表示装置は、第1〜のいずれかの発明に係る車両用表示装置において、
前記画像表示装置は、操作者から見てインストルメントパネルの奥に配置され、
前記透明型表示入力装置は、透明なパネルで構成されて前記画像表示装置を覆うように前記インストルメントパネルの外部に設けられ、上端が前記インストルメントパネル表面前記画像表示装置よりも上部に接し、下端がセンターコンソールの上に接しており、上端から下端までが前記インストルメントパネル表面から前記センターコンソール上に跨って配設されたことを特徴とする。これにより、操作者はより手元近くで該透明型表示入力装置を操作でき、操作性を高めることができる。
の発明は、第の発明に係る車両用表示装置において、
前記画像表示装置は前記透明型表示入力装置の背後に設けられ、前記透明型表示入力装置を通して操作者から視認されることを特徴とする。
の発明は、第4又は第5の発明に係る車両用表示装置において、
前記インストルメントパネル表面又は前記センターコンソールと前記透明型表示入力装置背面の間の空間に小物入れ又は小物置場を設けたことを特徴とする。これにより、前記透明型表示入力装置の背面の空間が有効利用できる。
の発明は、第4〜6のいずれかの発明に係る車両用表示装置において、
前記インストルメントパネル表面又は前記センターコンソールと前記透明型表示入力装置背面の間の空間の左右は開放されていることを特徴とする。これにより、小物置場又は小物入れへのアクセスが容易になるばかりでなく、透明型のパネルによる車両室内の広々感を演出することができる。
の発明は、第4〜7のいずれかの発明に係る車両用表示装置において、
前記透明型表示入力装置の表面には、ロータリースイッチ又はスライドスイッチが設けられ、該ロータリースイッチ又はスライドスイッチは複数の機能について使用でき、該ロータリースイッチ又はスライドスイッチの目盛表示は、該複数の機能毎に表示が変更されることを特徴とする。これにより、少ないロータリースイッチ又はスライドスイッチで多くの機能に対応した操作を行うことができる。
本発明によれば、遠前方に設置された画像表示装置を、手元の透過型表示入力装置を用いて遠隔操作を行う際の操作性の高めるとともに、車両室内空間の広々感を演出できる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、実施例1に係る車両用表示装置及びこれに関連する機器の主要構成の一例を示す機能ブロックを示す。本実施例の車両用表示装置は、図1に示すように、透明型表示入力装置100と、表示制御装置70と、地図等の情報画像を表示する画像表示装置30とを備え、エアコン機能、オーディオ機能又はナビゲーション機能等の所定の機能を実現する車載機器80とを関連機器として備える。透明型表示入力装置100は、表示パネル101上に入力スイッチ60を表示することができる。
表示制御装置70は、マイクロコンピューターを中心に構成されている。即ち、表示制御装置70は、所与の実行プログラムに従って各種処理を行うCPU、このCPUの実行プログラム、画像データ、演算結果等を格納するメモリ(例えばROM、RAM,EEPROM等)、タイマ、カウンタ、入出力インターフェイス等を有している。これらCPU、メモリ、及び入出力インターフェイスは、データバスにより相互に接続されている。尚、以下で説明する表示制御装置70の各種動作・機能は、CPUによって実行されるプログラムによって実現される。
表示制御装置70は、透明型表示入力装置100との間で無線又は有線により通信を行う。表示制御装置70は、透明型表示入力装置100から各種スイッチ60からの信号を受信すると、画像表示装置30での表示画面の切り換え(各種操作メニュー画像の生成)等を行うと共に、他の制御ECU(例えば、カーナビゲーションECU、オーディオECU及びエアコンECU等)に対して、各種スイッチ信号に応じた信号を送る。他の制御ECUは、表示制御装置70からの信号に応答し、各種スイッチ信号に応じた機能を実現するよう車載機器80(例えばナビゲーションシステム、オーディオ及びエアコン等)を制御する。
表示制御装置70は、画像表示装置30との間で無線又は有線により通信を行う。画像表示装置30は、いわゆるメインディスプレイと一般的に呼ばれているものであり、本実施例ではTFT−LCD(Thin Film Transister−Liquid Crystal Display、薄膜トランジスタ型液晶ディスプレイ)装置である。
図2は、従来から使用されているタッチパネル操作方式の車両用表示装置及び本実施例に係る透明重畳方式の車両用表示装置の全体構成について示した図である。図2(A)は、従来から一般的に使用されているタッチパネル操作方式の車両用表示装置を示している。画像表示装置30は、地図等の画像を表示するとともに、入力スイッチ60も同一の画像表示装置30上に表示する。従って、入力スイッチ60の操作可能な手の届く範囲に画像表示装置30は設置されなければならず、地図等の情報も操作者から比較的近い位置にある画像情報を見なければならない構成になっている。
一方、図2(B)は、本実施例に係る透明重畳方式の車両用表示装置を示している。画像表示装置30は、インストルメントパネル40の奥に配置され、操作者からは前遠方の、そのままの姿勢では手の届かない位置にある。運転者は通常、車両の運転中は交通状況を素早く把握し、起こりうる交通の変化を予測しながら運転しなければならないため、視点は前方の遠くを見ているのが一般的である。従って、地図等の情報画像も、なるべく運転者から前方の離れた所にある方が、運転中の視点の移動が少なくなるので、画像を見る際の負担が減少し、安全運転に資することになる。このような観点から、本実施例に係る車両用表示装置では、画像表示装置30を運転者から遠く離れた前方に設置することとしている。画像表示装置30の設置位置は、運転者の目から離れていればいるほど好ましく、また運転の邪魔にならない程度に、なるべく上方に設置されていることが好ましい。具体的には、運転者の視線の水平線からの下向きの角度で表すと(以下、「俯角」という。)、視線移動量低減のためある程度上方にあることが好ましく、例えば15°付近にあることが最も好ましい。運転者の目からの距離で表現すれば、現実的にレイアウトできる範囲で車両前方にあることが好ましく、例えば900mmまたは900mm以上離れた位置に設置されていることが最も好ましい。なお、画像表示装置30は、地図等の画像情報を良好に表示できるものであれば種類や形式は問わないが、本実施例では、TFT−LCD(Thin Film Transister−Liquid Crystal Display、薄膜トランジスタ型液晶ディスプレイ)が好適に用いられる。
一方、透明型表示入力装置100は、操作者たる運転者から、運転中の姿勢で手の届く範囲内に設けられる。画像表示装置30が、操作者から手の届かない位置に設けられたため、手元での操作を可能とすべく、操作用の入力スイッチ60を表示できる透明ディスプレイを操作者の近くに設けたものである。入力スイッチ60は、いわゆるタッチスイッチと呼ばれるものが好適に用いられ、操作者が入力スイッチ60に触れると、圧力や静電容量の変化を検知し、スイッチが入るものが好適に用いられる。なお、入力スイッチ60を表示するディスプレイを透明としたのは、透明型表示入力装置100が画像表示装置30を覆うように設置し、透明パネル越しに画像表示装置30に表示されている地図等の画像情報を見ながら入力スイッチ60を操作できるようにして、あたかも操作者が従来のタッチパネル操作式の車両用表示装置を操作しているのと同じような感覚で入力操作できることを意図したものである。即ち、本実施例に係る車両用表示装置は、従来のタッチパネル操作式の操作の簡便性はそのまま残しつつ、地図情報等の画像の視認性については大きく改善を図っている。なお、入力スイッチ60の表示位置は、操作者から画像表示装置70を透明型表示入力装置100越しに見たときに、地図等の重要な情報を隠さないように、画像表示装置70の表示画像とは重ならずに、かつ、その表示画像を見たときに同一視界内で認識できる、該表示画像の近くに表示されることが好ましい。例えば、図2(A)で示すのと同様に、該表示画像の下側に一列に入力スイッチ60が並んで表示されてもよい。また、透明型表示入力装置100は、上述のように、操作者が操作可能な手元に近い適切な位置に設けられるが、操作のときに入力スイッチ60を視認する必要があるので、あまり近すぎると入力スイッチ60が視認しにくくなり不都合である。従って、透明型表示入力装置100は、操作者が容易に入力スイッチ60を操作でき、かつ視認に負担がかからない適当な距離離間した位置に設けられる。例えば、操作者の肩の位置から好ましくは600mm〜750mmの範囲内の距離にある位置、さらに好ましくは700mm程度以内の適切な位置が望ましい。なお、透明型表示入力装置100は、透明ディスプレイとして好適に用いられる素材であれば何でも利用可能であるが、本実施例では無機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の透明自発光式ディスプレイが用いられる。
図3は、透明重畳方式の車両用表示装置において、公知な構成と本実施例に係る車両用表示装置の透明型表示入力装置100の設置位置の詳細について示した図である。図3(A)は、透明重畳方式の公知な構成について示した図である。図3(A)においては、インストルメントパメル40の奥側に画像表示装置30が設置されており、インストルメントパネル40の表面に透過型表示入力装置110が設けられている。画像表示装置30は、操作者から遠い前方のインストルメントパネル40の奥に設置されているので、図2(A)で示したタッチパネル操作型よりも視認性は向上している。しかしながら、操作パネルである透過型表示入力装置110はインストルメントパネル40の表面に設置されているため、操作者からはなお遠い場所にある。このような位置に配置された透過型表示入力装置110に入力スイッチ60を表示させて操作を行おうとすると、そのままの姿勢では手が届かず、図3(A)に示すように操作者が前方に身体を移動させた状態でないと、透過型表示入力装置110に手が届かないという事態が起こり得る。折角、画像表示装置30をインストルメントパネル40の奥に設けて視認性を向上させても、透過型表示入力装置110の設置位置が遠すぎるために、操作性の方に問題が残ってしまうのである。
一方、図3(B)は本実施例に係る車両用表示装置の一例であるが、図3(A)とは異なり、透明型表示入力装置100が、インストルメントパネル40の外部に設けられている。透明型表示入力装置100は、上端がインストルメントパネル上部付近に接しており、そこから操作者の方に延びて、入力スイッチ60を表示する表示面は、インストルメントパネル40よりも大きく操作者側に近付いた構造となっている。透明型表示入力装置100の下端は、センターコンソール50上部付近に接しており、上端から下端までが、インストルメントパネル40上部からセンターコンソール50上部に跨っており、かつ入力スイッチ60を表示する操作パネル表示面が操作者に大きく接近した構成となっている。このような構成とすることにより、操作者は車両の走行中に姿勢を全く変えることなく、手を伸ばすだけで入力スイッチ60の操作が可能となり、操作性が大幅に向上するのである。また、図3(B)に示す透明型表示入力装置100の表示画面は、画像表示装置30の画像表示面と平行で、かつ操作者の視線にほぼ垂直な面を形成することができ、図3(A)に示す透明型表示入力装置100のように、インストルメントパネル40の表面に沿って表示面を形成せざるを得ず、操作者の視線及び画像表示装置30に対して斜め向きとならざるを得ない配置構成のものよりも、視認性がより向上する。例えば、透明型表示入力装置100の表面に十字のカーソルを表示し、画像表示装置30の表示画面に地図を表示して目的地を指し示すような機能を持たせた場合には、図3(A)の構成だと縦方向の視差が大きくなってしまうが、本実施例に係る図3(B)の構成では、ほぼ画像表示装置30の画面と平行で、操作者の視線に垂直な表示面を有する透明型表示入力装置100を作ることが可能となるので、視差が少ない構成とすることができる。このように、透明型表示入力装置100をインストルメントパネル40と一体に構成すると、インストルメントパネル40の形状の制約を受けざるを得ないが、本実施例のようにインストルメントパネル40上部からセンターコンソール50上部に跨って透明型表示入力装置100を構成すれば、より操作性及び視認性に優れた車両用表示装置とすることができる。なお、このように操作パネルとなる透明型表示入力装置100を操作者に接近した位置に設けても、本実施例における透明型表示入力装置100は、透明な薄いパネルで構成され、パネルの後背面にも十分な空間が形成されているので、車両内の広々感を十分に演出でき、操作者に圧迫感は与えない構成となっている。
図3(C)は、図3(A)に示す公知な透明重畳方式の車両用表示装置と、図3(B)に示す本実施例に係る透明重畳方式の車両用表示装置の相違を明確にするために、双方を重ねて表示した図である。公知な車両用表示装置では、操作時に操作者が身体を前に乗り出す必要があり得るのに対し、本実施例に係る車両用表示装置では、操作者が全く姿勢を変えることなく入力スイッチ60の操作が可能であることが、明確に理解できる。
図4は、本実施例に係る車両用表示装置において、透明型表示入力装置100の背面と、インストルメントパネル40表面又はセンターコンソール50との間の空間に小物入れ20又は小物置場21を設けた図を示す。図4(A)は斜視図であり、図4(B)は断面図である。本実施例に係る車両用表示装置は、透明ディスプレイを用いた透明型表示入力装置100が大きく操作者側に隆起して、インストルメントパネル40の上部からセンターコンソール50の上部に跨った形状となっている。従って、透明型表示入力装置100の背面とインストルメントパネル40表面又はセンターコンソール50との間には、大きく空間ができ、この空間を有効利用することが可能となる。図4においては、透明型表示入力装置100の背面であって、インストルメントパネル40の下のセンターコンソール上部の面に、小物入れ20を設けている。また、センターコンソール上面の平面を、小物置場21として利用できるように構成してもよい。小物入れ20には、CDやMD等のオーディオ用情報記録媒体を入れてもよいし、新聞や雑誌、旅行ガイド等の書籍、或いは小さなバッグ等を入れてもよい。また、小さなバッグ等は、小物置場21に置いてもよい。透明型表示入力装置100は、その名の示す通り透明であるので、小物入れ20の様子や小物置場21の様子は、操作者が座席から確認することができる。また、透明型表示入力装置100とインストルメントパネル40の表面及びセンターコンソール50の間の部分の空間は、左右が解放されている。これにより、乗員は小物入れ20又は小物置場21へのアクセスが容易になる。
図5は、本実施例に係る車両用表示装置の、透明型表示入力装置100の表示パネル101にロータリースイッチ90が設けられた図を示している。表示パネル101は、透明型の表示パネルであり、上述のように、例えば無機ELで構成されている。ロータリースイッチ90は、該表示パネル101に貫通して固定させて取り付けられている。ロータリースイッチ90を回転させることにより、表示パネル101に表示されているロータリースイッチ周囲に表示された回転目盛の示す内容又は量の調整が可能である。透明型表示入力装置100の表示パネル101は、透明に構成されているが、表面の画像を変更することが可能に構成されている。例えば、操作者が入力スイッチ60を操作してメニューを選択することにより、表示パネル101の画像が所定の機能を調整、制御又は操作するのにふさわしい画面に変更される。例えば、図5(A)では、透明型表示入力装置100上の表示パネル101上の中央付近に、設定温度の画面を表示していることが示され、ロータリースイッチ90により、設定温度が調整される。操作者が、入力スイッチ60により、エアコン機能のスイッチを選択すると、図5(A)に示すように、設定温度の画面になり、20〜30℃の設定温度を設定するための調整スイッチ目盛が表示される。次に、例えば操作者が入力スイッチ60を操作して、オーディオの機能を選択すると、図5(B)に示すように、表示パネル101の表示画像が、オーディオのボリューム量を表示する目盛に変更される。この変更されたスケールに基づいて、操作者はCDやMD等のオーディオ機器のボリューム調整を行うことが出来る。このように、ロータリースイッチ90は表示パネル101上に固定設置しておき、入力スイッチ60の操作に応じた複数の機能について各々、適切な目盛表示をロータリースイッチ90の周囲に表示するようにすれば、1つの固定スイッチを複数の機能に対して利用可能な多機能スイッチとして利用でき、機能毎に対応するスイッチを個別に設ける必要が無くなり、設置固定スイッチの数を少なくすることができる。なお、本実施例では1つの固定式スイッチを用いた例を説明したが、機能の特性や実現機能の数に応じて、ロータリースイッチ90を複数個設けるようにしてもよい。また、本実施例によれば、入力スイッチ60に応じた所定の機能を実現するときに、該機能を調整、制御又は操作するための画面を、表示パネル101上に大きく表示することができるので、操作者は見易い大画面上で容易に操作することができ、操作性を向上させることができる。
図6は、本実施例に係る車両用表示装置の、透明型表示入力装置100の表示パネル101にスライドスイッチ91が設けられた図を示している。図5においては、ロータリースイッチ90を用いていたが、代わりにスライドスイッチ91を用いている点でのみ異なっている。表示パネル101上の表示が、所定の機能に応じた適切な表示を行なう点では図5に示した実施例と同様であり、目盛表示はスライドスイッチに適した横軸列に沿った表示列となる点のみが異なっている。固定式スライドスイッチ91が多機能スイッチとして作用する点、入力スイッチ60の選択により表示パネル101の表示が切り替わって変更される点、機能毎に表示パネル101上に大きく表示される点は、図5において説明したロータリースイッチ90の場合と同様である。なお、本実施例で説明した固定多機能スイッチは、2次元的に調整用目盛が変化して表示出来るものであれば適用可能であり、例えば他には、レバー方式や携帯電話で用いられるような薄型の多方向スイッチ等も好適に用いられる。
図7は、本実施例に係る車両用表示装置のその他の種々の機能について示した図である。本実施例に係る車両用表示装置は、視認性が最重要視される画像表示装置30を前遠方に配置し、多機能型透明型表示入力装置100を操作者の手元に設置して遠隔操作する、という構成をとっているが、透明型表示入力装置100は、工夫された多くの機能を有していながらも、透明であることから操作者に圧迫感を与えず、車両室内の広々感を演出できるという優れた利点を持っている。それらの種々の機能の例について、以下説明する。
まず、例えば、透明型表示入力装置100は、表示パネル101上に常に入力スイッチ60を表示するのではなく、接近センサ103を設けて、操作者の手が表示パネル101に近付いたときのみ該表示パネル上の表示を行う、手かざしスイッチのようにしてもよい。表示パネル自体が透明で構成されている利点を利用して、入力スイッチ60の操作が不要なときには、入力スイッチ60の表示を消滅させてパネル全体を透明として、車両室内の広々感をより効果的に演出するためである。
また、例えば、全体地図等の重要な情報を表示している画像表示装置30が、操作者から見たときに俯角15°程度の位置にあるときに、もっと下の俯角30°付近の視野にある、透明型表示入力装置100上の重畳表示部102の下部の位置に、ある地域の地図情報を拡大して表示するようにしてもよい。即ち、特定の目的地に向かっているときに、メインディスプレイとなる画像表示装置30は常に一定縮尺で自分の車両がどこを走っているのかを認識するように機能させ、目的地となる地域については、通常の地図情報よりも拡大された縮尺で透明型表示入力装置100上に表示するようにし、どの駐車場にアクセスするのがよいか等の判断に役立たせる表示をするようにしてもよい。全体を表示する画像表示装置30の地図と、詳細で拡大された地域別の地図の表示を、視認するときの俯角を変えて、操作者から見てあまり重ならないような位置に表示するようにすれば、運転者は視点を切り替えることにより、適宜所望の地図を選択して視認することができる。また、例えば、燃料の量を検出するようにし、燃料が少なくなったら、透明型表示入力装置100には、カソリンスタンドの情報を表示するようにしてもよい。透明型表示入力装置100上の情報表示位置を、俯角30°以内でかつ画像表示装置30に表示された情報の視認を妨げない位置に設定することにより、2つのレベルの情報を操作者に安全に提供でき、より効果的な情報の提供が可能となる。
更に、助手席に乗員検知センサを設け、助手席に乗員がいるときには、透明型表示入力装置100の表示を助手席おもてなし表示として、目的地へ到着時刻予測等の助手席の乗員にとって有用な情報を表示するようにしてもよい。
また、例えば、透明型表示入力装置100の表示パネル101用ディスプレイには、フルドットタイプのディスプレイを採用することにより、より自由な用途で鮮明に画像を表示することが可能になる。即ち、使いたい機能の入力スイッチ60を拡大表示することにより、入力の際の利便性を向上させたり、必要なときに必要なスイッチのみを存在させる制御を行い、操作性及び透明パネルをなるべく透明な状態を多くして使うことにより、車両内の広々感を向上させ、乗員の快適感を増すことができる。
更に、透明型の表示パネル101の特性を生かすため、夜間になったら、他光源を利用し、表示パネル101全体を、ブルーLEDを用いて加飾して薄く点灯させたり、エッジ照明を用いて表示されている文字や記号を浮かび上がらせて表示させたりして、神秘的で美しい空間を演出し、車両内の快適感を増すことができる。即ち、昼は自然光により透明な広々感を演出し、夜は装飾効果のある照明的な役割を果たさせて車両内を彩ることにより、乗員にとって常に快適な空間とすることができるという意匠的効果をも有するのである。
図8は、実施例2に係る車両用表示装置の基本原理を示した図である。なお、実施例1と同様の構成要素については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。図8(A)は、操作者の目と画像表示装置30の表示と透明型表示入力装置100の重畳表示部102との位置関係により、視差が生じる場合を示している。画像表示装置30上には地図が表示されており、操作者は地図上から目的地等を選択しようとしている。例えば、操作者が重畳表示部102の透明パネルを指で触れると、該重畳表示部102上に十字カーソルが透明型表示入力装置100の重畳表示部102に表示され、画面表示装置30に表示されている地図をスクロールする。該十字カーソルにより、地図上の任意の箇所を指定し、操作者がもう一度重畳表示部102の透明パネルを指で触れると、画像表示装置30上に表示された地図から該十字カーソルの示す任意の地点を選択する。図8(A)では、地図のほぼ中央の箇所を指定しようとしており、重畳表示部102上の十字カーソルもほぼ中央に表示されている。操作者は、画像表示装置30及び重畳表示部102の双方のほぼ正面から地図を見ているときは、重畳表示部102上のほぼ中央に位置する十字カーソルが画像表示装置30の表示画面上でもほぼ中央に位置し、目から視認した位置に誤差は生じない。ところが、操作者が、重畳表示部102及び画像表示装置30の表示画面に対して斜めに位置し、斜めから地図及び十次カーソルを重ね合わせて視認したときには、視差により、十字カーソルが画像表示装置30の画面上の中央から横に距離L´だけ移動した位置にあるかのように誤って視認しまう。従って、操作者は地図上の中央よりやや左寄りの箇所を指定したつもりであっても、実際に選択された地点は地図上のほぼ中央部になってしまうという事態が起こる。本実施例では、画像表示装置30及び透明型表示入力装置100の双方とも、運転席と助手席の中央のインストルメントパネル40からセンターコンソール50の位置に設置されているから、運転席から本実施例に係る車両用表示装置を見ても助手席から見ても、いずれにせよ斜めから画像表示装置30及び透明型表示入力装置100を視認することになり、画像表示装置30と透明型表示入力装置100が距離dで離れていることに起因する視差は、常に生じてしまうことになる。
図8(B)は、上述の視差による誤差を解消するために、重畳表示部102を距離Lだけ移動させた状態を示す図である。視差による誤差の距離は、図8(B)の平面図から分かるように、L=dtanθだけ生じるから、この距離Lだけ操作者側に透透明型表示入力装置100を移動させてやれば、視差は解消することになる。そこで、本実施例においては、操作者の視差を減少又は消滅させるため、透明型表示入力装置100を、操作者側に左右方向に移動させる機構を設けることとしている。なお、移動させる距離は、上述のように厳密にL=dtanθ移動させるようにしてもよいが、車両内の座席の間隔は予め既知であるし、地図内の指定位置による誤差も実質的に大きなものでなければ、操作者側に予め定めた所定の一定距離だけ移動するように構成してもよい。例えば、5mm〜100mmの間のいずれかの所定距離、或いは20mm〜80mmの間のいずれかの所定距離、若しくは40mm〜60mmの間のいずれかの所定距離移動するように予め定めておいてよく、好ましくは50mm程度移動するように構成してよい。
なお、本実施例では、画像表示装置30と透明型表示入力装置100との間にある程度の大きさの間隔があり、かつ画像表示装置30及び透明型表示入力装置100を視認する操作者が、両装置に対して斜めから視認する位置関係にある場合に生ずる視差の問題について、特に大きく影響を及ぼすことが予想される地図上での地点選択に関して説明したが、重畳表示部102に表示する項目に関しては総て共通に起こりうる問題であるので、他の入力スイッチ60についても本実施例は適用可能である。
図9は、本実施例に係る、スライド機構を備えた透明型表示入力装置100を有する車両用表示装置を示す図である。図9(A)は斜視図を示している。スライド機構104は、透明型表示入力装置100の上端及び下端をレール形状で挟持して支持する。透明型表示入力装置は、スライド機構104上を、左右の方向に移動可能である。スライド機構104は、透明型表示入力装置100とレール104の間に車輪があって構成されていてもよい。また、図示したようなレール形状でなく、V字溝を作って組み合わせたりするようなレールでもよく、左右への移動をガイドする機構であれば、総て好適に利用可能である。また、スライド機構104は、操作者が手動で動かす機構としても構わないし、駆動モータ等の駆動手段を設けて、スイッチで透明型表示入力100を移動させる機構としてもよい。
図9(B)は、本実施例に係るスライド機構104を備えた車両用表示装置の位置関係を上から見た平面図を示している。操作者が運転者の場合には、右の座席に座っている運転者の方に透明型表示入力装置100が移動して運転者から透明型表示入力装置100を通して画像表示装置30の画面を見たときの視差を減少又は消滅させるように補正する。逆に操作者が補助席の乗員の場合には、左の補助席の乗員の方に透明型表示入力装置100が移動し、補助席の乗員から見た視差を補正する。補正の向きは、例えば、操作者が手で透明型表示入力装置100を移動して位置を一旦設定すれば、その後も同じ操作者が操作を行えば、常に補正が施された状態で画像を視認できるので、手で移動させることとしてもよい。また、例えば、操作者が透明型表示入力装置100の操作パネル101上に表示された補正指示用のスイッチを操作して移動させるようにしてもよい。更に、例えば、座席に着座センサを設けたり、シートベルトバックルスイッチを設けたりして、乗員の有無を検知し、操作者が運転席か補助席の乗員かを判断し、該検知信号に基づいてどちらの向きに透明型表示入力装置100を移動させるかを判断させるようにしてもよい。
なお、補正のための移動距離は、操作者の目と画像表示装置30上の表示画像の任意の選択地点とを結んだ線分上に、該選択地点の透明型表示入力装置100の重畳表示部102の対応座標点が乗るようにするのが最も正確な補正であり、その時の移動量が最も正確な補正量であるが、予め定めておいた所定の距離を移動させるだけでも、視差を減少させる補正の効果は得られるため、移動の向きが決まったら、常に予め定められた所定量を移動させる補正だけ行うようにしてもよい。
図10は、視差の補正のための左右の移動を、透明型表示入力装置100上の表示画像の左右方向の移動により行った車両用表示装置の実施例を示す図である。
図10(A)は、画像表示装置30に地図が表示され、透明型表示入力装置100を通して操作者が斜めから視認している図を示している。画像表示装置30に表示されている地図は、中央に交差点、左側に川を表示している。透明型表示入力装置100の重畳表示部102の中央に十字カーソルが表示され、正面から見た場合の対応座標は、中央の交差点付近である。しかし、操作者が運転席から視認し、斜めから十字カーソル及び地図を重ねて見ているので、視差により、十字カーソルは地図上の左側の川を指しているように視認してしまう。
図10(B)は、図10(A)で説明した視差を補正するために、重畳表示部102上に表示されている画像の十字カーソルを、左右の水平な方向に操作者である運転者の側に移動させた図を示している。この、透明型表示入力装置100に表示されている十字カーソルの移動により、操作者は、十字カーソルが地図上の交差点を指しているように視認でき、操作者は地図上の正確な地点を選択することができる。このように、透明型表示入力装置100上の表示画像を操作者側に移動させることによっても、視差を減少又は消滅する補正することができる。なお、補正のための移動距離については、図8及び図9で説明したのと同様に、座標点を割り出して正確な補正量を演算してもよいし、予め定められた移動距離分、画像移動を行うようにしてもよい。
図11は、本実施例に係る、スライド機構104を備え、かつ操作者自動判定機構を備えた車両用表示装置を示している。助手席の座席には、乗員検知センサ10が設置されている。図示しないが、運転者席にも同様に乗員検知センサが設置されてよい。また、運転席シートベルトインナーバックルにはシートベルトバックルスイッチ11が内蔵され、同様に助手席の助手席シートベルトインナーバックルにもシートベルトバックルスイッチ12が内蔵されている。これらのセンサにより、運転席又は助手席に乗員がいるのか否かを判断することができる。もし、片方の座席にしか乗員がいなければ、それは該片方の乗員が本車両用表示装置の操作者になるので、該乗員の向きに透明型表示入力装置100がスライド機構104上を移動すればよい。
しかしながら、乗員有無の検知において、運転者と助手席の乗員の双方を上述のセンサで検知した場合には、更にどちらが操作者なのかを判断する手段が必要である。このような場合には、例えば、以下のようにして操作者を判定する。まず、透明型表示入力装置100の両側に赤外線センサ105を設けておき、人間の手の動きを検出し、手の動きを検出した側を操作者と判定する。また、赤外線センサ105の代わりに、超音波等を利用した接近センサを用い、手の接近を検出できる側を操作者と判断してもよい。なお、接近センサの種類や形式は問わず、手の接近を検出できるものであれば総て好適に利用可能である。また、透明型表示入力装置100を操作者が触れたときに微弱電流によりシートにある検出用電極と通電した方が操作者であると判断するような検出機構を用いてもよい。このようなセンサ及び検出機構を用いることにより、運転者と助手席乗員のどちらが操作者であるかは判断できるので、該判断結果に基づいて、透明型表示入力装置100を操作者の方向に自動的に移動させるように構成することができる。
図12は、図11において説明した、操作者側に自動的に透明型表示入力装置100が移動する処理を示すフローチャートである。
ステップ100では、運転席と助手席の双方に乗員がいるか否かの判断を行う。上述の乗員検知センサ10及びシートベルトバックルスイッチ11、12より検知してよい。運転者と助手席の双方に乗員がいると判断されたときは、ステップ110に移る。一方、運転席と助手席の双方に乗員がいる訳ではないと判断されたときは、ステップ130に移る。
ステップ110では、操作者が運転者か助手席の乗員のいずれかの判断を行う。上述のように、赤外線センサ105、接近センサ、微弱電流等による検出手段により操作者の検出及び判定を行う。次に、ステップ120に移り、操作者と判定された方の側に、透明型表示入力装置100が、スライド機構105により移動し、一連の処理が終了する。
一方、ステップ130では、運転席と助手席の一方のみ乗員がいる状態か否かを判断する。一方のみ乗員がいると判断されたときは、その乗員以外操作者とはなり得ないので、乗員が即ち操作者であると判断し、該乗員の方に透明型表示入力装置100が移動し、処理が終了する。一方のみ乗員がいる訳ではないときは、要するに、運転者と助手席の双方に乗員がいない状態を意味するから、本実施例を実施する意味がないので、そのまま処理を終了する。このように、操作者が運転者か助手席の乗員かを自動的に判断し、操作者の方に移動する機能を搭載することにより、操作者は常に視差補正が施された状態で地図情報等の画像を視認することができ、視認及び操作の負担を更に軽減することができる。
図13は、本実施例に係る、首振り回転機構106を備えた透明型表示入力装置100を有する車両用表示装置を示す図である。図13(A)は、該首振り回転機構を示す斜視図である。透明型表示入力装置100の下端部は、首振り回転機構106の保持部107により保持されている。首振り回転機構105は、保持部107により保持した透明型表示入力装置100を扇風機の首振り回転のように回転させ、所望の角度を向かせることができる。従って、透明型表示入力部100の重畳表示部102の面の向く角度を操作者の視線の正面に向くように設定すれば、操作者からの視差は極めて少なくなる。なお、首振り回転機構は、透明型表示入力装置100を保持して回転できる機能を有するものであれば、その機構の形式や種類は問わない。首振り回転機構106も、上述のスライド機構104で説明したのと同様に、手動で回転させて向きを操作者が任意に設定してもよいし、モータ等の回転駆動機構を設けて、スイッチにより左右のどちらの向きに回転させるかを操作してもよい。
図13(B)は、本実施例に係る首振り回転機構を備えた車両用表示装置の位置関係を上から見た平面図を示している。操作者が特に指定されていない通常の状態では、透明型表示入力装置100は、中央の画像表示装置30と平行な位置に設置される。操作者が右側の運転者の場合には、首振り回転機構106により、透明型表示入力装置100は右側の運転者に向かって回転する。逆に、操作者が左側の助手席の乗員の場合には、左側に向かって回転する。本実施例によれば、視差補正の際、透明型表示入力装置100がほぼ操作者に正対するため、操作者は正面から重畳表示部102を視認することができ、視認の負担が少なく、補正の効果も大きい。即ち、図9で説明した透明型表示入力装置100の左右への横移動による視差補正では、補正後もなお重畳表示部102を操作者は斜めから視認する形になるが、本実施例では操作者はほぼ正面から重畳表示部102を視認できるため、より望ましい視差補正となるのである。また、図9で説明した実施例では、表示画像の中央と端の位置でも若干の視差が生じる可能性があるが、本実施例では操作者と重畳表示部102との角度が、両者の位置関係で一律に定まるので、画像の中央と端でも補正後の視差はより少なくなる。
なお、図13における実施例においても、操作者が運転者か助手席の乗員かを判定するときには、図11で説明したような乗員検出センサ10、シートバックルベルトスイッチ11、12、接近センサ、微弱電流による検出手段等を好適に適用可能である。このような手段を用いて、運転者と助手席の乗員のどちらが操作者であるかを判定し、該判定結果に基づいて自動的に透明型表示入力装置100を回転させることにより、より視認性及び操作性の高い車両用表示装置とすることができる。
図14は、透明型表示入力装置100又は透明型表示入力装置100に表示された表示画像を左右方向に移動させる際の移動距離までも自動的に算出して移動を行う、本実施例に係る車両用表示装置を示す。図14(A)は斜視図であり、図14(B)は、それを上から見た平面図である。画像表示装置30がインストルメントパネル40内に設置され、それを覆うように透明型表示入力装置100が設置されているのは今まで説明した実施例と同じであるが、インストルメントパネル40の上部の中央の位置に、テレビカメラ13が更に設置されている点で異なる。テレビカメラ13は、回転台の上に設置され、回転可能であってもよい。テレビカメラ13は、操作者の目の位置を検出する役割を果たす。即ち、操作者の目をテレビカメラ13で映し出してその位置を把握し、目の位置とテレビカメラ13を結んだ線分と透明型表示入力装置100の重畳表示部102の表面の交点の位置を算出する。この交点と、テレビカメラ13から透明型表示入力装置100に垂線を下ろした交点との水平距離Lが、透明型表示入力装置100左右の方向に移動させるべき距離である。この算出した距離Lの長さ分、左右方向にスライド機構104により透明型表示入力装置100を駆動移動させればよい。なお、図10で説明したのと同様に、算出した移動距離Lの長さ分移動するのは、透明型表示入力装置100自体でなく、透明型表示入力装置100に表示された表示画像であってもよい。
図14(C)は、テレビカメラ13を、首振り回転移動機構105を備えた車両用表示装置に適用した場合の平面図を示している。スライド機構の実施例と同様に、テレビカメラ13により操作者の目の位置を検出し、目の位置とテレビカメラ13を結んだ線分と、透明型表示入力装置100を左右水平に設置した場合の面との交点を求める。この位置と、テレビカメラ13から透明型表示入力装置100に下ろした垂線との交点との距離をMとすると、画像表示装置30と透明型表示入力装置100との間の距離dとの関係を用いてM=dtanθから、正確に補正角θを算出して補正してもよいし、M≒dθ´から補正角θ´を算出して、該補正角θ´に基づいて概略補正してもよい。
なお、テレビカメラ13の向きについては、図11及び図12にて説明したように、運転者と助手席の乗員のどちらが操作者であるかを判定し、それに基づいてテレビカメラ13の向きを決め、本実施例を適用すればよい。また、テレビカメラ13が広域撮像可能であって、運転席と助手席の乗員を同時に一画面で撮像できれば、特にテレビカメラ13の向きを変えることなく、操作者の目の位置を検出することができる。更に、テレビカメラ13の設置位置は、本実施例ではインストルメントパネル40の上部としたが、操作者の目の位置を検出し、適正な補正量を求める役割を果たせる位置であれば、車両内のいずれの位置に設けてもよい。例えば、車両の前方天井に吊るすようにしてもよいし、補正量の演算さえきちんと出来れば、運転者側か助手席側の適当な位置に設けてもよい。本実施例に係る車両用表示装置によれば、操作者が誰であるかの判定及び適切な視差補正の移動量がすべて自動的に演算及び実行されるので、視認性及び操作性の極めて高い、ユーザーフレンドリーな車両用表示装置が実現できる。
本実施例において、視差を減少する又は消滅させる補正の移動方向については、内容を分かりやすくするために左右又は水平方向に限定して説明したが、操作者の身長の相違等によって、視差は縦又は上下方向にも生じうる。本実施例は、上下方向にも移動可能に構成すれば、上下方向の視差の補正にも適用可能である。例えば、上下へも移動可能なスライド機構を設けたり、透明型表示入力装置100に表示されている表示画像を、上下も含めた絶対座標系で移動可能に構成したり、回転機構も任意の方向へ移動可能な機構を備えることにより、上下方向の視差をも減少又は消滅させる補正を行うことが可能な車両用表示装置とすることができ、左右の方向のみの補正を行う場合よりも、更に視認性及び操作性が高まる。従って、本実施例は、上下方向の視差補正にも適用可能である。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
実施例1に係る車両用表示装置及びこれに関連する機器の主要構成の一例を示す機能ブロックを示す。 従来から使用されているタッチパネル操作方式の車両用表示装置及び本実施例に係る透明重畳方式の車両用表示装置の全体構成について示した図である。 透過型重畳方式の車両用表示装置において、公知な構成と本実施例に係る車両用表示装置の透明型表示入力装置100の設置位置の詳細について示した図である。図3(A)は、透明重畳方式の公知な構成について示した図である。図3(B)は実施例1に係る車両用表示装置の一例である。図3(C)は、図3(A)に示す公知な透明重畳方式の車両用表示装置と、図3(B)に示す本実施例に係る透明重畳方式の車両用表示装置の相違を明確にするために、双方を重ねて表示した図である。 実施例1に係る車両用表示装置において、小物入れ20又は小物置場21を設けた図を示す。 実施例1に係る車両用表示装置の、透明型表示入力装置100の表示パネル101にロータリースイッチ90を設けた図を示している。 実施例1に係る車両用表示装置の、透明型表示入力装置100の表示パネル101にスライドスイッチ91を設けた図を示している。 実施例1に係る車両用表示装置のその他の種々の機能について示した図である。 実施例2に係る車両用表示装置の基本原理を示した図である。図8(A)は、操作者の目と画像表示装置30の表示と透明型表示入力装置100の重畳表示部102との位置関係により、視差が生じる場合を示している。図8(B)は、上述の視差による誤差を解消するために、重畳表示部102を距離Lだけ移動させた状態を示す図である。 実施例2に係るスライド機構を備えた透明型表示入力装置100を有する車両用表示装置を示す図である。 実施例2に係る、視差の補正のための左右の移動を、透明型表示入力装置100上の表示画像の左右方向の移動により行った車両用表示装置である。図10(A)は、視差の補正前の図を示している。図10(B)は、視差の補正後の図を示している。 実施例2に係る、移動機構105を備え、かつ操作者自動判定機構を備えた車両用表示装置を示している。 図11において説明した、操作者側に自動的に透明型表示入力装置100が移動する処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る、首振り回転機構106を備えた透明型表示入力装置100を有する車両用表示装置を示す図である。図13(A)は、該首振り回転機構を示す斜視図である。図13(B)は、本実施例に係る首振り回転機構を備えた車両用表示装置の位置関係を上から見た平面図を示している。 自動的に透明型表示入力装置100の移動距離までも算出して移動を行う、実施例2に係る車両用表示装置を示す。図14(A)は斜視図であり、図14(B)は、それを上から見た平面図である。図14(C)は、テレビカメラ13を、首振り回転移動機構105を備えた車両用表示装置に適用した場合の平面図を示している。
符号の説明
10 乗員検出センサ
11、12 シートバックルベルトスイッチ
13 テレビカメラ
20 小物入れ
21 小物置場
30 画像表示装置
40 インストルメントパネル
50 センターコンソール
60 入力スイッチ
70 表示制御装置
80 車載機器
90 ロータリースイッチ
91 スライドスイッチ
100 透明型表示入力装置
101 表示パネル
102 重畳表示部
103 接近センサ
104 スライド機構
105 赤外線センサ
106 首振り回転機構

Claims (8)

  1. 操作者の前方に視認可能に設けられた画像表示装置と、
    該画像表示装置の表示画面と重ね合わせて表示画像を視認でき、該画像表示装置と操作者の間の操作者が操作可能な位置に設けられた、該画像表示装置を操作できる透明型表示入力装置と、
    該透明型表示入力装置又は該透明型表示入力装置に表示された表示画像を上下又は左右の方向に移動する手段と、
    操作者が運転者か助手席の乗員のいずれかを検出する手段とを備え、
    検出結果に基づいて操作者の方へ該透明型表示入力装置又は該透明型表示入力装置に表示された表示画像を、操作者の該表示画面と該表示画像の視差を減少させるように移動することを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記透明型表示入力装置の上下又は左右の方向への移動は、直線的又は円弧上の軌道を描くためのスライド機構又は首振り回転機構により行うことを特徴とする請求項に記載の車両用表示装置。
  3. 前記車両用表示装置は、前記透明型表示入力装置又は前記透明型表示入力装置に表示された表示画像を左右方向に移動させる際の移動距離を、操作者の目と前記画像表示装置上の表示画像の任意の選択地点とを結んだ線分上に、該選択地点の前記透明型表示入力装置の対応座標点が乗るように算出する手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記画像表示装置は、操作者から見てインストルメントパネルの奥に配置され、
    前記透明型表示入力装置は、透明なパネルで構成されて前記画像表示装置を覆うように前記インストルメントパネルの外部に設けられ、上端が前記インストルメントパネル表面前記画像表示装置よりも上部に接し、下端がセンターコンソールの上に接しており、上端から下端までが前記インストルメントパネル表面から前記センターコンソール上に跨って配設されたことを特徴とする請求項1乃至4に記載の車両用表示装置。
  5. 前記画像表示装置は前記透明型表示入力装置の背後に設けられ、前記透明型表示入力装置を通して操作者から視認されることを特徴とする請求項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記インストルメントパネル表面又は前記センターコンソールと前記透明型表示入力装置背面の間の空間に小物入れ又は小物置場を設けたことを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用表示装置。
  7. 前記インストルメントパネル表面又は前記センターコンソールと前記透明型表示入力装置背面の間の空間の左右は開放されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の車両用表示装置。
  8. 前記透明型表示入力装置の表面には、ロータリースイッチ又はスライドスイッチが設けられ、該ロータリースイッチ又はスライドスイッチは複数の機能について使用でき、該ロータリースイッチ又はスライドスイッチの目盛表示は、該複数の機能毎に表示が変更されることを特徴とする請求項5乃至7に記載の車両用表示装置。
JP2006157671A 2006-06-06 2006-06-06 車両用表示装置 Expired - Fee Related JP4333697B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006157671A JP4333697B2 (ja) 2006-06-06 2006-06-06 車両用表示装置
US12/227,829 US8116937B2 (en) 2006-06-06 2007-06-01 Vehicle display apparatus
EP07734729A EP2024198B1 (en) 2006-06-06 2007-06-01 Vehicle display apparatus
PCT/IB2007/001441 WO2007141614A1 (en) 2006-06-06 2007-06-01 Vehicle display apparatus
KR1020087029657A KR101052017B1 (ko) 2006-06-06 2007-06-01 차량용 표시 장치
CN2007800211975A CN101466568B (zh) 2006-06-06 2007-06-01 车辆显示设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006157671A JP4333697B2 (ja) 2006-06-06 2006-06-06 車両用表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007326410A JP2007326410A (ja) 2007-12-20
JP4333697B2 true JP4333697B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=38512516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006157671A Expired - Fee Related JP4333697B2 (ja) 2006-06-06 2006-06-06 車両用表示装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8116937B2 (ja)
EP (1) EP2024198B1 (ja)
JP (1) JP4333697B2 (ja)
KR (1) KR101052017B1 (ja)
CN (1) CN101466568B (ja)
WO (1) WO2007141614A1 (ja)

Families Citing this family (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8704651B2 (en) * 2007-02-01 2014-04-22 Hella Kgaa Hueck & Co. Method for attributing equipment operation to a specific operator
JP2009217731A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Fujitsu Ten Ltd 入力システム、入力装置、および入力方法
FR2937919B1 (fr) * 2008-10-30 2011-01-07 Peugeot Citroen Automobiles Sa Planche de bord de vehicule automobile
JP5117418B2 (ja) * 2009-01-28 2013-01-16 株式会社東芝 情報処理装置及び情報処理方法
JP2010173410A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Tokai Rika Co Ltd 機能表示装置
DE102009008492A1 (de) * 2009-02-11 2010-08-19 Audi Ag Kraftfahrzeug mit einer Wiedergabeeinrichtung zur in Abhängigkeit der erfassten Sitzposition des Fahrers steuerbare Wiedergabe von Bildinformationen
US11216174B2 (en) 2009-07-02 2022-01-04 Uusi, Llc User interface with proximity detection for object tracking
US10592092B2 (en) * 2009-07-02 2020-03-17 Uusi, Llc. User interface with proximity detection for object tracking
US11726651B2 (en) 2009-07-02 2023-08-15 Uusi, Llc Vehicle occupant detection system
FR2948470B1 (fr) * 2009-07-21 2011-09-16 Valeo Systemes Thermiques Procede de fabrication d'une interface homme/machine pour vehicule automobile et interface homme/machine conforme a ce procede
KR101695809B1 (ko) * 2009-10-09 2017-01-13 엘지전자 주식회사 이동 단말기 및 그 제어방법
DE102009056186B4 (de) * 2009-11-27 2012-04-19 Audi Ag Bedieneinrichtung in einem Kraftfahrzeug
WO2011099431A1 (ja) * 2010-02-10 2011-08-18 株式会社 東芝 表示装置、表示方法及び移動体
EP2425729A1 (en) 2010-09-03 2012-03-07 Lazer Sport NV Helmet with magnetic fixing means for eyewear
US8780091B2 (en) * 2011-02-10 2014-07-15 General Electric Company Methods and systems for controlling an information display
DE102012206247A1 (de) * 2012-04-17 2013-10-17 Ford Global Technologies, Llc Verfahren und Vorrichtung zur Anzeige einer Hand eines Bedieners eines Bedienelements eines Fahrzeugs
DE102012219736A1 (de) * 2012-10-29 2014-04-30 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer Eingabevorrichtung
WO2014073403A1 (ja) * 2012-11-08 2014-05-15 アルプス電気株式会社 入力装置
EP2757407B1 (en) * 2013-01-18 2017-10-04 Magna Electronics Solutions GmbH Multiple-view display system with user recognition and operation method thereof
US9620042B2 (en) * 2013-01-18 2017-04-11 Magna Electronics Solutions Gmbh Multiple-view display system with user recognition and operation method thereof
US20140282182A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Honda Moror Co., Ltd. Multi-layered vehicle display system and method
JP6166931B2 (ja) * 2013-03-29 2017-07-19 株式会社Subaru 車両用表示装置
JP6247828B2 (ja) * 2013-03-29 2017-12-13 株式会社Subaru 車両用表示装置
JP6236213B2 (ja) * 2013-03-29 2017-11-22 株式会社Subaru 車両用表示装置
JP6236210B2 (ja) * 2013-03-29 2017-11-22 株式会社Subaru 輸送機器用表示装置
JP6236212B2 (ja) * 2013-03-29 2017-11-22 株式会社Subaru 車両用表示装置
JP6236211B2 (ja) * 2013-03-29 2017-11-22 株式会社Subaru 輸送機器用表示装置
CN104071010B (zh) * 2013-03-29 2018-02-13 株式会社斯巴鲁 运输设备用显示装置
JP6128551B2 (ja) * 2013-06-17 2017-05-17 株式会社Subaru 車両用表示装置
JP6149529B2 (ja) * 2013-06-18 2017-06-21 マツダ株式会社 車両企画支援システム
EP2821884B1 (en) * 2013-07-01 2018-09-05 Airbus Operations GmbH Cabin management system having a three-dimensional operating panel
US9741315B2 (en) * 2013-07-03 2017-08-22 Visteon Global Technologies, Inc. Adjusting a transparent display with an image capturing device
DE102014108656B4 (de) 2013-07-03 2018-07-12 Visteon Global Technologies, Inc. Anpassen einer transparenten Anzeige mit einer Bilderfassungsvorrichtung
US9050891B2 (en) * 2013-07-25 2015-06-09 Visteon Global Technologies, Inc. Articulating instrument cluster
US20150228229A1 (en) * 2014-02-07 2015-08-13 Christie Digital Systems Usa, Inc. System and method for displaying layered images
US9477332B2 (en) 2014-03-24 2016-10-25 Ford Global Technologies, Llc System and method for enabling touchscreen by passenger in moving vehicle
JP5860915B2 (ja) * 2014-03-28 2016-02-16 富士重工業株式会社 空調機能および表示機能を備える車両
JP2015232593A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 パイオニア株式会社 表示装置
JP2014219682A (ja) * 2014-06-23 2014-11-20 株式会社デンソー 表示制御システム及びプログラム
JP6310787B2 (ja) * 2014-06-24 2018-04-11 株式会社デンソー 車両用入力装置および車両用コックピットモジュール
JP6274040B2 (ja) * 2014-07-18 2018-02-07 株式会社デンソー 表示装置
US10406919B2 (en) * 2014-09-11 2019-09-10 Kojima Industries Corporation Display audio device
DE102014014412A1 (de) 2014-09-27 2016-03-31 Audi Ag Kraftfahrzeug mit vor dem Armaturenbrett angeordnetem Touchscreen
KR101628090B1 (ko) * 2014-11-25 2016-06-08 현대자동차 주식회사 집중 조작 시스템 및 그 제어 방법
DE102014019122B4 (de) * 2014-12-19 2021-01-21 Audi Ag Verfahren zum Betreiben eines Anzeigesystems, Anzeigesystem und Kraftwagen mit einem Anzeigesystem
EP3040842B1 (de) * 2015-01-02 2019-08-07 Volkswagen AG Anwenderschnittstelle und Verfahren zur hybriden Nutzung einer Anzeigeeinheit eines Fortbewegungsmittels
DE102015011365A1 (de) * 2015-08-28 2017-03-02 Audi Ag Blickwinkelkorrigierte Anzeige
KR101806892B1 (ko) * 2016-05-09 2018-01-10 엘지전자 주식회사 차량용 제어장치
US11435888B1 (en) * 2016-09-21 2022-09-06 Apple Inc. System with position-sensitive electronic device interface
JP2017149425A (ja) * 2017-05-30 2017-08-31 株式会社Subaru 車両用表示装置
US10675976B2 (en) * 2017-06-02 2020-06-09 Gentex Corporation Display assembly for a vehicle doorsill
JP6593713B2 (ja) * 2017-07-06 2019-10-23 マツダ株式会社 乗員撮影装置
DE102017212912B4 (de) 2017-07-27 2022-08-18 Audi Ag Anzeigevorrichtung für ein Kraftfahrzeug, Verfahren zum Betreiben einer Anzeigevorrichtung, Steuereinrichtung, und Kraftfahrzeug
JP6806650B2 (ja) * 2017-09-11 2021-01-06 本田技研工業株式会社 車両用表示システム
JP2019048577A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 本田技研工業株式会社 車両用外板パネル、車両用表示カーテン、車両用表示幌及び車両用表示システム
JP6497424B2 (ja) * 2017-09-20 2019-04-10 マツダ株式会社 車両の車室内構造
DE102017217591A1 (de) * 2017-10-04 2019-04-04 Audi Ag Bediensystem mit dreidimensionaler Anzeige für ein Fahrzeug
DE102018202668B4 (de) * 2018-02-22 2021-03-04 Audi Ag Bedienvorrichtung sowie Verfahren zum Ansteuern zumindest einer Funktionseinheit für ein Kraftfahrzeug mit einer optischen Verlagerung eines Bediensymbols
FR3096018B1 (fr) * 2019-05-16 2021-07-23 Psa Automobiles Sa Procédé et système de contrôle d’un dispositif d’affichage dans un véhicule
DE102022203784A1 (de) 2022-04-14 2023-10-19 Psa Automobiles Sa Benutzerschnittstelle eines Fahrzeugs

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63313188A (ja) 1987-06-16 1988-12-21 セイコーエプソン株式会社 液晶表示装置
JPH09115377A (ja) 1995-10-23 1997-05-02 Tokai Rika Co Ltd 車両用空調機の操作装置
JP2001506772A (ja) 1996-12-20 2001-05-22 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 少なくとも一人のための情報表示システム
JPH10269022A (ja) 1997-03-25 1998-10-09 Hitachi Ltd 通信機能付き携帯型情報処理装置
JP2002046553A (ja) 2000-07-31 2002-02-12 Asahi Glass Co Ltd 車両用窓および車両用ドアパネル
JP3711864B2 (ja) * 2000-12-01 2005-11-02 日産自動車株式会社 車両用表示装置
JP2002225724A (ja) * 2001-01-30 2002-08-14 Mitsubishi Motors Corp 車載機器の操作装置
JP4246466B2 (ja) 2002-10-04 2009-04-02 富士通テン株式会社 車載用表示装置
JP2004145821A (ja) 2002-10-28 2004-05-20 Toshiba Eng Co Ltd 液晶ディスプレイ表示装置
JP2005017968A (ja) 2003-06-30 2005-01-20 Fujitsu Ten Ltd 電子機器
US7063370B2 (en) * 2004-09-19 2006-06-20 Lear Corporation Automotive movable center stack panel with decorative surface linkage
US20090058845A1 (en) * 2004-10-20 2009-03-05 Yasuhiro Fukuda Display device
US7957864B2 (en) * 2006-06-30 2011-06-07 GM Global Technology Operations LLC Method and apparatus for detecting and differentiating users of a device

Also Published As

Publication number Publication date
EP2024198A1 (en) 2009-02-18
CN101466568A (zh) 2009-06-24
CN101466568B (zh) 2012-05-16
JP2007326410A (ja) 2007-12-20
US8116937B2 (en) 2012-02-14
KR101052017B1 (ko) 2011-07-26
WO2007141614A1 (en) 2007-12-13
US20090132130A1 (en) 2009-05-21
KR20090007788A (ko) 2009-01-20
EP2024198B1 (en) 2012-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4333697B2 (ja) 車両用表示装置
US10613810B2 (en) Display device for vehicle
EP3040230B1 (en) Display apparatus for vehicle and vehicle having the display apparatus
US9688146B2 (en) Vehicle including display apparatus
EP1947636A1 (en) Display device and navigation device
US20080052627A1 (en) On-vehicle display device and display method adopted in on-vehicle display device
JP2007045169A (ja) 車両用情報処理装置
KR20140070798A (ko) 영상 이동이 가능한 디스플레이 장치 및 방법
US8174499B2 (en) Navigation apparatus
KR102051606B1 (ko) 차량용 전자장치
JP2007045168A (ja) 車両用情報処理装置
KR101542973B1 (ko) 자동차의 디스플레이 제어장치 및 제어방법
JP4930716B2 (ja) 車両用遠隔操作装置
JP3668834B2 (ja) 車両用表示装置
JP2002340600A (ja) 車両用表示装置
JP4958005B2 (ja) 車載表示装置
JP2007276749A (ja) ナビゲーション装置
JP6236211B2 (ja) 輸送機器用表示装置
JP6166931B2 (ja) 車両用表示装置
JP6236210B2 (ja) 輸送機器用表示装置
JP2020168901A (ja) 視点位置感知式車両自動制御システム
JP2010070113A (ja) 車載操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4333697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees