JP2010070113A - 車載操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の入力操作部のうち操作されようとしている入力操作部に対応する車載機器の設定状態の表示の的確性を向上させることができる車載操作装置を提供すること。
【解決手段】エアコン操作部6、第1センサ8はオーディオ操作部7、第2センサ9よりも上方にあり、使用者がエアコン操作部6を操作しようとして手を伸ばしたときに、その使用者の手や腕は第1,第2センサ8,9の両方の検知領域に亘って位置した状態になりやすい。この状態ではカーエアコンの設定状態を液晶ディスプレイ5に表示させる。一方、オーディオ操作部7、第2センサ9はエアコン操作部6、第1センサ8よりも下方にあり、使用者がオーディオ操作部7を操作しようとして手を伸ばしたとき、その使用者の手や腕は第1センサ8の検知領域に入らず第2センサ9の検知領域のみに入った状態になりやすい。この状態ではカーオーディオの設定状態を液晶ディスプレイ5に表示させる。
【選択図】図2
【解決手段】エアコン操作部6、第1センサ8はオーディオ操作部7、第2センサ9よりも上方にあり、使用者がエアコン操作部6を操作しようとして手を伸ばしたときに、その使用者の手や腕は第1,第2センサ8,9の両方の検知領域に亘って位置した状態になりやすい。この状態ではカーエアコンの設定状態を液晶ディスプレイ5に表示させる。一方、オーディオ操作部7、第2センサ9はエアコン操作部6、第1センサ8よりも下方にあり、使用者がオーディオ操作部7を操作しようとして手を伸ばしたとき、その使用者の手や腕は第1センサ8の検知領域に入らず第2センサ9の検知領域のみに入った状態になりやすい。この状態ではカーオーディオの設定状態を液晶ディスプレイ5に表示させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、車載用空調装置やオーディオ装置等の複数の車載機器のそれぞれの設定状態の変更のために操作される複数の入力操作部と、それらの車載機器の設定状態を表示可能な表示部とが、インストルメントパネルにおける運転席に対向する領域と助手席に対向する領域の間に位置する中央領域に集中して配置された車載操作装置であって、複数の入力操作部のいずれが操作されようとしているかに応じて、その操作されようとしている入力操作部に対応する車載機器の設定状態を表示する車載操作装置に関する。
従来の車載操作装置は、インストルメントパネルの運転席に対向する領域と助手席に対向する領域の間に位置する中央領域に設けられ手動操作される複数の入力操作部と、これら複数の入力操作部のそれぞれの操作に基づいて、カーエアコンやカーオーディオ等の複数の車載機器のうち、操作された入力操作部に対応付けられた車載機器の設定状態を変更する制御手段とを備えている。設定変更がなされようとしている車載機器の設定状態は、液晶ディスプレイに表示されるようになっている。この液晶ディスプレイも中央領域に設けられている。
各入力操作部の近傍には、その入力操作部の手前側の空間における所定領域を物体の検知領域とするセンサが設けられている。例えば、カーエアコンに対応付けられた入力操作部およびセンサよりも、カーオーディオに対応付けられた入力操作部およびセンサのほうが、運転席から離れて配置されている。ここで、カーエアコンに対応付けられたセンサを第1センサといい、カーオーディオに対応付けられたセンサを第2センサという。
液晶ディスプレイの制御においては、第1,第2センサのうち第1センサによる物体の検知に基づきカーエアコンの設定状態を液晶ディスプレイに表示させ、また、第1,第2センサのうち第2センサによる物体の検知に基づきオーディオの設定状態を液晶ディスプレイに表示させる。さらに、第1,第2センサの両方が物体を検知したときには、カーオーディオの設定状態を液晶ディスプレイに表示させる。つまり、第1,第2センサのうち運転席から遠い方の第2センサによる物体の検知に基づく表示を優先するようになっている。
ここで説明した従来の車載操作装置については、特許文献1を参照されたい。
特許第3831849号公報
前述した従来の車載操作装置は、第1,第2センサのうち運転席から遠い方の第2センサによる物体の検知に基づく表示を優先するようになっている。このため、第1,第2センサの両方が使用者の手を検知したとき、その使用者が操作しようとしている入力操作部と対応付けられた車載機器とは別の車載機器の設定状態が表示されることがある。
本発明は前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、複数の入力操作部のうち操作されようとしている入力操作部に対応付けられた車載機器の設定状態の表示の的確性を向上させることができる車載操作装置を提供することにある。
前述の目的を達成するために、本発明は次のように構成されている。
〔1〕 本発明は、インストルメントパネルにおける運転席と対向する領域と助手席と対向する領域の間に位置する中央領域に設けられ、手動操作される第1,第2入力操作部と、前記中央領域に設けられ前記第1入力操作部の手前側の空間における所定領域を物体の検知領域とする第1センサと、前記中央領域に設けられ前記第2入力操作部の手前側の空間における所定領域を物体の検知領域とする第2センサと、前記第1入力操作部の操作に基づいて制御される第1車載機器の設定状態、および前記第2入力操作部の操作に基づいて制御される前記第2車載機器の設定状態を表示することが可能な表示部と、前記表示部を制御する表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記第1,第2センサのうち前記第1センサによる物体の検知に基づいて前記第1車載機器の設定状態を前記表示部に表示させ、前記第1,第2センサのうち前記第2センサによる物体の検知に基づいて前記第2車載機器の設定状態を前記表示部に表示させ、前記第1,第2センサの両方が物体を検知したときには前記第1車載機器の設定状態および前記第2車載機器の設定状態の一方を予め設定された優先順位に基づき前記表示部に表示させる車載用操作装置であって、前記第1入力操作部の下方に前記第2入力操作部が配置され、前記第1センサは前記第1入力操作部と略同じ高さ位置に配置され、前記第2センサは前記第2入力操作部と略同じ高さ位置に配置され、前記表示制御部は、前記第1,第2センサの両方が物体を検知したときに前記第1車載機器の設定状態を前記表示部に表示させることを特徴とする。
この「〔1〕」に記載の本発明においては、第1入力操作部および第1センサは第2入力操作部および第2センサよりも上方にあるので、使用者が第1入力操作部を操作しようとして手を伸ばしたときに、その使用者の手や腕は第1,第2センサの両方の検知領域に亘って位置した状態になりやすい。この状態において、表示制御部は第1車載機器の設定状態を表示部に表示させる。また、第2入力操作部および第2センサは第1入力操作部および第1センサよりも下方にあるので、使用者が第2入力操作部を操作しようとして手を伸ばしたときには、その使用者の手や腕は第1センサの検知領域に入らずに第2センサの検知領域のみに入った状態になりやすい。この状態において、表示制御部は第2車載機器の設定状態を表示部に表示させる。これらにより、上下方向に並んだ複数の入力操作部のうち操作されようとしている入力操作部に対応付けられた車載機器の設定状態の表示の的確性を向上させることができる。
なお、入力操作部とセンサの組が上下方向に3組並んで設けられた場合、最上位置の入力操作部とセンサは、中間位置の入力操作部とセンサ、および最下位置の入力操作部とセンサのいずれに対しても、第1入力操作部と第1センサである。中間位置の入力操作部とセンサは、最下位置の入力操作部とセンサに対しては第1入力操作部と第1センサになり、最上位置の入力操作部とセンサに対しては第2入力操作部と第2センサになる。最下位置の入力操作部とセンサは、最上位置の入力操作部とセンサ、および、中間位置の入力操作部とセンサのいずれに対しても、第2入力操作部と第2センサである。入力操作部とセンサの組が3組よりも多い場合も第1,第2の関係は同様である。
〔2〕 本発明は、「〔1〕」に記載の発明において、前記第1センサとして、前記第1入力操作部の運転席側に配置された運転席側第1センサと、前記第1入力操作部の助手席側に配置された助手席側第1センサとを備え、前記第2センサとして、前記第2入力操作部の運転席側に配置された運転席側第2センサと、前記第2入力操作部の助手席側に配置された助手席側第2センサとを備え、前記表示制御部は、前記助手席側第1,第2センサの少なくとも一方が物体を検知した状態を、前記第1入力操作部または前記第2入力操作部が助手席側から操作されようとしている状態と判定することを特徴とする。
この「〔2〕」に記載の本発明は、運転席側第1センサ、助手席側第1センサ、運転席側第2センサ、助手席側第2センサを備えているので、使用者の手が運転席側と助手席側のどちらから第1入力操作部や第2入力操作部に伸ばされたものであっても、その手を確実に検知することができる。
また、「〔2〕」に記載の本発明は、助手席側第1,第2センサの少なくとも一方が物体を検知した状態を、第1入力操作部または第2入力操作部が助手席側から操作されようとしている状態であると判定するので、第1入力操作部または第2入力操作部が助手席側から操作されようとしている状態かどうかの判定を簡単で確実に行うことができる。
本発明は、複数の入力操作部のうち操作されようとしている入力操作部に対応付けられた車載機器の設定状態の表示の的確性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る車載操作装置ついて説明する。
〔第1実施形態〕
第1実施形態に係る車載操作装置1について図1〜図5を用いて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る車載操作装置のブロック図である。図2は本発明の第1実施形態に係る車載操作装置がインストルメントパネルに設けられた状態の正面図である。図3は図1に示した車載操作装置における第1,第2センサの状態と表示画面との対応関係を示す図である。図4は図1に示した車載操作装置がエアコン操作画面を表示した状態の正面図である。図5は図1に示した車載操作装置がオーディオ操作画面を表示した状態の正面図である。
第1実施形態に係る車載操作装置1について図1〜図5を用いて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る車載操作装置のブロック図である。図2は本発明の第1実施形態に係る車載操作装置がインストルメントパネルに設けられた状態の正面図である。図3は図1に示した車載操作装置における第1,第2センサの状態と表示画面との対応関係を示す図である。図4は図1に示した車載操作装置がエアコン操作画面を表示した状態の正面図である。図5は図1に示した車載操作装置がオーディオ操作画面を表示した状態の正面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る車載操作装置1は、CPU、ROMおよびRAMにより演算処理を行う制御手段2を備えている。この制御手段2は、第1車載機器としてのカーエアコン20を電子制御するエアコン制御部3と、第2車載機器としてのカーオーディオ21を電子制御するオーディオ制御部4とに電気信号の授受が可能に接続されている。
制御手段2は、エアコン制御部3の設定状態およびオーディオ制御部4の設定状態を、書き換え可能な記憶装置に記憶する設定状態記憶部として機能するようになっている。また、記憶されたカーエアコンの設定状態に基づいてエアコン制御部3に指令信号を与えるエアコン設定指令部として機能するようになっている。また、記憶されたカーオーディオ21の設定状態に基づいてオーディオ制御部4に指令信号を与えるオーディオ設定指令部として機能するようになっている。
カーエアコン20の設定内容は、風量、温度および使用される吹出口が含まれている。これらカーエアコン20の設定内容は、手動操作される第1入力操作部としてのエアコン操作部6の操作に基づいて変更されるようになっている。また、カーオーディオ21の設定内容は、CDプレーヤ、AMラジオおよびFMラジオのうちの使用される機器、音量、AM/FMラジオのチャンネルが含まれている。これらカーオーディオ21の設定内容は、手動操作される第2入力操作部としてのオーディオ操作部7の操作に基づいて変更されるようになっている。
制御手段2は、表示部である液晶ディスプレイ5とも電気信号の授受が可能に接続されていて、この液晶ディスプレイ5を制御する表示制御部として機能するようになっている。この表示制御部は、設定状態記憶部に記憶されたカーエアコン20の設定状態およびカーオーディオ21の設定状態を、予め設定された手順に基づき表示するようになっている。
自動車のインストルメントパネルにおいて、運転席と対向する領域と助手席と対向する領域の間に位置する中央領域には、図2に示すセンタパネル22が設けられている。このセンタパネル22には、前記液晶ディスプレイ5、前記エアコン操作部6および前記オーディオ操作部7が設けられている。液晶ディスプレイ5の下方にエアコン操作部6が配置されていて、このエアコン操作部6の下方にオーディオ操作部7が配置されている。
エアコン操作部6は、風量ダイヤル6a、温度ダイヤル6bおよび吹出口ダイヤル6cを備えている。風量ダイヤル6aの操作に応じて風量の指令信号(電気信号)が制御手段2に入力されるようになっている。温度ダイヤル6bの操作に応じて温度の指令信号(電気信号)が制御手段2に入力されるようになっている。吹出口ダイヤル6cの操作に応じて吹出口の指令信号(電気信号)が制御手段2に入力されるようになっている。
オーディオ操作部7は、CDプレーヤ選択ボタン7a、AMラジオ選択ボタン7b、FMラジオ選択ボタン7c、音量ダイヤル7dおよびチェンネルダイヤル7eを備えている。CDプレーヤ選択ボタン7a、AMラジオ選択ボタン7bおよびFMラジオ選択ボタン7cのそれぞれの押圧操作により、CDプレーヤ、AMラジオおよびFMラジオのうちからCDプレーヤを選択する旨の指令信号(電気信号)、AMラジオを選択する旨の指令信号(電気信号)、FMラジオを選択する旨の指令信号(電気信号)がそれぞれ制御手段2に入力されるようになっている。また、音量ダイヤル7dの操作に応じて音量の指令信号が制御手段2に入力されるようになっている。また、チャンネルダイヤル7eの操作に応じてラジオのチャンネルの指令信号(電気信号)が制御手段2に入力されるようになっている。
エアコン操作部6と略同じ高さ位置、例えば、エアコン操作部6の運転席側(図2の右側)には、エアコン操作部6の手前側の空間における所定領域を物体の検知領域とする第1センサ8が設けられている。また、オーディオ操作部7と略同じ高さ位置、例えば、オーディオ操作部7の運転席側には、オーディオ操作部7の手前側の空間における所定領域を物体の検知領域とする第2センサ9が設けられている。第1センサ8が物体を検知して出力する検知信号(電気信号)も、第2センサ9が物体を検知して出力する検知信号(電気信号)も、制御手段2に入力されるようになっている。
表示制御部としての制御手段2は、図3に示すテーブルに基づいて液晶ディスプレイ5を制御する。図3において、「○」は物体を検知したことを示し、「×」は物体を検知してないことを示す。図3から分かるように、表示制御部としての制御手段2は、第1,第2センサ8,9のうち第1センサ8が物体を検知したことに基づいてカーエアコン20の設定状態を含むエアコン操作画面10(図4参照)を液晶ディスプレイ5に表示させる。つまり、表示制御部としての制御手段2は、第1センサ8のみによる物体の検知に基づいて、エアコン操作部6とオーディオ操作部7のうち操作されようとしているのはエアコン操作部6であると判定し、表示させる画面としてエアコン操作画面を選択する。第1,第2センサ8,9のうち第2センサ9が物体を検知したことに基づいてカーオーディオ21の設定状態を含むオーディオ操作画面11(図5参照)を液晶ディスプレイ5に表示させる。つまり、表示制御部としての制御手段2は、第2センサ9のみによる物体の検知に基づいて、エアコン操作部6とオーディオ操作部7のうち操作されようとしているのはオーディオ操作部7であると判定し、表示させる画面としてエアコン操作画面を選択する。
第1,第2センサ8,9の両方が物体を検知したときには、カーエアコン20の設定状態を液晶ディスプレイ5に表示させる。つまり、表示制御部としての制御手段2は、第1,第2センサ8,9の両方の物体の検知に基づいて、エアコン操作部6とオーディオ操作部7のうち操作されようとしているのはエアコン操作部6であると判定し、表示させる画面としてエアコン操作画面を選択する。このように判定を行う理由は次の通りである。
図4に示すように、エアコン操作部6および第1センサ8はオーディオ操作部7および第2センサ9よりも上方にあるので、使用者がエアコン操作部6を操作しようとして手23を伸ばしたときに、その使用者の手23や腕24は第1,第2センサ8,9の両方の検知領域に亘って位置した状態になりやすい。一方、図5に示すように、オーディオ操作部7入および第2センサ9はエアコン操作部6および第1センサ8よりも下方にあるので、使用者がオーディオ操作部7を操作しようとして手23を伸ばしたときには、その使用者の手23や腕24は第1センサ8の検知領域に入らずに第2センサ9の検知領域のみに位置した状態になりやすい。これらのことから、表示制御部としての制御手段2は、第1,第2センサ8,9の両方の物体の検知に基づいて、エアコン操作部6とオーディオ操作部7のうち操作されようとしているのはエアコン操作部6であると判定するように設定されている。
第1,第2センサ8,9のいずれも物体を検知してないときには、表示制御部としての制御手段2は、初期画面を液晶ディスプレイ5に表示させる。
第1実施形態に係る車載操作装置1によれば次の効果を得られる。
第1の実施形態に係る車載操作装置100において、エアコン操作部6および第1センサ8はオーディオ操作部7および第2センサ9よりも上方にあるので、使用者がエアコン操作部6を操作しようとして手を伸ばしたときに、その使用者の手23や腕24は第1,第2センサ9の両方の検知領域に亘って位置した状態になりやすい。この状態において、表示制御部としての制御手段2はエアコン操作画面を液晶ディスプレイ5に表示させる。一方、オーディオ操作部7および第2センサ9はエアコン操作部6および第1センサ8よりも下方にあるので、使用者がオーディオ操作部7を操作しようとして手23を伸ばしたときには、その使用者の手23や腕24は第1センサ8の検知領域に入らずに第2センサ9の検知領域のみに入った状態になりやすい。この状態において、表示制御部としての制御手段2はオーディオ操作画面を液晶ディスプレイ5に表示させる。これらにより、エアコン操作部6とオーディオ操作部7のうち操作されようとしている入力操作部に対応する車載機器(カーエアコン20またはカーオーディオ21)の設定状態の表示の的確性を向上させることができる。
第1実施形態に係る車載操作装置1は、カーエアコン20とカーオーディオ21を操作するための装置であるが、本発明に係る車載操作装置が操作対象とする車載機器は、カーエアコンやカーオーディオに限定されるものではなく、車載テレビやカーナビゲーションシステムなどの車載機器であってもよい。
第1実施形態に係る車載操作装置1は、エアコン操作部6と第1センサ8、オーディオ操作部7と第2センサ9が上下方向に並んで設けられていたが、本発明はそのように入力操作部とセンサの組を2組に限定するものではない。エアコン操作部6と第1センサ8やオーディオ操作部7と第2センサ9のような入力操作部とセンサの組が3組上下方向に並んで設けられたものであってもよい。この場合、最上位置の入力操作部とセンサは、中間位置の入力操作部とセンサ、および最下位置の入力操作部とセンサのいずれに対しても、第1入力操作部と第1センサである。中間位置の入力操作部とセンサは、最下位置の入力操作部とセンサに対しては第1入力操作部と第1センサになり、最上位置の入力操作部とセンサに対しては第2入力操作部と第2センサになる。最下位置の入力操作部とセンサは、最上位置の入力操作部とセンサ、および、中間位置の入力操作部とセンサのいずれに対しても、第2入力操作部と第2センサである。入力操作部とセンサの組が3つよりも多い場合も「第1」と「第2」の関係は同様である。そして、複数のセンサが同時に物体を検知したとき、表示部の制御は、それら複数のセンサのうち最上位置にあるセンサに対応する表示を行うことになる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態に係る車載操作装置について図6〜図8を用いて説明する。図6は本発明の第2実施形態に係る車載操作装置のブロック図である。図7は本発明の第2実施形態に係る車載操作装置がインストルメントパネルに設けられた状態の正面図である。図8は図2に示した車載操作装置における運転席側第1センサ、運転席側第2センサ、助手席側第1センサおよび助手席側第2センサの状態と表示画面との対応関係を示す図である。
第2実施形態に係る車載操作装置について図6〜図8を用いて説明する。図6は本発明の第2実施形態に係る車載操作装置のブロック図である。図7は本発明の第2実施形態に係る車載操作装置がインストルメントパネルに設けられた状態の正面図である。図8は図2に示した車載操作装置における運転席側第1センサ、運転席側第2センサ、助手席側第1センサおよび助手席側第2センサの状態と表示画面との対応関係を示す図である。
図6,図7に示すように、第2実施形態に係る車載操作装置100は、前述した第1実施形態に係る車載操作装置1とは異なるエアコン操作部102およびオーディオ操作部103を備えている。これらエアコン操作部102とオーディオ操作部103は、矩形の静電容量式タッチセンサを用いた操作面101にまとめて設けられている。この操作面101の略上半分の領域がエアコン操作部102に設定されていて、操作面101の略下半分の領域がオーディオ操作部103に設定されている。
エアコン操作部102において「FAN」は風量を示し、この「FAN」の下方における「▲」の部分または「▼」の部分に使用者が手で触れることで、風量の上げまたは下げの指令信号が制御手段104に入力されるようになっている。「TEMP」は温度を示し、この「TEMP」の下方における「▲」の部分または「▼」の部分に使用者が手で触れることで、温度の上げまたは下げの指令信号が制御手段104に入力されるようになっている。「MODE」は吹出口を示し、この「MODE」の下方における「▲」の部分または「▼」の部分に使用者が触れることで、吹出口切換えの指令信号が制御手段104に入力されるようになっている。
オーディオ操作部103における「CD/AM/FM」の部分に使用者が手で触れると、CDプレーヤ、からAMラジオへの切換え、AMラジオからFMラジオへの切換え、または、FMラジオからCDプレーヤへの切換えの指令信号が制御手段104に入力されるようになっている。「VOL」は音量を示し、この「VOL」の下方における「▲」の部分または「▼」の部分に使用者が手で触れると、音量の上げまたは下げの指令信号が制御手段104に入力されるようになっている。「CH」はラジオチャンネルを示し、この「CH」の下方における「▲」の部分または「▼」の部分に使用者が触れることで、ラジオチャンネルの切換えの指令信号が制御手段104に入力されるようになっている。
第2実施形態に係る車載操作装置100において、エアコン操作部102およびオーディオ操作部103のそれぞれの運転席側の側方には、運転席側第1,第2センサ105,106のそれぞれが設けられている。また、エアコン操作部102およびオーディオ操作部103のそれぞれの助手席側の側方には、助手席側第1,第2センサ107,108が設けられている。
制御手段104は、設定状態記憶部、エアコン設定指令部およびオーディオ設定指令部としての機能については第1実施形態における制御手段2と同様であるが、表示制御部としての機能については、制御手段2とは異なって設定されている。表示制御部としての制御手段104は図8に示すテーブルに基づいて液晶ディスプレイ5を制御する。
図8において、「○」は物体を検知したことを示し、「×」は物体を検知してないことを示す。図8から分かるように、助手席側第1,第2センサ107,108がいずれも物体を検知してないときに、運転席側第1,第2センサ105,106のうち運転席側第1センサ105のみ、または、運転席第1,第2センサ105,106の両方が物体を検知すると、表示制御部としての制御手段104は運転席用エアコン操作画面を液晶ディスプレイ5に表示させる。
助手席側第1,第2センサ107,108がいずれも物体を検知してないときに運転席側第1,第2センサ105,106のうち運転席側第2センサ106が物体を検知すると、表示制御部としての制御手段104は運転席用オーディオ操作画面を液晶ディスプレイ5に表示させる。
助手席側第1,第2センサ107,108のうち助手席側第1センサ107のみ、または助手席側第1,第2センサ107,108の両方が物体を検知したときには、運転席側第1センサ105や運転席側第2センサ106が物体を検知したかどうかに関係なく、表示制御部としての制御手段104は助手席用エアコン操作画面を液晶ディスプレイ5に表示させる。助手席側第1センサ107が物体を検知してないときに助手席側第2センサ108が物体を検知すると、運転席側第1センサ105や助手席側第2センサ108が物体を検知したかどうかに関係なく、表示制御部としての制御手段104は助手席用オーディオ操作画面を液晶ディスプレイ5に表示させる。つまり、表示制御部としての制御手段104は、助手席側第1,第2センサ107,108の少なくとも一方が物体を検知した状態を、エアコン操作部102またはオーディオ操作部103が助手席側から操作されようとしている状態と判定する。
運転席側第1センサ105、運転席側第2センサ106、助手席側第1センサ107および助手席側第2センサ108のいずれも物体を検知してないときには、表示制御部としての制御手段104は、初期画面を液晶ディスプレイ5に表示させる。
第2実施形態に係る車載操作装置100によれば次の効果を得られる。
第2実施形態に係る車載操作装置100においては、エアコン操作部102、運転席側第1センサ105および助手席側第1センサ107は、オーディオ操作部103、運転席側第2センサ106および助手席側第2センサ108よりも上方にある。このため、運転席に座っている使用者がエアコン操作部102を操作しようとして手を伸ばしたときには、その使用者の手や腕は運転席側第1,第2センサ105,106の両方の検知領域に亘って位置した状態になりやすく、助手席に座った運転者がエアコン操作部102に手を伸ばしたときには、その使用者の手や腕は助手席側第1,第2センサ107,108の両方の検知領域に亘って位置した状態になりやすい。前者の状態において、表示制御部としての制御手段104は運転席用エアコン操作画面を液晶ディスプレイ5に表示させ、後者の状態においては、助手席用エアコン操作画面を表示させる。一方、オーディオ操作部103、運転席側第2センサ106および助手席側第2センサ108は、エアコン操作部102、運転席側第1センサ105および助手席側第1センサ107よりも下方にあるので、運転席に座っている使用者がオーディオ操作部7を操作しようとして手を伸ばしたときには、その使用者の手や腕は運転席側第1センサ105の検知領域には入らずに運転席側第2センサ106の検知領域のみに入った状態になりやすく、助手席に座っている使用者がオーディオ操作部7を操作しようとして手を伸ばしたときには、その使用者の手や腕は助手席側第1センサ107の検知領域には入らずに助手席側第2センサ108の検知領域のみに入った状態になりやすい。前者の状態において、表示制御部としての制御手段104は運転席用オーディオ操作画面液晶ディスプレイ5に表示させ、後者の状態においては、助手席用オーディオ操作画面を表示させる。これらにより、エアコン操作部102とオーディオ操作部103のうち操作されようとしている入力操作部に対応する車載機器(カーエアコン20またはカーオーディオ21)の設定状態の表示の的確性を向上させることができる。
第2実施形態に係る車載操作装置100は、運転席側第1センサ105、助手席側第1センサ107、運転席側第2センサ106、助手席側第2センサ108を備えているので、使用者の手が運転席側と助手席側のどちらからエアコン操作部102やオーディオ操作部103に伸ばされたのものであっても、その手を確実に検知することができる。
第2実施形態に係る車載操作装置100において、表示制御部としての制御手段104は、助手席側第1,第2センサ107,108の少なくとも一方が物体を検知した状態を、エアコン操作部102またはオーディオ操作部103が助手席側から操作されようとしている状態であると判定するので、エアコン操作部102またはオーディオ操作部103が助手席側から操作されようとしている状態かどうかの判定を簡単で確実に行うことができる。
なお、液晶ディスプレイ5は、ナビゲーションシステムにも用いられる液晶ディスプレイであり、運転席用エアコン操作画面、運転席用オーディオ操作画面、助手席用エアコン操作画面および助手席用オーディオ操作画面は、設定状態を地図画面上に拡大ポップアップ表示したものである。図7に示す液晶ディスプレイ5には運転席用エアコン操作画面109が表示されている。また、各操作画面の上部および下部には、エアコンの設定状態(風量、温度および吹出口)を示す欄110、およびオーディオの選択機器を示す欄111が小さく表示されている。
1 車載操作装置
2 制御手段(表示制御部)
3 エアコン制御部
4 オーディオ制御部
5 液晶ディスプレイ(表示部)
6 エアコン操作部(第1入力操作部)
6a 風量ダイヤル
6b 温度ダイヤル
6c 吹出口ダイヤル
7 オーディオ操作部(第2入力操作部)
7a CDプレーヤ選択ボタン
7b AMラジオ選択ボタン
7c FMラジオ選択ボタン
7d 音量ダイヤル
7e チャンネルダイヤル
8 第1センサ
9 第2センサ
10 エアコン操作画面
11 オーディオ操作画面
20 カーエアコン(第1車載機器)
21 カーオーディオ(第2車載機器)
22 センタパネル
23 手
24 腕
100 車載操作装置
101 操作面
102 エアコン操作部
103 オーディオ操作部
104 制御手段
105 運転席側第1センサ
106 運転席側第2センサ
107 助手席側第1センサ
108 助手席側第2センサ
109 運転席用エアコン操作画面
110,111 欄
2 制御手段(表示制御部)
3 エアコン制御部
4 オーディオ制御部
5 液晶ディスプレイ(表示部)
6 エアコン操作部(第1入力操作部)
6a 風量ダイヤル
6b 温度ダイヤル
6c 吹出口ダイヤル
7 オーディオ操作部(第2入力操作部)
7a CDプレーヤ選択ボタン
7b AMラジオ選択ボタン
7c FMラジオ選択ボタン
7d 音量ダイヤル
7e チャンネルダイヤル
8 第1センサ
9 第2センサ
10 エアコン操作画面
11 オーディオ操作画面
20 カーエアコン(第1車載機器)
21 カーオーディオ(第2車載機器)
22 センタパネル
23 手
24 腕
100 車載操作装置
101 操作面
102 エアコン操作部
103 オーディオ操作部
104 制御手段
105 運転席側第1センサ
106 運転席側第2センサ
107 助手席側第1センサ
108 助手席側第2センサ
109 運転席用エアコン操作画面
110,111 欄
Claims (2)
- インストルメントパネルにおける運転席と対向する領域と助手席と対向する領域の間に位置する中央領域に設けられ、手動操作される第1,第2入力操作部と、
前記中央領域に設けられ前記第1入力操作部の手前側の空間における所定領域を物体の検知領域とする第1センサと、
前記中央領域に設けられ前記第2入力操作部の手前側の空間における所定領域を物体の検知領域とする第2センサと、
前記第1入力操作部の操作に基づいて制御される第1車載機器の設定状態、および前記第2入力操作部の操作に基づいて制御される前記第2車載機器の設定状態を表示することが可能な表示部と、
前記表示部を制御する表示制御部とを備え、
前記表示制御部は、前記第1,第2センサのうち前記第1センサによる物体の検知に基づいて前記第1車載機器の設定状態を前記表示部に表示させ、前記第1,第2センサのうち前記第2センサによる物体の検知に基づいて前記第2車載機器の設定状態を前記表示部に表示させ、前記第1,第2センサの両方が物体を検知したときには前記第1車載機器の設定状態および前記第2車載機器の設定状態の一方を予め設定された優先順位に基づき前記表示部に表示させる車載用操作装置であって、
前記第1入力操作部の下方に前記第2入力操作部が配置され、
前記第1センサは前記第1入力操作部と略同じ高さ位置に配置され、
前記第2センサは前記第2入力操作部と略同じ高さ位置に配置され、
前記表示制御部は、前記第1,第2センサの両方が物体を検知したときに前記第1車載機器の設定状態を前記表示部に表示させる
ことを特徴とする車載操作装置。 - 請求項1に記載の発明において、
前記第1センサとして、前記第1入力操作部の運転席側に配置された運転席側第1センサと、前記第1入力操作部の助手席側に配置された助手席側第1センサとを備え、
前記第2センサとして、前記第2入力操作部の運転席側に配置された運転席側第2センサと、前記第2入力操作部の助手席側に配置された助手席側第2センサとを備え、
前記表示制御部は、前記助手席側第1,第2センサの少なくとも一方が物体を検知した状態を、前記第1入力操作部または前記第2入力操作部が助手席側から操作されようとしている状態と判定することを特徴とする
ことを特徴とする車載操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008241130A JP2010070113A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 車載操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008241130A JP2010070113A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 車載操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010070113A true JP2010070113A (ja) | 2010-04-02 |
Family
ID=42202288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008241130A Withdrawn JP2010070113A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 車載操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010070113A (ja) |
-
2008
- 2008-09-19 JP JP2008241130A patent/JP2010070113A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20111206 |