JP4332913B2 - 景品取得ゲーム機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレイヤが景品取得機構を操縦して景品を取り出す景品取得ゲーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる景品取得ゲーム機は、景品を獲得すると、筒状をした景品取出し収納部に上方から落下されてその下部に収納された景品をプレイヤが側方の取出し口から取り出すようになっている。
【0003】
したがって景品取出し収納部は、景品が多数載置されている筐体内とプレイヤが景品を取り出す取出し口とが連通しており、不正に取出し口から手を入れて筐体内の景品を取ろうとするようないたずらが行われるおそれがある。
【0004】
しかし従来景品はそれ程大きくはなく景品取出し収納部も狭いので、かかるいたずらは容易には行うことができないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが近年景品が大型化し、それに伴って筒状をした景品取出し収納部も大きくなり、小さい子供なら取出し口から中に入れる程のゲ−ム機が出現している。
このように景品取出し収納部が大きくなると、不正行為や子供が中に入り込んでしまうようないたずらが容易に生じる可能性がある。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、景品取出し収納部へのいたずらを検出することができる景品取得ゲーム機を供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】
上記目的を達成するために、本発明は、複数の景品と、プレイヤの操作に応答して作動する景品取得機構と、前記景品取得機構により取得した景品を落下させる位置に設けられた開口部とを、内部に配置し、前記開口部より落下した景品をプレイヤが取出し口から外部へ取り出し可能に構成された景品取得ゲーム機において、前記開口部に投入された景品が落下する経路に、物体の存在を検出する第1検出手段と第2検出手段とを、前記開口部近傍と前記取出し口近傍との上下にそれぞれ配置し、異なる高さ位置に存在する物体をそれぞれ検出可能に構成されており、前記第1検出手段からの検出信号を受信した後に、第1所定時間以上に検出信号が継続しているか否かを判定し、継続していない場合には、前記第2検出手段による検出の有無に関らず、プレイヤによって取得された景品数を1つ加算する処理を実行し、継続する場合には、プレイヤによって取得された景品数を1つ加算せずに、さらに、前記第2検出手段からの検出信号を受信したか否かを判定し、前記第2検出手段からの検出信号を受信した場合に、受信した後に第2所定時間以上に検出信号が継続しているか否かを判定し、継続していない場合に、プレイヤによって取得された景品数を1つ加算する処理を実行し、継続する場合には、警告を発する警告手段を作動させる制御を行う制御手段を備えた景品取得ゲーム機とした。
【0008】
景品取出し収納部内の上端開口近傍と下部における物の存在を、それぞれ検出する第1検出手段と第2検出手段の各検出信号に基づき判断手段が景品取出し収納部内の状態を判断することができ、その判断結果からいたずら等の異常を検出することができ、速やかな対処を可能とする。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の景品取得ゲーム機において、前記制御手段は、前記第1検出手段からの検出信号の受信を継続していない場合に、プレイヤによって取得された景品数を1つ加算する処理を実行した後に、さらに、前記第2検出手段からの検出信号を受信したか否かを判定し、前記第2検出手段からの検出信号を受信した場合に、受信した後に第2所定時間以上に検出信号が継続しているか否かを判定し、継続している場合に、景品を取り忘れている旨の警告を発するように警告手段を作動させる制御を行うことを特徴とする。
【0016】
景品取出し収納部の上端開口近傍の第1検出手段の存在検出信号が第1所定時間以上に継続することなく、その下部の第2検出手段の存在検出信号が第2所定時間以上に継続している場合は、景品取出し収納部の下部に収納された景品の取り出しをプレイヤが忘れたこと等が考えられ、かかる状態を検出して取り忘れ等の警告を発することで、プレイヤに注意を喚起して景品を取り出すよう促したり、その他異常を知らせることができる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の景品取得ゲーム機において、前記制御手段は、前記第1検出手段からの検出信号の受信を継続していない場合に、プレイヤによって取得された景品数を1つ加算する処理を実行した後に、さらに、前記第2検出手段からの検出信号を受信したか否かを判定し、前記第2検出手段からの検出信号を受信しなかった場合に、落下経路の上部にて景品が留まっている旨の警告を発するように警告手段を作動させる制御を行うことを特徴とする。
【0018】
景品取出し収納部の上端開口近傍の第1検出手段の存在検出信号が第1所定時間以上に継続し、その下部の第2検出手段の存在検出信号がない場合は、景品取出し収納部の上端開口近傍で景品が引っ掛かっている等の異常が考えられ、かかる状態を検出し、警告が発せられることで、引っ掛かった景品を速やかに取り除く作業をして正常に戻すことができたり、その他の異常を警告して速やかに対処することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図6に図示し説明する。
本実施形態の景品取得ゲーム機は、クレーンゲーム機1であって、その筐体2は、平面形状が正方形で、その角部が1/4円弧状に丸くなった略直方体に形成されている。
【0020】
また、筐体2は、基台3と、該基台3の外壁板3aの左右巾中央に鉛直に立設された支柱4と、該支柱4の右方に位置して基台外壁面3aに沿って鉛直に立設さた支柱5と、これら支柱4,5間に張設された透明板6と、前記支柱4,5に支持された天板7と、基台3の頂壁面3bの中心と天板7の中心とに立設されたケーブル筒8と、該ケーブル筒8および支柱4とに鉛直に張設された透明仕切板9とよりなっており、筐体2のプレー空間10内にて、基台頂壁面3b上に、大きなぬいぐるみのような各種大型景品11が、多数積重ねられた状態で載置されている。
【0021】
なお該クレーンゲーム機1の筐体2の天板7には各隅部にそれぞれ円筒部材27が突設され、内部にスピーカ28が内蔵されるとともに、上部は警告ランプ29となっている。
【0022】
さらに、基台3の周壁の各隅部には、揺動開閉する把手26付きの開閉扉25が設けられ、この開閉扉25を開いて取出し口22から景品11を取り出すことができるようになっている。
【0023】
さらにまた、各支柱4の左側に隣接して基台外壁面3aの上部に、操作卓12が配設され、該操作卓12の上面には、天井走行型クレーン18の左右方向(X方向)と前後方向(Y方向)との各走行位置を設定できる横行操作ボタンスイッチ13と縦行操作ボタンスイッチ14とが配設されるとともに、横行操作ボタンスイッチ13,縦行操作ボタンスイッチ14の中間に残りゲーム回数を表示する7セグメントの残りゲーム回数表示器15が配設され(横行操作ボタンスイッチ13の左側に配置してもよい)、かつコイン投入口16も設けられている。
【0024】
しかも、各透明板6の頂部内側には、遮蔽板17が全周に亘って張設されており、天板7の下方に配設された各プレー空間10内の天井走行型クレーン18は、外部に露出しないように、遮蔽板17によって覆われている。
【0025】
また天井走行型クレーン18の走行基部18aに伸縮パイプ18bが上下に伸縮自在に垂下して設けられ、該伸縮パイプ18bの下端に掴持装置19が取付けられており、前記天井走行型クレーン18の走行基部18aは、プレイヤの横行操作ボタンスイッチ13,縦行操作ボタンスイッチ14の操作により操縦されてホームポジション(左,手前端)から右方および奥方向へ所要の位置に移動し、その後、伸縮パイプ18bが下方へ伸長してから、掴持装置19の掴持爪19aが閉じて、景品11の掴持が終了した後、伸縮パイプ18bが短縮するとともに天井走行型クレーン18の走行基部18aが再びホームポジションに戻り、掴持装置19の掴持爪19aが開いて、ホームポジション下方に位置した景品取出し収納部20の上端開口部21内に景品11が落下するようになっている。
【0026】
景品取出し収納部20は、略円筒状をなし、基台3内から基台頂壁面3bを貫通して上方に上端開口部21を突出させている。
この景品取出し収納部20の基台3内における側壁に大きく切り欠かれた取出し口22が設けられており、前記基台3の周壁隅部に設けられた開閉扉25がこの取出し口22に対応して設けられている。
【0027】
そして円筒状をした景品取出し収納部20の周壁には上端開口部21の近傍の所定高さにおいて相対向して対をなす発光部41と受光部42が複数対水平に配列されて光センサP1を構成しており、同様に景品取出し収納部20の下部所定高さにおいて相対向して対をなす発光部43と受光部44が複数対水平に配列されて光センサP2を構成している。
【0028】
すなわち光センサP1は、景品取出し収納部20の内部を上端開口部21の近傍所定の高さで遮蔽するように発光部41から受光部42に至る複数本の平行光線が水平に形成され、景品取出し収納部20の内部の上端開口部21の近傍所定の高さになんらかの物が存在し、1本でも光線が遮られると、これを検知し物の存在を検出することができる。
【0029】
光センサP2も景品取出し収納部20の内部を下部所定の高さにおいて発光部43と受光部44により同様に構成され、景品取出し収納部20の内部の同高さ位置に何らかの物が存在すると、これを検出することができる。
【0030】
なお光サンサP2の高さは、景品取出し収納部20の下部に収納された景品11を確実に検出できる条件の下でできるだけ高い位置である。
すなわち不正に取出し口22に手等を差し入れたりすると、これを検出できる高さである。
【0031】
上記上下の光センサP1,P2による景品取出し収納部20の状態検出制御系の概略ブロック図を図4に示す。
円筒状をした景品取出し収納部20の上端開口近傍に設けられた光センサP1の受光部42からの信号および景品取出し収納部20の下部に設けられた光センサP2の受光部44からの信号をメインボード45が入力し、コンピュータが解析して景品取出し収納部20の内部の状態を把握して事態を判断し、必要ならばスピーカ28および警告ランプ29に駆動信号を出力して警告音を発したり、ランプを点滅させて警告表示をする。
【0032】
かかる制御系による制御手順を図5および図6にフローチャートで示し、同フローチャートに基づいて説明する。
図5において、まずステップ1でゲーム中であるか否かを判断し、ゲーム中であればステップ2に進み、ゲーム中でなければステップ30に飛ぶ。
ここにゲーム中とは、コインが投入され操作ボタンスイッチ13,14の操作を開始してから掴持装置19がホームポジションで掴持爪19aを開き次いで閉じるまでをいう。
【0033】
ゲーム中でなくステップ30に飛んだときは、その内容を図6に示しており、後記する。
ゲーム中でステップ2に進むと、光センサP1がオンすなわち光センサP1の検出信号が物を検出したオン信号であるか否かを判別する。
光センサP1がオンしないとステップ3に進み、光センサP2がオンか否かを判別し、オンしていなければ、ゲーム中に未だ景品が獲得されていない段階で正常と判断する(ステップ4)。
【0034】
ステップ3で光センサP2がオンすると、未だ光センサP1がオンしないのに光センサP2がオンすることであり、景品もないのに取出し口から景品取出し収納部20に手を入れたり、子供が入り込んだりした可能性があり、ステップ5に進み、いたずらと判断し、”いたずら”の警告を行う(ステップ6)。
例えばスピーカ28により”いたずら”を示す決められた警告音を発するとともに警告ランプ29を所定のタイミングで点滅させて”いたずら”の警告を行う。
【0035】
前記ステップ2で光センサP1がオンした場合は、ステップ7に進み、一定時間T1以上にオン状態にあるか否かを判別する。
ここに一定時間T1は、景品11が光センサP1の発光部41の光線を通過するに十分な短い時間である。
【0036】
したがって一定時間T1以内に光センサP1のオン状態が止めば景品が正常に通過したと考えられ、ステップ14に飛ぶが、一定時間T1を越えて光センサP1がオン状態を継続するときは、ステップ8に進み、光センサP2のオン状態を見て、オンしていなければ、景品が景品取出し収納部20の上部で引っ掛かり、光センサP1をオン状態のまま下まで落下していないと考えられ、ステップ12に進み景品が落下の途中で引っ掛かったと判断し、”引っ掛かり”の警告を行う(ステップ13)。
【0037】
例えばスピーカ28により”引っ掛かり”を示す決められた警告音を発するとともに警告ランプ29を決められたタイミングで点滅させて”いたずら”の警告を行う。
【0038】
一定時間T1を越えて光センサP1がオン状態を継続しているにもかかわらず、ステップ8で光センサP2がオンしたときは、取出し口22から景品取出し収納部20に手が差し入れられたことが考えられ、次のステップ9における光センサP2のオン状態が一定時間T2以上に継続したか否かの判別で、一定時間T2内にオン状態が解消したときは、景品取出し収納部20の上部で引っ掛かっていた景品11を取出し口22から取り出したと考えられ、ステップ10に進んで景品メータを1だけ増進させて、獲得景品を取り出して一応正常と判断する(ステップ11)。
【0039】
またステップ9で光センサP2のオン状態が一定時間T2以上に継続したときは、必要以上に手などが取出し口22から挿入され景品取出し収納部20の上端開口まで達して不正がなされているか、小さい子供が景品取出し収納部20に入り込んでいる等のいたずらが生じていると考えられ、ステップ5に飛んでいたずらと判断し、”いたずら”の警告を行う(ステップ6)。
なお一定時間T2は、通常景品取出し収納部20の下部に収納された獲得景品11を取り出すのに十分な時間である。
【0040】
前記ステップ7で光センサP1のオン状態が一定時間T1以内に解消したときは、支障なく景品11が景品取出し収納部20の上部を通過したと考えられ、ステップ14に進んで景品メータを1だけ増進し、次いでステップ15で光センサP2のオン状態を見る。
【0041】
景品が景品取出し収納部20の上部を通過したにもかかわらず光センサP2がオンしないことは、景品が景品取出し収納部20の光センサP1と光サンサP2の間で引っ掛かっていることが考えられ、ステップ12に飛んで景品が引っ掛かったと判断し、”引っ掛かり”の警告を行う(ステップ13)。
【0042】
ステップ15で光センサP2がオンすると、ステップ16に進み光センサP2のオン状態が一定時間T2以上に継続したか否かを判別し、一定時間T2内にオン状態が解消するときは、ステップ17に進んで景品取出し収納部20の下部に収納された獲得景品11をプレイヤが取出したと考えられ正常であると判断する。
【0043】
一方光センサP2のオン状態が一定時間T2以上に継続すると(ステップ16)、景品取出し収納部20の下部に収納された獲得景品をプレイヤが取り忘れていることが考えられ、ステップ18に進んで獲得景品取忘れと判断し、”取忘れ”の警告を行う(ステップ19)。
例えばスピーカ28により”取忘れ”を示す決められた警告音を発するとともに警告ランプ29を決められたタイミングで点滅させて”取忘れ”の警告を行う。
【0044】
以上はゲーム中の制御フローであったが、ゲーム中でないときはステップ30に進み、図6の制御フローに入る。
ステップ31において光センサP1がオンしているかを判断し、オンしておらずステップ37に進んで光センサP2もオンしていないと判断したときは、光センサP1,P2いずれもオフ状態でゲーム中でない場合の正常な状態であり、ステップ42に進んで正常と判断する。
【0045】
一方ステップ31で光センサP1がオンしたと判断したときは、何らかの異常があると考えられ、ステップ32に進んで光センサP2がオンしたか否かを判別し、オンしていなければ、光センサP1のみがオン状態にあり景品が景品取出し収納部20の上部に引っ掛かっているか、光センサP2の光線を避けて取出し口22から手を差し入れているおそれがあり、ステップ33に進んで景品引っ掛かりまたはいたずらと判断し、所定の警告を行う(ステップ34)。
【0046】
ステップ32で光センサP2もオン状態と判断される場合は、ゲーム中でないのに、光センサP1,P2の両方がオン状態にあって景品取出し収納部20に手を差し入れて不正が行われているか子供が中に入り込んでしまっていると考えられ、ステップ35に進んでいたずらと判断し、”いたずら”の警告を行う(ステップ36)。
【0047】
前記ステップ31において光センサP1がオンしておらず、ステップ37に進んで光センサP2がオンしていると判断した場合は、光センサP2のオン状態が一定時間T2以上に継続しているか否かを判別し、一定時間T2内にオン状態が解消したときは、景品取出し収納部20の下部に収納されていた景品11が取り出されたと考えられ、ステップ39に進んで獲得景品取出しで正常と判断する。
【0048】
一方光センサP2のみがオンし、そのオン状態が一定時間T2以上に継続しているときは、景品取出し収納部20の下部に収納された獲得景品を取り忘れているかいたずらのおそれがあり、ステップ40に進んで獲得景品取り忘れ又はいたずらと判断し、所定の警告を行う(ステップ41)。
【0049】
以上のように景品取出し収納部20の上部と下部にそれぞれ配置された光センサP1,P2の検出信号に基づいて正常と異常を判断することができ、異常の場合も獲得景品が落下の途中で引っ掛かったのか、景品取出し収納部20に不正に手等を差し入れているのか、子供が入り込んでしまったのか等を概ね判断することができ、それ相応の警告をスピーカ28および警告ランプ29により行うことができる。
【0050】
したがって異常の場合に速やかに対処することができるとともに、不正行為等の予防効果もある。
【0051】
視覚に訴えて行う警告として警告ランプ29を点滅させるようにしたが、液晶のディスプレイ等を用意しておき、警告の内容を文字により表示させるようにしてもよい。
また聴覚に訴える警告としてスピーカが警告の内容を音声で知らせるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るクレーンゲーム機の斜視図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】景品取出し収納部の状態検出制御系の概略ブロック図である。
【図5】同制御系による制御手順を示すフローチャートである。
【図6】ゲーム中以外の場合の制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…クレーンゲーム機、2…筐体、3…基台、4,5…支柱、6…透明板、7…天板、8…ケーブル筒、9…透明仕切板、10…プレー空間、11…景品、12…操作卓、13…横行操作ボタンスイッチ、14…縦行操作ボタンスイッチ、15…残りゲーム回数表示器、16…コイン投入口、17…遮蔽板、18…天井走行型クレーン、19…掴持装置、
20…景品取出し収納部、21…上端開口部、22…取出し口、25…開閉扉、26…把手、27…円筒部材、28…スピーカ、29…警告ランプ、
41…発光部、42…受光部、43…発光部、44…受光部、45…メインボード、
P1,P2…光センサ。
Claims (4)
- 複数の景品と、プレイヤの操作に応答して作動する景品取得機構と、前記景品取得機構により取得した景品を落下させる位置に設けられた開口部とを、内部に配置し、前記開口部より落下した景品をプレイヤが取出し口から外部へ取り出し可能に構成された景品取得ゲーム機において、
前記開口部に投入された景品が落下する経路に、物体の存在を検出する第1検出手段と第2検出手段とを、前記開口部近傍と前記取出し口近傍との上下にそれぞれ配置し、異なる高さ位置に存在する物体をそれぞれ検出可能に構成されており、
前記第1検出手段からの検出信号を受信した後に、第1所定時間以上に検出信号が継続しているか否かを判定し、
継続していない場合には、前記第2検出手段による検出の有無に関らず、プレイヤによって取得された景品数を1つ加算する処理を実行し、
継続する場合には、プレイヤによって取得された景品数を1つ加算せずに、さらに、前記第2検出手段からの検出信号を受信したか否かを判定し、前記第2検出手段からの検出信号を受信した場合に、受信した後に第2所定時間以上に検出信号が継続しているか否かを判定し、継続していない場合に、プレイヤによって取得された景品数を1つ加算する処理を実行し、継続する場合には、警告を発する警告手段を作動させる制御を行う制御手段を備えたことを特徴とする景品取得ゲーム機。 - 前記制御手段は、
前記第1検出手段からの検出信号の受信を継続していない場合に、プレイヤによって取得された景品数を1つ加算する処理を実行した後に、さらに、前記第2検出手段からの検出信号を受信したか否かを判定し、前記第2検出手段からの検出信号を受信した場合に、受信した後に第2所定時間以上に検出信号が継続しているか否かを判定し、継続している場合に、景品を取り忘れている旨の警告を発するように警告手段を作動させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の景品取得ゲーム機。 - 前記制御手段は、
前記第1検出手段からの検出信号の受信を継続していない場合に、プレイヤによって取得された景品数を1つ加算する処理を実行した後に、さらに、前記第2検出手段からの検出信号を受信したか否かを判定し、前記第2検出手段からの検出信号を受信しなかった場合に、落下経路の上部にて景品が留まっている旨の警告を発するように警告手段を作動させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の景品取得ゲーム機。 - プレイヤによってコイン投入口にコインが投入されずにまだゲーム開始される前において、前記制御手段は、前記第1検出手段からの検出信号と前記第2検出手段からの検出信号とを受信した場合に、前記警告手段を作動させていたずらであるものとして警告を発するように制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの項記載の景品取得ゲーム機。
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