JP2000070500A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000070500A
JP2000070500A JP10314510A JP31451098A JP2000070500A JP 2000070500 A JP2000070500 A JP 2000070500A JP 10314510 A JP10314510 A JP 10314510A JP 31451098 A JP31451098 A JP 31451098A JP 2000070500 A JP2000070500 A JP 2000070500A
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discharged
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balls
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球排出装置から排出される遊技球に関し、正
しい数の遊技球が排出されたことを確実に把握する。 【解決手段】 排出監視ユニット81の球流下路82に
は、球排出ユニット34が実際に排出した遊技球を検出
可能な排出球数監視センサ42を設ける。この排出球数
監視センサの検出信号に基づいて、球排出ユニット34
が実際に排出した賞球や貸し球の数を認識するように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機、
アレンジボール遊技機、雀球遊技機等に代表される遊技
機に関し、特に、球排出装置によって所要数の遊技球を
排出するように構成した遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を代表的な遊技機であるパチ
ンコ遊技機を例に挙げて説明する。パチンコ遊技機によ
る遊技では、遊技者は、遊技カードに記憶された有価情
報と引替えに遊技球を借り、この遊技球を遊技領域に向
けて発射する。そして、遊技領域内に配設した入賞口に
打球が入賞すると、遊技者は、賞としての遊技球(賞
球)を獲得する。この獲得した賞球は、引き続いて遊技
に使用することもできるし、景品に交換することもでき
る。
【0003】このような賞球の排出、及び、遊技カード
による貸し球の排出は、球排出装置(球排出ユニット)
によってなされる。この球排出装置は、パチンコ遊技機
の背面側であって、球タンクと上皿との間を連通する一
連の球流下路の途中に設けてあり、排出制御装置によっ
て動作が制御される。そして、この球排出装置は、例え
ば、球流下路内の遊技球を検出可能な排出センサと、こ
の排出センサよりも少し下流側に、球流下路内に出没可
能に配設した球係止部材と、この球係止部材に接続した
排出ソレノイド等を備えて構成してある。
【0004】この球排出装置において、排出ソレノイド
が消磁した状態では球係止部材の先端が球排出装置の球
流下路内に突出し、この先端に当接することにより球流
下路内の遊技球は停止する。一方、排出ソレノイドが励
磁した状態では球係止部材の先端が球流下路内から退避
し、球流下路内の遊技球は流下が許容され、球排出装置
から排出される。そして、所定数の遊技球を排出させる
場合には、排出制御装置は、排出ソレノイドを励磁して
遊技球を流下させ、排出センサからの検出信号に基づい
て排出センサを通過した遊技球の数を認識し、所定数の
遊技球が排出センサを通過したら排出ソレノイドを消磁
して遊技球の流下を停止させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このパチン
コ遊技では、遊技者が支払った対価(即ち、消費した遊
技カードの度数情報)に応じた数の遊技球が貸し出され
る。また、遊技球を景品に交換する際においては、遊技
球の量が多いと高価な景品に交換できる。このように遊
技球には有価価値が付与されているため、パチンコ遊技
機が排出する遊技球の数には、高い正確さが要求され
る。
【0006】しかしながら、従来の遊技機では、球排出
装置に設けた排出センサからの検出信号のみに基づいて
球排出装置が排出する遊技球の数を認識している。この
ため、出荷後の遊技機に関し、万一、排出センサの破損
や、配線の接触不良や断線などの不具合が生じてしまっ
た場合には、排出された遊技球の数が正確であるのか否
かを把握することが難しい。
【0007】また、工場や第三者検定機関で球排出装置
の動作を検査する場合には、球排出装置から実際に排出
された遊技球を計数して制御上の球数と実際に排出され
た球数を比較する。この場合において、従来のパチンコ
遊技機では、球排出装置に設けた排出センサからの検出
信号に基づいて排出する遊技球の数を認識するのみであ
り、球排出装置から実際に排出された遊技球の検出は行
っていない。従って、上記した検査では、実際に排出さ
れた遊技球の計数を作業者が行っている。この作業者に
よる計数作業は、手間を要し、正確さに欠けるという問
題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、球排出装置から
排出される遊技球に関し、正しい数の遊技球が排出され
たことを確実に把握できる遊技機を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するためになされたものであり、請求項1に記載のも
のは、球排出条件の成立に基づいて排出制御装置から出
力される排出指令信号により遊技球を排出する球排出装
置と、この球排出装置に設けられ、球排出装置が排出す
る遊技球を検出すると共に検出信号を排出制御装置へ出
力する第1排出球検出手段とを備え、第1排出球検出手
段からの検出信号に基づいて、球排出装置が排出する遊
技球の数を認識可能とした遊技機において、前記球排出
装置が実際に排出した遊技球を検出可能な第2排出球検
出手段を、球排出装置よりも下流側の球流下路に設け、
遊技制御装置は、第2排出球検出手段からの検出信号に
基づいて球排出装置が実際に排出した遊技球を監視する
排出球監視手段を備えることを特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載のものは、前記排出
制御装置は、賞球排出条件の成立により、球排出条件が
成立したと判断することを特徴とする請求項1に記載の
遊技機である。
【0011】ここで、「賞球排出条件」とは、賞として
排出される遊技球(即ち、賞球)を排出するか否かを判
定するための条件であり、この賞球排出条件が成立する
と所定数の賞球が排出される。この賞球排出条件は、例
えば、パチンコ遊技機における入賞口への打球の入賞
や、アレンジボール遊技機及び雀球遊技機における役の
成立等が該当する。
【0012】また、請求項3に記載のものは、前記排出
制御装置は、入賞口への打球の入賞により、球排出条件
が成立したと判断することを特徴とする請求項1に記載
の遊技機である。
【0013】また、請求項4に記載のものは、前記球排
出装置よりも下流側に形成された装着空部内に装着さ
れ、装着状態において球流下路の一部を構成する流路構
成部材を設け、第2排出球検出手段を流路構成部材に配
設したことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか
に記載の遊技機である。
【0014】また、請求項5に記載のものは、球排出条
件の成立に基づいて排出制御装置から出力される排出指
令信号により遊技球を排出する球排出装置と、この球排
出装置に設けられ、球排出装置が排出する遊技球を検出
すると共に検出信号を排出制御装置へ出力する第1排出
球検出手段を備えた遊技機において、球排出装置の球出
口に連通されて下流側に延設した球流下路を、途中から
賞球用球流下路と貸球用球流下路とに分岐し、賞球用球
流下路と貸球用球流下路との分岐部分には、球排出装置
が賞球として排出した遊技球を賞球用球流下路側に案内
し、貸し球として排出した遊技球を貸球用球流下路側に
案内する流路切換弁を配設し、前記賞球用球流下路の途
中に賞球用の第2排出球検出手段を配設し、該賞球用球
流下路に配設した賞球用の第2排出球検出手段により、
球排出装置が実際に排出した賞球を検出させるように構
成したことを特徴とする。
【0015】また、請求項6に記載のものは、前記貸球
用球流下路の途中に貸し球用の第2排出球検出手段を配
設し、該貸球用球流下路に配設した貸し球用の第2排出
球検出手段により、球排出装置が実際に排出した貸し球
を検出させるように構成したことを特徴とする請求項5
に記載の遊技機である。
【0016】また、請求項7に記載のものは、球排出装
置よりも下流側の賞球用球流下路の途中を蛇行させ、該
蛇行させた賞球用球流下路の屈曲部分に賞球用の第2排
出球検出手段を配設したことを特徴とする請求項1から
請求項6の何れかに記載の遊技機である。
【0017】また、請求項8に記載のものは、賞球の流
下は許容し、賞球用球流下路の下流側から挿入された不
正操作具の上流側への侵入を阻止する不正防止板を、賞
球用の第2排出球検出手段よりも下流側の賞球用球流下
路の途中に配設したことを特徴とする請求項1から7の
何れかに記載の遊技機である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は代表的な遊技機であるパチ
ンコ遊技機1の正面図、図2はパチンコ遊技機1の背面
図である。
【0019】図1に示すように、本実施形態におけるパ
チンコ遊技機1は、パチンコ機本体2とカードユニット
3とから概略構成してある。パチンコ機本体2は、機枠
4により囲われており、この機枠4に、大きい開口部を
有する額縁状の前面枠5を開閉可能に取り付けてある。
この前面枠5の背面には、前面枠5の開口部に後方から
臨むようにして遊技盤6を取り付けてある。この遊技盤
6には、ガイドレール等の区画部材7を配設してあり、
この区画部材7によりほぼ円形状の遊技領域8を区画す
る。この遊技領域8には、始動口9、大入賞口(アタッ
カー)10及び一般入賞口11からなる入賞口や、可変
表示装置21等を設けてある。なお、上記した始動口
9、大入賞口10、一般入賞口11には、異なる賞球数
を設定してあり、例えば、始動口9及び一般入賞口11
には賞球数「7」を、大入賞口10には賞球数「15」
をそれぞれ設定してある。
【0020】また、前面枠5には、開口部を前方から塞
ぐようにして、額縁状の前面カバー部材12と、前面に
上皿13を形成した開閉パネル14とを、ともに開閉可
能な状態で取り付けてあり、開閉パネル14の下方に
は、灰皿15、下皿16及び発射操作ハンドル17を設
けてある。
【0021】開閉パネル14に設けた上皿13は球貯留
部に臨ませて開口した球排出口13aを備え、この球排
出口13aから賞球として排出された遊技球や貸し球と
して排出された遊技球を、球貯留部で一時的に貯留す
る。この上皿13に貯留された遊技球は流下案内され
て、発射位置に順次供給される。そして、遊技者が発射
操作ハンドル17を操作すると、発射位置にある遊技球
は遊技領域8に向けて弾発される。また、この上皿13
には、カードユニット3に挿入された遊技カードの残度
数を表示する残度数表示器18、遊技球の貸し出しを受
ける際に操作する球貸釦19、及び、カードユニット3
に挿入されている遊技カードをカードユニット3から排
出させる際に操作する返却釦20を設けてある。
【0022】カードユニット3は、カードユニット3に
おける電気的な制御を行うカードユニット制御装置23
と、遊技カードに記憶された度数情報の読み書き等を行
うカードリーダライタ24とを備えている。そして、カ
ードリーダライタ24によって読み出された遊技カード
の残度数はカードユニット制御装置23に記憶され、こ
のカードユニット制御装置23から残度数の情報が残度
数表示器18に出力されて表示される。また、球貸釦1
9が操作されるとカードユニット制御装置23は、記憶
している残度数を所定度数減算する。そして、この減算
後の残度数を残度数表示器18に表示させる。これに伴
い、パチンコ機本体2は、減らされた度数に相当する数
の遊技球を、貸し球として上皿13に排出する。さら
に、返却釦20が操作されたり、記憶している残度数が
「0」になった場合には、カードユニット制御装置23
は、カードリーダライタ24を制御して記憶している残
度数を遊技カードに書き込ませた後に、遊技カードを排
出させる。
【0023】次に、パチンコ遊技機1における裏側の構
成について説明する。図2に示すように、パチンコ機本
体2の裏側には、裏機構盤31を取り付けてあり、この
裏機構盤31における上部には、貸し球或いは賞球とし
て排出する遊技球を一時貯留する球タンク32を設け
る。この球タンク32に貯留された遊技球は、球導出樋
33、球排出ユニット34、排出監視ユニット35、及
び球排出路(図示せず)によって形成される一連の球流
下路36を通って上皿13に排出される。
【0024】球導出樋33は、球タンク32の下方に球
タンク32と連通させた状態で設けてあり、球タンク3
2から導出した遊技球を2条に整列させながら流下させ
る。本実施形態では、一方の条を賞球用の球流下路36
に設定してあり、他方の条を貸し球用の球流下路36と
して設定してある。この球導出樋33の出口付近には、
半端センサユニット37を設けてある。この半端センサ
ユニット37は、1回の排出動作に必要な数の遊技球が
貯留されているか否かを検出するもので、図6に示すよ
うに、賞球用の賞球用半端センサ37aと、貸し球用の
球貸用半端センサ37bとを備える。
【0025】球排出ユニット34は、球導出樋33の球
出口に接続して設けてあり、本願発明における球排出装
置として機能する。この球排出ユニット34は、排出制
御装置41によって動作が制御され、所要数の遊技球を
賞球或いは貸し球として排出する。本実施形態における
球排出ユニット34は、賞球用の球流下路36と貸し球
用の球流下路36とからなる2条の球流下路36を備え
ている。なお、例示した球排出ユニット34は、ユニッ
ト化されて裏機構盤31から取り外し可能なものである
が、裏機構盤31に球排出機構を設けたものも、本願発
明における球排出装置に含まれる。
【0026】排出監視ユニット35は、球排出ユニット
34の下流側に、球排出ユニット34の球出口と接続し
た状態で設けてあり、本願発明における流路構成部材と
して機能する。そして、この排出監視ユニット35もま
た、賞球用の球流下路36と貸し球用の球流下路36と
からなる2条の球流下路36を備えており、各条には、
球排出ユニット34が実際に排出した遊技球を検出する
排出球数監視センサ42を配設してある。この排出球数
監視センサ42は、図6に示すように、賞球用排出球数
監視センサ42aと球貸用排出球数監視センサ42bと
からなり、本願発明における第2排出球検出手段として
機能する。そして、本実施形態では、排出球数監視セン
サ42からの検出信号を遊技制御装置43に出力する。
そして、賞球用排出球数監視センサ42aは、球排出ユ
ニット34が実際に排出した賞球を検出するセンサであ
り、賞球用の第2排出球検出手段(実賞球検出手段)と
して機能する。同様に、球貸用排出球数監視センサ42
bは、球排出ユニット34が実際に排出した貸し球を検
出するセンサであり、貸し球用の第2排出球検出手段
(実貸球検出手段)として機能する。なお、この排出監
視ユニット35及び上記した球排出ユニット34につい
ては、後で詳しく説明する。
【0027】球排出路は、排出監視ユニット35の出口
と上皿13とを連通する通路として形成してある。な
お、この球排出路では、排出監視ユニット35から賞球
として排出された遊技球及び貸し球として排出された遊
技球を合流させた状態で上皿13側へ流下案内する。
【0028】球排出ユニット34とは反対側(図2中、
左側)には、可変表示装置21や大入賞口10等を制御
する遊技制御装置43を設けてあり、この遊技制御装置
43の下方には球排出ユニット34等を制御する排出制
御装置41を設ける。また、この排出制御装置41の右
側であって奥側には、入賞口に入賞した打球、即ち、セ
ーフ球を1個宛検出するセーフユニット44を設ける。
【0029】このセーフユニット44は、図3に示すよ
うに、セーフ球通路45、セーフセンサ46、セーフ球
係止片47、及びセーフソレノイド48を備えており、
セーフ球通路45で一列に整列されたセーフ球をセーフ
センサ46により1個宛検出する。また、交互に出没す
るセーフ球係止片47(47a,47b)と、このセー
フ球係止片47に接続したセーフソレノイド48とによ
り、セーフセンサ46によって検出されたセーフ球を1
個宛排出する。
【0030】なお、本実施形態では、「セーフ球有」に
より、入賞口へ打球が入賞したと認識し、賞球排出条件
が成立したと判定する。但し、入賞口への打球の入賞を
検出する手段は、このセーフセンサ46に限定されるも
のではない。例えば、入賞した打球を検出可能な入賞球
検出センサを各入賞口毎に対応させて設け、この入賞球
検出センサによって打球が入賞したことを検出するよう
にしてもよい。
【0031】このセーフユニット44において、セーフ
センサ46にセーフ球を検出させる場合には、図3
(a)に示すように、セーフソレノイド48を消磁し
て、セーフセンサ46よりも下流側に位置する下流側セ
ーフ球係止片47aをセーフ球通路45内に突出させ
る。また、流下下端のセーフ球を排出させる場合には、
図3(b)に示すように、セーフソレノイド48を励磁
して、流下下端のセーフ球の上流側に隣接するセーフ球
(図中、符号Aで示す)を上流側セーフ球係止片47b
で押さえつつ、流下下端のセーフ球を流下させる。そし
て、流下下端のセーフ球が排出されたならば、セーフソ
レノイド48を再び消磁して、上流側セーフ球係止片4
7bをセーフ球流路から退避させると共に下流側セーフ
球係止片47aをセーフ球通路45内に突出させ、次の
セーフ球の検出を行う。
【0032】次に、上記した球排出ユニット34につい
て説明する。球排出ユニット34は、図4に示すよう
に、賞球用の球流下路36と貸し球用の球流下路36の
2条からなる球流下路36と、球流下路36内の遊技球
を検出可能な排出センサ51と、先端部分が球流下路3
6内における排出センサ51の下流側にて出没可能に取
り付けられ、この先端部分により遊技球を停止させた
り、遊技球の流下を許容させたりする球係止部材52
と、球係止部材52に接続したプランジャー部を往復移
動させて、球係止部材52の先端部分を球流下路36内
に出没させる排出ソレノイド53とを備えている。
【0033】上記した排出センサ51は、球排出ユニッ
ト34が排出する遊技球を検出する第1排出球検出手段
として機能するものであり、例えば、遊技球の通過によ
り検出コイルのインピーダンスが変化したり、誘導起電
力が生じる近接センサや、遊技球の通過により出力が変
化するフォトセンサによって構成する。そして、この排
出センサ51は、球係止部材52に当接して停止してい
る流下下端の遊技球よりも1つ上流側の遊技球(図中符
号Bで示す)を検出可能な位置に配設してある。
【0034】なお、図4では、賞球用の球流下路36や
排出センサ51a等を設けた球排出ユニット34の一側
部分を図示しているが、排出ユニットの他側部分にも、
貸し球用の球流下路36、排出センサ51b(図6参
照)、球係止部材(図示せず)及び排出ソレノイド53
b(図6参照)を同様に設けてある。そして、本実施形
態では、賞球用の排出センサ51aは球排出ユニット3
4が排出する賞球を検出する排出装置内賞球検出手段と
して機能し、貸し球用の排出センサ51bは球排出ユニ
ット34が排出する貸し球を検出する排出装置内貸球検
出手段として機能する。
【0035】これらの排出センサ51及び排出ソレノイ
ド53は、排出制御装置41に電気的に接続してあり、
排出ソレノイド53は、排出制御装置41からの駆動信
号(本願発明における排出指令信号に相当)により励
磁、消磁が制御される。そして、排出ソレノイド53の
消磁状態では、プランジャー部は、スプリングによって
下方に移動し、図4中に実線で示すように、球係止部材
52の先端部分が球流下路36内に突出する。このた
め、球流下路36内の遊技球は、この先端部分に当接し
て停止する。一方、排出ソレノイド53の励磁状態で
は、プランジャー部が上方に移動し、図4中に点線で示
すように、球係止部材52の先端部分が球流下路36内
から退避する。このため、球流下路36内の遊技球の流
下が許容されて、この遊技球が球排出ユニット34から
排出される。
【0036】この球排出ユニット34にて所要数の遊技
球を排出させる場合には、排出制御装置41は、次の制
御を行う。まず、駆動信号を排出ソレノイド53に印加
して排出ソレノイド53を励磁し、遊技球を流下させ
る。同時に、この遊技球の流下によって変化する排出セ
ンサ51の検出信号に基づいて、例えば、この検出信号
の立ち上がり(立ち下がり)エッジを検出して、排出セ
ンサ51を通過した遊技球の数を計数する。そして、所
要数の遊技球が排出されるタイミングと判断したら、駆
動信号の印加を止めて排出ソレノイド53を消磁し、球
係止部材52の先端部分を球流下路36内に突出させ、
遊技球を停止させる。なお、駆動信号の印加開始からの
経過時間によっても賞球の排出数を制御することができ
る。
【0037】次に、上記した排出監視ユニット35につ
いて説明する。図5に示すように、この排出監視ユニッ
ト35は、球排出ユニット34の下方に設けた装着空部
57内に装着される。この装着空部57は、裏機構盤3
1のベース面から左右一対の起立壁58,58を、遊技
機後方(パチンコ遊技機1の後側)に向けて起立させる
ことにより形成する。この装着空部57の左右のほぼ中
央には、起立壁58と平行に支持壁59を立設してあ
り、この支持壁59により賞球の球流下路36用の空部
と貸し球の球流下路36用の空部とを装着空部57に形
成する。
【0038】一方、この装着空部57に装着する排出監
視ユニット35は、装着空部57の両起立壁58,58
間に取り付ける蓋部61と、該蓋部61の左右のほぼ中
央に支持壁59が嵌合し得る間隔を空けて前方に延設し
た2枚の縦板部62と、縦板部62から左右方向に球径
以上の寸法で延設されて球径より僅かに大きな空間を挟
んで対向した状態で形成された球案内面63と、対向し
た球案内面63により、蓋部61直前の上後部から斜め
前方に一旦滑らかに屈曲して、蓋部61から最も離隔し
た最前部から再び斜め後方に滑らかに屈曲させて蓋部6
1の前方の下後部に後退するように形成した横U字状の
蛇行流路部64とを備える。この蛇行流路部64は左右
に並んだ状態で2条設けてあり、各条の蛇行流路部64
における横U字状の最前部に相当する屈曲部分(折り返
し部分)には、上記した排出球数監視センサ42を配設
する。即ち、一方の条の蛇行流路部64には賞球用排出
球数監視センサ42aを配設し、他方の条の蛇行流路部
64には球貸用排出球数監視センサ42bを配設する。
【0039】そして、本実施形態では、この排出球数監
視センサ42を排出監視ユニット35に配設したので、
排出監視ユニット35を装着することにより、排出球数
監視センサ42を同時に取り付けることができる。この
ため、排出球数監視センサ42を容易に取り付けること
ができる。なお、本実施形態における排出球数監視セン
サ42は、遊技球が通過可能な貫通開口部65を備え、
この貫通開口部65内を通過させることで遊技球を検出
するタイプの近接センサであり、この貫通開口部65を
上下方向に向けて開口してある。このため、貫通開口部
65を通過する際において、遊技球は、排出球数監視セ
ンサ42に衝突し難い。従って、排出球数監視センサ4
2を外れ難く設けることができ、頻繁に遊技球が排出さ
れても長期の使用に耐え得る。
【0040】なお、この排出球数監視センサ42は、上
記した排出センサ51と同様に、フォトセンサによって
も構成することできる。そして、この排出球数監視セン
サ42は、遊技制御装置43に電気的に接続してあり、
遊技制御装置43は、この排出球数監視センサ42から
の検出信号に基づいて球排出ユニット34が実際に排出
した遊技球を監視する。さらに、本実施形態では、この
排出球数監視センサ42を、蛇行流路部64における屈
曲部分に設けてあるので、速度を十分に落とした状態で
遊技球を排出球数監視センサ42に検出させることがで
きる。このため、遊技球を確実に検出させることができ
る。
【0041】また、蓋部61の上部には係合腕66を回
動可能な状態で取り付けてあり、蓋部61の下部には、
係止爪部67を下端縁から下方に突出した状態で一体成
型してある。この係合腕66は、上流側の球排出ユニッ
ト34を裏機構盤31側に押圧する押圧部として機能す
る部材である。
【0042】この排出監視ユニット35を、蛇行流路部
64が支持壁59内側に入り込むようにして装着空部5
7内に装着し、蓋部61の取付孔内にビスを挿入して先
端を支持壁59のネジ孔内にねじ込むと、蛇行流路部6
4の上後部が球排出ユニット34の出口側に連通し、下
後部が下流側に設けた球排出路の入口側に連通する。こ
れにより、蛇行流路部64が球流下路36の一部とな
り、球流下路36の途中が前後方向に蛇行した状態で一
連に連通される。そして、この蛇行流路部64を流下す
る遊技球が排出球数監視センサ42の貫通開口部65を
通過すると排出球数監視センサ42から検出信号が出力
され、遊技制御装置43は、この検出信号に基づいて球
排出ユニット34が実際に排出した遊技球を監視する。
【0043】次に、パチンコ遊技機1の電気的構成につ
いて説明する。ここで、図6は、パチンコ遊技機1の電
気的構成を説明するブロック図である。遊技制御装置4
3(遊技制御回路)は、ROM、RAM、CPU等から
なる制御部や信号の入出力等を行うインターフェース
(何れも図示せず)等を備えて構成してある。そして、
この遊技制御装置43には、セーフセンサ46からのセ
ーフ信号、賞球用及び貸し球用の排出球数監視センサ4
2a,42bからの検出信号、賞球用半端センサ37a
からの検出信号、及び、オーバーフローセンサ70から
の検出信号等を入力する。この他に、遊技制御装置43
には、大入賞口10に入賞した遊技球を検出するカウン
トスイッチ(図示せず)からの検出信号等も入力してあ
る。なお、上記したセーフ信号は、分配回路71で分配
されて排出制御装置41にも入力する。一方、この遊技
制御装置43からは、排出制御装置41への賞球制御情
報、異常ランプ72への異常信号、遊技盤6の大入賞口
10を開閉するソレノイドや装飾ランプ等への遊技盤制
御信号等が出力される。
【0044】排出制御装置41(排出制御回路)もま
た、遊技制御装置43と同様に、ROM、RAM、CP
U等からなる制御部76や信号の入出力等を行うインタ
ーフェース77等を備えて構成してある。そして、この
排出制御装置41には、セーフセンサ46(分配回路7
1)からのセーフ信号と、球排出ユニット34に設けた
賞球用排出センサ51a及び球貸用排出センサ51bか
らの検出信号と、球貸用半端センサ37bからの検出信
号とを入力する。一方、この排出制御装置41からは、
賞球用排出ソレノイド53a及び球貸用排出ソレノイド
53bへの駆動信号(励磁信号)と、セーフソレノイド
48への駆動信号と、発射制御回路78への発射許可信
号をそれぞれ出力する。また、この排出制御装置41と
カードユニット制御装置23との間では、球貸し時にお
ける制御を行うための球貸制御信号を送受する。
【0045】そして、カードユニット制御装置23もま
た、ROM、RAM、CPU等からなる制御部や信号の
入出力等を行うインターフェース(何れも図示せず)等
を備えて構成してある。このカードユニット制御装置2
3には、球貸釦(球貸操作部)19からの操作信号が入
力され、また、カードユニット制御装置23からは、残
度数表示器(球貸表示部)18への表示制御信号や、遊
技制御装置43への球貸制御信号がそれぞれ出力され
る。この球貸制御信号は、カードユニット制御装置23
から排出制御装置41に出力する球貸制御信号と同じ信
号であり、遊技制御装置43は、この球貸制御信号に基
づいて貸し球の数と貸し球の排出が行われるタイミング
とを認識する。なお、この他に、カードユニット制御装
置23には、カードリーダライタ24を電気的に接続し
てある(図1参照)。
【0046】次に、このような構成を有する本実施形態
における遊技球の排出動作について説明する。最初に、
賞球の排出動作について説明する。遊技領域8を流下す
る打球が入賞口9,10,11(以下、同様)に入賞す
ると、この打球(セーフ球)は、セーフユニット44に
集められる。ここで、打球が大入賞口10に入賞した場
合には、大入賞口10内に配設したカウントスイッチ
(図示せず)からの検出信号に基づいて、遊技制御装置
43は、打球1個の入賞毎に大入賞カウンタのカウント
値を+1する。
【0047】そして、この大入賞カウンタのカウント値
が「1」以上であり、尚且つ、セーフ球有りの場合(セ
ーフセンサ46がセーフ信号を出力している場合)に
は、大入賞口10への入賞に基づく賞球排出と見なし
て、遊技制御装置43は、賞球数「15」を賞球制御情
報に設定し、排出制御装置41に出力する。また、大入
賞カウンタのカウント値が「0」であり、尚且つ、セー
フ球有りの場合には、始動口9或いは一般入賞口11へ
の入賞に基づく賞球排出と見なして、遊技制御装置43
は、賞球数「7」を賞球制御情報に設定する。なお、大
入賞カウンタのカウント値が「0」であり、尚且つ、セ
ーフ球無し(セーフセンサ46がセーフ信号を出力して
いない)の場合には、入賞無しと判断して、遊技制御装
置43は、賞球数「0」を賞球制御情報に設定する。
【0048】一方、排出制御装置41では、遊技制御装
置43からの賞球制御情報を受信すると、この賞球制御
情報から賞球数を取得する。そして、この賞球数が
「7」或いは「15」であった場合には、セーフ球有
り、賞球用半端センサ37aの検出信号に基づく「球有
り」、及び、賞球用排出センサ51aの検出信号に基づ
く「球有り」等、他の条件を判定し、条件が成立してい
たならば、取得した賞球数をセットして賞球計数排出処
理に移行する。
【0049】この賞球計数排出処理では、排出制御装置
41は、まず、賞球用排出ソレノイド53aに駆動信号
(排出指令信号)を出力して賞球用排出ソレノイド53
aを励磁し、遊技球を流下させる。同時に、排出制御装
置41は、賞球用排出センサ51aの検出信号に基づい
て(例えば、検出信号の立ち上がりエッジを検出する等
して)、賞球用排出センサ51aを通過した遊技球の数
を計数する。そして、セットした賞球数の遊技球が排出
されるタイミングになったら、例えば、賞球用排出セン
サ51aからの検出信号の立ち上がりエッジを所定数検
出した時点で、排出制御装置41は、賞球用排出ソレノ
イド53aへの駆動信号の印加を止めて遊技球を停止さ
せる。
【0050】この賞球計数排出処理時において、遊技制
御装置43は賞球排出数監視処理を行う。なお、この賞
球排出数監視処理において、遊技制御装置43の制御部
は、本願発明における排出球監視手段として機能し、球
排出ユニット34が実際に排出した賞球を監視する。こ
の賞球排出数監視処理では、遊技制御装置43は、賞球
制御情報に設定した賞球数、即ち、「7」或いは「1
5」をセットし、賞球用排出球数監視センサ42aから
送出される検出信号を待つ。そして、賞球用排出球数監
視センサ42aからの検出信号に基づいて球排出ユニッ
ト34が実際に排出した賞球を計数する。例えば、この
検出信号の立ち上がりエッジを検出し、この立ち上がり
エッジの数により、排出された賞球を計数する。そし
て、セーフ信号に基づいて、流下下端のセーフ球(賞球
の排出対象となっているセーフ球)がセーフユニット4
4から排出されたことを確認したら、計数した賞球数と
セットした賞球数とを比較する。そして、両賞球数の一
致により、正しい数の賞球が実際に排出されたものと判
定する。正しい数の賞球が排出されたならば、遊技制御
装置43は、大入賞カウンタのカウント値を−1し、次
のセーフ球に基づく賞球制御情報を、排出制御装置41
に出力する。以後は、上記した一連の処理を、セーフユ
ニット44に集められたセーフ球に対して繰り返し実行
する。
【0051】一方、賞球用排出センサ51aに何らかの
不具合が生じるなどして計数した賞球数とセットした賞
球数が一致しなかった場合には、遊技制御装置43は、
賞球排出に異常があったと判断し、異常報知手段として
機能して異常信号を異常ランプ72に出力する。この異
常信号により異常ランプ72は発光し、遊技球の排出に
異常があったことを店員等に知らせる。また、この異常
が発生してしまった場合においては、遊技制御装置43
から遊技を停止させる異常停止信号を出力して、遊技を
停止させるようにしてもよいし、遊技店の管理装置に報
知するようにしてもよい。
【0052】なお、実際に排出された賞球が少なかった
場合には、異常があったことを知らせずに不足分の賞球
を追加して排出させるようにしてもよい。同様に、実際
に排出された賞球が多過ぎた場合には、次の賞球排出時
における賞球の数を少なく設定して、差を調整するよう
にしてもよい。例えば、本来15個排出されなければな
らないところを16個排出してしまった場合において
は、次の賞球排出時における賞球排出数を14個(15
個賞球の場合)、或いは、6個(7個賞球の場合)にし
てもよい。
【0053】この場合、遊技制御装置43の制御部を、
差球数出力手段として機能させ、計数した賞球数とセッ
トした賞球数との差(差球数情報)を排出制御装置41
に出力させる。例えば、上の例では、計数した賞球数が
16個であり、セットした賞球数が15個であるので、
差球数情報は「+1」となる。そして、排出制御装置4
1の制御部76を球数調整制御手段として機能させ、次
の賞球排出時に、差球数情報(「+1」)に基づいて増
減した数の賞球を排出させるようにする。例えば、次の
賞球排出数が15個であった場合には、15個から差球
数情報である「+1」を減算した14個を排出する賞球
数として設定し、賞球排出動作を行わせる。このように
構成することにより、万一、本来排出すべき数の遊技球
が排出できず、両賞球数が不一致となってしまった場合
でも、正確な数の賞球を排出させることができる。ま
た、遊技が中断されないので遊技者に不利益を与えな
い。
【0054】次に、貸球排出動作について説明する。こ
の貸球排出動作は、球貸釦19からの操作信号をカード
ユニット制御装置23が受信することを契機にして開始
する。球貸釦19からの操作信号をカードユニット制御
装置23が受信すると、カードユニット制御装置23
は、まず、球貸しに使用される度数、換言すれば、支払
われる金額を確認する。例えば、5度数(500円)で
あるのか、3度数(300円)であるのか等を確認す
る。この度数(金額)は、カードユニット3に設けた金
額設定釦等により設定されているので、カードユニット
制御装置23は、操作信号を受信した時点の設定値に基
づいて度数を確認する。
【0055】球貸しに使用される度数を確認したなら
ば、カードユニット制御装置23は、球貸し回数を設定
する。ここで、この球貸し回数は、単位度数によって規
定され、例えば、球貸しに使用される度数が5度数(5
00円)であり、単位度数が1度数(100円)であっ
た場合には、繰り返し回数として5回を設定する。繰り
返し回数を設定したならば、カードユニット制御装置2
3は、単位度数に相当する数(例えば、25個)の遊技
球を貸し球として排出させるための単位球貸制御信号
(球貸制御信号の一種)を、排出制御装置41、及び、
遊技制御装置43に出力する。同時に、記憶している残
度数からこの単位度数を減算し、尚且つ、繰り返し回数
を−1する。
【0056】そして、カードユニット制御装置23から
の単位球貸制御信号を受信することにより、排出制御装
置41は球貸制御処理を行い、遊技制御装置43は球貸
排出数監視処理を行う。この球貸排出数監視処理におい
て、遊技制御装置43の制御部は、本願発明における排
出球監視手段として機能し、球排出ユニット34が実際
に排出した貸し球を監視する。
【0057】先に、排出制御装置41における球貸制御
処理について説明する。この球貸制御処理では、排出制
御装置41は、まず、単位度数に対応する貸し球数(例
えば、25個)をセットする。貸し球数をセットしたな
らば、排出制御装置41は、球貸用排出ソレノイド53
bに駆動信号(排出指令信号)を出力して球貸用排出ソ
レノイド53bを励磁し、遊技球を流下させる。同時
に、排出制御装置41は、球貸用排出センサ51bから
の検出信号に基づいて、例えば、検出信号の立ち上がり
エッジを検出する等して、球貸用排出センサ51bを通
過した遊技球の数を計数する。そして、球貸用排出セン
サ51bからの検出信号の立ち上がりエッジを所定数検
出した時点等、所定数の貸し球が排出されるタイミング
になったら、排出制御装置41は、球貸用排出ソレノイ
ド53bへの駆動信号の印加を止めて遊技球を停止させ
る。そして、単位球貸完了信号(球貸制御信号の一種)
を、カードユニット制御装置23へ出力する。
【0058】一方、球貸排出数監視処理では、遊技制御
装置43は、まず、単位球貸制御信号の受信を契機にし
て計時カウンタをスタートさせる。その後、単位度数に
対応する貸し球数(例えば、25個)をセットし、球貸
用排出球数監視センサ42bから送出される検出信号を
待つ。そして、球貸用排出球数監視センサ42bからの
検出信号に基づいて球排出ユニット34が実際に排出し
た貸し球を計数する。例えば、この検出信号の立ち上が
りエッジを検出し、このエッジの数によって排出された
貸し球を計数する。
【0059】計時カウンタのカウント値に基づいて、貸
し球の排出に必要な所定時間が経過したと判断したなら
ば、遊技制御装置43は、計数した貸し球数とセットし
た貸し球数とを比較する。そして、両貸し球数の一致に
より正しい数の貸し球が実際に排出されたものと判断す
る。このように、貸し球の排出が正常に行われた場合に
は、排出制御装置41からカードユニット制御装置23
に出力された単位球貸完了信号に基づき、次の単位度数
に対応する貸し球の排出を行う。即ち、単位球貸完了信
号の受信を契機にして、カードユニット制御装置23
は、繰り返し回数を参照し、この繰り返し回数が1以上
の場合には、まだ貸し球の排出が完了していないと判断
して次の単位度数に対応する貸し球の排出を行う。
【0060】一方、計数した貸し球数とセットした貸し
球数とが一致しなかった場合には、遊技制御装置43
は、貸し球排出に異常があったと判断し、異常報知手段
として機能して異常信号を異常ランプ72に出力する。
これにより、異常ランプ72は発光し、遊技球の排出に
異常が生じたことを店員等に知らせる。なお、この場合
において、遊技制御装置43から排出制御装置41へ異
常停止信号を出力させ、この異常停止信号に基づいて、
貸し球の排出動作を中断させるようにしてもよい。
【0061】なお、貸し球の排出が完了していない状態
(繰り返し回数が1以上の状態)で、両貸し球数が不一
致と判定された場合には、次の単位度数に対応する貸し
球の排出時に、貸し球の過不足を調整するようにしても
よい。この場合、遊技制御装置43の制御部を、差球数
出力手段として機能させ、計数した貸し球数とセットし
た貸し球数との差(差球数情報)を排出制御装置41に
出力させる。そして、排出制御装置41の制御部76を
排出球数調整手段として機能させ、次の単位度数に対応
する貸し球の排出時に、差球数情報に基づいて増減した
数の貸し球を排出させる。このように構成することによ
り、万一、単位度数分の球貸し時に正しい数の貸し球が
排出されなかった場合でも、最終的には正確な数の貸し
球を排出させることができる。さらに、遊技が中断され
ないので遊技者に不利益を与えることがない。
【0062】以上説明したように、本実施形態では、賞
球或いは貸し球の排出動作時において、排出センサ51
からの検出信号に基づいて認識した排出数(即ち、球排
出ユニット34から排出する遊技球の数)と、排出球数
監視センサ42からの検出信号に基づいて認識した排出
数(即ち、球排出ユニット34から実際に排出された遊
技球の数)とを、それぞれ認識するので、両遊技球の数
の間に差があった場合には、これを確実に検出できる。
従って、球排出ユニット34から正確な数の遊技球が排
出されたことを把握できる。
【0063】さらに、球排出ユニット34が排出する遊
技球の数を認識する排出制御装置41と、球排出ユニッ
ト34が実際に排出した遊技球の数を認識する遊技制御
装置43とを別個に設けてあるので、排出センサ51の
不具合等によって排出制御装置41が誤って球排出ユニ
ット34から異なる数の遊技球を排出させてしまったと
しても、その排出異常を、遊技制御装置43により発見
することができる。従って、球排出ユニット34から正
確な数の遊技球が排出されたことを確実に把握できる。
【0064】なお、以上は、遊技店に設置されたパチン
コ遊技機1の動作について説明したが、排出球数監視セ
ンサ42を用い、工場や第三者検定機関における球排出
動作の検査精度を高めることもできる。即ち、排出球数
監視センサ42からの検出信号を取り出して検査装置に
入力することにより、実際に球排出ユニット34が排出
した遊技球の検出情報を自動的に得ることができる。こ
のため、実際に排出された遊技球の数を作業員がいちい
ち数えなくても済み、制御上の排出数と実際に排出され
た遊技球の数とを、検査装置にて自動的に比較すること
ができる。これにより、検査の自動化が図れ、検査作業
の効率を飛躍的に向上させることができる。
【0065】この場合において、検査装置等の外部機器
との間で情報の送受信を行うための外部出力端子盤91
(図2参照)に、排出球数監視センサ42に電気的に接
続されて排出球数監視センサ42の検出信号を取り出し
可能な排出球数監視センサ用出力端子を設けると、検査
装置のケーブル(配線具)を外部出力端子盤91の排出
球数監視センサ用出力端子に接続するだけで排出球数監
視センサ42の検出信号を検査装置に入力できるので、
検査作業の一層の効率化が図れる。なお、本実施形態で
は、排出球数監視センサ42の検出信号は、遊技制御装
置41から外部出力端子盤91の排出球数監視センサ用
出力端子に出力するようにしてある。
【0066】ところで、上記した第1実施形態では、球
導出樋33、球排出ユニット34及び排出監視ユニット
35において、2条の球流下路36,36をそれぞれ1
本の球流下路によって構成し、賞球用の球流下路には賞
球用排出球数監視センサ42aを配設し、貸し球用の球
流下路には球貸用排出球数監視センサ42bを配設して
いたが、排出監視ユニット35は、この構成に限定され
るものではない。
【0067】次に、球流下路の途中を賞球用の球流下路
と貸し球用の球流下路とに分岐し、賞球用の球流下路に
は賞球用排出球数監視センサを、貸し球用の球流下路に
は球貸用排出球数監視センサをそれぞれ設け、球流下路
の分岐部分に流路切換弁を設けた第2実施形態について
説明する。ここで、図7は第2実施形態における排出監
視ユニット81の外観斜視図、図8は排出監視ユニット
81の分解斜視図、図9は球排出ユニット34が排出し
た賞球を賞球側球流下路94に案内する様子を説明する
図、図10は球排出ユニット34が排出した賞球を球貸
側球流下路95に案内する様子を説明する図、図11は
第2実施形態における電気的構成を説明するブロック図
である。
【0068】この排出監視ユニット81は、本実施形態
における流路構成部材として機能するものであり、図9
に示すように、前後方向に略S字状に蛇行させた賞球側
球流下路82aと、下方に向けて直線的に設けた球貸側
球流下路82bとを設けてある。そして、賞球側球流下
路82aにおけるS字頂部よりも上流側で、球流下路8
2を、賞球側球流下路82aと球貸側球流下路82bと
に分岐する。これらの賞球側球流下路82aと球貸側球
流下路82bは、裏機構盤31に装着されることによ
り、一連の球流下路36の一部を構成する。そして、こ
の分岐部分には、流路切換弁83を配設してある。この
流路切換弁83は、図8に示すように、連結部材84を
介して流路切換ソレノイド85に接続してあり、この流
路切換ソレノイド85の励磁・消磁に応じて遊技球を案
内する球流下路82a,82bを切り換える。即ち、流
路切換ソレノイド85の消磁状態にあっては、図9に示
すように、球排出ユニット34から流下してきた遊技球
を賞球側球流下路82aに案内し、流路切換ソレノイド
85の励磁状態にあっては、図10に示すように、球排
出ユニット34から流下してきた遊技球を球貸側球流下
路82bに案内する。なお、図11に示すように、流路
切換ソレノイド85は排出制御装置41に電気的に接続
してあり、この排出制御装置41からの駆動信号(励磁
信号)によって、励磁される。
【0069】そして、賞球側球流下路82aには賞球用
排出球数監視センサ42aを、球貸側球流下路82bに
は球貸用排出球数監視センサ42bをそれぞれ配設して
ある。賞球用排出球数監視センサ42aは賞球側球流下
路82aを流下してきた遊技球(賞球)を検出し、球貸
用排出球数監視センサ42bは球貸側球流下路82bを
流下してきた遊技球(貸し球)を検出する。なお、これ
らの排出球数監視センサ42a,42bは、近接センサ
等によって構成してあり、その検出信号は遊技制御装置
43に入力してある。
【0070】また、この賞球用排出球数監視センサ42
aの少し上流側には、ワイヤーやリボン状の合成樹脂板
等によって構成された不正操作具の侵入を防止する不正
防止板86を設けてある。この不正防止板86は、下流
側へ流下する遊技球に当接すると、自由端である下端部
分が下流側に回動して遊技球の下流側への進行を許容す
る。一方、不正操作具が下流側から当接した場合には、
回動せずに賞球側球流下路82aを覆い、不正操作具の
上流側への侵入を阻止する。
【0071】なお、図8や図9等においては、2条の球
流下路82,82の内、一方の球流下路82に対応する
排出監視ユニット81の一側部分のみを図示してある
が、他方の球流下路82に対応する他側部分も同様に構
成してある。
【0072】このような構成を有する本実施形態におい
ては、排出制御装置41の制御部76は、流路切換制御
手段として機能し、カードユニット3からの球貸制御信
号、セーフセンサ46からのセーフ信号、遊技制御装置
43からの賞球制御情報等に基づいて、賞球を排出する
のか貸し球を排出するのかを判断する。そして、賞球を
排出する場合には、排出制御装置41は、流路切換ソレ
ノイド85に駆動信号を出力せずに消磁状態とし、球排
出ユニット34から流下してきた遊技球を賞球側球流下
路82aに案内する。一方、貸し球を排出する場合に
は、球排出ユニット34から遊技球が排出される前に
(即ち、貸球排出動作に先立って)、流路切換ソレノイ
ド85に駆動信号を出力して励磁状態とし、球排出ユニ
ット34から流下してきた遊技球を球貸側球流下路82
bに案内する。そして、排出ソレノイド53の消磁時点
や排出センサ51の検出信号のレベル変化がなくなった
時点から所定時間の経過等、貸球排出終了条件の成立に
基づいて流路切換ソレノイド85を消磁状態にする。
【0073】一方、遊技制御装置43は、賞球或いは貸
し球の排出動作時において、賞球用排出球数監視センサ
42a及び球貸用排出球数監視センサ42bからの検出
信号に基づき、球排出ユニット34が実際に排出した賞
球或いは貸し球が正しい個数であるか否かを監視する。
なお、この監視の手順については、上記した第1実施形
態と同様であるので、その説明は省略する。なお、第2
実施形態において、排出センサ51(第1排出球検出手
段)は、球排出ユニット34が賞球を排出する場合には
排出装置内賞球検出手段として機能し、球排出ユニット
34が貸し球を排出する場合には排出装置内貸球検出手
段として機能する。
【0074】そして、この第2実施形態では、賞球の排
出時或いは貸し球の排出時において、2条の球流下路3
6,36を両方とも使用することができる。このため、
1条の球流下路36のみを使用して遊技球を排出した際
に球導出樋33において生じる遊技球の球詰まりを有効
に防止できる。
【0075】ところで、上記した第1実施形態及び第2
実施形態では、賞球用排出球数監視センサ42a及び球
貸用排出球数監視センサ42bは、球流下路36の一部
を構成する蛇行流路部64や排出監視ユニット81の球
流下路82内に固定されていた。しかしながら、これら
の排出球数監視センサ42a,42bに関し、工場や第
三者検定機関での検査時等に使用を限定し、必要な時だ
け取り付けるように構成しても良い。
【0076】以下、排出球数監視センサ42a,42b
を着脱自在に取り付けた第3実施形態について説明す
る。ここで、図12は、第3実施形態における排出監視
ユニット93の断面図である。なお、図12では、排出
監視ユニット93の一方の側面しか図示していないが、
反対側の側面の構成も同様である。
【0077】この第3実施形態の排出監視ユニット93
の基本的な構成は、第2実施形態の排出監視ユニット8
1と同じである。即ち、前後方向に略S字状に蛇行させ
た賞球側球流下路94と、下方に向けて直線的に設けた
球貸側球流下路95とを備え、賞球側球流下路94にお
けるS字頂部よりも上流側で、賞球側球流下路94と球
貸側球流下路95とを分岐し、この分岐部分には上流側
から流下してきた遊技球(賞球・貸し球)を賞球側球流
下路94或いは球貸側球流下路95に案内する流路切換
弁96を配設する。この流路切換弁96は、流路切換ソ
レノイド97の励磁・消磁に伴って傾倒状態が切り替わ
り、流路切換ソレノイド97の消磁状態では、図12に
実線で示すように、自由端部が垂直上方に位置して上流
側から流下してきた遊技球(即ち、球排出ユニット34
が実際に排出した賞球)を賞球側球流下路94に案内す
る。また、流路切換ソレノイド97の励磁状態では、図
12に点線で示すように、球案内面98に当接するまで
自由端部が遊技機後方側(図中左側)に傾倒して上流側
から流下してきた遊技球(即ち、球排出ユニット34が
実際に排出した貸し球)を球貸側球流下路95に案内す
る。
【0078】賞球側球流下路94の上流側の折り返し部
分には、賞球用排出球数監視センサ42aを着脱自在に
取り付けるための賞球用センサ取付部99を設け、下流
側の折り返し部分には、不正防止板100を設けてあ
る。また、球貸側球流下路95の途中には、球貸用排出
球数監視センサ42bを着脱自在に取り付けるための球
貸用センサ取付部101を設けてある。なお、本実施形
態の賞球用排出球数監視センサ42a及び球貸用排出球
数監視センサ42bは、遊技球が通過可能な大きさの貫
通開口部を備えた近接センサにより構成してある。
【0079】また、不正防止板100は、第2実施形態
における不正防止板86と同じ構成であり、下流側へ流
下する遊技球に当接すると、自由端である下端部分が下
流側に回動して遊技球の下流側への進行を許容し、不正
操作具が下流側から当接した場合には、回動せずに賞球
側球流下路94を覆い、不正操作具の上流側への侵入を
阻止する。そして、本実施形態では、この不正防止板1
00を賞球用センサ取付部99よりも下流側に設けてあ
る。即ち、不正操作具が挿入され易い上皿13の球排出
口13aと賞球用センサ取付部99との間に不正防止板
100を設けてある。このため、不正操作具が賞球用排
出球数監視センサ42aに到達するのを不正防止板10
0により阻止することができ、不正行為者に狙われやす
い賞球用排出球数監視センサ42aに対する不正行為を
確実に防止することができる。
【0080】次に、賞球用センサ取付部99及び球貸用
センサ取付部101について説明する。本実施形態で
は、賞球用センサ取付部99の構成と球貸用センサ取付
部101の構成は同じであるため、賞球用センサ取付部
99について説明し、球貸用センサ取付部101につい
ては説明を省略する。
【0081】図12及び図13に示すように、賞球用セ
ンサ取付部99は、排出監視ユニット93の背面部分に
開設されたセンサ取付開口部104の周縁部分を遊技機
後方に向けて延出した筒状のセンサ保護部105を備え
る。
【0082】センサ取付開口部104は、賞球用排出球
数監視センサ42aが通る横に長い方形状の開口部分で
あり、左右横並びの状態で2つ開設してある。センサ取
付開口部104は排出監視ユニット93の背面93Aか
ら賞球側球流下路94に亘って開設してあり、センサ取
付開口部104,104同士は左右方向に少し間隔をあ
けた状態で開口してある。そして、このセンサ取付開口
部104の高さは、賞球用排出数監視センサの高さより
少し大きく、センサ取付開口部104の幅は、賞球用排
出球数監視センサ42aの幅よりも少し広く設けてあ
る。なお、本実施形態では、センサ取付開口部104の
高さを遊技球の直径よりも小さく設けてある。これは、
賞球用排出球数監視センサ42aが取り外された状態で
賞球側球流下路94内を賞球が流下してきた場合に、賞
球がセンサ取付開口部104を通じて排出監視ユニット
93の外に出てしまうのを防止するためである。即ち、
センサ取付開口部104は、賞球用排出球数監視センサ
42aの取り付け及び取り外しを許容し、尚且つ、賞球
側球流下路94内を流下する賞球の通過を阻止する形状
に設けてある。
【0083】センサ保護部105は、センサ取付開口部
104,104の周縁部を背面93Aから遊技機後方に
延出して形成され、センサ装着用の装着空部を構成する
筒状の部分である。このセンサ保護部105は、左側の
センサ取付開口部104の開口周縁部分を延出して形成
した左側センサ保護部105aと、右側のセンサ取付開
口部104の開口周縁部分を延出して形成した右側セン
サ保護部105bとを備える。そして、センサ保護部1
05は、装着空部内の賞球用排出球数監視センサ42a
に遊技球が直接当たらないようにセンサ42aを保護す
る。なお、本実施形態におけるセンサ保護部105は、
例えば、合成樹脂によって構成してあり、排出監視ユニ
ット93のケースと一体的に成型する。但し、筒状部材
を接着することにより設けてもよい。
【0084】センサ保護部105には、装着空部に装着
された賞球用排出球数監視センサ42aを装着空部に保
持させるセンサ保持部106を設ける。即ち、左側セン
サ保護部105aの右側壁部には左側センサ保持部10
6aを設け、右側センサ保持部の右側壁部には右側セン
サ保持部106bを設ける。これらの左側センサ保持部
106aと右側センサ保持部106bは何れも同じ構成
である。このセンサ保持部106は、弾性を備えた支持
腕部106c,106dと、支持腕部106c,106
dの自由端部(後端部)に設けられて装着空部内の賞球
用排出球数監視センサ42aの後端部分を係止する爪部
106e,106fとを備える。そして、支持腕部10
6c,106dは、右側壁部の後端から排出監視ユニッ
ト93のケース背面93Aの直前まで上下2本の切り込
みを入れることにより形成する。また、爪部106e,
106fは、支持腕部106c,106dの自由端部を
左方向に曲げて設けてあり、爪部先端を開口側に突出さ
せている。
【0085】支持腕部106c,106dは、通常は後
方に向けて真っ直ぐな状態であり、作業者等が爪部10
6e,106fを右方向に動かしたり、賞球用排出球数
監視センサ42aを取り付ける際に賞球用排出球数監視
センサ42aが爪部106e,106fに当接した場合
等に右方向に撓む。このため、左側センサ保持部106
aの支持腕部106cの右側には、支持腕部106cの
右方向への撓みを許容するための空き空間を設けてあ
る。なお、このセンサ保持部106では、図13(b)
に示すように、爪部106e,106fを指先が掛かる
程度にセンサ保護部105の後端105cよりも後方側
に突出させてあり、センサ着脱時の作業性の向上を図っ
ている(後述)。
【0086】賞球用センサ取付部99に賞球用排出球数
監視センサ42a,42aを取り付けるには、センサ保
護部105の装着空部に賞球用排出球数監視センサ42
a,42aを保持させる。まず、作業者は、後端105
cよりも遊技機後方側に突出している爪部106e,1
06fに指先を引っ掛けて支持腕部106c,106d
を右側に撓ませる。支持腕部106c,106dを撓ま
せたならば、賞球用排出球数監視センサ42aの前半部
分をセンサ保護部105の装着空部内に挿入する。そし
て、爪部106e,106fから指先を離して賞球用排
出球数監視センサ42a,42aを奥まで押し込むと、
爪部106e,106fと賞球用排出球数監視センサ4
2a,42aの右側縁との当接が外れて、支持腕部10
6c,106dが弾性力によって戻り、爪部106e,
106fが賞球用排出球数監視センサ42a,42aの
後端部を係止する。
【0087】また、賞球用センサ取付部99に取り付け
られた賞球用排出球数監視センサ42aを取り外すに
は、まず、爪部106e,106fに指先を引っ掛けて
支持腕部106c,106dを右側に撓ませて、爪部1
06e,106fと賞球用排出球数監視センサ42a,
42aの後端部との係止状態を解く。そして、賞球用排
出球数監視センサ42a,42aの配線を遊技機後方側
に引っ張ってセンサ42a,42aを賞球用センサ取付
部99から引き抜く。
【0088】このような賞球用排出球数監視センサ42
aの着脱作業時において、本実施形態では支持腕部10
6c,106dの爪部106e,106fがセンサ保護
部105の後端105cよりも遊技機後方に突出してい
るので、作業者の指先を爪部106e,106fに引っ
掛け易く作業が容易である。
【0089】以上の手順で賞球用センサ取付部99に取
り付けられた賞球用排出球数監視センサ42aは、図1
2に示すように、前半部分が賞球側球流下路94側に位
置し、後半部分がセンサ保護部105内に収納される。
そして、この取付状態では、賞球用排出球数監視センサ
42aは、後端までセンサ保護部105内に収納されて
いる。このため、島設備の樋等からこぼれて落下した遊
技球が賞球用排出球数監視センサ42aの方に向かって
きても、この遊技球はセンサ保護部105に衝突し、排
出球数監視センサ42aには直接当たらない。従って、
賞球用排出球数監視センサ42aを遊技球の衝撃から保
護することができ、長期に亘って確実に動作させること
ができる。
【0090】なお、図13で説明した賞球用センサ取付
部99は、賞球用排出球数監視センサ42a,42aを
1個ずつセンサ保護部105の装着空部に保持させるよ
うに構成したものを例示したが、2つの賞球用排出球数
監視センサ42a,42aをまとめて着脱するようにし
てもよい。
【0091】例えば、図14に示すように、2つの排出
球数監視センサを、間に少し間隔をあけて左右横並びの
状態で保持するセンサ保持具110を用いてもよい。例
示したセンサ保持具110は、フォトセンサにより構成
された賞球用排出球数監視センサ42a,42a(或い
は、球貸用排出球数監視センサ42b,42b)を保持
するセンサ保持部111,111を左右横並びに設けて
あり、各センサ保持部111,111内の賞球用排出球
数監視センサ42a,42aを爪部111a,111a
により係止する。そして、このセンサ保持具110を用
いた場合には、まず、賞球用排出球数監視センサ42
a,42aをセンサ保持具110に保持させ(図14
(a)参照)、賞球用排出球数監視センサ42a,42
aを保持したセンサ保持具110を、裏機構盤31から
遊技機後方側に向かって起立した左右一対の起立壁11
2,112によって構成されたセンサ装着用の空部に挿
入し、装着する(図14(b),(c)参照)。この構
成では、センサ保持具110を着脱することにより、複
数の排出球数監視センサ42,42を同時に取り付けた
り、取り外したりすることができる。このため、排出球
数監視センサ42,42の着脱作業を効率良く行わせる
ことができる。
【0092】なお、この第3実施形態では、遊技球が通
過可能な貫通開口部を備えた排出球数監視センサ42や
フォトセンサによって構成された排出球数監視センサ4
2を例示したが、この排出球数監視センサ42は、図1
5に示すように、フラット型近接センサによって構成す
ることもできる。このフラット型近接センサは、図15
中に点線で示す領域を通過した遊技球を、磁気の変化に
基づいて検出するものである。そして、フラット型近接
センサが発生する磁気は、排出監視ユニット93のケー
スを貫通するので、排出球数監視センサ42をケースの
外側から取り付けることができる。さらに、フラット型
近接センサは板状に構成されているため、センサ取付部
114をケースの外側に設けた爪114aや溝114b
によって構成することができ、この爪114aや溝11
4bに排出球数監視センサ42を嵌合させることによ
り、排出球数監視センサ42を容易に取り付けることが
できる。
【0093】ところで、上記した各実施形態では、排出
球数監視センサ42の検出信号を遊技制御装置43に入
力し、球排出ユニット34の制御を行う排出制御装置4
1と、球排出ユニット34が実際に排出した遊技球を監
視する遊技制御装置43とを別個の制御装置に分けてい
たが、本発明は、これに限定されるものではない。例え
ば、図16に示すように、排出球数監視センサ42の検
出信号を排出制御装置41に出力し、排出制御装置41
の制御部76を排出球監視手段として機能させ、この制
御部76によって球排出ユニット34が実際に排出した
遊技球を監視するように構成してもよい。
【0094】また、排出球数監視センサ42を工場や第
三者検定機関査での検査に使用を限定した場合には、図
16中に点線で示すように、排出球数監視センサ42の
検出信号を直接外部出力端子盤91に出力するように構
成してもよい。
【0095】また、各実施形態では、排出球数監視セン
サ42を、専ら、球排出ユニットが実際に排出した遊技
球を検出させるために用いていたが、この排出球数監視
センサ42を他の用途にも使用するようにしてもよい。
例えば、排出球数監視センサ42を球抜き監視センサと
して用いても良い。
【0096】この場合、排出球数監視センサ42よりも
下流側で、球排出路の途中を、上皿13側に遊技球を案
内する主球排出路と、パチンコ遊技機の外部(例えば、
島設備)にパチンコ遊技機内の遊技球を排出するための
球抜き流路とに分岐し、この分岐部分には上流側から流
下してきた遊技球を主球排出路と球抜き流路の一方に案
内する球抜切換弁を配設し、この球抜切換弁の駆動源
(例えば、球抜切換ソレノイド)を排出制御装置41に
電気的に接続する。また、排出球数監視センサ42の検
出信号もまた排出制御装置41に電気的に接続する。
【0097】そして、貯留された遊技球をパチンコ遊技
機の外部に排出させる球抜指令信号の出力に連動して排
出制御装置41を球抜き制御手段として機能させる。排
出制御装置41により、球排出ユニット34から遊技球
を排出させ(排出ソレノイドを励磁する)、上流側から
流下してきた遊技球を球抜き流路側に流下案内するよう
に球抜切換弁を制御する。同時に、排出制御装置41
は、排出球数監視センサ42の検出信号を監視し、所定
時間に亘って検出信号にレベルの変化がなかった場合に
球抜き終了と判定し、球排出ユニット34の球排出状態
を解除する(排出ソレノイドを消磁する)。これによ
り、球抜切換弁は上流側から流下してきた遊技球を主球
排出路側に案内する。
【0098】なお、上記した各実施形態において、球貸
用排出球数監視センサ42b,42bは必須ではなく、
不要な場合には取り付けなくてもよい。そして、不要な
場合においては、カードユニット制御装置23から遊技
制御装置43へ送信される球貸制御信号も不要である。
【0099】また、各実施形態では代表的な遊技機であ
るカード式のパチンコ遊技機1を例に挙げて説明した
が、遊技機と別設された球貸し装置で貸し出された遊技
球を使用して遊技を行うパチンコ遊技機(現金機)にも
本発明を適用することができる。同様に、アレンジボー
ル遊技機や雀球遊技機等の遊技機にも本発明を適用する
ことができる。なお、アレンジボール遊技機や雀球遊技
機においては、所定の役が成立したことにより、賞球排
出条件が成立したと判断する。また、可変表示装置21
を有するパチンコ遊技機1にあっては、可変表示装置2
1にて可変表示する識別情報が所定の役を形成した場合
に、賞球排出条件が成立したと判断するように構成して
もよい。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。即ち、請求項1に記載の発明によれ
ば、排出制御装置は、第1排出球検出手段からの検出信
号に基づいて球排出装置が排出する遊技球の数を認識
し、排出球監視手段は、第2排出球検出手段からの検出
信号に基づいて球排出装置が実際に排出した遊技球の数
を認識するので、遊技球の排出動作時において、球排出
装置が排出する遊技球の数(間接的に認識した遊技球の
数)と、球排出装置から実際に排出された遊技球の数
と、2回認識できる。このため、万一、正確な数が排出
されなかった場合には、これを確実に検出できる。従っ
て、球排出装置から排出される遊技球に関し、正しい数
が排出されたことを把握することができる。
【0101】さらに、球排出装置が排出する遊技球の数
を認識する排出制御装置と、球排出ユニットが実際に排
出した遊技球の数を認識する遊技制御装置(排出球監視
手段)とを別個に設けてあるので、排出制御装置が誤作
動して球排出装置から異なる数の遊技球を排出させてし
まったとしても、その誤作動を、遊技制御装置により発
見することができる。従って、正しい数の遊技球が排出
されたことを確実に把握できる。
【0102】また、請求項2に記載の発明によれば、賞
球排出条件の成立により、球排出条件を成立させるよう
に構成したので、遊技機における最も重要な要素である
賞球に関し、正確な数が排出されたことを確実に把握で
きる。従って、健全な遊技が担保され、公平な遊技を行
わせることができる。
【0103】また、請求項3に記載の発明によれば、入
賞口への打球の入賞により、球排出条件を成立させるよ
うに構成したので、遊技において最も多く発生する始動
口への入賞に基づく賞球に関し、正確な数が排出された
ことを確実に把握できる。
【0104】また、請求項4に記載の発明によれば、前
記球排出装置よりも下流側に形成された装着空部内に装
着され、装着状態において球流下路の一部を構成する流
路構成部材を設け、第2排出球検出手段を流路構成部材
に配設したので、第2排出球検出手段の取付作業を容易
に行わせることができる。
【0105】また、請求項5に記載の発明によれば、賞
球用球流下路に配設した賞球用の第2排出球検出手段に
より、球排出装置が実際に排出した賞球を検出させるよ
うに構成したので、賞球用の第2排出球検出手段からの
検出信号に基づいて球排出装置が実際に排出した賞球の
数を知ることができる。このため、球排出装置の制御上
の賞球数と、球排出装置が実際に排出した賞球の数を照
合することができる。従って、球排出装置から正しい数
の賞球が実際に排出されたことを確実に把握できる。
【0106】また、請求項6に記載の発明によれば、貸
球用球流下路の途中に配設した貸し球用の第2排出球検
出手段により、球排出装置が実際に排出した貸し球を検
出させるように構成したので、貸し球用の第2排出球検
出手段からの検出信号に基づいて球排出装置が実際に排
出した貸し球の数についても知ることができる。このた
め、球排出装置の制御上の貸し球数と、球排出装置が実
際に排出した貸し球の数を照合することができ、球排出
装置から正しい数の貸し球が実際に排出されたことを確
実に把握できる。
【0107】また、請求項7に記載の発明によれば、蛇
行させた賞球用球流下路の屈曲部分に賞球用の第2検出
手段を配設したので、流下勢を殺した状態で賞球を賞球
用の第2検出手段に検出させることができる。このた
め、球排出装置が実際に排出した賞球の検出を確実に行
うことができ、球排出装置から正しい数の賞球が実際に
排出されたことをより一層確実に把握できる。
【0108】また、請求項8に記載の発明によれば、賞
球用の第2排出球検出手段よりも下流側の賞球用球流下
路の途中に不正防止板を設けてあるので、賞球用の第2
排出球検出手段に到達する前に、不正防止板によって、
不正操作具は不正防止板よりも上流側への侵入を阻止さ
れる。従って、球排出装置の下流側に配置されることに
より、不正操作具が挿入される易い上皿の球排出口から
比較的近い場所に配置される賞球用の第2排出球検出手
段に関し、不正操作具による不正行為を確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】セーフユニットの断面図であり、(a)は流下
下端のセーフ球がセーフ球係止片に当接した状態を、
(b)は流下下端のセーフ球を排出する状態をそれぞれ
示す。
【図4】球排出ユニットの断面図である。
【図5】排出監視ユニットの外観斜視図である。
【図6】第1実施形態における電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】第2実施形態における排出監視ユニットの外観
斜視図である。
【図8】第2実施形態における排出監視ユニットの分解
斜視図である。
【図9】球排出ユニットが排出した賞球を賞球側球流下
路に案内する様子を説明する図である。
【図10】球排出ユニットが排出した賞球を球貸側球流
下路に案内する様子を説明する図である。
【図11】第2実施形態における電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図12】第3実施形態における排出監視ユニットの断
面図である。
【図13】(a)はセンサ取付用の開口側から見たセン
サ取付部の構成を説明する図、(b)は(a)における
X−X断面図である。
【図14】センサ保持具を使用したセンサ取付の様子を
説明する図であり、(a)はセンサ保持具にセンサを取
り付ける様子を説明する図、(b)はセンサを取り付け
たセンサ保持具を装着空部に取り付ける様子を説明する
図、(c)はセンサ保持具を装着空部に取り付けた状態
を説明する図である。
【図15】フラット型近接センサにより賞球用排出球数
監視センサを構成した排出監視ユニットの断面図であ
る。
【図16】排出球数監視センサの検出信号の出力先を説
明するブロック図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 パチンコ機本体 3 カードユニット 4 機枠 5 前面枠 6 遊技盤 7 区画部材 8 遊技領域 9 始動口 10 大入賞口 11 一般入賞口 12 前面カバー部材 13 上皿 14 開閉パネル 15 灰皿 16 下皿 17 発射操作ハンドル 18 残度数表示器 19 球貸釦 20 返却釦 23 カードユニット制御装置 24 カードリーダライタ 31 裏機構盤 32 球タンク 33 球導出樋 34 球排出ユニット 35 排出監視ユニット 36 球流下路 37 半端センサユニット 41 排出制御装置 42 排出球数監視センサ 42a 賞球用排出球数監視センサ 42b 球貸用排出球数監視センサ 43 遊技制御装置 44 セーフユニット 45 セーフ球通路 46 セーフセンサ 47 セーフ球係止片 48 セーフソレノイド 51 排出センサ 51a 賞球用排出センサ 51b 球貸用排出センサ 52 球係止部材 53 排出ソレノイド 53a 賞球用排出ソレノイド 53b 球貸用排出ソレノイド 57 装着空部 58 起立壁 59 支持壁 61 蓋部 62 縦板部 63 球案内面 64 蛇行流路部 65 排出球数監視センサの貫通開口部 70 オーバーフローセンサ 71 分配回路 72 異常ランプ 76 排出制御装置の制御部 77 排出制御装置のインターフェース 78 発射制御回路 81 排出監視ユニット 82 球流下路 82a 賞球側球流下路 82b 球貸側球流下路 83 流路切換弁 84 連結部材 85 流路切換ソレノイド 86 不正防止板 91 外部出力端子盤 93 排出監視ユニット 94 賞球側球流下路 95 球貸側球流下路 96 流路切換弁 97 流路切換ソレノイド 98 球案内面 99 賞球用センサ取付部 100 不正防止板 101 球貸用センサ取付部 104 センサ取付開口部 105 センサ保護部 106 センサ保持部 110 センサ保持具 111 センサ保持部 112 起立壁 114 センサ取付部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球排出条件の成立に基づいて排出制御装
    置から出力される排出指令信号により遊技球を排出する
    球排出装置と、この球排出装置に設けられ、球排出装置
    が排出する遊技球を検出すると共に検出信号を排出制御
    装置へ出力する第1排出球検出手段とを備え、第1排出
    球検出手段からの検出信号に基づいて、球排出装置が排
    出する遊技球の数を認識可能とした遊技機において、 前記球排出装置が実際に排出した遊技球を検出可能な第
    2排出球検出手段を、球排出装置よりも下流側の球流下
    路に設け、 遊技制御装置は、第2排出球検出手段からの検出信号に
    基づいて球排出装置が実際に排出した遊技球を監視する
    排出球監視手段を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記排出制御装置は、賞球排出条件の成
    立により、球排出条件が成立したと判断することを特徴
    とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記排出制御装置は、入賞口への打球の
    入賞により、球排出条件が成立したと判断することを特
    徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記球排出装置よりも下流側に形成され
    た装着空部内に装着され、装着状態において球流下路の
    一部を構成する流路構成部材を設け、 第2排出球検出手段を流路構成部材に配設したことを特
    徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】 球排出条件の成立に基づいて排出制御装
    置から出力される排出指令信号により遊技球を排出する
    球排出装置と、この球排出装置に設けられ、球排出装置
    が排出する遊技球を検出すると共に検出信号を排出制御
    装置へ出力する第1排出球検出手段を備えた遊技機にお
    いて、 球排出装置の球出口に連通されて下流側に延設した球流
    下路を、途中から賞球用球流下路と貸球用球流下路とに
    分岐し、 賞球用球流下路と貸球用球流下路との分岐部分には、球
    排出装置が賞球として排出した遊技球を賞球用球流下路
    側に案内し、貸し球として排出した遊技球を貸球用球流
    下路側に案内する流路切換弁を配設し、 前記賞球用球流下路の途中に賞球用の第2排出球検出手
    段を配設し、 該賞球用球流下路に配設した賞球用の第2排出球検出手
    段により、球排出装置が実際に排出した賞球を検出させ
    るように構成したことを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 前記貸球用球流下路の途中に貸し球用の
    第2排出球検出手段を配設し、 該貸球用球流下路に配設した貸し球用の第2排出球検出
    手段により、球排出装置が実際に排出した貸し球を検出
    させるように構成したことを特徴とする請求項5に記載
    の遊技機。
  7. 【請求項7】 球排出装置よりも下流側の賞球用球流下
    路の途中を蛇行させ、該蛇行させた賞球用球流下路の屈
    曲部分に賞球用の第2排出球検出手段を配設したことを
    特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の遊技
    機。
  8. 【請求項8】 賞球の流下は許容し、賞球用球流下路の
    下流側から挿入された不正操作具の上流側への侵入を阻
    止する不正防止板を、 賞球用の第2排出球検出手段よりも下流側の賞球用球流
    下路の途中に配設したことを特徴とする請求項1から7
    の何れかに記載の遊技機。
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