JP2002360778A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002360778A JP2001178542A JP2001178542A JP2002360778A JP 2002360778 A JP2002360778 A JP 2002360778A JP 2001178542 A JP2001178542 A JP 2001178542A JP 2001178542 A JP2001178542 A JP 2001178542A JP 2002360778 A JP2002360778 A JP 2002360778A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホッパー等の遊技媒体払い出し装置の強制払
い出し機能を損なわず、且つ、簡単な構成で外部からの
不正行為を防止できる遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技制御装置7は、強制払い出しスイッ
チ26がオン操作されたら監視タイマーを始動する。こ
の監視タイマーがタイムアップするまで強制払い出しス
イッチ26が継続的にオン操作されたならば、ホッパー
9を作動してコインの強制払い出し動作を実行する。こ
の強制払い出し動作の実行期間中に亘って音発生装置5
7や表示器58による報知を行う。一方、監視タイマー
がタイムアップするよりも前に、強制払い出しスイッチ
26がオン以外の状態に変化したならば、異常報知を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチスロ遊技機や
球スロ遊技機など、賞の成立に基づいて所定数の遊技媒
体を払い出し、強制払い出しスイッチの操作に基づいて
遊技媒体払い出し装置内の遊技媒体を強制的に払い出す
ようにした遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を代表的な遊技機であるパチ
スロ遊技機を例に挙げて説明する。このパチスロ遊技機
は、図柄合わせゲームで賞が成立するとこの賞態様に応
じた数の賞コイン(遊技媒体の一種)を受け皿に払い出
す。この賞コインの払い出しは、コイン払い出し装置と
してのホッパーを作動させることで行われる。
【0003】このホッパーには、貯留されたコインを強
制的に排出する強制払い出し機能が設けられている。即
ち、強制払い出しスイッチをオン操作することにより、
図柄合わせゲームとは無関係にコイン払い出し動作が行
われる。そして、この強制払い出し機能は、装置内に入
ってしまった異物を除いたり、装置内部の清掃を行った
りする際において、貯留されたコインを外部に一旦抜き
出すために設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の強制
払い出しスイッチはオン操作すれば直ちにコインが排出
されるので、遊技者の中には、セル板等の不正操作具を
用いる等して外部から強制払い出しスイッチをオン操作
し、コインを不正に獲得する不心得な者がいる。この場
合、前面扉は閉じられているか、極く僅かに開かれてい
るだけであるので、強制的に払い出しされたコインは、
賞として払い出されたコインと同じ経路を辿って受け皿
に排出され、外部からは不正行為を発見し難い。
【0005】なお、強制払い出し機能をなくしてしまえ
ば、このような不正行為を防止することはできるが、清
掃時等においてホッパー内に貯留されているコインを手
で抜き出さねばならず、ホールの従業員等の労力が増え
てしまう。このため、強制払い出し機能をなくすことは
問題であった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、遊技媒体払い出し装置の本来的な強制払
い出し機能を損なわず、且つ、簡単な構成で外部からの
不正行為を防止できる遊技機を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、請求項1に記載の
ものは、賞の成立に基づき遊技媒体払い出し装置を作動
して所定数の遊技媒体を払い出し、且つ、強制払い出し
スイッチの操作に基づき遊技媒体払い出し装置を作動さ
せて該装置内の遊技媒体を強制的に払い出させる払い出
し制御手段を備えた遊技機において、該払い出し制御手
段は、強制払い出しスイッチの操作オン状態が監視基準
時間以上に亘って継続したことを条件に強制払い出し情
報を出力する強制払い出し情報出力手段と、強制払い出
し情報出力手段からの強制払い出し情報に基づき、遊技
媒体払い出し装置による遊技媒体払い出し動作を実行さ
せる強制払い出し動作実行手段と、強制払い出し動作実
行手段によって実行された遊技媒体払い出し動作を停止
させる強制払い出し動作停止手段と、を含むことを特徴
とする遊技機である。
【0008】請求項2に記載のものは、前記強制払い出
し動作停止手段は、上記強制払い出しスイッチのオフ操
作に基づいて遊技媒体払い出し動作を停止させることを
特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
【0009】請求項3に記載のものは、前記強制払い出
し動作実行手段の制御の下で遊技媒体払い出し動作が行
われていることを報知する動作状態報知手段を設けたこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機で
ある。
【0010】請求項4に記載のものは、前記動作状態報
知手段を、発光表示可能な表示器及び音を発生可能な音
発生装置から構成し、これらの表示器及び音発生装置を
同時に作動させることを特徴とする請求項3に記載の遊
技機である。
【0011】請求項5に記載のものは、強制払い出しス
イッチのオン操作から開始する監視期間内に該強制払い
出しスイッチがオン以外の状態に変化したことを条件
に、異常状態の旨を報知する異常状態報知手段を設けた
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載
の遊技機である。
【0012】請求項6に記載のものは、前記遊技媒体払
い出し装置を収納可能であって前面が開口した設置空間
を有する筐体本体部と、一側部が筐体本体部に軸着され
て設置空間の開口面を開閉可能な前面扉と、前面扉の開
閉状態を検出可能な前面扉開閉検出スイッチとを備え、
強制払い出しスイッチを、閉状態の前面扉と筐体本体部
とで形成される閉空間内に配置し、払い出し制御手段
は、前面扉開閉検出スイッチからの検出信号に基づいて
前面扉の開放状態を判別可能な前面扉開放状態判別手段
をさらに備え、強制払い出し動作実行手段は、前面扉開
放状態判別手段が開放状態と判別していることを条件
に、強制払い出し情報出力手段からの強制払い出し情報
に基づき、遊技媒体払い出し装置による遊技媒体払い出
し動作を実行させることを特徴とする請求項1から請求
項5の何れかに記載の遊技機である。
【0013】請求項7に記載のものは、前記遊技媒体払
い出し装置を収納可能であって前面が開口した設置空間
を有する筐体本体部と、一側部が筐体本体部に軸着され
て設置空間の開口面を開閉可能な前面扉と、前面扉の開
閉状態を検出可能な前面扉開閉検出スイッチと、前面扉
開閉検出スイッチからの検出信号に基づいて前面扉の開
放状態を判別可能な前面扉開放状態判別手段とを備え、
強制払い出しスイッチを、閉状態の前面扉と筐体本体部
とで形成される閉空間内に配置し、強制払い出し情報出
力手段は、前面扉開放状態判別手段が開放状態と判別し
た状態で強制払い出しスイッチの操作オン状態が監視基
準時間以上に亘って継続したことを条件に強制払い出し
情報を出力することを特徴とする請求項1から請求項5
の何れかに記載の遊技機である。
【0014】請求項8に記載のものは、前記前面扉の裏
面側であって強制払い出しスイッチに対応する位置に
は、前面扉の裏面側に取り付けられる取付部と側壁部と
を少なくとも備え、後面が開放した収納空部を形成する
収納空部形成部材を配設し、前面扉の閉状態において、
強制払い出しスイッチを収納空部形成部材で囲繞した状
態で収納したことを特徴とする請求項1から請求項7の
何れかに記載の遊技機である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。ここで、図1は代表的な遊技機
であるパチスロ遊技機1の正面図、図2(a)は前面扉
2を開いたパチスロ遊技機1の正面図である。
【0016】例示したパチスロ遊技機1は、遊技者側と
なる前面が開口して後面が閉塞された箱状の筐体本体部
3と、ヒンジ機構(図示せず)によって左右の一側部が
筐体本体部3の一側部に軸着された前面扉2とを備え、
前面扉2により筐体本体部3の開口面を開閉可能として
いる。
【0017】図2(a)に示すように、この筐体本体部
3内の上下略中央には棚板4を水平方向に架設して空部
を上下に分割している。そして、棚板4よりも上側の上
側空部5は変動表示ユニット6や遊技制御装置7等が設
置される空間として用いられ、棚板4よりも下側の下側
空部8はコインを排出するホッパー9(メダル払出部)
や電源ユニット10等を設置するための空間である。な
お、ホッパー9は本発明における遊技媒体払い出し装置
の一種であり、下側空部8は本発明における設置空間に
相当する。
【0018】また、棚板4の前端であって左右の他側部
には、前面扉2の開閉状態を検出するための前面扉開閉
検出スイッチ11を設けている。本実施形態では、図2
(b)に示すように、スイッチケース12と、前後方向
へ移動可能な状態でスイッチケース12に取り付けられ
た柱状の検出子13とからなる所謂押し釦式であり、前
面扉2の閉状態では検出子13が押し込まれて検出信号
がオンレベルとなり、開放状態では検出子13が前方に
戻り移動して検出信号がオフレベルとなる。即ち、この
前面扉開閉検出スイッチ11は、スイッチケース12に
対して出没可能な検出子13を有し、検出子13の突出
状態で前面扉2の開放状態を検出し、検出子13の押し
込み状態で前面扉2の閉状態を検出する構成である。
【0019】なお、この前面扉開閉検出スイッチ11
は、前面扉2の開閉状態を検出できればどのような構成
でもよい。例えば、フォトセンサと遮光板とを組にし、
一方を筐体本体部3側に他方を前面扉2側にそれぞれ取
り付けてもよい。この構成では、前面扉2が開放される
と遮光板によるフォトセンサの遮光状態が解かれるの
で、前面扉2が開放されたことを電気的に検出できる。
そして、本実施形態のように、スイッチケース12に対
して出没可能な検出子13を有する構成にすると、前面
扉2を開放することなく検出子13を突出させるのは困
難であるため、高い防犯効果を得ることができる。
【0020】上側空部5に配設される変動表示ユニット
6は、図中左側の第1リール14と、左右中央の第2リ
ール15と、右側の第3リール16と、これらの各リー
ル14〜16を個別に回転制御するリール駆動部17
(図3参照)とから構成されている。各リール14〜1
6は、周面が縦方向になるよう配置され、この周面には
複数の可変表示図柄が記されている。従って、リール1
4〜16を回転させると可変表示図柄を縦方向にスクロ
ールさせることができるし、リール14〜16の回転を
停止させると可変表示図柄のスクロールを停止させるこ
とができる。
【0021】上記のホッパー9は、例えば、略漏斗状の
コイン貯留部20と、コイン貯留部20の底部に設けら
れて該底部のコインを1枚ずつ排出する排出機構21と
から構成されている。この排出機構21は、例えば、1
枚のコインを嵌合可能な溝を周方向に複数形成した円盤
状の排出板と、この排出板を回転駆動する減速機付モー
タとから構成され、排出板を回転させることで溝に嵌合
したコインをホッパー出口22から排出する。
【0022】コイン貯留部20の側面には、オーバーフ
ロー排出口23を設けている。このオーバーフロー排出
口23は、所定量以上のコインを外部に排出するための
ものであり、コイン貯留部20の内外を連通する。この
オーバーフロー排出口23から排出されたコインは、ホ
ッパー9の側方に配置された回収ボックス24に回収さ
れる。この回収ボックス24は、上面開放の箱状体であ
り、その上面開口をオーバーフロー排出口23のすぐ下
に位置させている。また、この回収ボックス24の内部
であって所定高さには、コイン検知センサ25を設けて
ある。
【0023】上記の電源ユニット10は、回収ボックス
24とは反対側のホッパー9側方に配設されている。こ
の電源ユニット10は、上記の変動表示ユニット6や遊
技制御装置7等、パチスロ遊技機1内の各部に動作電源
を供給するものである。そして、この電源ユニット10
の前面上側、言い換えれば、前面扉2と筐体本体部3と
で形成される閉空間内には、強制払い出しスイッチ26
を設けている。この強制払い出しスイッチ26は、ホッ
パー9によるコインの強制払い出し動作を実行させた
り、実行中の強制払い出し動作を停止させたりする際に
操作される。
【0024】本実施形態における強制払い出しスイッチ
26はトグルスイッチによって構成されており、レバー
を上下方向に操作可能な状態で配設している。この強制
払い出しスイッチ26は、図2(c)に示すように、常
態ではレバー27が中立状態(実線の状態)であり、中
立状態からレバー27を上側に傾倒させるとスイッチオ
ンの状態になる。一方、中立状態からレバー27を下側
に傾倒させるとスイッチオフの状態になる。そして、オ
ン操作されている期間に亘ってオン信号が出力され、オ
フ操作されている期間に亘ってオフ信号が出力され、常
態ではオン信号もオフ信号も出力されない。なお、例示
したトグルスイッチは、外力を解くと復帰バネの力によ
って中立状態に復帰するものであるため、オン操作或い
はオフ操作中にレバー27から手を離すとオンオフ状態
が解かれる。
【0025】そして、遊技制御装置7(本発明の払い出
し制御手段に相当。)は、この強制払い出しスイッチ2
6からのオン信号に基づいて賞コインの強制払い出し動
作を実行させ、オフ信号に基づいて実行中の強制払い出
し動作を停止させる。なお、この強制払い出し動作につ
いては、後で詳しく説明する。
【0026】次に、パチスロ遊技機1における前面の構
成について説明する。図1に示すように、このパチスロ
遊技機1は、前面側の高さ方向のほぼ中央に設けた操作
部30と、この操作部30の上方に設けた可変表示窓3
1と、前面下部に設けたコイン受け皿32とを備えてい
る。
【0027】可変表示窓31は、横に少し長い矩形状を
しており、変動表示ユニット6の各リール14〜16を
遊技者から視認させるための透明部材(ガラス板や樹脂
板等)が取り付けられている。
【0028】操作部30は、スタートレバー33、第1
リール14に対応した押し釦式の第1リール停止ボタン
34、第2リール15に対応した押し釦式の第2リール
停止ボタン35、第3リール16に対応した押し釦式の
第3リール停止ボタン36、コインを投入するためのコ
イン投入部37、クレジットを「1」消費してベットラ
インを設定する1ベットボタン38、及び、クレジット
を消費して最大数までベットラインを設定するMAXベ
ットボタン39等から構成されている。
【0029】コイン受け皿32は、ホッパー9から排出
されたコインを貯留する貯留受部であり、上面が開放し
た凹部によって構成されている。そして、このコイン受
け皿32とホッパー出口22とは、前面扉2の閉状態に
おいてコイン排出口40を通じて連通している。
【0030】次に、図3に基づいてパチスロ遊技機1の
電気的構成について説明する。
【0031】このパチスロ遊技機1は、遊技制御装置7
によって変動表示ユニット6やホッパー9等の各部を制
御する構成である。即ち、遊技制御装置7は、遊技の進
行を制御する遊技制御手段として機能したり、コインの
払い出し動作を制御する払い出し制御手段として機能す
る。
【0032】この遊技制御装置7は、中央制御装置とし
てのCPU7aと、CPU7aに実行させる制御プログ
ラムや各種の設定値を記憶したROM7bと、CPU7
aの動作時においてデータを一時的に記憶するRAM7
cと、各種スイッチやセンサからの信号を受信したり、
各表示部や変動表示ユニット6(リール駆動部17)に
対する制御信号を出力する入出力インターフェース7d
とを含んで構成されている。
【0033】そして、この遊技制御装置7には次の各信
号が入力される。例えば、コイン検知センサ25からの
コイン検出信号と、スタートレバー33に付設されたス
タートレバースイッチ33aからの操作検出信号と、第
1リール停止ボタン34〜第3リール停止ボタン36か
らの停止操作信号と、1ベットボタン38、MAXベッ
トボタン39及びクレジット選択ボタン41からのボタ
ン操作信号と、リールの回転位置(回転角度)を示すリ
ール位置検出部42からのリール位置検出信号と、払い
出されたコインを1枚宛検出可能な払い出しコイン検知
センサ43からのコイン検出信号と、前面扉開閉検出ス
イッチ11からの扉開閉検出信号と、強制払い出しスイ
ッチ26からの操作信号と、リセットスイッチ44から
のリセット信号が入力される。
【0034】また、この遊技制御装置7からは次の各信
号が出力される。例えば、演出表示部50への演出制御
信号と、ベットライン表示部51、クレジット数表示部
52及び払出表示部53への表示制御信号と、第1操作
情報ランプ54〜第3操作情報ランプ56への発光制御
信号と、音発生装置57(動作状態報知手段の一種。)
への音制御信号と、ホッパー9(コイン払出部)への作
動制御信号と、リール駆動部17への駆動信号と、強制
払い出し動作が行われていることを発光表示によって報
知可能な表示器58(動作状態報知手段の一種。)への
発光制御信号と、遊技状態報知部59への報知制御信号
と、成立小役報知部60への報知制御信号と、稼働状況
情報出力部61への稼働状況情報とが出力される。
【0035】次に、上記構成のパチスロ遊技機1による
遊技や清掃(メンテナンス)等の動作について説明す
る。
【0036】最初に、パチスロ遊技機1による遊技につ
いて説明する。このパチスロ遊技機1では、所謂図柄合
わせゲームが行われる。この図柄合わせゲームでは、コ
インをコイン投入口から投入したり、1ベットボタン3
8やMAXベットボタン39を操作したりして、ベット
ラインを設定する。
【0037】ベットラインを設定したならば、遊技者は
スタートレバー33を操作する。スタートレバー33が
操作されると、スタートレバースイッチ33aからの操
作検出信号が遊技制御装置7に入力される。この操作検
出信号が入力されると、遊技制御装置7はリール駆動部
17を制御して各リール14〜16を回転させる。これ
により、可変表示図柄のスクロールが開始し、遊技者は
可変表示窓31を通して図柄のスクロールを視認でき
る。そして、図柄のスクロールに連動して各種の演出表
示が行われる。例えば、演出表示部50を作動させて演
出表示を行ったり、音発生装置57から演出効果音を出
力したりする。また、成立小役報知部60を作動させて
成立した小役を表示させたりもする。
【0038】図柄がスクロールされたならば、遊技者
は、第1リール停止ボタン34〜第3リール停止ボタン
36を順次押し、対応するリールの回転を停止させる。
このリールの回転は、所定の役のフラグが成立していて
リール停止操作を行ったときに停止制御可能な範囲であ
ればその役が揃うように停止される。また、フラグが成
立していないとき、或いは、フラグが成立していても停
止制御不能な範囲であれば、ハズレ図柄を導出するよう
に停止される。そして、各リール14〜16が停止した
状態で、設定されたベットライン上の図柄が所定の当た
り態様で揃うと当たりとなり、当たり態様に応じた賞特
典が得られる。例えば、ビッグボーナス、レギュラーボ
ーナス、チャレンジタイム、賞コインの払出し、図柄合
わせゲームのリプレイといった賞特典が得られる。ここ
で、賞コインの払い出しを行う場合、遊技制御装置7
は、本発明の払い出し制御手段として機能し、成立した
賞に基づいてホッパー9を作動させ、賞に応じた枚数の
コインを払い出させる。この払い出された賞コインは、
コイン排出口40を通って受け皿32に排出される。
【0039】次に、ホッパー9内部の清掃等、パチスロ
遊技機1のメンテナンスを行う場合について説明する。
一日の営業の終了後や営業開始前等においては、パチス
ロ遊技機1に対するメンテナンス作業が行われる。この
メンテナンス作業では必要に応じてホッパー9に貯留さ
れているコインを外部に抜き取り、ホッパー9の清掃が
行われる。また、営業中であってもホッパー9内に異物
が入ってしまった場合等には、この異物を排除するため
貯留されているコインを外部に抜き取る。
【0040】貯留されているコインを抜き取る場合、ま
ず、ホールの店員等の作業者は、鍵で前面扉2の施錠状
態を解除し、前面扉2を開放する。前面扉2を開放した
ならば、作業者は、ホッパー出口22の前にバケツ等の
コイン受け用の容器を配置した状態で、強制払い出しス
イッチ26をオン操作する。本実施形態では、強制払い
出しスイッチ26のレバー27を上方に傾倒することで
オン操作となる。
【0041】ここで、遊技制御装置7(払い出し制御手
段)は、強制払い出しスイッチ26の操作オン状態が監
視基準時間以上に亘って継続したことを条件に強制払い
出し動作を実行させる。この監視基準時間は、パチスロ
遊技機1の設定に応じて適当に設定できるが、不正行為
によるオン操作と作業者が行った正規のオン操作とを区
別可能な時間とされる。例えば、10秒に設定すると、
不正行為によるオン操作と正規のオン操作とを確実に区
別できる。なお、本実施形態では、強制払い出しスイッ
チ26の隣に指示表示部62(図2参照)を設けてあ
る。この指示表示部62は、例えば、LED等の発光素
子によって構成され、オン操作からの経過時間が監視基
準時間に達していない場合に発光し、作業者にオン操作
を継続するように促すものである。そして、この指示表
示部62に関し、その他の態様で表示するように構成し
てもよい。要するに条件が成立しているかどうかが遊技
者に把握可能であればよい。
【0042】このとき、遊技制御装置7は、オン時間計
時手段として機能し、強制払い出しスイッチ26が操作
オン状態に切り替わったことを条件に計時を行う。この
計時は、監視タイマを用いて行う。この監視タイマは、
例えばRAM7cに設けられ、操作オンの開始により計
時を開始し、計時した時間が監視基準時間に達したらタ
イムアップして作動を停止する構成である。また、遊技
制御装置7は、強制払い出し情報出力手段としても機能
し、操作オン時間が監視基準時間以上になったことを条
件に、ホッパー9の作動設定情報(本発明の強制払い出
し情報の一種。)を出力する。さらに、遊技制御装置7
は、強制払い出し動作実行手段としても機能し、ホッパ
ー9の作動設定情報の出力に基づいてホッパー9を作動
させ、コインの強制払い出し動作を行わせる。
【0043】そして、この強制払い出し動作の実行期間
中に亘り、上記の表示器58及び音発生装置57は本発
明の動作状態報知手段として機能し、強制払い出し動作
が行われていることを外部に報知する。即ち、表示器5
8は実行期間中に亘って発光し、音発生装置57は音声
や警報音等の音を発生する。
【0044】コインの強制払い出し動作の開始を確認す
ると、作業者は強制払い出しスイッチ26から手を離
す。これにより、強制払い出しスイッチ26のレバー2
7は中立状態に復帰し、操作オン信号の出力が停止され
る。なお、本実施形態のように、監視基準時間に亘って
連続的にオン操作されたことを条件にコインの強制払い
出し動作を開始するようにすると、作業中に誤って強制
払い出しスイッチ26を操作してしまった場合等、操作
ミスによる作動を防止することもできる。これは、強制
払い出しスイッチ26によってコインの強制払い出しを
行うためには、レバー27をずっとオン操作し続けなけ
ればならず、誤って操作しただけではオン操作の時間が
足りないからである。
【0045】このホッパー9によるコインの強制払い出
し動作は、強制払い出しスイッチ26のレバー27をオ
フ操作するまで継続される。これにより、作業者は、1
台のパチスロ遊技機1(ホッパー9)がコインの強制払
い出し動作を行っている最中であっても、このパチスロ
遊技機1から離れることができる。これにより、他のパ
チスロ遊技機1についても強制払い出し動作を開始する
ことができ、作業効率を向上させることができる。
【0046】ホッパー9内のコインが全部排出されたな
らば、作業者は強制払い出しスイッチ26のレバー27
をオフ操作する。即ち、レバー27を下側に傾倒させ
る。このオフ操作によって強制払い出しスイッチ26か
らはオフ信号が出力され、遊技制御装置7に入力され
る。このオフ信号を受信した遊技制御装置7は、本発明
の強制払い出し動作停止手段として機能し、実行中の強
制払い出し動作を停止させる。本実施形態では、ホッパ
ー9の停止設定を行うことで、即ち、作動設定情報の出
力を停止することで、ホッパー9による強制払い出し動
作が停止される。
【0047】そして、作業者は、コインを排出したホッ
パー9に対して清掃等の作業を行い、この作業が終了し
たならば前面扉2を閉じて施錠する。なお、作業後のホ
ッパー9には、島設備側からコインが供給される。
【0048】次に、遊技中における強制払い出しスイッ
チ26への不正操作が行われた場合の動作について説明
する。
【0049】不正行為者は、他の遊技者と同様に上記し
たパチスロ遊技を行うか、行っているふりをして不正行
為の機会を伺う。そして、透明なセル板等の不正操作具
を、コイン排出口40とホッパー出口22との隙間や、
前面扉2と筐体本体部3との隙間から少しずつ奥に挿入
する。このとき、不正行為者は、遊技機内部を目視でき
ないので、指先の感覚を頼りに不正操作具を挿入して強
制払い出しスイッチ26を探し出す。そして、不正操作
具が強制払い出しスイッチ26らしきものにぶつかる
と、取り敢えず不正操作具を上下左右にやみくもに動か
してオン操作しようと試みる。
【0050】ここで、本実施形態では、遊技制御装置7
(強制払い出し情報出力手段)は、強制払い出しスイッ
チ26の操作オン状態が監視基準時間以上に亘って継続
しないとホッパー9の作動設定情報を出力しないので、
不正行為者が不正操作具をやみくもに動かしただけで
は、オン操作の時間が足りずコインの強制払い出し動作
は行われない。特に、セル板等の不正操作具を用いて手
探りで不正行為を行う場合、この不正操作具によってオ
ン操作を継続的に行うのは困難である。
【0051】さらに、遊技制御装置7は、本発明の異常
状態報知手段としても機能し、強制払い出しスイッチ2
6が監視基準時間を経過する前にオン以外の状態、即
ち、中立状態やオフ状態に変化すると、異常状態の旨を
報知する。この異常状態の報知は、例えば、パチスロ遊
技機1の外部に異常報知信号を出力することで行われ
る。この異常報知信号は、例えば、ホールコンピュータ
(所謂管理装置)に出力され、異常報知信号を出力した
パチスロ遊技機1を特定する。そして、ホールコンピュ
ータのオペレーターは、そのパチスロ遊技機1での不正
行為者の行動を監視カメラで撮像したり、店員等に連絡
して不正行為の有無を確認させたりできるので、不正行
為に対する迅速な対応ができる。
【0052】なお、この異常報知信号の出力により、島
設備の代表灯やパチスロ遊技機1に対応して設けられる
個別の呼び出しランプ等の島設備側報知部を異常報知の
態様で発光させてもよい。この場合、近隣にいる店員等
は、異常報知信号を出力したパチスロ遊技機1へ直ちに
駆けつけられるので、不正行為を確実に発見できる。ま
た、不正行為者は、不正操作具を動かしてもコインが排
出されないことから、範囲を広げて不正操作具を動かす
ことが考えられる。この場合、不正操作具の使用時間が
長くなると共に、異常報知信号が何度も出力されるの
で、不正行為をより確実に発見できる。
【0053】さらに、万一、不正行為者が監視基準時間
以上の期間に亘って強制払い出しスイッチ26をオン状
態にしてホッパー9を作動させることに成功したとして
も、このホッパー9の作動期間中に亘って表示器58や
音発生装置57(動作状態報知手段)が作動し、強制払
い出し動作が行われていることを、通常の遊技媒体の払
い出しとは異なる態様(発光や警報音)で外部に報知す
る。このため、不正行為者による不正行為は、周囲で遊
技している他の遊技者や店員等に容易に発見されてしま
う。そして、この異常報知は、光と音とで行われるの
で、比較的遠くからでも、また、ホール内を早足で歩い
ている店員であっても容易に報知内容を認識できる。こ
のため、不正行為者が営業時間中に不正行為を行った場
合には、これを確実に発見できる。
【0054】なお、この異常報知やホッパー9によるコ
インの強制払い出し動作は、強制払い出しスイッチ26
をオフ操作しないと解除できない。このため、オフ操作
されるまでは、ホッパー9はコインを連続的に払い出す
こととなり、異常な状態であることが周囲から一目瞭然
となる。さらに、このような目立つ状況下で不正操作具
を再び用いて強制払い出しスイッチ26をオフ操作する
ことは困難である。従って、この点でも防犯効果を高め
ることができる。
【0055】このように、本実施形態では、強制払い出
しスイッチ26の操作オン状態が監視基準時間以上に亘
って継続したことを条件に、ホッパー9による遊技媒体
払い出し動作を実行させるように構成したので、不心得
な遊技者による不正行為を確実に防止できる。
【0056】次に、上記の動作を実現するための遊技制
御装置7による制御について説明する。ここで、図4
は、遊技制御装置7が行う遊技制御の一部であるコイン
強制払出スイッチ監視処理を説明するフローチャートで
ある。なお、このフローチャートに示す一連の処理は、
所定サイクル毎(例えば4ms毎)にS1から実行され
る。
【0057】このコイン強制払出スイッチ監視処理で
は、まず、S1で強制払出実行フラグの有無が判断され
る。この強制払出実行フラグは、ホッパー9の作動期間
か否かを制御上認識するためのフラグであり、ホッパー
9の作動期間中に亘ってセットされる。ここで、強制払
出実行フラグが未だセットされていない場合にはS2に
移行し、セットされている場合にはS14に移行する。
ここでは、フラグがセットされていない場合について先
に説明する。
【0058】S2では、強制払い出しスイッチ26がオ
ン操作されているか否かを判断する。ここで、強制払い
出しスイッチ26がオン操作されていないと判断された
場合には、S3で監視タイマが作動中であるか否かを判
断する。ここで、作動中の場合(未だ監視基準時間に達
していない場合)には、S4に移行して異常報知の設定
を行う。この異常報知が設定されると、コイン強制払出
スイッチ監視処理の終了後になされる信号出力処理(図
示せず)で、遊技制御装置7は異常状態報知手段として
機能し、異常報知信号をホールコンピュータ等に出力す
る。また、S3で監視タイマが作動していないと判断し
た場合、或いは、S4で異常報知の設定をした場合に
は、S5で監視タイマをクリアした後、一連のコイン強
制払出スイッチ監視処理を終了し、他の処理を実行す
る。
【0059】一方、S2で強制払い出しスイッチ26が
オン操作されていると判断された場合には、S6で監視
タイマが作動中であるか否かを判断する。ここで、監視
タイマが作動中でなかった場合にはオン操作に切り替わ
った直後として扱い、S7で監視タイマの作動を開始す
る。また、監視タイマの作動中であった場合には、S8
に移行してこの監視タイマがタイムアップしたか否かを
判断する。ここで、監視タイマがタイムアップしていな
い場合には、強制払い出しスイッチ26のオン操作は継
続しているが操作時間が監視基準時間に達していない状
態であるので、S9で強制払出条件が不成立である旨の
報知を設定する。そして、この報知が設定されると、信
号出力処理(図示せず)で、指示表示部62を発光させ
るための発光制御信号が出力され、指示表示部62の発
光(例えば、通常の報知とは異なる点滅発光等)によっ
て条件非成立の旨が作業者に報知される。
【0060】また、S8で監視タイマがタイムアップし
たと判断した場合には、強制払い出しスイッチ26のオ
ン操作を監視基準時間に亘って継続したということなの
で、店員等が正規の手順で強制払い出しスイッチ26の
オン操作をしたと判断できる。このため、ホッパー9を
作動させるための処理を行う。
【0061】即ち、S10では監視タイマをクリアし、
S11では強制払出実行制御フラグをセットする。この
フラグがセットされると、次サイクルにおいてS1から
S14の処理に移行することになる。続くS12ではホ
ッパー9の作動設定を行う。このS12の作動設定によ
り、信号出力処理でホッパー9を作動させるための作動
制御信号が出力される。さらに、S13では、強制払い
出しを実行する旨の報知を設定する。そして、この報知
が設定されると、信号出力処理で表示器58を発光させ
るための発光制御信号と音発生装置57から警報音等の
音を発生させるための音制御信号とが出力される一方、
指示表示部62を発光させるための発光制御信号が停止
される。
【0062】次に、強制払出実行フラグがセットされて
いる場合、つまり、ホッパー9によるコインの強制払い
出し動作が行われている期間中の制御について説明す
る。この場合、まずS14で、強制払い出しスイッチ2
6がオフ操作されたか否かを判断する。ここで、オフ操
作されていなかった場合には、このコイン強制払出スイ
ッチ監視処理を終了し、他の処理を実行する。この場
合、ホッパー9によるコインの強制払い出し動作は継続
して行われる。
【0063】そして、S14で強制払い出しスイッチ2
6がオフ操作されたと場合には、作業者が強制払い出し
スイッチ26をオフ操作したと判断できる。このため、
ホッパー9の作動を停止させるための処理を行う。
【0064】即ち、S15ではホッパー9の停止設定を
行う。このS15の停止設定により、信号出力処理で作
動制御信号のホッパー9への出力が停止される。これに
より、ホッパー9の作動が停止する。さらに、S16で
は強制払出実行フラグをクリアし、S17では強制払い
出しを実行する旨の報知停止を設定する。この報知停止
の設定により、信号出力処理では発光制御信号や音制御
信号への制御信号が停止され異常報知が終了する。
【0065】ところで、上記した第1実施形態では、ホ
ッパー9による強制払い出し動作を、強制払い出しスイ
ッチ26のオフ操作によって停止するものを例示した
が、強制払い出し動作を自動的に停止させるようにして
もよい。
【0066】この変形例では、遊技制御装置7は、排出
終了判定手段としても機能し、ホッパー9が強制払い出
し動作を実行している最中に、払い出しコイン検知セン
サ43からのコイン検出信号を監視する。そして、直前
のコイン検出タイミングから判定基準時間(排出終了と
判断するために十分な時間であり、例えば2〜5秒。)
に亘って次のコインが検出されなかった場合にコインの
排出終了と判定し、ホッパー9による強制払い出し動作
を停止させる。なお、判定基準時間に関し、この例では
2〜5秒の僅かな時間の例を示したが、これに限らず、
例えば2分以上といった長い時間に設定してもよい。こ
のように判定基準時間を長時間に設定すると異常報知の
時間も長くなり、不心得な遊技者が不正行為をした場
合、この異常報知から逃れることが困難になる。
【0067】この変形例の制御(払い出し監視処理)を
図5のフローチャートで説明する。なお、このフローチ
ャートに示す一連の処理も、所定サイクル毎(例えば4
ms毎)にS21から実行される。
【0068】この処理では、まず、S21でホッパー9
の作動設定の有無を確認する。ここで、作動設定がなか
った場合には、一連の処理を終了して他の処理に移行す
る。また、ホッパー9の作動設定があった場合には、S
22に移行して賞コインの払い出しによるホッパー9の
作動設定であるか否かを確認する。ここで、賞コインの
払い出しによる作動設定であった場合には、S23に移
行して計数されたコインが賞態様に対応した所定数であ
るか否かを判断し、所定数であった場合にはS24でホ
ッパー9の作動停止を設定する。また、所定数未満であ
った場合には、一連の処理を終了して他の処理に移行す
る。
【0069】また、S22の確認処理で賞コインの払い
出しによる作動設定でないと判断された場合には、S2
5に移行して直前に検出したコインの検出タイミングか
ら判定基準時間が経過したか否かを判定する。ここで、
判定基準時間がまだ経過していなかった場合には、一連
の処理を終了して他の処理に移行する。また、判定基準
時間が経過した場合には、S26でホッパー9の停止設
定を行い、S27で強制払出実行フラグをクリアする。
【0070】そして、この変形例では、ホッパー9の強
制払い出し動作において、全てのコインが払い出される
とホッパー9が自動的に停止するので、営業終了時等の
メンテナンス動作においてホッパー9の止め忘れを防止
でき、使い勝手の向上が図れる。また、不心得な遊技者
が不正操作具を使ってホッパー9を作動させるのに成功
したとしても、ホッパー9は、貯留されているコインが
全部排出されるまで強制排出動作を止めないので、コイ
ンが受け皿32から溢れる等して不正行為を周囲から容
易に発見できる。従って、防犯性を高めることができ
る。
【0071】さらに、ホッパー9による強制払い出し動
作を、リモートコントローラからの動作停止信号に基づ
いて停止させるように構成してもよい。この変形例で
は、遊技制御装置7に受信機を電気的に接続する。そし
て、遊技制御装置7は、停止条件監視手段として機能
し、ホッパー9が強制払い出し動作を実行している最中
に、リモートコントローラ(図示せず)からの動作停止
信号を監視する。そして、この動作停止信号の受信によ
って停止条件成立と判定し、ホッパー9による強制払い
出し動作を停止させる。そして、この変形例では、リモ
ートコントローラを用いないとホッパー9による強制払
い出し動作を停止できないので、仮に、不正行為者がホ
ッパー9を強制払い出し動作させることに成功したとし
ても停止させることは困難である。このため、強制払い
出し動作が連続して行われることになり、不正行為が行
われていることが周囲の遊技者や店員から一目瞭然とな
る。その結果、防犯効果を高めることができる。
【0072】ところで、上記の第1実施形態及びその変
形例では、前面扉2の開放状態については特に考慮して
いなかったが、前面扉2が開放されていることを条件に
加えることにより、不正行為の防止効果をより高めるこ
とができる。以下、このように構成した他の実施形態に
ついて説明する。
【0073】まず、第2実施形態について説明する。こ
の第2実施形態では、遊技制御装置7は、前面扉開放状
態判別手段、強制払い出し情報出力手段、強制払い出し
動作実行手段として機能し、強制払い出しスイッチ26
の操作オン状態が監視基準時間に達した際に前面扉2の
開放状態を確認し、前面扉2が開放されていることを条
件に、ホッパー9の作動設定情報(強制払い出し情報の
一種)を出力し、この作動設定情報に基づいてコインの
強制払い出し動作を実行させる。
【0074】この動作を実現するための制御を、図6の
フローチャートで説明する。このフローチャートにおい
て、第1実施形態のフローチャート(図4)と同じ処理
には同一符号を付して示してある。なお、この一連の処
理も、所定間隔毎(例えば4ms毎)にS1から実行さ
れる。また、このフローチャートには、第1実施形態で
行われていた報知関連の処理(例えば、S4,S13)
を省略してあるが、勿論、これらの報知関連処理を加え
てもよい。
【0075】このコイン強制払出スイッチ監視処理にお
いて、監視基準時間が経過するまでの処理(S1〜S1
0の処理)は、概ね第1実施形態と同じである。即ち、
S1で強制払出実行フラグの有無が判断され、未だセッ
トされていない場合にはS2に移行して強制払い出しス
イッチ26がオン操作されているか否かを判断し、強制
払い出しスイッチ26がオン操作されていないと判断さ
れた場合にはS5で監視タイマをクリアする。
【0076】また、強制払い出しスイッチ26がオン操
作されている場合にはS6で監視タイマが作動中である
か否かを判断し、監視タイマが作動中でなかった場合に
はS7で監視タイマの作動を開始する。一方、監視タイ
マの作動中であった場合には、S8でこの監視タイマが
タイムアップしたか否かを判断する。そして、タイムア
ップした場合には、S10で監視タイマをクリアする。
【0077】S10で監視タイマをクリアしたならば、
S31で前面扉2の開放状態を判別する。ここで、前面
扉2が開放されていた場合には、店員等の作業者が正規
の手順で強制払い出しスイッチ26のオン操作をしたと
判断できるため、ホッパー9を作動させるための処理を
行う。即ち、S11で強制払出実行制御フラグをセット
し、S12でホッパー9の作動設定を行う。この作動設
定により、ホッパー9によるコインの強制払い出しが行
われる。
【0078】ホッパー9の作動設定を行った後の処理
は、第1実施形態の処理と同じであり、強制払い出しス
イッチ26のオフ操作に伴ってホッパー9の作動を停止
させる。簡単に説明すると、まず、S14で強制払い出
しスイッチ26がオフ操作されたか否かを判断し、オフ
操作された場合には、S15でホッパー9の停止設定
を、S16で強制払出実行フラグをクリアする。
【0079】このような動作を行う第2実施形態では、
前面扉2が開放されていることがホッパー9によるコイ
ンの強制払い出しの実行条件に加わるので、不正行為者
が前面扉2を閉じた状態で不正行為を行おうとしてもコ
インの払い出しができない。このため、高い防犯効果を
得ることができる。万一、前面扉2を開放した状態で強
制払い出しを行うような大がかりな不正行為が試みられ
ても、前面扉2が開放しているので不正行為が一目瞭然
であり、店員等によって直ちに不正行為を発見できる。
さらに、遊技制御装置7を開放検出信号出力手段として
も機能させ、前面扉2の開放状態で開放検出信号をホー
ルコンピュータに出力させると、ホールの管理者等に不
正行為を容易に発見させることができる。
【0080】次に、第3実施形態について説明する。こ
の第3実施形態では、遊技制御装置7は、前面扉開放状
態判別手段、強制払い出し情報出力手段、強制払い出し
動作実行手段として機能し、前面扉2が開放状態と判別
されている状態で強制払い出しスイッチ26の操作オン
状態が監視基準時間以上に亘って継続したことを条件
に、ホッパー9の作動設定情報(強制払い出し情報の一
種)を出力し、この作動設定情報に基づいてコインの強
制払い出し動作を実行させる。
【0081】この動作を実現するための制御を、図7の
フローチャートで説明する。このフローチャートでも、
第1実施形態のフローチャートと同じ処理には同一符号
を付して示し、第1実施形態で行われていた報知関連の
処理は省略している。
【0082】このコイン強制払出スイッチ監視処理で
は、まず、S1で強制払出実行フラグの有無が判断さ
れ、未だセットされていない場合にはS2に移行して強
制払い出しスイッチ26がオン操作されているか否かを
判断し、このS2で強制払い出しスイッチ26がオン操
作されていないと判断された場合にはS5で監視タイマ
をクリアする。
【0083】また、強制払い出しスイッチ26がオン操
作されている場合には、S41で前面扉2が開放状態か
否かを判断し、開放されていなかった場合にはS5で監
視タイマをクリアする。このため、強制払い出しスイッ
チ26がオン操作されても、前面扉2が閉じられている
と監視タイマはクリアされる。
【0084】前面扉2が開放状態である場合には、S6
で監視タイマが作動中であるか否かを判断し、監視タイ
マが作動中でなかった場合にはS7で監視タイマの作動
を開始する。一方、監視タイマの作動中であった場合に
は、S8に移行してこの監視タイマがタイムアップした
か否かを判断する。
【0085】そして、タイムアップした場合には、ホッ
パー9を作動させるための処理を行う。即ち、S10で
監視タイマをクリアし、S11で強制払出実行制御フラ
グをセットし、S12でホッパー9の作動設定を行う。
この作動設定により、ホッパー9によるコインの強制払
い出しが行われる。なお、ホッパー9の作動設定を行っ
た後の処理(S14〜S16)は、第2実施形態の処理
と同じであるので、説明は省略する。
【0086】そして、本実施形態でも、前面扉2が開放
されていることがホッパー9によるコインの強制払い出
しの実行条件に加わるので、高い防犯効果を得ることが
できるし、前面扉2を開放して不正行為を行おうとして
も、不正行為が一目瞭然であり、店員等によって直ちに
不正行為を発見できる。
【0087】ところで、今回開示した実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えるべ
きである。本発明の範囲は、前記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0088】例えば、上記した各実施形態に関し、前面
扉2の裏面側であって強制払い出しスイッチ26に対応
する位置に収納空部形成部材を配設し、前面扉2の閉状
態において強制払い出しスイッチ26を収納空部内に収
納してもよい。
【0089】図8に例示した収納空部形成部材70は、
一面が開放した箱状の部材であり、樹脂を成型したり、
板金を加工したりする等によって作製される。この収納
空部形成部材70の大きさは、収納空部となる内側空間
71に強制払い出しスイッチ26が収まる大きさとされ
る。そして、収納空部形成部材70は、底部70aが取
付部となって前面扉2の裏面側に接合される。即ち、前
面扉2の裏面に直接接合されたり、取付部材を介して間
接的に接合されたりする。これにより、内側空間71の
開放面が後方に向いた状態になる。
【0090】この収納空部形成部材70は前面扉2と共
に移動するので、前面扉2の開放状態では、図8(a)
に示すように、強制払い出しスイッチ26から離隔した
状態になる。一方、前面扉2を閉じた状態では、図8
(b)に示すように、収納空部形成部材70の内側空間
71(収納空部)内に強制払い出しスイッチ26が丁度
収まった状態になる。この収納状態において強制払い出
しスイッチ26は、内側空間71の側方を区画する側壁
部70bによって囲繞される。このため、セル板等の不
正操作具を用いても強制払い出しスイッチ26のレバー
27を操作することが困難になり、不正行為を防止する
ことができる。
【0091】なお、収納空部形成部材は、収納空部が形
成できれば箱形に限定されるものではない。例えば、円
筒状であってもよい。
【0092】また、上記した各実施形態では、遊技制御
装置7で各部を制御していたが、本発明はこの構成に限
定されるものではない。例えば、各種センサやスイッチ
等の検出部からの信号処理をメインに行う第1の制御装
置と、ホッパー9等の動作部に対する動作制御をメイン
に行う第2の制御装置とに制御装置を分け、第1の制御
装置から第2の制御装置に向けて強制払い出し信号(本
発明の強制払い出し情報の一種。)を出力させるように
構成してもよい。この構成では、第1の制御装置が本発
明の強制払い出し情報出力手段及び前面扉開放状態判別
手段として機能し、第2の制御装置が本発明の強制払い
出し動作実行手段、強制払い出し動作停止手段、動作状
態報知手段及び異常状態報知手段として機能する。
【0093】なお、本発明は、パチスロ遊技機1に限定
されるものではなく、賞信号に基づいて所定数の遊技媒
体を払い出し、強制払い出しスイッチ26の操作に基づ
いて遊技媒体払い出し装置内の遊技媒体を強制的に払い
出す構成の遊技機に適用できる。例えば、遊技媒体とし
て遊技球を用い、遊技媒体払い出し装置として球排出装
置を備える所謂球スロ遊技機やパチンコ機にも適用でき
る。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果を奏する。即ち、請求項1に記載の発明によれ
ば、強制払い出しスイッチに対するオン操作が監視基準
時間以上に亘って継続的に行われないと、装置内部の遊
技媒体を強制的に払い出させることができない。このた
め、不正行為者が、普通のスイッチと同じように強制払
い出しスイッチをオン操作しただけではオン操作の時間
が足りず、遊技媒体の払い出しは行われない。特に、セ
ル板等の不正操作具を用いて手探りで不正行為を行う場
合、不正操作具によってオン操作を継続的に行うのは困
難である。また、万一、オン操作を継続することで遊技
媒体払い出し装置が作動することを不正行為者が知って
いたとしても、不正行為を行うにあたっては、オン操作
中の不自然な仕草が比較的長い時間に亘って続くので、
ホールの店員等はその仕草によって不正行為が行われて
いることを容易に発見できる。このように、本発明で
は、強制払い出しスイッチに対する操作オン状態が監視
基準時間以上に亘って継続したことを強制払い出しを実
行条件にするという簡単な構成で外部からの不正行為を
防止でき、且つ、強制払い出し機能を損なうことがな
い。
【0095】請求項2の発明によれば、強制払い出し動
作停止手段は、強制払い出しスイッチのオフ操作に基づ
いて遊技媒体払い出し動作を停止させるので、万一、不
正行為者が遊技媒体払い出し装置を作動させることに成
功したとしても、この作動を停止させるためにはスイッ
チのオフ操作が必要となる。このため、不正行為者は、
適当なタイミングでスイッチのオフ操作を行う必要があ
り、その不自然な仕草によって不正行為の発見が容易に
なる。また、不正行為者がオフ操作を行えなかった場合
には、遊技媒体払い出し装置が遊技媒体の払い出しを連
続して行うことになり、遊技媒体の払い出しが止まらな
いことから、異常な状態であることが周囲から一目瞭然
となる。このため、不正行為を容易に発見できる。
【0096】請求項3に記載の発明によれば、強制払い
出し動作実行手段の制御の下で遊技媒体払い出し動作が
行われていることを報知する動作状態報知手段を設けた
ので、強制払い出し動作が行われている状態では、通常
の遊技媒体の払い出しとは異なる報知がなされる。これ
により、不正行為を容易に発見できる。
【0097】請求項4に記載の発明によれば、動作状態
報知手段を、発光表示可能な表示器及び音を発生可能な
音発生装置から構成し、これらの表示器及び音発生装置
を同時に作動させるので、比較的遠くからでも、また、
ホール内を早足で歩いている店員であっても容易に報知
内容を認識できる。このため、不正行為者が営業時間中
に不正行為を行った場合には、これを確実に発見でき
る。
【0098】請求項5に記載の発明によれば、強制払い
出しスイッチのオン操作から開始する監視期間内に該強
制払い出しスイッチがオン以外の状態に変化したことを
条件に、異常状態の旨を報知する異常状態報知手段を設
けたので、不正操作具により手探りで不正行為が行われ
ている場合には、この不正行為を早期に発見できる。
【0099】請求項6,7に記載の発明によれば、前面
扉が開放されていることが遊技媒体払い出し装置による
遊技媒体の強制払い出しの実行条件に加わるので、不正
行為者が前面扉を閉じた状態で不正行為を行おうとして
も遊技媒体の払い出しができない。このため、高い防犯
効果を得ることができる。さらに、万一、前面扉を開放
した状態で強制払い出しを行うような大がかりな不正行
為を試みられてしまっても、前面扉が開放しているの
で、不正行為が一目瞭然であり、店員等によって直ちに
不正行為を発見できる。
【0100】請求項8に記載の発明によれば、前面扉の
閉状態において、強制払い出しスイッチは、収納空部形
成部材で囲繞した状態で収納されるので、不正操作具に
よるスイッチ操作を確実に防止でき、高い防犯効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチスロ遊技機の正面図である。
【図2】(a)は前面扉を開いたパチスロ遊技機の正面
図、(b)は前面扉開閉スイッチを説明する図、(c)
は強制払い出しスイッチを説明する図である。
【図3】パチスロ遊技機の電気的構成を説明するブロッ
ク図である。
【図4】第1実施形態の制御を説明するフローチャート
である。
【図5】第1実施形態の変形例の制御を説明するフロー
チャートである。
【図6】第2実施形態の制御を説明するフローチャート
である。
【図7】第3実施形態の制御を説明するフローチャート
である。
【図8】(a),(b)は収納空部形成部材を説明する
図である。
【符号の説明】
1 パチスロ遊技機 2 前面扉 3 筐体本体部 4 棚板 5 上側空部 6 変動表示ユニット 7 遊技制御装置 8 下側空部 9 ホッパー 10 電源ユニット 11 前面扉開閉スイッチ 12 スイッチケース 13 検出子 14 第1リール 15 第2リール 16 第3リール 17 リール制御部 20 コイン貯留部 21 排出機構 22 ホッパー出口 23 オーバーフロー排出口 24 回収ボックス 25 コイン検知センサ 26 強制払い出しスイッチ 27 レバー 30 操作部 31 可変表示窓 32 コイン受け皿 33 スタートレバー 34 第1リール停止ボタン 35 第2リール停止ボタン 36 第3リール停止ボタン 37 コイン投入部 38 1ベットボタン 39 MAXベットボタン 40 コイン排出口 41 クレジット選択ボタン 42 リール位置検出部 43 払い出しコイン検知センサ 44 リセットスイッチ 50 演出表示部 51 ベットライン表示部 52 クレジット数表示部 53 払出し表示部 54 第1操作情報ランプ 55 第2操作情報ランプ 56 第3操作情報ランプ 57 音発生装置 58 表示器 59 遊技状態報知部 60 成立小役報知部 61 稼働状況情報出力部 62 指示表示部 70 収納空部形成部材 71 内側空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 賞の成立に基づき遊技媒体払い出し装置
    を作動して所定数の遊技媒体を払い出し、且つ、強制払
    い出しスイッチの操作に基づき遊技媒体払い出し装置を
    作動させて該装置内の遊技媒体を強制的に払い出させる
    払い出し制御手段を備えた遊技機において、 該払い出し制御手段は、 強制払い出しスイッチの操作オン状態が監視基準時間以
    上に亘って継続したことを条件に強制払い出し情報を出
    力する強制払い出し情報出力手段と、 強制払い出し情報出力手段からの強制払い出し情報に基
    づき、遊技媒体払い出し装置による遊技媒体払い出し動
    作を実行させる強制払い出し動作実行手段と、 強制払い出し動作実行手段によって実行された遊技媒体
    払い出し動作を停止させる強制払い出し動作停止手段
    と、を含むことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記強制払い出し動作停止手段は、上記
    強制払い出しスイッチのオフ操作に基づいて遊技媒体払
    い出し動作を停止させることを特徴とする請求項1に記
    載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記強制払い出し動作実行手段の制御の
    下で遊技媒体払い出し動作が行われていることを報知す
    る動作状態報知手段を設けたことを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記動作状態報知手段を、発光表示可能
    な表示器及び音を発生可能な音発生装置から構成し、こ
    れらの表示器及び音発生装置を同時に作動させることを
    特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 強制払い出しスイッチのオン操作から開
    始する監視期間内に該強制払い出しスイッチがオン以外
    の状態に変化したことを条件に、異常状態の旨を報知す
    る異常状態報知手段を設けたことを特徴とする請求項1
    から請求項4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技媒体払い出し装置を収納可能で
    あって前面が開口した設置空間を有する筐体本体部と、
    一側部が筐体本体部に軸着されて設置空間の開口面を開
    閉可能な前面扉と、前面扉の開閉状態を検出可能な前面
    扉開閉検出スイッチとを備え、強制払い出しスイッチ
    を、閉状態の前面扉と筐体本体部とで形成される閉空間
    内に配置し、 払い出し制御手段は、前面扉開閉検出スイッチからの検
    出信号に基づいて前面扉の開放状態を判別可能な前面扉
    開放状態判別手段をさらに備え、 強制払い出し動作実行手段は、前面扉開放状態判別手段
    が開放状態と判別していることを条件に、強制払い出し
    情報出力手段からの強制払い出し情報に基づき、遊技媒
    体払い出し装置による遊技媒体払い出し動作を実行させ
    ることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記
    載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記遊技媒体払い出し装置を収納可能で
    あって前面が開口した設置空間を有する筐体本体部と、
    一側部が筐体本体部に軸着されて設置空間の開口面を開
    閉可能な前面扉と、前面扉の開閉状態を検出可能な前面
    扉開閉検出スイッチと、前面扉開閉検出スイッチからの
    検出信号に基づいて前面扉の開放状態を判別可能な前面
    扉開放状態判別手段とを備え、強制払い出しスイッチ
    を、閉状態の前面扉と筐体本体部とで形成される閉空間
    内に配置し、 強制払い出し情報出力手段は、前面扉開放状態判別手段
    が開放状態と判別した状態で強制払い出しスイッチの操
    作オン状態が監視基準時間以上に亘って継続したことを
    条件に強制払い出し情報を出力することを特徴とする請
    求項1から請求項5の何れかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記前面扉の裏面側であって強制払い出
    しスイッチに対応する位置には、前面扉の裏面側に取り
    付けられる取付部と側壁部とを少なくとも備え、後面が
    開放した収納空部を形成する収納空部形成部材を配設
    し、 前面扉の閉状態において、強制払い出しスイッチを収納
    空部形成部材で囲繞した状態で収納したことを特徴とす
    る請求項1から請求項7の何れかに記載の遊技機。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007050029A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Olympia:Kk 遊技機
JP2010148625A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Sophia Co Ltd スロットマシン
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