JP2006102357A - 遊技機の球払出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】球の流れを2列から1列に変更する部分での球詰まりの発生を防止する。
【解決手段】球払出機構2の球払出通路3から落下した球P1が矢印X1で示すようにすり鉢部20の斜面22に衝突し、斜面22が衝突した球P1を矢印X2で示すように球出口部21に向けて反射し、球P1が斜面22で1回だけ反射して斜面23への2次衝突を行うことなく球出口部21に直接的に取り込まれ、球払出機構2の球払出通路4から落下した球P2は矢印X3で示すようにすり鉢部20の斜面23に衝突し、斜面23が衝突した球P2を矢印X4で示すように、球出口部21に向けて反射し、球P2が斜面23で1回だけ反射して斜面22への2次衝突を行うことなく球出口部21に直接的に取り込まれる。
【選択図】図1

Description

本発明は、球の流れを2列から1列に変更する部分での球詰まりが防止できる遊技機の球払出装置に関する。
特許文献1に開示された遊技機の球払出装置は、球払出機構のモータが2つのスプロケットのような球払出体を駆動することによって球を2列に払い出し、球払出機構から2列に払い出された球を収斂樋で1列に直して下流側に排出している。しかしながら、図9に示すように、収斂樋121は、上部から下部に行くにしたがって幅が小さくなるすり鉢部122を有し、すり鉢部122における相対峙する一方の斜面123が衝突した球Pを他方の斜面124に向けて反射し、この他方の斜面124が衝突した球Pを一方の斜面123に向けて反射する構造であるため、すり鉢部122において球Pが矢印X11で示す経路を通過して繰り返される反射で左右に暴れ、すり鉢部122の下部125に球詰まりが発生するという欠点がある。
特開2000−24296号公報
発明が解決しようとする問題点は、収斂樋に球詰まりが発生するという点である。
本発明に係る遊技機の球払出装置は、球払出機構のモータが2つの球払出体を回転駆動することによって球を2列に払い出し、球払出機構から2列に払い出された球を収斂樋で1列に直して下流側に排出する遊技機の球払出装置において、収斂樋が、上部から下部に行くにしたがって幅が小さくなる相対峙する一対の斜面を有するすり鉢部と、すり鉢部の下部に連接されてすり鉢部から排出された球を1列で流下する球出口部とを備え、一対の斜面が衝突した球を斜面への2次衝突をすることなく下部の球出口部に向けて反射する角度に設定されたことを最も主要な特徴とする。収斂樋を球払出機構に一体に結合してもよい。
本発明に係る遊技機の球払出装置は、球払出機構から排出されて収斂樋の一方の斜面への衝突で反射された球が他方の斜面への2次衝突を行うことなく球出口部に直接的に取り込まれ、球払出機構から排出されて他方の斜面への衝突で反射された球が一方の斜面への2次衝突を行うことなく球出口部に直接的に取り込まれるので、すり鉢部において球が左右に暴れることがなく、すり鉢部の下部に球詰まりが発生しないという利点がある。収斂樋を球払出機構に一体に結合すれば、球払出機構から収斂樋のすり鉢部への球の流れが安定するうえ、球払出機構を遊技機枠に取り付けることによって、収斂樋も遊技機枠に取り付けられるので、球払出機構と収斂樋との遊技機枠への取付構造を簡素化することができるという利点がある。
図1乃至図8は、発明を実施するための最良の形態である。図1は、遊技機の球払出装置1における球を2列から1列に直す主要部を模式的に示す。図2は、パチンコ機における遊技機枠25と遊技盤51とを分解して前側から示す。図3は、可動枠27を裏側から示す。図4は、球払出装置1の主要部を裏側から示す。図5は、収斂樋19および縦樋62を分解して示す。図6は、図5の収斂樋19および縦樋62をひっくり返した裏側から示す。図7のa図は、位置決め部材80を樋カバー79の位置決め取付部94に装着する前の時点の断面を示す。図7のb図は、位置決め部材80を位置決め取付部94に装着した後の時点の断面を示す。図8は、球払出装置1の排出樋65と球払出機構2と収斂樋19および縦樋62が可動枠27の遊技主体収納構造体36に取り付けられた裏面を示す。
図1を参照し、遊技機の球払出装置1における球を2列から1列に直す主要部について説明する。球払出装置1における球払出機構2では、球を一方向に1列に誘導する球払出通路3;4が球払出機構2の筐体5の内部に2列で並列に形成され、スプロケットのような2つの球払出体6;7と2つの払出球検出器8;9とが2列の球払出通路3;4に個別に配置され、2つの球払出体6;7が駆動軸10で一緒に同じ方向に回転するように筐体5に支持され、駆動軸10が筐体5の外部に止めねじ11で取り付けられたステップモータのようなモータ12のモータ軸のような出力軸13に連結される。そして、2つの球払出体6;7がモータ12で回転駆動すると、2つの球払出体6;7が2列の球払出通路3;4における球を1個ずつ分離しつつ1列ずつで2列に払い出し、この2列の球払出通路3;4における球が2つの払出球検出器8;9における球検出孔14;15を個別に通過すると、2つの払出球検出器8;9が球を個別に電気的に検出して払出球検出信号を図外の制御装置に出力する。
2つの球払出体6;7には、球を1個ずつ分離するように取り込むための球取込部16;17が、球払出体6;7の周面から駆動軸10の方向である内部に窪む窪みとして設けられる。一方の球払出体6における球取込部16と他方の球払出体7における球取込部17とは、球払出体6;7の回転方向に位置がずれている。よって、一方の球払出体6が球を一方の払出球検出器8に向けて排出する時期と他方の球払出体7が球を他方に払出球検出器9に向けて排出する時期とは、同じ時期とはならず、異なる時期となる。したがって、一方の払出球検出器8を通過して一方の球払出通路3で筐体5から排出される1列の球と、他方の払出球検出器9を通過して他方の球払出通路4で筐体5から排出される1列の球とは、筐体5から互い違いに排出される。
球払出装置1における収斂樋19は、球払出機構2の側に位置する上部のすり鉢部20とすり鉢部20の下部の側に連接された下部の球出口部21とを備える。そして、2つの払出球検出器8;9を通過して2列の球払出通路3;4で筐体5から排出された2列の球が、2列の球払出通路3;4から真下に落下し、すり鉢部20における上部から下部に行くにしたがって相対峙する幅が徐々に小さくなる一対の斜面22;23に個別に衝突する。相対峙する斜面22;23が収斂樋19における上下方向に延びる一点鎖線で示す中心線Lに対する角度θは、衝突した球を斜面22;23に沿って流下させて斜面22;23への2次衝突をすることなく下部の球出口部21に入れるように向けて反射する角度に設定されている。角度θは、例えば、30度である。
具体的には、球払出機構2の一方の球払出通路3から落下した仮想線で示す球P1が、矢印X1で示すように、すり鉢部20における一方の球払出通路3の真下に位置する一方の斜面22に衝突する。この一方の斜面22は、衝突した球P1を、矢印X2で示すように、球出口部21に向けて反射する。これによって、球P1は一方の斜面22で1回だけ反射して他方の斜面23への2次衝突を行うことなく球出口部21に直接的に取り込まれる。球払出機構2の他方の球払出通路4から落下した仮想線で示す球P2は、矢印X3で示すように、すり鉢部20における他方の球払出通路4の真下に位置する他方の斜面23に衝突する。この他方の斜面23は、衝突した球P2を、矢印X4で示すように、球出口部21に向けて反射する。これによって、球P2は他方の斜面23で1回だけ反射して一方の斜面22への2次衝突を行うことなく球出口部21に直接的に取り込まれる。
このように、収斂樋19の中心線Lに対するすり鉢部20における相対峙する斜面22;23の角度θが、衝突した球を斜面22;23への2次衝突を行う下部の球出口部21に入れるように向けて反射する角度に設定された構造であるので、一方の斜面22への衝突で反射された球が他方の斜面23への2次衝突を行うことなく球出口部21に直接的に取り込まれ、他方の斜面23への衝突で反射された球が一方の斜面22への2次衝突を行うことなく球出口部21に直接的に取り込まれる。このため、1個の球がすり鉢部20で1回だけ反射して球出口部21に取り込まれるので、すり鉢部20において球が左右に暴れることがなく、すり鉢部20の下部に球詰まりが発生しないという利点がある。
図2を参照し、遊技機の1つであるパチンコ機における遊技機枠25の前側の構造について説明する。遊技機枠25は、固定枠26の前側に可動枠27を左側に位置するヒンジ28で前側の横方向に片開き可能に取り付け、可動枠27の前側にパネル枠29および球皿構造体30を左側に位置するヒンジ31で前側の横方向に片開き可能に取り付けた構造である。固定枠26は、遊技店の島と呼ばれる図外の遊技機設置構造体に取り付けるための外枠と呼ばれ、前後方向に開放された縦長な長方形の空間を囲む額縁形状である。可動枠27は、前枠または中枠と呼ばれ、遊技主体としての遊技盤51を取り付けるものである。パネル枠29は、前後方向に貫通する窓32を囲む額縁形状である。パネル枠29の裏面には、光を透過する性質の有る無色なガラスまたは合成樹脂からなる前面パネル33が、窓32を塞ぐ格好で取り付けられる。球皿構造体30の前面には、遊技に使用する球を入れる球受皿部34と、人が操作する球発射操作機構35とを備える。
そして、少なくとも、パネル枠29が開けられた状態において、遊技盤51の内ガイドレール52と外ガイドレール53とで囲まれた内側の遊技領域54が前側に向けられ、遊技盤51の裏面が可動枠27の方向に向けられ、遊技盤51が可動枠27の前側から遊技主体収納構造体36の遊技主体収納室37に挿入され、遊技盤51の下部が遊技主体棚38の上に載せられ、遊技盤51の左側部が遊技主体押圧部39と遊技主体受部40との間に挿入されて前後方向から挟まれた後、遊技盤51の右側部が作業者によって後側に押され、遊技主体ロック部材41のロック操作部42が遊技盤51の取付部55におけるロック挿入孔56に後側から挿入されて前側に突出した状態において、作業者がロック操作部42を例えば右方向に90度回転操作すると、ロック操作部42がロック挿入孔56の周りにおける取付部55と係合し、遊技盤51が可動枠27に取り付けられる。
その後、パネル枠29および球皿構造体30が閉じられて可動枠27に支持され、遊技店の従業員が図3に示す電源装置48の電源スイッチを投入すると、電源装置48が供給された交流電源を直流電源に変換し、変換した直流電源を図3に示す発射払出制御装置49や図外の主制御装置あるいは図外の複合制御装置および図外の図柄制御装置などの制御装置に供給する。その状態において、遊技者が球受皿部34に球を入れて球発射操作機構35を操作すると、発射払出制御装置49が球発射機構43を球発射操作機構35から出力された操作量に応じた発射力で例えば1分間に1から100発未満までの所定数の間隔で駆動し、球発射機構43が球受皿部34の球供給口44から球発射レール45に供給された球を1個ずつ遊技盤51の内ガイドレール52と外ガイドレール53との間の球発射通路57に向けて発射する。
球発射通路57に発射された球が、球発射通路57から球戻り防止弁58を押し開けて遊技領域54に到達した後に遊技領域54を流下する過程において、複数の入賞部品59のいずれかに入賞すると、それぞれの入賞に対応する賞球としての球が、球払出装置1から球受皿部34に払い出される。球皿構造体30の裏面に開口した球取入口46は、球皿構造体30が閉じられて可動枠27に支持されることによって、遊技主体棚38の下部における横樋47の球出口47aに接続される。横樋47は球払出装置1から排出された球を球皿構造体30に向けて誘導するものである。よって、球払出装置1から排出された球は、横樋47から球出口47aおよび球取入口46を経由して球受皿部34に排出される。
図3を参照し、可動枠27の裏側の構造について説明する。可動枠27の裏部、具体的には、遊技主体収納構造体36の裏面には、球払出装置1が設けられる。球払出装置1は、タンク構造体61、球払出機構2、収斂樋19、縦樋62を備える。タンク構造体61および球払出機構2は、遊技主体収納構造体36における中央開口部63よりも上部の位置で左右に並べられ、遊技主体収納構造体36の裏面に取り付けられる。タンク構造体61は、球貯蔵室64と排出樋65とを備える。球貯蔵室64は、遊技機設置構造体における図外の球補給機構から供給された球を貯蔵する上方に開口した形状である。排出樋65は、球貯蔵室64から排出された球を2列に分離して球払出機構2に誘導する構造である。収斂樋19は、球払出機構2と縦樋62との間に設けられる。
縦樋62は、遊技主体収納構造体36における中央開口部63よりも左部の位置で中央開口部63の左縁に沿って縦に配置され、遊技主体収納構造体36の裏面に取り付けられる。縦樋62の内部には蛇行通路66が設けられる。蛇行通路66は、収斂樋19から1列に排出された球を下部に誘導して排出する通路であって、縦樋62を後から見た場合、球を1列で上から下に流し、縦樋62を左右方向の横から見た場合、球を1列で前後に蛇行しつつ上から下に流す形態である。つまり、縦樋62における左右方向の横幅は、球を1列で上から下に誘導する細い寸法になっている。
図4を参照し、球払出装置1の主要部の構造について説明する。排出樋65は、1個の球における直径の2倍以上の前後方向の寸法を有する底壁67の前後縁から前壁68と後壁69が上方に突出し、底壁67の前後方向の中央から隔壁70が方に突出し、底壁67と前壁68および隔壁70からなる上方に開口した前側の1つの排出通路71と、底壁67と後壁69および隔壁70からなる上方に開口した後側の1つの排出通路72とが、球貯蔵室64から排出された球を2列に分離して1列ずつとし、球払出機構2における2列の球払出通路3;4に個別に誘導する。球払出機構2は、排出樋65から球払出機構2における2列の球払出通路3;4に球が供給されている状態において、モータ12が2つの球払出体6;7を一緒に一方向に回転駆動すると、2列の球払出通路3;4から2つの払出球検出器8;9を通過し球が筐体5から互い違いに排出される。収斂樋19は、球払出機構2における筐体5から2列で互い違いに排出された球を1列に直して下部の縦樋62の蛇行通路66に排出する。
図5を参照し、収斂樋19および縦樋62の構造について説明する。収斂樋19は、上部のすり鉢部20と下部の球出口部21とを備える。すり鉢部20は、上部から下部に行くにしたがって幅が小さくなる相対峙する斜面22;23と、斜面22;23の相対峙する方向と直交する方向で平行に相対峙する平行面75;76とからなる角筒状である。相対峙する斜面22;23における上端部の対向間隔は、1個の球における直径の2倍以上の寸法である。つまり、相対峙する斜面22;23における上端部の対向間隔は、2個の球が並列に流下する寸法である。
相対峙する斜面22;23における下端部の対向間隔は、1個の球における直径より大きいが、1個の球における直径の2倍より小さい、寸法である。つまり、相対峙する斜面22;23における下端部の対向間隔は、1個の球が流下するが、2個の球が並列に流下できない、寸法である。相対峙する平行面75;76の対向間隔は、1個の球における直径より大きいが、1個の球における直径の2倍より小さい、寸法である。つまり、相対峙する平行面75;76における下端部の対向間隔は、1個の球が流下するが、2個の球が並列に流下できない、寸法である。
球出口部21は、すり鉢部20における斜面22;23の下端部および平行面75;76の下端部から下方に直線的に延びた4つの壁で囲まれた角筒状である。球出口部21の内部は、1個の球における直径より大きいが、1個の球における直径の2倍より小さい、寸法である。つまり、球出口部21の内部は、相対峙する壁における対向間隔は、1個の球が流下するが、2個の球が並列に流下できない、寸法である。よって、球出口部21は球を1列に流下させる球通路である。
縦樋62は、樋ベース78と樋カバー79および位置決め部材80を備える。樋ベース78は、光を透過する性質の有る無色の合成樹脂により、ベース基板81、相対峙する入口壁82、相対峙する蛇行壁83、相対峙する出口壁84、ねじ締結部85、周壁86、リブ87を備えた、一体の形状に形成された構造である。ベース基板81は、縦長な方形な板状である。相対峙する入口壁82は、ベース基板81からの上部から樋カバー79の方向に突出する。相対峙する入口壁82における上部の対向間隔は、収斂樋19における球出口部21の内部の相対峙する対向間隔よりも大きな寸法である。
相対峙する入口壁82における下部の対向間隔は、1個の球における直径より大きいが、1個の球における直径の2倍より小さい、寸法である。つまり、相対峙する入口壁82における下部の対向間隔は、1個の球が流下するが、2個の球が並列に流下できない、寸法である。要するに、相対峙する入口壁82は、上部が広く下部が小さく、収斂樋19と縦樋62とが組み立てられた場合、収斂樋19の球出口部21と縦樋62の入口部93とを合わせる位置が多少ずれても、収斂樋19から排出される球を縦樋62に適切に取り込むことができるようにする、構造である。
相対峙する蛇行壁83は、相対峙する入口壁82の下部に連なるように、ベース基板81から樋カバー79の方向に突出する。相対峙する蛇行壁83の対向間隔は、1個の球における直径より大きいが、1個の球における直径の2倍より小さい、寸法である。つまり、相対峙する蛇行壁83の対向間隔は、1個の球が流下するが、2個の球が並列に流下できない、寸法である。相対峙する出口壁84の対向間隔は、1個の球における直径より大きいが、1個の球における直径の2倍より小さい、寸法である。つまり、相対峙する出口壁84の対向間隔は、1個の球が流下するが、2個の球が並列に流下できない、寸法である。ねじ締結部85は、相対峙する蛇行壁83と周壁86とで囲まれた部分におけるベース基板81から樋カバー79の方向に突出する筒状である。周壁86は、ベース基板81の周縁部から樋カバー79の方向に突出する。リブ87は、相対峙する蛇行壁83の一方と周壁86とをつなぐように、ベース基板81から樋カバー79の方向に突出する。
樋カバー79は、光を透過する性質の有る無色の合成樹脂により、カバー基板89、ねじ挿入孔90、周壁91、リブ92、入口部93、位置決め取付部94、装置取付部95を備えた、一体の形状に形成された構造である。カバー基板89は、ベース基板81と同じ大きさの縦長な方形な板状である。ねじ挿入孔90は、カバー基板89に設けられ、樋ベース78と樋カバー79とが組み合わせられた場合、ねじ締結部85と対応する位置となるように、カバー基板89の表面(樋ベース78の方向に向けられる面)と裏面(樋ベース78の反対側に位置する面)とに貫通する孔である。周壁91は、カバー基板89の周縁部から樋ベース78の方向に突出する。リブ92は、ベース基板81から樋カバー79と反対の方向に突出する。入口部93は、周壁86の上部が除去された形態に形成され、樋ベース78と樋カバー79とが組み合わせられた場合、樋ベース78の相対峙する入口壁82の外側に位置するように、入口壁82に嵌め込まれる。
位置決め取付部94は、樋カバー79の反対で入口部93の周囲に位置し、ガイド部96、突出位置決め孔97、収納位置決め孔98、裏支持壁99、残渣孔100を備える。ガイド部96は、位置決め部材80を上下方向に誘導する部分であって、入口部93におけるカバー基板89から突出した相対峙するリブ92の相対峙する面によって形成される。突出位置決め孔97は、収納位置決め孔98よりも上部に位置し、入口部93におけるカバー基板89に設けられ、カバー基板89表面と裏面とに貫通する孔である。突出位置決め孔97の孔径は、位置決め部材80の突起109の一部を取り込み得るように、位置決め部材80の突起109における最大の外径よりも小さい。
収納位置決め孔98は、位置決め部材80の突起109を収納する孔であって、収納位置決め孔98よりも下部に位置し、入口部93におけるカバー基板89に設けられ、カバー基板89の表面と裏面に貫通し、カバー基板89表面に位置する突出位置決め孔97の孔径が、カバー基板89の裏面に位置する突出位置決め孔97の孔径よりも小さい、傾斜孔である。
裏支持壁99は、入口部93におけるカバー基板89から突出した相対峙するリブ92に連接して設けられる。裏支持壁99におけるカバー基板89の方向に向けられた表面とカバー基板89の裏面との間には、位置決め部材80の位置決め基板103を挿入する隙間が形成される。残渣孔100は、樋カバー79を成形するための成形型における裏支持壁99を形成する移動成形型要素が引き抜かれた跡である。装置取付部95は、カバー基板89の縦長な一側縁からカバー基板89の裏側に突出した取付壁101に、上中下に位置して設けられ、取付壁からカバー基板89の方向である内側に窪む形状である。
位置決め部材80は、合成樹脂により、位置決め基板103、把持部104、逃孔105、弾性片106、取手107、滑走部108、図6に示す突起109を備えた、一体の形状に形成された構造である。位置決め基板103は、樋カバー79におけるガイド部96を構成する相対峙するリブにおける相対峙する面の間に上下方向に移動可能に嵌め込まれる縦長な方形の板状である。把持部104は、位置決め基板103の上下方向の中央部から位置決め基板103の裏側に突出する。逃孔105は、位置決め基板103に、把持部104から上部に位置し、位置決め基板103の表面と裏面とに貫通する孔として形成される。弾性片106は、片持ち梁のように、把持部104から逃孔105の内部に延設され、把持部104との連接部分を中心として、位置決め基板103の表面と裏面との方向に撓む形状である。取手107は、弾性片106における位置決め基板103の表面と裏面との方向に撓む自由端部から裏側に突出する。滑走部108は、位置決め基板103に、把持部104から下部に位置し、位置決め基板103の表面から樋カバー79の方向に突出する。
図6を参照し、樋ベース78と樋カバー79および位置決め部材80を図5からひっくり返した裏側の構造について説明する。樋ベース78のベース基板81には、装置取付部111が、ベース基板81の裏面から裏側に突出した突起として設けられる。樋カバー79のカバー基板89には、位置決め部112が、ねじ挿入孔90の周囲に位置し、カバー基板89の表面から前側に突出した筒状の突起として設けられ、樋ベース78と樋カバー79とが組み合わせられた場合、カバー基板89の図5に示すねじ締結部85を外側から包むようにねじ締結部85に嵌め込まれる。樋カバー79の周壁86には、出口部113が、周壁86の下部が除去された形状に形成され、樋ベース78と樋カバー79とが組み合わせられた場合、樋ベース78の図5に示す相対峙する蛇行壁83の出口部113の外側に位置するように、出口部113に嵌め込まれる。位置決め部材80における弾性片106の自由端部には、突起109が、弾性片106の表面から半球形に突出する。滑走部108は、位置決め部材80が上下方向に移動する方向と直交する方向に延設された突条の形態であって、上下に分かれた形で複数設けられる。
図5乃至図8を参照し、縦樋62の組み立て方について説明する。先ず、図5および図6において、樋ベース78の蛇行壁83と樋カバー79の位置決め部112とが互いに向かい合わせられ、樋ベース78と樋カバー79とが互いに合わせられ、樋ベース78の周壁86が樋カバー79の周壁86の内側に取り込まれるように、樋ベース78の周壁86と樋カバー79の周壁86とが互いに嵌め込まれ、樋ベース78のねじ締結部85が樋カバー79の位置決め部112の内部に取り込まれるように、樋ベース78のねじ締結部85と樋カバー79の位置決め部112とが互いに嵌め合わせられ、樋カバー79の入口部93と樋ベース78の入口壁82とが互いに嵌め合わせられ、樋カバー79の出口部113と樋ベース78の出口壁84とが互いに嵌め合わせられ、樋カバー79のカバー基板89の表面が樋ベース78の蛇行壁83の開口を塞ぐ。その後、止ねじ115のねじ部が樋カバー79のねじ挿入孔90から樋ベース78のねじ締結部85に締結される。これによって、縦樋62の樋ベース78と樋カバー79とからなる内部には、収斂樋19から1列に排出された球を1列で前後に蛇行しつつ上から下に流す形態の図3に示す蛇行通路66が形成される。
位置決め部材80は、樋ベース78と樋カバー79とが互いに止ねじ115で締結される前の時点または後の時点において、樋カバー79の位置決め取付部94に装着される。それには、図7のa図において、位置決め部材80の滑走部108が樋ベース78の方向に向けられる。そして、滑走部108の存在する位置決め基板103における滑走部108の存在する下部が、矢印X5で示すように、樋ベース78の上方から突出位置決め孔97および収納位置決め孔98の存在するベース基板81の裏面、裏支持壁99の表面とカバー基板89の裏面との間に形成された隙間116を経由してガイド部96に挿入される。これによって、図6のb図に示すように、位置決め基板103がカバー基板89と裏支持壁99との間に挟まれ、滑走部108が残渣孔100よりも下部のカバー基板89の裏面に接触し、弾性片106の突起109が収納位置決め孔98に格納され、位置決め基板103の上端部がカバー基板89より下部に位置し、位置決め部材80が樋カバー79の位置決め取付部94に収納された状態で装着される。
その状態において、人が、2本の指を樋カバー79の裏側から把持部104と取手107とに掛け、取手107に矢印X6で示す下方への外力を加えると、弾性片106が把持部104との連接部分を中心として矢印X7で示す裏側の方向に撓み、突起109が収納位置決め孔98から外れる。そのまま、人が、上記2本の指で位置決め部材80を矢印X8で示す上方に向けて移動した後、上記矢印X6で示す外力を取手107から解除する。これによって、弾性片106が自身の弾性でカバー基板89の方向に復元し、突起109がカバー基板89の裏面に接触する。その後、人が、把持部104を上方に持ち上げることによって、突起109の一部がカバー基板89から突出位置決め孔97に嵌め込まれる。これによって、図8に示すように、位置決め部材80における位置決め基板103の上端部が樋カバー79よりも上方に突出する。このように位置決め部材80の位置決め基板103の上端部が樋カバー79よりも上方に突出する。
図8を参照し、球払出機構2と収斂樋19および縦樋62との配置構造について説明する。球払出機構2の筐体5と収斂樋19とが互いに接着剤で結合されている。よって、球払出機構2から収斂樋19のすり鉢部20への球の流れが安定するうえ、球払出機構2を遊技機枠25における可動枠27の裏面に取り付けることによって、収斂樋19も可動枠27の裏面に取り付けられるので、球払出機構2と収斂樋19との遊技機枠25への取付構造を簡素化することができるという利点がある。球払出機構2が遊技主体収納構造体36の裏面に図外の固着具で取り付けられ、縦樋62が遊技主体収納構造体36の裏面に図外の固着具で取り付けられ、位置決め部材80における位置決め基板103の上端部が樋カバー79よりも上方に突出することによって、収斂樋19が位置決め基板103と樋ベース78のベース基板81の上端部とで挟まれ、収斂樋19の球出口部21と縦樋62の蛇行通路66とが球を1列で上から下に誘導するように位置合わせされて接続されるという利点がある。図8において、矢印X9は、球払出体6;7が球P1;P2を払い出す方向に回転する方向を示す。矢印X10は、球払出体6;7の矢印X9の方向への回転によって、球P1;P2が2列の球払出通路3;4から蛇行通路66の方向に流れる方向を示す。
遊技機としては、球を遊技媒体として使用するスロットマシンであってもよい。
球払出装置の球を2列から1列に直す主要部を示す模式図(最良の形態)。 パチンコ機の遊技機枠と遊技盤とを前側から示す分解斜視図(最良の形態)。 可動枠を裏側から示す斜視図(最良の形態)。 可動枠に取り付けられた球払出装置の主要部を裏側から示す斜視図(最良の形態)。 収斂樋および縦樋を前側から示す分解斜視図(最良の形態)。 収斂樋および縦樋を裏側から示す分解斜視図(最良の形態)。 位置決め部材を樋カバーに装着する工程図(最良の形態)。 球払出装置の排出樋と球払出機構と収斂樋および縦樋が遊技主体収納構造体に取り付けられた形態を示す裏面図(最良の形態)。 収斂樋の内部構造を示す断面図(従来)。
符号の説明
1 球払出装置
2 球払出機構
6 球払出体
7 球払出体
12 モータ
19 収斂樋
20 すり鉢部
21 球出口部
22 斜面
23 斜面

Claims (1)

  1. 球払出機構のモータが2つの球払出体を回転駆動することによって球を2列に払い出し、球払出機構から2列に払い出された球を収斂樋で1列に直して下流側に排出する遊技機の球払出装置において、収斂樋が、上部から下部に行くにしたがって幅が小さくなる相対峙する一対の斜面を有するすり鉢部と、すり鉢部の下部に連接されてすり鉢部から排出された球を1列で流下する球出口部とを備え、一対の斜面が衝突した球を斜面への2次衝突をすることなく下部の球出口部に向けて反射する角度に設定されたことを特徴とする遊技機の球払出装置。
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