JP4331983B2 - ウェハ支持部材およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体や液晶の製造装置において、半導体ウェハや液晶用ガラス基板等のウェハWを支持するウェハ支持部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体の製造工程において、半導体ウェハ等への露光処理やPVD、CVD、スパッタリング等による成膜処理、プラズマエッチングや光エッチング等によるエッチング処理、ダイシング処理あるいは各種処理工程への搬送等で半導体ウェハを吸着支持したり加熱するウェハ支持部材として静電チャックやヒータ等が使用されている。
【0003】
一例として従来の静電チャックを図4に示す。板状セラミックス体2の一方の主面をウェハを載せる支持面2aとするとともに、板状セラミックス体2の内部に電極24、34を埋設したウェハ支持部材21をベース部材3に接合したもので、前記ベース部材3には各電極24、34に電力を供給する給電部材9を取り出すための貫通孔を有し、上記給電部材9を介して各電極24、34に通電するようになっている。8は給電部材がベース部材3と接触することを防止するため貫通孔内に設けられた絶縁層である。支持面2aにウェハを載せ、例えば2つの給電部材9間に直流電圧を印加すればウェハと電極4、34間に静電吸着力を発現させウェハを支持面2aに強制的に吸着固定させることができるようになっており、ウェハに蓄積された熱はウェハ支持部を介してベース部材3へ逃すことができるようになっていた。
【0004】
図4のウェハ支持部材21の特徴は、ウェハ支持面2aと異なる主面より電極24,34につながるようにそれぞれ細孔22i、22jを施し、該細孔22i22j内に金属を埋め込んで電極24,34と電気的に接続させ、給電端子9の先端部を前記細孔22i、22j内の金属に押圧し接触させ給電端子9に電圧を印加させ、ウェハと電極24、34の間に静電吸着力を発生させるように構成され、該給電端子9から前記細孔22i、22j内の金属に押し付ける力を板状セラミックス体22の一部で受けるよう配設し、電極2434や絶縁層22bに働く力を減少させる様に構成されていた。また、給電端子9の先端部分を囲む領域へ板状セラミックス体2を部分的に延伸させた延伸部2dが形成されていた(特許文献1参照)。
【0005】
また、特許文献2には、図2に示すように、セラミック体22の下面に電極24と連通する穴22hを穿孔し、該穴22hの内壁面にメタライズ層28を形成した後、給電端子25を挿入し、ロウ材層29を介してロウ付けすることにより、給電端子25を電極24と電気的に接続するようにしたものが提案されている。
【0006】
また、特許文献3には、図3のような静電チャック21の給電部が示されている。円板状をしたセラミックス体22中に吸着用の電極24を埋設したもので、前記セラミックス体22の表面に研削加工にて前記吸着用の電極24の一部が露出する給電穴22hを開ける。この給電穴22hに、前記電極24と電気的に接続される金属製の給電端子25を導電性樹脂27で接合したものが提案されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平3−283445号公報
【特許文献2】
特開平10−189696号公報
【特許文献3】
特開平14−141404号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところが第4図に示すような従来のウェハ支持部材1では、使用時の温度や通電による自己発熱によりウェハ支持部材1の温度が変化するため、板状セラミックス体2および導電性を備えたベース部材3の熱膨張の差により両者を接合或いは固定した部分に、応力が発生する。特に板状セラミックス体2の給電部材9の先端部分を囲む領域へ板状セラミックス体を部分的に延伸した延伸部2dの付け根部に圧縮応力や引っ張り応力が発生し、最悪は板状セラミックス体2の延伸部2dの付け根部に割れが発生し、この割れにより細孔22i22j内の金属が割れて給電部材9と電極層、34の間で導通不良を引き起こすおそれがあった。
【0008】
また、図2に示す接合構造を有する給電端子25は、セラミックス体22と給電端子25がロウ材層29を介して接合されていることから給電端子25とセラミックス体22/ロウ材層29の間の熱膨張差からロウ付け加熱後に室温まで冷却すると残留応力によって、セラミックス体22に形成した給電穴22hのコーナー部を起点とするクラックが発生し易く製造歩留まりが悪いという課題があった。
【0009】
また、図2や図3に示す給電端子25の接合構造では、給電穴22hの底面から載置面22aまでの距離が小さいことから、吸着用の電極24を貫通する給電穴22hを加工する際に、給電穴22hの底面から載置面22aにかけてクラックが入ったり、割れたりするとの不具合があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のウェハ支持部材は、板状セラミックス体の内部に電極を備え、前記板状セラミックス体の一方の主面をウェハを載せる載置面とし、前記電極に接続した給電端子を前記板状セラミックス体の他方の主面側に備えた、セラミックスと電極とを一体に焼結してなるウェハ支持部材において、前記電極の焼結面の一部が前記板状セラミックス体の表面から内部にかけて形成した給電穴の内部の底面に露出しており、該給電穴の底面に露出した前記焼結面に0.2〜50μmの厚みの金属層を備え、該金属層と前記給電端子の先端面とが導電性樹脂で接続していることを特徴とするものである。
【0011】
また、前記金属層がニッケル、銀、銅、金、アルミニウム、チタンの何れかであることを特徴とする。
【0012】
また、前記板状セラミックス体はアルミナまたは窒化アルミニウムを99量%以上含むことを特徴とする。
【0013】
また、前記給電端子の上記電極側の端面が前記板状セラミックス体の他方の主面の外側にあることを特徴とする。
【0014】
また、上記ウェハ支持部材が静電チャックであることを特徴とする。
【0015】
また、本発明のウェハ支持部材の製造方法は、前記のウェハ支持部材であって、前記電極を積層したグリーンシート間に埋設し、前記電極の一部を前記グリーンシートから露出して焼成し、前記露出した電極に金属層を形成し、該金属層と前記給電端子を導電性樹脂で電気的に接続することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のウェハ支持部材として静電チャックを例に実施形態について説明する。
【0017】
図1は本発明に係るウェハ支持部材である静電チャックの一例を示す概略断面図である。
【0018】
このウェハ支持部材1は、板状セラミックス体2の内部に吸着用の電極4を備え、前記板状セラミックス体2の一方の主面をウェハWを載せる載置面2aとし、前記電極4に接続した給電端子5を前記板状セラミックス体2の他の主面側に備え、前記電極4の焼結面の一部が前記板状セラミックス体2の表面から内部にかけて形成された給電穴の内部の底面に露出し、該給電穴の底面に露出した前記焼結面に0.2〜50μmの厚みの金属層6を備え、該金属層6と前記給電端子5の先端面とが導電性樹脂7で接続していることを特徴とする。
【0019】
そして、載置面2aにウェハWを載せて吸着用の電極4に接続した給電端子5とウェハW間に直流電圧を印加するとウェハWと吸着用の電極4の間にクーロン力やジョンソンラーベック力を発現させてウェハWを載置面2aに吸着することができる。
【0020】
上記導電性樹脂7は、金属成分と樹脂成分からなり、前記金属成分として、電気抵抗率が小さく、樹脂成分との反応が小さく、耐熱性に優れたものが良く、金、銀、銅、アルミニウムを用いることができる。特に、金、銀、銅は電気抵抗率が3×10-8Ωm程度と小さく好ましい。また、上記の樹脂成分として、エポキシ樹脂、シリコン樹脂やフッ素系樹脂は上記の金属成分との反応が小さく、さらに耐熱性に優れるとともに、経時変化が小さい点から好適である。また、十分な接着強度を維持しつつ、十分な導電性を得るためには、導電性樹脂に含有させる金属成分は、10〜90容量%の範囲で含有することが良く、好ましくは20〜90容量%の範囲で含有することが良い。即ち、10容量%を下回ると、給電端子5と吸着電極4との間の抵抗が大きくなって電力ロスを生じやすくなるとともに、接合部が異常発熱し、導電性樹脂を劣化させてしまう。また90容量%をえると、接着強度が低下し、給電端子5がセラミックス体2の給電穴2hから落下するおそれがある。
【0021】
また、上記吸着用の電極4はタングステンやモリブデンあるいは炭化タングステンからなるものが高融点のアルミナや窒化アルミニウム、Si34、SiCからなる板状セラミックス体2と同時焼成できることから好ましい。
【0022】
そして、グリーンシート積層体に給電穴2hを穿孔し焼結した板状セラミックス体2には給電穴2hの底面に吸着用の電極4の焼結面が露出している。そして、板状セラミックス体2の給電穴2hを通して給電端子5より電極4に電力を供給するには、電極4の焼結面に金属層6を形成した後、導電性樹脂7を給電穴2hに充填させ、導電性樹脂7と給電端子5を接続する。上記の構成とすることで、導電性樹脂7と吸着用の電極4との電気的な接続が確実で信頼性のある給電構造とすることができる。また、給電穴2hに導電性樹脂7を充填した構造とすることで給電穴2hの周辺にクラックを発生させるような応力の発生を防止できる。
【0023】
吸着用の電極4と導電性樹脂7を電気的に接続するには、吸着用の電極4の焼結面に金属層6を設けることが有効であることを究明した。電極4の焼結面に金属層6を形成するのは、接着剤でもある流動性導電性樹脂と上記金属層6は接着固定することが容易であり、上記の流動性樹脂を硬化して導電性樹脂7とすることができる。流動性導電性樹脂と吸着用の電極4の焼結面とを直接接着しようとしても接着力が小さく電気的な接続不良を発生する虞が大きいからである。この接続不良を防止し電気的な接続を確実なものとするには吸着用の電極4の焼結面に金属層6を形成することが好ましいことを見出した。金属層6を形成することで、金属層6を介して導電性樹脂7と吸着用の電極4の電気的な接続が確実となり、断線を防止するとともに給電端子5と吸着用の電極4の間の導通抵抗を小さくすることが可能となる。
【0024】
つまり、ペースト状の流動性導電性樹脂を吸着用の電極4の焼結面に塗布しても塗れ性が悪く、流動性導電性樹脂を硬化させても吸着用の電極4と導電性樹脂7が電気的に接続せず導通がとれない状態となったり、導通が取れても給電端子5と吸着用の電極4の間の抵抗が大きく好ましくない状態となる虞があった。吸着用の電極4との濡れ性が劣る状態では、ペースト状の流動性導電性樹脂を吸着用の電極4に接触させたときの接触角が90度以上と大きい。しかし、流動性導電性樹脂との濡れ性が優れた金属層6は流動性導電性樹脂との接触角が90度を下回り、導電性樹脂7との電気的な接続を強固なものとすることができる。
【0025】
尚、上記の濡れ性に与える影響として、以下の要因が考えられる。
【0026】
1)雰囲気(酸素分圧)
2)界面での反応
3)溶解度
4)固体の表面状態(表面粗さ、結晶方位、吸着)
5)湿度
6)熱力学的安定性
7)その他(不純物、添加物)
吸着用の電極4とペースト状の流動性導電性樹脂との濡れ性は上記要因の中でも吸着用の電極4の焼結面の表面状態が大きく影響していると考えられる。つまり、本発明のように吸着用の電極4を露出した状態で焼成すると、焼成中の微量な酸素の影響で焼結面に微量の酸素が拡散し、濡れ性が悪くなっていると考えられる。そこで、これらの焼結面を覆うように金属層6を形成することで、導電性樹脂7と濡れ性に優れた導通面を得ることができることから導電性樹脂7と吸着用の電極4との電気的な接続を金属層6を介して確実なものとできる。
【0027】
本発明の上記金属層6の厚みは0.2μm〜50μmであることが良く、好ましくは0.2〜10μmの範囲が良い。金属層6の厚みが0.2μmを下回ると、導電性樹脂7と金属層6が十分に濡れず、導電性樹脂7から吸着用の電極4への導通不良を発生する虞が大きくなる。金属層6の厚みが小さ過ぎると、焼結面の拡散酸素が金属層6に影響し金属層6と導電性樹脂7との濡れ性が悪くなるからであると考えられる。
【0028】
また、金属層6の厚みが50μmを上回ると、ウェハ支持部材1に熱サイクルが加わった際に、金属層6と吸着用の電極4の熱膨張率差により接合界面に剥がれが生じやすくなり、導電性樹脂7から吸着用の電極4への導通抵抗が大きくなる虞があるからである。
【0029】
金属層6は、焼結面である吸着用の電極4との濡れ性が優れ、しかも、導電性樹脂7との塗れ性が良いものが好ましく、ニッケル、銀、銅、金、アルミニウム、チタンの何れか一つを含む金属で形成すれば良い。また、これらの金属層6はメッキやスパッタ等の方法で形成することができる。
【0030】
また、吸着用の電極4として使われるモリブデン、タングステン、炭化タングステンと熱膨張率の差が小さい板状セラミックス体としてアルミナ、または窒化アルミニウムを使用することができる。また、給電孔2hを穿孔した後セラミックスを焼結することから、焼結中に露出した吸着用の電極4の表面に不純物が拡散しないように、特にアルミナまたは窒化アルミニウムの純度は99質量%以上であることが好ましい。このような純度のアルミナまたは窒化アルミニウムを板状セラミックス体2として使うことで、給電穴2hの底面に形成した給電電極4の焼結面の表面に濡れ性を阻害する不純物の拡散を防止することができる。
【0031】
また、導電性樹脂7に接続する給電端子5を構成する金属としては、導電率が大きく導電性樹脂7や流動性導電性樹脂との反応が小さく、耐熱性に優れたものが良く、金、銀、銅、錫、アルミニウムを用いることができる。特に、金、銀、銅は電気抵抗が小さく好ましい。
【0032】
そして、給電端子5の電極4側の端面が板状セラミックス体2の他方の主面の外側にあることが好ましい。給電穴2hの内部に導電性樹脂を充填させ導電性樹脂7の上面に給電端子5を導電性樹脂7の接着作用を利用して接続する。特に、吸着用の電極4と載置面2aの間の絶縁層2bの厚みは0.1〜0.5mmと小さく、給電端子5から大きな力が給電穴2hの底面にかかると、該底面から載置面2aにかけてのクラックの発生する虞があるが、給電端子5の吸着用の電極4側の端面を板状セラミックス体2の他方の主面の外側とすることで、外部から給電端子5に加わる力を板状セラミックス体の他方の主面で受けることができることから、板状セラミックス体2の載置面2a側の破損を防止することができる。
【0033】
次に、本発明のウェハ支持部材1の製造方法について説明する。
【0034】
まず、アルミナまたは窒化アルミニウムからなるセラミックスグリーンシートを複数枚重ね積層体を作製し、一方の主面にモリブデンペースト又はタングステンペーストからなる電極4を印刷する。一方、別途セラミックスグリーンシートを複数枚重ね積層体を作製し、所定の位置に所定の大きさの給電穴2hを開けたグリーンシートを作成する。そして、前記積層体に電極4を形成した面に、給電穴2hを設けた前記の積層体を重ね加圧して圧着した後、一体に焼結させる。焼結体の外径、厚み等を研削加工を施すことにより給電穴2hの底面に吸着用の電極4の焼結面を露出させた板状セラミックス体2を得る。
【0035】
次に、給電穴2hの底面、つまり焼結面である露出した吸着用の電極4に、0.2〜50μmの厚みの金属層6を形成する。金属層6はメッキ法や金属スパッタ法等の方法で形成され、ニッケル、銀、銅、金、アルミニウム、チタンの何れかからなるものが好ましい。
【0036】
次に、金属層6を形成した給電穴2hに接着力の強いペースト状の流動性のある導電性樹脂7を塗布し、さらに、給電穴2hが完全に埋まるまで導電性樹脂7を挿入する。そして、給電端子5の端面が給電穴2hを覆うように配設し、導電性樹脂7の接着力を利用して接合し固定する。そして流動性のある導電性樹脂を硬化させることで、電極4の焼結面の金属層6と給電端子5を導電性樹脂7を介して接続することができる。
【0037】
尚、給電端子5の外径は給電穴2hの内径より大きく、セラミックス体の他方の主面の外側で給電端子5の電極4側の端面が導電性樹脂7を介して接着固定することが好ましい。このように給電端子5を配設することで、給電端子5に外部から力が加わっても給電端子5が吸着用の電極4を直接押すことが無く、絶縁層2bを破損する虞がない。尚、給電端子5は、金、銀、銅、錫、アルミニウムの何れかの金属からなるものを用いることが好ましい。
【0038】
このように、本発明によれば、流動性のある接着剤をも含む導電性樹脂7を樹脂の硬化反応により接続固定することから、ロー材を用いた接続固定方法のように200℃以上の高い熱を加える必要がないことから、板状セラミック体2と給電端子5との熱膨張差に起因する応力の発生が小さく、板状セラミック体2を破損させることなく吸着用の電極4と給電端子5を確実に電気的に接続することができるとともに、グリーンシートに給電穴2hを穿孔することから容易に穴明け可能で、給電端子5を容易に確実に接続固定できる。
【0039】
また、上記のように吸着用の電極4の焼結面に金属層6を形成することにより、濡れ性の優れた金属層6と導電性樹脂7を確実に接続することが可能となり、給電端子5と吸着用の電極4の間の電気抵抗が小さく温度変化にも上記電気抵抗の変化も小さいことから、ウェハ支持部材1の1つである静電チャックの給電構造として用いると吸着力が安定し、長時間安定して利用できる。
【0040】
以上ウェハ支持部材1として静電チャックを例に説明したが、ウェハ支持部材1の電極4として発熱体を埋設したヒータや、電極4がプラズマ発生用の高周波発生電極であっても上記と同様の効果があることは説明するまでもない。
【0041】
【実施例】
以下、本発明の具体例を静電チャックを例にとって説明する。
【0042】
まず、アルミナAl23からなる板状セラミックス体を例に説明する。平均粒径1.0μmの純度99.9質量%であるAl23粉末に焼結助剤としてCaOとSiO2を0.5質量%加え、バインダーと溶媒を加えて泥漿を作製し、ドクターブレード法にてアルミナグリーンシートを複数枚成形した。
【0043】
このうち1枚のアルミナグリーンシート上に、吸着用の電極となるモリブデンの金属ペーストをスクリーン印刷法にて所定の電極パターン形状に印刷した。そして、上記金属ペースト塗布面と反対面に残りのアルミナグリーンシートを積層した。一方、上記金属ペーストを印刷しないアルミナグリーンシートを複数枚積層し、所定の位置に直径5mmの給電穴を2箇所開けた。尚、2つに給電穴は同一の電極に接続する穴とした。
【0044】
そして、それぞれの積層体を50℃、1.5×107Paの圧力で熱圧着した。そして、前記印刷面と前記給電穴を開けた積層体を、電極となる印刷面を覆うように重ね、50℃、1.7×107Paの圧力で熱圧着した。このようにセラミック積層体を作製した後、このセラミック積層体に切削加工を施して円板状とした。
【0045】
次いで、上記のセラミック積層体を窒素と水素の混合雰囲気炉で加熱脱脂し、窒素と水素の混合雰囲気炉を用い、常圧の1600℃の温度で約3時間焼成した。これより吸着用の電極が埋設された板状セラミック体を得た。
【0046】
次にセラミックス体2が窒化アルミニウムの場合を説明する。平均粒径1.5μm程度の純度99質量%であるAlN粉末に焼結助剤としてCaOとSiO2を0.5質量%加え、バインダーと溶媒を加えて泥漿を作製したあと、ドクターブレード法にて窒化アルミニウムグリーンシートを複数枚成形した。
【0047】
このうち1枚の窒化アルミニウムグリーンシート上に、吸着用の電極となるモリブデンを含む金属ペーストをスクリーン印刷法にて所定の電極パターン形状に印刷した。そして、上記金属ペースト塗布面と反対面に残りの窒化アルミニウムグリーンシートを積層した。一方、上記金属ペーストを印刷しない窒化アルミニウムグリーンシートを複数枚積層し、所定の位置に直径5mmの貫通穴を2箇所開けた。
【0048】
それぞれの積層体を50℃、3×106Paの圧力で熱圧着した。そして、前記印刷面と前記貫通穴を開けた積層体を、印刷面を覆うように重ね、50℃、5×106Paの圧力で熱圧着した。このようにセラミック成形体を作製した後、このセラミック成形体に切削加工を施して円盤状とした。
【0049】
次いで、セラミック成形体を加熱脱脂し、カーボン発熱体を使った焼成炉を用い、窒素雰囲気下において圧力4.9×106Paの圧力で、2000℃の温度で約3時間程焼成する。これより吸着電極4が埋設されたセラミックス抵抗体2を得た。
【0050】
しかる後、板状セラミックス体の一方の主面(最も広い面)を、表面粗さ最大高さ(Ry)で1μm以下となるまで研磨し、載置面を形成するとともに、板状セラミックス体の他方の主面には吸着用の電極の一部が直径4mmの穴2aの底面に露出してあり、この給電穴の底面の吸着用の電極に金属層となる無電解ニッケルメッキを施した後、ペースト状の導電性樹脂で給電穴を完全に埋めた。そして、直径10mm高さ10mmの銅からなる給電端子を、給電穴を覆うように置き、上記ペースト状の導電性樹脂と給電端子の底面とを接着固定した。ここで用いた導電性樹脂は、金属成分が銀、樹脂成分がエポキシ樹脂で、金属成分の含有量が50容量%である。そして100℃の温度で10時間熱処理し、ペースト状の導電性樹脂を硬化させた。
【0051】
そして、板状セラミックス体の直径が200mmで厚みが5mmの静電チャックを製作した。
【0052】
(実施例1)
上記の金属層である無電解のニッケルメッキの厚みを0.1〜60μmと変えて、2箇所の給電端子間の抵抗値をデジタルマルチメーターで測定した。
【0053】
また、1インチ角の半導体ウェハを静電チャック1に載せ1000Vの電圧を印加した後、上記半導体ウェハ引き上げ、半導体ウェハが載置面から剥がれた時の最大荷重をロードセルで測定し、その測定値を半導体ウェハの面積で除した値を吸着力とした。
【0054】
また、金属層の種類を銀、銅、金、アルミニウム、チタンと変えて、上記と同様の抵抗測定及び吸着力測定を行った。
【0055】
以上の結果を表1に表す。
【0056】
【表1】
Figure 0004331983
【0057】
この結果、金属層の厚みが0.2〜50μmである試料No.2〜8、16〜22は給電端子間の抵抗値が1Ω以下と小さく、吸着力も4800Pa以上と大きく好ましいことが分かった。
【0058】
一方、金属層の厚みが0.1μmと小さいものや、60μmと大きな試料No.1、No.9、No.15、No.23は抵抗値が20MΩ以上と大きく、吸着力の発現が無く静電チャックとして使用できなかった。
【0059】
その後、金属層であるニッケルメッキの厚みが0.1μmの試料No.1とNo.15の静電チャックの給電端子を切断し、吸着用の電極と金属層、金属層と導電性樹脂の接合面を観察すると、金属層と導電性樹脂の間に隙間があり、金属層と導電性樹脂の導通が取れていないことから吸着力が発現しないことが分かった。ニッケルメッキ層の厚みが0.1μmだと、吸着用の電極に極微量含まれる微量酸素がニッケルメッキ層に移動し、ペースト状の導電性樹脂との濡れ性が悪くなり、導電性樹脂が硬化後に金属層と導電性樹脂7の間に隙間ができると考えられる。
【0060】
一方、金属層の厚みが60μmの試料No.9とNo.23の給電端子の断面を切断し、吸着用の電極と金属層、導電性樹脂や給電端子5の接合面を観察すると、吸着用の電極と金属層の接合界面で剥がれが生じ、吸着力が発現しないことが分かった。ニッケルメッキ層の厚みが60μmでは、導電性樹脂を100℃に加熱し硬化させる際、ニッケルメッキ層からなる金属層と吸着用の電極との熱膨張差から剥がれが生じたと考えられる。
【0061】
以上の結果から、金属層6の厚みは0.2〜50μmが好ましいことが分かる。
【0062】
また、金属層はそれぞれニッケル、銀、銅、金、アルミニウム、チタンからなる試料No.8、No.10〜14、No.22、No.24〜28は給電端子5間の抵抗値が1Ω以下と小さく、吸着力も大きく好ましいことが分かった。
(実験例2)
次に、板状セラミックス体のアルミナと窒化アルミニウムの純度を変えて、実験例1と同様の実験を行った。まず、アルミナAl23からなる板状セラミックス体の作製方法として、平均粒径1.0μmの純度99.9質量%であるAl23粉末にCaCO3とSiO2粉末との添加量を変えてアルミナの純度を調整した。純度99.9質量%であるAl23粉末に微量成分としてCaCO3とSiO2粉末を加え、更にバインダーと溶媒を加えてた泥漿を作製した。そして、焼結体のアルミナ純度を、98.9質量%〜99.8質量%に調整した。実施例1の試料No.5と同様に静電チャックを作製し、実施例1と同様に評価した。
【0063】
また、窒化アルミニウムからなる板状セラミックス体の作製方法として、平均粒径1.5μm程度の純度99.9質量%であるAlN粉末に焼結助剤としてCaCO3とSiO2粉末との添加量を変えて窒化アルミニウムの純度を調整した。純度99.9質量%であるAlN粉末に微量成分としてCaCO3とSiO2粉末を加え、更にバインダーと溶媒を加えた泥漿を作製した。そして、焼結体の窒化アルミニウム純度を、98.9質量%〜99.8質量%に調整した。実施例1の試料No.5と同様に静電チャックを作製し、実施例1と同様に評価した
その結果を表2に示す。
【0064】
【表2】
Figure 0004331983
【0065】
この結果、アルミナ純度が99質量%以上である試料No.30〜35と、窒化アルミニウム純度が99質量%以上である試料No.37〜42は抵抗値が0.5Ω以下と小さく、吸着力も5200Pa以上と大きく優れた特性を示した。
【0066】
一方、アルミナ純度が98.9質量%である試料No.29と窒化アルミニウムの純度が98.9質量%である試料No.36は給電端子間の抵抗値が大きく、半導体ウェハの吸着力がやや小さい。上記の試料No.29とNo.36の給電端子を切断し、吸着用の電極、金属層、導電性樹脂、給電端子の接合面を観察してみると、吸着用の電極と金属層の間に隙間があり、吸着用の電極と金属層との導通が不十分であることから、吸着力が小さいことが分かった。この原因は焼成工程で板状セラミック体中の焼結助剤が吸着用の電極の露出した焼結面に拡散することから、吸着用の電極の焼結面と金属層の濡れ性が劣化し、前記焼結面に金属層が接合し難かったからと考えられる。
【0067】
以上の結果から、板状セラミックス体2はアルミナまたは窒化アルミニウムを99質量%以上含むことが好ましいことが分かった。
【0068】
更に、給電端子5の吸着用の電極側の端面が板状セラミックス体の他方の主面の外側に位置すると、給電端子5に外部から力が加わっても板状セラミックス体の絶縁層を破壊する虞がなく、安定して静電チャックを利用できることが判明した。
【0069】
【発明の効果】
板状セラミックス体の内部に電極を備え、前記板状セラミックス体の一方の主面をウェハを載せる載置面とし、前記電極に接続した給電端子を前記板状セラミックス体の他方の主面側に備えた、セラミックスと電極とを一体に焼結してなるウェハ支持部材において、前記電極の焼結面の一部が前記板状セラミックス体の表面から内部にかけて形成した給電穴の内部の底面に露出しており、該給電穴の底面に露出した前記焼結面に0.2〜50μmの厚みの金属層を備え、該金属層と前記給電端子の先端面とが導電性樹脂で接続することにより、給電端子と電極間の導通抵抗を小さくするとともに信頼性の高い給電構造を提供できることからウェハ支持部材として安定した使用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェハ支持部材を示す概略断面図である。
【図2】従来のウェハ支持部材である静電チャックを示す概略断面図である。
【図3】従来のウェハ支持部材である静電チャックを示す概略断面図である。
【図4】従来のウェハ支持部材である静電チャックを示す概略断面図である。
【符号の説明】
1、21:ウェハ支持部材
2、22:板状セラミックス体
2a、22a:載置面
2b、22b:絶縁層
2d:延伸部
2h、22h:給電穴
3:ベース部材
4、24、34:電極
5、9:給電端子
6:金属層
7、27:導電性樹脂
8:絶縁層
22i、22j:細孔
28:メタライズ層
29:ロウ材層
W:ウェハ

Claims (6)

  1. 板状セラミックス体の内部に電極を備え、前記板状セラミックス体の一方の主面をウェハを載せる載置面とし、前記電極に接続した給電端子を前記板状セラミックス体の他方の主面側に備えた、セラミックスと電極とを一体に焼結してなるウェハ支持部材において、前記電極の焼結面の一部が前記板状セラミックス体の表面から内部にかけて形成した給電穴の内部の底面に露出しており、該給電穴の底面に露出した前記焼結面に0.2〜50μmの厚みの金属層を備え、該金属層と前記給電端子の先端面とが導電性樹脂で接続していることを特徴とするウェハ支持部材。
  2. 前記金属層がニッケル、銀、銅、金、アルミニウム、チタンの何れかであることを特徴とする請求項1に記載のウェハ支持部材。
  3. 前記板状セラミックス体はアルミナまたは窒化アルミニウムを99質量%以上含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のウェハ支持部材。
  4. 前記給電端子の前記電極側の端面が前記板状セラミックス体の他方の主面の外側にあることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のウェハ支持部材。
  5. 静電チャックとして作用することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のウェハ支持部材。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載したウェハ支持部材の製造方法であって、セラミックスグリーンシートを複数枚重ね積層体を作製し、一方の主面に電極を印刷する工程と、セラミックスグリーンシートを複数枚重ね積層体を作製し、所定の位置に所定の大きさの給電穴を開ける工程と、しかる後、前記積層体の電極を形成した面に、前記給電穴を設けた積層体を、前記給電穴の内部に前記電極が露出するように重ね加圧して圧着した後にセラミックスと電極とを一体に焼結する工程と、その後、前記露出した電極に金属層を形成し、該金属層と前記給電端子とを導電性樹脂で電気的に接続することを特徴とするウェハ支持部材の製造方法。
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