JP2006186351A - 半導体製造装置 - Google Patents

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益宏 夏原
Hirohiko Nakada
博彦 仲田
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Abstract

【課題】耐酸化性を向上させることができるように改良された、給電用電極部材を有する半導体製造装置を提供することを主要な目的とする。
【解決手段】セラミックスで形成されたサセプタ1上にウエハを搭載し、該サセプタ1を加熱して、上記ウエハを加熱する半導体製造装置に使用されるものであり、かつ上記サセプタ1に外部から給電するための給電用電極部材11に係る。給電用電極部材11の、室温から500℃までの熱膨張係数は3.0×10-6/K以上、8.0×10-6/K以下であり、室温における電気導電率は10-3Ωcm以下であり、500℃大気中における酸化による重量増加は0.1%/時間以下にされている。
【選択図】図3

Description

この発明は、また一般に、半導体製造装置に関するものであり、より特定的には、プラズマCVD、減圧CVD、メタルCVD、絶縁膜CVD、イオン注入、エッチングなどに使用される半導体製造装置および液晶用基板製造装置に関する。
従来から半導体製造プロセスにおいて、たとえばCVD法、エッチング等において、サセプタ上に半導体ウエハを搭載し、このサセプタを加熱して、搭載しているウエハを加熱している。このために、一般にサセプタには、ウエハを加熱するためのヒータ回路、ウエハをサセプタに密着させるための静電チャック電極、あるいはプラズマを発生させるためのRF電極などが必要に応じて単独ないしは複数形成されている。さらに、これらの電気回路に外部から給電させるための電極の構造が各種提案されている。
たとえば、特開平11−12053号公報には、モリブデンを電極材として用いた電極構造が開示されている。この先行技術では、モリブデンを含む金属からなる埋設部材がセラミックス部材に埋設されており、セラミックス部材中の埋設部材と金属接合部材とを接合する構造において、高温領域で長時間運転しながら、空気等にさらされても、埋設部材の浸食や絶縁不良などが生じない構造が提案されている。
また、特開平10−273371号公報では、電極を活性金属ろうによる電極の接合が開示されている。この方法によると、ロウ材の電極に対する「流れ性」を制御することによって、所定の接合強度が得られるとしている。
特開平11−12053号公報 特開平10−273371号公報
しかしながら、上記特開平11−12053号公報に開示の技術では、ろう付け箇所が非常に多く、1箇所でもろう付けが不十分な所があると、雰囲気がリークするため、電極の酸化が発生し、信頼性に乏しい部分があり、製造時の歩留りが低下するなどの問題点があった。
また、特開平10−273371号公報に開示の技術では、接合部における金属部材と、セラミックスとの間にロウ材の「たまり」が発生した場合、ロウ材とセラミックス(AlN)との熱膨張係数の差によって、ろう付け後、ないしはヒートサイクル試験を実施した際に、セラミックス側にクラックが発生し、接合強度が大幅に低下し、さらには接合部分から破壊するなど信頼性に欠ける部分があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、耐酸化性が向上された給電用電極部材を用いた半導体製造装置を提供することにある。
この発明に従う半導体製造装置は、その一方の面にウエハを搭載する、セラミックスで形成されたサセプタを備える。上記サセプタ内に電気回路が埋め込まれている。上記サセプタの他方の面に、上記電気回路の外部電源接続用端子を露出させるように凹部が設けられている。上記凹部にワッシャが嵌まり込んでいる。該ワッシャは、上記電気回路の上記外部電源接続用端子に接続され、給電端子として機能する。上記凹部に蓋をするように、かつ上記ワッシャに電気的接続される給電用電極部材が設けられている。上記給電用電極部材の露出面と上記サセプタの上記他方の面に跨って、上記凹部内に外気が入らないようにシールするガラス封止材が設けられている。上記給電用電極部材には配線が接続されている。上記配線より、上記給電用電極部材およびを上記給電端子を通じて上記電気回路に給電する。
この発明の好ましい実施態様によれば、上記凹部内に設けられ、その一方端が上記ワッシャを通って上記給電用電極部材にねじ込まれ、その他方端が上記凹部の底部に固定されているアンカー部材をさらに備える。
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、上記給電用電極部材は、その凹部が上記サセプタの凹部に面する碗状の壁部材を含む。上記碗状の壁部材が、上記ワッシャおよび上記アンカー部材を外気から封じるように上記サセプタの上記凹部に蓋をしている。
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、上記サセプタの上記凹部には、該壁部材の縁部を受入れる段差が設けられている。
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、上記アンカー部材の上記他方端と上記凹部の底部との固定は、ガラス付けによって行なわれている。
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、上記アンカー部材の上記他方端と上記凹部の底部との固定は、ねじ止めによって行なわれている。
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、上記給電用電極部材は、室温から500℃までの熱膨張係数が3.0×10-6/K以上、8.0×10-6/K以下であり、室温における電気導電率が10-3Ωcm以下であり、500℃大気中における酸化による重量増加が0.1%/時間以下である。
上記特性を満たす物質としては、具体的には、二ホウ化チタン、炭化珪素−ホウ化ジルコニウム複合体、モリブデン−酸化ジルコニウム複合体などが挙げられる。これらの物質は、熱膨張係数が3〜8×10-6/Kであり、さらに電気導電率、500℃における酸化による重量増による特性が上記条件を満たすため好ましい。
また、上記特性を満たす物質としては、タングステン、またはモリブデンを主成分とする金属または合金からなり、さらにその表面にニッケル、金またはニッケル−金メッキされているものも使用できる。これらタングステンやモリブデンを主成分とする金属または合金は、500℃大気中に放置すると、表面に酸化皮膜が形成されるため、電極としては使用できないが、耐酸化性のあるニッケルや金を表面にメッキすることで、上記特性を満たすことができる。
また、サセプタを形成するセラミックスとして、窒化アルミニウム、窒化珪素、炭化珪素、酸化アルミニウムが挙げられる。これらのうち酸化アルミニウムは比較的安価な材料であるため、低コストでサセプタを作製できる。さらには、窒化アルミニウム、炭化珪素は、熱伝導率が高く、サセプタ内にヒータ回路を形成した場合、温度分布が均一になりやすいというメリットがある。また、窒化珪素は素材自体の強度が高いため、急速な温度の上昇や降下に対して、セラミックスが熱衝撃によって破損することが少ない。
また、これら給電用電極材料に関しては、熱膨張係数がセラミックスに比較的近いことから、サセプタを形成しているセラミックスに直接接着することができる。このようにすることで、タングステンやモリブデン等の給電部品の酸化を防止することができる。
さらに、これらの材料は給電用電極として使用する際に、電極表面にメッキを施すことも可能である。たとえば、NiメッキやAuメッキ、さらにはNi−Auメッキを施すことで、さらに耐酸化性を向上させるとともに、若干ではあるが電気導電性も向上させることができるため好ましい。
この発明の好ましい実施態様によれば、上記電気回路は、ヒータ回路、高周波電極および静電チャック電極からなる群より選ばれる。
本発明にかかる半導体製造装置においては、ガラス封止材と給電用電極部材とサセプタ1の熱膨張係数を、互いに近づけているので、これらのクラックの発生を防止することができるという効果を奏する。
以下、この発明の実施の形態を図を用いて説明する。
実施の形態1
図1は、実施の形態1に係る半導体製造装置の概略断面図である。
半導体製造装置は、セラミックスで形成されたサセプタ1を備える。サセプタ1の一方の面に、ウエハ2が搭載される。サセプタ1内に、RF/静電チャック電極3とヒータ回路9等の電気回路が埋め込まれている。
サセプタ1の他方の面に、電気回路の外部電源接続用端子を露出させるように凹部4が設けられている。凹部4を通って、電気回路に配線13が接続されている。サセプタ1は、シャフト6によって、真空チャンバ7の底部にO―リング20を介在させて固定されている。サセプタ1の厚みtは、例えば、3〜20mmである。真空チャンバ7内は通常真空にされる。シャフト6内は、大気に晒される。
図2は、サセプタ1の平面図である。ウエハ2は、サセプタ1の表面に設けられた凹部8の上に置かれる。静電力により、ウエハ2は凹部8の上に固定される。
シャフト6は、通常、サセプタ1と同じ材料で形成され、たとえばAlN/Al23/SiCで形成される。
次に、配線13と電気回路との接続部分、例えば図1におけるA部分の拡大図である図3を用いて、さらに、その詳細な構造を説明する。
図3を参照して、サセプタ1の他方の面に、ヒータ回路9の外部電源接続用端子9aを露出させるように凹部4が設けられている。凹部4に、ヒータ回路9の外部電源接続用端子9aに接続され、給電端子として機能するワッシャ10が嵌まり込んでいる。凹部4に蓋をするように、給電用電極部材11が設けられている。給電用電極部材11は、ワッシャ10に、アンカー部材12によって電気的接続されている。
アンカー部材12は、その一方端がワッシャ10内にねじ込まれ、さらに給電用電極部材11にねじ込まれ、その他方端が、凹部4の底部に固定されている。アンカー部材12の他方端と凹部4の底部との固定については、後述する。
給電用電極部材11は、上述のように、その凹部がサセプタ1の凹部4に面する碗状の壁部材11aを含む。碗状の壁部材11aが、ワッシャ10およびアンカー部材12を外気から封じるように、サセプタ1の凹部4に蓋をしている。サセプタ1の凹部4には、壁部材11aの縁部を受入れる段差4aが設けられている。給電用電極部材11は、配線13の中にねじ込まれている。
給電用電極部材11の露出面とサセプタ1の他方の面に跨って、凹部4内に外気が入らないように、ガラス封止材15がシールしている。配線13より、給電用電極部材11およびワッシャ10を通って、ヒータ回路に通電される。図中の矢印14は電流が流れていく経路を示している。
給電用電極部材11の、室温から500℃までの熱膨張係数は、3.0×10-6/K以上、8.0×10-6/K以下に選ばれている。熱膨張係数がこれ以下の場合、サセプタを形成するセラミックスとの熱膨張係数差が大きくなるため、セラミックスと密着するガラス封止部分(ガラスの熱膨張係数:3.0〜8.00×10-6/K)にクラックが発生し、給電用電極部材11内に外気が侵入し、給電部品10、12が酸化されるために好ましくない。
また、給電用電極部材11の材料として、室温における電気導電率が10-3Ωcm以下のものを選んでいる。これ以上の電気導電率を有する場合、電気回路9に電気を流す際、該給電用電極部材11が発熱し、サセプタ1の均熱性を乱すおそれがあるため好ましくない。
また、給電用電極部材11の材料として、500℃における酸化による重量増が0.1%/時間以下のものを選んでいる。給電用電極部材11は大気中で使用されるため、これ以上の速度で酸化が進めば、サセプタ1の使用時に電極が酸化し始め、劣化され、ついには電気が流れなくなる、あるいは流れにくくなるため、酸化部分が異常発熱するなどの弊害が発現するために好ましくない。
具体的には、給電用電極部材11の主成分として、二ホウ化チタン、炭化珪素−ホウ化ジルコニウム複合体、モリブデン−酸化ジルコニウム複合体の少なくともいずれか1種が選ばれる。
また、給電用電極部材11の材料として、タングステン、またはモリブデンを主成分とする金属または合金からなり、さらに、その表面がニッケル、金、またはニッケル−金でメッキされているものも使用できる。
さらに、サセプタ1を形成するセラミックスの主成分は、窒化アルミニウム、窒化珪素、炭化珪素、酸化アルミニウムから選ばれる。
これらの選択は、まずサセプタの熱膨張係数に合わせるように、ガラス封止材の材料を選び、このガラス封止材の熱膨張係数に合わせるように、給電用電極部材の材料を選ぶという考え方に基づいている。すなわち、ガラス封止材15と給電用電極部材11とサセプタ1の熱膨張係数を、互いに近づけることによって、これらのクラックの発生を防止しているのである。
実施の形態2
図4は、実施の形態2に係る半導体製造装置の、図1装置のA部付近の、さらなる具体的態様を示す図である。
なお、図3における部材と同一または相当する部分には、同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。以下に述べる、実施の形態3〜6を説明する図面においても同様である。
実施の形態1では、サセプタの凹部に、壁部材11aの縁部を受入れる段差が設けられる例を示したが、この発明はこれに限られるものでない。すなわち、図4に示すように、サセプタの凹部4に段差を設けず、壁部材11aの縁部が、サセプタ1の他方面の平面部に接するように構成してもよい。
実施の形態3
図5は、実施の形態3に係る、図1装置のA部付近の断面図である。本実施の形態では、アンカー部材12の他方端と凹部4の底部との固定を、ねじ止め16によって行なわれている。このような実施の形態であっても、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態4
図6は、実施の形態4に係る、図1装置のA部付近の断面図である。本実施の形態では、アンカー部材12の他方端と凹部4の底部との固定が、ガラス付け17によって行なわれている。このような実施の形態であっても、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態5
図7は、実施の形態5に係る半導体装置の、図1装置におけるA部の拡大図である。
図7を参照して、凹部4に、給電用電極部材11が嵌まり込んでいる。給電用電極部材11は、ヒータ回路9の外部電源接続用端子9aに直接電気的接続されている。すなわち、本実施の形態では、図3の装置において用いられたワッシャ10が省略されている。給電用電極部材11の露出面とサセプタ1の他方の面に跨って、凹部4内に外気が入らないようにガラス封止材15がシールしている。給電用電極部材11に、配線13が接続されている。配線13より、給電用電極部材11を通って、直接的に、ヒータ回路9に給電されている。このような実施の形態であっても、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態6
図8は、実施の形態6に係る半導体製造装置の、図1のA部の拡大図である。
実施の形態5では、アンカー部材12を用いていたが、本実施の形態では、アンカー部材もまた省略している。配線13より、給電用電極部材11を通って、ヒータ回路9に、給電される。このような実施の形態であっても、実施の形態1と同様の効果を奏する。
以下、この発明の実施例を説明する。
実施例1
まず、本発明に用いられるセラミックスの製造方法について説明する。
下記に示す組成比の粉末に、バインダ、溶剤を加え、これらをボールミル混合することによってスラリーを作製した。
組成1…AlN:95wt%−Y23:5wt%
組成2…Si34:95wt%−Y23:2.5wt%−Al23:2.5wt%
組成3…Al23:98wt%−CaO:1.0wt%−MgO:1.0wt%
組成4…SiC:98wt%−B23:2.0wt%
このスラリーをドクターブレード法により、グリーンシートを作製した。次に作製したグリーンシートを焼結後の寸法が直径350mmの円形になるように切断した。切断したシートにヒータ回路をスクリーン印刷法によりWペーストを用いて形成した。
次に、ヒータ回路を形成したシートに複数のヒータ回路を形成していないシートを積層し、さらにRF用電極、静電チャック用電極をWペーストをスクリーン印刷することによって形成したシートを積層し、700℃窒素中で脱脂した。
次に、組成1は、1800℃窒素雰囲気中、組成2は窒素雰囲気中1700℃、組成3は窒素雰囲気中1600℃、組成4は窒素雰囲気中2000℃でそれぞれ焼結し、サセプタを作製した。
次に、上記組成1〜4のスラリーから、スプレードライ法にて顆粒を作製した。出来上がった顆粒から、ドライプレス法にて円柱状成形体を作製した。これを窒素気流中700℃で脱脂し、上記シート焼結時と同一の条件で焼結を行なった。その後、出来上がった円柱状焼結体を、機械加工にて、内径50mm、外径60mm、長さ200mmの筒状部材を作製した。この円柱状成形体は、図1を参照して、シャフト6として用いられる。
図1を参照して、この筒状部材6の片面に、Al23−Y23−AlNのスラリーを塗布し、サセプタ1と密着させ、上記焼結条件と同一の条件で、筒状部材6とサセプタ1を接合した。このとき、ヒータ回路9、RF/静電チャック電極3に外部から給電する給電端子部10,11,12は、すべて筒状部材内6に設置できるようにした。
その後、給電部品10としてWまたはモリブデンを電気回路9に対して、チタンを含有する活性金属ろうによって接続した。これに給電用電極部材11として二ホウ化チタン、炭化珪素−ホウ化ジルコニウム複合体、モリブデン−酸化ジルコニウム複合体を取付け、さらにはこれら電極材料をガラス15にて封止した。その後、各電極材料に給電部材(配線)13としてニッケルを取付け、サセプタ1を完成した。
このとき、給電端子10と電極11、および給電部材13とはそれぞれねじによって機械的に接続した。その後出来上がったサセプタ1をチャンバ7内にセットし、シリコンウエハ2に膜形成を実施した。このときサセプタ1の温度は500℃、シャフト6内の雰囲気は大気で実施した。その結果、各電極材料とも不具合なく、シリコンウエハ2を処理することができた。ただし、各材料とも薄い酸化皮膜が形成されていた。
実施例2
上記と同様の方法でサセプタ1を作製した。ただし、このときの電極材料に関しては、各材料ともニッケルメッキを施したもの、Auメッキを施したもの、ニッケル−Auメッキを施したものを使用した。その結果、実施例1と同様に、各電極材料とも不具合なく、シリコンウエハを処理できるとともに、酸化皮膜の形成は全く見られなかった。
実施例3
実施例1と同様の手法でサセプタ1を作製した。ただし、このときの電極材料に関してはタングステン、モリブデンを使用し、それぞれニッケル、ないしはAuメッキを施したものを使用した。条件を、表1に整理する。
Figure 2006186351
結果として、実施例1と同様に、各電極材料とも不具合なく、シリコンウエハを処理できた。
比較例1
上記と同様の方法でサセプタを作製した。ただし、このときに使用した電極材料はタングステンあるいはニッケルを使用した。その結果、タングステンはサセプタの昇温中に電極が酸化され、シリコンウエハを処理することはできなかった。またニッケルに関しては、ガラス封止時にガラスにクラックが形成され、給電端子であるタングステンが酸化され、シリコンウエハを処理することができなかった。
なお、上記実施例では、電気回路として、ヒータ回路を例示して説明したが、電気回路が高周波電極および静電チャック電極の場合であっても、同様の効果を奏する。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態1に係る半導体製造装置の断面図である。 実施の形態1に係る半導体製造装置に用いられるサセプタの平面図である。 実施の形態1に係る、図1装置のA部拡大図である。 実施の形態2に係る、図1装置のA部拡大図である。 実施の形態3に係る、図1装置のA部拡大図である。 実施の形態4に係る、図1装置のA部拡大図である。 実施の形態5に係る、図1装置のA部拡大図である。 実施の形態6に係る、図1装置のA部拡大図である。
符号の説明
1 サセプタ、2 ウエハ、3 RF(静電チャック)電極、4 凹部、6 シャフト、7 真空チャンバ、9 ヒータ回路、9a ヒータ回路の外部電源接続用端子、10 ワッシャ、11 給電用電極部材、12 アンカー部材、13 配線、14 電流の流れ。

Claims (8)

  1. その一方の面にウエハを搭載する、セラミックスで形成されたサセプタと、
    前記サセプタ内に埋め込まれた電気回路と、
    前記サセプタの他方の面に、前記電気回路の外部電源接続用端子を露出させるように設けられた凹部と、
    前記凹部に嵌まり込み、前記電気回路の前記外部電源接続用端子に接続され、給電端子として機能するワッシャと、
    前記凹部に蓋をするように設けられ、かつ前記ワッシャに電気的接続される給電用電極部材と、
    前記給電用電極部材の露出面と前記サセプタの前記他方の面に跨って設けられ、前記凹部内に外気が入らないように、隙間をシールするガラス封止材と、
    前記給電用電極部材に接続された配線と、を備え、
    前記配線より、前記給電用電極部材およびを前記給電端子を通じて前記電気回路に給電する、半導体製造装置。
  2. 前記凹部内に設けられ、その一方端が前記ワッシャを通って前記給電用電極部材にねじ込まれ、その他方端が前記凹部の底部に固定されているアンカー部材をさらに備える、請求項1に記載の半導体製造装置。
  3. 前記給電用電極部材は、その凹部が前記サセプタの凹部に面する碗状の壁部材を含み、
    前記碗状の壁部材が、前記ワッシャおよび前記アンカー部材を外気から封じるように前記サセプタの前記凹部に蓋をしている、請求項2に記載の半導体製造装置。
  4. 前記サセプタの前記凹部には、該壁部材の縁部を受入れる段差が設けられている、請求項3に記載の半導体製造装置。
  5. 前記アンカー部材の前記他方端と前記凹部の底部との固定は、ガラス付けによって行なわれている、請求項3に記載の半導体製造装置。
  6. 前記アンカー部材の前記他方端と前記凹部の底部との固定は、ねじ止めによって行なわれている、請求項3に記載の半導体製造装置。
  7. 前記給電用電極部材は、室温から500℃までの熱膨張係数が3.0×10-6/K以上、8.0×10-6/K以下であり、
    室温における電気導電率が10-3Ωcm以下であり、
    500℃大気中における酸化による重量増加が0.1%/時間以下である、請求項1から請求項6のいずれかに記載の半導体製造装置。
  8. 前記電気回路は、ヒータ回路、高周波電極および静電チャック電極からなる群より選ばれる、請求項1から請求項7のいずれかに記載の半導体製造装置。
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