JP2002313531A - 面状セラミックスヒーター及び製造方法 - Google Patents

面状セラミックスヒーター及び製造方法

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resistance heating
supply terminal
ceramic base
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Shigeko Muramatsu
滋子 村松
Shinichiro Aonuma
伸一朗 青沼
Mitsuhiro Fujita
光広 藤田
Noriaki Kashiwaguma
憲章 柏熊
Akira Miyazaki
晃 宮崎
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Coorstek KK
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Toshiba Ceramics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗発熱体に対する電力供給端子の強固・密
接的な接続が確保され、局部発熱の発生も防止され、安
定した発熱・放熱が得られるセラミック面ヒーター及び
その製造方法の提供。 【解決手段】 面状セラミックスヒーターの発明は、一
主面が放熱・発熱面をなす面状のセラミックス基材1
と、前記セラミックス基材1に埋め込み・配置された抵
抗発熱体3と、前記抵抗発熱体3に一端が接続し他端側
がセラミックス基材1の他主面側に導出された電力供給
端子2とを有し、前記抵抗発熱体3の被接続端子部3a
に対して電力供給端子2が、電力供給端子2を導出する
セラミックス基材層1bの周圧によって圧接的に接続さ
れていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面状セラミックス
ヒーター及びその製造方法に係り、さらに詳しくは抵抗
発熱体と電力供給端子とが確実、かつ安定した接続を維
持し、局部加熱などが防止される面状セラミックスヒー
ター及びその製造方法に関する。
【0002】たとえば半導体の製造に当たっては、半導
体ウェハに対するPVD、プラズマCVD、プラズマエ
ッチング、光エッチングなどの加工処理が施される。ま
た、これらの加工処理は、一般的に、被加工体を面状ヒ
ーター(発熱体)上に配置し、被加工体に加熱を施しな
がら行われる。そして、高性能ないし高信頼性を有する
半導体を歩留まりよく、しかも量産的に得るためには、
加熱処理が一つの重要なファクターとなる。
【0003】ここで、面状ヒーターは、たとえば緻密で
ガスタイトなセラミックス焼結体(セラミックス基材)
の内部に、タングステン線やモリブデン線などの抵抗発
熱線(もしくはコイル)を、たとえば螺旋状やジグザグ
状に埋設したものである。そして、抵抗発熱体に対する
電力供給端子は、セラミックス基材外に導出させた構造
を採っている。なお、セラミックス基材は、たとえばア
ルミナ系やシリカ系、窒化アルミニウム系、窒化ケイ素
系、あるいはサイアロンなどが挙げられるが、特に、窒
化アルミニウム系が熱伝導性や耐食性などの点で注目さ
れている。
【0004】また、この種のセラミックヒーターは、一
般的に、次のような手段で製造されている。第1の手段
は、セラミックベース用基材(グリーンシート)の一主
面に、前記抵抗発熱線で形成した抵抗発熱体を配置し、
その抵抗発熱体面にヒーターカバーシートを積層する一
方、電力供給端子をカバーシートに貫挿・組み込んだ
後、所定の条件での脱脂、所要温度でのホットプレス処
理などを施して焼結・一体化させて製作する方法であ
る。
【0005】第2の手段は、予め、放熱・発熱面を成す
板状のセラミック基材、およびヒーターカバーを成す板
状のセラミック基材をそれぞれ作製し、このセラミック
基材面間に、前記抵抗発熱線で形成した抵抗発熱体を配
置する一方、接合剤層を介挿して接合一体化させて製作
する方法である。ここで、ヒーターカバーを成す板状の
セラミック基材には、抵抗発熱体の被接続部に対応させ
た孔が穿設されており、この穿設孔に電力供給端子を装
着し、かつ導電性ペーストを充填して電気的な接続を行
っている。なお、第1及び第2のいずれの手段において
も、抵抗発熱体の形成は、抵抗発熱体用のペーストのス
クリーン印刷、タングステン板のレーザー加工やパンチ
型打ち抜き加工などでも行われる。
【0006】ところで、半導体の製造工程における加熱
処理では、加工稼働率や低コスト化などの点から、熱源
として使用する面状ヒーターの耐久性及び良好な歩留ま
りを確保するために、電気的な接続の安定性ないし信頼
性及び面内温度分布の一様性などが要求されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記、面状ヒーターの
面内温度分布の一様性は、抵抗発熱体を細線で、かつ捲
回ないし捲装ピッチを小さく設定することで可能とな
る。すなわち、抵抗発熱体を精度よく配置ないしパター
ンニングし、全体的に、可能な限りバラツキのない発熱
温度を確保できるように設定することにより、面内温度
分布が一様な面状ヒーターとなるので、前記要望に対応
できることになる。
【0008】しかしながら、上記抵抗発熱体に対する電
力供給端子の接続状態によっては、実用上、次のような
不都合が認められる。すなわち、抵抗発熱体及び被接続
部を構成するタングステン線もしくはモリブデン線、さ
らには電力供給端子を成すタングステンもしくはモリブ
デンなどは、共に硬い材質であるため、セラミックス基
材の燒結過程において、強固な接合を確保することが困
難であり、結果的に、抵抗発熱体の被接続部−電力供給
端子間で局部発熱を生じ易いと言う問題がある。
【0009】また、予め作製した2枚の板状セラミック
基材間に接合剤を介在させる一方、抵抗発熱体を配置
し、かつこの抵抗発熱体の被接続部に対して電力供給端
子を位置決め接合一体化した場合も、同様の問題があ
る。すなわち、抵抗発熱体及び電力供給端子は、共に硬
い材質であるため、接触・接合不良による抵抗を生じ
て、最悪の場合、局部発熱や断線や抵抗発熱体の破損を
招来する。この接合不良を回避するため、抵抗発熱体の
被接続部及び電力供給端子をロウ材でロウ付けする手段
もあるが、面状セラミックスヒーターの使用温度や雰囲
気などにより、ロウ材の材質が制限される。
【0010】上記のように、従来の面状セラミックスヒ
ーターの場合は、電力供給端子の接続不安定さによる局
部発熱の現象などもあって、発熱・放熱の安定性が損な
われる恐れがある。つまり、面内温度分布の一様性の確
保などが困難で、たとえば半導体の製造・加工効率ない
し生産性などを損なう。一方、半導体ウェハの大口径化
などを進めて生産性などを上げるには、被加工体の大口
径化に対応した面状ヒーターの大口径化を要する。この
とき、面状セラミックスヒーターの放熱・加熱温度の制
御・安定性、あるいは一様な温度設定が必要視されるの
に対し、上記安定した発熱・放熱性や面内温度勾配など
が損なわれることは、まさに、相容れない性状であり生
産性の向上などに対応できない。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、抵抗発熱体に対する電力供給端子の強固・密接的な
接続が確保され、局部発熱の発生も防止され、安定した
発熱・放熱が得られるセラミック面ヒーター及びその製
造方法の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一主
面が放熱・発熱面をなす面状のセラミックス基材と、前
記セラミックス基材に埋め込み・配置された抵抗発熱体
と、前記抵抗発熱体に一端が接続し他端側がセラミック
ス基材の他主面側に導出された電力供給端子とを有する
面状セラミックスヒーターであって、前記抵抗発熱体の
被接続端子部に対して電力供給端子が、電力供給端子を
導出するセラミックス基材周圧によって圧接的に接続さ
れていることを特徴とする面状セラミックスヒーターで
ある。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載の面状セ
ラミックスヒーターにおいて、面状のセラミックス基材
が複数の積層で一体に形成され、積層対接面に設けられ
た係合溝に少なくとも抵抗発熱体の被接続端子部が突出
形に装着・配置されていることを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、一主面が放熱・発熱面
をなす第1の面状セラミックス基材の他主面側に被接続
端子部を有する抵抗発熱体を位置決め配置する工程と、
前記抵抗発熱体の被接続端子部に接続する電力供給端子
の挿着孔を有する第2の面状セラミックス基材を抵抗発
熱体配置面に積層一体化する工程とを備える面状セラミ
ックスヒーターの製造方法であって、前記電力供給端子
の挿着外周面及び挿着孔内壁面が対応するテーパ付きに
形成され、相対的な圧接作用で抵抗発熱体の被接続端子
部に対し電力供給端子を対接させることを特徴とする面
状セラミックスヒーターの製造方法である。
【0015】請求項4の発明は、請求項3記載の面状セ
ラミックスヒーターの製造方法において、電力供給端子
端面に抵抗発熱体の被接続端子部を係合可能な係合溝を
設けておくことを特徴とする。
【0016】請求項1ないし4の発明は、セラミックス
基材中に埋め込み配置された抵抗発熱体と、セラミック
ス基材から導出された電力供給端子との接合・対接構成
を骨子としたものである。すなわち、一主面が放熱・発
熱面をなし、埋め込まれた抵抗発熱体の被接続端子部に
接続する電力供給端子を他主面に導出する構成の面状セ
ラミックスヒーターにおいて、前記電力供給端子を導出
する挿着孔内壁面、及び電力供給端子外周面を対応する
テーパ付きに形成し、相対的な強制・圧接作用によっ
て、抵抗発熱体の被接続端子部と電力供給端子とを密着
的、かつ確実に対接・接続するものである。
【0017】請求項1ないし4の発明において、抵抗発
熱体の被接続部に対する電力供給端子の接続構成は、電
力供給端子の外周面、及び前記電力供給端子を導出する
セラミックス基材の導出・挿通内壁面が相対的なテーパ
付けに形成されている。ここで、テーパ角度は、一般的
に、0.6〜40度、好ましくは1〜15度程度であ
る。つまり、テーパ角度が小さいと、電力供給端子に所
要の圧力が加わらず、また、テーパ角度が大きいと、圧
力が過剰となって電力供給端子が破損する恐れがある。
【0018】そして、相対的な強制・圧接は、ホットプ
レスなどの加圧で行われ、この際、テーパ付けによって
電力供給端子を導出・挿通するセラミックス基材、ある
いは電力供給端子が強制・圧接される。すなわち、電力
供給端子を導出・挿通するセラミックス基材あるいは電
力供給端子は、ホットプレスによる加圧で強制・圧接さ
れると、この加圧力がテーパを伝わって電力供給端子及
び抵抗発熱体の被接続端子部に到達し、強固ないし密着
した接合が形成される。
【0019】請求項1ないし4の発明において、抵抗発
熱体の被接続端子部に対接する電力供給端子面に、断面
V字形、断面方形、断面半円状などに加工し、抵抗発熱
体の被接続端子部を係合・保持し易い構成を採ることが
好ましい。また、前記被接続端子部が係合する溝内に、
たとえばタングステン粉末やモリブデン粉末を塗布・付
着して、電気的な密着・接続をよくすることとが好まし
い。
【0020】請求項1ないし4の発明において、抵抗発
熱体を埋め込み・内蔵するセラミックス系焼結体は、一
般的に、次のような手段で得られる。たとえば窒化アル
ミニウム系焼結体は、平均粒径0.01〜5μm程度の
窒化アルミニウム粉末に、焼結助剤およびバインダーを
添加・混合して得たスラリーから造粒し、これを所要の
形状寸法の成形体に成形し、有機成分を熱脱脂処理後、
1800℃以上の高温不活性雰囲気中で焼結することに
より作製される。ここで、焼結助剤としては、酸化イッ
トリウムなどが例示され、また、バインダーとしては、
ポリビニルブチラールなどが例示される。なお、高温焼
結に先立って、成形体の一主面に、抵抗発熱体の配置・
埋め込み用の溝などを予め設けておくことが望ましい。
【0021】また、窒化アルミニウム系基材に対する抵
抗発熱体の埋め込みは、組み合わせる窒化アルミニウム
系部材の対向面間に、抵抗発熱素子を位置決め配置する
一方、前記窒化アルミニウム系部材の対向する面に、た
とえば窒化アルミニウム−酸化イットリウム−酸化リチ
ウム系ペーストなどの接合剤を印刷や塗布して接合層を
設け、不活性雰囲気中もしくは減圧雰囲気下で、155
0〜1750℃程度の温度で加熱することにより行われ
る。
【0022】
【発明の実施態様】以下、図1(a),(b)、図2
(a),(b),(c),(d)、及び図3を参照して
実施例を説明する。
【0023】図1(a),(b)は、第1の実施例に係
る面状セラミックスヒーターの互いに異なる要部構成を
示す断面図、図2(a),(b),(c)は、図1
(a)の構成の拡大断面図、図2(d)は抵抗発熱体の
被接続部と電力供給端子の接続態様を平面的に示す模式
図である。図1(a),(b)において、1は窒化アル
ミニウム系基材で、一主面が放熱・発熱面を成す窒化ア
ルミニウム系基材層1aと、電力供給端子2を他主面側
に導出する窒化アルミニウム系基材層1bとの接合剤層
(図示省略)を介したホットプレスで、接合・一体に構
成されている。また、3はタングステン線を素材とした
抵抗発熱体で、前記窒化アルミニウム系基材層1a、1
b間に埋め込まれており、その被接続端子部3aに、電
力供給端子2の端面が圧接的に接続している。すなわ
ち、電力供給端子2に対して、窒化アルミニウム系基材
層1bの導出孔内壁面テーパが係合し、この係合するテ
ーパによる圧接作用で、電力供給端子2が発熱抵抗体の
被接続部に強固に接続している。
【0024】次に、上記構成の面上セラミックスヒータ
ーの製造例を説明する。予め、用意しておいた第1の面
状セラミックス基材層1aの一主面を放熱・発熱面と
し、この第1の面状セラミックス基材層1aの他主面側
に被接続端子部3aを有する抵抗発熱体3を位置決め配
置する。同じく、用意しておいた電力供給端子2の挿着
孔を有する第2の面状セラミックス基材層1bを、前記
抵抗発熱体3配置面に積層する。
【0025】ここで、第2の面状セラミックス基材層1
bにおける電力供給端子2の挿着孔は、前記抵抗発熱体
3の被接続端子部3aに対応して穿設されており、ま
た、電力供給端子2外周面及びの挿着孔内周面は対応さ
せて、テーパ付けされている。つまり、電力供給端子2
は、先端面側が径大化する形に0.6〜40度、好まし
くは1〜15度にテーパ付けされている。また、第2の
面状セラミックス基材層1bの挿着孔内周面は、前記電
力供給端子2のテーパに対応したテーパ付けがなされて
いる。なお、電力供給端子2及び第2の面状セラミック
ス基材層1bの挿着係合は、全域に及ぶテーパ付け(図
1a参照)、あるいは一部テーパ付け(図1b参照)の
いずれであってもよい。
【0026】そして、第2の面状セラミックス基材層1
bの挿着孔に、電力供給端子2を一次的に装着・組み合
わせ、前記抵抗発熱体3を配置した第1の面状セラミッ
クス基材層1a面に、接合剤を介して位置決め積層す
る。その後、第2の面状セラミックス基材層1bの電力
供給端子2導出面を加圧熱すると、前記テーパを伝わっ
た加圧力で、電力供給端子2が抵抗発熱体3側に強制的
に圧接されて強固、かつ密着した接続が形成される。
【0027】なお、上記電力供給端子2及び抵抗発熱体
3の被接続部3aとの圧接的な接続・構成は、図2
(a),(b),(c)及び(d)にそれぞれ示すごと
く、抵抗発熱体3の被接続部3aを突設的に係合できる
断面V字形、方形形あるいは半円形の係合溝2aを電力
供給端子2の端面に設けておくことが望ましい。そし
て、前記加圧熱一体化のとき、予め係合溝2aにタング
ステン粉末4など介在させておくと、接続抵抗の低い強
固、かつ密着した接続を形成できる。
【0028】図3は、第2の実施例に係る面状セラミッ
クスヒーターの他の要部構成例を示す断面図である。こ
の面状セラミックスヒーターの場合も、窒化アルミニウ
ム系基材1が、一主面を放熱・発熱面とする窒化アルミ
ニウム系基材層1aと、電力供給端子2を他主面側に導
出する窒化アルミニウム系基材層1bとの接合剤層(図
示省略)を介したホットプレスで、接合・一体に構成さ
れている。また、タングステン線を素材とした抵抗発熱
体3は、前記窒化アルミニウム系基材層1a、1b間に
埋め込まれており、その被接続端子部3aに、電力供給
端子2の端面が圧接的に接続している。
【0029】つまり、基本的には、上記実施例の場合と
同様に、電力供給端子2外周面及び窒化アルミニウム系
基材層1bの導出孔内壁面のテーパ係合による圧接作用
で、電力供給端子2が発熱抵抗体の被接続部に強固に接
続している。しかし、その手段は、電力供給端子2外周
面を先端側に縮径する一方、窒化アルミニウム系基材層
1bの挿着孔内壁面も対応するテーパ付きに縮径した構
成と成っている。この構成では、電力供給端子2を加圧
熱・圧入することにより、結果的に、相対的な圧接作用
で抵抗発熱体の被接続端子部に対し電力供給端子を対接
させることになる。
【0030】本発明は、上記実施例に限定されるもので
なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲でいろいろの変形を
採ることができる。たとえば、抵抗発熱体の形状・材
質、入力電力端子の材質、あるいはセラミックス系基材
の材質、形状・寸法など用途に応じて選択・設定でき
る。その他、電極を内蔵する静電チャックやサセプター
などの構成にも応用できる。
【0031】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、セラミ
ックス系基材に埋め込まれた抵抗発熱体に対し、電力供
給端子が強固に、かつ密着的に接続する構成を採るた
め、安定した電力の供給が常時確保される。つまり、搬
送や取扱過程などにおいて、上記、電力供給端子との接
続ないし接触不良の発生もなくなり、この接続ないし接
触不良に起因する局部発熱の恐れも解消し、半導体の製
造に適した全面的に温度ムラのない、かつ発熱・放熱容
量の安定した発熱体を提供できる。
【0032】請求項3及び4の発明によれば、電力供給
端子との接続ないし接触不良に起因する局部発熱の恐れ
も解消し、半導体の製造に適した全面的に温度ムラのな
い、かつ発熱・放熱容量の安定した発熱体を歩留まりよ
く提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、第1の実施例に係る面状セ
ラミックスヒーターの互いに異なる要部構成例を示す断
面図。
【図2】(a),(b),(c)は、第1の実施例に係
る面状セラミックスヒーターにおける電力供給端子と抵
抗発熱体との圧接的な接続構造の互いに異なる例を示す
断面図、(d)は第1の実施例に係る面状セラミックス
ヒーターにおける電力供給端子と抵抗発熱体との圧接的
な接続構造例を示す平面図。
【図3】第2の実施例に係る面状セラミックスヒーター
の要部構成例を示す断面図。
【符号の説明】
1……窒化アルミニウム系基材 1a,1b……窒化アルミニウム系基材層 2……電力供給端子 2a……電力供給端子端面の係合溝 3……抵抗発熱体 3a……被接続部 4……タングステン粉末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 光広 神奈川県秦野市曽屋30 東芝セラミックス 株式会社開発研究所内 (72)発明者 柏熊 憲章 神奈川県秦野市曽屋30 東芝セラミックス 株式会社開発研究所内 (72)発明者 宮崎 晃 神奈川県秦野市曽屋30 東芝セラミックス 株式会社開発研究所内 Fターム(参考) 3K034 AA02 BB06 BB14 BC02 BC17 CA02 CA27 CA29 CA40 JA01 JA10 3K092 PP20 QA05 QB02 QB26 QB62 QB70 QC02 QC42 QC59 QC63 QC66 RF03 RF11 RF27 VV22 VV31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一主面が放熱・発熱面をなす面状のセラ
    ミックス基材と、前記セラミックス基材に埋め込み・配
    置された抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体に一端が接続し
    他端側がセラミックス基材の他主面側に導出された電力
    供給端子とを有する面状セラミックスヒーターであっ
    て、 前記抵抗発熱体の被接続端子部に対して電力供給端子
    が、電力供給端子を導出するセラミックス基材の周圧に
    よって圧接的に接続されていることを特徴とする面状セ
    ラミックスヒーター。
  2. 【請求項2】 面状のセラミックス基材が複数の積層で
    一体に形成され、積層対接面に設けられた係合溝に少な
    くとも抵抗発熱体の被接続端子部が突出形に装着・配置
    されていることを特徴とする請求項1記載の面状セラミ
    ックスヒーター。
  3. 【請求項3】 一主面が放熱・発熱面をなす第1の面状
    セラミックス基材の他主面側に被接続端子部を有する抵
    抗発熱体を位置決め配置する工程と、 前記抵抗発熱体の被接続端子部に接続する電力供給端子
    の挿着孔を有する第2の面状セラミックス基材を抵抗発
    熱体配置面に積層一体化する工程とを備える面状セラミ
    ックスヒーターの製造方法であって、 前記電力供給端子の挿着外周面及び第2の面状セラミッ
    クス基材の挿着孔内壁面が対応するテーパ付きに形成さ
    れ、相対的な圧接作用で抵抗発熱体の被接続端子部に対
    して電力供給端子先端面を対接させることを特徴とする
    面状セラミックスヒーターの製造方法。
  4. 【請求項4】 電力供給端子先端面に抵抗発熱体の被接
    続端子部を係合可能な係合溝を設けておくことを特徴と
    する請求項3記載の面状セラミックスヒーターの製造方
    法。
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