JP2007157661A - セラミックスヒーターおよびセラミックスヒーターの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対以上の貫通孔13が形成された絶縁性セラミックスからなる板状部材12と、導電性セラミックスからなる導電層19と、絶縁性セラミックスからなる被覆層21とを備えたセラミックスヒーター11であって、貫通孔に導電性セラミックスからなる接続部材14が挿入され、該接続部材の一端面16が板状部材の主面15と同一平面をなし、接続部材は導電層19が被覆されて板状部材に固定されるとともに、ヒーターパターン20を有する導電層と接続され、接続部材の反対側は板状部材から突出するとともに該突出部18は被覆層が形成されていない端子を構成するセラミックスヒーター。
【選択図】 図1
Description
また、支持基材、導電層、被覆層のすべてが化学気相蒸着法で製造されるので、焼結法によって製造されたものより高純度で半導体ウエハが不純物によって汚染されにくいという利点があり、加熱プロセスでは有利である。
減圧下で輻射加熱を行う場合、使用時間が長くなるにつれて、プロセスガスの回り込みに起因する膜付着や、周囲部材からの飛散物の付着によりヒーター表面が汚れ、このため輻射率が変化し、同じ電力でも半導体ウエハを同じように加熱できなくなることがある。このような現象は、特に1000℃以上の高温プロセスで顕著である。
直置き加熱の場合にはこのような問題が無い。また直置き加熱の方が輻射加熱よりも加熱効率がよいため、高温のプロセスでは直置き加熱がコスト的にも適している。
半導体ウエハは図10の点線部分1の内側領域に載置される。ヒーターの中央部が第一の加熱領域2、その外側が第二の加熱領域3である。第一の加熱領域2に接続されるグラファイト棒状部材4、第二の加熱領域3に接続されるグラファイト棒状部材5がそれぞれヒーター最外周部に設けられている。即ち、ヒーター中央部に位置する第一の加熱領域2に接続されるグラファイト棒状部材4がヒーター最外周部に設けられるため、第一の加熱領域2とグラファイト棒状部材4とを結ぶ導電経路6を第二の加熱領域3中に設けなければならない。
また、接続部材は導電層が被覆されて板状部材に固定されるため、ヒーター熱およびヒーター重量により破損し易いネジ(螺子)等を用いることなく、導電層と接続部材の接触が良好で耐久性が高くなり、ヒーター寿命が長くなる。
また、簡単な構造で破損し難いものを容易に作製できるため、製造コストも低減できる。
このように、前記接続部材の前記板状部材の貫通孔への挿入は、圧入によることとすれば、板状部材と接続部材の接続に、ヒーター熱およびヒーター重量等による破断の不具合の原因となるネジを使用せず導電層と接続部材の接触を良好にして接続部材の断面積を小さくすることができるので、外部へ流出する熱量を小さく抑えることができて被加熱物をより高い加熱効率で均一に加熱できる。また、パーティクルの発生源となるボルトとナットを使用する必要がないため、不純物の飛散がなく高純度が要求される加熱プロセスにも対応できる。この場合、接続部材の一端面と板状部材の主面とが正確に同一面となるように、圧入した後主面を平面研削する等により平面加工するのが好ましい。
このように、前記ヒーターパターンを、前記接続部材の前記板状部材の貫通孔に挿入された側の端面と同一平面をなす前記板状部材の主面上、および/または、該主面と反対側の主面上に形成し、該ヒーターパターンを形成していない主面上の導電層を一部または全部除去することにより前記接続部材同士が短絡しないように電気的に絶縁すれば、平坦なヒーター上に直接載置された被加熱物を高い加熱効率で均一に加熱できるヒーターとなる。
このように、前記板状部材として、熱分解窒化ホウ素、炭素を含有する熱分解窒化ホウ素、珪素を含有する熱分解窒化ホウ素、アルミニウムを含有する熱分解窒化ホウ素のいずれかを用いることにより、化学気相蒸着法により製造することができ、高温での使用でも安定で不純物の飛散がなく高純度が要求される加熱プロセスにも対応できるヒーターとなる。
ここで、前記板状部材が炭素を含有する熱分解窒化ホウ素、珪素を含有する熱分解窒化ホウ素、アルミニウムを含有する熱分解窒化ホウ素である場合は、炭素含有量または珪素含有量またはアルミニウムの含有量が大きくなるにつれて板状部材の抵抗率は小さくなる。炭素含有量または珪素含有量またはアルミニウム含有量は、ヒーターパターン間の絶縁を保ち得る量に抑えられる必要がある。
このように、前記接続部材として、グラファイト、炭化ケイ素焼結体、炭化ホウ素焼結体のいずれかからなるものを用いることにより、耐熱性に優れたものとなる上に、外面に導電層および被覆層が被覆されるので、不純物の飛散がなく高純度が要求される加熱プロセスにも対応できるヒーターとなる。特に、グラファイトは、比較的安価で加工も容易であるためさらに好ましい。
このように、前記導電層を、熱分解グラファイト、ホウ素および/または炭化ホウ素を含有する熱分解グラファイトのいずれかを化学気相蒸着させることにより形成することにより、金属の箔や巻回線よりも加工が容易なためヒーターパターンを蛇行パターンとして、その幅や厚さを変えることにより、任意の温度傾斜をつけたり、熱環境に応じた発熱分布をもたせて均熱化したりすることが容易なヒーターとなる。さらに、化学気相蒸着法を用いれば、導電性ペーストをスクリーン印刷により塗布する手法よりも厚さを均一にできる。
また、前記給電部材は、ヒーター本体と別体であるため、該給電部材やこれに形成した被膜が損傷した場合は、当該部品のみを交換すればよいため寿命の長い安価なヒーターとすることができる。
このように、前記給電部材として、グラファイト、外表面がホウ素および/または炭化ホウ素を含有する熱分解グラファイトで被覆されたグラファイト、導電性炭化ケイ素焼結体、導電性炭化ホウ素焼結体、タンタル、タングステン、モリブデン、インコネル、ニッケル、ステンレスのいずれかからなるものを用いることによって、導電性が高い上に融点も高いので、1000℃以上の加熱プロセスにも対応できるヒーターとなる。特に、グラファイトは、比較的安価で加工も容易であるためさらに好ましい。
このように、前記給電部材を、絶縁性セラミックスからなる管状部材により囲繞することによって、給電部材からの不純物やパーティクルの飛散が抑制されるとともに、給電部材は周囲の部材から絶縁されることになるので、給電部材と周囲の部材との間の放電を防ぐことができる。
また、該管状部材に損傷が生じた場合、当該部品のみを交換すればよいため、寿命の長いヒーターとすることができる。
このように、前記管状部材による囲繞は、絶縁性セラミックスからなる管状部材の一端に底部を形成し、該底部の中心部に貫通孔を設け、該貫通孔に前記接続部材の突出部を挿入し、前記底部の底面がヒーター本体に接するようにし、さらに前記突出部に前記給電部材を挿入して固定することにより行うことによって、ヒーター本体付近での絶縁性セラミックスによる接続部材および給電部材の囲繞を確実にすることができ、ヒーター熱等による劣化に起因するヒーター破損や不純物・パーティクルの飛散を抑制することができる。
このように、前記給電部材として、表面上に、絶縁性セラミックスからなる被膜が形成されたものを用いることによって、給電部材からの不純物やパーティクルの飛散がより抑制されるとともに、給電部材は周囲の部材から絶縁されるヒーターとなるので、給電部材と周囲の部材との間の放電を防ぐことができる。
特に、前記給電部材上の被膜が、凹部と銅線等に接続する部分を除く全体に形成され、前記被膜がヒーター本体に密着するように突出部と凹部が接続されることにより、導電層や接続部材あるいは給電部材と反応性のある雰囲気下でヒーターを使用することも可能となり、ヒーター熱等による劣化に起因するヒーター破損や不純物・パーティクルの飛散を効果的に抑制することができる。
特にこの場合、給電部材を、導電性セラミックスである、グラファイト、炭化ケイ素焼結体、炭化ホウ素焼結体からなるものとし、この上に、前記絶縁性セラミックスからなる被膜を形成すれば、より高温で安定で不純物の飛散が少ないものとなるので好ましい。
このように、前記被覆層、前記管状部材、前記給電部材上の被膜として、熱分解窒化ホウ素、炭素を含有する熱分解窒化ホウ素、珪素を含有する熱分解窒化ホウ素、アルミニウムを含有する熱分解窒化ホウ素のいずれかからなるものを用いることによって、化学気相蒸着法により容易に製造することができ、高温での使用でも安定で不純物の飛散がなく高純度が要求される加熱プロセスにも対応できるヒーターとなる。
ここで前記被覆層、前記管状部材、前記給電部材が、炭素を含有する熱分解窒化ホウ素、珪素を含有する熱分解窒化ホウ素、アルミニウムを含有する熱分解窒化ホウ素である場合は、炭素含有量または珪素含有量またはアルミニウムの含有量が大きくなるにつれて抵抗率は小さくなる。そのため、炭素含有量または珪素含有量またはアルミニウム含有量は、前記被覆層については、ヒーターパターン間あるいはヒーターパターンと被加熱物の間の絶縁を保ち得る量に抑えられる必要があり、前記管状部材、前記給電部材上の被膜については、給電部材と周囲部材との間の絶縁を保ち得る量に抑えられる必要がある。
特に、使用時にヒーター熱が大きくヒーター重量がかかる負担も大きい接続部材の板状部材と接続する部分を圧入により接続することとして、螺子(ネジ)を使用せず、破断等の不具合や不純物やパーティクルの飛散を防止することができ、その一方で、接続部材の給電部材との接続を螺子による螺合とすることで、給電部材やこれに形成した被膜が破損した場合の部材交換を容易にし、組立ても容易で保管や輸送時には空間を取らず利便性が高いセラミックスヒーターとすることができる。
図1は、本発明のセラミックスヒーターの一例を示す断面図である。図2、3は、本発明のセラミックスヒーターの板状部材および接続部材の一例を示す図である。図6、図8は、本発明のセラミックスヒーターの給電部材を接続部材に接続する一例を示す図である。
その上、前記同一平面上に形成されたヒーターパターン20によって、平坦なヒーター上に直接載置された被加熱物を高い加熱効率で均一に加熱できるセラミックスヒーターとすることができる。また、より均熱化を図るため、図1のように、接続部材の一端面16上にもヒーターパターン20が形成されている。
さらに、接続部材14は導電層19が被覆されて板状部材12に固定されるため、ヒーター熱およびヒーター重量等により破損し易いネジ(螺子)等を用いることなく、導電層19と接続部材14の接触が良好で耐久性が高く、ヒーター寿命が長いものとすることができる。
また、給電部材34は、ヒーター本体と別体であるため、該給電部材34が損傷した場合は、当該部品のみを交換すればよいため寿命の長いヒーターとすることができる。
また、板状部材12の形状は、被加熱物として大直径の円形の半導体ウエハを支持するため、図2、4のように円盤状が好ましいが、必要に応じて多角形の板状であってもよい。また、貫通孔13は、1対以上形成されるが、例えば、2ゾーン式のヒーターの場合、図2、5のように2対形成される。貫通孔13の形状は、接続部材14を挿入して固定できる形状であれば、特に限定されないが、円柱状の接続部材14を圧入して固定可能な円形形状であることが好ましい。
これによって、給電部材34は、導電性が高い上に融点も高いので、1000℃以上の加熱プロセスにも対応できるヒーターとなる。特に、グラファイトは、比較的安価で加工も容易であるためさらに好ましい。
また、管状部材31に損傷が生じた場合、当該部品のみを交換すればよいため、寿命の長いヒーターとすることができる。
特に、前記給電部材上の被膜37が、凹部35と銅線等に接続する部分36を除く全体に形成され、前記被膜37がヒーター本体に密着するように凹部35と突出部18が接続されることにより、接続部材14や給電部材34と反応性のある雰囲気下でヒーターを使用することも可能となり、反応性雰囲気に侵食されることに起因する放電、ヒーター破損や不純物・パーティクルの飛散を効果的に抑制することができる。
特にこの場合、給電部材は、導電性セラミックスである、グラファイト、炭化ケイ素焼結体、炭化ホウ素焼結体からなるものとし、この上に、前記絶縁性セラミックスからなる被膜を形成したものとすれば、より高温で安定で不純物飛散が少ない給電部材となるので好ましい。
従って、炭素含有量または珪素含有量またはアルミニウム含有量は、被覆層21については、ヒーターパターン間あるいはヒーターパターンと被加熱物の間の絶縁を保ち得る量に抑えられる必要があり、管状部材31、給電部材上の被膜37については、給電部材と周囲部材との間の絶縁を保ち得る量に抑えられる必要がある。
(実施例)
まず、アンモニア4SLMと三塩化ホウ素2SLMを圧力10Torr、温度1850℃で反応させて直径310mm、厚さ2.5mmの熱分解窒化ホウ素製の板状部材を作製した。この板状部材の中心から半径102mm上の2箇所と半径111mm上の2箇所に直径12mmの貫通孔を設けた。
まず、アンモニア4SLMと三塩化ホウ素2SLMを圧力10Torr、温度1850℃で反応させて、実施例よりも大きい直径350mm、厚さ2.5mmの熱分解窒化ホウ素製の板状部材を作製した。そして、板状部材上にメタン3SMLと三塩化ホウ素、0.1SLMとを圧力5Torr、温度1750℃で熱分解させて厚さ50μmの炭化ホウ素を含有する熱分解グラファイトからなる導電層を設けて、これに機械加工を施して図10のような2ゾーン式の導電路経路6を有するヒーターパターンを形成した。
4、5…棒状部材、 6…導電経路、 11…セラミックスヒーター、
12…板状部材、 13…貫通孔、 14…接続部材、 15、17…板状部材の主面、
16…接続部材の一端面、 18…突出部(端子)、 19…導電層、
20…ヒーターパターン、 21…被覆層、 22…導電層の除去部(溝)、
31…管状部材、 32…底部、 33…貫通孔、 34…給電部材、 35…凹部、
36…接続部、 37…給電部材上の被膜。
Claims (26)
- 少なくとも、一対以上の貫通孔が形成された絶縁性セラミックスからなる板状部材と、該板状部材上に形成された導電性セラミックスからなる導電層と、該導電層上に形成された絶縁性セラミックスからなる被覆層とを備えたセラミックスヒーターであって、前記板状部材の貫通孔に導電性セラミックスからなる接続部材が挿入され、該接続部材の貫通孔に挿入された端面が前記板状部材の導電層が形成される主面と同一平面をなし、前記接続部材は前記導電層が被覆されて板状部材に固定されるとともに、前記板状部材の主面上に形成されたヒーターパターンを有する前記導電層と接続され、前記接続部材の前記板状部材の貫通孔に挿入された側と反対側は前記板状部材から突出するとともに該突出部は前記被覆層が形成されていない端子を構成するものであることを特徴とするセラミックヒーター。
- 前記接続部材は、前記板状部材の貫通孔に圧入されたものであることを特徴とする請求項1に記載のセラミックスヒーター。
- 前記ヒーターパターンは、前記接続部材の前記板状部材の貫通孔に挿入された側の端面と同一平面をなす前記板状部材の主面上、および/または、該主面と反対側の主面上に形成され、該ヒーターパターンが形成されてない主面においては前記接続部材同士が短絡しないように電気的に絶縁されたものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセラミックスヒーター。
- 前記板状部材は、熱分解窒化ホウ素、炭素を含有する熱分解窒化ホウ素、珪素を含有する熱分解窒化ホウ素、アルミニウムを含有する熱分解窒化ホウ素のいずれかからなるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のセラミックスヒーター。
- 前記接続部材は、グラファイト、炭化ケイ素焼結体、炭化ホウ素焼結体のいずれかからなるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のセラミックスヒーター。
- 前記導電層は、熱分解グラファイト、ホウ素および/または炭化ホウ素を含有する熱分解グラファイトのいずれかからなるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のセラミックスヒーター。
- 前記接続部材の突出部に、該接続部材とは別体であり導電性セラミックスまたは金属からなる棒状の給電部材の一端に設けられた凹部が挿入され、該給電部材と接続されたものであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のセラミックスヒーター。
- 前記接続部材の突出部は、該突出部に雄螺子が形成され、前記給電部材の凹部に雌螺子が形成され、前記雄螺子が前記雌螺子に螺合されることによって前記給電部材に接続されたものであることを特徴とする請求項7に記載のセラミックスヒーター。
- 前記給電部材は、グラファイト、外表面がホウ素および/または炭化ホウ素を含有する熱分解グラファイトで被覆されたグラファイト、炭化ケイ素焼結体、炭化ホウ素焼結体、タンタル、タングステン、モリブデン、インコネル、ニッケル、ステンレスのいずれかからなるものであることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のセラミックスヒーター。
- 前記給電部材は、絶縁性セラミックスからなる管状部材により囲まれたものであることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか一項に記載のセラミックスヒーター。
- 前記管状部材は、一端に底部を有し該底部の中心部に貫通孔が設けられたものであり、前記底部の底面がヒーター本体に接し、前記貫通孔に、前記接続部材の突出部が挿入され、さらに前記給電部材が挿入されることで、給電部材を囲繞するものであることを特徴とする請求項10に記載のセラミックスヒーター。
- 前記給電部材上に、絶縁性セラミックスからなる被膜が形成されたものであることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか一項に記載のセラミックスヒーター。
- 前記被覆層、前記管状部材、前記給電部材上の被膜は、熱分解窒化ホウ素、炭素を含有する熱分解窒化ホウ素、珪素を含有する熱分解窒化ホウ素、アルミニウムを含有する熱分解窒化ホウ素のいずれかからなるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載のセラミックスヒーター。
- 少なくとも、絶縁性セラミックスからなる板状部材に一対以上の貫通孔を形成し、該板状部材上に導電性セラミックスからなる導電層を形成し、その後、該導電層上に絶縁性セラミックスからなる被覆層を形成するセラミックスヒーターの製造方法であって、導電性セラミックスからなる接続部材を前記板状部材の貫通孔に挿入して、該接続部材の貫通孔に挿入された端面が前記板状部材の主面と同一平面をなし、前記接続部材の貫通孔に挿入された側と反対側を前記板状部材から突出するようにした後、前記接続部材および前記板状部材を一体的に被覆するように前記導電層を形成して接続部材と板状部材を固着し、前記板状部材の主面上の前記導電層を加工してヒーターパターンを形成し、その後、前記板状部材、前記接続部材、および前記導電層を、前記接続部材の突出部を除いて一体的に被覆するように前記被覆層を形成することを特徴とするセラミックスヒーターの製造方法。
- 前記接続部材の前記板状部材の貫通孔への挿入は、圧入によることを特徴とする請求項14に記載のセラミックスヒーターの製造方法。
- 前記ヒーターパターンを、前記接続部材の前記板状部材の貫通孔に挿入された側の端面と同一平面をなす前記板状部材の主面上、および/または、該主面と反対側の主面上に形成し、該ヒーターパターンを形成していない主面上の導電層を一部または全部除去することにより前記接続部材同士が短絡しないように電気的に絶縁することを特徴とする請求項14または請求項15に記載のセラミックスヒーターの製造方法。
- 前記板状部材として、熱分解窒化ホウ素、炭素を含有する熱分解窒化ホウ素、珪素を含有する熱分解窒化ホウ素、アルミニウムを含有する熱分解窒化ホウ素のいずれかを用いることを特徴とする請求項14ないし請求項16のいずれか一項に記載のセラミックスヒーターの製造方法。
- 前記接続部材として、グラファイト、炭化ケイ素焼結体、炭化ホウ素焼結体のいずれかからなるものを用いることを特徴とする請求項14ないし請求項17のいずれか一項に記載のセラミックスヒーターの製造方法。
- 前記導電層を、熱分解グラファイト、ホウ素および/または炭化ホウ素を含有する熱分解グラファイトのいずれかを化学気相蒸着させることにより形成することを特徴とする請求項14ないし請求項18のいずれか一項に記載のセラミックスヒーターの製造方法。
- 前記接続部材の突出部を、該接続部材とは別体であり導電性セラミックスまたは金属からなる棒状の給電部材の一端に形成された凹部に挿入し、該給電部材と接続することを特徴とする請求項14ないし請求項19のいずれか一項に記載のセラミックスヒーターの製造方法。
- 前記接続部材の突出部の前記給電部材との接続は、前記接続部材の突出部に雄螺子を形成し、前記給電部材の凹部に雌螺子を形成し、前記雄螺子を前記雌螺子に螺合することにより行うことを特徴とする請求項20に記載のセラミックスヒーターの製造方法。
- 前記給電部材として、グラファイト、外表面がホウ素および/または炭化ホウ素を含有する熱分解グラファイトで被覆されたグラファイト、炭化ケイ素焼結体、炭化ホウ素焼結体、タンタル、タングステン、モリブデン、インコネル、ニッケル、ステンレスのいずれかからなるものを用いることを特徴とする請求項20または請求項21に記載のセラミックスヒーターの製造方法。
- 前記給電部材を、絶縁性セラミックスからなる管状部材により囲繞することを特徴とする請求項20ないし請求項22のいずれか一項に記載のセラミックスヒーターの製造方法。
- 前記管状部材による囲繞は、絶縁性セラミックスからなる管状部材の一端に底部を形成し、該底部の中心部に貫通孔を設け、該貫通孔に前記接続部材の突出部を挿入し、前記底部の底面がヒーター本体に接するようにし、さらに前記突出部に前記給電部材を挿入して固定することにより行うことを特徴とする請求項23に記載のセラミックスヒーターの製造方法。
- 前記給電部材として、表面上に、絶縁性セラミックスからなる被膜が形成されたものを用いることを特徴とする請求項20ないし請求項22のいずれか一項に記載のセラミックスヒーターの製造方法。
- 前記被覆層、前記管状部材、前記給電部材上の被膜として、熱分解窒化ホウ素、炭素を含有する熱分解窒化ホウ素、珪素を含有する熱分解窒化ホウ素、アルミニウムを含有する熱分解窒化ホウ素のいずれかからなるものを用いることを特徴とする請求項14ないし請求項25のいずれか一項に記載のセラミックスヒーターの製造方法。
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