JP4318787B2 - 基礎構造物の構築方法 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄骨造(S造)あるいは鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)における基礎構造物の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のS造あるいはSRC造においては、柱脚用として複数本のアンカーボルトを組込んだアンカーフレームが一般的に使用され、そのアンカーフレームを中心に基礎柱型鉄筋及び基礎梁鉄筋の配筋作業が行われている。この場合、それらの基礎柱型鉄筋と基礎梁鉄筋との接合方法としては、基礎梁主筋の端部をL字形やU字形に折曲げて基礎柱型鉄筋の内部空間部に挿入し、その状態でコンクリートを打設することにより両者を接合するという手法が広く採用されている。他方、梁主筋の端部に形成した雄ネジ部に定着部材を螺合して柱主筋部分に配設して定着させることにより接合する方法も開示されている(特開平6−57952号公報、特開平11−50528号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のように、柱脚部の構築に関する従来技術においては、基礎梁主筋の端部をL字形やU字形に折曲げて基礎柱型鉄筋の内部空間部に挿入し、その状態でコンクリートを打設することにより両者を接合するという手法が広く採用されていたため、とりわけ複数本のアンカーボルトを組込んだアンカーフレームを使用する柱脚部の構築においては、配筋作業やコンクリートの打設作業等に種々の支障を来していた。すなわち、柱脚用のアンカーボルトの埋込み精度を確保するため、一般的には、アンカーボルトの設置作業を先行させて行い、しかる後そのアンカーフレームを中心に基礎柱型鉄筋や基礎梁鉄筋の配筋作業を実施するという施工手順が広く採用される。その場合、基礎梁主筋の端部がL字形やU字形に折曲げられているだけでなく、フープ筋やスターラップ筋等の配筋も加わるため、それらが配筋作業の障害になって作業性が大きく制約された。また、基礎梁主筋のL字形やU字形に折曲げられた端部がアンカーボルトや基礎柱型鉄筋などと交錯するため、それらの配筋作業がきわめて困難なものとなり作業に相当の熟練が要求された。したがって、高度の熟練者の確保が必要とされるだけでなく、工期の遅延や充填不良の原因にもなっていた。
【0004】
本発明は、以上のような従来の技術的事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、基礎構造物、とりわけ複数のアンカーボルトが組込まれるアンカーフレームを採用する柱脚工法を用いた基礎構造物の施工手順を工夫し、配筋作業等の施工の合理化を図って作業性を改善する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1の発明では、アンカーボルトを取付けた状態にアンカーフレームを柱墨に合わせて設置するとともに、それらのアンカーフレーム及びアンカーボルトからなる組立体の周囲に設置予定の所要数のフープ筋を非固定状態に外嵌した上、さらに前記アンカーフレーム及びアンカーボルトからなる組立体に対して、端部ないし同端部の近傍に定着部材を固着した直線状の鉄筋からなる各基礎梁主筋を組込んで所定位置に設置し、しかる後、立上がり筋を設置して前記各フープ筋をそれぞれ所期の位置に取付けるという施工手順を採用した。本発明の場合には、アンカーフレーム及びアンカーボルトからなる組立体に対して、各基礎梁主筋を組込んで所定位置に設置する際には、立上がり筋は未設置状態にあり、またフープ筋は前記組立体に対して非固定状態に外嵌しただけで、自由に動かせる状態にあるので、それらのフープ筋と基礎梁主筋との干渉を簡便に回避でき、しかも前記基礎梁主筋としては直線状のものが採用されていることから、各基礎梁主筋の前記組立体に対する所定位置への組込み作業がし易く、この点で作業性が向上される。また、請求項2の発明では、アンカーフレームを柱墨に合わせて設置するとともに、そのアンカーフレームの周囲に複数本の立上がり筋を設置して、それらの立上がり筋に対して所要数のフープ筋をそれぞれ所期の位置に取付けた上、さらに前記フープ筋相互間の間隙から端部ないし同端部の近傍に定着部材を固着した直線状の鉄筋からなる各基礎梁主筋を差込んで所定位置に設置し、しかる後、前記アンカーフレームに対してアンカーボルトを取付けることにより、アンカーボルトを後から所定位置に設置するという施工手順を採用した。さらに、請求項3の発明では、アンカーフレームを柱墨に合わせて設置するとともに、そのアンカーフレームに対して端部ないし同端部の近傍に定着部材を固着した直線状の鉄筋からなる各基礎梁主筋を所定位置に設置し、しかる後、前記アンカーフレームの周囲に複数本の立上がり筋を設置して、それらの立上がり筋に対して所要数のフープ筋をそれぞれ所期の位置に取付けるとともに、前記アンカーフレームに対してアンカーボルトを取付けることにより、アンカーボルトを後から所定位置に設置するという施工手順を採用した。以上のように、請求項2及び請求項3の発明の場合には、フープ筋や各基礎梁主筋の所期の位置への設置後に、後からアンカーボルトを所定位置に設置するという施工手順を採用したので、それらのフープ筋や各基礎梁主筋などの配筋作業の際には、アンカーボルトとの干渉が排除されることから作業がし易く、この点で作業性が向上される。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の適用対象は、複数のアンカーボルトが組込まれる柱脚用のアンカーフレームを採用する柱脚工法を用いた基礎構造物であり、その柱脚用のアンカーフレームを中心に基礎柱型鉄筋及び基礎梁鉄筋を配筋する場合に適用される。請求項1の発明の場合には、前記アンカーフレームに対するアンカーボルトの取付けに関しては、ほかの場所で予めアンカーボルトを取付けて組立の完了した柱脚用アンカーフレームとして設置位置へ据付けるようにしてもよいし、設置位置の柱墨に合わせてアンカーフレームを先ず据付け、そのアンカーフレームに対してアンカーボルトを取付けるようにしてもよい。また、請求項2及び請求項3の発明によれば、設置位置の柱墨に合わせてアンカーフレームを設置した後、基礎柱型鉄筋ないし基礎梁鉄筋を配筋し、その配筋作業後にアンカーボルトを組込むことが可能である。基礎柱型鉄筋や基礎梁鉄筋の具体的構成に関しては、特段の限定条件はなく、種々の形態のものが採用可能である。また、基礎梁鉄筋に関しては、それぞれの基礎梁主筋を一本一本、順次所定位置へ配筋するようにしてもよいし、予めほかの場所で基礎梁主筋とスターラップ筋等から基礎梁鉄筋を組立て、その組立状態のまま設置位置へ移送して配筋するようにしてもよい。なお、アンカーボルトの取付け作業、基礎柱型鉄筋に関する配筋作業ないし基礎梁鉄筋に関する配筋作業の途中に他の作業を同時進行的に挿入することも可能である。
【0007】
図1〜図6は施工手順に関する比較例を示した施工説明図である。本比較例では、先ず図1のように、アンカーフレーム1を捨てコンクリート上に描かれた柱墨(図示しない)に合わせて設置する。アンカーフレーム1はフレームベース2と所要数のフレームポスト3から構成され、各フレームポスト3の上端部には取付板4を介してナット5が溶接されている。フレームベース2は後施工アンカー6などを用いて仮締めしておく。次に図2のように、各フレームポスト3の上端部に溶接した前記ナット5に対して、上端部をそれぞれ添プレート7に仮支持された各アンカーボルト8の下端部に形成された雄ネジ部を螺入してナット9で固定する。そして、下げ振り等を用いて各アンカーボルト8の設置位置を地墨に合わせた後、後施工アンカー6のナットを締付けてアンカーフレーム1を捨てコンクリートに固定する。
【0008】
次に図3の基礎柱型鉄筋の配筋作業に移行し、図示のようにアンカーボルト8を取囲むように基礎柱型鉄筋10を柱墨に合わせながら配筋する。基礎柱型鉄筋10は、立上がり筋11とフープ筋12から構成されている。
【0009】
次に図4の基礎梁鉄筋13の配筋作業に移行する。ここでは、基礎梁鉄筋13を構成する基礎梁主筋14をその端部ないし端部近傍に固着した例えばそろばん玉状などからなる定着部材15部分を前記立上がり筋11とフープ筋12の間隙部を介して基礎柱型鉄筋10の内方に挿通しながら梁墨に合わせて所定の設置位置に配筋する。その場合、基礎柱型鉄筋10相互間に基礎梁主筋14を1本ずつ配筋しながら、同時にスターラップ筋16を配筋するようにしてもよいし、ほかの場所で基礎梁主筋14とスターラップ筋16とから基礎梁鉄筋13を予め組立ててから各基礎柱型鉄筋10相互間に設置するようにしてもよい。なお、基礎梁主筋14は、その両端部を隣接する基礎柱型鉄筋10に挿入する形態だけでなく、中間の基礎柱型鉄筋10を貫通してその両側に位置する基礎柱型鉄筋10に両端部を挿入する形態も可能である。
【0010】
以上のようにしてアンカーボルト8の設置作業、基礎柱型鉄筋10の配筋作業及び基礎梁鉄筋13の配筋作業が完了した場合には、図5のように、それらの基礎柱型鉄筋10及び基礎梁鉄筋13の周囲に型枠17を形成する。そして、コンクリートを打設し、そのコンクリートが固化した後、図6のように型枠17を脱型することにより基礎構造物18の構築作業が終了する。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の各実施例に関して説明する。図7〜図12は本発明に係る第1実施例の施工手順を示した施工説明図である。なお、以下の各実施例の説明においては、上述の比較例と同じ構成部分には同じ符号を付して説明する。本実施例は、前記比較例の図3及び図4の施工手順を逆にしたものである。すなわち、図7及び図8では、図1及び図2と同様に、アンカーフレーム1を捨てコンクリート上に描かれた柱墨(図示しない)に合わせて設置し、各フレームポスト3の上端部に溶接した前記ナット5に対して上端部を添プレート7に仮支持された各アンカーボルト8の下端部に形成された雄ネジ部を螺入してナット9により締付け固定し、下げ振り等を用いて各アンカーボルト8の設置位置を地墨に合わせた後、後施工アンカー6のナットを締付けてアンカーフレーム1を捨てコンクリートに固定する。
【0012】
次に図9の基礎梁鉄筋13の配筋作業に移行し、予めフープ筋12を図示のようにアンカーフレーム1及びアンカーボルト8からなる組立体の周囲に非固定状態に外嵌した状態で、基礎梁主筋14の端部の定着部材15の部分を前記各アンカーボルト8の内側の空間に挿通しながら、基礎梁鉄筋13を梁墨に合わせて所定の設置位置に配筋する。本実施例の場合には、この時点では基礎柱型は未だ形成されていないので、基礎梁主筋14の所定位置への設置作業がし易く、ほかの場所で基礎梁主筋14とスターラップ筋16とから基礎梁鉄筋13を予め組立てて設置位置に配筋する施工形態にも向いている。以上のように、本実施例によれば、各基礎梁主筋14を所定位置に設置する際には、フープ筋12はアンカーフレーム1及びアンカーボルト8からなる組立体に対して非固定状態に外嵌しただけで、自由に動かせる状態にあり、しかも基礎梁主筋14として直線状のものが採用されていることから、それらの基礎梁主筋14の組込み作業がし易く、この点で前記比較例に比べて作業性が向上される。なお、図中、19は基礎梁鉄筋13支持用の支柱、20はカプラ継手等からなる基礎梁主筋14の連結部である。
【0013】
次に図10の基礎柱型鉄筋の配筋作業に移行し、図示のように前記基礎梁鉄筋13の端部との競合を避けながらアンカーボルト8を取囲むように基礎柱型鉄筋10を柱墨に合わせて配筋する。なお、この基礎柱型鉄筋10の配筋作業においては、図示のようにアンカーボルト8を取囲むように少なくとも四隅に立上がり筋を設置し、それらの立上がり筋に対して前記フープ筋12をそれぞれ所期の位置に取付けることになる。しかる後、図11のように基礎柱型鉄筋10及び基礎梁鉄筋13の周囲に型枠17を形成し、コンクリートを打設して固化した後、図12のように型枠17を脱型することにより基礎構造物18の構築作業が終了する。
【0014】
図13〜図18は本発明に係る第2実施例の施工手順を示した施工説明図である。本実施例は、前記第1実施例と比べると、アンカーフレーム1に対するアンカーボルト8の取付け時期が異なっている。すなわち、本実施例では、基礎柱型鉄筋10及び基礎梁鉄筋13の配筋作業が終了してから、前記アンカーフレーム1に対してアンカーボルト8を上方から挿入して取付けるという施工手順が採用されている。
【0015】
すなわち、本実施例では、先ず図13において図1と同様に、アンカーフレーム1を捨てコンクリート上に描かれた柱墨(図示しない)に合わせて設置した後、図14のようにアンカーボルト8を取付けない状態で、アンカーフレーム1の周囲に基礎柱型鉄筋10の配筋を行い、さらに図15のように基礎梁鉄筋13の配筋作業を行う。この場合、アンカーボルト8が設置されていないので、基礎柱型鉄筋10及び基礎梁鉄筋13の配筋作業がし易い。なお、それらの配筋作業に当っては、前記アンカーフレーム1の各フレームポスト3の上端部に溶接されたナット5の上方にアンカーボルト8挿入用のスペースを形成するように配筋する。
【0016】
以上のように、アンカーフレーム1の周囲に対する基礎柱型鉄筋10の配筋作業と基礎梁鉄筋13の配筋作業が完了した場合には、図16のようにアンカーボルト8を1本ずつ差して下端部に形成された雄ネジ部をフレームポスト3の上端部に溶接されたナット5に螺入してからテンプレート7をナットにより固定する。そして、それらのアンカーボルト8の下端部をナット9によりフレームポスト3に締付け固定し、下げ振り等を用いて各アンカーボルト8の設置位置を地墨に合わせた後、後施工アンカー6のナットを締付けてアンカーフレーム1を捨てコンクリートに固定する。
【0017】
しかる後、図17のように基礎柱型鉄筋10及び基礎梁鉄筋13の周囲に型枠17を形成し、コンクリートを打設して固化した後、図18のように型枠17を脱型することにより基礎構造物18の構築作業が終了する。
【0018】
図19〜図24は本発明に係る第3実施例の施工手順を示した施工説明図である。本実施例は、前記第2実施例の図14及び図15の施工手順を逆にしたものである。すなわち、図19においてアンカーフレーム1を捨てコンクリート上に描かれた柱墨(図示しない)に合わせて設置した後、アンカーボルト8を取付けない状態で、先ず図20のように基礎梁鉄筋13の配筋作業を行い、しかる後、図21においてアンカーフレーム1の周囲に基礎柱型鉄筋10の配筋を行う。本実施例の図20における基礎梁鉄筋13の配筋作業は、アンカーボルト8及び基礎柱型鉄筋10が設置されていない状態で実施されるので、配筋作業の障害物がきわめて少ないことから作業がし易く、特にほかの場所で基礎梁主筋14とスターラップ筋16とから基礎梁鉄筋13を予め組立てて設置位置に配筋する施工形態に最適である。
【0019】
以上のように、基礎梁鉄筋13の配筋作業とアンカーフレーム1の周囲に対する基礎柱型鉄筋10の配筋作業が完了した場合には、図22のようにアンカーボルト8を1本ずつ差して下端部に形成された雄ネジ部をフレームポスト3の上端部に溶接されたナット5に螺入してからテンプレート7をナットにより固定する。そして、それらのアンカーボルト8の下端部をナット9によりフレームポスト3に締付け固定し、下げ振り等を用いて各アンカーボルト8の設置位置を地墨に合わせた後、後施工アンカー6のナットを締付けてアンカーフレーム1を捨てコンクリートに固定する。
【0020】
しかる後、図23のように基礎柱型鉄筋10及び基礎梁鉄筋13の周囲に型枠17を形成し、コンクリートを打設して固化した後、図24のように型枠17を脱型することにより基礎構造物18の構築作業が終了する。
【0021】
なお、以上の実施例の説明では、アンカーフレーム1のフレームベース2を捨てコンクリート上に当接させた状態に設置する形態に関して説明したが、杭頭などとの干渉を回避するために例えば100mm程度浮かした状態に設置したり、柱や梁のサイズに合わせてアンカーボルト8や基礎梁主筋14の設置数を増減したり、各フレームポスト3を連結する補強板を付設するなどの変形が可能なことはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、次の効果が得られる。
(1)請求項1の発明によれば、各基礎梁主筋を所定位置に設置する際には、立上がり筋は未設置状態にあり、またフープ筋はアンカーフレーム及びアンカーボルトからなる組立体に対して非固定状態に外嵌しただけで、自由に動かせる状態にあるので、それらのフープ筋と基礎梁主筋との干渉を簡便に回避することができ、しかも直線状の基礎梁主筋が採用されていることから、各基礎梁主筋の前記組立体に対する所定位置への組込み作業がし易く、この点で作業性が向上される。
(2)請求項2の発明によれば、フープ筋や各基礎梁主筋の所期の位置への設置後に、アンカーフレームに対してアンカーボルトを後から所定位置に設置するという施工手順を採用したので、それらのフープ筋や各基礎梁主筋などの配筋作業の際には、アンカーボルトとの干渉が排除されることから作業がし易く、この点で作業性が向上される。
(3)請求項3の発明によれば、上記(2)に加えて、各基礎梁主筋を所定位置に設置する際には、アンカーフレームの周囲に立上がり筋やフープ筋などからなる基礎柱型鉄筋が形成されていないので、その基礎柱型鉄筋との干渉が排除されることから作業がし易く、この点で作業性が更に向上される。
(4)さらに、基礎梁主筋とスターラップ筋等をほかの場所で組立ててから所定の設置位置に配筋する場合に最適であり、その作業性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 比較例の施工手順を示した施工説明図である。
【図2】 同比較例の施工手順を示した施工説明図である。
【図3】 同比較例の施工手順を示した施工説明図である。
【図4】 同比較例の施工手順を示した施工説明図である。
【図5】 同比較例の施工手順を示した施工説明図である。
【図6】 同比較例の施工手順を示した施工説明図である。
【図7】 本発明の第1実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図8】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図9】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図10】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図11】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図12】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図13】 本発明の第2実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図14】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図15】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図16】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図17】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図18】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図19】 本発明の第3実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図20】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図21】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図22】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図23】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【図24】 同実施例の施工手順を示した施工説明図である。
【符号の説明】
1…アンカーフレーム、2…フレームベース、3…フレームポスト、4…取付板、5…ナット、6…後施工アンカー、7…添プレート、8…アンカーボルト、9…ナット、10…基礎柱型鉄筋、11…立上がり筋、12…フープ筋、13…基礎梁鉄筋、14…基礎梁主筋、15…定着部材、16…スターラップ筋、17…型枠、18…基礎構造物、19…支柱、20…連結部
Claims (3)
- アンカーボルトを取付けた状態にアンカーフレームを柱墨に合わせて設置するとともに、それらのアンカーフレーム及びアンカーボルトからなる組立体の周囲に設置予定の所要数のフープ筋を非固定状態に外嵌した上、さらに前記アンカーフレーム及びアンカーボルトからなる組立体に対して、端部ないし同端部の近傍に定着部材を固着した直線状の鉄筋からなる各基礎梁主筋を組込んで所定位置に設置し、しかる後、立上がり筋を設置して前記各フープ筋をそれぞれ所期の位置に取付けるようにしたことを特徴とする基礎構造物の構築方法。
- アンカーフレームを柱墨に合わせて設置するとともに、そのアンカーフレームの周囲に複数本の立上がり筋を設置して、それらの立上がり筋に対して所要数のフープ筋をそれぞれ所期の位置に取付けた上、さらに前記フープ筋相互間の間隙から端部ないし同端部の近傍に定着部材を固着した直線状の鉄筋からなる各基礎梁主筋を差込んで所定位置に設置し、しかる後、前記アンカーフレームに対してアンカーボルトを取付けることにより、アンカーボルトを後から所定位置に設置するようにしたことを特徴とする基礎構造物の構築方法。
- アンカーフレームを柱墨に合わせて設置するとともに、そのアンカーフレームに対して端部ないし同端部の近傍に定着部材を固着した直線状の鉄筋からなる各基礎梁主筋を所定位置に設置し、しかる後、前記アンカーフレームの周囲に複数本の立上がり筋を設置して、それらの立上がり筋に対して所要数のフープ筋をそれぞれ所期の位置に取付けるとともに、前記アンカーフレームに対してアンカーボルトを取付けることにより、アンカーボルトを後から所定位置に設置するようにしたことを特徴とする基礎構造物の構築方法。
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