JP7251037B2 - 接合部構造 - Google Patents

接合部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7251037B2
JP7251037B2 JP2018132214A JP2018132214A JP7251037B2 JP 7251037 B2 JP7251037 B2 JP 7251037B2 JP 2018132214 A JP2018132214 A JP 2018132214A JP 2018132214 A JP2018132214 A JP 2018132214A JP 7251037 B2 JP7251037 B2 JP 7251037B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
reinforcement
bar
foundation
footing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018132214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020007868A (ja
Inventor
悟史 掛
真規 阪田
正樹 田部井
正宏 星野
義弘 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP2018132214A priority Critical patent/JP7251037B2/ja
Publication of JP2020007868A publication Critical patent/JP2020007868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7251037B2 publication Critical patent/JP7251037B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
  • Foundations (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

本発明は、接合部構造に関する。
下記特許文献1には、基礎梁、柱及び杭の接合部において、基礎梁の上主筋を連続させて配筋した接合構造が開示されている。
特開2001-254367号公報
上記特許文献1に開示された接合構造においては、基礎梁と柱の接合部において梁主筋を連続させている(通し筋とされている)。このため、梁主筋が柱主筋や柱主筋に巻き付けるフープ筋等と干渉し易く、施工が難しい。
本発明は上記事実を考慮して、配筋しやすい接合部構造を提供することを目的とする。
請求項1の接合部構造は、コンクリートを打設して形成され、杭、基礎梁及び柱が接合され、基礎梁主筋が配筋されると共に、前記柱より幅が大きく形成され、上端面が前記基礎梁の上端面より上方に形成され、下端面が前記基礎梁の下端面より下方に形成された直方体形状のフーチングと、前記基礎梁主筋の端部に形成され、前記フーチングの内部に配置された定着部と、前記フーチングの内部において、前記定着部を取り囲むように配筋された複数の柱縦筋と、前記フーチングの内部において、前記杭の杭頭から突出し、前記定着部を取り囲むように配筋された杭鉄筋と、前記フーチングの内部において、前記基礎梁主筋における上端筋の上方で前記柱縦筋に巻回された上補強筋と、前記フーチングの内部において、前記基礎梁主筋における下端筋の下方で前記柱縦筋に巻回された下補強筋と、を備え、前記上端筋と前記下端筋との間には前記柱のせん断補強筋が配筋されていない。
請求項1の接合部構造によると、接合体の内部において、柱縦筋に囲まれた位置に、基礎梁主筋の定着部が形成されている。これにより、基礎梁主筋に作用する引張力を接合体へ伝達できる。基礎梁主筋は、通し筋でないため柱縦筋との干渉を避けて配筋し易い。また、接合体の両側にそれぞれ接続する基礎梁の基礎梁主筋を別々に施工できる。このため鉄筋工事の作業性がよい。
一態様の接合部構造は、前記接合体の内部には、前記基礎梁主筋における上端筋の上方で前記柱縦筋に巻回された上補強筋と、前記基礎梁主筋における下端筋の下方で前記柱縦筋に巻回された下補強筋と、が配筋されている。
一態様の接合部構造によると、上端筋の上方で、柱縦筋に上補強筋が巻回されている。このため、例えば上端筋に引張力が作用して定着部から接合体内部に支圧力が作用した際に、柱縦筋が変形することを抑制できる。これにより接合体及び柱が損傷することを抑制できる。同様に、例えば下端筋に引張力が作用して定着部から接合体内部に支圧力が作用した際に、柱縦筋が変形することを抑制できる。これにより接合体が損傷することを抑制できる。
一態様の接合部構造は、前記上端筋と前記下端筋との間には前記柱のせん断補強筋が配筋されていない。
請求項2の接合部構造は、前記フーチングは繊維補強コンクリートで形成されている。
請求項2の接合部構造によると、接合体が繊維補強コンクリートで形成されているため、繊維で補強されていないコンクリートと比較して靭性が高く、定着部からの支圧力に対する抵抗力が高い。このため、柱縦筋に巻き掛けるフープ筋を省略できる。
請求項3の接合部構造は、前記基礎梁は端部から前記基礎梁主筋が突出したプレキャストコンクリートで形成されている。
請求項3の接合部構造によると、基礎梁がプレキャストコンクリートで形成されている。基礎梁主筋は接合体の内部で連続させる必要がなく機械式継手で繋ぐ必要もないため、接合体に接続される基礎梁を、柱縦筋との干渉を避けながら上方から落とし込んで施工できる。これにより、基礎梁の施工性を高めることができる。
一態様の接合部構造は、前記接合体は、コンクリートを打設して形成されたフーチングであり、前記フーチングには杭が接合され、前記フーチングの中に配筋された前記柱縦筋及び前記杭の杭頭から突出した杭鉄筋が、前記定着部を取り囲む。
請求項4の接合部構造は、前記柱は鉄骨柱とされ、前記柱縦筋は、前記鉄骨柱の柱脚部を補強する柱補強筋とされている。
本発明に係る接合部構造は配筋しやすい。
(A)は本発明の実施形態に係る接合部構造を示す立断面図であり、(B)は本発明の実施形態に係る接合部構造における梁主筋の端部に固定された定着板を示す部分拡大図である。 (A)は本発明の実施形態に係る接合部構造が適用される接合体に接合する杭を施工した状態を示す立断面図であり、(B)は(A)のB-B線断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る接合部構造が適用される接合体に接合する柱の柱主筋を施工した状態を示す立断面図であり、(B)は(A)のB-B線矢視図である。 (A)は本発明の実施形態に係る接合部構造が適用される接合体に接合する梁を施工している状態を示す立断面図であり、(B)は(A)のB-B線矢視図である。 (A)は本発明の実施形態に係る接合部構造が適用される接合体のコンクリートを打設する型枠を設置した状態を示す立断面図であり、(B)は(A)のB-B線矢視図である。 本発明の実施形態に係る接合部構造が適用された接合体に梁から外力が加えられた状態を示す立断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る接合部構造が適用される接合体に接合する柱を埋め込み式柱脚の鉄骨柱とした変形例を示す立断面図であり、(B)は柱を根巻き式柱脚の鉄骨柱とした変形例を示す立断面図であり、(C)は柱を露出式柱脚の鉄骨柱とした変形例を示す立断面図である。 本発明の実施形態に係る接合部構造が適用される接合体に接合する柱を鉄骨鉄筋コンクリート製の柱とした変形例を示す立断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る接合部構造において鉄骨鉄筋コンクリート造の柱における鉄骨を角型鋼管で形成した変形例を示す平面図であり、(B)は鉄骨をクロスH型鋼で形成した例を示す平面図であり、(C)は梁主筋の軸線をずらして配置した変形例を示す平面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る接合部構造が適用される接合体に接合する複数の梁の梁せいが異なる変形例を示した立断面図であり、(B)は梁せいが大きく異なる変形例を示した立断面図である。
(接合部構造)
図1(A)には、本発明の実施形態に係る接合部構造を示す正面図が示されている。本発明の実施形態に係る接合部構造は、建物の基礎梁20及び柱30が接合される接合体10に適用される配筋構造である。
(接合体)
接合体10は、現場打ちの鋼繊維補強コンクリートによって形成され、柱30より幅が大きく基礎梁20より「せい」が高い直方体形状とされた独立フーチング基礎である。鋼繊維補強コンクリートは、コンクリートに鋼製の繊維材料が練り込まれた素材であり、鋼繊維がコンクリートに付着することで引張力を発現し、鋼繊維が練り込まれていないコンクリートと比較して靭性が高められたものである。
(柱)
柱30は鉄筋コンクリート製とされ、上下方向(Z方向)に沿って柱主筋32が配筋されている。柱主筋32は、柱30の外周に沿って横方向に所定の間隔で配筋されている。また、柱主筋32は柱30の下端部30Eから接合体10の内部に延長して配筋されている。
柱主筋32の下端部32Eは、後述する下端筋22Dの下方において、接合体10の下端面10Eに沿って横方向へ折り曲げられて接合体10に定着されている。また、柱主筋32には、せん断補強筋としてのフープ筋34が、所定のピッチで巻き掛けられている。なお、柱主筋32は本発明における「柱縦筋」の一例である。
(基礎梁)
基礎梁20はプレキャスト鉄筋コンクリート製とされ、基礎梁20の延設方向(X方向)に沿って基礎梁主筋22(以下、「梁主筋22」と称す)が配筋されている。梁主筋22は、基礎梁20の上部と下部にそれぞれ2段ずつ配筋されている。また、梁主筋22には、せん断補強筋としてのあばら筋24が、所定のピッチで巻き掛けられている。
接合体10に接合された基礎梁20のうち、図1(A)における左側に図示された基礎梁20を基礎梁20Lとし、右側に図示された基礎梁20を基礎梁20Rとする。基礎梁20L、20Rに配筋された梁主筋22の端部は、それぞれ接合体10の内部に配置されている。さらに、梁主筋22の端部は、平面視で柱主筋32に取り囲まれる位置に配置されている。換言すると、梁主筋22は接合体10を貫通しておらず、接合体10の内部で、かつ、平面視で柱主筋32に取り囲まれる位置で非連続とされている。
梁主筋22の端部には、機械式定着部材である定着板26によって定着部が形成されている。この定着板26は、図1(B)に示すように、筒状部26Aと、フランジ部26Bと、を備えている。筒状部26Aは、梁主筋22が挿通され、梁主筋22の延設方向に沿って動かないように固定された部分である。また、フランジ部26Bは、筒状部26Aの径方向外側へ突出した部分である。
図1(A)に示すように、梁主筋22において最も上方に配筋された梁主筋22である上端筋22Uの上方には、上補強筋34Uが配筋されている。上補強筋34Uは、フープ筋34のうち、接合体10の上端面より下方において上端筋22Uに最も近い位置に配筋された鉄筋である。
同様に、梁主筋22において最も下方に配筋された梁主筋22である下端筋22Dの下方には、下補強筋34Dが配筋されている。下補強筋34Dは、フープ筋34のうち、接合体10の下端面より上方において下端筋22Dに最も近い位置に配筋された鉄筋である。また、上補強筋34Uと下補強筋34Dとの間にはフープ筋34は配筋されていない。
(杭)
接合体10には、杭40が接合されている。具体的には、杭40に配筋された杭鉄筋42の上端部が接合体10の内部に配筋されることで、杭40の杭頭が接合体10に固定されている。杭40は平面形状が円形とされており、杭鉄筋42は杭40の外周面に沿って所定の間隔で配筋されている。
このように、接合体10の内部においては杭鉄筋42、柱主筋32、上補強筋34U、下補強筋34D、梁主筋22、あばら筋24等が配筋されており、例えば杭鉄筋42が無い場合や、柱主筋32が無い場合と比較して、配筋密度が高い。
(施工方法)
本発明の実施形態に係る接合部構造を施工するためには、まず、図2(A)、(B)に示すように地盤Gに杭40を施工する。なお、図2(A)、(B)及び図1(A)等において、杭40は場所打ちコンクリート杭として描かれているが、既成コンクリート杭としてもよい。杭40の杭鉄筋42は、杭40を形成するコンクリートの上端面から突出させる。
次に図3(A)、(B)に示すように、地盤Gの表面(壷堀面)に接合体10の下端面を形成するための捨て型枠12Aを設置して、柱主筋32及び下補強筋34Dを配筋する。下補強筋34Dは柱主筋32に巻き付けるが、図3(B)に示すように平面視で柱主筋32の内側に配筋された杭鉄筋42にも巻き付けることができる。なお、下補強筋34Dは杭鉄筋42に締結してもしなくてもよい。
なお、柱主筋32の設置に際して、柱30と杭40の中心線が一致するように柱主筋32を配置する必要はない。換言すると、柱主筋32群の中心線と杭鉄筋42群の中心線とは必ずしも一致させる必要はない。つまり、本発明の実施形態においては、柱30と杭40とは芯ずれした状態で施工してもよい。このように、柱30と杭40とが芯ずれする場合、下補強筋34Dは柱主筋32に巻き付ければよく、杭鉄筋42には巻き付けてもよいし巻き付けなくてもよい。
次に図4(A)、(B)に示すように、基礎梁20を施工する。基礎梁20はプレキャストコンクリートで形成され、端面20Eから梁主筋22が突出した状態で工場から出荷され現場へ搬入される。基礎梁20は、矢印S1で示すように杭40及び柱主筋32の上方から下方へ落とし込むように所定の位置に配置してもよい。また、柱主筋32同士の間及び柱主筋32と杭鉄筋42との間に、定着板26を挿通可能な隙間がある場合は、矢印S2で示すように柱主筋32の側方から横方向へスライドさせて所定の位置に配置してもよい。
なお、図4(A)、(B)においては、定着板26を取り付けた状態で基礎梁20を所定の位置に配置しているが、本発明の実施形態はこれに限らない。たとえば基礎梁20を所定の位置に配置したあとで定着板26を梁主筋22に取り付けてもよい。このようにすることで、基礎梁20を横方向にスライドさせ易くなる。
次に図5(A)、(B)に示すように、梁主筋22における上端筋22Uの上方において、柱主筋32へ上補強筋34Uを巻き付ける。その後、柱主筋32、上補強筋34U、下補強筋34D、基礎梁20の端面20Eから突出した梁主筋22、あばら筋24を取り囲むように型枠12Bを設置する。
その後、型枠12A、12Bで囲まれた空間の内部へ、鋼繊維を練り込んだフレッシュコンクリートを打設する。鋼繊維は、打設される鋼繊維補強コンクリート全体の体積に対して、1%以上3%以下程度の体積量を練り込むことが好適であり、1%程度とするとさらに好適である。鋼繊維量が1%より小さいと十分な靭性を得難く、3%を超えると流動性が悪くなり施工し難い。
なお、図5(B)には、X方向に沿って2つの基礎梁20L、20Rを設置した例が示されているが、これらの基礎梁20L、20Rに加えて、X方向と交わる方向(Y方向)に沿って基礎梁(不図示)を設置することもできる。Y方向に延設された基礎梁を設置する場合、梁主筋22の高さを適宜調整して、接合体10の内部における梁主筋22の干渉を抑制すればよい。
コンクリートの硬化後、型枠12Bを取り外すことにより、図1(A)に示すように基礎梁20、柱30、杭40が接合された接合体10が形成される。
(作用・効果)
本発明の実施形態に係る接合部構造では、図6に示すように、接合体10の内部に、梁主筋22の定着部(定着板26)が形成されている。これにより、梁主筋22に作用する引張力を、定着板26からの支圧力として接合体10へ伝達できる。
また、定着板26は、平面視で柱主筋32に囲まれた位置に配置されている(図5(B)参照)。さらに定着板26は、立面視で柱主筋32に囲まれた位置に配置されている。つまり、梁主筋22は柱主筋32の下端部32Eより上方に配置されているため、定着板26は上下方向において柱主筋32が配筋された範囲内に配置される。これにより、梁主筋22に作用する引張力を、柱主筋32の内側(平面視及び立面視における内側)から、接合体10へ支圧力として伝達できる。
より具体的には、基礎梁20Lに矢印Q1で示されるような上向きの力が作用した場合、基礎梁20Lの下側に配筋された梁主筋22(下端筋22Dを含む梁主筋22)には、矢印T1で示す引張力が作用する。これにより、接合体10は定着板26から支圧力を受ける。また、接合体10の内部には、基礎梁20Lの上端部から押圧されることにより矢印C1で示す圧縮応力が発生する。
同様に、基礎梁20Rに矢印Q2で示されるような下向きの力が作用した場合、基礎梁20Rの上側に配筋された梁主筋22(上端筋22Uを含む梁主筋22)には、矢印T2で示す引張力が作用する。これにより、接合体10は定着板26から支圧力を受ける。また、接合体10の内部には、基礎梁20Rの下端部から押圧されることにより矢印C2で示す圧縮応力が発生する。
これらの支圧力及び圧縮応力により、接合体10の内部には、2点鎖線で示す破壊面BSが形成される。破壊面とは、矢印Q1、Q2で示される外力によって、接合体10を形成するコンクリートが破壊される場合のひび割れ起点である。
上向きの破壊面BSは、定着板26におけるフランジ部26Bの付け根26C(図1(B)参照)から、接合体10と柱30が接合された入隅部10Cへ向って形成される。また、下向きの破壊面BSは、付け根26Cから、接合体10の下端面10Eにおける入隅部10Cの直下部10Dへ向って形成される。
なお、図6においては、一例として、2本の梁主筋22(2つの定着板26)によって形成される破壊面BSが示されているが、破壊面BSは、基礎梁20L、20Rへの外力の入力により、定着板26が配置された梁主筋22の全てにおいて形成される。接合体10において発生するひび割れは、複数の破壊面BSによる複合的な影響を受けて発生するため、必ずしも図6に示された破壊面BSに沿って発生するわけではない。
このように、本発明の実施形態に係る接合部構造によると、破壊面BSが、柱主筋32の内側(平面視及び立面視における内側)に形成される。接合体10を形成するコンクリートは、柱主筋32の拘束効果を受けるため、ひび割れが発生し難い。
また、接合体10の内部には、上端筋22Uの上方において、上補強筋34Uが配筋されている。これにより、例えば右側の基礎梁20Rにおける梁主筋22に引張力(矢印T2)が作用して、定着板26から接合体10の内部に支圧力が作用した際に、柱主筋32が変形することを抑制できる。これにより、接合体10及び柱30が損傷することを抑制できる。
同様に、接合体10の内部には、下端筋22Dの下方において、下補強筋34Dが配筋されている。これにより、右側の基礎梁20Rにおける梁主筋22に引張力(矢印T1)が作用して、定着板26から接合体10の内部に支圧力が作用した際に、柱主筋32が変形することを抑制できる。これにより、接合体10及び杭40が損傷することを抑制できる。
なお、上補強筋34U及び下補強筋34Dは、少なくとも1つの破壊面BSと交わる位置に配置することが好ましい。これにより、接合体10のひび割れ抑制効果を高めることができる。
また、梁主筋22は接合体10の内部で通し筋とされていない(非連続とされている)ため、機械式継手等で繋ぐ必要がない。このため接合体10に接続される基礎梁20を、プレキャストコンクリートで形成し、図4(A)に示すように、それぞれ別々に施工することができる。また、柱主筋32との干渉を避けて梁主筋22を配筋し易い。これにより、基礎梁の施工性を高めることができる。
さらに、接合体10には杭40が接合されているため、接合されていない場合と比較して接合体10の内部の配筋密度が高い。接合体10に接続される基礎梁20のそれぞれを別々に施工できることにより、柱主筋32だけではなく杭鉄筋42との干渉を避けて梁主筋22を配筋できる。これにより、接合体10に杭40が接合されていない場合と比較して、作業性の向上効果が一層高くなる。
なお、本実施形態においては、基礎梁20をプレキャストコンクリートによって形成しているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば基礎梁20は現場打ちコンクリートで形成してもよい。基礎梁20を現場打ちコンクリートで形成する場合でも、左右の基礎梁20(基礎梁20L及び基礎梁20R)におけるそれぞれの梁主筋22を別々に施工できるため、鉄筋工事の作業性が高い。
また、接合体10には杭40が接合されているが、本発明の実施形態はこれに限らない。接合体10に杭40が接合されていなくても、梁主筋22と柱主筋32とが干渉し難いため、梁主筋22が接合体10の内部で通し配筋とされている場合と比較して施工性が高い。
また、本実施形態においては、接合体10が鋼繊維補強コンクリートで形成されている。このためコンクリートの靭性が高く、破壊面BSに沿ったひび割れが発生し難い。これにより、上補強筋34Uと下補強筋34Dとの間にフープ筋を配筋しなくても、十分な耐力を得ることができる。これにより鉄筋工事を簡略化できる。
なお、本実施形態においてはコンクリートを補強する手段として鋼繊維を用いているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば鋼繊維に代えて炭素繊維、硝子繊維又は有機系繊維等を用いてもよい。これらの繊維を用いることでも、コンクリートの靭性を高くすることができる。
さらに、コンクリートは繊維で補強しなくてもよい。繊維で補強しなくても、定着板26が柱主筋32に囲まれているため接合体10にひび割れが発生し難く、梁主筋22は接合体10の内部で通し筋とされていないため施工性が高い。
(その他の実施形態)
本実施形態においては、柱30を鉄筋コンクリート製としたが、本発明の実施形態はこれに限らず、例えば図7(A)~(C)に示す柱50、52、54のように、柱は鉄骨製としてもよい。なお、構成をわかり易くするため、図7(A)~(C)及び後述する図8、図10(A)、(B)においては杭の図示が省略されている。
図7(A)に示す鉄骨製の柱50は、埋め込み式の柱脚構造とされている。このように、柱50の柱脚部を接合体10に埋設した場合、定着板26は柱補強筋50Aと柱50との間に配置する。このように、本発明における「定着部を取り囲むように配筋された複数の柱縦筋」とは、埋め込み式の柱脚構造とされた鉄骨製の柱50の柱脚部を補強する柱補強筋50Aを含む。柱補強筋50Aには、上補強筋34U及び下補強筋34Dを配筋することが好ましい。
図7(B)に示す鉄骨製の柱52は、根巻き式の柱脚構造とされている。このように、柱52の柱脚部を、接合体10の上部に打設した根巻き用コンクリート52Bに埋設した場合、定着板26は柱補強筋52Aによって取り囲まれる場所に配置する。このように、本発明における「定着部を取り囲むように配筋された複数の柱縦筋」とは、根巻き式の柱脚構造とされた鉄骨製の柱52の柱脚部を補強する柱補強筋52Aを含む。柱補強筋52Aには、上補強筋34U及び下補強筋34Dを配筋することが好ましい。
図7(C)に示す鉄骨製の柱54は、露出式の柱脚構造とされている。このように、柱54の柱脚部を、接合体10の上面にアンカーボルト54Bで固定した場合、定着板26は柱補強筋54Aによって取り囲まれる場所に配置する。このように、本発明における「定着部を取り囲むように配筋された複数の柱縦筋」とは、露出式の柱脚構造とされた鉄骨製の柱54の柱脚部を固定するアンカーボルト54Bを拘束する柱補強筋54Aを含む。柱補強筋54Aには、上補強筋34U及び下補強筋34Dを配筋することが好ましい。
また、図8に示す柱56のように、本発明における柱は、鉄骨鉄筋コンクリート製にすることもできる。柱56における鉄骨56A、柱主筋56Bは、接合体10の内部に埋設されている。このように、柱56における鉄骨56A及び柱主筋56Bの下端部を接合体10に埋設した場合、定着板26は鉄骨56Aと柱主筋56Bとの間に配置する。このように、本発明における「定着部を取り囲むように配筋された複数の柱縦筋」とは、下端部が接合体10に埋設された鉄骨鉄筋コンクリート製の柱56の柱主筋56Bを含む。柱主筋56Bには、上補強筋34U及び下補強筋34Dを配筋することが好ましい。
なお、図8における鉄骨56Aは、図9(A)に示すように角型鋼管で形成されているが、本発明の実施形態はこれに限らない。本発明において柱を鉄骨鉄筋コンクリート製とした場合、当該柱に用いる鉄骨は、例えば図9(B)に示す鉄骨58のように、クロスH型鋼としてもよい。また、H型鋼としてもよい。図7(A)~(C)に示す鉄骨製の柱についても同様に、これらをクロスH型鋼又はH型鋼にすることができる。
また、上記の各実施形態においては、図9(A)、(B)に示すように、柱主筋(例えば図9(A)の柱主筋56B)の両側へ延出された梁主筋22の軸線CL1、CL2はY方向位置(梁主筋22の延設方向と略直交する方向)が互いに一致しているが、本発明の実施形態はこれに限らない。
例えば図9(C)に示すように、柱主筋の両側へ延出された梁主筋22の軸線CL1、CL2はY方向位置をずらして配置してもよい。すなわち、接合体10の内部で梁主筋22が通し鉄筋とされていないため、梁主筋22の配置の自由度を高くできる。
なお、Y方向位置をずらして梁主筋22を配置した結果、梁主筋22の端部に固定された定着板26が柱主筋56Bで囲まれる位置の外に配置される場合、補強縦筋56Cを配筋する。補強縦筋56Cは、平面視及び立面視で定着板26を取り囲む位置に配筋する。この場合、柱主筋56B及び補強縦筋56Cには、補強横筋56Dを巻き付けることが好適である。補強横筋56Dは、上補強筋34U及び下補強筋34D(図8参照)に近接して設けることが好ましい。
以上説明したように、本発明における「柱縦筋」とは、柱主筋32、56Bのような、鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の柱における「柱主筋」、柱補強筋50A、52A、54Aのような、鉄骨造の柱における柱脚部を補強する「柱補強筋」、及び補強縦筋56Cのような、柱主筋又は柱補強筋の周囲に配筋される「補強縦筋」を含むものである。
また、上記の各実施形態においては、接合体10に接合される基礎梁20の梁せいが同一とされているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば図10(A)に示す基礎梁60A、60Bのように、基礎梁の梁せいは異なっていてもよい。また、図10(B)に示す基礎梁62A、62Bのように、接合体10に接合される基礎梁の梁せいが大きく異なる場合、互いに梁せいが異なる一方の基礎梁62Aにおける梁主筋22と、他方の基礎梁62Bにおける梁主筋22に挟まれる位置(Z方向の位置)にフープ筋34を設けることが好ましい。この場合、梁せいが低い基礎梁62Bにおける上端筋22Uに最も近いフープ筋34、及び、梁せいが高い基礎梁62Aにおける上端筋22Uに最も近いフープ筋34の双方を、本発明における上補強筋34Uとする。
また、上記の各実施形態において、接合体10は直方体形状の独立フーチング基礎とされているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば接合体10は図1(A)に二点鎖線Fで示すように基壇部と立ち上がり部を備えた形状とし、横方向に延設して連続フーチング基礎(布基礎)として形成してもよい。さらに、連続フーチング基礎の基壇部を水平方向に拡張して連結し、ベタ基礎として形成してもよい。
また、上記の各実施形態において、梁主筋22の端部には定着部としての定着板26が固定されているが、本発明の実施形態はこれに限らない。定着部は、例えば定着板26に代えて、梁主筋22の端部を180度折り曲げたフックによって形成してもよい。あるいは、梁主筋22の端部を軸方向に熱圧縮してコブを形成してもよい。すなわち、コンクリートに支圧力を伝達できるものであればよい。このように、本発明は様々な態様で実施できる。
10 接合体
20 基礎梁
22 基礎梁主筋
22U 上端筋
22D 下端筋
26 定着板(定着部)
30 柱
32 柱主筋(柱縦筋)
34U 上補強筋
34D 下補強筋
50 柱
50A 柱補強筋(柱縦筋)
52 柱
52A 柱補強筋(柱縦筋)
54 柱
54A 柱補強筋(柱縦筋)
56 柱
56B 柱主筋(柱縦筋)
56C 補強縦筋(柱縦筋)
56D 補強横筋(上補強筋、下補強筋)
60A 基礎梁
60B 基礎梁
62A 基礎梁
62B 基礎梁

Claims (4)

  1. コンクリートを打設して形成されると共に、杭、基礎梁及び柱が接合され、基礎梁主筋が配筋され、前記柱より幅が大きく形成され、上端面が前記基礎梁の上端面より上方に形成され、下端面が前記基礎梁の下端面より下方に形成された直方体形状のフーチングと、
    前記基礎梁主筋の端部に形成され、前記フーチングの内部に配置された定着部と、
    前記フーチングの内部において、前記定着部を取り囲むように配筋された複数の柱縦筋と、
    前記フーチングの内部において、前記杭の杭頭から突出し、前記定着部を取り囲むように配筋された杭鉄筋と、
    前記フーチングの内部において、前記基礎梁主筋における上端筋の上方で前記柱縦筋に巻回された上補強筋と、
    記フーチングの内部において、前記基礎梁主筋における下端筋の下方で前記柱縦筋に巻回された下補強筋と、
    を備え、
    前記上端筋と前記下端筋との間には前記柱のせん断補強筋が配筋されていない、接合部構造。
  2. 前記フーチングは繊維補強コンクリートで形成されている、請求項1に記載の接合部構造。
  3. 前記基礎梁は端部から前記基礎梁主筋が突出したプレキャストコンクリートで形成されている、請求項1又は2に記載の接合部構造。
  4. 前記柱は鉄骨柱とされ、前記柱縦筋は、前記鉄骨柱の柱脚部を補強する柱補強筋とされている、請求項1~3の何れか1項に記載の接合部構造。
JP2018132214A 2018-07-12 2018-07-12 接合部構造 Active JP7251037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018132214A JP7251037B2 (ja) 2018-07-12 2018-07-12 接合部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018132214A JP7251037B2 (ja) 2018-07-12 2018-07-12 接合部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020007868A JP2020007868A (ja) 2020-01-16
JP7251037B2 true JP7251037B2 (ja) 2023-04-04

Family

ID=69150837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018132214A Active JP7251037B2 (ja) 2018-07-12 2018-07-12 接合部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7251037B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000204652A (ja) 1999-01-18 2000-07-25 Shimizu Corp 鉄骨柱部材の柱脚部接合構造
JP2000319900A (ja) 1999-05-14 2000-11-21 Okabe Co Ltd 基礎構造物の構築方法
JP2003313882A (ja) 2002-04-26 2003-11-06 Arai Gumi Ltd 基礎構造部及び該基礎構造部の施工方法
JP2004176482A (ja) 2002-11-28 2004-06-24 Okabe Co Ltd 非埋込み型柱脚の施工方法及びその非埋込み型柱脚構造
JP2014129671A (ja) 2012-12-28 2014-07-10 Takenaka Komuten Co Ltd 梁鉄筋、梁鉄筋ユニットの製造方法、梁鉄筋の接合構造。
JP2017137711A (ja) 2016-02-04 2017-08-10 株式会社竹中工務店 基礎構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5503206B2 (ja) * 2009-07-17 2014-05-28 株式会社竹中工務店 破壊耐力の増分算出方法
JP5325709B2 (ja) * 2009-08-20 2013-10-23 株式会社大林組 鉄骨露出型柱脚構造の施工方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000204652A (ja) 1999-01-18 2000-07-25 Shimizu Corp 鉄骨柱部材の柱脚部接合構造
JP2000319900A (ja) 1999-05-14 2000-11-21 Okabe Co Ltd 基礎構造物の構築方法
JP2003313882A (ja) 2002-04-26 2003-11-06 Arai Gumi Ltd 基礎構造部及び該基礎構造部の施工方法
JP2004176482A (ja) 2002-11-28 2004-06-24 Okabe Co Ltd 非埋込み型柱脚の施工方法及びその非埋込み型柱脚構造
JP2014129671A (ja) 2012-12-28 2014-07-10 Takenaka Komuten Co Ltd 梁鉄筋、梁鉄筋ユニットの製造方法、梁鉄筋の接合構造。
JP2017137711A (ja) 2016-02-04 2017-08-10 株式会社竹中工務店 基礎構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020007868A (ja) 2020-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101196472B1 (ko) 티형 철골-철근 콘크리트 복합보 및 이를 이용한 건축물 시공 방법
KR101862278B1 (ko) 강합성 콘크리트 부재
JP6855296B2 (ja) 建物基礎部構造及びその施工方法
KR101112195B1 (ko) 와이어 메쉬를 구비한 철골 콘크리트 복합보 및 이를 이용한 건축 시공 방법
KR100993777B1 (ko) 프리캐스트 세그먼트를 이용한 라멘 구조물 시공방법
JP5602455B2 (ja) 梁部材および建物構造体
JP7050542B2 (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の混合構造
JP6543077B2 (ja) 構造物の施工方法
JP5757175B2 (ja) 高層建物用のサポート柱およびその構築方法
KR101072958B1 (ko) 마이크로파일 및 트러스를 이용한 기초구조, 및 주위구조물과 인접한 곳에서 이의 시공방법
KR101521946B1 (ko) 철골철근 콘크리트 구조(src)의 확장된 주두부 구조
KR101105883B1 (ko) 고층 콘크리트 건축물의 기초 매트 시공 방법
JP5750246B2 (ja) 合成梁、建築物、及び合成梁の施工方法
JP2011231574A (ja) 免震装置の取付構造
JP7251037B2 (ja) 接合部構造
KR20140110491A (ko) 안장형 띠철근과 이중 대근을 이용한 hpc기둥의 제작방법 및 이를 이용한 시공방법
JP6849491B2 (ja) 鉄骨柱の露出型柱脚構造及びその施工方法
KR101311207B1 (ko) 철골 철근 프리캐스트 콘크리트 기둥, 그 제조방법, 및 그 시공방법
KR20130067027A (ko) 수직강관을 복부재로 이용한 합성거더 및 이를 이용한 라멘교 시공방법
KR20100045740A (ko) 교량 바닥판의 캔틸레버 부분 시공을 위한 지지 조립체, 이를 이용한 캔틸레버 부분의 시공방법, 이러한 캔틸레버 부분을 구비한 교량 및 교량의 시공방법 및 교량 최외측 거더 외부의 반두께 프리캐스트 바닥판 시공방법
JP5872332B2 (ja) 建物の耐震補強方法
JP2009108500A (ja) プレキャスト梁構築方法、プレキャスト梁、プレキャスト梁接合構造、及び建物
JP2006328798A (ja) 複合構造架構
JP7263671B2 (ja) 杭基礎構造
JP2006169837A (ja) 鉄筋コンクリート造の柱梁接合構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220329

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220329

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220405

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220412

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20220610

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20220614

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20221101

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20221122

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221220

C302 Record of communication

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C302

Effective date: 20230112

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20230117

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20230124

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20230221

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20230221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7251037

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150