JP4703226B2 - 型枠の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、型枠の施工方法に関し、特に、基礎梁に沿って配置する複数の型枠部材を直線性を保持して容易に且つ確実に設置することを実現した型枠の施工方法に関するものである。
鉄骨造の建物では、基礎梁を格子状に配置すると共に所定位置にアンカーボルトを配置した基礎を構築し、アンカーボルトに柱を接続して躯体を構成するのが一般的である。
上記の如き基礎を構築する際の手順について説明する。予め構成した遣り方を基準として基礎梁に沿って水糸を張り渡し、この水糸に従って鉄筋を配筋すると共に複数の型枠部材を配置する。この際、型枠部材の上下端部に巾止め具を嵌め込み、対向する型枠部材間の間隔寸法を確保すると共に、隣接する型枠部材の接続部位での蛇行を防止して直線性を維持するために、型枠部材の側面に端太材(ばたざい)と呼ばれる長尺の鋼管を係止する。
上記の如くして設置された型枠を構成する型枠部材の上部に、定規プレート(アンカーボルトの位置決めプレート)を取り付け、該定規プレートに於ける予め設定された柱の取付位置に夫々複数のアンカーボルトを吊り下げることで、該アンカーボルトを配置している。
即ち、基礎に於けるアンカーボルトの配置位置は組み立てられた型枠を基準として設定され、且つアンカーボルトの設置順序は型枠の組立後となっている。そして、アンカーボルトを配置した後、型枠の内部にコンクリートを打設し、所定の養生を行い、コンクリートが硬化した後、定規プレート及び型枠を撤去するという一連の作業が行われる。
尚、定規プレートは対向する型枠部材の間隔を規定することが可能であり、長尺のものを使用すれば型枠部材の直線性も確保できるため、長尺の定規プレートを型枠部材の上部に連続的に配置することによって前述の巾止め具や端太材を使用することなく型枠部材やアンカーボルトの位置決め作業を行うこともなされており、特に工業化住宅においては高い頻度で採用されている。
上記の一連の作業は柱脚部と基礎との接合部を理論上回転可能に接合するいわゆるピン接合の場合の一般的な作業手順である。
一方、ラーメン構造の建物等では、柱脚部の回転を拘束して大きな曲げモーメントを基礎に伝達し得るように構成する必要があり、柱脚部を接続するアンカーボルトもピン接合の場合と比べて強固に構成されることが要求される。即ち、前述したように柱脚部に対応して配置される複数のアンカーボルトを定規プレートに吊り下げておくのでは強度的に不充分であるため、予め複数のアンカーボルトを高い剛性と定着力を保持し得るように組み立てておき、この組立体を柱脚部毎に配置して配筋するようにしている。
例えば、特許文献1に記載された技術は、建物の柱脚部を接続する複数のアンカーボルトをベースプレートに固定すると共に、該ベースプレートの外形と略同寸法となるように巻いたフープ筋を複数の立上り筋と接合した補強筋をアンカーボルトの周囲に配筋することによって堅牢なラーメン構造の組立体を構成し、この組立体を利用することで、アンカーボルトを剛に自立させて予め設定された位置に正確に設置し得るようにしたものである。
上記特許文献1の技術では、複数のアンカーボルトを組立体によって自立させることができるため、組立体を柱脚部の位置に設置することで、型枠の施工とは無関係にアンカーボルトの位置決めを行うことができる。このため、組立体を設置した後、該組立体の周囲で、例えば配筋作業や型枠部材の組立作業等を行う場合であっても、また設置された型枠にコンクリートを打設し或いは打設されたコンクリートに振動を与えるような場合であっても、アンカーボルトがふらつくことがなく、アンカーボルトを正確な位置に設置することができる。
また例えば特許文献2に記載された技術は、捨てコンクリート上に下部プレートを設置して、該下部プレートに記されたけがき線と該捨てコンクリート上に記された芯墨とを一致させることにより該下部プレートの位置出しをすると共にアンカーボルトの下端を差し込んで固定し、配筋、型枠組みを行った後、アンカーボルト上端に上部プレートを差し込み、該上部プレートに記されたけがき線を水糸に一致させ、この一致状態を保ちつつ該上部プレートを型枠上面に固定することでアンカーボルトを正確な位置に設置し得るようにしたものである。
上記特許文献2の技術では、複数のアンカーボルトは、下端側が下部プレートに固定され、上端側が上部プレートを介して型枠部材の上面に固定される。即ち、この技術では、型枠組みが終了するまでアンカーボルトの上端側を固定することはできないものの、型枠組みが終了した後、型枠部材にコンクリートを打設し或いは打設されたコンクリートに振動を与える際に、アンカーボルトがふらつくことがなく、アンカーボルトを正確な位置に設置することができる。
しかし、上記特許文献1,2の技術を利用して基礎を構築する場合であっても、型枠を施工する際には、前述したように、遣り方を基準として目的の基礎梁に沿って水糸を張り渡し、この水糸に従って複数の型枠部材を配置し、対向する型枠部材間の間隔寸法を確保すると共に複数の鋼管(端太材)を利用し、この鋼管で型枠部材の側面を固定することで直線性を確保し、更に隣接する型枠部材を互いに接続して型枠を施工するのが一般的である。
特許第2516653号公報 特許第2630623号公報
上記特許文献1,2に記載された技術では何れもアンカーボルトの位置精度を向上させると共に安定させることができる。しかし、これらは型枠の施工方法に関するものではなく、これらの技術を利用する場合であっても、型枠を施工する場合には、遣り方を基準として型枠部材のレベル及び接続した型枠部材の直線性を設定し、この型枠部材の側面を端太材(鋼管等の剛性を持った棒状の部材)を利用して拘束することで、設定された直線性を保持させるものである。
上記の如く、アンカーボルトの設置作業や配筋作業と型枠の設置作業とは異なる作業として行われているため、型枠を施工する際の作業が煩雑となり、この結果、施工手間が掛かるという問題が生じている。
本発明の目的は、型枠部材を設置するに際し、型枠の直線性を容易に且つ確実に設定し得るようにした型枠の施工方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る型枠の施工方法は、格子状に配置された基礎梁の交点にアンカーボルトを埋設し、該アンカーボルトによって鉄骨柱の柱脚部を固定して構成される鉄骨造建物の基礎工事に於ける複数の型枠部材を連接して基礎の型枠を構成する際の施工方法であって、アンカーボルトを移動不能に保持し得るように構成されたアンカー組立体と、前記アンカー組立体を構成する複数のアンカーボルト又は該アンカーボルトに取り付けた取付治具を挿通する複数の挿通孔が形成され且つ幅方向両側の所定位置に柱脚部の近傍に配置された型枠部材の上縁を係止する複数の係止部を有する柱脚部型枠定規と、所定の長さを有し幅方向の両側所定位置に型枠部材の上縁を係止する複数の係止部を有する平部型枠定規と、を有し、アンカー組立体の平面的な位置を規定する基準線が設定されると共に所定の高さに水平に設定された柱脚部の基準面を形成し、前記柱脚部の基準面にアンカー組立体を配置すると共に該アンカー組立体を前記基準線を基準として所定位置に固定し、アンカー組立体の間に基礎梁の鉄筋を配置すると共に複数の型枠部材を仮置きし、アンカーボルト又は該アンカーボルトに取り付けた取付治具を柱脚部型枠定規の挿通孔に挿通して該柱脚部型枠定規をアンカー組立体に取り付けると共に、前記柱脚部型枠定規に設けた複数の係止部に型枠部材の上縁を係止することで該型枠部材の位置決めを行い、第1の平部型枠定規を、前記柱脚部型枠定規に連続させて、又は前記柱脚部型枠定規に一部を重ね合わせて、前記柱脚部型枠定規に係止された型枠部材に連続させた型枠部材に配置し、第1の平部型枠定規に設けた係止部に、前記柱脚部型枠定規に係止された型枠部材に連続させた型枠部材の上縁を係止することで該型枠部材の位置決めを行うことを特徴とするものである。
上記型枠の施工方法に於いて、第2の平部型枠定規を、前記第1の平部型枠定規に連続させて、又は前記第1の平部型枠定規に一部を重ね合わせて、前記第1の平部型枠定規に係止された型枠部材に連続させた型枠部材に配置し、第2の平部型枠定規に設けた係止部に、前記第1の平部型枠定規に係止された型枠部材に連続させた型枠部材の上縁を係止することで該型枠部材の位置決めを行うことが好ましい。
更に、上記何れかの型枠の施工方法に於いて、連続的に配置された型枠部材どうしの接続部の位置と、アンカー組立体に取り付けた柱脚部型枠定規と第1の平部型枠定規との接続位置及び第1の平部型枠部材に連続させた第2の平部型枠定規との接続位置が互いに一致することなく配置されていることが好ましい。
上記何れかの型枠の施工方法に於いて、アンカー組立体が、両端にネジ部を有する複数のアンカーボルトと、前記アンカーボルトを挿通するボルト孔が形成された下部添えプレート及び上部添えプレートと、前記下部添えプレートの下面に一体化された定着体と、前記アンカーボルトのネジ部に螺合するナットと、を有し、各アンカーボルトの一方側のネジ部を下部添えプレートに形成されたボルト孔に挿通すると共にナットによって挟持固定し、且つ他方側のネジ部を上部添えプレートに形成されたボルト孔に挿通すると共にナットによって挟持固定することで剛構造をなし、且つ柱脚部の基準面に対し定着体がボルトによって固着されるものであることが好ましい。
また上記何れかの型枠の施工方法に於いて、一方の端部側に前記アンカー組立体を構成するアンカーボルトに螺合する雌ネジ部が形成され他方の端部側に前記柱脚部型枠定規に形成された挿通孔に挿通される挿通部が形成された取付治具を有し、柱脚部の基準面に固定されたアンカー組立体のアンカーボルトに前記取付治具を締結すると共に、該取付治具を挿通孔に挿通して柱脚部型枠定規をアンカー組立体に取り付けることが好ましい。
本発明に係る第1の施工方法では、型枠を構成する際に、アンカー組立体を構成するアンカーボルトを位置の基準とし、且つ該アンカーボルト又はアンカーボルトに取り付けた取付治具(以下、単に「アンカーボルト」という)に取り付けた柱脚部型枠定規を直線の基準として複数の型枠部材を係止することで、該複数の型枠部材を簡単な作業で且つ直線精度を保持して施工することができる。
即ち、アンカーボルト組立体がアンカーボルトを剛に保持して構成されるため、このアンカーボルト組立体を予め格子状に配置された基礎梁の交点に設定された基準面に固定することで、目的の基礎に於けるアンカーボルトの位置を規定することができる。この状態で、建物の柱脚部毎に固定されたアンカー組立体は、高い剛性を有するため、アンカーボルトは自立し、且つ該アンカーボルトの上端側がふらつくようなことがない。
アンカー組立体とアンカー組立体の間に鉄筋を配置すると共に複数の型枠部材を仮置きしておき、上記の如く、安定している状態で自立したアンカーボルトに柱脚部型枠定規の挿通孔を嵌合させることで、該柱脚部型枠定規の端部を片持ち梁状に跳ね出させて取り付けることができる。従って、柱脚部型枠定規の跳ね出した部分に設けた複数の係止部に型枠部材の上縁を所定長さにわたって係止することで該型枠部材を位置決めすることができる。型枠部材は、上縁が所定長さにわたって柱脚部型枠定規に係止されるため、該柱脚部型枠定規に沿うこととなり直線性が保証される。
アンカーボルトに取り付けた柱脚部型枠定規に連続させて或いは一部を重ね合わせて、且つ柱脚部型枠定規に係止された型枠部材に連続させた型枠部材の上部に、第1の平部型枠定規を配置し、この第1の平部型枠定規の係止部に、前記柱脚部型枠部材に係止された型枠部材に連続させた型枠部材の上縁を係止することで、アンカーボルトを基準として、柱脚部型枠定規、第1の平部型枠定規を連続させて配置すると共に、柱脚部型枠上記に係止された型枠部材、第1の平部型枠定規に係止された型枠部材を連続させて配置することができる。
また本発明に係る第2の施工方法では、アンカーボルトに取り付けた柱脚部型枠定規に連続させた第1の平部型枠定規に第2の平部型枠定規を連続させると共に、第1の平部型枠定規に係止されている型枠部材に連続させた型枠部材を係止することで、アンカーボルトの位置を起点として型枠部材を連続させて配置することができる。
更に、本発明に係る第3の施工方法では、アンカーボルトに取り付けた柱脚部型枠定規に連続させて第1の平部型枠定規を、更に、該第1の平部型枠定規に連続させて第2の平部型枠定規を接続してゆき、これらの型枠定規の接続位置と、アンカーボルトを起点として連続的に配置された型枠部材どうしの接続部の位置と、を互いに一致させることなく配置することで、各型枠定規に対し型枠部材が互いの接続部が交互に配置されるように係止されるため、連続させた複数の型枠部材の直線性を各型枠定規の直線性によって保証することができる。
また本発明の第4の施工方法では、上記何れかの施工方法に於けるアンカー組立体が、複数のアンカーボルトの上下両端部を夫々下部添えプレートと上部添えプレートに対しナットによって固定して構成され、下部添えプレートに一体化された定着体がボルトによって柱脚部の基準面に固着されるため、高い剛性を発揮することができる。
このため、アンカー組立体を構成するアンカーボルトの自立性を確保することが可能となり、このアンカーボルトに柱脚部型枠定規を装着したとき、位置ブレするようなことがなく、該柱脚部型枠定規の取付状態を確保することができる。従って、アンカーボルトに取り付けた柱脚部型枠定規を平部型枠を直線的に取り付ける際の基準として利用することができる。
また本発明の第5の施工方法では、上記何れかの施工方法に於いて、アンカー組立体を構成するアンカーボルトに取付治具を締結すると共に該取付治具に柱脚部型枠定規を取り付けることで、アンカー組立体を構成するアンカーボルトの上端部が、柱脚部型枠定規よりも低い場合(平部型枠の上縁の高さよりも低い場合)であっても、柱脚部型枠定規を確実にアンカーボルトに取り付けることができる。
以下本発明に係る型枠の施工方法の最も好ましい形態について説明する。本発明の施工方法を実施するに際し、建物の躯体を構成する柱の柱脚部を取り付ける所定数のアンカー組立体、アンカー組立体に取り付けられると共に型枠部材を係止する所定数の柱脚部型枠定規、型枠部材を係止する所定数の平部型枠定規、柱脚部に配置される所定数の型枠部材(柱脚部型枠部材)、基礎梁に沿って配置される所定数の型枠部材が用意される。
アンカー組立体は、アンカーボルト(本数については特に限定するものではないが、一般的には4本以上)を構成部材としてその下端が基準面にホールインアンカー等で固定されることによって外力(例えばコンクリート打設時に流動状態のコンクリートによって加えられる力等)に対してアンカーボルトが倒れたりずれたりして位置が変化することがなく保持されるように構成されていれば良く、その構造を限定するものではない。このような構造としては、例えば基礎の基準面に直接或いは間接的に固定されるベースプレートに、アンカーボルトを溶接して保持させて良く、またベースプレートにアンカーボルトを挿通する孔を形成しておき、この孔にアンカーボルトを挿通すると共にベースプレートを挟んで両側から夫々ナットを締結することで保持させても良い。また、特許文献2の図10に示されたようなアングル部材や板部材を組み合わせて形成された剛な立体形状の枠体に、アンカーボルトの挿通孔や係止部を設けてアンカーボルトを保持させて該枠体の脚部を基準面に固定しても良い。
上記の如きアンカー組立体として、両端部分にネジ部が形成された複数のアンカーボルトに夫々ナットを螺合させ、その後、一方の端部側に下添えプレートを、他方の端部側に上添えプレートを嵌め込み、更に、両端からナットを螺合して締結することで、各プレートを夫々2個のナットによって挟持することで構成することが好ましい。このようなアンカー組立体では、立体構造物として構成され、ナットによって各プレートをアンカーボルトに対し強固に締結されることから、剛構造が形成され、アンカー組立体としての機能を発揮することが可能となる。
上記アンカー組立体に於いて、アンカーボルトの太さや長さは特に限定するものではなく、目的の建物の躯体の構造等の設計条件に応じて適宜設定されるものである。同様に、アンカーボルトの本数、設置間隔も限定するものではなく、設計条件に応じて適宜設定される。また下添えプレート及び上添えプレートの厚さも限定するものではなく、剛構造のアンカー組立体が形成されるのに充分な厚さであれば良い。
柱脚部型枠定規は、アンカー組立体を構成するアンカーボルトに取り付けられて型枠部材を連続させて配置する際の定規となるものである。このため、アンカー組立体の配置位置を基準として基礎梁の配置方向の形状と同じ平面形状を持ったプレートとして構成されることが好ましい。即ち、アンカー組立体は格子状に配置された基礎梁の交点に配置されることから、前記交点に接続される基礎梁の方向と数に対応した平面形状、例えば、基礎の隅部に於ける交点ではL字型、基礎の外周部に於ける中間部分ではT字型、基礎の内部側では十字型のような形状であることが好ましい。
しかし、基礎梁の交点に於ける全ての形状毎に対応させた柱脚部型枠定規を用意するのでは、種類が多くなり、これに伴って管理が煩雑となることから、例えば、長さ方向に於ける一方の端部側或いは長さ方向の略中央にアンカーボルトを挿通する挿通孔が形成された直線型の柱脚部型枠定規を形成し、取り付けるべきアンカー組立体に接続される基礎梁の方向に対応させて前記直線型の柱脚部型枠定規を組み合わせて利用することがより好ましい。
何れにしても柱脚部型枠定規の形状は特に限定するものではなく、該柱脚部型枠定規を取り付けるべきアンカー組立体に対して接続される基礎梁の方向に型枠部材を係止する片を跳ね出すことが可能な形状であれば良い。この柱脚部型枠定規を形成する各片の長さは特に限定するものではないが、柱脚部の基礎の平面寸法よりも充分に長いことが好ましい。また幅寸法は、目的の基礎梁の幅寸法に対応させて型枠部材を配置したとき、対峙する型枠部材の上縁の外側の幅寸法と等しいことが好ましい。
平部型枠定規は所定の長さを持った直線状の平板として構成されており、幅寸法は、目的の基礎梁の幅寸法に対応させて型枠部材を配置したとき、対峙する型枠部材の上縁の外側の幅寸法と等しいことが好ましい。平部型枠定規の長さ寸法は特に限定するものではないが、建物に設定されたモジュール寸法に対応させて複数種類のものを用意しておくことが好ましい。
上記各型枠定規には型枠部材を係止するための係止部が形成される。この係止部の形状は特に限定するものではなく、型枠部材の上縁を係止して一体化をはかることが可能な構造であれば良い。例えば、各型枠定規に一定の間隔を持って孔を形成すると共に型枠部材の上縁を固定するクランプを有することが好ましい。しかし、前記孔とクランプとの組み合わせに限定するものではなく、他の構造であっても良いことは当然である。
各型枠部材には型枠部材が係止される。このため、各型枠定規は型枠部材を取り付けたときに充分な強度を発揮し得る厚さを有することが必要となる。このような型枠定規としては鋼板によって構成したものであることが好ましい。
次に本発明に係る型枠の施工方法について図を用いて説明する。図1はアンカー組立体の構成を説明する図である。図2は取付治具の構成を説明する図である。図3は柱脚部型枠定規の構成を説明する図である。図4は平部型枠定規の構成を説明する図である。図5は格子状に配置された基礎梁の交点に於ける柱脚部型枠定規の配置例を説明する図である。図6は型枠の施工方法の手順を説明する図である。
先ず、図1により本実施例に係るアンカー組立体Aの構成について説明する。
アンカーボルト1の両端部には夫々ネジ部1aが形成されており、このネジ部1aを一対の下部添えプレート2と上部添えプレート3に形成したボルト孔に嵌合させると共に、各プレート2,3を夫々2個のナット4によって強固に挟持することで、剛性を持った立体形状に形成されている。
下部添えプレート2の下面側には、定着体5が溶接等によって一体的に形成されている。この定着体5は、アンカー組立体Aを基礎の基準面に固定する際にボルトが締結されるものであり、溝形鋼やC形鋼等によって構成され、ウエブには前記固定用ボルトを挿通するためのボルト孔5aが形成されている。
下部添えプレート2、上部添えプレート3には夫々中央に穴6が形成されており、アンカー組立体Aを所定の基準面に固定すると共に基礎梁の配筋や型枠を設置した後、打設されたコンクリートを穴6を通して円滑に下層に充填し得るように構成されている。また下部添えプレート2、上部添えプレート3の中心には直交する方向への基準線7が形成されており、アンカー組立体Aを設置する際に、該基準線7を利用して正確な位置を確保し得るように構成されている。
アンカー組立体Aに於いて、4本のアンカーボルト1は予め設定された同じ長さを有しており、下部添えプレート2にナット4によって固定する際に、下側の端部を定着体5の下面(基準面の表面と同じレベル)と同一面となるように挿通することによって、上端部のレベルを同一面内に配置し得るように構成されている。
次に、図2により取付治具Bの構成について説明する。取付治具Bはアンカー組立体Aを構成するアンカーボルト1の上端部分に取り付けられてアンカーボルトの嵩上げをするためのものである。例えば、鉄骨ラーメン構造の場合、外壁パネルと柱脚部プレートの干渉を避けるために、柱脚部基礎の天端レベルを外壁パネルの自重受け金物を設置する基礎梁の天端レベルよりも低く設定することが多い。この場合、本発明の施工方法を実施するに際し、アンカーボルト1の上端が基礎梁部の型枠部材の上縁に載置する型枠定規に到達せず、アンカーボルト1を起点として型枠部材を連結することが不能になるため、該アンカーボルト1の上端部に取付治具Bを取り付けて嵩上げをして型枠部材の上縁レベルよりも高いレベルを確保するものである。
取付治具Bは、アンカーボルト1のネジ部1aに締結されるナット部9aと、柱脚部型枠定規に形成された挿通孔に挿通される挿通部9bとを有して構成されている。前記挿通部9bは、アンカーボルト1のネジ部1aの外径と等しい径を有する軸状に形成されている。また挿通部9bは軸状に形成されることを限定するものではなく、アンカーボルト1のネジ部1aと等しい仕様のネジ部9bとして構成されても良い。取付治具Bの長さは特に限定するものではなく、通常の柱脚部の基礎天端レベルと基礎梁の天端レベルとの差を解消し得る程度の寸法であれば良い。
次に、図3により柱脚部型枠定規C,Dの構成について説明する。柱脚部型枠定規C,Dは、アンカー組立体Aのアンカーボルト1に取り付けられて基礎梁に沿った方向に跳ね出し、この跳ね出した片に型枠部材を係止することで位置決めをするものである。
同図(a)は柱脚部型枠定規Cの平面図であり、同図(b)は柱脚部型枠定規Dの平面図である。柱脚部型枠定規Cは、長手方向の一方の端部側に、アンカーボルト1を挿通する挿通孔10が形成されており、柱脚部型枠定規Dは、長手方向の中央に挿通孔10が形成されている。従って、柱脚部型枠定規Cは、基礎梁の端部に配置されたアンカー組立体Aに取り付けられ、柱脚部型枠定規Dは、基礎梁がアンカー組立体Aを挟んで直線状に連続した部位に取り付けられる。
図に於いて、柱脚部型枠定規C,Dには4本の挿通孔10の中心を通る線上に基準となる切欠11が形成されており、この切欠11から建物のモジュール寸法に対応する位置にも基準となる切欠11が形成されている。
柱脚部型枠定規C,Dの幅方向の両端部には予め設定された間隔を持って複数の位置決め穴12が形成されている。この位置決め穴12は、型枠部材の上縁を構成するフランジに形成された穴との間にピンを差し込むことで、各型枠定規C,Dに対する型枠部材の位置決めを行うためのものである。また柱脚部型枠定規C,Dの幅方向の両側の端部は、型枠部材の上縁を構成するフランジ面と当接し、図示しないクランプ部材を利用して該フランジを係止する係止部13となるものである。従って、各型枠定規C,Dの幅方向の両側が係止部13としての機能を有するものである。
柱脚部型枠定規C,Dに形成された位置決め穴12及び係止部13(各型枠定規C,Dの幅方向の端面)は直線性を保証することが可能なように形成されており、柱脚部型枠定規C或いは柱脚部型枠定規Dの長手方向に沿って型枠部材を配置し、位置決め穴12を利用して位置決めすると共に係止部13を利用して係止したとき、型枠部材は柱脚部型枠定規C或いは柱脚部型枠定規Dの長手方向に沿って直線を保持し得るように構成されている。
柱脚部型枠定規C,Dには複数の打設孔14が形成されている。この打設孔14は、目的の型枠を設置した後、該型枠にコンクリートを打設し、且つ打設されたコンクリートにバイブレーターを挿入する作業を行うためのものである。
上記の如く構成された柱脚部型枠定規Cは、挿通孔10にアンカーボルト1を挿通したとき、該アンカーボルト1を起点として一方向に片持ち梁状に跳ね出すような姿勢となる。即ち、柱脚部型枠定規Cには挿通孔10を起点とする跳出片15が形成される。同様に柱脚部型枠定規Dには挿通孔10を起点として二方向に夫々跳出片16,17が形成される。
従って、格子状に配置された基礎梁の交点に配置されたアンカー組立体Aに二方向の或いは三方向,四方向の基礎梁が接続されていた場合であっても、上記柱脚部型枠定規C,Dを組み合わせて利用することで、全ての形状に対応することが可能となる。
即ち、図5に示すように、格子状に配置された基礎梁19の交点に夫々アンカー組立体Aを配置したとき、基礎の角隅部に配置されたアンカー組立体Aには夫々直交する基礎梁19に対応させて柱脚部型枠定規Cを配置してアンカーボルト1に取り付けることで、基礎の外周部に於ける中間部に配置されたアンカー組立体Aには直線方向の基礎梁19に沿って柱脚部型枠定規Dを配置すると共に直交方向に接続される基礎梁19に沿って柱脚部型枠定規Cを配置して夫々アンカーボルト1に取り付けることで、更に、基礎の内側に配置されたアンカー組立体Aには直線状に交差する基礎梁19に沿って2枚の柱脚部型枠定規Dを配置してアンカーボルト1に取り付けることで、アンカーボルト1を起点として基礎梁19に沿って跳出片15〜17を配置することが可能となる。
次に図4により平部型枠定規Eの構成について説明する。平部型枠定規Eは、柱脚部型枠定規C,Dの跳出片15,16,17に連続して、或いは一部を重ね合わせて配置されると共に、柱脚部型枠定規C,Dに係止された型枠部材に接続された型枠部材を係止する機能を有するものである。
このため、平部型枠定規Eには、柱脚部型枠定規C,Dと同様の切欠11、位置決め穴12、係止部13及び打設穴14が形成されている。特に。平部型枠定規Eの長さは、図に示すモジュール寸法の4倍の長さのものに限定されず、モジュール寸法の2倍、3倍の長さのものも用意される。
尚、各柱脚部型枠定規C,Dの夫々の跳出片15〜17の端部、平部型枠定規Eの端部がモジュール寸法よりも半モジュールずつ長くなるように形成されており、型枠部材の接続部分と定規の接続部分が重ならないようにしてある。
上記各型枠定規C〜Eは、夫々予め設定された厚さを持った鋼板によって構成されている。
次に、本実施例に係る型枠の施工方法の手順について説明する。先ず、図5に示すように、目的の基礎を構成する基礎梁19に沿って掘削し、基礎梁19の交点に基準面を形成する。
図6(a)に示すように、基準面21は、基礎梁19の交点に構成され、アンカー組立体Aを固定する面となるものであり、予め設定されたグランドレベルに対し正確なレベルを有しており、且つ基礎梁19の中心と一致させた基準線が形成されている。この基準面21にはアンカー組立体Aが固定される。このため、アンカー組立体Aを充分な強度で固定し得るような構造であることが必要となる。このような基準面21の構成としては、コンクリートの打設面や、PC板の設置面を利用することが可能である。
本実施例では、基準面21は、地業22に埋設されたPC板の表面によって構成されている。また基礎梁19に沿った地業22は略水平な面として形成されている。
同図(b)に示すように、各基準面21にアンカー組立体Aを配置し、下部添えプレート2に形成された基準線7を基準面21に形成された基準線に一致させることで平面上の位置決めを行い、定着体5に形成された孔5aにボルト23を挿通して基準面21を構成するPC板に固定することで設置する。このとき、ボルト23はアンカー組立体Aを強固に固定し得るものであれば良く、構造等を限定するものではない。このようなPC板に用いる固定用のボルトとしては例えばホールインアンカーがあり、好ましく用いることが可能である。
上記の如くして基準面に固定されたアンカー組立体Aは、ボルト23の作用によりPC板に強固に固定されるため、アンカーボルト1がぐらつくようなことがなく、安定した自立状態を保持することが可能である。特に、アンカーボルト1の下側の端部を基準面21に当接させた状態でナット4により下部添えプレート2,上部添えプレート3に固定することで、4本のアンカーボルト1の上端部は同一水平面に配置される。
次に、図7に示すように、アンカー組立体Aの間に基礎梁19の鉄筋24を配置し、アンカー組立体Aに対し、予め設定された方式で接続して配筋する。本発明に於いて、基礎梁19の鉄筋24の構造や、該鉄筋24をアンカー組立体Aに如何なる構造で接続するかは限定するものではない。また鉄筋24を配筋するに際し、予め基礎梁19に対応する地業22には図示しないベースピースが配置され、該ベースピースに鉄筋24が載置されるように配置されている。
また基礎梁19の鉄筋24に沿って型枠部材25a〜25fを仮置きする。各型枠部材25a〜25fを仮置きするにあたって、予め地業22に配置されたベースピースにスペーサー27が載置されており、該スペーサー27によって基礎梁19を成形する型枠部材25b〜25eの下端側の間隔が規定される。また仮置きされた型枠部材25a〜25fは単に一列に並べて配置した状態であっても良いが、隣接する型枠部材どうしを仮止めしておくことが好ましい。
例えば、基礎梁19を構成するための型枠部材25b〜25eを仮止めした場合、個々の型枠部材25b〜25eは直線を保持しているものの、隣接する型枠部材との接続部位で直線性が損なわれて蛇行が生じるのが一般的であり、自立性を保持することが困難である。このように、一方側の型枠部材のみであっても自立し得ないため、対向する型枠部材との間の間隔は全く非管理状態となるのが一般的である。即ち、仮置きした型枠部材25a〜25fは、単に基礎梁19に沿って仮に配置されているのみであって、この状態で型枠としての機能を発揮することは全く不可能である。
型枠部材25a,25fは柱脚部の基礎コンクリートを成形するものであり、基準面21から柱脚部の天端レベルに対応させた高さを有している。本実施例では、柱脚部の天端レベルは基礎梁の天端レベルよりも低いため、型枠部材25a,25fは基礎梁を成形するための型枠部材25c〜25eよりも低い高さを持って形成され、且つ柱脚部の基礎コンクリートの平面寸法が基礎梁19の幅寸法よりも大きいため、両者の寸法差を吸収するために平面形状がL字状に形成されている。
型枠部材25b〜25eは基礎梁19を成形するためのものであり、高さは基礎梁19の高さを充分に満足し得る寸法を有し、且つ平面形状が直線状に形成されている。更に、型枠部材25b〜25eの長さは建物に設定されたモジュール寸法の整数倍に設定されている。
上記型枠部材25a〜25fには周囲にフランジが設けられており、上部フランジ26が柱脚部型枠定規C,D、平部型枠定規Eに係止される上縁として機能する、このため、上部フランジ26には各型枠定規C〜Eに形成された位置決め穴12と対応する位置に位置決め穴が形成されている。また上部フランジ26は各型枠定規C〜Eの係止部13と面接触し、図示しないクランプ部材によって両者をクランプすることで固定し得るように構成されている。
また型枠部材25a〜25fの長さ方向の両端部に設けられている縦フランジは、隣接する他の型枠部材との接続部となるものであり、連続して配置された型枠部材の互いの高さ方向の位置決めを行う位置決め部材(例えばピン)が設けられている。また連続した型枠部材の縦フランジどうしを図示しないクランプ部材によってクランプすることで互いに固定し得るように構成されている。
次に、アンカー組立体Aのアンカーボルト1に柱脚部型枠定規C,Dを選択して取り付ける。このとき、アンカーボルト1の上端部のレベルと基礎梁19の天端のレベルとの関係に応じて、アンカーボルト1に直接柱脚部型枠定規C,Dを取り付けるか、アンカーボルト1に取付治具Bを取り付けて嵩上げする。
図8は、アンカー組立体Aのアンカーボルト1に取付字部Bを取り付けて嵩上げし、この取付治具Bに柱脚部型枠定規C,Dを取り付けた状態を説明する図である。図に示すように、アンカーボルト1の上端部に取付治具Bを締結して取り付けて嵩上げしておき、柱脚部型枠定規C,Dをアンカー組立体Aに接続される基礎梁19の方向に対応させて配置すると共に、夫々の挿通孔10を取付治具Bに挿通することで取り付ける。
取付治具Bを介してアンカーボルト1に柱脚部型枠定規C,Dを夫々取り付けることによって、該アンカーボルト1を起点とする基礎梁19の方向に沿って跳出片15〜17が配置されることとなる。
上記各柱脚部型枠定規C,Dを取付治具Bを介してアンカーボルト1に取り付けたとき、基礎梁19に沿って各方向に跳ね出す跳出片15〜17は、柱脚部の型枠部材25a,25fの上部を通過して基礎梁19を成形するための型枠部材25bの上部にまで到達している。即ち、各柱脚部型枠定規C,Dは、柱脚部の天端レベルが基礎梁の天端レベルよりも低い場合であっても、跳出部15〜17が基礎梁を成形する型枠部材の上部に到達して所定長さで重なることが可能な長さ(複数の位置決め穴12が重なる長さ)となるように設定されている。
柱脚部型枠定規C,Dから跳ね出した跳出片15〜17には、夫々対応する型枠部材25bが係止される。即ち、本実施例では、型枠部材25a,25fは柱脚部を構成する型枠部材として構成され、且つ柱脚部の天端が基礎梁19の天端よりも低い位置に設定される。このため、型枠部材25a,25fは直接柱脚部型枠定規C,Dに接続されることがなく、該柱脚部型枠定規C,Dには基礎梁19を成形する型枠部材25b,25eが係止される。
ここで、説明の煩雑を避けるために、主として柱脚部型枠定規Cの跳出片15に型枠部材25bを係止すると共に、平部型枠定規E、型枠部材25cを順に接続してゆく場合について図8,9により説明する。
柱脚部型枠定規Cの跳出片15に対し、型枠部材25bを対向させる。この場合、型枠部材25a,25bを接続したときに、型枠部材25aが柱脚部の構成位置を満足することを考慮する必要がある。跳出片15の位置決め穴12にピン30を挿通し、このピン30を型枠部材25bの上部フランジ26に設けた位置決め穴に挿通することで、柱脚部型枠定規Cを基準として型枠部材25bの位置決めを行う。
このとき、少なくとも二つの位置決め穴12を利用して柱脚部型枠定規Cと型枠部材25bとを接続することで、位置決め穴12の方向と型枠部材25bの長手方向とを一致させることが可能である。型枠部材25bの位置決めを行った後、跳出片15の幅方向の端部に設けた係止部13と、型枠部材25bの上部フランジ26とをクランプすることで、柱脚部型枠定規Cに型枠部材25bを係止する。
上記の如くして、アンカー組立体Aを起点として配置した柱脚部型枠定規Cを基準として型枠部材25bの直線性を確保することが可能である。そして、柱脚部型枠定規Cの跳出片15の幅方向両側にピン30を介して夫々型枠部材25bの位置決めを行うことによって、対向して配置された一対の型枠部材25bの間隔を確保し、且つ両型枠部材25bの平行を確保することが可能である。
柱脚部型枠定規Cの幅方向両側に設けた係止部13に係止された一対の型枠部材25bは、柱脚部の反対の端部側が、柱脚部型枠定規Cの跳出片15の位置決め穴12によって位置決めされた方向と間隔を保持した状態で、所定の長さで跳出片15から突出している。特に、型枠部材25bは、下端側がスペーサー27に規制され、上端側が上部フランジ26が柱脚部型枠定規Cに拘束されることから、直立状態を保持することが可能である。
上記と同様の作業を行うことで、柱脚部型枠定規Dの跳出片16,17に夫々型枠部材25bを係止することが可能である。
型枠部材25bの柱脚部型枠定規C,Dによる係止に伴って、型枠部材25bの柱脚部側の端面に型枠部材25aを対向させ、高さ方向の位置決めを行うと共にクランプすることで、型枠部材25bに型枠部材25aを接続する。更に、対向して配置された一対の型枠部材25bの柱脚部側の端部に基礎梁の端部を規定する遮蔽部材28を接続することで、図8に示すように柱脚部の周囲の型枠部材が組み立てられる。
次いで、柱脚部型枠定規Cの跳出片15に係止されている型枠部材25bの上部フランジ26の上部に第1の平部型枠定規となる平部型枠定規Eを配置し、長手方向の端部を跳出片15の端部に連続させる。これにより、柱脚部型枠定規Cと平部型枠定規Eとの接続部31が形成される。そして、平部型枠定規Eの幅方向両側に設けた複数の位置決め穴12を型枠部材25bの上部フランジ26に設けた位置決め穴に対向させ、両位置決め穴にピン30を挿通することで、型枠部材25bを基準として平部型枠定規Eの位置及び方向を決め、両者をクランプすることで係止する。
上記の如くして型枠部材25bに平部型枠定規Eを係止したとき、該平部型枠定規Eは型枠部材25bに係止された端部とは反対側の端部が型枠部材25bから跳ね出されることとなる。尚、平部型枠定規Eの長さ方向は、柱脚部型枠定規Cの幅方向の両端に係止された型枠部材25bの長さ方向と同一方向となる。
また型枠部材25bに連続させた状態で仮置きされている型枠部材25cは、長手方向の両端部が隣接する型枠部材25b,25dに仮接続されるものの、これ以外には何者にも拘束されることがない。従って、対向して配置された一対の型枠部材25cは互いの間隔も設定されることなく、且つ方向も設定されていない。
次いで、柱脚部型枠定規Cの跳出片15に連続して配置され型枠部材25bを係止した平部型枠定規Eに、型枠部材25bに連続させた型枠部材25cを係止する。この作業は、型枠部材25cの長手方向の端部を型枠部材25bの端部と当接させ、上部フランジ26に設けられている位置決め穴を平部型枠定規Eの幅方向両端部に設けた位置決め穴12と対向させ、これらの位置決め穴にピン30を挿通することで型枠部材25cの位置決めを行うと共に方向を設定する。
その後、型枠部材25bの端部と型枠部材25cの端部を互いにクランプすることで強固に接続し、これにより、型枠部材25bと型枠部材25cとの間に接続部32が形成される。同時に型枠部材25cの上部フランジ26と平部型枠定規Eの係止部13をクランプすることで、型枠部材25cを平部型枠定規Eに係止する。そして平部型枠定規Eの幅方向の両側に夫々型枠部材25cを係止することで、対向する一対の型枠部材25cを係止する。
上記の如くして平部型枠定規Eに係止された対向する一対の型枠部材25cは、平部型枠定規Eの幅方向の端部に形成された位置決め穴12の並び方向に沿った方向に位置決めされる。このとき、型枠部材25cは、柱脚部型枠定規Cに係止されている型枠部材25bと同一方向に位置決めされると共に同一直線上に配置される。また平部型枠定規Eの幅方向両側に係止された一対の型枠部材25cの間隔は予め設定された間隔に保持される。
平部型枠定規Eに係止された一対の型枠部材25cは、型枠部材25bの反対の端部側が所定長さ跳ね出すこととなる。一対の型枠部材25cの平部型枠定規Eから跳ね出した部分は、下端側がスペーサー27に規制され、上端側の上部フランジ26が平部型枠定規Eに拘束されることから、直立状態を保持すると共に互いの間隔を保持する。
以下、跳ね出した型枠部材25cの上部に、既に型枠部材25b,25cを係止している平部型枠定規Eに連続させて第2の平部型枠定規となる平部型枠定規Eを配置し、前述と同様の手順で型枠部材25cを係止する。その後、型枠部材25cから跳ね出している平部型枠定規Eに型枠部材25cに連続させた型枠部材25dを係止し、且つ両型枠部材25c,25dを接続する。
上記作業を順に行うことによって、基礎梁19の交点に配置したアンカー組立体Aを起点として、取付治具Bを介してアンカーボルト1に取り付けた柱脚部型枠定規Cに型枠部材25bを係止し、該型枠部材25bを介して柱脚部型枠定規Cに連続させた平部型枠定規Eに型枠部材25b,25cを係止し、型枠部材25cを介して平部型枠定規Eに連続させた平部型枠定規Eに型枠部材25c,25dを係止し、以下順に型枠部材と平部型枠定規を交互に接続させてゆくことで、隣接するアンカー組立体Aの間に配置される型枠部材25a〜25fの直線性を確保し且つ対向する型枠部材25b〜25eの間隔を確保して接続することによって、目的の型枠を施工することが可能である。
上記の如く、アンカー組立体Aに取り付けられる柱脚部型枠定規C,Dとこれらの柱脚部型枠定規C,Dの間に配置される平部型枠定規Eとの接続部31と、型枠部材25a〜25fどうしの接続部32とが、互いに一致することなく、交互に(千鳥状に)配置される。このため、端部側が基準となるアンカーボルト1、柱脚部型枠定規C,D,E、型枠部材25b〜25eに係止されて拘束されたとき、夫々の他方の端部側が自由端として跳ね出し、この一方側が拘束されて跳ね出した部分に、型枠部材或いは平部型枠定規の一方の端部側を係止してゆくことで、各型枠定規或いは型枠部材が互いの接続部31,32から屈折しようとしても、この接続部31,32が平部型枠定規或いは型枠部材によって拘束されるため、屈折を防止することが可能であり、連続させた型枠部材25a〜25fの直線性を確保することが可能となる。
従って、従来のように複数の型枠部材どうしを鋼管のような部材を利用して拘束するような作業を必要とせず、且つ柱脚部型枠定規C,D、平部型枠定規Eの直線性が高い精度で確保し得ることから、容易な作業で連続させた型枠部材の直線性を確保することが可能となる。同様に対向して配置された一対の型枠部材の間隔も容易に確保することが可能となる。
尚、取付治具Bを介してアンカーボルト1に取り付けた柱脚部型枠定規C,Dに平部型枠定規Eを接続する場合、必ずしも端部どうしを対向させて接続することに限定するものではなく、図8に二点鎖線で示すように、柱脚部型枠定規Dの跳出片16,17に、一方の端部側を一部重ねてピン30を挿通することで型枠部材25bを係止することもある。この場合、型枠部材25bを係止する際に利用するクランプ部材は、2枚の型枠定規D,Eの厚さと、型枠部材25bの上部フランジ26の厚さを加えた厚さをクランプし得るものであることが必要となる。
図10は、柱脚部の天端レベルと基礎梁の天端レベルが等しい基礎を構成する場合の説明図である。図に於いて、型枠部材25aは、基礎梁を成形する型枠部材25bと同じ高さ寸法を持って形成されている。
本実施例では、アンカー組立体Aのアンカーボルト1の上端部は型枠部材25aの上部フランジ26のレベルよりも高い位置にあるため、取付治具Bを用いることなく、直接柱脚部型枠定規Cを取り付けることが可能である。また型枠部材25a,25bの上部フランジ26が同一面内に配置されるため、柱脚部型枠定規Cの幅方向の端面に平部型枠定規Eの長手方向の端面を対向させて配置することが可能である。
この場合、柱脚部型枠定規Cの取付方向に対し直交する方向ではアンカーボルト1を起点とする柱脚部型枠定規Dが配置されないこととなるが、平部型枠定規Eは柱脚部型枠定規Cに係止された型枠部材25aを基準として方向が位置決めされるため、実質的に、アンカーボルト1に取り付けられた柱脚部型枠定規Cに接続して配置されることとなんら変わることがない。
上記の如く構成された本発明の型枠の施工方法では、先ず所定の位置にアンカー組立体Aを配置して固定することでアンカーボルト1の位置を固定し、このアンカーボルト1の位置を起点として柱脚部型枠定規C,Dを取り付け、該柱脚部型枠定規C,Dに型枠部材25a,25bを係止し、柱脚部型枠定規C,Dに連続させた第1の平部型枠定規Eに型枠部材25b,25cを係止し、第1の平部型枠定規Eに連続させた第2の平部型枠定規Eに型枠部材25c,24dを係止し、更に、同様の作業を順次進めることで、隣接するアンカー組立体Aの間に設ける基礎梁に沿った型枠を施工することが可能である。
このように、各型枠定規,型枠部材以外の部材を不要とし、且つアンカー組立体を起点として順に連続させつつ、係止するという簡単な作業で型枠を施工することが可能となり、剛構造のアンカー組立体を有する基礎を構築する際に利用して有利である。
アンカー組立体の構成を説明する図である。 取付治具の構成を説明する図である。 柱脚部型枠定規の構成を説明する図である。 平部型枠定規の構成を説明する図である。 格子状に配置された基礎梁の交点に於ける柱脚部型枠定規の配置例を説明する図である。 型枠の施工方法の手順を説明する図である。 隣接するアンカー組立体の間に配置される型枠部材を説明する図である。 アンカー組立体に柱脚部型枠定規を取り付けた構成を説明する図である。 アンカー組立体に取り付けた柱脚部型枠定規に型枠部材を係止し、柱脚部型枠定規に連続させた平部型枠定規に型枠部材を係止した状態を説明する側面図である。 第2実施例に係る施工方法を説明する図である。
符号の説明
A アンカー組立体
B 取付治具
C,D 柱脚部型枠定規
E 平部型枠定規
1 アンカーボルト
1a ネジ部
2 下部添えプレート
3 上部添えプレート
4 ナット
5 定着体
5a ボルト穴
6 穴
7 基準線
9a ナット部
9b 挿通部
10 挿通孔
11 切欠
12 位置決め穴
13 係止部
14 打設孔
15〜17 跳出片
19 基礎梁
21 基準面
22 地業
23 ボルト
24 鉄筋
25a〜25f 型枠部材
26 上部フランジ
27 スペーサー
30 ピン
31,32 接続部

Claims (5)

  1. 格子状に配置された基礎梁の交点にアンカーボルトを埋設し、該アンカーボルトによって鉄骨柱の柱脚部を固定して構成される鉄骨造建物の基礎工事に於ける複数の型枠部材を連接して基礎の型枠を構成する際の施工方法であって、
    アンカーボルトを移動不能に保持し得るように構成されたアンカー組立体と、
    前記アンカー組立体を構成する複数のアンカーボルト又は該アンカーボルトに取り付けた取付治具を挿通する複数の挿通孔が形成され且つ幅方向両側の所定位置に柱脚部の近傍に配置された型枠部材の上縁を係止する複数の係止部を有する柱脚部型枠定規と、
    所定の長さを有し幅方向の両側所定位置に型枠部材の上縁を係止する複数の係止部を有する平部型枠定規と、
    を有し、
    アンカー組立体の平面的な位置を規定する基準線が設定されると共に所定の高さに水平に設定された柱脚部の基準面を形成し、
    前記柱脚部の基準面にアンカー組立体を配置すると共に該アンカー組立体を前記基準線を基準として所定位置に固定し、
    アンカー組立体の間に基礎梁の鉄筋を配置すると共に複数の型枠部材を仮置きし、
    アンカーボルト又は該アンカーボルトに取り付けた取付治具を柱脚部型枠定規の挿通孔に挿通して該柱脚部型枠定規をアンカー組立体に取り付けると共に、前記柱脚部型枠定規に設けた複数の係止部に型枠部材の上縁を係止することで該型枠部材の位置決めを行い、
    第1の平部型枠定規を、前記柱脚部型枠定規に連続させて、又は前記柱脚部型枠定規に一部を重ね合わせて、前記柱脚部型枠定規に係止された型枠部材に連続させた型枠部材に配置し、
    第1の平部型枠定規に設けた係止部に、前記柱脚部型枠定規に係止された型枠部材に連続させた型枠部材の上縁を係止することで該型枠部材の位置決めを行うことを特徴とする型枠の施工方法。
  2. 第2の平部型枠定規を、前記第1の平部型枠定規に連続させて、又は前記第1の平部型枠定規に一部を重ね合わせて、前記第1の平部型枠定規に係止された型枠部材に連続させた型枠部材に配置し、
    第2の平部型枠定規に設けた係止部に、前記第1の平部型枠定規に係止された型枠部材に連続させた型枠部材の上縁を係止することで該型枠部材の位置決めを行うことを特徴とする請求項1に記載した型枠の施工方法。
  3. 連続的に配置された型枠部材どうしの接続部の位置と、アンカー組立体に取り付けた柱脚部型枠定規と第1の平部型枠定規との接続位置及び第1の平部型枠部材に連続させた第2の平部型枠定規との接続位置が互いに一致することなく配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載した型枠の施工方法。
  4. 前記アンカー組立体が、両端にネジ部を有する複数のアンカーボルトと、前記アンカーボルトを挿通するボルト孔が形成された下部添えプレート及び上部添えプレートと、前記下部添えプレートの下面に一体化された定着体と、前記アンカーボルトのネジ部に螺合するナットと、を有し、各アンカーボルトの一方側のネジ部を下部添えプレートに形成されたボルト孔に挿通すると共にナットによって挟持固定し、且つ他方側のネジ部を上部添えプレートに形成されたボルト孔に挿通すると共にナットによって挟持固定することで剛構造をなし、且つ柱脚部の基準面に対し定着体がボルトによって固着されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載した型枠の施工方法。
  5. 一方の端部側に前記アンカー組立体を構成するアンカーボルトに螺合する雌ネジ部が形成され他方の端部側に前記柱脚部型枠定規に形成された挿通孔に挿通される挿通部が形成された取付治具を有し、柱脚部の基準面に固定されたアンカー組立体のアンカーボルトに前記取付治具を締結すると共に、該取付治具を挿通孔に挿通して柱脚部型枠定規をアンカー組立体に取り付けることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載した型枠の施工方法。
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