JP4723920B2 - アンカーボルト位置決め装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基礎に埋設されるアンカーボルトを所定の位置に据え付けるためにアンカーボルトの据え付け位置を正確に照準するアンカーボルト位置決め装置に関するものである。
従来から、アンカーボルトを基礎内に埋設する際、基礎コンクリートの打設前に、このアンカーボルトの高さや垂直度等を調整し、基礎上の正確な位置に据え付けるようになっている。
ここで、アンカーボルトの正確な据え付け位置を求めるためには、水糸を利用している(例えば、特許文献1参照)。
これは、まず据え付けられるアンカーボルトの上方に水糸を碁盤目状に張る。次に、この水糸の交差部から先端に錘を取り付けた鉛直方向設定器を吊り上げる。もしくは、交差部から下方を見下ろす。
そして、この交差部の真下にアンカーボルトの頭頂部が位置するようにアンカーボルト位置決め装置を水平移動させる。これにより、アンカーボルトを正確な位置に据え付けるようにしている。
特開2000−319916号公報
ところで、水糸の正確な位置を確保するためには、この水糸とアンカーボルトとの間に所定の距離を開けなければならない上に、水糸のさらに上方から見下ろさなければならなかった。
そのため、アンカーボルトを正確な位置に据え付けるために、水糸の交差部を正確な鉛直上方から見なければならず、正確な位置を求めることが難しいという問題があった。
また、鉛直方向設定器を使用した場合であっても、上方から下方に向かって鉛直方向に正確に照準することが困難であった。
そこで、この発明は、上方に離れて設けられた水糸と容易且つ正確に照準することができるアンカーボルト位置決め装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明にかかるアンカーボルト位置決め装置は、基礎に埋設されるアンカーボルトを所定の位置に据え付けるもので、基礎天面よりも上方に保持される本体プレートと、該本体プレートの下側に平行に設けられたサブプレートとを備え、前記本体プレートには、照準孔が貫通形成されると共に、該照準孔の中心を示す照準芯マークが上面からこの照準孔の周面にわたって設けられ、前記サブプレートには、前記照準孔と同心且つ小径であって前記アンカーボルトが挿通保持されるボルト挿通孔が貫通形成されると共に、該ボルト挿通孔の中心を示すボルト芯マークが前記照準芯マークの鉛直下方に設けられたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアンカーボルト位置決め装置において、前記本体プレート又は前記サブプレートには、水準器が設けられたことを特徴としている。
本願請求項1の発明によれば、アンカーボルト位置決め装置の上方に設けられる水糸と、本体プレートの上面に設けられた照準芯マーク及びサブプレートに設けられたボルト芯マークとの位置を合わせると共に、水糸と、照準孔の周面に設けられた照準芯マーク及びサブプレートに設けられたボルト芯マークとの位置を合わせることより、ボルト挿通孔の中心と水糸とを正確に照準することができる。
つまり、水糸に対して水平な位置にある本体プレートの上面の照準芯マークと、水糸に対して垂直な位置にある照準孔の周面の照準芯マークとを、それぞれ水糸及びボルト芯マークとを位置合わせする。これにより、アンカーボルト位置決め装置を水糸と正確に照準することが可能となる。
さらに、水糸に対して水平方向と垂直方向との2方向に沿って延びる照準芯マークを水糸と位置合わせして照準することにより、正確な鉛直上方から見下ろさなくとも容易に且つ正確な位置合わせを行なうことができる。
本願請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加え、水糸との位置ズレを防止するために水糸に対して水平でなければならない本体プレート及びサブプレートを、容易に且つ確実に水平に保持させることができる。
つまり、アンカーボルト位置決め装置の上方に水平方向に設けられる水糸に対して、本体プレート及びサブプレートが平行でなければ、水糸の位置との間にズレが生じ、正確に照準することができない。
そのため、水準器を設けることにより、水糸と本体プレート及びサブプレートとの位置ズレを防止して、本体プレートの照準芯マークと、サブプレートのボルト芯マークとの位置を正確に水糸と一致させることができる。
そして、位置決めの精度を向上させることが可能となると共に、サブプレートに保持されたアンカーボルトが傾くことを防止することができる。
また、この水準器を着脱可能にした場合には、水準器を使用するときにのみ任意の位置に取り付けることができ、さらに使い勝手が向上する。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための最良の実施の形態のアンカーボルト位置決め装置を説明する。
図1において、1は本発明にかかるアンカーボルト位置決め装置(以下、位置決め装置という)であって、本体プレート10と、この本体プレート10の下側に設けられたサブプレート20とを備えている。
この位置決め装置1は、図1に示すように、建物基礎に配筋された鉄筋2に固定されたベース部材3から、上方に向かって立設した立ち上がり部材4によって支持される。
ここで、鉄筋2は、ほぼ水平な状態に整地した地盤面上に、ほぼ等間隔に離間された状態で碁盤目状に敷かれる。そして、多数の鉄筋2同士が移動することのないようになまし鉄線等(図示せず)を用いて結束される。
ベース部材3は、アンカーボルトBの設置箇所付近の鉄筋2に固定されるものであり、一対の丸棒3aと、この丸棒3aに溶着されたナット3bとを有している。
一対の丸棒3aは、それぞれの中間部を屈曲してくの字形状に加工され、屈曲した中間部を互いに対向させて、この間にナット3bを挟み込んで溶接される。さらに、それぞれの両端部は、図示しないなまし鉄線等によって鉄筋2に固定される。
立ち上がり部材4は、腐食しにくいステンレス製の棒材によって形成され、図3に示すように、下部及び上部にネジ溝4a、4b(図3参照)を有している。
立ち上がり部材4の下部に位置するネジ溝4aは、ベース部材3のナット3bにねじ込まれて支持される。このねじ込み量を調整することによって、立ち上がり部材4を鉛直方向に移動できるようになっている。
また、立ち上がり部材4の上部に位置するネジ溝4bは、後述する磁石体5のねじ穴にねじ込まれ、この上部に磁石体5が取り付けられる。
なお、この立ち上がり部材4は、ベース部材3に立設された状態で先端(頂部)が基礎天面予定ライン6(図3参照)よりも上方に位置する長さ(高さ)になっている。
磁石体5は、内部に磁石(図示せず)が内蔵されており、図3に示すように、スイッチ5aを回すことによってこの磁石が上方を向き、磁石体5の上面5bが磁化されるようになっている。また、下面5cには立ち上がり部材4のネジ溝4bがねじ込まれる図示しないネジ穴が形成されている。
本体プレート10は、ここでは厚み4.5mmの磁性の帯状鋼鈑によって形成され、両端部10a、10bが90°異なる方向(互いに直交する方向)に向かって延在されている。これにより、平面視L字状になっている(図1参照)。
そして、この本体プレート10は、両端部10a、10b近傍及び角部10cに、それぞれ円形の照準孔11が貫通形成されている。なお、各照準孔11の内径はここでは40mmである。
また、本体プレート10の上面10dには、図2に示すように、照準孔11の中心を示す第一〜第四本体プレート側照準芯マーク(以下、プレート芯マークという)12a、12b、12c、12dが形成されている。
この第一〜第四プレート芯マーク12a〜12dは、照準孔11の中心を通って互いに直交する方向に沿って設けられたマークである。つまり、互いに対向した位置にある第一プレート芯マーク12aと第三プレート芯マーク12cとを結ぶラインPと、互いに対向した位置にある第一プレート芯マーク12aと第四プレート芯マーク12dとを結ぶラインQとが交差する点Rが、照準孔11の中心となる(図2参照)。
なお、各プレート芯マーク12a〜12dは、本体プレート10の上面10dに、照準孔11の周縁から所定長さ延びる直線状の溝を形成すると共に、この溝内を着色することによって形成されている。
さらに、照準孔11の周面11aには、図2に示すように、第一〜第四プレート芯マーク12a〜12dからそれぞれ連続する第一〜第四照準孔側照準芯マーク(以下、照準孔芯マークという)13a、13b、13c、13dが鉛直方向に沿って形成されている。
なお、各照準孔芯マーク13a〜13dも、照準孔11の周面11aに直線状の溝を形成すると共に、この溝内を着色することによって形成されている。
このように、各プレート芯マーク12a〜12dと各照準孔芯マーク13a〜13dとがそれぞれ連続しているので、照準芯マークが本体プレート10の上面10dから照準孔11の周面11aにわたって形成されたこととなる。
一方、サブプレート20は、各照準孔11の下側にそれぞれ位置するように設けられ、底壁20aと、この底壁20aの両側からそれぞれ起立した側壁20b、20cとを有している。これにより、このサブプレート20は断面コ字状になっている(図3参照)。
なお、ここでは、このサブプレート20は厚み3.2mmの鋼鈑によって形成されている。また、側壁20b、20cの高さは20mmとなっている。
そして、各側壁20b、20cの上端が、本体プレート10に溶接により固着されている。ここで、底壁20aは、本体プレート10と平行にされている。
さらに、この底壁20aには、照準孔11と同心円形のボルト挿入孔21が貫通形成されている。
このボルト挿通孔21は、アンカーボルトBが挿入されるものであり、内径がアンカーボルトBの外径よりも大きく形成されると共に、照準孔11の内径よりも小さく(小径)なっている。このボルト挿通孔21の内径は、ここでは16.5mmである。
このボルト挿通孔21には、アンカーボルトBが挿入され、一対のナットNによってボルト挿通孔21の上下方向から締め付けられて固定されている(図4参照)。
このアンカーボルトBは、外径がここでは16mmであり、ボルト挿通孔21の内径とほぼ同じ大きさであって、このボルト挿通孔21内でほとんど移動しないようになっている。このため、このアンカーボルトBの中心は、ボルト挿通孔21内に挿入保持された際に、このボルト挿通孔21の中心とほぼ一致した状態となる。
そして、サブプレート20の底壁20aには、図2に示すように、ボルト挿通孔21の中心を示す第一〜第四ボルト芯マーク22a、22b、22c、22dが形成されている。
この第一〜第四ボルト芯マーク22a〜22dは、ボルト挿通孔21の中心を通って互いに直交する方向に沿って設けられたマークである。つまり、互いに対向した位置にある第一ボルト芯マーク22aと第三ボルト芯マーク22cとを結ぶラインP´と、互いに対向した位置にある第一ボルト芯マーク22aと第四ボルト芯マーク22dとを結ぶラインQ´とが交差する点R´が、ボルト挿通孔21の中心となる(図2参照)。
なお、各ボルト芯マーク22a〜22dも、底壁20aに、ボルト挿通孔21の周縁から所定長さ延びる直線状の溝を形成すると共に、この溝内を着色することによって形成されている。
また、各ボルト芯マーク22a〜22dは、それぞれ第一〜第四プレート芯マーク12a〜12dの鉛直下方、つまり鉛直方向に沿った下方(真下)に設けられている。
これにより、第一プレート芯マーク12aの鉛直下方に第一ボルト芯マーク22aが形成され、第一プレート芯マーク12aの鉛直下方に第一ボルト芯マーク22aが形成され、第三プレート芯マーク12cの鉛直下方に第三ボルト芯マーク22cが形成され、第四プレート芯マーク12dの鉛直下方に第四ボルト芯マーク22dが形成されている。
次に、この発明の位置決め装置1の作用について説明する。
この位置決め装置1を用いて、アンカーボルトBを正確な位置に据え付けるには、まず、地盤面を基礎底面となる深さまで掘り起こし、この掘り起こした基礎底面部分をほぼ水平な状態に整地する。そして、この整地した地盤面に基礎用配筋の多数の鉄筋2を碁盤目状に敷き詰め、なまし鉄線等によって結束する。
次に、鉄筋2の上方に、多数の水糸i、i´を水平方向に沿って碁盤目状に張る。このとき、アンカーボルトBの設置位置の上方に水糸i、i´の交差部が位置するように設定する。
そして、アンカーボルトBの設置位置に応じた適切な位置に複数のベース部材3を配置し、鉄筋2になまし鉄線等によって固定する。
続いて、複数の立ち上がり部材4の表面に油を塗ってから下部のネジ溝4aを各ベース部材3のナット3bにねじ込こみ、立ち上がり部材4をそれぞれ立設する。そして、立設された立ち上がり部材4の上部のネジ溝4bを磁石体5のねじ穴にねじ込み、磁石体5を取り付ける。
そして、立ち上がり部材4に取り付けられた磁石体5の上面5bに、位置決め装置1の本体プレート10を載置する。
このとき、各立ち上がり部材4を回動させて鉛直方向に移動させ、図示しない水準器を用いて位置決め装置1が水平状態になるように調整する。つまり、あらかじめ水平に張られた水糸i、i´と位置決め装置1とが、互いに平行になるように位置させる。
また、これらの立ち上がり部材4は、位置決め装置1が基礎天面予定ライン6よりも上方に位置するように高さ調整がなされる。
さらに、位置決め装置1には、あらかじめサブプレート20に形成されたボルト挿通孔21にアンカーボルトBが挿通され、一対のナットNによって固定されている。このとき、アンカーボルトBはボルト挿通孔21内でほとんど移動しないので、ボルト挿通孔21の中心と、アンカーボルトBの中心とはほぼ一致した状態で保持される。
以下、図4に基づいて説明する。
磁石体5上に載置した位置決め装置1を水糸i、i´に対して正確に照準させるには、まず、上方に張られた一方の水糸iと、第一プレート芯マーク12aと、第一ボルト芯マーク22aとが、上方から見たときに同一線上に位置するように、位置決め装置1の位置を水平移動させて調整する。
このとき、可視領域100のうち、照準孔11の外側の領域である第一ゾーン101から目視によって水糸i等の位置を確認しながら位置調整を行なう。
次に、水糸iと、第一照準孔芯マーク13aと、第一ボルト芯マーク22aとが、上方から見たときに同一直線上に位置するように、位置決め装置1の位置を水平移動させて調整する。
このとき、可視領域100のうち、照準孔11の内側の領域である第二ゾーン102から目視によって水糸i等の位置を確認しながら位置調整を行なう。
なお、「可視領域」とは、上方から第一ボルト芯マーク22aが目視可能な領域であり、この可視領域100内から水糸i等の位置を見ることによって、正確に照準することができる。
このように第一プレート芯マーク12a、第一照準孔芯マーク13a、第一ボルト芯マーク22a、水糸iのそれぞれの位置を合わせたら、続いて、水糸iと、第三プレート芯マーク12cと、第三ボルト芯マーク22cとが、上方から見たときに同一線上に位置するように、位置決め装置1の位置を水平移動させて調整する。
このとき、可視領域200のうち、照準孔11の外側の領域である第一ゾーン201から目視によって水糸i等の位置を確認しながら位置調整を行なう。
次に、水糸iと、第三照準孔芯マーク13cと、第三ボルト芯マーク22cとが、上方から見たときに同一直線上に位置するように、位置決め装置1の位置を水平移動させて調整する。
このとき、可視領域200のうち、照準孔11の内側の領域である第二ゾーン202から目視によって水糸i等の位置を確認しながら位置調整を行なう。
そして、第一プレート芯マーク12aや第三プレート芯マーク12c等と位置合わせを行なった水糸iに直交する水糸i´と、第二、第四プレート芯マーク12b、12d、第二、第四照準孔芯マーク13b、13d、第二、第四ボルト芯マーク22b、22dとを上述と同様の手順でそれぞれ位置合わせし、位置決め装置1と水糸i、i´とを正確に照準する。
これにより、位置決め装置1のボルト挿通孔21の中心を、互いに直交する水糸i、i´の交差部に照準することができ、位置決め装置1を正確な位置に載置することができる。
そして、この状態で磁石体5のスイッチ5aを回し、磁石体5の上面5bを磁化させて本体プレート10を磁着させて固定する。
そして、コンクリートを基礎天面予定ライン6まで打設し、十分に養生を行ってコンクリート基礎を形成する。最後に、形成されたコンクリート基礎の天面(基礎天面予定ライン6とほぼ同一)から突出した立ち上がり部材4、磁石体5、位置決め装置1を取り外す。
このとき、位置決め装置1は、ナットNをアンカーボルトBから外してから、磁石体5のスイッチ5aを回すことで磁着から開放され、容易に取り外すことができる。
また、立ち上がり部材4は、あらかじめ表面に油が塗ってあるので、容易に回動させることができ、下部のネジ溝4aをベース部材3のナット3bから外すと共に、打設したコンクリート基礎内から抜き取ることで取り外すことができる。
このように、この位置決め装置1を用いて、アンカーボルトBを正確な位置に据え付けることができる。
以上説明したように、この発明の位置決め装置1は、基礎天面よりも上方に保持される本体プレート10と、この本体プレート10の下側に平行に設けられたサブプレート20とを備え、本体プレート10には、照準孔11が貫通形成されると共に、この照準孔11の中心を示す照準芯マーク12a〜12d、13a〜13dが上面10dから照準孔11の周面11aにわたって設けられ、サブプレート20には、照準孔11と同心且つ小径であってアンカーボルトBが挿通保持されるボルト挿通孔21が貫通形成されると共に、このボルト挿通孔21の中心を示すボルト芯マーク22a〜22dが照準芯マーク12a〜12d、13a〜13dの鉛直下方に設けられている。
これにより、照準芯マーク12a〜12d、13a〜13d及びボルト芯マーク22a〜22dを水糸i、i´と照準することで、位置決め装置1の位置を水糸i、i´に対して正確な位置に照準することができる。
つまり、水糸i、i´に対して水平な位置にある本体プレート10の上面10aの照準芯マークであるプレート芯マーク12a〜12d及び、水糸i、i´に対して垂直な位置にある照準孔11の周面11aの照準芯マークである照準孔芯マーク13a〜13dを、それぞれ水糸i、i´及びボルト芯マーク22a〜22dと位置合わせするので、位置決め装置1を水糸i、i´と正確に照準することが可能となる。
さらに、水平方向と垂直方向との2方向に沿った照準芯マーク12a〜12d、13a〜13dを、それぞれ水糸i、i´と位置合わせすることにより、水糸i、i´の交差部の鉛直上方から見下ろさなくとも容易に且つ正確な位置合わせを行なうことができる。
また、各プレート芯マーク12a〜12d、各照準孔芯マーク13a〜13d、各ボルト芯マーク22a〜22dは、それぞれ所定長さの溝を形成すると共に、この溝内を着色することによって形成されている。
これにより、それぞれのマークを目視確認しやすくなり、さらに容易に位置合わせを行なうことができる。
以上、この発明にかかる実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等はこの発明に含まれる。
例えば、上述の実施の形態では、位置決め装置1を磁石体5上に載置する際に図示しない水準器を利用して水平に保持させているが、この水準器を位置決め装置1の本体プレート10又はサブプレート20に設けてもよい。
これにより、水糸i、i´との位置ズレを防止するために、この水糸i、i´に対して水平でなければならない本体プレート10及びサブプレート20を、容易に且つ確実に水平に保持させることができる。
これにより、本体プレート10のプレート芯マーク12a〜12d、照準孔芯マーク13a〜13dと、サブプレート20のボルト芯マーク22a〜22dとの位置が正確に一致し、位置決めの精度を向上させることが可能となる。
さらに、この水準器をマグネット等によって着脱可能にした場合には、この水準器を使用するときにのみ任意の位置に取り付けることができ、さらに使い勝手を向上させることができる。
そして、上述の位置決め装置1では、基礎立ち上がり部のない基礎ベース部分に直接アンカーボルトBの立上げを行なっているが、基礎立ち上がり部Tを打設する際に使用する型枠K(図5(b)参照)に本体プレート10を固定することで、立ち上がりのある基礎においても使用可能である。
つまり、この場合、図5(a)に示すように、本体プレート30は、照準孔31が形成された照準壁部32と、この照準壁部32の両側部から下方に向かって連設された一対の間隔保持部33とを有している。
さらに、この間隔保持部33の下端には、それぞれほぼ水平方向に沿って互いに反対向きに延びる型枠係合部34が形成され、この型枠係合部34の下側に磁石体35が取り付けられている。
そして、図5(b)に示すように、照準孔31の下側に設けられたサブプレート36にアンカーボルトBを保持させてから、型枠係合部34を、一対の型枠K上端の外周枠K1上に載置する。
ここで、外周枠K1は、水平方向に延在されており、磁石体35が磁着可能な材質によって形成されている。
そして、上述の手順で位置決め装置と水糸(ここでは図示せず)とを正確に照準し、磁石体35によって外周枠K1に型枠係合部34を磁着させる。これにより、アンカーボルトBが正確な位置に保持され、このアンカーボルトBを正確な位置に据え付けて基礎立ち上がり部Tを打設することができる。
さらに、上述の位置決め装置1の本体プレート10は、両端部10a、10bが90°異なる方向に向かって延在されているが、直線状に延在されてもよい。また、照準孔11の数も任意に設定してよい。
この発明に係るアンカーボルト位置決め装置を示す斜視図である。 図1におけるA部の拡大図である。 図1におけるB−B線に沿う断面図である。 図3におけるC部の拡大図である。 (a)はこの発明におけるアンカーボルト位置決め装置の他の例を示す斜視図であり、(b)は図5(a)に示すアンカーボルト位置決め装置の使用状態を示す断面図である。
符号の説明
1 アンカーボルト位置決め装置
10 本体プレート
11 照準孔
12a 第一プレート芯マーク(本体プレート側照準芯マーク)
12b 第二プレート芯マーク(本体プレート側照準芯マーク)
12c 第三プレート芯マーク(本体プレート側照準芯マーク)
12d 第四プレート芯マーク(本体プレート側照準芯マーク)
13a 第一照準孔芯マーク(照準孔側照準芯マーク)
13b 第二照準孔芯マーク(照準孔側照準芯マーク)
13c 第三照準孔芯マーク(照準孔側照準芯マーク)
13d 第四照準孔芯マーク(照準孔側照準芯マーク)
20 サブプレート
21 ボルト挿通孔
22a 第一ボルト芯マーク
22b 第二ボルト芯マーク
22c 第三ボルト芯マーク
22d 第四ボルト芯マーク

Claims (2)

  1. 基礎に埋設されるアンカーボルトを所定の位置に据え付けるためのアンカーボルト位置決め装置であって、
    基礎天面よりも上方に保持される本体プレートと、該本体プレートの下側に平行に設けられたサブプレートとを備え、
    前記本体プレートには、照準孔が貫通形成されると共に、該照準孔の中心を示す照準芯マークが上面からこの照準孔の周面にわたって設けられ、
    前記サブプレートには、前記照準孔と同心且つ小径であって前記アンカーボルトが挿通保持されるボルト挿通孔が貫通形成されると共に、該ボルト挿通孔の中心を示すボルト芯マークが前記照準芯マークの鉛直下方に設けられたことを特徴とするアンカーボルト位置決め装置。
  2. 前記本体プレート又は前記サブプレートには、水準器が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のアンカーボルト位置決め装置。
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