JP2016180271A - 建物支持構造、建物支持構造の施工方法及び杭蓋 - Google Patents

建物支持構造、建物支持構造の施工方法及び杭蓋 Download PDF

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Abstract

【課題】建物の基礎の補強を適切に行うことが可能な建物支持構造及びその施工方法並びにそれらに用いられる杭蓋の提供を目的とする。【解決手段】本発明の建物支持構造10の施工方法では、地面の複数位置に支持杭11を打ち込んで杭基礎12を形成し、杭基礎12の上に捨てコンクリート層15を形成し、捨てコンクリート層15の上面15Mに墨出しを行って、その捨てコンクリート層15の上に建物の基礎40を形成する。詳細には、捨てコンクリート層15を形成する前に、各支持杭11の上部に、その支持杭11の中心軸11J上を上下動する心出し用ボルト23を取り付けて、複数の心出し用ボルト23の上端を同じ高さ位置に揃えておき、捨てコンクリート層15を形成するにあたり、複数の心出し用ボルト23の上端にコンクリートの上面15Mを合わせる。【選択図】図9

Description

本発明は、複数の支持杭で構成された杭基礎の上に建物の基礎が形成された建物支持構造及びその施工方法並びにそれらに用いられる杭蓋に関する。
従来、この種の建物支持構造の施工方法として、杭基礎の上にコンクリートを打設して捨てコンクリート層を形成し、その捨てコンクリート層の上面に墨出しを行ってから、捨てコンクリート層の上に建物の基礎を形成するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−94540号公報([0026]、図2)
ところで、一般に、建物の基礎を形成する際には、墨出しによって得られる柱の中心と支持杭の中心とのズレを考慮して、適宜、補強が行われる。しかしながら、上述した従来の建物支持構造の施工方法では、墨出しの際、支持杭が捨てコンクリート層に覆われて見えないため、柱の中心と支持杭の中心とのズレを正確に計測することが困難であった。このため、建物の基礎の補強を適切に行うことが困難であるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、建物の基礎の補強を適切に行うことが可能な建物支持構造及びその施工方法並びにそれらに用いられる杭蓋の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、地面のうち予め定められた複数位置に支持杭を打ち込んで杭基礎を形成し、前記杭基礎の上にコンクリートを打設して捨てコンクリート層を形成し、前記捨てコンクリート層の上面に墨出しを行って、その捨てコンクリート層の上に建物の基礎を形成する建物支持構造の施工方法において、前記捨てコンクリート層を形成する前に、各前記支持杭の上部に、その支持杭の中心軸上を上下動可能に心出し部材を取り付けて、複数の前記心出し部材の上端を同じ高さ位置に揃えておき、前記捨てコンクリート層を形成するにあたり、複数の前記心出し部材の上端にコンクリートの上面を合わせる建物支持構造の施工方法である。
請求項2の発明は、前記支持杭は上端が開口した筒状に形成されると共に、前記支持杭の上端開口は杭蓋で閉塞され、前記杭蓋には、前記支持杭の前記上端開口に覆う蓋体と、前記蓋体を貫通する螺子孔と螺合する前記心出し部材としての心出し用ボルトと、が設けられ、前記支持杭に前記杭蓋を取り付けることで、前記支持杭に前記心出し部材を取り付ける請求項1に記載の建物支持構造の施工方法である。
請求項3の発明は、前記杭蓋には、前記支持杭内に突入する固定脚部が設けられ、前記支持杭に前記杭蓋を取り付けるにあたり、前記支持杭内に前記固定脚部を圧入固定する請求項2に記載の建物支持構造の施工方法である。
請求項4の発明は、前記固定脚部は、前記蓋体から垂下し且つ前記支持杭の前記上端開口よりも小径な筒部と、前記筒部から外側に張り出して前記支持杭の内周面と当接する複数の固定片とを備えている請求項3に記載の建物支持構造の施工方法である。
請求項5の発明は、前記建物の基礎は、鉄骨梁を芯材として備えてなる請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載の建物支持構造の施工方法である。
請求項6の発明は、前記鉄骨梁には、鉛直に配置されるウェブプレートと、前記ウェブプレートの上下の両端部から側方に張り出した1対のフランジプレートと、が設けられると共に、前記建物の基礎を形成するにあたり、前記捨てコンクリート層の上に、天板から支持脚が垂下した構造の連結金物を固定して、前記天板の上に鉄骨梁を載置し、前記1対のフランジプレートと前記天板とにアンカーボルトを貫通させて、そのアンカーボルトと螺合する締付ナットにより前記連結金物と下側の前記フランジプレートとを結合する請求項5に記載の建物支持構造の施工方法である。
請求項7の発明は、地面のうち予め定められた複数位置に埋設された複数の支持杭で形成された杭基礎と、前記杭基礎の上に形成された捨てコンクリート層と、前記捨てコンクリート層の上に形成された建物の基礎と、を備えた建物支持構造において、各前記支持杭の上部には、前記支持杭の中心軸上を上下動可能な心出し部材が取り付けれ、複数の前記心出し部材の上端の高さ位置が同じに配置されると共に、それら複数の心出し部材の上端と前記捨てコンクリート層の上面とが面一に配置された建物支持構造である。
請求項8の発明は、前記支持杭は上端が開口した筒状に形成されると共に、前記支持杭の上端開口は杭蓋で閉塞され、前記杭蓋には、前記支持杭の前記上端開口を覆う蓋体と、前記蓋体を貫通する螺子孔と螺合する心出し用ボルトとが設けられ、前記心出し部材は、前記心出し用ボルトで構成された請求項7に記載の建物支持構造である。
請求項9の発明は、前記杭蓋には、前記支持杭内に突入すると共に、前記支持杭の内側に圧入固定された固定脚部が設けられている請求項8に記載の建物支持構造である。
請求項10の発明は、前記固定脚部には、前記蓋体から垂下し且つ前記支持杭の前記上端開口よりも小径な筒部と、前記筒部から外側に張り出して前記支持杭の内周面と当接する複数の固定片とが設けられた請求項9に記載の建物支持構造である。
請求項11の発明は、前記建物の基礎は、鉄骨梁を芯材として備えてなる請求項7乃至10のうち何れか1の請求項に記載の建物支持構造である。
請求項12の発明は、前記捨てコンクリート層の上には、天板から支持脚が垂下した構造の連結金物が固定されると共に、前記鉄骨梁は、鉛直に配置されるウェブプレートと、前記ウェブプレートの上下の両端部から側方に張り出した1対のフランジプレートと、を有して、前記天板の上に載置され、前記1対のフランジプレートと前記天板とを貫通し、前記連結金物と下側の前記フランジプレートとを結合する締付ナットが螺合されたアンカーボルトを有する請求項11に記載の建物支持構造である。
請求項13の発明は、地面に打ち込まれて杭基礎を構成する支持杭の上端開口を閉塞する杭蓋であって、前記支持杭の上端開口を覆い且つ支持杭の中心軸上に配置される螺子孔を有した蓋体と、前記螺子孔に螺合する心出し用ボルトと、を有する杭蓋である。
請求項14の発明は、前記支持杭の内側に圧入固定される固定脚部を備えている請求項13に記載の杭蓋である。
請求項15の発明は、前記固定脚部は、前記蓋体から垂下し且つ前記支持杭の上端開口より小径な筒部と、前記筒部から外側に張り出して前記支持杭の内周面と当接する複数の固定片とを有する請求項14に記載の杭蓋である。
[請求項1,5,7,11の発明]
請求項1,7の発明によれば、支持杭の中心軸上に配置される心出し部材が捨てコンクリート層の上面に露出するので、墨出しによって得られる柱の中心位置と心出し部材とのズレを計測することで、柱の中心と支持杭の中心とのズレを計測可能となる。これにより、支持杭の中心と柱の中心とのズレを従来よりも正確に計測することが可能となり、建物の基礎の補強を従来よりも適切に行うことが可能となる。また、本発明では、捨てコンクリート層を形成する前に、複数の支持杭のそれぞれに取り付けられた心出し部材の上端の高さ位置を揃えおき、捨てコンクリート層を形成するにあたり、複数の心出し部材の上端にコンクリートの上面を合わせることが可能となるので、捨てコンクリート層の上面の水平性を高めることが可能となる。特に、請求項5,11の発明のように、捨てコンクリート層の上に形成される建物の基礎が鉄骨梁を芯材に備えてなる構成では、鉄骨梁を設置するときに高さを調整することが困難となるので、捨てコンクリート層の水平性を高めることで高さが略均一な建物の基礎を形成することが可能となる。
[請求項2,8の発明]
請求項2,8の発明によれば、心出し部材の高さ調整を容易に行うことが可能となる。
[請求項3,4,9,10の発明]
請求項3,9の発明では、1対の固定脚部を支持杭の内側に圧入することで杭蓋を支持杭に固定することが可能となるので、例えば、杭蓋を溶接で固定する場合と比較して、杭蓋の取り付けが容易となる。
ここで、固定脚部は、蓋体から垂下して支持杭内に突入し且つ支持杭の中心軸を挟むように対をなして支持杭の内側に圧入固定される1対のプレートで構成されてもよいし、請求項4,10の発明にように、蓋体から垂下し且つ支持杭の上端開口より小径な筒部と、筒部から外側に張り出して支持杭の内周面と当接する複数の固定片とを有する構成であってもよい。請求項4,10の発明によれば、固定脚部の安定化が図られる。
[請求項6,12の発明]
請求項6,12の発明によれば、アンカーボルトが鉄骨梁の上側のフランジプレートだけでなく下側のフランジプレートも貫通するので、アンカーボルトの位置ずれを抑えることが可能となる。また、鉄骨梁の下側フランジプレートと連結金物の天板とは、アンカーボルトと螺合する締付ナットにより結合される構成となっているので、アンカーボルトを鉄骨梁と連結金物の固定に兼用することが可能となる。
[請求項13の発明]
請求項13の発明によれば、支持杭の上端開口を杭蓋で閉塞することで、支持杭の中心軸上に配置される心出し用ボルトを支持杭に取り付けることが可能となる。そして、心出し用ボルトを捨てコンクリート層の上面に露出する高さとすれば、墨出しによって得られる柱の中心位置と心出し用ボルトとのズレを計測することで、柱の中心と支持杭の中心とのズレを計測可能となる。これにより、支持杭の中心と柱の中心とのズレを従来よりも正確に計測することが可能となり、建物の基礎の補強を従来よりも適切に行うことが可能となる。また、本発明によれば、捨てコンクリート層を形成する前に、複数の支持杭のそれぞれに取り付けられた心出し用ボルトの上端の高さ位置を揃えおき、捨てコンクリート層を形成するにあたり、複数の心出し用ボルトの上端にコンクリートの上面を合わせることで、捨てコンクリート層の上面の水平性を高めることが可能となる。
[請求項14,15の発明]
請求項14の発明によれば、固定脚部を支持杭の内側に圧入することで杭蓋を支持杭に固定することが可能となるので、例えば、杭蓋を溶接で固定する場合と比較して、杭蓋の取り付けが容易となる。
ここで、固定脚部は、蓋体から垂下して支持杭内に突入し且つ支持杭の中心軸を挟むように対をなして支持杭の内側に圧入固定される1対のプレートで構成されてもよいし、請求項15の発明のように、蓋体から垂下し且つ前記支持杭の上端開口より小径な筒部と、前記筒部から外側に張り出して前記支持杭の内周面と当接する複数の固定片とを有する構成であってもよい。請求項15の発明によれば、固定脚部の安定化が図られる。
本発明の一実施形態に係る建物支持構造と建物の側断面図 建物支持構造の側断面図 (A)連結金物周辺の側断面図、(B)土台用鉄骨梁周辺の側断面図 支持杭及び捨てコンクリート層の側断面図 (A)杭蓋の斜視図、(B)支持杭及び杭蓋の平断面図 建物支持構造の施工の流れを示すフローチャート (A)地面に打ち込まれた支持杭の断面図、(B)杭蓋が取り付けられた支持杭の断面図 掘削後の杭基礎の(A)斜視図、(B)側断面図 捨てコンクリート層の(A)斜視図、(B)側断面図 墨出し後の捨てコンクリート層の斜視図 墨出し後の捨てコンクリート層の断面図 捨てコンクリート層に固定された連結金物の斜視図 連結金物に固定された鉄骨梁の斜視図 建物支持構造の斜視図 変形例に係る杭蓋の(A)斜視図、(B)平断面図 変形例に係る杭蓋の(A)斜視図、(B)平断面図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図14に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の建物支持構造10は、複数の支持杭11で構成される杭基礎12の上に建物90の基礎40(以下、「建物基礎40」という。)を備えた構造になっている。建物基礎40は、鉄骨梁42を芯材に備える地中梁41を組み合わせて構成されている。建物基礎40の上には、土台91が形成され、土台91の上には、複数の柱92が起立している。なお、建物90は、鉄骨造であってもよいし、木造であってもよい。
複数の支持杭11は、地面のうち杭伏図や施工図等によって定められた場所に打ち込まれている。各支持杭11は、図示しない硬質地盤(支持層)に達するまで打ち込まれていて、支持杭11の上端部は、地表面GLよりも下方に配置されている。支持杭11は下端有底の筒状になっていて、支持杭11の上端開口11Aは後述する杭蓋20によって閉塞されている(図7(A)及び図7(B)参照)。なお、支持杭11は、例えば、小口径鋼管杭(JIS G3444)で構成されている。
杭基礎12(複数の支持杭11)の上には、捨てコンクリート層15が形成されている。捨てコンクリート層15は、地中梁41が設置される場所の下方に配置される帯状のコンクリート層15Aを繋ぎ合わせた構造になっている(図9(A)参照)。なお、各コンクリート層15Aの幅(図1では、左右方向の長さ)は、その上に設置される地中梁41の幅よりも広くなっている。
図2に示すように、地中梁41は、鉄骨梁42をコンクリート46で被覆した構造になっている。具体的には、鉄骨梁42は、鉛直なウェブプレート43の上下の両端部から側方にフランジプレート44,45が張り出したH型形状をなし、連結金物50を介して捨てコンクリート層15の上面15Mに固定されている。そして、鉄骨梁42及び連結金物50の周囲を覆うようにコンクリート46が打設されて、地中梁41が形成されている。また、地中梁40には、コンクリート46のひび割れを防止するためのワイヤーメッシュ47がウェブプレート43と平行に備えられている。なお、以下では、鉄骨梁42における上側のフランジプレート44と下側のフランジプレート45とを、上側フランジプレート44と下側フランジプレート45と称して、適宜区別することにする。
図3(A)及び図12に示すように、連結金物50は、鉄骨梁42が載置される天板51から支持脚52,52が垂下した構造になっていて、支持脚52,52が捨てコンクリート層15の上面15Mに固定されることで、鉄骨梁42を捨てコンクリート層15の上面15Mから浮かせた状態に固定する。具体的には、下側フランジプレート45と天板51とには、ボルト挿通孔45A,51Aが形成され、それらボルト挿通孔45A,51Aにアンカーボルト55を挿通させた状態で、天板51と下側フランジプレート45とを締付ナット56,56で挟み付けることで、鉄骨梁42が天板51に固定される
図3(B)に示すように、アンカーボルト55は、上側フランジプレート44を貫通するボルト挿通孔44Aを貫通して、地中梁41の上方に突出する。そして、このアンカーボルト55の突出部分に、上述した土台91が固定される。具体的には、土台91には、鉄骨梁42と同じH型形状の土台用鉄骨梁93が備えられていて、アンカーボルト55は、土台用鉄骨梁93の下側のフランジプレート94を貫通する。そして、アンカーボルト55に上方から締付ナット58を締め付けることで、鉄骨梁42の上側フランジプレート44と土台用鉄骨梁93の下側のフランジプレート94とが結合され、土台91が地中梁41の上に固定される。
このように、本実施形態では、アンカーボルト55が鉄骨梁42の上側フランジプレート44だけでなく下側フランジプレート45も貫通するので、上側フランジプレート44と下側フランジプレート45の横ズレが抑えられると共に、アンカーボルト55の水平方向での位置ずれを抑えることが可能となる。また、鉄骨梁42の下側フランジプレート44と連結金物50の天板51とは、アンカーボルト55と螺合する締付ナット56,56により結合される構成となっているので、アンカーボルト55を鉄骨梁42と連結金物50の固定に兼用することが可能となる。
図4に示すように、支持杭11の上部には、上端開口11Aを閉塞する杭蓋20が取り付けられている。杭蓋20は、支持杭11の外径と略同径の円板状をなす蓋体21と、蓋体21の中心部を貫通する螺子孔21Aと螺合する心出し用ボルト23(本発明の「心出し部材」に相当する。)と、を備えた構造になっていて(図5(A)参照)、杭蓋20が支持杭11に取り付けられた状態で、心出し用ボルト23が支持杭11の中心軸11J上を上下動するようになっている。そして、本実施形態の建物支持構造10では、心出し用ボルト23は、捨てコンクリート層15を貫通して、捨てコンクリート層15の上面15Mに露出している。詳細には、心出し用ボルト23の上面23Mは、捨てコンクリート層15の上面15Mと略面一になっている。なお、心出し用ボルト23は、ヘッド部23Hによって下方に抜け止めされている。
杭蓋20は、固定脚部22が支持杭11の内側に圧入固定されることにより、支持杭11の上部に取り付けられている。この固定脚部22は、図5(A)に示すように、蓋体21から垂下した筒部22Aと、筒部22Aから外側に張り出した複数の固定片22Bと、を備えている。詳細には、筒部22Aは、支持杭11の上端開口11Aよりも小径になっていて(図5(B)参照)、各固定片22Bの下端部は、上側に向かうにつれて外側へ向かうように傾斜している。図5(B)に示すように、固定脚部22が支持杭11の内側に圧入されると、複数の固定片22Bが支持杭11の内周面11Nと当接し、固定脚部22が支持杭11の内側に固定される。このとき、支持杭11の上端開口11Aの開口縁と蓋体21とは当接するので、上端開口11Aから支持杭11の内部に異物が入り込むことが抑制されている。なお、本実施形態では、複数の固定片22Bは、筒部22Aの周方向で180度離れた位置に対をなして配置されている。
本実施形態の建物支持構造10の構造に関する説明は以上である。次に、建物支持構造10の施工方法について説明する。
図6には、建物支持構造10の施工の流れが示されている。同図に示されるように、建物支持構造10を施工するには、まず、杭基礎12を形成する(ステップS11)。具体的には、地面のうち施工図によって定められた複数箇所に複数の支持杭11を打ち込む(図7(A)参照。同図には、1つの支持杭11のみが示されている。)。支持杭11の長さは、予め行われる地盤調査の結果に基づいて設定され、各支持杭11は、支持杭11の下端部が硬質地盤に達するまで打ち込まれる。
杭基礎12が形成されると、次いで、支持杭11に杭蓋20を取り付ける(図6のステップS12)。具体的には、図7(A)に示すように、支持杭11の上端開口11Aに固定脚部22の下部を挿通した状態で、例えば、ハンマー等で蓋体21を上方から叩く。ここで、固定脚部22の筒部22Aは、支持杭11の上端開口11Aよりも小径になっていて、固定片22Bの下端部は、上側へ向かうにつれて外側へ向かうように傾斜しているので、固定脚部22は、支持杭11の内側にスムーズに挿入される。そして、複数の固定片22Bが支持杭11の内周面11Nと当接し、固定脚部22が支持杭11に圧入固定される。ここで、固定脚部22は、支持杭11の内側に挿入されるので、図7(A)に示すように、支持杭11の外側が土に覆われている場合であっても、支持杭11に杭蓋20を取り付けることが可能となる。また、心出し用ボルト23は、可動ストロークの下端位置、即ち、ヘッド部23が蓋体21と当接する位置に配置されていて、心出し用ボルト23の蓋体21からの突出量が最小となっている。これにより、固定脚部22を圧入固定する際に、心出し用ボルト23が作業の妨げとなることが抑制される。
杭蓋20が取り付けられると、次いで、掘削が行われる(図6のステップS13)。この掘削では、捨てコンクリート層15が形成される部分を、支持杭11の頭部の高さに合わせて掘削する(図8(A)参照)。なお、この場合において、心出し用ボルト23が可動ストロークの下端位置に配置されることで、掘削作業の妨げとなることが抑制される。
ところで、掘削作業は、ショベルカー等の重機を用いて行われるため、重機のシャベル等が杭蓋20に当たって杭蓋20が外れる可能性がある。ここで、杭蓋20が支持杭11に溶接で固定されている場合、杭蓋20を再度取り付けるためには、溶接の工具を準備する必要があり、手間がかかるという問題がある。これに対し、本実施形態では、杭蓋20は支持杭11に圧入固定されているので、掘削作業中に杭蓋20が外れても、支持杭11へ再取り付けを容易に行うことが可能となる。
掘削が終了すると、次いで、心出し用ボルト23の位置調整を行う(図6のステップS14)。具体的には、心出し用ボルト23を上下動させて、複数の心出し用ボルト23の上面23Mを同じ高さ位置に配置する(図8(B)参照)。
心出し用ボルト23の位置調整が終了すると、次いで、捨てコンクリート層15を形成する(図6のステップS15)。具体的には、杭基礎12の上にコンクリートを打設する(図9(A)参照)。このとき、コンクリートの上面を複数の心出し用ボルト23の上面33Mに一致させる(図9(B)参照)。これにより、複数の支持杭11の間で上端位置にズレがあった場合であっても、そのズレを吸収して、捨てコンクリート層15の上面15Mを略水平にすることが可能となる。しかも、心出し用ボルト23は連続的に高さを変化させることが可能であるので、ズレの吸収精度を高めることが可能となる。また、複数の支持杭11のうち、上端位置が最も高い支持杭11に備えられた心出し用ボルト23の高さを必要とするコンクリートの厚みの高さに調整しておくことで、必要とするコンクリートの厚みを担保した捨てコンクリート層15を形成することも可能となる。
捨てコンクリート層15が形成されると、次いで、墨出しが行われる(図6のステップS16)。具体的には、図10に示すように、捨てコンクリート層15の上面15Mに、建物90(図1参照)の柱92、壁、窓、ドア等の位置を示す地墨17を付す。
墨出しが終了すると、次いで、柱心(柱92の中心軸92J)と杭心(支持杭11の中心軸11J)とのズレを計測する(図6のステップS17)。具体的には、図11に示すように、捨てコンクリート層15の上面15Mに露出した心出し用ボルト23の中心と、柱92の中心に相当する柱心位置P1とのズレdを計測する。柱心位置P1は、墨出しの結果から得ることができる。また、心出し用ボルト23は、支持杭11の中心軸11J上に配置されているので、心出し用ボルト23の中心位置は、支持杭11の中心位置を表している。このように、本実施形態では、支持杭11の中心軸11J上に配置される心出し用ボルト23が捨てコンクリート層15の上面15Mに露出するので、支持杭11が捨てコンクリート層15の下に埋もれていても、支持杭11の中心位置を把握することが可能となる、これにより、支持杭11の中心軸11Jと柱92の中心軸92Jとのズレを精度よく計測することが可能となる。なお、図11において2点鎖線で示された柱92は、墨出しの結果(地墨17)に従って立設される予定のものである。
柱心と杭心のズレが計測されると、次いで、建物基礎40を形成する(図6のステップS18)。具体的には、地墨17に基づいて、連結金物50を捨てコンクリート層15の上面15Mに固定し(図12参照)、連結金物50の上に鉄骨梁42を固定する(図13参照)。なお、連結金物50は、支持杭11の上に配置される。また、鉄骨梁42の固定は以下のようにして行われる。即ち、鉄骨梁42を連結金物50の上に載置して、下側フランジプレート45のボルト挿通孔45Aを連結金物50における天板51のボルト挿通孔51Aに重ねる(図3(B)参照)。そして、ボルト挿通孔45A,51Aにアンカーボルト55を挿通し、締付ナット56,56によって下側フランジプレート45と天板51とを結合する。このとき、アンカーボルト55は上側フランジプレート44のボルト挿通孔44Aを貫通している。
鉄骨梁42が連結金物50に固定されたら、鉄骨梁42のうち建物の外側を向く面に、ウェブプレート43Cと平行にワイヤーメッシュ47(図2参照)を取り付ける。
次いで、上述した鉄骨梁42、連結金物50、アンカーボルト55、ワイヤーメッシュ47をコンクリート46で被覆して、建物基礎40を形成する。具体的には、捨てコンクリート層15の上面15Mに、鉄骨梁42を囲うように、コンクリート打設用の型枠(図示せず)を設置し、その型枠内にコンクリートを流し込む。このとき、コンクリートは鉄骨梁42の上面、即ち、上側フランジプレート44と略面一となるように打設する。そして、コンクリートを養生させた後に、型枠を外す。すると、地中梁41を組み合わせてなる建物基礎40が形成される(図14参照)。ここで、上述した柱心と杭心のズレが予め設定された許容範囲を超える場合には、そのズレの方向や大きさに基づいて、地中梁41から側方にコンクリート等を張り出させたり、鉄骨梁42を被覆するコンクリートの幅を局所的に広くする等して、建物基礎40の補強が、適宜、行われる。以上により、建物支持構造10が完成する。
建物支持構造10の施工方法に関する説明は以上である。次に、本実施形態に係る建物支持構造10及びその施工方法並びに杭蓋20の作用効果について説明する。
本実施形態によれば、支持杭11の中心軸11J上に配置される心出し用ボルト23が捨てコンクリート層15の上面15Mに露出するので、墨出しによって得られる柱92の中心位置P1と心出し用ボルト23の中心とのズレを計測することで、柱92の中心軸92Jと支持杭11の中心軸11Jとのズレを計測可能となる。これにより、支持杭11の中心軸11Jと柱92の中心軸92Jとのズレを従来よりも正確に計測することが可能となり、建物基礎40の補強を従来よりも適切に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、捨てコンクリート層15を形成する前に、複数の支持杭11のそれぞれに取り付けられた心出し用ボルト23の上端の高さ位置を揃えおき、捨てコンクリート層15を形成するにあたり、複数の心出し用ボルト23の上端にコンクリートの上面を合わせることが可能となるので、捨てコンクリート層15の上面15Mの水平性を高めることが可能となる。特に、本実施形態のように、捨てコンクリート層15の上に形成される建物基礎40が鉄骨梁42を芯材に備えてなる構成では、建物基礎40の高さが略均一になるので、捨てコンクリート層15の水平性を高めることの恩恵をより多く受けることが可能となる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、支持杭11への杭蓋20の固定が、固定脚部22の圧入により行われていたが、固定脚部22を備えずに、支持杭11の上端部に蓋体21を溶接することで行われてもよい。
(2)図15に示す杭蓋20Vのように、支持杭11の内周面11Nと嵌合する筒状の固定脚部22Vを設けてもよい。
(3)図16に示す杭蓋20Yのように、支持杭11の中心軸を挟むように対をなして配置される1対の固定プレート22Y,22Yによって本発明の「固定脚部」を構成してもよい。本構成では、1対の固定プレート22Y,22Yを支持杭11の内周面11Nに内接させることで、杭蓋20が支持杭11に圧入固定される。
(4)上記実施形態では、支持杭11の上部にコンクリートを打設して捨てコンクリート層15を形成したが、支持杭11の上部に砕石や割栗を敷き、その上部にコンクリートを打設して捨てコンクリート層15を形成してもよい。
(5)上記実施形態では、本発明に係る「心出し部材」が蓋体21の螺子孔21Aと螺合する心出し用ボルト23で構成されていたが、蓋体21にジャッキ等を固定して、そのジャッキ等で構成してもよい。
(6)上記実施形態では、建物基礎40が鉄骨梁42を芯材として備えた構成であったが、鉄筋を芯材として備えた構成であってもよい。
(7)上記実施形態では、蓋体21の形状が支持杭11の上面の外径と略同径の円板状に形成されていたが、支持杭11の上端開口11Aを閉塞する大きさであればよく、例えば、楕円状や矩形状であってもよい。なお、その際、螺子孔21Aは、蓋体21が支持杭11に取り付けられたときに、支持杭11の中心軸11J上に配置されるように、形成されればよい。
(8)上記実施形態では、支持杭11として小口径鋼管杭を用いた例を示したが、例えば、コンクリート杭を用いてもよい。
(9)上記実施形態では、固定脚部22,22が一対の平板で形成されていたが、蓋体21の周方向で等間隔に配置された複数のシャフトで形成されていてもよい。本構成によっても、複数の固定脚部22を支持杭11の内周面11Nに内接させて、杭蓋20を支持杭に固定することが可能となる。
(10)上記実施形態において、鉄骨梁42は、上側フランジプレート44と下側フランジプレート45の水平方向の一端部同士をウェブプレート43が連結した溝形構造であってもよい。
10 建物支持構造
11 支持杭
11J 中心軸
12 杭基礎
15 捨てコンクリート層
20,20V,20Y 杭蓋
23 心出し用ボルト(心出し部材)
40 建物の基礎
42 鉄骨梁
90 建物
92 柱
92J 中心軸

Claims (15)

  1. 地面のうち予め定められた複数位置に支持杭を打ち込んで杭基礎を形成し、
    前記杭基礎の上にコンクリートを打設して捨てコンクリート層を形成し、
    前記捨てコンクリート層の上面に墨出しを行って、その捨てコンクリート層の上に建物の基礎を形成する建物支持構造の施工方法において、
    前記捨てコンクリート層を形成する前に、各前記支持杭の上部に、その支持杭の中心軸上で上下動可能に心出し部材を取り付けて、複数の前記心出し部材の上端を同じ高さ位置に揃えておき、
    前記捨てコンクリート層を形成するにあたり、複数の前記心出し部材の上端にコンクリートの上面を合わせる建物支持構造の施工方法。
  2. 前記支持杭は上端が開口した筒状に形成されると共に、前記支持杭の上端開口は杭蓋で閉塞され、
    前記杭蓋には、前記支持杭の前記上端開口に覆う蓋体と、前記蓋体を貫通する螺子孔と螺合する前記心出し部材としての心出し用ボルトと、が設けられ、
    前記支持杭に前記杭蓋を取り付けることで、前記支持杭に前記心出し部材を取り付ける請求項1に記載の建物支持構造の施工方法。
  3. 前記杭蓋には、前記支持杭内に突入する固定脚部が設けられ、
    前記支持杭に前記杭蓋を取り付けるにあたり、前記支持杭内に前記固定脚部を圧入固定する請求項2に記載の建物支持構造の施工方法。
  4. 前記固定脚部は、前記蓋体から垂下し且つ前記支持杭の前記上端開口よりも小径な筒部と、前記筒部から外側に張り出して前記支持杭の内周面と当接する複数の固定片とを備えている請求項3に記載の建物支持構造の施工方法。
  5. 前記建物の基礎は、鉄骨梁を芯材として備えてなる請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載の建物支持構造の施工方法。
  6. 前記鉄骨梁には、鉛直に配置されるウェブプレートと、前記ウェブプレートの上下の両端部から側方に張り出した1対のフランジプレートと、が設けられると共に、
    前記建物の基礎を形成するにあたり、前記捨てコンクリート層の上に、天板から支持脚が垂下した構造の連結金物を固定して、前記天板の上に鉄骨梁を載置し、前記1対のフランジプレートと前記天板とにアンカーボルトを貫通させて、そのアンカーボルトと螺合する締付ナットにより前記連結金物と下側の前記フランジプレートとを結合する請求項5に記載の建物支持構造の施工方法。
  7. 地面のうち予め定められた複数位置に埋設された複数の支持杭で形成された杭基礎と、
    前記杭基礎の上に形成された捨てコンクリート層と、
    前記捨てコンクリート層の上に形成された建物の基礎と、を備えた建物支持構造において、
    各前記支持杭の上部には、前記支持杭の中心軸上を上下動可能な心出し部材が取り付けれ、
    複数の前記心出し部材の上端の高さ位置が同じに配置されると共に、それら複数の心出し部材の上端と前記捨てコンクリート層の上面とが面一に配置された建物支持構造。
  8. 前記支持杭は上端が開口した筒状に形成されると共に、前記支持杭の上端開口は杭蓋で閉塞され、
    前記杭蓋には、前記支持杭の前記上端開口を覆う蓋体と、前記蓋体を貫通する螺子孔と螺合する心出し用ボルトとが設けられ、
    前記心出し部材は、前記心出し用ボルトで構成された請求項7に記載の建物支持構造。
  9. 前記杭蓋には、前記支持杭内に突入すると共に、前記支持杭の内側に圧入固定された固定脚部が設けられている請求項8に記載の建物支持構造。
  10. 前記固定脚部には、前記蓋体から垂下し且つ前記支持杭の前記上端開口よりも小径な筒部と、前記筒部から外側に張り出して前記支持杭の内周面と当接する複数の固定片とが設けられた請求項9に記載の建物支持構造。
  11. 前記建物の基礎は、鉄骨梁を芯材として備えてなる請求項7乃至10のうち何れか1の請求項に記載の建物支持構造。
  12. 前記捨てコンクリート層の上には、天板から支持脚が垂下した構造の連結金物が固定されると共に、
    前記鉄骨梁は、鉛直に配置されるウェブプレートと、前記ウェブプレートの上下の両端部から側方に張り出した1対のフランジプレートと、を有して、前記天板の上に載置され、
    前記1対のフランジプレートと前記天板とを貫通し、前記連結金物と下側の前記フランジプレートとを結合する締付ナットが螺合されたアンカーボルトを有する請求項11に記載の建物支持構造。
  13. 地面に打ち込まれて杭基礎を構成する支持杭の上端開口を閉塞する杭蓋であって、
    前記支持杭の上端開口を覆い且つ前記支持杭の中心軸上に配置される螺子孔を有した蓋体と、
    前記螺子孔に螺合する心出し用ボルトと、を有する杭蓋。
  14. 前記支持杭の内側に圧入固定される固定脚部を備えている請求項13に記載の杭蓋。
  15. 前記固定脚部は、前記蓋体から垂下し且つ前記支持杭の上端開口より小径な筒部と、前記筒部から外側に張り出して前記支持杭の内周面と当接する複数の固定片とを有する請求項14に記載の杭蓋。
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