JP2004036103A - アンカーフレーム及びその固定方法 - Google Patents

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柳川 正美
Isao Ishida
石田 勲
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Abstract

【課題】本発明は、材料の省力化、軽量化を図るアンカーフレーム及びその固定方法を提供する。
【解決手段】アンカーフレーム10は、4隅に軸状のアンカーサポート15を立設するとともに、これらアンカーサポート15の上端に、立設する第1のアンカーボルト21の下端側を連結具26を介して高さ調節自在に螺合する。第1のアンカーボルト21の下端側の間に定着ベルト31を架設する。第1のアンカーボルト21の上端の間に添プレート34を着脱自在に架設し、かつ隣接する第1のアンカーボルト21の間に第2のアンカーボルト37を設ける。第2のアンカーボルト37の下端を前記定着ベルト31に接続し、上端に添プレート34に着脱自在に接続する。アンカーフレーム10における下側の断面形状を小さくして、下部構造材にかかる適正な鉄筋の加工、組立等を容易に行うことができる。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建造物の柱脚等の固定に使用するアンカーフレーム及びその固定方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこの種のものは、図1に示すように捨てコンクリート1上に、等辺山形鋼からなるフレームベース2を設け、このフレームベース2上に等辺山形鋼からなるフレームポスト3を四隅に立設し、このフレームポスト3の途中に等辺山形鋼からなる定着ベルト4を設け、さらにこの定着ベルト4にアンカーボルト5を立設するとともに、このアンカーボルト5の上端に添プレート6を固定したものであって、梁主筋7を配筋した後に、図示しないコンクリートを流し込むものである。
【0003】
このような従来のものにおいては、柱及び梁主筋7が増加すると、アンカーフレームと接触し、フレームポスト3を立設するスペースが少なくなる問題がある。また、配筋との絡みを検討し施行決定までに長時間を要し、コスト高になるという問題もある。すなわち、上述のものにおいては、フレーム材に等辺山形鋼を使用し、その形状を構築している為、フレーム自体の自重が過大となり据付現場までの運搬に比較的多数の作業員を要するものであり、さらに、その据付方法は現場基準ラインを基に据付作業員による位置設定、高さ設定及びそれらの微調整を行ない、その後の現場溶接による据付作業を行なっている。また、従来ではフレーム材に等辺山形鋼を使用していたが、このような山形鋼は、その断面形状の大きさ等により、下部構造材にかかる適正な鉄筋の加工、組立等に支障をきたす問題があり、この結果鉄骨建設工事における材料、据付加工時等においての省力化、コスト、工程管理、さらには施工精度等に多大の影響を与えている。
【0004】
また、図2に示すように捨てコンクリート1上に、等辺山形鋼からなるフレームベース2を設け、このフレームベース2上に等辺山形鋼からなるフレームポスト3を四隅に立設し、このフレームポスト3の上端に平鋼からなる定着ベルト4Aを設け、さらにこの定着ベルト4Aにアンカーボルト5を立設するとともに、このアンカーボルト5の上端に添プレート6を固定したものであって、梁主筋7を配筋した後に、図示しないコンクリートを流し込むものである。
【0005】
このような従来のものにおいても、柱及び梁主筋7が増加すると、アンカーフレームと接触し、フレームポスト3を立設するスペースが少なくなり、また、配筋、杭位置との絡みを検討し施行決定までに長時間を要し、コスト高になるという問題もある。さらに、このようなものでは、杭頭8とフレームベース2が接触し段差が生ずるとレベル出し等の作業が難しくなったり、また、アンカーフレームと定着ベルト4Aとの納まり部分でコンクリートの流入が低くなるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、材料の省力化、軽量化を図るアンカーフレーム及びその固定方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、少なくとも3隅に軸状のアンカーサポートを立設するとともに、これらアンカーサポートの上端側に、立設する第1のアンカーボルトの下端側を高さ調節自在に螺合し、前記隣接する第1のアンカーボルトの下端側の間に定着体を架設するとともに、前記隣接する第1のアンカーボルトの上端側の間に添プレートを着脱自在に架設し、かつ隣接する第1のアンカーボルトの間に第2のアンカーボルトを設け、前記第2のアンカーボルトの下端側を前記定着体に接続するとともに、上端側を前記添プレートに着脱自在に接続することを特徴とするアンカーフレームである。
【0008】
この請求項1の構成によれば、第1,2のアンカーボルトを上部に設けたアンカーフレームの下部を軸状のアンカーサポートによって支持するように構成してある。
【0009】
請求項2の発明は、前記アンカーサポートの上端側と前記第1のアンカーボルトの下端側に雄螺子を螺子方向の異なるようにそれぞれ形成し、これら一対の雄螺子間に連結具を螺合することにより、第1のアンカーボルトを高さ調節自在に設けたことを特徴とする請求項1記載のアンカーフレームである。
【0010】
この請求項2の構成によれば、連結具をいずれかに回動することにより、第1のアンカーボルト、ひいては添プレートを高くしたり、低くしたりして高さ調整を行うことができる。
【0011】
請求項3の発明は、前記請求項1を用いたアンカーフレームの固定方法であって、所定箇所に位置決め設置用板を設置するとともに、前記位置決め設置用板には中心位置表示部と前記アンカーサポートの位置表示部が形成されており、前記中心位置表示部を柱芯に合わせて、前記位置表示部によりアンカーサポートを位置決めすることを特徴とするアンカーフレームの固定方法である。
【0012】
この請求項3の構成によれば、位置決め設置用板の中心位置表示部を所定位置となる捨てコンクリート等に示された柱芯の印に合わせることにより、位置表示部が示される。
【0013】
請求項4の発明は、前記請求項1を用いたアンカーフレームの固定方法であって、前記添プレート上に芯出し調整用板を配置するとともに、前記芯出し調整用板より振り子を吊設し、前記振り子によりアンカーフレームの芯出しを行なうことを特徴とするアンカーフレームの固定方法である。
【0014】
この請求項4の構成によれば、添プレート上に芯出し調整用板を配置して振り子を柱芯の印に合わせて芯出しを行なうことができる。
【0015】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施形態を図3以降を参照して説明する。尚、実施形態ではアンカーサポートを4隅に配置した例を示している。図3、図4に示すように予め工場等で組立てられたり、或いは設置現場で組立てられ、コンクリートに埋設される鉄骨柱の基礎を形成するためのアンカーフレーム10は、捨てコンクリート11上の所定の四隅箇所に小片状で平板材からなる位置決め板12上に配置されているものであり、前記位置決め板12はピンアンカー等の固定具13により固定されているとともに、ほぼ中央に雌螺子部14がナット等により縦向きに設けられている。そして、位置決め板12上に、前記アンカーフレーム10の下部を構成し4隅に立設したアンカーサポート15を設ける。このように、アンカーサポート15を3箇所以上とすることによりアンカーフレーム10は自立できるように形成される。アンカーサポート15は、直軸状の支持脚であって、断面が円形で直軸状の丸鋼によって形成されており、その上下端にそれぞれ雄螺子16,17がそれぞれ形成されている。そして、雄螺子17が雌螺子部14に螺着してアンカーサポート15は位置決め板12上に立設している。
【0016】
さらに、アンカーサポート15の上端に前記アンカーフレーム10の上部を構成し第1のアンカーボルト21が接続される。このアンカーボルト21の上下端には雄螺子22,23が形成されており、そして、前記アンカーサポート15の上端の雄螺子16と、アンカーボルト21の下端の雄螺子23は、上下端に雌螺子24,25を形成した円筒状の連結具26により接続している。すなわち、雄螺子16と雄螺子23はその螺子方向が逆になっており、そして雄螺子16は雌螺子25に螺合し、雄螺子23は雌螺子24に螺合して、前記アンカーサポート15の上端にアンカーボルト21の下端が連結具26により高さ調整可能に設けられている。尚、連結具26は、中央のパイプの上部に溶接で同軸状に接合した雌螺子24としての上部ナットを右螺子とし、パイプの下部に溶接で同軸状に接合した雌螺子25としての下部ナットを左螺子としたものである。連結具26は、このように上部ナット、下部ナットを固着したものではなく、パイプの上部に右螺子、下部に左螺子を形成した一体物のようなものでもよい。また図中、26Aはパイプのほぼ中央にパイプの軸線と交差するように形成した回動用工具(図示せず)の貫通孔状の係合部であり、27は連結具26の下に配置され、雄螺子16に螺合したロックナットである。
【0017】
また、アンカーフレーム10の途中の下端側に、後述するように中央にコンクリートが設けられコンクリート中に埋設されて定着する定着体としての定着ベルト31をほぼ水平に設ける。この定着ベルト31は、隣接するアンカーボルト21を架設するように該アンカーボルト21の下端側に配置されるものであって、平板により中央に窓孔31Aを形成して平面を矩形枠状に形成され、その4角部に形成した貫通孔32に前記アンカーボルト21の下端が貫通しているとともに、該下端に形成した雄螺子23に上下一対のロックナット等の雌螺子体33を螺合し、これら雌螺子体33によって定着ベルト31を挟み込んで固定している。さらに、アンカーフレーム10の上端に添プレート34をほぼ水平に設ける。この添プレート34は、隣接するアンカーボルト21間を架設するように該アンカーボルト21の上端側に配置されるものであって、平板により中央に円形の窓孔34Aを形成平面を矩形枠状に形成され、その4角部に形成した貫通孔35に前記アンカーボルト21の上端が貫通しているとともに、該上端に形成した雄螺子22に上下一対のロックナット等の雌螺子体36を螺合し、これら雌螺子体36によって添プレート34を挟み込んで固定している。そして、前記定着ベルト31と添プレート34との間には、第2のアンカーボルト37が設けられる。この第2のアンカーボルト37は、隣接する第1のアンカーボルト21の間に配設され、その下端に形成された雄螺子38は定着ベルト31を貫通するとともに、雄螺子38に螺合した上下一対のナット等の雌螺子体39により定着ベルト31を挟み込んで固定している。同様に第2のアンカーボルト37の上端に形成された雄螺子40は添プレート34を貫通するとともに、雄螺子40に螺合した上下一対のナット等の雌螺子体41により添プレート34を挟み込んで固定している。
【0018】
次に前記アンカーフレーム10を用いた固定方法について説明する。
【0019】
まず、下準備として捨てコンクリート11を設置するとともに、水平及びレベルの調整確認を行なう。捨てコンクリート11とともに、耐圧板(図示せず)を同時に用いる場合においても、水平及びレベルの調整確認を行なう。尚、柱位置の捨てコンクリート11の厚みは例えば90mm以上とする。また、雨水や湧き水等の溜り水の処置は事前に行なうものであり、さらに前記捨てコンクリート11の上面の水平、レベルの許容範囲は例えば20mm以内とする。そして、所定箇所には柱芯が墨等により明示されている。
【0020】
次に、位置決め板12を所定位置に固定する。この設置は、図7に示すように、予め中央部に中心位置表示部51を形成するとともに、4隅の所定位置に貫通孔52を形成した位置決め設置用板53を利用して、中心位置表示部51を墨等により明示された柱芯墨(柱芯の印)に一致させる。また、貫通孔52は、前記位置決め板12に形成した固定具13のための貫通孔12Aに対応して形成されているので、貫通孔52にドリル(図示せず)を挿入して、アンカーホール(図示せず)を形成する。
【0021】
次に図8に示すように、位置決め設置用板53を取り除き、アンカーホールに貫通孔12Aを対向するように位置決め板12を設置した後、固定具13を貫通孔12A、アンカーホールに挿入して位置決め板12を固定する。尚、この際、杭頭と位置決め板12が接触する場合は、直接溶接を行なうがその場合は杭筋の位置を避けるようにする。
【0022】
次に図6、図9に示すようにアンカーボルト本体10を位置決め板12に設置する。アンカーフレーム10は、図3のように、アンカーサポート15、第1のアンカーボルト21、連結具26、定着ベルト31、添プレート34、第2のアンカーボルト37が一体となって組立てられたものであり、クレーン等重機(図示せず)を用いて搬入、据付される。この据付は、アンカーサポート15の雄螺子17を位置決め板12の上面に設けられた雌螺子部14に螺着することにより、アンカーフレーム10を捨てコンクリート11に固定する。さらに、アンカーフレーム10の上端に芯出し調整用板61を設置する。この芯出し調整用板61は、平面が正方形等矩形であって中央部にワイヤー等線材62を介して振り子63を吊下げる。また、4隅には第1のアンカーボルト21の上端が挿入する第1の係合部64が形成され、さらに隣接する第1の係合部64の間には、第2のアンカーボルト37の上端が挿入する第2の係合部65が形成されたものである。そして、第1,2のアンカーボルト21,37の上端を第1,2の係合部64,65に挿入することで、振り子63をアンカーフレーム10の中心軸線上に配置するようにする。これにより、振り子63を柱芯墨に一致するようにアンカーフレーム10の位置を微調整する。
【0023】
次に図10に示すように、水平度計測器71を用いて添プレート34の高さ及び水平度の調整を行なう。この際においては、連結具26を一方向に回動することにより、雄螺子16と雄螺子23はその螺子方向が逆になっているので、雄螺子16と雄螺子23の間は広がり、一方連結具26を他方向に回動することにより、雄螺子16と雄螺子23の間は狭くなる。このように連結具26を回動することにより、添プレート34の高さ及び水平度の調整を正確に行った後、ロックナット27を締めてアンカーサポート15上に連結具26を介してアンカーボルト21を固定する。尚、連結具26を回動する際には、係合部26Aに回動用工具(図示せず)を貫通し、そして回動用工具を回動して連結具26を回動することができる。
【0024】
次にアンカーフレーム10に通すように鉄筋81を設置する。この鉄筋81はアンカーフレーム10に衝撃を与えないように作業するものであり、鉄筋81をアンカーフレーム10には結束していない。
【0025】
このようにして、アンカーフレーム10を設置するとともに、配筋を終了した後に、型枠(図示せず)を組立てた後に、コンクリート(図示せず)を窓孔34Aより投入、打設した後、養生を行なう。尚、打設時においては、定着ベルト31はコンクリートに埋設され、添プレート34はコンクリートに埋まらないようにする。さらに養生後に型枠を取り外すとともに、添プレート34の上方に位置する雌螺子体36を取り外して、さらに添プレート34を取り外す。この後、柱(図示せず)の基礎となるべき、ベースプレート(図示せず)を添プレート34に替えて設置するものである。
【0026】
以上のように、前記実施形態のアンカーフレーム10では、4隅に軸状のアンカーサポート15を立設するとともに、これらアンカーサポート15の上端に、立設する第1のアンカーボルト21の下端側を連結具26を介して高さ調節自在に螺合し、前記隣接する第1のアンカーボルト21の下端側の間に定着ベルト31を架設するとともに、前記隣接する第1のアンカーボルト21の上端の間に添プレート34を着脱自在に架設し、かつ隣接する第1のアンカーボルト21の間に第2のアンカーボルト37を設け、前記第2のアンカーボルト37の下端を前記定着ベルト31に接続するとともに、上端を前記添プレート34に着脱自在に接続するようにしたことで、従来技術における等辺山形鋼からなるフレームポストをなくして、これに替えて軸状のアンカーサポート15を設けたことにより、アンカーフレーム10における下側の断面形状を小さくして、下部構造材にかかる適正な鉄筋の加工、組立等を容易に行うことができるので、鉄骨建設工事における材料、据付加工時等においての省力化、コスト、工程管理、さらには施工精度等を向上することができる。
【0027】
また、前記アンカーサポート15の上端側と前記第1のアンカーボルト21の下端側に雄螺子16,23を螺子方向の異なるようにそれぞれ形成し、これら一対の雄螺子16,23間に連結具26を螺合することにより、連結具26を一方向に回動することにより、雄螺子16と雄螺子23はその螺子方向が逆になっているので、雄螺子16と雄螺子23の間は広がり、一方連結具26を他方向に回動することにより、雄螺子16と雄螺子23の間は狭くなり、第1のアンカーボルト21、ひいては添プレート34の高さを正確に調節することができる。
【0028】
さらに、前記アンカーフレーム10の固定方法において、所定箇所に位置決め設置用板53を設置するとともに、前記位置決め設置用板53には中心位置表示部51と前記アンカーサポート15の位置表示部たる貫通孔52が形成されており、前記中心位置表示部51を捨てコンクリート11の柱芯の印に合わせて、前記貫通孔52によりアンカーサポート15を正確に位置決めすることができる。
【0029】
しかも、前記添プレート34上に芯出し調整用板61を配置するとともに、前記芯出し調整用板61より振り子63を吊設し、前記振り子63によりアンカーフレーム10の芯出しを簡単に、しかも正確に行なうことができる。
【0030】
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、実施形態ではアンカーサポートを4隅に配置してアンカーフレームを自立できるようにしたが、3隅にアンカーサポートを配置してアンカーフレームを自立できるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
請求項1の発明は、少なくとも4隅に軸状のアンカーサポートを立設するとともに、これらアンカーサポートの上端側に、立設する第1のアンカーボルトの下端側を高さ調節自在に螺合し、前記隣接する第1のアンカーボルトの下端側の間に定着体を架設するとともに、前記隣接する第1のアンカーボルトの上端側の間に添プレートを着脱自在に架設し、かつ隣接する第1のアンカーボルトの間に第2のアンカーボルトを設け、前記第2のアンカーボルトの下端側を前記定着体に接続するとともに、上端側を前記添プレートに着脱自在に接続することを特徴とするアンカーフレームであり、下部構造材にかかる適正な鉄筋の加工、組立等を容易に行うことができる。
【0032】
請求項2の発明は、前記アンカーサポートの上端側と前記第1のアンカーボルトの下端側に雄螺子を螺子方向の異なるようにそれぞれ形成し、これら一対の雄螺子間に連結具を螺合することにより、第1のアンカーボルトを高さ調節自在に設けたことを特徴とする請求項1記載のアンカーフレームであり、添プレートの高さ調整を容易に、しかも正確に行うことができる。
【0033】
請求項3の発明は、前記請求項1を用いたアンカーフレームの固定方法であって、所定箇所に位置決め設置用板を設置するとともに、前記位置決め設置用板には中心位置表示部と前記アンカーサポートの位置表示部が形成されており、前記中心位置表示部を柱芯に合わせて、前記位置表示部によりアンカーサポートを位置決めすることを特徴とするアンカーフレームの固定方法であり、アンカーサポートの位置合わせを容易にしかも正確に行うことができる。
【0034】
請求項4の発明は、前記請求項1を用いたアンカーフレームの固定方法であって、前記添プレート上に芯出し調整用板を配置するとともに、前記芯出し調整用板より振り子を吊設し、前記振り子によりアンカーフレームの芯出しを行なうことを特徴とするアンカーフレームの固定方法であり、芯出しを容易にしかも正確に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す正面図である。
【図2】他の従来例を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す要部の斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す芯出し時の斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す第1工程の平面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す第2工程の平面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示す第3工程の正面図である。
【図10】本発明の一実施形態を示す第4工程の正面図である。
【図11】本発明の一実施形態を示す第5工程の正面図である。
【符号の説明】
10 アンカーフレーム
15 アンカーサポート
16,23 雄螺子
21 第1のアンカーボルト
26 連結具
31 定着ベルト(定着体)
34 添プレート
37 第2のアンカーボルト
51 中心位置表示部
52 貫通孔(アンカーサポートの位置表示部)
53 位置決め設置用板
61 芯出し調整用板
63 振り子

Claims (4)

  1. 少なくとも3隅に軸状のアンカーサポートを立設するとともに、これらアンカーサポートの上端側に、立設する第1のアンカーボルトの下端側を高さ調節自在に螺合し、前記隣接する第1のアンカーボルトの下端側の間に定着体を架設するとともに、前記隣接する第1のアンカーボルトの上端側の間に添プレートを着脱自在に架設し、かつ隣接する第1のアンカーボルトの間に第2のアンカーボルトを設け、前記第2のアンカーボルトの下端側を前記定着体に接続するとともに、上端側を前記添プレートに着脱自在に接続することを特徴とするアンカーフレーム。
  2. 前記アンカーサポートの上端側と前記第1のアンカーボルトの下端側に雄螺子を螺子方向の異なるようにそれぞれ形成し、これら一対の雄螺子間に連結具を螺合することにより、第1のアンカーボルトを高さ調節自在に設けたことを特徴とする請求項1記載のアンカーフレーム。
  3. 前記請求項1を用いたアンカーフレームの固定方法であって、所定箇所に位置決め設置用板を設置するとともに、前記位置決め設置用板には中心位置表示部と前記アンカーサポートの位置表示部が形成されており、前記中心位置表示部を柱芯に合わせて、前記位置表示部によりアンカーサポートを位置決めすることを特徴とするアンカーフレームの固定方法。
  4. 前記請求項1を用いたアンカーフレームの固定方法であって、前記添プレート上に芯出し調整用板を配置するとともに、前記芯出し調整用板より振り子を吊設し、前記振り子によりアンカーフレームの芯出しを行なうことを特徴とするアンカーフレームの固定方法。
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