JP2779547B2 - アンカーボルトの支持装置 - Google Patents

アンカーボルトの支持装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、コンクリート基礎内に埋設されるアンカ
ーボルトの支持装置であって、特に捨てコンクリートに
埋設されてアンカーボルト支持部材をその上に設置する
ための台枠の構造に関する。
従来の技術 第14図は、従来のアンカーボルトの支持装置を示して
いる。図において、1は金属板からなる下部支持プレー
トで、その4個所に鉄棒からなる据付け足2を垂直方向
に挿通して、この据付け足に螺合した上下のナット3で
所定の高さ位置に固定し、この据付け足2の下端を捨て
コンクリートに埋設した金属部材4上に設置して固定し
ている。そして、この下部支持プレート1に4本のアン
カーボルト5下端を差し込んで立設し、同じくアンカー
ボルト5の上端に上部支持プレート6を、そのアンカー
ボルト5を挿通するようにして取り付けるとともに、こ
の上部支持プレート6の端部を型枠7へ釘打ちして、そ
のアンカーボルト5上端部を支持している。なお、上部
支持プレート6は、下部支持プレート1へアンカーボル
ト5を取り付けた後、このアンカーボルト5間を通過す
るように基礎鉄筋(図示せず)を配筋し、更に型枠7組
みを行った後で取り付けられるものである。図におい
て、8は、下部支持プレート1の支持を強固にするた
め、その支持プレート1と前記金属部材4に渡して溶接
した補強用の棒材である。この第15図で示すものは、こ
の出願人が先に特願昭63−107244号として出願したもの
である。
上記において、金属材4はアングルからなるものであ
って、アンカーボルト5の設置個所一個所当たり2本の
金属材4を互いに平行にして、捨てコンクリートへ埋設
している。
発明が解決しようとする課題 以上のように従来においては、2本のアングル4を捨
てコンクリートへ埋設し、このアングル4上へアンカー
ボルト5の支持部材の据付け足2を設置して固定してい
るが、このような構成では、据付け足2の位置より外れ
ないように各アングル4を別々に位置決めしなければな
らず、また捨てコンクリート打設前の栗石上へ置いてモ
ルタル等で固定するまでは不安定なため、手で支えてお
かなければならず作業性が悪いという欠点があった。他
方、捨てコンクリートを打設した後で固化する前に上方
から差し込んで設置することも出来ないではないが、捨
てコンクリート内へ入り込むことは出来ないから、外か
ら手を伸ばして設置する必要があり、正確に設置できな
いという不都合がある。この発明は、かかる従来の欠点
を解消することを目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この発明では、水平部と
垂直部とからなる断面倒L字形のアングル材を方形枠状
に連結した台枠を、前記垂直部を捨てコンクリートに埋
設して設置するとともに、この捨てコンクリートの表面
に露出する水平部の上面に、アンカーボルトを支持する
支持部材を設置して固定することを特徴とする。
作用 上記この発明の構成では、予め一体に形成された方形
枠状の台枠を、捨てコンクリートの打設前に設置する
際、安定性がよく、また位置出しも一度に行うことが出
来る。
実施例 第1図は、この発明に使用されるアンカーボルトとそ
の支持装置の全体を示している。アンカーボルト11は、
その上下両端に雄螺子13、14を備え、これらの雄螺子1
3、14間における本体部に、コンクリートとの接触を防
止するアンボンドスリーブ15を外嵌している。上端部の
雄螺子13には、建築物の柱脚を固定するための2個のナ
ット16が取り付けられている。他方、下端の雄螺子14に
は、このアンカーボルト11を取り付けるための2個のナ
ット17とそれらのナット17間に介在させた定着板18とが
取り付けられている。19は、この発明の台枠であって、
この台枠19は、水平部20と垂直部21とからなる断面倒L
字型の4本のアングルを方形枠状に溶接したものであ
る。
22は支持プレートで、全体を方形枠状に形成するとと
もに、その4隅にアンカーボルト11の下端を差し込むた
めのボルト穴23を形成し、更に各辺の中央部にけがき線
24を表示している。同じく各辺の中央部下面には、下向
きに突出してアングルからなる据付け足25が溶接され、
この据付け足25に、更に下向きに突出して調節足26が取
り付けられている。この調節足26の取付構造は次の通り
である。
まず、第2図において、据付け足25の1片には、上下
に3個のボルト穴28が間隔をおいて形成されている。他
方、このボルト穴28に対応して、調節足26には、上下方
向に長い長穴29が形成され、この長穴29に差し込んだボ
ルト30をボルト穴28の1つへ挿入して、蝶ナット31で締
め付けることにより相互に固定するようにしている。そ
して、この長穴29の範囲内で、調節足26を上下させて固
定することによって、据え付けたときの支持プレート22
の高さを調節することができる。その長穴29の範囲を越
えて高さを変更する場合は、ボルト30を挿入するボルト
穴28を変えることで、より広い範囲で高さ調節を行うこ
とができる。32は上部支持プレートを示しており、概略
方形枠状の本体部の4隅にアンカーボルト11の上端を差
し込むボルト穴33を形成するとともに、その本体部の4
隅より延出した延長部に、後で述べる型枠への固定用の
釘穴34を形成している。また、本体部の各辺の中央部
に、前記下部支持プレートのけがき線24と合致するけが
き線35を表示している。
次に、上記支持装置を用いたアンカーボルト11の施工
法を、その施工順に従って説明する。
まず、第3図のように、根切りをした地盤に栗石38を
敷き、水糸39に合わせて、柱芯に沿って張ったX方向と
Y方向のその栗石38上に前記の台枠19をアンカーボルト
11の設置位置に対応して設置する。このとき、台枠19の
上面が次に述べる捨てコンクリートの表面となるように
高さを調節し、この状態で、第4図の如くモルタル40で
垂直部21を栗石38へ固定し、第5図のように、台枠19上
面と同じ高さまで捨てコンクリート41を打設する。
上記捨てコンクリート41が固化した後、第6図のよう
に、その捨てコンクリート41上に芯墨42を引き、この芯
墨42と下部支持プレート22のけがき線24が一致するよう
にして、その下部支持プレート22を、台枠19上へ設置す
る。更に、この第6図で示すように、下部支持プレート
22上に立設したレベル定規43をトランシット44から覗い
て1つの据付け足25と調節足(26)の長さを調節しなが
ら下部支持プレート11の高さを調節し、かつ、水準器で
水平を見ながら他の3ケ所の高さを調節する(第7
図)。また、捨てコンクリート(41)上に記したX方向
及びY方向の芯墨42、42と下部支持プレート22のけがき
線24が一致するかどうかを、真上からみて確認し、或い
は、それに位置させるよう位置決めする。
このようにして、下部支持プレート22の高さ及びX方
向とY方向の位置出しを行なった後、第8図で示すよう
に、台枠19〜調節足26の下端を溶接し、かつ、この調節
足26と据付け足25をも溶接して固着する。
上記のようにして、下部支持プレート22が所定の位置
に固定されると、次に第9図、第10図のように、アンカ
ーボルト11の下端を、その下部支持プレート22のボルト
穴23へ上方より挿し込み、その下側に定着プレート18を
挿し込むとともに、上下の固定ナット17、17で、このア
ンカーボルト11下端を仮に固定する。更に、第11図のよ
うに、アンカーボルト11上端に載せた定規45をトランシ
ット44から覗いて高さ調整し、最後に第12図で示すよう
にスパナで完全に固定する。
次に、第13図で示すように、配筋46及び型枠47の組立
てを終わった後、その型枠47の天端より突出する各アン
カーボルト11の上端を、上部支持プレート32に形成した
ボルト穴33へ挿し込む。そして、この状態で、上部プレ
ート32に形成したX方向及びY方向のけがき線35を利用
してそのX方向及びY方向の位置決めを行い、上部支持
プレート32に形成された釘穴34から、釘48を型枠47の天
端へ打ち込んで、この上部支持プレート32を固定する。
この状態で、型枠47内にコンクリートを打設した後、そ
のコンクリート固化後に、上部支持プレート32を取り外
して再使用するものである。
発明の効果 以上のように、この発明では、アングルを予め一体に
形成した枠状の台枠を設置して、この台枠によってアン
カーボルトの支持部材を支持するようにしているので、
栗石上へ設置した際の安定性がよく、また、従来のよう
に2本のアングルをいちいち位置出しして設置する必要
がないとともに、この栗石へ固定するまで手で支えてお
く必要がないことから、作業性が良く、短期間に施工出
来るという効果があり、また、前記支持部材の支持も安
定して狂いのない構造とすることができる。更に、この
ように栗石へ設置した際の安定性がよいことから、捨て
コンクリート打設前に施工することができ、より作業性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のアンカーボルトと支持装置の分解
斜視図、第2図は下部支持プレートの分解斜視図、第3
図から第5図は、台枠の設置から捨てコンクリート打設
までの施工状態を示す斜視図、第6図から第8図は、下
部支持プレートの設置から固定までの施工状態を示す斜
視図、第9図から第12図は、アンカーボルトの取付から
固定までの施工状態を示す斜視図、第13図は、型枠への
上部支持プレートの固定状態を示す斜視図、第14図は、
従来のアンカーボルトの支持構造を示す斜視図である。 11……アンカーボルト、19……台枠、20……水平部、21
……垂直部、22……下部支持プレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 27/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平部と垂直部とからなる断面倒L字形の
    アングル材を方形枠状に連結した台枠を、前記垂直部を
    捨てコンクリートに埋設して設置するとともに、この捨
    てコンクリートの表面に露出する水平部の上面に、アン
    カーボルトを支持する支持部材を設置して固定すること
    を特徴とするアンカーボルトの支持装置。
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JP3536201B2 (ja) 1999-04-22 2004-06-07 株式会社アルム 吸音パネル
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