JP2000240207A - 中空スラブのボイド部材設置方法 - Google Patents

中空スラブのボイド部材設置方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工事現場で中空スラブを構成するボイド部材
を精度よく効率的に配列・固定し、また、配筋作業性も
向上できる中空スラブのボイド部材設置方法を提供す
る。 【解決手段】 スラブ型枠11上に順次、下端鉄筋1
2、並列に複数配置されたボイド部材13及び上端鉄筋
14を配置後、コンクリート15を打設して製造する鉄
筋コンクリート製の中空スラブ10のボイド部材設置方
法において、ボイド部材13の長手方向に直交する方向
に配置された長尺の底部材20と、底部材20に設けら
れそれぞれのボイド部材13を嵌入可能でかつ嵌入され
たボイド部材13の長手方向に直交する水平方向の移動
を防止可能な対となるサイドストッパー21とを備えた
複数の位置決め金具18を下端鉄筋12上に設けてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
製の中空スラブのボイド部材設置方法に係り、更に詳し
くはボイド部材の設置が容易でかつ設置精度の高いボイ
ド部材設置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中空スラブのボイド部材の設置及
び配筋工事を現場のみで施工する場合には、まず鉄筋工
が、複数の型枠パネルからなるスラブ型枠上に下端鉄筋
を配筋し、その後、ボイド工事業者の作業員が、ボイド
部材を固定するボイド部材固定金具を、所定位置に多数
並列配列されたボイド部材の長手方向中心線のスラブ型
枠パネル上の投影線上に、所定の等間隔でスラブ型枠に
固定し、さらにボイド部材固定金具によってボイド部材
を固定することにより、ボイド部材を配列・固定し、そ
の後に前記鉄筋工がスラブ型枠上に、ボイド部材と干渉
しないよう、1個/m2 程度の密度で間隔保持部材を設
置して、この間隔保持部材上に支持されるように上端鉄
筋を配筋していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の中空スラブのボイド部材設置方法においては、未だ
解決すべき以下のような問題があった。 (1)施工に当たって、まずボイド部材の配列中心線及
びこの中心線上に、下端鉄筋と干渉しないように、ボイ
ド部材固定金具を取付けるための位置をマーキング(墨
出し)して、その取付け用孔の孔開け作業を必要とし、
取付け用孔の数量も、ボイド部材を1列毎に固定するた
めに非常に多くなり、その結果、墨出し技能者という熟
練技能者を必要とすると共に、墨出し作業や孔開け作業
の期間分工事が長くなるという問題があった。 (2)コンクリート打設後解体した使用済みの型枠パネ
ルを、上部階で再使用する場合、スラブ型枠を構成する
各型枠パネルを前回使用された配置と全く同一となるよ
う配置しなければならず、型枠パネルの配置に方向性が
できるため、型枠パネルの配置作業の効率が低下する恐
れがあるので、型枠作業者との調整を必要とすると共
に、トラブル発生の要因になることが多いという欠点が
あった。 (3)上端鉄筋の配筋に当たっては、上端鉄筋用の間隔
保持部材の設置が必要となり、また上端鉄筋は間隔保持
部材で点支持されているのみで、支持点以外の上端鉄筋
は宙に浮いた状態となる。このため、上端鉄筋の配筋の
作業性が悪く、作業員の能力差による仕上がり状態の違
いや、作業速度の遅速をある程度調整するための配筋用
治具を準備したり、熟練の鉄筋工を配置する必要があっ
た。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、工事現場で中空スラブを構成するボイド部材を
精度よく効率的に配列・固定し、また、配筋作業性も向
上できる中空スラブのボイド部材設置方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る中空スラブのボイド部材設置方法は、スラブ型枠上
に順次、下端鉄筋、並列に複数配置されたボイド部材及
び上端鉄筋を配置後、コンクリートを打設して製造する
鉄筋コンクリート製の中空スラブのボイド部材設置方法
において、ボイド部材の長手方向に直交する方向に配置
された長尺の底部材と、底部材に設けられそれぞれのボ
イド部材を嵌入可能でかつ嵌入されたボイド部材の長手
方向に直交する水平方向の移動を防止可能な対となるサ
イドストッパーとを備えた複数の位置決め金具を下端鉄
筋上に設けている。従って、ボイド部材を対となるサイ
ドストッパーに嵌入するだけで容易に位置決めができ
る。
【0006】ここで、位置決め金具に嵌入されたボイド
部材の上面に浮力受け鉄筋をボイド部材の長手方向に直
交する方向に配置し、隣合う2つの浮力受け鉄筋上に浮
力受け鉄筋に直交する方向に押さえ部材を設け、押さえ
部材を浮き止めフックボルトを介してスラブ型枠の下側
から締め付け、固定することができる。これによって、
コンクリート打設時に発生するボイド部材及びボイド部
材に接続されたコンクリート補強鉄筋の浮き上がりを防
止することができる。また、浮力受け鉄筋を上端鉄筋の
支持台として使用すると共に、上端鉄筋を押さえ部材と
して使用することにより、別途押さえ部材を準備しなく
てもよい。さらに、対となるサイドストッパーの上部
は、浮力受け鉄筋を載置するだけで、水平方向の移動を
防止可能な凹状に形成することによって、浮力受け鉄筋
の位置決め作業が容易となる。対となるサイドストッパ
ーは棒鋼によって形成することにより、軽量で、加工が
容易となる。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る中空スラブのボイド部材設置方法を適用して製
造された鉄筋コンクリート製の中空スラブの平断面図、
図2は同中空スラブのボイド部材設置方法を適用して製
造された鉄筋コンクリート製の中空スラブの正断面図、
図3は同中空スラブのボイド部材設置方法に使用する位
置決め金具の正面図、図4は同中空スラブのボイド部材
設置方法に使用する位置決め金具の側面図、図5は図2
の矢視I−I断面図、図6は図2の矢視II−II断面図、
図7は図2の矢視III −III 断面図である。
【0008】図1及び図2に示すように、本発明の一実
施の形態に係る中空スラブのボイド部材設置方法を適用
して製造された鉄筋コンクリート製の中空スラブ10
は、スラブ型枠11上に図示しないスペーサを介して配
置された下端鉄筋12と、複数の並列に配置されたボイ
ド部材の一例である中空部を有する中空管13と、上端
鉄筋14を順次配置後、コンクリート15を打設して構
成されている。以下詳細に説明する。なお、図1に示す
ように、中空スラブ10の長さ方向をX方向、幅方向を
Y方向とし、XY平面に直交する方向をZ方向とする。
【0009】スラブ型枠11は、複数の木製の型枠パネ
ルを接合して所定の大きさに形成されている。図2、図
5及び図7に示すように、下端鉄筋12は棒鋼又は異形
棒鋼からなり、下側には、Y方向に所定に間隔を開けて
X方向に延びる複数の下端配力筋16と、下端配力筋1
6上にX方向に所定に間隔を開けてY方向に延びる複数
の下端主筋17とを溶接又は結束線等によって一体的に
構成されている。中空管13は、図3及び図4に示す位
置決め金具18に形成された位置決め空間部19に嵌
入、配置されるようになっている。
【0010】位置決め金具18は、図1〜図4に示すよ
うに、Y方向に所定に間隔を開けてX方向に延びる2本
の長尺の底部材の一例である底筋20と、底筋20の内
側に基部が溶接されて、中空管13のピッチで配置され
た複数の対となる門型状のサイドストッパー21とから
構成されている。底筋20及びサイドストッパー21は
棒鋼からなり、図3、図4に示すように、中空管13は
サイドストッパー21とはA点及びC点で接触し、一方
底筋20とはB点で接触するようにしている。従って、
中空管13の長さ方向(Y方向)と直交する方向(X方
向)に、所定の間隔を開けて複数配置された位置決め金
具18に形成された各位置決め空間部19に嵌入、配置
された各中空管13は水平方向及び上下方向の移動が抑
制され、嵌入されるだけで位置決めができる構造となっ
ている。
【0011】図4〜図6に示すように、サイドストッパ
ー21の上部は、後述する浮力受け鉄筋22を載置可能
で、かつ浮力受け鉄筋22の水平方向の移動を防止可能
なように凹状に形成されている。図1、図2及び図6に
示すように、Y方向に所定の間隔を開けて配置された6
本の位置決め金具18の上部に形成された凹状部又は中
空管13の上面に、中空管13の長手方向に直交する方
向(X方向)に浮力受け鉄筋22が載置され、隣合う2
本の浮力受け鉄筋22上に跨がるように、浮力受け鉄筋
22に直交して押さえ部材の一例である天秤棒23が所
定の間隔を開けて中空管13間に配置されている。図1
では、6本の浮力受け鉄筋22と、15本の天秤棒23
が使用されている。なお、天秤棒23の長さは、図6に
示すように、両側の浮力受け鉄筋22から約50mm程
度突出した長さとし、天秤棒23の位置決めを容易にす
るために、突出部を下側に傾斜させて、浮力受け鉄筋2
2との掛止を可能な構造とすることもできる。
【0012】天秤棒23は、図6に示すように、先端部
に逆U字状のフック24を備えた浮き止めフックボルト
25を介して、スラブ型枠11と固定している。浮き止
めフックボルト25の下端部には雄ねじ部26が形成さ
れ、浮き止めフックボルト25の下方には、スラブ型枠
11の下面27にそのフランジ部28が当接すると共
に、上端部に雄ねじ部29が形成されたフォームタイ3
0(又は接続ロッド)が配置されている。浮き止めフッ
クボルト25とフォームタイ30とは、軸中心部に浮き
止めフックボルト25の雄ねじ部26及びフォームタイ
30の雄ねじ部29が螺合可能な雌ねじ部が形成され
た、下端部がスラブ型枠11の上面に当接するフランジ
31を備えた筒状のレジコン(又はねじ継手)32によ
って固定可能な構造となっている。
【0013】図2及び図7に示すように、天秤棒23が
取付けられた中空管13間を除く位置決め金具18に
は、浮力受け鉄筋22と対となる2本の底筋20それぞ
れとを連結する連結金具33、34が設けられている。
連結金具33、34は棒鋼からなり、図7に示すよう
に、下端部にJ字状のフック部35、36と、上端部に
L字状のフック部37、38が形成されている。連結金
具33、34によって中空管13を位置決め金具18に
強固に固定することができ、この結果、コンクリートの
打設時に発生する中空管13に対する浮力に抗して、中
空管13を所定位置に保持できる。
【0014】上端鉄筋14は、図2、図5及び図7に示
すように、支持台としての浮力受け鉄筋22上に、浮力
受け鉄筋22に直交する方向(Y方向)に配置された上
端主筋39と、上端主筋39上に上端主筋39に直交す
る方向(X方向)に配置され、溶接又は結束線等で一体
化された上端配力筋40とから構成されている。
【0015】次に、本発明の一実施の形態に係る中空ス
ラブのボイド部材設置方法を適用して鉄筋コンクリート
製の中空スラブ10を製造する方法について説明する。
複数の木製の型枠パネルを接合して所定の大きさのスラ
ブ型枠11を形成し、スラブ型枠11に、フォームタイ
30の雄ねじ部29が挿通可能な孔を、孔の芯出し作業
の後、形成する。下端鉄筋12をスラブ型枠11の上面
に適宜配置された図示しないスペーサ上に載置し、下端
鉄筋12の下端主筋17上に位置決め金具18を図1に
示すように、6本Y方向に所定の間隔を開けて載置す
る。
【0016】次いで、図1に示すように、20本の中空
管13を6本の位置決め金具18に直交して、各位置決
め金具18の対をなすサイドストッパー21間の位置決
め空間部19に嵌入する。位置決め金具18のサイドス
トッパー21の上端部の凹状部に、図1に示すように、
浮力受け鉄筋22を6本載置した後、図1及び図6に示
すように、隣合う浮力受け鉄筋22を跨ぐように、15
本の天秤棒23を配置し、その後浮き止めフックボルト
25、フォームタイ30及びレジコン32によって浮力
受け鉄筋22とスラブ型枠11とを締め付けて、固定す
る。
【0017】さらに、図7に示すように、浮力受け鉄筋
22と位置決め金具18の対となる2本の底筋20それ
ぞれとを連結金具33、34によって接続する。図1の
配置では、連結金具33、34を1組とすると、合計8
4組(位置決め金具18の1本当り14組必要)が取付
けられる。図2、図5及び図7に示すように、6本の浮
力受け鉄筋22上に、浮力受け鉄筋22に直交する方向
(Y方向)に配置される上端主筋39を有する上端鉄筋
14を配置する。
【0018】最後に、スラブ型枠11の4方の周辺部
に、コンクリート流出防止用の図示しない木製の型枠パ
ネルを配置、固定し、その後コンクリートを打設し、コ
ンクリートを養生後、型枠パネル11を解体して中空ス
ラブ10の製造を終了する。従って、本発明の一実施の
形態に係る中空スラブのボイド部材設置方法において
は、複数の位置決め金具18に各中空管13を嵌入する
だけで、容易に且つ精度良く設置できる。また、位置決
め金具18の対となるサイドストッパー21の上部は凹
状に形成されているので、浮力受け鉄筋22を載置する
だけで、水平方向の移動を防止できる。
【0019】前記実施の形態においては、浮力受け鉄筋
22を浮き止めフックボルト25等によって型枠パネル
11に締め付け、固定するために押さえ部材の一例とし
て天秤棒23を使用したが、これに限定されず、状況に
応じて天秤棒23の代わりに、上端鉄筋14を構成する
上端主筋39又は上端配力筋40を利用することもでき
る。これによって、部品数が減って、加工費用や工事費
等が安価となる。天秤棒23は、Y方向に3本設けた
が、3本分の天秤棒23の長さをカバーできる1本の天
秤棒とすることもできる。また、図1において、天秤棒
23を、図の上から数えて、第1の位置決め金具と第2
の位置決め金具間、第3の位置決め金具と第4の位置決
め金具間、又は第5の位置決め金具と第6の位置決め金
具間に配置したが、これに限定されず、第2の位置決め
金具と第3の位置決め金具間、又は第4の位置決め金具
と第5の位置決め金具間に配置することもできる。
【0020】位置決め金具18を構成する長尺の底部材
の一例として、異形棒鋼又は棒鋼からなる2本の底筋2
0で説明したが、状況によっては、1枚の板材とするこ
ともできる。また、位置決め金具18の対となるサイド
ストッパー21も、棒鋼を加工して形成したが、必要に
応じて板材から形成することもできる。ボイド部材とし
て中空管13で説明したが、これに限定されず、発泡性
材料を含む多泡質の軽量材からなるものであっても構わ
ない。下端、上端鉄筋とも施工現場において、棒材を加
工、溶接等により製作することもできるし、又は工場に
おいて予め搬送可能なサイズの格子状に形成したものを
施工現場において組み立てることもできる。
【0021】
【発明の効果】請求項1〜5記載の中空スラブのボイド
部材設置方法においては、ボイド部材の長手方向に直交
する方向に配置された長尺の底部材に設けられた対とな
るサイドストッパーに、それぞれのボイド部材を嵌入可
能でかつ水平方向の移動を防止できるので、ボイド部材
を対となるサイドストッパーに嵌入するだけで容易に位
置決めができ、従って、ボイド部材を精度よく効率的に
設置でき、かつ設置作業が簡単であり、配筋作業性が向
上できる。特に、請求項2記載の中空スラブのボイド部
材設置方法においては、ボイド部材の上面に浮力受け鉄
筋を配置し、隣合う2つの浮力受け鉄筋上に押さえ部材
を設け、押さえ部材を浮き止めフックボルトを介してス
ラブ型枠の下側から締め付け、固定することができるの
で、コンクリート打設時に発生するボイド部材等の浮き
上がりを確実に防止することができ、これによって品質
の良好な中空スラブを製造することができる。
【0022】請求項3記載の中空スラブのボイド部材設
置方法においては、上端鉄筋を押さえ部材として使用す
ることにより、別途押さえ部材を準備しなくて済むの
で、製造コストを廉価にできる。請求項4記載の中空ス
ラブのボイド部材設置方法においては、浮力受け鉄筋を
対となるサイドストッパーの上に載置するだけで位置決
めができるので、浮力受け鉄筋の位置決め作業が極めて
容易となる。請求項5記載の中空スラブのボイド部材設
置方法においては、サイドストッパーは棒鋼によって形
成されているので、軽量で、加工が容易となり、その結
果、製造コストをさらに廉価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る中空スラブのボイ
ド部材設置方法を適用して製造された鉄筋コンクリート
製の中空スラブの平断面図である。
【図2】同中空スラブのボイド部材設置方法を適用して
製造された鉄筋コンクリート製の中空スラブの正断面図
である。
【図3】同中空スラブのボイド部材設置方法に使用する
位置決め金具の正面図である。
【図4】同中空スラブのボイド部材設置方法に使用する
位置決め金具の側面図である。
【図5】図2の矢視I−I断面図である。
【図6】図2の矢視II−II断面図である。
【図7】図2の矢視III −III 断面図である。
【符号の説明】
10:中空スラブ、11:スラブ型枠、12:下端鉄
筋、13:中空管(ボイド部材)、14:上端鉄筋、1
5:コンクリート、16:下端配力筋、17:下端主
筋、18:位置決め金具、19:位置決め空間部、2
0:底筋(底部材)、21:サイドストッパー、22:
浮力受け鉄筋、23:天秤棒(押さえ部材)、24:フ
ック、25:浮き止めフックボルト、26:雄ねじ部、
27:下面、28:フランジ部、29:雄ねじ部、3
0:フォームタイ、31:フランジ、32:レジコン、
33:連結金具、34:連結金具、35:フック部、3
6:フック部、37:フック部、38:フック部、3
9:上端主筋、40:上端配力筋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラブ型枠上に順次、下端鉄筋、並列に
    複数配置されたボイド部材及び上端鉄筋を配置後、コン
    クリートを打設して製造する鉄筋コンクリート製の中空
    スラブのボイド部材設置方法において、前記ボイド部材
    の長手方向に直交する方向に配置された長尺の底部材
    と、該底部材に設けられそれぞれの前記ボイド部材を嵌
    入可能でかつ嵌入された該ボイド部材の長手方向に直交
    する水平方向の移動を防止可能な対となるサイドストッ
    パーとを備えた複数の位置決め金具を前記下端鉄筋上に
    設けたことを特徴とする中空スラブのボイド部材設置方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の中空スラブのボイド部材
    設置方法において、前記位置決め金具に嵌入された前記
    ボイド部材の上面に浮力受け鉄筋を該ボイド部材の長手
    方向に直交する方向に配置し、隣合う2つの前記浮力受
    け鉄筋上に該浮力受け鉄筋に直交する方向に押さえ部材
    を設け、該押さえ部材を浮き止めフックボルトを介して
    前記スラブ型枠の下側から締め付け、固定することを特
    徴とする中空スラブのボイド部材設置方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の中空スラブのボイド部材
    設置方法において、前記浮力受け鉄筋を前記上端鉄筋の
    支持台として使用すると共に、該上端鉄筋を前記押さえ
    部材として使用することを特徴とする中空スラブのボイ
    ド部材設置方法。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の中空スラブのボイ
    ド部材設置方法において、前記対となるサイドストッパ
    ーの上部は、前記浮力受け鉄筋を載置するだけで、水平
    方向の移動を防止可能な凹状に形成されていることを特
    徴とする中空スラブのボイド部材設置方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の中
    空スラブのボイド部材設置方法において、前記対となる
    サイドストッパーは棒鋼によって形成されていることを
    特徴とする中空スラブのボイド部材設置方法。
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