JP4304231B1 - 非接触icカード用通信制御体および非接触icカードホルダ - Google Patents

非接触icカード用通信制御体および非接触icカードホルダ Download PDF

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Abstract

【課題】単純な構成を有し、容易且つ低コストで作製が可能な非接触ICカード用通信制御体を提供する。
【解決手段】非接触ICカード用通信制御体100は、切断部20を有する銅板枠101と、この切断部20を任意に閉塞する銅板切片30aとを備える。非接触ICカードと重畳するように配置したとき、銅板枠101と非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナとは一部または全部が重合され、切断部20が開放状態であれば非接触ICカードに記録された情報の読取りを可能とし、切断部20が閉塞状態であれば非接触ICカードに記録された情報の読取りを不可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は非接触ICカード用通信制御体および非接触ICカードホルダに係り、より詳細には、非接触ICカードとカードリーダとの間における通信を所持者が任意に可能または不可能とすることができる非接触ICカード用通信制御体および非接触ICカードホルダに関する。
近年、非接触ICカードの技術はプリペイドカードや公共交通機関の乗車券等、日常の様々な場面で利用されている。
図18(a)および(b)は、非接触ICカードとカードリーダとを概略的に示したものである。図示するように、利用者が非接触ICカード50をカードリーダ60にかざすと、カードリーダ60から非接触ICカード50に対して磁界Aが発生する。この磁界Aは、非接触ICカード50に内蔵されているコイルを通過するときに電流に変換され、ICの電源として利用される。そして、非接触ICカード50ではカードリーダ60からの磁界とは逆向きの磁界Bが発生し、カードリーダ60への返信Bが行われる。これによって、カードリーダ60は非接触ICカード50に記録されている情報を読取ることができる。
このように、非接触ICカードはかざすだけでカードリーダと通信を行うことができるので便利である。しかし、その反面、接触せずとも記録されている情報の読取りが可能であるため、所持者の知らない間にスキミングと呼ばれる不正な読取りが行われ、情報が盗用され得るという危険性も孕んでいる。
このような事態に鑑みて、非接触ICカードのスキミングを防止する試みが種々行われている。例えば、発明者は先に、特許文献1に記載の非接触ICカード用スキミング防止機能を備えたカードを開発した。これは、図19(a)および(b)に示すように導電体の性質を利用したものである。すなわち、カードリーダ60から磁界Aを受けたとき、導電体10には渦電流が発生してカードリーダ60からの磁界Aを打消す反磁界が生じ、非接触ICカード50からカードリーダ60への返信が行われない。したがって、非接触ICカードに記録されている情報は読取られず、スキミングを未然に防止することができる。
また、特許文献2には、非接触型IC媒体等の情報記録媒体が搭載されたカードからのスキミングを防止するための構造に関する発明が記載されている。特許文献2に記載の発明は、固定遮蔽部材、スペーサ部材、移動遮蔽部材、ラミネート部材等複数の部材を積層させて構成したもので、遮蔽部と読取許容部とを備えている。この発明においては、移動遮蔽部材を電波等の通信波を遮断、吸収または干渉する性質の材料を用いて形成し、これを移動させることにより、読取り不可能状態と読取り許容状態との切り替えを可能とし、読取り不可能状態のときにはスキミングを防止することができる。
さらに、特許文献3には、カード所有者がアクセスしたい時のみICカードを通信可能状態とし、それ以外の状態においてはICカードを通信不可能状態にして不正アクセスからカード情報を守ることのできる不正アクセス防護装置およびICカードホルダーに関する発明が記載されている。
特許文献3に記載の発明は、平面内で渦巻き状に巻回された導電性の巻き線を選択的に短絡または開放させて構成される。この巻線と対向するようにICカードを配置したとき、巻線が短絡状態であると、ICカードのアンテナ部と巻線とが磁気的に結合し、ICカードのアンテナ共振周波数にズレが生じる。これによりICカードの通信は阻止され、記録されている情報が不正に読取られることが防止される。そして、巻線が開放状態であると、カード情報の授受が行われる。
特許第3836496号公報 特開2007−199888号公報 特開2004−348500号公報
特許文献1および2に記載の発明によれば、非接触ICカードとあわせて所持することによりスキミングを効果的に防止することができる。しかし、これらの発明による構造体は、いずれも複数の部材を積層させて作製されるため、多くの工程が必要となるほか、材料のコストが嵩むおそれもある。
また、特許文献3に記載の発明は、非接触ICカードに記録された情報の読取りを任意に可能または不可能とすることができる点で便利である半面、共振周波数にズレを生じさせるために、非接触ICカードの種類毎に適切なターン数や製造時の誤差を勘案して巻線の設計をする必要があり、作製の煩雑性が高くなってしまうという問題がある。これは、非接触ICカードに内蔵されるコイルアンテナの共振周波数が非接触ICカードの種類により異なっていること(例えば13.56MHz、17MHzなど)、ならびに、同一の種類の非接触ICカードを製造しても、現状では、コイルアンテナの共振周波数に±0.5MHz程度の誤差が生じてしまうことに起因する。
そこで、本発明は、可能な限り単純な構成を有し、容易に且つ低コストで作製が可能な非接触ICカード用通信制御体および非接触ICカードホルダを提供することを目的とする。
前述の目的を達するため本発明は、ISO18092に準拠した厚さ0.8mm以下の非接触ICカードに記録された情報の読取りを選択的に可能または不可能とすることのできる非接触ICカード用通信制御体であって、切断部を有する非磁性金属枠と、この切断部を任意に閉塞する非磁性金属切片とを備え、非接触ICカードと重畳するように配置したとき、非磁性金属枠と非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナとは一部または全部が重合され、非接触ICカードに記録された情報の読取りのために強度7.5A/mの磁界が印加されたとき、切断部が開放状態であれば非接触ICカードに記録された情報の読取りを可能とし、切断部が閉塞状態であれば非接触ICカードに記録された情報の読取りを不可能とすることを特徴とする。
また、本発明は、ISO18092またはISO14443に準拠した厚さ0.8mm以下の非接触ICカードに記録された情報の読取りを選択的に可能または不可能とすることのできる非接触ICカード用通信制御体であって、切断部を有する非磁性金属枠と、この切断部を任意に閉塞する非磁性金属切片とを備え、非磁性金属枠は、非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナに対応した平面形状で前記コイルアンテナよりも両側に0.5mm以上ずつ広く、且つ非接触ICカードの外形から中心に向かって21mm以下の枠幅を有し、非接触ICカードと重畳するように配置したとき、非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナが非磁性金属枠の枠幅内に位置し、非接触ICカードに記録された情報の読取りのために強度7.5A/mの磁界が印加されたとき、切断部が開放状態であれば非接触ICカードに記録された情報の読取りを可能とし、切断部が閉塞状態であれば非接触ICカードに記録された情報の読取りを不可能とすることを特徴とする。
これらの非接触ICカード用通信制御体において、非磁性金属枠の切断部は非磁性金属切片を摺動させて閉塞されてもよい。あるいは、非磁性金属切片が非磁性金属枠の切断部の上部または下部に非磁性金属枠と平行に配置され、切断部が非磁性金属切片の押下または押上により閉塞されてもよい。
また、本発明は、ISO18092またはISO14443に準拠した厚さ0.8mm以下の非接触ICカードに記録された情報の読み取りを選択的に可能または不可能とすることのできる非接触ICカード用通信制御体であって、コ字型形状を有する2つの非磁性金属片を備え、2つの非磁性金属片は、コ字型の開口部が対向するように配置され、2つの非磁性金属片が第1の位置にある場合にはそれぞれ独立した2つの非磁性金属片となり、第2の位置にある場合には一体として1つの非磁性金属枠を形成し、2つの非磁性金属片を非接触ICカードと重畳するように配置したとき、2つの非磁性金属片と非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナとは全部が重合され、2つの非磁性金属片が第1の位置にある場合には非接触ICカードに記録された情報の読取りを可能とし、第2の位置にある場合には非接触ICカードに記録された情報の読取りを不可能とすることを特徴とする。
さらに、本発明は、上記いずれかの非接触ICカード用通信制御体を備えたカードホルダであって、カードホルダに収納される非接触ICカードと非接触ICカード用通信制御体とが接面するように構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、所持者が任意に非接触ICカードを通信可能または不可能とすることができる。また、非磁性金属のみを用いて実現できるので、工程が単純化されるとともに、作製のコストを低く抑えることができる。
本発明の第一の実施例による非接触ICカード用通信制御体の構成を示す概略図。 本発明の第一の実施例による非接触ICカード用通信制御体の構成を示す概略側面図。 (a)はソニー株式会社製RC−S853/854に内蔵されたコイルアンテナの概略図、(b)はソニー株式会社製RC−S860に内蔵されたコイルアンテナの概略図。 実験に用いた銅板枠を説明する概略図。 カードリーダ上に非接触ICカードと銅板枠または本発明の第一の実施例による非接触ICカード用通信制御体とを配置するときの配置順を示す図。 カードリーダ上に銅板枠と非接触ICカードとを順に配置した場合の枠幅と通信可否状況とを示す実験結果。 カードリーダ上に非接触ICカードと銅板枠とを順に配置した場合の枠幅と通信可否状況とを示す実験結果。 本発明の第二の実施例による非接触ICカード用通信制御体の構成を示す概略図。 (a)はISO14443に準拠したタイプAの非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナの概略図、(b)はISO14443に準拠したタイプBの非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナの概略図。 (a),(b),(c)は実験に用いたアルミ箔枠を説明する概略図。 カードリーダ上に非接触ICカードとアルミ箔枠とを順に配置した場合の枠幅と通信可否状況とを示す実験結果。 本発明の第三の実施例による非接触ICカード用通信制御体の構成を示す概略図。 (a)および(b)は実験に用いたアルミ箔枠を説明する概略図。 非接触ICカードとアルミ箔枠とを重畳させたときの枠幅、通信可能距離および通信成功率を示す実験結果。 本発明の第四の実施例による非接触ICカードホルダの斜視図。 本発明の第四の実施例による非接触ICカードホルダの背面図。 本発明の第四の実施例による非接触ICカードホルダの断面図。 非接触ICカードとカードリーダとの通信動作を説明する図。 スキミング防止構造を有する構成体を用いた場合の非接触ICカードとカードリーダとの通信を説明する図。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を説明する。
図1(a)および(b)に示すのは、本発明の第一の実施例による非接触ICカード用通信制御体である。この通信制御体100は、厚さ35μmの銅箔からなる枠形状を有し、一般に利用されている非接触ICカードにあわせて86mm×54mmの大きさに形成される。枠101の幅W1およびW2は同一であり、13〜16mmの範囲内とする。また、枠101の一部には切断部20が設けられている。切断部20の幅d1は、例えば2mm程度とする。
通信制御体100はさらに、枠101と同様に厚さ35μmの銅箔から作製された切片30aを備えている。切片30aの大きさは指定されないが、水平方向にスライドさせて枠101上に移動させたときには、図1(b)に示すように切断部20を覆って閉塞し、枠101を切断部20のない状態とすることができるものとする。
ここで、図2(a)および(b)に示すように、枠101の切断部20の上方に配置して押下することにより切断部20を閉塞する切片30bを用いてもよい。あるいは、切断部20の下方に同様の切片30bを配置して押上により切断部20を閉塞するようにすることもできる(図示しない)。また、枠101と切片30bとの間には図示しないバネ等を配置して、切断部20の開放または閉塞が明確に区別されるようにしてもよい。
なお、本実施例においては銅箔を用いるが、枠101および切片30a・30bは銅箔に限らず他の導電体より作製してもよい。ただし、導電体の中でも、渦電流の発生しにくい鉄やステンレス等は使用せず、アルミ、金、白金、銀、銅のいずれかを用いて作製するものとする。
このような構成を有する本発明の非接触ICカード用通信制御体100の開発にあたり、発明者は、Suica(商標)およびICOCA(商標)に利用されているソニー株式会社製RC−S853/854(以下、便宜上「第1タイプ」と称する)と、QUICPay(商標)に利用されているソニー株式会社製RC−S860(以下、便宜上「第2タイプ」と称する)とに対応可能な通信制御体を想定した。これらの非接触ICカードはいずれも厚さ0.8mm以下であり、ISO18092に準拠している。
周知のように、第1タイプの非接触ICカードには、図3(a)に示すように円弧からなる木の葉形に配置されたコイル500Aが内蔵されている。一方、第2タイプの非接触ICカードには、図3(b)に示すようにカード端に沿って四角形に配置されたコイル500Bが内蔵されている。
そこで、図4に示すように、銅箔を用いて枠幅の異なる枠102を作製し、これを非接触ICカードと重畳させて、枠幅(すなわち枠102とコイルとの重なり具合)と非接触ICカードの通信状況との関係を調べた。
枠102には厚さ35μmの銅箔を用い、非接触ICカードにあわせて86mm×54mmの外形を有するものとした。ここでは、枠102の枠幅W1およびW2を外端から中央に向かって3mm幅から1mmずつ広げていき、非接触ICカードと重畳させた状態でカードリーダから磁界を印加して、通信が不可能となる枠幅を見出した。なお、枠幅W1とW2とは常に同一の値とした。
まず、図5(a)に示すように、カードリーダ60の上部に銅板枠102および非接触ICカード50を順に配置し、カードリーダ60から磁界強度7.5A/mおよび10A/mの磁界を印加したときの非接触ICカード50の通信の可否を調べたところ、図6に示すような結果が得られた。
すなわち、第1タイプの非接触ICカードの場合、枠102の幅が11mm以上になれば、磁界強度が7.5A/mおよび10A/mのいずれの場合であっても起動されず、通信が行われないことがわかった。一方、第2タイプの非接触ICカードの場合、枠102の幅が7mm以上になれば、磁界強度が7.5A/mおよび10A/mのいずれの場合であっても起動されず、通信が行われないことがわかった。
次に、図5(b)に示すように、カードリーダ60の上部に非接触ICカード50および銅板枠102を順に配置し、先の実験と同様に、カードリーダ60から磁界強度7.5A/mおよび10A/mの磁界を印加したときの非接触ICカード50の通信の可否を調べたところ、図7に示すような結果が得られた。
すなわち、第1タイプの非接触ICカードの場合、枠102の幅が13mm以上になれば、磁界強度が7.5A/mおよび10A/mのいずれの場合であっても起動されず、通信が行われないことが分かった。一方、第2タイプの非接触ICカードの場合、枠102の幅が7mm以上になれば、磁界強度が7.5A/mおよび10A/mのいずれの場合であっても起動されず、通信が行われないことがわかった。
以上より、銅板枠102の枠幅を13mm以上とすれば、カードリーダ60上の非接触ICカード50および銅板枠102の配置順にかかわらず、第1タイプまたは第2タイプのいずれの非接触ICカードであっても、カードリーダ60から情報読取りのために磁界が印加されたときICが起動されず、通信を阻止できることが明らかになった。
しかしながら、これは、非接触ICカード50を利用したいときには銅板枠102と引き離さなければならないことを意味しており、非接触ICカード本来の利便性が大きく損なわれてしまうことになる。
ここで、再び図1および図2を参照する。前述の実験より、非接触ICカードと重畳される銅板枠の枠幅が13mm以上であれば、非接触ICカードに記録された情報は読取られない。そこで、本発明の通信制御体100は、そのような枠幅を有する枠101の一部に切断部20を設けることによって磁路の一部を遮断し、銅板枠101に発生する渦電流を弱める構成とした。これにより、カードリーダからの磁界を打消す反磁界も弱められるため、カードリーダから磁界を印加されたときには非接触ICカードは通信可能となる。
一方、利用者が切片30aまたは30bを移動させて切断部20を閉塞させると、銅板枠101には十分に強い渦電流が発生し、したがってカードリーダからの磁界を打消す程度の強い反磁界が生じる。よって、非接触ICカードは通信不可能となる。
このとき、枠幅13mm以上という条件を満たしていれば、先の実験からわかるように、通信制御体100をカードリーダ60に近い側に配置する(図5(a)を参照)か、非接触ICカード50をカードリーダ60に近い側に配置する(図5(b)を参照)かによって非接触ICカードの読取りの可否が変化することはない。
このように、本発明の第一の実施例によれば、スキミングを防止したいときには切断部20を閉塞させ、読取りを行いたいときには切断部20を開放させることにより、第1タイプおよび第2タイプの非接触ICカードの通信可能性を任意に制御することが可能である。
次に、本発明の第二の実施例について説明する。
図8に示すのは、本発明の第二の実施例による非接触ICカード用通信制御体である。この通信制御体110はアルミ箔からなり、非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナに対応した枠形状に形成される。枠103の枠幅W3は全体として一定であり、コイルアンテナよりも両側に0.5mmずつ以上広いものとする。また、枠103の一部には切断部20が設けられている。切断部20の幅d2は、例えば1mm程度とする。
通信制御体110はさらに、アルミ箔から作製された切片30aまたは30bを備える。切片30aまたは30bは、第一の実施例の場合と同様、スライドまたは押下または押上により切断部20を覆って閉塞し、枠103を切断部20のない状態とするためのものである。なお、本実施例においては枠103および切片30aまたは30bにアルミ箔を用いるが、アルミに限らず非磁性金属の金、白金、銀、または銅を用いて作製してもよい。
ところで、前述のように、第一の実施例は、ISO18092に準拠したソニー株式会社製のRC−S853/854およびRC−S860を念頭に開発したものであるが、非接触ICカードとしては他に、ISO14443に準拠した「タイプA」および「タイプB」と称されるものも広く普及している。
日本国内では、タイプAの非接触ICカードは、例えばタバコ購入用成人認証カードに採用されており、図9(a)に示すように、略四角形の形状を有するコイルアンテナ500Cを内蔵している。一方、タイプBの非接触ICカードは、例えば自動車運転免許証に採用されており、図9(b)に示すように、カードの中央付近に四角形に形成されたコイルアンテナ500Dを内蔵する。
そこで、非接触ICカード通信制御体110の開発にあたっては、このようなコイルアンテナの形状に鑑み、前出の第1タイプおよび第2タイプ(まとめてタイプCと称されることもある)ならびにタイプAおよびタイプBの非接触ICカードの各々について、各非接触ICカードのコイルアンテナ形状に対応した枠を作製し、通信状況を調べた。なお、第1のタイプおよび第2のタイプと同様、タイプAおよびタイプBの非接触ICカードも厚さは0.8mm以下であるものとする。
図10(a)〜(c)に示すのは、タイプAの非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナの形状に対応して作製された枠104であり、いずれも左側が全体図、右側が一部拡大図である。枠104は、厚さ12μmのアルミ箔から作製した。また、枠104の幅W4は、図10(a)においてはコイルアンテナの幅(約1.25mm)と同一、図10(b)においてはコイルアンテナの両側から0.5mmずつ広げた幅(0.5mm+1.25mm+0.5mm=2.25mm)、図10(c)においてはコイルアンテナの両側から1mmずつ広げた幅(1mm+1.25mm+1mm=3.25mm)とした。また、同様に枠幅の異なるアルミ箔枠を、タイプBならびに第1タイプおよび第2タイプの非接触ICカードのコイルアンテナ形状にも対応させて作製した(図示しない)。
そして、この枠104を、コイルアンテナの位置に合わせて非接触ICカード上に載置し、図5(b)のように、カードリーダ60、非接触ICカード50、枠104の順に配置して、カードリーダ60と非接触ICカード50との間での通信の可否を確認した。カードリーダ60から印加される磁界強度は7.5A/mとした。結果を図11に示す。
図示するように、タイプAの非接触ICカードは、枠104の幅W4がコイルアンテナよりも両側に0.5mmずつおよび1mmずつ広い場合には起動されないが、幅W4がコイルアンテナと同一である場合には起動され、通信が行われる。一方、タイプBならびに第1タイプおよび第2タイプの非接触ICカードは、枠104の幅W4が3つのパターンのいずれでも起動されず、通信は行われない。
したがって、タイプA、タイプB、第1タイプおよび第2タイプの非接触ICカードのいずれであっても、コイルアンテナよりも両側に0.5mm以上ずつ幅を広げた枠104であれば、非接触ICカードとカードリーダとの間での通信を阻止できることがわかった。
この結果に基づき、図8の通信制御体110は、コイルアンテナの幅より両側に0.5mm以上ずつ枠幅W3を広げたアルミ箔枠103の一部に切断部20を設けることによって、磁路の一部を遮断し、枠103に発生する渦電流を弱める構成となっている。非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナと重なるように枠103を配置すれば、切断部20が開放状態のときにはカードリーダからの磁界を打消す反磁界も弱められ、非接触ICカードは通信可能となる。そして、切片30aまたは30bにより切断部20を閉塞させると、枠103には十分に強い渦電流が発生し、強い反磁界が生じてカードリーダからの磁界が打ち消される。したがって、この通信制御体110を使用することにより、第1タイプ、第2タイプ、タイプAおよびタイプBの全てのタイプの非接触ICカードを通信不可能とすることができる。
続いて、本発明の第三の実施例を説明する。
図12に示すのは、本発明の第三の実施例による非接触ICカード用通信制御体である。この通信制御体120はアルミ箔からなり、非接触ICカードの外形と同一の、86mm×54mmの外形を有する枠形状に形成される。枠105の枠幅W5およびW6は常に同一の値であり、枠105の外端から21mm以下とする。また、枠105の一部には切断部20が設けられており、その幅d3は、例えば1mm程度とする。
通信制御体120はさらに、アルミ箔から作製された切片30aまたは30bを備える。第一および第二の実施例の場合と同様、切片30aまたは30bはスライドまたは押下または押上により切断部20を覆って閉塞し、枠105を切断部20のない状態とするためのものである。そして、第二の実施例と同様、枠105および切片30aまたは30bは、アルミに限らず、非磁性金属の金、白金、銀、または銅を用いて作製してもよい。
この非接触ICカード通信制御体120は、第1タイプおよび第2タイプならびにタイプAおよびタイプBの非接触ICカードのいずれであってもカードリーダとの通信の可能/不可能を切替えられることを目的とする。そこで、非接触ICカードと同一の外形を有する枠を作製し、その枠幅を変化させて、この枠と非接触ICカードとを重畳させたときの通信状況を調べた。
図13(a)および(b)に示すのは、厚さ12μmのアルミ箔から作製された枠106である。枠106は切断部20を有し、その幅d4は1mmとした。また、枠106の幅W7およびW8は常に同一とし、10mmから25mmまで1mmずつ異なるものを用意した。そして、枠106および非接触ICカードの外形を揃えて、図5(b)のように、カードリーダ60、非接触ICカード50、枠106の順に配置し、それぞれの枠幅について、非接触ICカード50とカードリーダ60との間の距離がどの程度になればカードリーダ60と非接触ICカード50との間での通信が可能となるのかを確認した。このとき、カードリーダ60から印加される磁界強度は7.5A/mとした。結果を図14に示す。
図14において、「通信成功率」とは、非接触ICカードのみの場合を100%として、非接触ICカードと枠106とを合わせてカードリーダにかざした場合に、非接触ICカードが通信可能となる距離において通信が可能となる確率を示すものである。この値は、少なくとも50%を達成していることが望ましい。すると、図14の結果からは、4つのタイプ全ての非接触ICカードで50%以上の通信成功率を示す枠106の枠幅W7およびW8として、21mm以下とするのがよいことがわかる。
したがって、非接触ICカード通信制御体120の枠105の枠幅W5およびW6もこれに倣うものとする。ただし、非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナの全体が枠105と重畳する配置となることが必要である。
<変形例>
第一乃至第三の実施例で示した通信制御体100、110および120は、枠101、103および105を別の構成としても実現することができる。すなわち、例えば2つのコ字型の非磁性金属を開口部を対向させて配置し、開口部先端が離れているか、あるいは連結しているかにより、非接触ICカードとカードリーダとの間の通信を可能または不可能とすることができる。この場合、切断部を閉塞するための切片は不要である。
本発明の第四の実施例としては、以上に説明した本発明の非接触ICカード用通信制御体を用いて、例えば図15に示すようなカードホルダを作製することができる。
カードホルダ130は、背面板140と前面板160とを、前述した4つのタイプのうちいずれかの非接触ICカードを1枚挿入可能なポケットを形成するように組み合わせて構成される。前面板160を透明とすることによって、挿入される非接触ICカードが視認しやすくなる。これは、非接触ICカードが顔写真付きの社員証である場合などに有用である。また、前面板160の下部に図示するようなスリットを設ければ、カードの出し入れが容易になる。
ポケット内部には、先に説明した非接触ICカード通信制御体100、110または120のいずれかが組込まれる。図15のカードホルダ130においては、ポケット内部に非接触ICカード通信制御体120が組込まれており、枠105は背面板140に接着される。また、切片30は、背面板140と一体に形成されたスイッチ部150の操作により、枠105との接触/非接触が切替えられるように配置されている。
図16はカードホルダ130の背面図である。図示するように、背面板140にはスイッチ部150の外郭に沿って切れ目が入れられており、スイッチ部150は根元部分のみで背面板140とつながっている。背面板140およびスイッチ部150は樹脂等の多少の弾性を有する材料で作製される。
図16のX−X線における断面図を図17(a)および(b)に示す。図17(a)は平常時、すなわちスイッチ150を押していないときの様子を表している。このとき、切片30は枠105と接触しているので、枠105の切断部は閉塞される。そのため、ポケット170に収納される非接触ICカードは、カードリーダから磁界を印加されても起動されない。
一方、図17(b)はスイッチ150を押したときの様子である。このとき、切片30は枠105から離隔しているので、枠105の切断部は開放される。よって、ポケット170に収納される非接触ICカードは、カードリーダからの磁界を受けると起動され、通信が行われる。そして、スイッチ150は、手を離せば弾性によって元の位置に戻り、再び図17(a)に示す状態となって、非接触ICカードを起動不可とする。
カードホルダ130は、上部中央の穴に紐を通して首から提げることができる。そして、例えば壁に設置されたカードリーダに非接触ICカードをかざす際には、右手でホルダ部分を持って動作を行う。そのため、スイッチ150は右手で持ったときに押し易い位置に配置されるのが好適である。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されることはなく、特許請求の範囲内において他にも様々に実施することが可能である。
なお、各実施例において、カードリーダからの磁界強度は7.5A/mとした。これは、一般にこの種のカードリーダが発する磁界強度が概ね4.5A/mから10A/mの範囲内にあることに鑑みて、代表的に中間値をとったものである。また、切断部は枠の殿位置に設けられてもよく、例えば非接触ICカードに内蔵されているICチップと重なる位置にあってもよい。
各実施例における非磁性金属枠の形状および枠幅は、各タイプの非接触ICカードに内蔵されるコイルアンテナの形状やICチップの消費電力の違いに基づいて設計されるものである。そして、いずれの実施例についても、非接触ICカードのタイプにかかわらず、カードの厚さは0.8mm以下とし、非接触ICカードと通信制御体との間隙が0.2mm以下になるよう配置することが望ましい。
本発明の第四の実施例によるカードホルダを2つ使用し、間に磁性体を介在させて背面同士を接着した形態のカードホルダを作製すれば、2枚の非接触ICカードを収納でき、そのうち所望のいずれか一枚の非接触ICカードを任意に起動可能とすることが可能なカードホルダとすることができる。
100 非接触ICカード用通信制御体
101 枠
20 切断部
30a 切片

Claims (7)

  1. ISO18092に準拠した厚さ0.8mm以下の非接触ICカードに記録された情報の読取りを選択的に可能または不可能とすることのできる非接触ICカード用通信制御体であって、
    切断部を有する非磁性金属枠と、前記切断部を任意に閉塞する非磁性金属切片とを備え、
    前記非接触ICカードと重畳するように配置したとき、前記非磁性金属枠と前記非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナとは一部または全部が重合され、
    前記非接触ICカードに記録された情報の読取りのために強度7.5A/m(実効値)の磁界が印加されたとき、
    前記切断部が開放状態であれば前記非接触ICカードに記録された情報の読取りを可能とし、前記切断部が閉塞状態であれば前記非接触ICカードに記録された情報の読取りを不可能とすることを特徴とする非接触ICカード用通信制御体。
  2. ISO18092またはISO14443に準拠した厚さ0.8mm以下の非接触ICカードに記録された情報の読取りを選択的に可能または不可能とすることのできる非接触ICカード用通信制御体であって、
    切断部を有する非磁性金属枠と、前記切断部を任意に閉塞する非磁性金属切片とを備え、
    前記非磁性金属枠は、前記非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナに対応した平面形状で前記コイルアンテナよりも両側に0.5mm以上ずつ広く、且つ前記非接触ICカードの外形から中心に向かって21mm以下の枠幅を有し、前記非接触ICカードと重畳するように配置したとき、前記非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナが前記非磁性金属枠の前記枠幅内に位置し、
    前記非接触ICカードに記録された情報の読取りのために強度7.5A/m(実効値)の磁界が印加されたとき、
    前記切断部が開放状態であれば前記非接触ICカードに記録された情報の読取りを可能とし、前記切断部が閉塞状態であれば前記非接触ICカードに記録された情報の読取りを不可能とすることを特徴とする非接触ICカード用通信制御体。
  3. 請求項1または2に記載の非接触ICカード用通信制御体において、
    前記非磁性金属枠の前記切断部は前記非磁性金属切片を摺動させて閉塞されることを特徴とする非接触ICカード用通信制御体。
  4. 請求項1または2に記載の非接触ICカード用通信制御体において、
    前記非磁性金属切片は前記非磁性金属枠の前記切断部の上部または下部に前記非磁性金属枠と平行に配置され、
    前記切断部は前記非磁性金属切片の押下または押上により閉塞されることを特徴とする非接触ICカード用通信制御体。
  5. ISO18092またはISO14443に準拠した厚さ0.8mm以下の非接触ICカードに記録された情報の読み取りを選択的に可能または不可能とすることのできる非接触ICカード用通信制御体であって、
    コ字型形状を有する2つの非磁性金属片を備え、
    前記2つの非磁性金属片は、コ字型の開口部が対向するように配置され、前記2つの非磁性金属片が第1の位置にある場合にはそれぞれ独立した2つの非磁性金属片となり、第2の位置にある場合には一体として1つの非磁性金属枠を形成し、
    前記2つの非磁性金属片を非接触ICカードと重畳するように配置したとき、前記2つの非磁性金属片と前記非接触ICカードに内蔵されたコイルアンテナとは全部が重合され、
    前記2つの非磁性金属片が前記第1の位置にある場合には前記非接触ICカードに記録された情報の読取りを可能とし、前記第2の位置にある場合には前記非接触ICカードに記録された情報の読取りを不可能とすることを特徴とする非接触ICカード用通信制御体。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の非接触ICカード用通信制御体において、
    前記非磁性金属はアルミ、金、白金、銀または銅のいずれかであることを特徴とする非接触ICカード用通信制御体。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の非接触ICカード用通信制御体を備えたカードホルダであって、前記カードホルダに収納される非接触ICカードと前記非接触ICカード用通信制御体とが接面するように構成されたことを特徴とする非接触ICカードホルダ。
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