JP3359608B2 - 非接触型icカードシステム - Google Patents

非接触型icカードシステム

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JP3359608B2
JP3359608B2 JP2000043175A JP2000043175A JP3359608B2 JP 3359608 B2 JP3359608 B2 JP 3359608B2 JP 2000043175 A JP2000043175 A JP 2000043175A JP 2000043175 A JP2000043175 A JP 2000043175A JP 3359608 B2 JP3359608 B2 JP 3359608B2
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忠雄 竹田
利徳 福永
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触型ICカー
ドシステムに関し、特に電磁誘導現象または電磁波を利
用して電力供給やデータ通信を行なうものである。例え
ば本発明はデータキャリア、タグ、許可証、身分証明
証、電子現金、メモリーカード、プリペイドカード、テ
レホンカード等として利用される。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているICカードは、
通信相手の機器(読取り/書込み装置、詰問機および質
問機等、以下、読取り/書込み装置と呼ぶ)との通信手
段となる物理的インターフェースの形態により、接触型
と非接触型とに分類される。
【0003】接触型ICカードにおいては、カードヘの
電源供給やデータ信号伝送を電気的な接点を介して行な
われるため、カードは読取り/書込み装置のスロット内
に差し込まれて両者の接点が接続されることによって初
めて動作可能な状態となる。したがって、利用者が意識
的にカードをスロットに差し込まない限り、カードは動
作せず、無意識のうちにカードを動作させてしまうこと
はない。
【0004】一方、非接触型のICカードは、搭載され
たICを動作させるのに必要な電力供給を、読取り/書
込み装置から電磁誘導現象または電磁波を介して受ける
ものが主流である。そのため、読取り/書込み装置の動
作中に、この読取り/書込み装置の近傍にICカードが
持ち込まれると、ICカードは電磁誘導現象によって電
力を得て自動的に回路を起動して動作を開始してしまう
おそれがある。したがって、カードの所有者が意図せず
に、カードを読取り書込み装置の近傍に持ち込んでしま
った場合、無意識のうちに読取り/書込み装置とカード
との間でデータのやり取りが行われ、情報漏洩や無効取
り引きといった問題が生じるおそれがある。そこで、こ
のような問題を解決すべく、従来の非接触型のICカー
ドシステムにおいては、システム全体としてソフトウェ
ア的にまたは運用形態の観点から保護手段が講じられる
のが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不正に
情報を読み取ることを目的として製造された読取り/書
込み装置に対しては、暗号処理等の高度な技術手段に頼
らない限り、不正を防止することは不可能である。した
がって、カードの所持者は常にこのような事態に注意を
払う必要がある。また、今後のICカードの普及に伴っ
て、同一のキャリア周波数でありながら、出力パワーや
用途の異なる様々の読取り/書込み装置が使用されるこ
とが予想される。すなわち、一人で複数システムのカー
ドを所有することになり、異種システムとの干渉および
誤動作が深刻な問題となりかねない。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
のものであり、情報漏洩、無効取り引き、異種システム
との不要な干渉および誤動作を防止する非接触型ICカ
ードシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る非接触型ICカードシステム
は、外部装置から放射された電磁界のエネルギーを受け
る手段と、電磁界のエネルギーによって供給された駆動
電力により動作可能な集積回路とを備えた非接触型IC
カードと、電磁界のエネルギーを受ける手段の一部と接
触することにより、この手段のインダクタンスを可変す
る手段とを備える。
【0008】
【0009】
【0010】また、本発明はその他の態様として以下に
示す構成を含むものである。すなわち、前記インダクタ
ンスを可変する手段は、導電性部材で形成され、かつ前
記非接触型ICカードを挟み込んだ状態で前記電磁界の
エネルギーを受ける手段の一部に設けられた少なくとも
2個の端子を短絡するカード・クリップである。前記イ
ンダクタンスを可変する手段は、前記非接触型ICカー
ドを装着可能とし、かつ前記非接触型ICカードを装着
した状態で前記電磁界のエネルギーを受ける手段の一部
に設けられた少なくとも2個の端子を短絡する構造を備
えたカード・フォルダーである。
【0011】前記カード・フォルダーは、前記ICカー
ドと通信するための手段を備えている。前記電磁界のエ
ネルギーを受ける手段は、電磁誘導コイルである。前記
電磁界のエネルギーを受ける手段は、ストリップアンテ
ナである。前記電磁界のエネルギーを受ける手段は、ス
ロットアンテナである。前記電磁界のエネルギーを受け
る手段は、ボータイアンテナである。前記スイッチは、
前記電磁界のエネルギーを受ける手段に直列に接続され
ている。前記スイッチは、前記電磁界のエネルギーを受
ける手段に並列に接続されている。
【0012】外部装置から放射された電磁界のエネルギ
ーを受けることにより駆動電力が供給され、前記外部装
置との間で情報伝送を可能とする非接触型ICカードを
用いたシステムにおいて、前記電磁界のエネルギーを受
ける手段と、この電磁界のエネルギーを受ける手段に接
続され前記駆動電力によって駆動可能な集積回路と、前
記電磁界のエネルギーを受ける手段の一部に設けられた
2個の端子とを備えたICカードと、導電性部材によっ
て形成され前記ICカードを挟むことによって前記2個
の端子を短絡するカード・クリップとからなる。
【0013】外部装置から放射された電磁界のエネルギ
ーを受けることにより駆動電力が供給され、前記外部装
置との間で情報伝送を可能とする非接触型ICカードを
用いたシステムにおいて、前記電磁界のエネルギーを受
ける手段と、この電磁界のエネルギーを受ける手段に接
続され前記駆動電力によって駆動可能な集積回路と、前
記電磁界のエネルギーを受ける手段の一部に設けられた
2個の端子とを備えたICカードと、このICカードを
装着可能とし、このICカードが装着された状態で前記
2個の端子を短絡する導電性部材を備えたカード・フォ
ルダーとからなる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。
【0015】[第1の実施の形態]図1は、本発明の一
つの実施の形態を示す平面図である。同図に示すよう
に、ICカード8は、基板1と、IC2と、スイッチ3
と、電磁誘導コイル4とから構成されている。カード母
材である基板1の面上に形成された電磁誘導コイル4の
一端は、直接IC2の所定の端子に接続され、他の一端
はスイッチ3を介してIC2の所定の端子に接続されて
いる。したがって、スイッチ3が導通状態においてIC
カード8は正常に動作し、スイッチ3を切断状態にする
とICカード8の動作を禁止することができる。
【0016】本実施の形態の構成の特長は、スイッチ3
を切断してICカード8の動作を禁止した状態で、IC
カード8を読取り/書込み装置に近づけた時に、電磁誘
導コイル4には電流が生じないため、読取り/書込み装
置側への干渉を最小限に抑えることができることであ
る。その結果、このICカード8以外の別のカードが同
一の読取り/書込み装置の近傍に持ち込まれ、通信を行
ったとしても、これらのカードの動作に擾乱を与える可
能性を小さくすることができる。
【0017】図2は、ICカード8を示す回路図であ
る。同図に示すように、IC2は共振用キャパシタ2a
と、全波整流回路2bと、平滑キャパシタ2cと、クロ
ック生成回路2dと、定電圧回路2eと、復調回路2f
と、変調回路2gと、パワーオン・リセット回路2h
と、デジタル回路2iとを備えている。デジタル回路2
iは、CPUの他にROM、RAM、不揮発性メモリに
よって構成され、場合によってはコプロセッサ、クロッ
ク生成器、初期応答プロトコル制御回路、アナログ部と
の非同期通信のためのインタフェース回路等をさらに含
むものである。外部の読み取り/書き込み装置から放射
される電磁界が共振用キャパシタ2aによって同調され
ると、アンテナ4で電圧が誘起される。
【0018】このアンテナ4で誘起された電圧は、全波
整流回路2bにおいて整流された後、平滑キャパシタ2
cにおいて平滑されてから、定電圧回路2eや復調回路
2fに供給される。定電圧回路2eは所定の電圧VDD
を生成してデジタル回路2iに供給し、また復調回路2
fは受信した信号を復調してからデジタル回路2iに供
給する。クロック生成回路2dはアンテナ4で誘起した
電圧からクロックCLKを生成してデジタル回路2iに
供給する。
【0019】パワーオン・リセット回路2hは、クロッ
ク生成回路2dで生成されるクロック、定電圧回路2d
からの定電圧出力、並びに復調回路2fおよび変調回路
2gの出力を監視し、これらの監視結果に基づいてデジ
タル回路2iが動作するのに十分な電力が供給されてい
るかを判断し、デジタル回路2iに駆動開始のためのリ
セット信号を送る。デジタル回路2iはクロックCLK
に同期して駆動し、復調回路2fから供給されて信号に
基づいて動作する。したがって、外部の読み取り/書き
込み装置から供給された信号の処理は、デジタル回路2
iによって行われる。また、デジタル回路2iは、外部
の読み取り/書き込み装置に対して信号を送信すること
もでき、情報を変調回路2gおよびアンテナ4を介して
送信する。
【0020】ここで、従来から用いられているソフトス
イッチを用いた場合と、本発明の特徴とするところのハ
ードスイッチを用いた場合とにおける効果の違いについ
て説明する。
【0021】図3は、ハードスイッチ/ソフトスイッチ
を用いたの効果の違いを示す表である。まず、ソフトス
イッチを用いた場合、スイッチのオン/オフ状態を維持
するために電源が必要であるのに対して、ハードスイッ
チはそのような電源は不要である。また、操作性に関
し、ソフトスイッチは予め設定されているキーを入力す
る等の意識的な操作が必要かつ煩雑であるのに対して、
ハードスイッチは簡便である。また、耐タンパー性に関
し、ソフトスイッチは上位レイヤーでのスイッチ動作の
禁止を設定する必要があるのに対して、ハードスイッチ
は物理レイヤーでの動作禁止を設定すればよい。また、
ハードスイッチは構成が簡単かつ安価であるという利点
がある。
【0022】なお、スイッチ3は回路を切断するように
挿入されているので、スイッチ3の接触不良故障が、回
路の正常動作を阻害する原因となる可能性がある。その
ため、スイッチ3には適当な信頼性のあるものを用いる
必要がある。スイッチ3の挿入点は、上述の電磁誘導コ
イル4とIC2との接続点以外でも構わず、電磁誘導コ
イル4の任意の点でも同様の効果が期待できる。しか
し、電磁誘導コイル4は基板1に一体で形成される場合
が多いこと、IC2は基板1よりも小さな台座(キャリ
ア)に実装されてから基板1に埋め込まれる場合が多い
こと、台座をスイッチの実装にも使用できること、など
を考え合わせると、図1に示すようにIC2と電磁誘導
コイル4との接続点にスイッチ3を挿入することが最も
好ましい。これはカードとしてのコストや信頼性の観点
からも優れている。スイッチ3の形態としては、カード
の形状に適したスライド式や押しボタン式のものなどが
考えられる。
【0023】また、本実施の形態における電磁誘導コイ
ル(図4の電磁誘導コイル4aを参照)やアンテナの構
成は、従来の非接触型ICカードと同様である。例え
ば、長波から短波帯の周波数を使用するものであれば、
導線ワイヤを巻いてカード内部に埋め込んだり、カード
の母材となる基板の面上に印刷やメッキ、エッチングな
どの技術を使い導体箔のパタンとして形成する。マイク
ロ波帯の周波数を使うものであれば、メッキ、エッチン
グなどの技術によるストリップアンテナ(図5のストリ
ップアンテナ4bを参照)、スロットアンテナ(図6の
スロットアンテナ4cを参照)、ボータイアンテナ(図
7のボータイアンテナ4dを参照)などの形態のものが
考えられる。
【0024】さらに、電磁誘導コイル,アンテナおよび
ICを、カードが機能するようにそれぞれ接続した後、
回路を保護するために別のカード母材を張り合わせるな
どして封止することにより、ICカードが完成する。そ
の際に、スイッチの可動部を、この張り合わせたカード
母材の表面に露出させ、スイッチを指等で操作できるよ
うにする必要がある。一方、押しボタン式のスイッチを
使用する場合は、スイッチ全体を薄膜上のカード母材で
覆ってしまい、カード母材の上から操作できるようにし
てもよい。常時通信不可能状態としておいて指によって
スイッチが押下された間のみ通信可能状態としてもよい
し、1回の押下毎にスイッチのオン/オフが切り替わる
ようにしてもよい。また、このような押しボタン式のス
イッチの具体例としては、例えば図8に示すようなオム
ロン社製のタクタイルスイッチ3aを用いることができ
る。このスイッチは縦横が4.7mm、厚さが0.47
mm、質量が0.01gといった超薄型・超軽量のスイ
ッチであり、ICカードのスイッチに適している。
【0025】[第2の実施の形態]図9は、本発明の第
2の実施の形態を示す平面図である。同図に示すよう
に、カード母材である基板1の面上に形成された電磁誘
導コイル4の両端が、直接IC2の所定の端子に接続さ
れている。スイッチ3aは、電磁誘導コイル4とIC2
を接続している二つの端子間を短絡するように挿入され
ている。したがって、スイッチ3aの切断状態において
ICカード8は正常に動作し、スイッチ3aを導通状態
にすると電磁誘導コイル4とIC2との接続点が短絡さ
れ、ICカード8の動作を禁止することができる。この
構成によれば、スイッチ3aが切断状態において正常動
作となるため、万一、スイッチ3aに接触不良故障が生
じても正常動作を阻害することはない。ちなみに接触不
良故障は故障モードの大半を占める。
【0026】一方、スイッチ3aを導通状態として、カ
ード動作を禁止したものを読取り/書込み装置に近づけ
ると、電磁誘導コイル4にはスイッチ3aによる短絡路
を経由して電流が流れる。そのため、ICカード8以外
の別のカードが同一の読取り/書込み装置の近傍に持ち
込まれ、通信を行なっている場合に、これらのカードの
動作に若干の擾乱を与える可能性があるが、その際に他
のカードの動作や機能に問題を生じないように設計する
ことはもちろん可能である。
【0027】[第3の実施の形態]図10は、本発明の
第3の実施の形態を示す図である。同図に示すように、
カード母材である基板1の面上に形成された電磁誘導コ
イル4の両端の端子は、IC2の所定の端子に接続され
ている。スイッチ3bは、電磁誘導コイル4を構成する
導体パタンの途中の2点を短絡するように接続されてお
り、スイッチ3bが切断状態においてICカード8が正
常に動作するように設計されている。スイッチ3bが導
通状態では、電磁誘導コイル4のインダクタンスが正常
動作時の値から大きく変化し、必要な電力が供給されな
い状態、すなわちカードの動作を禁止する状態になる。
【0028】[第4の実施の形態]図11は、本発明の
第4の実施の形態を示す平面図である。本実施の形態
は、インダクタンス値の変化を数値的に示すための具体
例であり、ISO/IEC7810に規定されたタイプ
1のカード8(サイズは横幅85.6mm、縦幅53.
98mm、厚さ0.76mm)へ適用したレイアウトの
一例である。同図に示すように、電磁誘導コイル4は、
ISO/IEC7810に規定されているエンボス領域
6,7(この領域には、例えばカード番号,カードの所
有者名および使用期限等が、基板1の表面に浮き出るよ
うに形成される)と磁気ストライプ領域5の周囲とを避
けるようにして配置されている。電磁誘導コイル4の両
端子はIC2の所定の端子に接続されている。スイッチ
3dは、導通状態において電磁誘導コイル4を、図11
に示す位置で短絡する。電磁誘導コイル4の線幅を0.
5mm、ピッチを1.0mmとし、2回転巻いた場合の
自己インダクタンスは、スイッチ3dを切断状態とする
と、およそ1μHとなる。
【0029】図12(a)は、図11のスイッチ3dの
切断状態における電磁誘導コイル4の等価回路を示す。
インダクタンス10は1μHであり、抵抗11はコイル
の導体損失分を表わす。また、図12(b)はスイッチ
3dの接続状態における電磁誘導コイル4の等価回路を
示す。同図における回路のインダクタンス10aは、お
よそ0.3μHであり、IC2の一端の端子から出て、
スイッチ3dを経由して一周し、IC2の他端の端子に
戻るループの自己インダクタンスである。また、インダ
クタンス10bは、およそ0.29μHであり、スイッ
チ3dを導通したことによって生じたもう一つの閉じた
ループの自己インダクタンスである。この二つのインダ
クタンス間の相互インダクタンスMは、およそ0.18
μHである。また、抵抗11a、11bは、各々10
a、10bのインダクタンスのループに付随する導体損
失分を表わしており、コイルが印刷技術で作られた場合
の典型的な値は数十オーム、メッキとエッチング技術に
よれば数オーム以下になる。
【0030】図12(b)の回路全体を端子から見込ん
だ時の実効的なインダクタンス値は、抵抗11a、11
bの値にも依存するが、概ね0.18〜0.29μHの
範囲であると見積もられる。要するに、図11に示した
例では、スイッチの開閉によって電磁誘導コイルの自己
インダクタンス値を1/3〜1/5に変化させることが
できる。この変化の割合は、カードと読取り/書込み装
置の結合回路構成として誘導M型結合回路を用い、回路
のQ値をある程度高めに設計すれば、カードを正常動作
から動作禁止の状態に変えるのに十分なものである。
【0031】以上の例では、電磁誘導コイル4の巻数を
2回転として試算したが、この巻数を大きくするような
設計にすれば、スイッチによる短絡接点の選び方次第
で、さらに大きなインダクタンス変化を得ることも可能
である。
【0032】[第5の実施の形態]図13(a),13
(b)は、本発明の第5の実施の形態を示す斜視図であ
る。図11に示した例の場合と同様に、電磁誘導コイル
4は、エンボス領域6,7と磁気ストライプ領域5の周
囲をこれらの領域を避けるように配置されており、電磁
誘導コイル4の両端子がIC2の所定の端子に接続され
ている。スイッチが接続されていた電磁誘導コイルの導
体部分は、電極3eとしてカード表面に露出しており、
電気的接点としての表面処理が施されている。この部分
に金属製のカード・クリップ20を挟むと、表面に露出
した電極が短絡されてカードの動作を禁止する。カード
・クリップ20は、カードとしての他の機能を阻害しな
いように薄形でカードに密着する構造となっている。
【0033】また、電極を設ける位置は上述のものに限
られない。例えば、図14に示すように、1ターン飛ば
して電極3fを設けるようにしてもよい。飛ばすターン
が多くなれば、インダクタンスの変動はより大きなもの
となる。したがって、飛ばすターン数およびどのターン
同士を短絡させるかは、必要なインダクタンス値の変化
量に応じて決定すればよい。例えば、図15(a)に示
すようにスイッチによる短絡を行っていない状態では、
インダクタンスLは1.6〜2.0μHとなるが、図1
5(b)に示すように内側から1ターン目と2ターン目
とを短絡し、3ターン目と4ターン目とを短絡すると、
インダクタンスLは0.30〜0.34μHとなる。ま
た、図15(c)に示すように、全てのターンを短絡さ
せると、インダクタンスLは0.14〜0.18μHと
なり、これは図15Dに示すように最内側と最外側のタ
ーンを短絡した場合と同じ結果である。
【0034】[第6の実施の形態]図16(a),16
(b)は、本発明の第6の実施の形態を示す斜視図であ
る。図16(c)は、図16(a)のA−A’線断面図
である。図13(a),13(b)においては、端子部
分のみをカード・クリップ20で挟んでいたが、同様の
機能を果たすカード・フォルダーを用いてもよい。すな
わち、プラスティック製のカード・フォルダー30にI
Cカード8が挿入されると、フォルダー内部に設けられ
たバネ構造32を持つ金属板31が電極3eに圧着して
2個の電極3eを短絡する。したがって、ICカード8
は、カード・フォルダー30に装着されている間は動作
せず、使用禁止状態となる。
【0035】なお、カード・フォルダーの形状は上述の
ものに限られるものではなく、次のような変形例も本発
明に含まれる。例えば、図17(a),17(b),1
7(c)に示すように、バネ構造31a,31b,31
c,31dおよび金属板32a,32b,32c,32
dをホルダー内の四隅に設けておけば、カードを挿入す
る向きおよび裏表にかかわらず、ICカード8の使用禁
止状態を実現することができる。また、図18(a),
18(b),18(c)に示すように、カード・フォル
ダー30の大きさをICカード8の大きさよりも小さな
ものにしてもよい。さらに、図19(a),19
(b),19(c)に示すように、電極を短絡させるた
めの構造として板バネ構造を用いてもよい。カード・フ
ォルダー30内部に板バネ32を設けておき、挿入され
たカードの電極を短絡させる。この場合、カード・フォ
ルダー内には、カードの挿入時に曲がった板バネ32の
一部が退避できるよう、凹部30aを設けておくとよ
い。
【0036】これら電極3jおよび板バネ32の詳細な
周辺構造は、図20(a),20(b)に示すとおりで
ある。この例では2ターン飛ばして電極3jを設けてい
る。基板1上に設けられた電磁誘導コイル4は絶縁性の
保護シート1aで覆われ、電極3jの部分のみが露出す
るように開口部が設けられている。各部の大きさは例え
ば図20(c)に示すとおりであり、電極3jの大きさ
は2mm□、電磁誘導コイル4の幅は0.5〜1mm、
電極3jおよび電磁誘導コイル4の厚さは30〜50μ
m、保護シート1aの厚さは50〜150μm、電極3
jの開口部の大きさは1.8μm□である。また、カー
ド(保護シート1aを含む)の厚さは、760μmであ
る。
【0037】[第7の実施の形態]図21は、本発明の
第7の実施の形態を示すブロック図である。同図に示す
ように、本実施の形態のカードフォルダー30は第6の
実施の形態の構成に、各部の制御および演算等を行う制
御手段33と、ICカード8と通信を行う通信手段34
と、利用者によるキー入力を行うための入力手段35
と、制御手段33の制御に応じて各種の情報を表示する
表示手段36とをさらに設けたものである。第6の実施
の形態におけるカード・フォルダー30は、単にICカ
ード8を保管しておくための容器に過ぎなかったが、こ
のカード・フォルダー30に計算機能や表示機能、通信
インタフェースなどの能動機能を備えることにより、P
DA(Personal Digital Assistants)として使用する
ことも可能である。その場合、カード・フォルダー30
は、ICカード8が外部端末(リーダライタ)と通信す
るのを禁止するだけでなく、外部端末の代わりにICカ
ード8と通信を行ってカード内の情報を読み出したり、
カード内に情報を書き込んだりする。
【0038】外部端末またはカード・フォルダーとの通
信の切り替えは、次のようにして行う。図22(a),
22(b)および22(c)に示すように、スイッチを
オフにすると自己インダクタンスが1.8μHとなって
共振周波数は13.56MHzとなり、スイッチをオン
にすると自己インダクタンスが0.16μHとなって共
振周波数は45.5MHzとなる。そこで、外部端末と
の通信が不可能な共振周波数(45.5MHz)におい
て、カード・フォルダー30と通信を行うようにすれ
ば、外部端末と通信を行うことなくカード・フォルダー
30側のみでカード内の情報の読み書きが可能となる。
【0039】以上の第1〜7の実施の形態においては、
外部装置が発生する誘導電磁界(近接磁界)と結合して
IC2を動作させているが、外部装置から放射された電
磁波(放射電磁界)によって電力供給が行われるものも
本発明に含まれる。その場合においても、上記同様の効
果を得ることができる。また、電力給電用のアンテナと
情報伝送用のアンテナとをそれぞれ別個に設け、それら
の何れか一方または両方にスイッチを設けるようにして
もよく、上記同様の効果を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明は、ICカー
ドの非接触インターフェースとなる電磁誘導コイルやア
ンテナを構成する導体の一部を、回路的に短絡するかま
たは切り離すスイッチを設けることによってインダクタ
ンスを可変し、カードが読取り/書込み装置の近傍に持
ち込まれても、カードの動作を禁止することが可能であ
る。したがって、不正による情報漏洩や無効取り引き、
異種システムとの不要な干渉および誤動作を未然に防ぐ
ことが可能となり、カードの所有者が、カードとカード
に保持された情報とを確実に保護することができる。今
後、非接触型インターフェースを備えたカードが広く普
及することが期待されるが、その普及の過程で想定され
る問題の解決に対して、本発明は究めて有効な解決手段
の一つを与えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図2】 第1の実施の形態を示す回路図である。
【図3】 ハードスイッチ/ソフトスイッチの特性を示
す表である。
【図4】 電磁誘導コイルを用いたICカードを示す平
面図である。
【図5】 ストリップアンテナを用いたICカードを示
す平面図である。
【図6】 スロットアンテナを用いたICカードを示す
平面図である。
【図7】 ボータイアンテナを用いたICカードを示す
平面図である。
【図8】 ICカード内のタクタイルスイッチを示す断
面図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図10】 本発明の第3の実施の形態を示す平面図で
ある。
【図11】 本発明の第4の実施の形態を示す平面図で
ある。
【図12】 (a)第4の実施の形態におけるスイッチ
の切断状態における等価回路を示す回路図、(b)第4
の実施の形態におけるスイッチの接続状態における等価
回路を示す回路図である。
【図13】 (a)本発明の第5の実施の形態(クリッ
プ装着前)を示す斜視図、(b)本発明の第5の実施の
形態(クリップ装着後)を示す斜視図である。
【図14】第5の実施の形態の変形例を示す平面図であ
る。
【図15】 (a)短絡をしていない状態でのインダク
タンス値を説明するための説明図、(b)内側から1タ
ーン目と2ターン目とを短絡し、3ターン目と4ターン
目とを短絡した状態でのインダクタンス値を説明するた
めの説明図、(c)全てのターンを短絡した状態でのイ
ンダクタンス値を説明するための説明図、(d)最内側
のターンと最外側のターンとを短絡した状態でのインダ
クタンス値を説明するための説明図である。
【図16】 (a)本発明の第6の実施の形態(カード
挿入前)を示す斜視図、(b)本発明の第6の実施の形
態(カード挿入後)を示す斜視図、(c)A−A’線断
面図である。
【図17】 (a)第6の実施の形態の変形例を示す斜
視図、(b)B−B’線断面図、(c)C−C’線断面
図である。
【図18】 (a)第6の実施の形態の変形例(カード
挿入前)を示す斜視図、(b)第6の実施の形態の変形
例(カード挿入後)を示す斜視図、(c)D−D’線断
面図である。
【図19】 (a)第6の実施の形態の変形例を示す斜
視図、(b)E−E’線断面図(カード挿入前)、
(c)E−E’線断面図(カード挿入後)である。
【図20】 (a)電極および板バネの詳細を示す平面
図、(b)電極および板バネの詳細を示す断面図、
(c)電極および板バネの大きさを示す断面図である。
【図21】 本発明の第7の実施の形態を示すブロック
図である。
【図22】 (a)本発明の第7の実施の形態(周波数
特性)を説明するグラフ、(b)本発明の第7の実施の
形態(スイッチの開閉、自己インダクタンス、および共
振周波数の関係)を示す表、(c)本発明の第7の実施
の形態(スイッチの開閉、外部端末とICカードとの通
信状態、およびカード・フォルダーとICカードとの通
信状態)を示す表である。
【符号の説明】
1…基板、2…IC、3…スイッチ、4…電磁誘導コイ
ル、8…ICカード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 家保 具太 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−105660(JP,A) 特開 平10−162112(JP,A) 特開 平9−204500(JP,A) 特開 平10−307902(JP,A) 実開 平3−29381(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 19/00 - 19/18 G06K 17/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置から放射された電磁界のエネル
    ギーを受ける手段と、前記電磁界のエネルギーによって
    供給された駆動電力により動作可能な集積回路とを備え
    た非接触型ICカードと、 前記電磁界のエネルギーを受ける手段の一部と接触する
    ことにより、この手段のインダクタンスを可変する手段
    を備えたことを特徴とする非接触型ICカードシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記インダクタンスを可変する手段は、導電性部材で形
    成され、かつ前記非接触型ICカードを挟み込んだ状態
    で前記電磁界のエネルギーを受ける手段の一部に設けら
    れた少なくとも2個の端子を短絡するカード・クリップ
    であることを特徴とする非接触型ICカードシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記インダクタンスを可変する手段は、前記非接触型I
    Cカードを装着可能とし、かつ前記非接触型ICカード
    を装着した状態で前記電磁界のエネルギーを受ける手段
    の一部に設けられた少なくとも2個の端子を短絡する構
    造を備えたカード・フォルダーであることを特徴とする
    非接触型ICカードシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記カード・フォルダーは、前記ICカードと通信する
    ための手段を備えていることを特徴とする非接触型IC
    カードシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記電磁界のエネルギーを受ける手段は、電磁誘導コイ
    ルであることを特徴とする非接触型ICカードシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記電磁界のエネルギーを受ける手段は、ストリップア
    ンテナであることを特徴とする非接触型ICカードシス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記電磁界のエネルギーを受ける手段は、スロットアン
    テナであることを特徴とする非接触型ICカードシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 前記電磁界のエネルギーを受ける手段は、ボータイアン
    テナであることを特徴とする非接触型ICカードシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 前記スイッチは、前記電磁界のエネルギーを受ける手段
    に直列に接続されていることを特徴とする非接触型IC
    カードシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 前記スイッチは、前記電磁界のエネルギーを受ける手段
    に並列に接続されていることを特徴とする非接触型IC
    カードシステム。
  11. 【請求項11】 外部装置から放射された電磁界のエネ
    ルギーを受けることにより駆動電力が供給され、前記外
    部装置との間で情報伝送を可能とする非接触型ICカー
    ドを用いたシステムにおいて、 前記電磁界のエネルギーを受ける手段と、この電磁界の
    エネルギーを受ける手段に接続され前記駆動電力によっ
    て駆動可能な集積回路と、前記電磁界のエネルギーを受
    ける手段の一部に設けられた2個の端子とを備えたIC
    カードと、 導電性部材によって形成され前記ICカードを挟むこと
    によって前記2個の端子を短絡するカード・クリップと
    からなることを特徴とする非接触型ICカードシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 外部装置から放射された電磁界のエネ
    ルギーを受けることにより駆動電力が供給され、前記外
    部装置との間で情報伝送を可能とする非接触型ICカー
    ドを用いたシステムにおいて、 前記電磁界のエネルギーを受ける手段と、この電磁界の
    エネルギーを受ける手段に接続され前記駆動電力によっ
    て駆動可能な集積回路と、前記電磁界のエネルギーを受
    ける手段の一部に設けられた2個の端子とを備えたIC
    カードと、 このICカードを装着可能とし、このICカードが装着
    された状態で前記2個の端子を短絡する導電性部材を備
    えたカード・フォルダーと からなることを特徴とする非
    接触型ICカードシステム。
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