JP2005333385A - 遠隔操作器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被制御装置を遠隔から確実に制御可能な遠隔操作器を提供すること。
【解決手段】 遠隔操作器2において、操作部21は、ユーザにより操作される。アンテナコイル221は、被制御装置から送られてくるキャリアにより電力を誘起する。コントローラ222は、固有IDを内部に格納する。スイッチ23は、アンテナコイル221とコントローラ222の間に接続されており、操作部21の操作状況に応じて、アンテナコイル221に誘起された電力をコントローラ222に与える。コントローラ222は、アンテナコイル221で誘起された電力により活性化されると、内部の固有IDを読み出して、読み出した固有IDが重畳された応答を生成する。また、アンテナコイル221は、コントローラ222により生成された応答を被制御装置に送信する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遠隔操作器に関し、より特定的には、被制御装置を遠隔から制御するための遠隔操作器に関する。
従来から、様々な装置が遠隔操作器により遠隔から制御されている。周知の遠隔操作器は、一次電池を電源として備えており、数メートルの範囲内で、被制御装置を制御する。しかしながら、一次電池には寿命があるので、近年、一次電池が不要な遠隔操作器(以下、従来の遠隔操作器と称する)が研究及び開発されている。
従来の遠隔操作器の一つは、1個のインピーダンス素子、互いにインピーダンスが相違するn個の共振用インピーダンス素子と、n個のスイッチとを備えている。ユーザがいずれかのスイッチを操作することにより、今回操作されたスイッチに直列接続された共振用インピーダンス素子と、インピーダンス素子とが並列接続される。その結果、両インピーダンス素子により、操作されたスイッチ毎で互いに異なる周波数で共振する共振回路が構成される。
以上のような従来の遠隔操作器には、被制御装置側から、所定周波数帯域幅を有するキャリアが送られてくる。ここで、所定周波数帯域幅は、従来の遠隔操作器内で構成可能な全ての共振回路の共振周波数をカバーする。従来の遠隔操作器では、このようなキャリアをアンテナにおいて受信する。このような状態で、あるスイッチが操作されると、インピーダンス素子及びある特定の共振用インピーダンス素子により、特定周波数で共振する共振回路が構成される。従って、キャリアのうち、特定周波数のものが共振現象により強調された状態で応答が発生し、発生した応答はアンテナから空間へ放射される。被制御装置では、従来の遠隔操作器からの応答を受信した後、共振現象により強調された特定周波数を検出する。このように特定周波数が検出されると、被制御装置側では、従来の遠隔操作器においてどのスイッチが今回操作されたかを特定することが可能となる。その後、被制御装置は、今回操作されたスイッチに予め割り当てられている機能を実行する。これによって、例えば、テレビのチャネルを所定のものに変更することが可能となる(例えば特許文献1を参照)。
2001−268666号公報
以上のように、従来の遠隔操作器によれば、被制御装置は、共振現象により強調されたキャリア周波数を参照して、操作されたスイッチを特定する。しかしながら、共振用インピーダンス素子のインピーダンスは、例えば周囲温度に応じて変化する場合が多いので、周囲温度の変化が激しい環境変化下で従来の遠隔操作器を使用すると、被制御装置は、操作されたスイッチを誤認するおそれがあるという問題点がある。さらに言えば、スイッチの個数が多くなればなるほど、強調されたキャリア周波数を正確に判別することが被制御装置には要求されることになるので、スイッチの個数が多い遠隔操作器には、上述のような問題点が顕著に表れる。
また、従来の遠隔操作器には、今回操作されたスイッチを被制御装置側で特定可能にするために、互いに異なる共振周波数を有する共振用インピーダンス素子をスイッチの個数分実装する必要があるので、内部配線が複雑化するという問題点がある。
それ故に、本発明の目的は、被制御装置を遠隔から確実に制御可能な遠隔操作器を提供することである。
また、本発明の他の目的は、内部配線を簡素化可能なスイッチシステムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面は、被制御装置を遠隔から制御するための遠隔操作器であって、ユーザにより操作される操作部と、被制御装置から送られてくるキャリアにより電力を誘起するアンテナコイルと、固有IDを内部に格納するコントローラと、アンテナコイルとコントローラの間に接続されており、操作部の操作状況に応じて、アンテナコイルに誘起された電力をコントローラに与えるスイッチとを備える。ここで、コントローラは、アンテナコイルで誘起された電力により活性化されると、内部の固有IDを読み出して、読み出した固有IDが重畳された応答を生成し、また、アンテナコイルは、コントローラにより生成された応答を外部に送出する。
アンテナコイル及びコントローラは典型的には、RFIDタグに組み込まれている。
操作部には被制御装置の機能が予め割り当てられている場合において、遠隔操作器は、操作部毎に割り当てられたRFID及びスイッチの組み合わせから構成される。また、固有IDは、被制御装置の機能を特定する。
スイッチは例示的には、アンテナコイル及びコントローラの間に直列に接続されており、操作部が操作されると、アンテナコイルとコントローラとを電気的に接続する。
スイッチは例示的には、アンテナコイル及びコントローラの間に並列に接続されており、操作部が操作されない間、アンテナ及びコントローラの間をショートしており、操作部が操作されると、アンテナ及びコントローラの間を開放する。
操作部には、被制御装置の機能が予め割り当てられている場合において、遠隔操作器は例示的には、操作部毎に割り当てられたコントローラ及びスイッチと、1個のアンテナコイルとから構成される。
キャリアは好ましくは、被制御装置により、予め定められた時間間隔で送出される。
また、本発明の第2の局面は、被制御装置を制御するために用いられるスイッチシステムであって、ユーザにより操作される操作部と、被制御装置から送られてくるキャリアにより電力を誘起するアンテナコイルと、固有IDを内部に格納するコントローラと、アンテナコイルとコントローラの間に接続されており、操作部が操作されることにより、アンテナコイルに誘起された電力をコントローラに与えるスイッチとを備える。コントローラは、アンテナコイルにより誘起された電力により活性化されると、自身が格納する固有IDを読み出して、読み出した固有IDが重畳された応答を生成し、アンテナコイルは、RFIDタグにより生成された応答を外部に送出する。
以上のように第1の局面によれば、今回操作された操作部に割り当てられたコントローラのみが活性化して、活性化したものが、固有IDが重畳された応答を生成し、アンテナコイルから送出する。被制御装置は、このような応答に重畳される固有IDに従って、コマンドを解釈する。これら固有IDは、周囲温度により変化しないので、被制御装置は、周囲温度にかかわらず、確実にコマンドを解釈することができる。
また、第2の局面によれば、被制御装置は、操作器から無線通信により送られてくる固有IDに基づいて、コマンドを解釈することが可能になるので、両者の間の配線が不要になる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る遠隔操作器2により制御される被制御装置1の構成を示すブロック図である。図1において、被制御装置1は、遠隔操作器2との無線通信を行う通信装置11を備えている。通信装置11は、一般的なRFIDタグのリーダと同様の構成を有しており、制御部111と、符号化部112と、電源113と、スイッチ114と、送信用アンテナコイル115と、受信用アンテナコイル116と、復号部117とを含む。以上の電源113からから送信用アンテナコイル115を介して、遠隔操作器2に搬送波(電力供給)が送信される。なお、必要に応じて、搬送波は、符号化部112から出力されるデータに従って、スイッチ114をオン又はオフすることにより変調されても構わない。
また、受信用アンテナコイル116は、上述のような搬送波の送出後、遠隔操作器2から返ってくる応答を受信する。詳細は後述するが、この応答には、いずれかのタグチップ222が保持する固有IDが重畳されている。さらに、この固有IDは、被制御装置1に対するコマンドを表す。例えば、被制御装置1がテレビジョン受像機である場合には、固有IDは、被制御装置1の音量アップというコマンドを表す。
復号部117は、受信用アンテナコイル116により受信された応答を復号して、受信応答から固有IDを取り出し、制御部111に渡す。
制御部111は、復号部117から受け取った固有IDから、遠隔操作器2において今回どの操作部21が操作されたかを解釈し、今回操作された操作部21に予め割り当てられている機能を特定するコマンドを、被制御装置1の中央演算器(図示せず)に渡す。中央演算器は、受け取ったコマンドに従って、被制御装置1の各部を制御する。
図2は、図1に示す遠隔操作器2の詳細な構成を示すブロック図である。図2において、遠隔操作器2は、少なくとも1個の操作部21と、少なくとも1個のRFIDタグ22と、少なくとも1個のスイッチ23とを備えている。
操作部21は、被制御装置1における少なくとも1つの機能が割り当てられており、本遠隔操作器2のユーザにより直接操作される。図2には例示的に、2つの操作部21a及び21bが示されているが、被制御装置1がテレビジョン受像機である場合には、操作部21aには例示的に、音量アップという機能が割り当てられ、操作部21bには例示的に音量ダウンという機能が割り当てられる。
RFIDタグ22は、1つの操作部21に割り当てられており、アンテナコイル221及びタグチップ222を含んでいる。なお、図2には2個の操作部21a及び21bが例示されているので、図2には、2つのRFIDタグ22a及び22bが例示されている。ここで、本実施形態では、RFIDタグ22aが操作部21aに割り当てられ、RFIDタグ22bが操作部21bに割り当てられる。
各RFIDタグ22において、アンテナコイル221は、まず、送信用アンテナコイル115がキャリアを送出すると、送信用アンテナコイル115との電磁結合により、自身の両端子に誘起起電力を発生する。また、後述のタグチップ22で生成された所定周波数を有するキャリア(以下、応答と称する)を送出する。
各RFIDタグ22において、タグチップ22は、他のタグチップ22のものと互いに重複しない一意な固有IDを格納する。また、タグチップ22は、後述するスイッチ23が閉じることにより、前段のアンテナコイル221と共に電流ループを構成する。この場合、前段のアンテナコイル221で発生された誘起起電力により活性化される。その後、タグチップ22は、内部に保持する固有IDが重畳された応答を生成する。
前述のように、図2には、2つのRFIDタグ22a及び22bが例示されている。RFIDタグ22aは、アンテナコイル221a及びタグチップ222aを含む。RFIDタグ22aは操作部21aに割り当てられているので、タグチップ222aの固有IDは、被制御装置1の音量アップというコマンドを表すことになる。また、RFIDタグ22bは、アンテナコイル221b及びタグチップ222bを含む。RFIDタグ22bは操作部21bに割り当てられているので、タグチップ222bの固有IDは、被制御装置1の音量ダウンというコマンドを表すことになる。
スイッチ23もまた、1つの操作部22に割り当てられており、アンテナコイル221の一端子及びその後段のタグチップ222の一端子の間に設置される。つまり、アンテナコイル221及びスイッチ23は直列に接続される。このようなスイッチ23は、少なくともユーザが操作部22を操作されている間だけは閉じ、これによって、1対のアンテナコイル221及びタグチップ22には、上述のような電流ループが構成される。
ここで、図3は、上述のような遠隔操作器2の動作を示すフローチャートである。以下、図3を参照して、遠隔操作器2の動作について説明する。
まず、図1に示す通信装置11がキャリアを送出する。ここで、以下の説明では、通信装置11は、被制御装置1の電源がオンの間、キャリアを常時送出するものと仮定する。
このような状態で、遠隔操作器2が通信装置11との通信可能なエリアに存在している間、遠隔操作器2と各アンテナコイル221と、通信装置11の送信用アンテナコイル115とは電磁的に結合することになる。つまり、各アンテナコイル221は、キャリアを常時受信している(ステップS1)。
以上のような状態で、遠隔操作器2のユーザは、自分の判断に従って、いずれかの操作部21を操作する。これによって、今回操作された操作部21に割り当てられたスイッチ22が閉じる。このようにスイッチ23が閉じると(ステップS2)、同じ操作部21に割り当てられているRFIDタグ22において、アンテナコイル221の両端子に発生した誘起起電力がタグチップ222に与えられ、その結果、タグチップ222は活性化(起動)する(ステップS3)。
逆に、スイッチ23が閉じていない場合(ステップS2)、それに割り当てられているRFIDタグ22は起動しない。
ステップS3の後、起動したRFIDタグ22において、タグチップ222は、自身が格納する固有IDをキャリアに重畳することにより応答を生成し出力する。その結果、アンテナコイル221からは、応答が送出される(ステップS4)。
このような応答が送出されることにより、アンテナコイル221は、通信装置11の受信用アンテナコイル116と電磁的に結合されるので、受信用アンテナコイル116は、応答を受信することになる。その後、前述したように、復号部117は、受信用アンテナコイル116により受信された応答を復号して、受信応答から固有IDを取り出し、制御部111に渡す。また、制御部111は、復号部117から受け取った固有IDから、遠隔操作器2において今回どの操作部21が操作されたかを解釈し、今回操作された操作部21に予め割り当てられている機能を特定するコマンドを、被制御装置1の中央演算器(図示せず)に渡す。中央演算器は、受け取ったコマンドに従って、被制御装置1の各部を制御する。
以上のような処理により、例えば、ユーザが操作部21aを操作したと仮定すると、RFIDタグ22aでのみ電流ループが構成されるので、RFID22aのみから応答が送信される。従って、制御部111は、RFID22aの固有IDを受け取ることになり、中央演算器は、被制御装置1の一例であるテレビジョン受像機の音量を上げる。また、ユーザが操作部22bを操作した場合、中央演算器は、被制御装置1の一例であるテレビジョン受像機の音量を下げる。
以上説明したように、本遠隔操作器2によれば、今回操作された操作部21に割り当てられたRFIDタグ22のみが活性化して、活性化したRFIDタグ22から、固有IDが重畳された応答が送出される。被制御装置1側では、このような応答に重畳される固有IDに従って、コマンドを解釈する。これら固有IDは、周囲温度により変化しないので、被制御装置1は、周囲温度にかかわらず、確実にコマンドを解釈することができる。また、RFIDタグ22の特性上、互いに相違する複数の操作部21が短時間の間に連続的に操作された場合でも、被制御装置1は確実に各コマンドを解釈することができる。
なお、以上の説明では、通信装置11は、被制御装置1の電源がオンの間、常時キャリアを送出するとして説明した。しかし、ユーザが各操作部21を操作する速度と、通信装置11の処理速度とを比較すると、通信装置11の処理速度の方が圧倒的に高速であるので、通信装置11は、予め定められた時間間隔毎にキャリアを送出しても構わない。
また、RFIDタグ22内のスイッチ23に関しては、例えば静電容量スイッチのように、他のスイッチでも実現可能である。
(第1の変形例)
図4は、図1に示す遠隔操作器2について第1の変形例の構成を示すブロック図である。図4において、遠隔操作器2の構成は、上述の実施形態のそれと比較すると、スイッチ23の代わりにスイッチ31(図には2個のスイッチ31a及び31bが示される)を備える点で相違する。それ以外に構成について、両遠隔操作器2に相違点はない。それ故、図4において、図2に示す構成に相当するものには同一の参照符号を付け、それぞれの説明を省略する。
スイッチ31は、スイッチ23と比較すると、1つの操作部22に割り当てられる点で同様である。しかしながら、スイッチ31は、第一に、タグチップ222からみて、アンテナコイル221と並列に接続される点で、スイッチ23と相違する。さらに、スイッチ31は、少なくとも操作部22がユーザにより操作されている間だけは開いており、それ以外の間は閉じている。つまり、操作部22が操作されていない場合、スイッチ31は、アンテナコイル221及びタグチップ222で構成可能な電流ループを短絡する。従って、たとえアンテナコイル221に誘起起電力が発生したとしても、スイッチ31が閉じている場合には、電流は、相対的に高インピーダンスのタグチップ222には流れず、実質的に抵抗が0のスイッチ31にのみ流れる。
このようなスイッチ31によっても、第1の実施形態で説明したものと同様の効果を得ることが可能となる。
(第2の変形例)
図5は、図1に示す遠隔操作器2について第2の変形例の構成を示すブロック図である。図5において、遠隔操作器2は、少なくとも2個の操作部41(図示は操作部41a及び41b)と、単一のアンテナコイル42と、少なくとも2個のタグチップ43(図示は43a及び43b)と、少なくとも2個のスイッチ44(図示はスイッチ44a及び44b)と、少なくとも2個の分岐部45(図示は分岐部45a及び45b)とを備えている。
各操作部41は前述の操作部21と同様である。それ故、各操作部41については説明を省略する。
アンテナコイル42は、まず、送信用アンテナコイル115(図1を参照)がキャリアを送出すると、送信用アンテナコイル115との電磁結合により、自身の両端子に誘起起電力を発生する。また、後述のタグチップ44で生成された所定周波数帯域幅を有する応答を送出する。
各タグチップ43は、上述のアンテナコイル42に接続される。また、各タグチップ43は、互いに異なる1個の操作部41に割り当てられており、他のタグチップ43のものと互いに重複しない一意な固有IDを格納する。また、タグチップ43は、後述するスイッチ44が閉じることにより、前段のアンテナコイル42と共に電流ループを構成する。この場合、前段のアンテナコイル42で発生された誘起起電力により活性化される。その後、タグチップ44は、内部に保持する固有IDが重畳された応答を生成する。
スイッチ44もまた、1つの操作部41に割り当てられており、アンテナコイル42の一端子及びその後段のタグチップ43の一端子の間に設置される。つまり、タグチップ43からみて、アンテナコイル42及びスイッチ44は直列に接続される。このようなスイッチ44は、少なくともユーザが操作部41を操作されている間だけは閉じ、これによって、アンテナコイル42及びタグチップ43には、上述のような電流ループが構成される。
分岐部45は、操作された操作部41に割り当てられたタグチップ43のみが活性化されるように配置される。一方の分岐部45(図示した例では分岐部45a)は、アンテナコイル42の一方の端子とスイッチ44(図示した例ではスイッチ44a)との間に設けられ、別のスイッチ44(図示した例ではスイッチ44b)と電気的に接続される。他方の分岐部45(図示した例では分岐部45b)は、タグチップ43(図示した例ではタグチップ43a)とアンテナコイル42の他方の端子との間とに設けられ、別のタグチップ43(図示した例ではタグチップ43b)と電気的に接続される。
以上のような第2の変形例に係る遠隔操作器2によっても、第1の実施形態で説明したものと同様の効果を得ることが可能となる。また、第2の変形例によれば、1個のアンテナコイル42により遠隔操作器2が実現できるので、その回路規模を小さくすることができる。
なお、以上の変形例では、アンテナコイル42及びスイッチ44は直列接続されるとして説明したが、これに限らず、第1の変形例のようにそれらは並列に接続されても構わない。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係るスイッチシステムの全体構成を示すブロック図である。図6において、スイッチシステムは、操作器51と、被制御装置52とを備えている。
操作器51は、被制御装置52のオン及びオフの状態を切り替える。このような切り替えのために、操作器51は、図2に示す遠隔操作器2と同様の構成を備えており、遠隔操作器2と同様に動作する。ただし、本実施形態においては、被制御装置52のオン及びオフを切り替えるだけであるから、操作部21、RFIDタグ22及びスイッチ23は一組分、操作器51に収容されていれば良い。このような操作器51は、被制御装置52と通信が可能な位置に固定される。
また、被制御装置52は、図1に示す被制御装置1と同様の構成を備えており、被制御装置1と同様に動作する。
以上のようなスイッチシステムにより、操作器51及び被制御装置52との間を配線する必要が無くなる。具体的には、操作器51としては、照明機器用のスイッチとして応用可能である。この場合、被制御装置52は、照明機器本体又はその近傍に組み込まれる。照明機器用に向けられた場合、配線は、壁の中又は天井裏に敷設されるので、一般的には建物の建設時にしか行うことができないが、上述のスイッチシステムを応用することにより、いつでも容易に照明機器及びそのスイッチを設置することができる。
また、例えば、被制御装置52の通信可能な範囲に、他の装置向けの遠隔操作器が存在すると仮定する。他の装置向けの遠隔操作器が操作された場合でも、被制御装置52は、異なる固有IDを受信することになるので、操作器51が操作されたことと、他の装置向けの遠隔操作器が操作されたこととを正確に判別できる。つまり、被制御装置52内の通信装置11は、操作器51内に格納されている固有IDを予め記憶しておき、受信した固有IDとの一致又は不一致を判定すれば良い。
なお、以上の実施形態では、操作部21が操作されると、オン及びオフが切り替わるとして説明したが、これに限らず、操作部21が操作されるたびに、被制御装置52は、3以上の状態が順番に切り替えるようにしても構わない。
また、被制御装置52は、第1の実施形態で説明したように、キャリアを常時送信しても構わないし、ある時間間隔でキャリアを送信しても構わない。例えば、日中(外出中)又は夜間(就寝中)のように、被制御装置52としての照明機器の操作を行わないとみなせる場合には、タイマー機能を使うことにより、キャリアの送信を被制御装置52は停止しても構わない。
また、以上の実施形態では、操作器51は、1個の被制御装置52を操作することが可能なように説明されていたが、これに限らず、操作器51により、複数の被制御装置52を操作することも可能である。このような応用は、操作器51に格納される固有IDを、互いに異なる複数の被制御装置52に登録することで実現される。
また、以上の実施形態では、照明機器及びそのスイッチへの応用例について説明したが、これに限らず、操作器51は、車両のパワーウインド用、AV機器用又は空調機器用と広範囲で応用が可能である。
本発明に係る遠隔操作器は、周囲温度の変動に関わらず、被制御装置を正しく制御できることが要求される車載用途などに好適である。
本発明の第1の実施形態に係る遠隔操作器2により制御される被制御装置1の構成を示すブロック図 図1に示す遠隔操作器2の構成を示すブロック図 図1に示す遠隔操作器2の動作を示すフローチャート 図1に示す遠隔操作器2について第1の変形例の構成を示すブロック図 図1に示す遠隔操作器2について第2の変形例の構成を示すブロック図 本発明の第2の実施形態に係るスイッチシステムの全体構成を示すブロック図
符号の説明
1 被制御装置
2 遠隔操作器
21,41 操作部
22 RFIDタグ
221,42 アンテナコイル
222,43 タグチップ
23,44 スイッチ
51 操作器
52 被制御装置

Claims (8)

  1. 被制御装置を遠隔から制御するための遠隔操作器であって、
    ユーザにより操作される操作部と、
    前記被制御装置から送られてくるキャリアにより電力を誘起するアンテナコイルと、
    固有IDを内部に格納するコントローラと、
    前記アンテナコイルと前記コントローラの間に接続されており、前記操作部の操作状況に応じて、前記アンテナコイルに誘起された電力を前記コントローラに与えるスイッチとを備え、
    前記コントローラは、前記アンテナコイルで誘起された電力により活性化されると、内部の固有IDを読み出して、読み出した固有IDが重畳された応答を生成し、
    前記アンテナコイルは、前記コントローラにより生成された応答を外部に送出する、遠隔操作器。
  2. 前記アンテナコイル及び前記コントローラはRFIDタグに組み込まれている、請求項1に記載の遠隔操作器。
  3. 前記操作部には、前記被制御装置の機能が予め割り当てられており、
    前記遠隔操作器は、前記操作部毎に割り当てられた前記RFID及び前記スイッチの組み合わせから構成されており、
    前記固有IDは、前記被制御装置の機能を特定する、請求項2に記載の遠隔操作器。
  4. 前記スイッチは、前記アンテナコイル及び前記コントローラの間に直列に接続されており、前記操作部が操作されると、前記アンテナコイルと前記コントローラとを電気的に接続する、請求項1に記載の遠隔操作器。
  5. 前記スイッチは、前記アンテナコイル及び前記コントローラの間に並列に接続されており、前記操作部が操作されない間、前記アンテナ及び前記コントローラの間をショートしており、前記操作部が操作されると、前記アンテナ及び前記コントローラの間を開放する、請求項1に記載の遠隔操作器。
  6. 前記操作部には、前記被制御装置の機能が予め割り当てられており、
    前記遠隔操作器は、前記操作部毎に割り当てられた前記コントローラ及び前記スイッチと、1個のアンテナコイルとから構成される、請求項2に記載の遠隔操作器。
  7. 前記キャリアは、前記被制御装置により、予め定められた時間間隔で送出される、請求項1に記載の遠隔操作器。
  8. 被制御装置を制御するために用いられるスイッチシステムであって、
    ユーザにより操作される操作部と、
    前記被制御装置から送られてくるキャリアにより電力を誘起するアンテナコイルと、
    固有IDを内部に格納するコントローラと、
    前記アンテナコイルと前記コントローラの間に接続されており、前記操作部が操作されることにより、前記アンテナコイルに誘起された電力を前記コントローラに与えるスイッチとを備え、
    前記コントローラは、前記アンテナコイルにより誘起された電力により活性化されると、自身が格納する固有IDを読み出して、読み出した固有IDが重畳された応答を生成し、
    前記アンテナコイルは、前記RFIDタグにより生成された応答を外部に送出する、スイッチシステム。
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