JP2004343680A - 無線タグを用いたリモコン装置及び機器 - Google Patents

無線タグを用いたリモコン装置及び機器 Download PDF

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Abstract

【課題】無線タグを利用して電源やCPUが不要で、コンパクトな構成のリモコン装置とする。
【解決手段】無線電波を受信するアンテナ12と、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、当該無線タグICのデータの送信をON/OFF制御するスイッチ10とで無線タグ9を構成し、これを機器本体(リーダ側)との間で無線タグICのデータを通信できるようにすることにより、リモコン装置8とする。これにより、スイッチを10ON動作させることにより、無線タグ9からの機器本体11に対するデータの送信をON/OFF制御することができる。つまり、専用の電源及びCPUが不要であり、極めて簡単な構成でリモコン装置を構成することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線電波(ここでは電磁波を含む、以下同じ)を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグを用いた電源の内蔵を不要とするリモコン装置及び無線タグを用いた機器に関するものである。
無線タグは、RFID(Radio Frequency-IDentification)と呼ばれてあらゆる分野に利用され始めている。これは非接触でデータの読み出し、書き換えが可能であること。無線電波で交信するため、汚れ、ほこり等の影響をうけにくいこと。障害物を介して、データの交信が可能であること(金属等を除く)。内蔵電源が不要であること。アンチコリジョン機能搭載により、複数の無線タグとの同時アクセスが可能であること等の機能的特徴を有しているからである。
ところで、このような無線タグを家庭内の家電製品のリモコン装置として利用する技術が、例えば特許文献1等で公知である。この特許文献1に記載された技術では、図10及び図11に示すように、リモコン装置1は無線タグ2と端末装置3とから構成されている。無線タグ2は、家電装置、業務機器、通信装置4等から放射される電波を受けて電源を発生させるようになっている。そして、家電装置、業務機器、通信装置4等からのコマンドあるいは予め定められる手順に応じて、無線タグ2の記憶部に記憶されている識別符号を送信し、更にコマンドあるいは手順に応じて、記憶部内のデータを送信したり、あるいは記憶部内にデータを書き込んだりしている。無線送信の電力も、家電装置、業務機器、通信装置4等から発射される電波によって供給されている。また端末装置3の電源も無線タグ2から供給されるようになっている。
特開2002−246947(特に[0040]〜[0044]の記載並びに図10及び図12を参照)
ところが、前記特許文献1に記載されたリモコン装置1では、端末装置3によって無線タグ2の記憶部のデータを書き込んだりしており、端末装置3自体に中央演算処理装置(CPU)5が必要であって、判断回路等の複雑な回路構成が必要であった。また端末装置3にCPU5のための電源が別途必要であった。更に、無線タグ2と端末装置3との間で通信部6及び7が必要となり、構成が複雑化してコストアップの原因になっていた。
本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、無線タグを利用して電源やCPUが不要で、コンパクトに構成することのできるリモコン装置及び無線タグを利用した機器を提供せんとするものである。
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、当該無線タグICのデータの送信をON/OFF制御するスイッチとで構成したことを特徴とする無線タグを用いたリモコン装置である。
本発明が採用した請求項2の手段は、無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、当該無線タグICのデータの送信をON/OFF制御するスイッチとを一組の無線タグからなる信号発信装置とし、当該信号発信装置を複数組設けて本体装置の動作を制御するようにしたことを特徴とする無線タグを用いたリモコン装置である。
本発明が採用した請求項3の手段は、当該無線タグICは、データを記憶するメモリーと、前記スイッチからの信号に応じてメモリー内のデータを送信する信号処理回路とを少なくとも備えている請求項1又は2に記載の無線タグを用いたリモコン装置である。
本発明が採用した請求項4の手段は、アンテナが一層目に形成され、メモリー、信号処理回路、スイッチが二層目に形成されている請求項3に記載の無線タグを用いたリモコン装置である。
本発明が採用した請求項5の手段は、スイッチ、メモリー、信号処理回路はそれぞれが一個で一組の判断装置を形成し、当該判断装置を複数組有し、各判断装置からの信号に応じてデータを送信するようにした請求項3又は4に記載の無線タグを用いたリモコン装置である。
本発明が採用した請求項6の手段は、無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、必要に応じて無線電波をシールドする手段とで構成したことを特徴とする無線タグを用いた機器である。
本発明が採用した請求項7の手段は、無線電波のシールド体内に、無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICとを配設し、前記無線電波のシールド体に電波の通過口を形成するためのシャッターを設けたことを特徴とする無線タグを用いた機器である。
本発明が採用した請求項8の手段は、無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、前記アンテナの機能をON/OFF制御する通信状態制御手段とで構成したことを特徴とする無線タグを用いた機器である。
本発明が採用した請求項9の手段は、無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、前記アンテナの機能をON/OFF制御する通信状態制御手段とで構成したことを特徴とする無線タグを用いた機器である。
本発明が採用した請求項10の手段は、通信状態制御手段が、無線タグのアンテナに対して接近又は離隔することで無線タグのアンテナのリアクタンスを変更するものである請求項9に記載の無線タグを用いた機器である。
本発明が採用した請求項11の手段は、通信状態制御手段が、無線タグのアンテナの導通状態を断続するスイッチである請求項9に記載の無線タグを用いた機器である。
本発明が採用した請求項12の手段は、通信状態制御手段が、無線タグのアンテナと、リーダ側のアンテナとの距離を接近又は離隔することで、通信可能状態と不能状態とを切り換えるものである請求項9に記載の無線タグを用いた機器である。
請求項1の発明にあっては、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、当該無線タグICのデータの送信をON/OFF制御するスイッチとでリモコン装置を構成したから、例えば、スイッチをON動作させることにより、機器本体からの無線電波を受けることができ、無線タグICに電源電圧が発生し、メモリに保存されていたデータの送信が可能となる。このうように、スイッチをON/OFFすることにより、無線タグICからの機器本体に対するデータの送信をON/OFF制御することができ、専用の電源及びCPUが不要であり、極めて簡単な構成でリモコン装置を構成することができる。
また請求項2の発明にあっては、前記一個の無線タグICと一個のスイッチとを一組の信号発信装置とし、当該信号発信装置を複数組設けて本体装置の動作を制御するようにしたから、任意のスイッチをON動作させることにより、当該無線タグICに保存されているデータを機器本体側へアンテナを介して送信するとができる。複数の異なるデータであっても、CPUを必要とせず、無線タグICとスイッチとアンテナとによる簡単な構成でリモコン操作が可能である。
請求項3の発明にあっては、無線タグICをメモリーとして利用し、無線タグを電源不要の送受信器として利用することができる。スイッチをON動作させることにより、信号処理回路を動作させ、無線タグICのデータをアンテナを利用して機器本体側へ送信することができるので簡単な構成でリモコン装置を構成でき、CPU等が不要である。
更に、請求項4の発明にあっては、アンテナを一層目に形成し、メモリー、信号処理回路、スイッチとを二層目に形成するようにしたから、全体の構成がコンパクトであり、全体を樹脂モールディングして防水性を付与することも可能であり、しかも壁面等に埋め込むことが容易である。
それに加えて請求項5の発明にあっては、メモリー、信号処理回路、スイッチをそれぞれが一個で一組の判断装置とし、当該判断装置を複数組設け、無線タグは各判断装置からの信号に応じてデータを送信するようにしたから、複数のメモリーのデータをそれぞれスイッチで選択して、選択された一つの無線タグのアンテナで個別に機器本体側へ送信することができ、多くの機能を有する機器本体のリモコン操作が可能である。
請求項6の発明にあっては、無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、必要に応じて無線電波をシールドする手段とで無線タグを用いた機器を構成している。この発明では、アンテナが常時接続の状態にある。無線電波がシールドされているときは、無線タグICのデータは送信されないようになっている。無線電波が受信できるときには、機器本体(リーダ側)からの無線電波を受けることにより、無線タグICは電源電圧が発生し、メモリに保存されていたデータの送信が可能となる。
更に請求項7の発明にあっては、無線電波のシールド体内に、無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICとを配設し、前記無線電波のシールド体に電波の通過口を形成するためのシャッターを設けている。この発明では、シャッターを開けたときにのみ、アンテナが電波を受信して無線タグICのデータを送信できるようになっている。
更にまた、請求項8の発明にあっては、無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICとを密封して、液体を入れる容器内に配設して成る。前記アンテナは所定の水位になったときに電波を受信できないようになっている。従って、この発明では、アンテナが電波を受信できなくなった状態でその水位を検知できることになり、例えば、浴槽などへの湯の供給を自動的に停止する等の自動湯張りが可能である。
更に、請求項9の発明にあっては、無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、該無線タグICのアンテナの機能をON/OFF制御する通信状態制御手段とで無線タグを用いた機器を構成するようにしている。この発明では、アンテナの機能がON状態になっているときは、無線タグICからのデータが送信され、アンテナの機能がOFF状態になっているときは、無線タグICからのデータは送信されない。
更に、請求項10の発明にあっては、通信状態制御手段が、無線タグのアンテナに対して接近又は離隔することで無線タグのアンテナのリアクタンスを変更するものとしている。従って、この発明の場合、金属棒等を無線タグのアンテナに対して接近又は離隔させることにより、無線タグアンテナのリアクタンスを変更し、無線タグICのデータを送信又は非送信に制御することが可能である。
更に、請求項11の発明にあっては、通信状態制御手段を、無線タグのアンテナの導通状態を断続するスイッチで構成している。アンテナの導通状態を断続することにより、無線タグICのデータを送信又は非送信に制御することが可能である。
更に、請求項12の発明にあっては、無線タグのアンテナと、リーダ側のアンテナとの距離を接近又は離隔することで、通信可能状態又は不能状態とを切り換えるようにしている。すなわち、無線タグと、リーダ側とのアンテナどうしの間で、無線電波の送受信を断続することで、無線タグICのデータを送信又は非送信に制御するようにしている。
以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。図1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係るものであり、図1は機器構成を示すブロック図、図2は回路構成を示すブロック図である。図1に示す如く、この第1の実施の形態のリモコン装置8は、無線電波を受信するアンテナ12と、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナ12から送信する無線タグIC(メモリ16及び信号処理回路)と、スイッチ10とを備えた無線タグ9を有している。信号処理回路は、図2では検出/制御回路15がこれに相当する。リモコン装置8は、例えば、トイレ室内の壁面等に埋設されて使用される。またスイッチ10は、透過型の赤外線センサーであってもよく、静電容量センサーであってもよく、使用者のスイッチ操作を検出することのできるものであればよい。赤外線センサーである場合は、指先で赤外線を遮断すればよく、静電容量センサーである場合は、指先でセンサーをタッチすればよい。無線タグ9は、例えばシャワートイレ等の機器本体(リーダ側)11と無線電波で送受信を行うように設定されている。
次に、このように構成されたリモコン装置8の動作態様を、図2の回路ブロック図及び図3のフローチャートを参照して説明する。使用者がトイレ室内へ入ると、これを人体検知センサーが検知し、シャワートイレの機器本体11が起動状態となり、無線タグ9へ電波が送信される。図2に示すように、無線タグ9は、この電波をアンテナ12で受信する。これにより内部の電圧発生回路13に動作用の電圧が発生する。
一方、スイッチ10に指先を近づけるか又はタッチすることにより、スイッチ10がこれを検知し、センサー回路14にスイッチ操作が行われたこと(応答あり)を指令する。センサー回路14は、これを確認し、検出/制御回路15にON動作を指令する。検出/制御回路15は、電圧発生回路13からの電源の供給を受け、無線タグICのメモリー16に記憶されているデータを読み取り、当該データを無線通信インターフエイス17を通じてアンテナ12からシャワートイレの機器本体11へ送信する。機器本体11側では、送信されたデータに応じた設定動作が行われる。これにより、無線通信方式によるリモコン操作が行われたことになる。
図4は、待機状態と指令を受けて動作するときの状態を、図3の場合と逆にした場合のフローチャートである。この図4の場合は、待機状態においてスイッチ10から信号が出力されるように設定しておき、使用者がスイッチ10を操作したときに、信号の出力が停止され、無線タグICのメモリー16に記憶されているデータを無線通信インターフエイス17を通じてアンテナ12からシャワートイレの機器本体11へ送信するようにしたものである。基本的に動作並びに作用効果は、同じである。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るリモコン装置18の機器構成図である。同図に示す如く、このリモコン装置18では、図1に示す、無線タグ9及びその構成部品の一つであり、外部へ導出したスイッチ10とを一組とし、これを三組設けている。各無線タグ9A〜9Cの無線タグICメモリー16(図2を参照)には異なるデータが記憶されている。従って、使用者が任意のスイッチ10A〜10Cを操作することにより、これに対応する無線タグ9A〜9Cのメモリー16に記憶されたデータが機器本体11側へ送信され、シャワートイレ等の機器本体11はその内容に応じた動作を行うようになる。つまり、複数の機能を行うことが可能である。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係るリモコン装置19を示すものであり、図(A)は1層目の無線タグ20を示す正面図、図(B)は2層目の構成部材を示す正面図、図(C)はリモコン装置19の縦断面側面図である。このリモコン装置19では、無線タグ20は送受信用としてのみ機能する。2層目は、スイッチ10A〜10Cと信号処理回路21A〜21CとメモリーとしてのIC22A〜22Cとから成る。
信号処理回路21A〜21Cは、対応するスイッチ10A〜10Cからの信号によりIC22A〜22C内のデータを読み取り、無線タグ20の送受信回路23へ出力する。送受信回路23は、送られてきたIC22A〜22Cのデータを無線通信インターフエイスを通じてアンテナから機器本体11へ送信し、機器本体11に所定の動作を行わせる。従って、このリモコン装置19では、各IC22A〜22Cに記憶させた複数の機能をリモコン操作することが可能である。
しかも、無線タグ20のアンテナを一層目に形成し、その他のスイッチ10A〜10C、信号処理回路21A〜21C、メモリー22A〜22Cとを二層目に形成するようにしたから、全体の構成がコンパクトとなる。また全体を樹脂モールディングして防水性を付与することも可能であり、しかも壁面等に埋め込むことも容易である。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係るものである。この実施の形態にあっては、自動水栓24の水栓本体25を電波をシールドする効果のある材料、例えば金属又はメッキを施したもの等で構成している。そして、水栓本体25の上面に設けた平坦部に、電波をシールドする効果のある材料で成形されたシャッター26によって開閉される電波の通過口27を設け、該通過口27に臨む水栓本体25内に樹脂モールディング等により、密封した無線タグ28を配設している。なお、同図において、符号29は吐水口である。
このように構成された自動水栓24にあって、今、給湯器本体(図示せず)等から無線タグ28に電源を供給するための電波が常に発信されている状態であるとする。自動水栓24のシャッター26が閉じられている状態では、水栓本体25及びシャッター26によって電波がシールドされているので、無線タグ28に電波が届かず、無線タグ28は電源が供給されない状態であって保有するデータを発信することもない。
一方、自動水栓24の使用に際し、使用者がシャッター26を開けると、電波の通過口27を通じて無線タグ28へ給湯器本体等からの電波が受信され、無線タグ28はこれによって電源が供給されることになり、その保有するデータを給湯器本体側へ送信する。給湯器本体は、この無線タグ28からの電波を受信して給湯を開始する等のそのデータが指示する通りの動作をすることになる。
このように無線タグ28を樹脂モールディングして水栓本体25内へ配設することにより、自動水栓24の配線を無くすことが可能であり、また主要部の完全防水が可能であって、水栓自体の極めて簡略化が可能である。
なお、この図7に示す第4の実施の形態において、無線タグ28の代わりに図1に示す無線タグ9とスイッチ10との組み合わせからなるリモコン装置8を用いてもよい。この場合、使用者が入室したこと又は自動水栓24に近づいたことをドアや天井、壁面等に設置した人体検知センサー(図示せず)で検知してシャッター24を開くようにし、使用者がスイッチ10を操作したときに、無線タグ9から給湯器等へデータが送信されるようにしてもよい。そして、スイッチ10をOFFにして無線タグ9からのデータの送信を停止し、使用者が自動水栓24から離れたとき又は退室したときに人体検知センサーからの信号によってシャッター26を閉じるようにすればよい。
図8は、本発明を自動湯張り検知装置30へ適用した場合の第5の実施の形態に係るものである。同図に示す如く、この実施の形態にあっては、浴槽31の底面に樹脂モールディングする等して密封した無線タグ32を配設し、これに対向して浴室天井裏にリーダー33を設置している。このリーダー33は、給湯器(図示せず)へ信号を出力し、給湯器をON/OFF制御する。なお、上記無線タグ32は、浴槽31の本体をハンドレイアップ法により成形するときに、樹脂材料又は強化繊維等と一緒に浴槽底面壁に一体的に埋設するようにしてもよい。
次に、このように構成された自動湯張り検知装置30の動作態様を説明する。先ず、浴槽31の排水栓を閉塞し、給湯器を湯張りモードにする。この状態では浴槽31内にはお湯が全く入っておらず、無線タグ32はリーダー33からの電波を受信して電力が供給され、その保有するデータを送信する。データが送信されている間は給湯が継続して行われる。そして、所定の水位になると、リーダー33からの電波が無線タグ32へ届かなくなる。そのため、無線タグ32は、動作用の電力及びデータ送信用の電力が供給されなくなり、データの送信を停止する。この電波が届かなくなる水位は、リーダー33の送信出力を設定することにより、自由に調整することが可能である。
リーダー33は、無線タグ32からデータが送信されなくなると、これで浴槽31へ所定の高さまでお湯が供給されたことを認識し、給湯器へ湯張り動作(浴槽31へのお湯の供給)の停止信号を出力する。これにより給湯器は、浴槽31へのお湯の供給を停止するようになる。
この自動湯張り検知装置30の場合も、無線タグ32を樹脂モールディングして浴槽31内へ配設することにより、浴槽水位を検知する手段の配線を無くすことが可能であり、また主要部の完全防水が可能であって、浴槽水位検知手段自体の極めて簡略化が可能である。
図9は、本発明の第6の実施の形態に係るものである。この実施の形態では、無線タグ34のアンテナ(ループ状コイル)35の機能を通信制御手段36によってON/OFF制御するようにしている。同図の図(A)に示すものは、アンテナ35に対して接近又は離隔することにより、そのリアクタンス(L)を変更することのできる金属等の材料を通信制御手段36としている。アンテナ35のリアクタンス(L)を変更することにより、アンテナ35が通信可能状態になったり、通信不能状態になり、結局、無線タグにON/OFFスイッチを取り付けた第1の実施の形態の場合と同じになる。
一方、図9の図(B)に示すものは、ループ状コイルのアンテナ35を導通状態又は非導通状態に切り換えるスイッチ37を設けて通信制御手段36としている。
このように通信制御手段36によってアンテナ35の機能をON/OFF制御することにより、アンテナ35の機能がONの状態に操作されているときには、機器本体側から発信される電波をアンテナ35が受信し、無線タグ34の動作用の電力とデータ送信用の電力が得られる。そのため、無線タグ34からその保有するデータが送信され、機器本体等はそのデータの指示に基づいた動作が行われる。またアンテナ35の機能がOFF状態に操作されているときには、無線タグ34は非動作状態であり、その保有するデータが機器本体側へ送信されることはない。
ところで、無線タグICのメモリに記憶されているデータの無線電波による通信をON/OFF制御するための通信制御手段は、無線タグのアンテナの導通状態を断続するスイッチで構成するようにしてもよい。このようなスイッチは、アンテナ回路自体の配線途中にタッチセンサー、静電容量センサー等のスイッチを設けてもよく、アンテナを通信不能にできる部材との間にスイッチを設けてもよい。またアンテナとグラウンド(アース)との間にスイッチを設けるようにしてもよい。更に、アンテナ内に通信不能にできるジャンパー配線を設け、その配線上にスイッチを設けるようにしてもよい。更にまた、アンテナが複数パッチのものからなる場合には、各アンテナの素子間にスイッチを設けもよく、複数パッチアンテナの枝配線間にスイッチを設けるようにしてもよい。更に、複数素子アンテナである場合には、素子間にスイッチを設けるようにしてもよい。更に、スロットアンテナである場合には、スロットを開閉するものでスイッチを構成するようにすることも可能である。
また、通信制御手段36は、無線タグ34のアンテナ35と、リーダ側のアンテナ(図示せず)との距離を接近又は離隔することにより、通信可能状態又は不能状態とを切り換えるようにすることも可能である。そのための構成としては、例えば、引出に無線タグ34及びアンテナ35を設置し、机本体にリーダ側のアンテナを固定設置すればよい。引出を開けたときには、無線タグ34のアンテナ35がリーダ側のアンテナから電波の通信可能領域を越えて離れるため、通信不能状態となり、引出を閉めたときには無線タグ34のアンテナ35がリーダ側のアンテナに対して接近し、電波の通信可能領域内に存在するようになるので、通信可能状態となる。このような関係は、引戸と建物躯体との間、開閉扉と建物躯体との間等においても同様に構成することが可能である。
ところで、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例えば、図1〜図6に示す実施の形態にあっては、機器本体11は人体検知センサーによって人体の検知信号が出力されたときに、無線電波を無線タグへ送信し、無線タグに電源電圧を発生させる場合を説明したが、常時、機器本体側から無線電波を送信し、無線タグはいつでも送信できる状態に設定しておくことも可能である。また図1〜図9の全ての実施の形態の場合を含めて、対象となる機器本体は、シャワートイレや自動水栓、浴槽以外にも通常の家電製品や生活用品等であってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るリモコン装置の機器構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るリモコン装置の回路構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るリモコン装置のフローチャート図である。 本発明の第1の実施の形態に係るリモコン装置の別のフローを示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施の形態に係るリモコン装置の機器構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係るリモコン装置を示すものであり、図(A)は1層目の正面図、図(B)は2層目の正面図、図(C)は装置全体の縦断面側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る自動水栓を示す透視斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る湯張り自動検知装置の透視斜視図である。 本発明の第6の実施の形態に係るものであり、図(A)は通信状態制御手段が金属棒である場合の概略構成図、図(B)は通信状態制御手段がスイッチである場合の概略構成図である。 従来のリモコン装置の機器構成図である。 従来のリモコン装置の回路構成図である。
符号の説明
8…リモコン装置、9…無線タグ、10…スイッチ、11…機器本体、9A〜9C…無線タグ、10A〜10C…スイッチ、19…リモコン装置、20…無線タグ、21A〜21C…信号処理回路、22A〜22C…メモリー(IC)、23…送受信回路、24…自動水栓、25…水栓本体、26…シャッター、27…電波の通過口、28…無線タグ、30…浴槽自動湯張り装置、31…浴槽、32…無線タグ、33…リーダー、34…無線タグ、35…無線タグのコイル状アンテナ、36…通信状態制御手段

Claims (12)

  1. 無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、当該無線タグICのデータの送信をON/OFF制御するスイッチとで構成したことを特徴とする無線タグを用いたリモコン装置。
  2. 無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、当該無線タグICのデータの送信をON/OFF制御するスイッチとを一組の無線タグからなる信号発信装置とし、当該信号発信装置を複数組設けて本体装置の動作を制御するようにしたことを特徴とする無線タグを用いたリモコン装置。
  3. 当該無線タグICは、データを記憶するメモリーと、前記スイッチからの信号に応じてメモリー内のデータを送信する信号処理回路とを少なくとも備えている請求項1又は2に記載の無線タグを用いたリモコン装置。
  4. アンテナが一層目に形成され、メモリー、信号処理回路、スイッチが二層目に形成されている請求項3に記載の無線タグを用いたリモコン装置。
  5. スイッチ、メモリー、信号処理回路はそれぞれが一個で一組の判断装置を形成し、当該判断装置を複数組有し、各判断装置からの信号に応じてデータを送信するようにした請求項3又は4に記載の無線タグを用いたリモコン装置。
  6. 無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、必要に応じて無線電波をシールドする手段とで構成したことを特徴とする無線タグを用いた機器。
  7. 無線電波のシールド体内に、無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICとを配設し、前記無線電波のシールド体に電波の通過口を形成するためのシャッターを設けたことを特徴とする無線タグを用いた機器。
  8. 無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICとを密閉して、液体を入れる容器内に配設して成り、前記アンテナは所定の水位になったときに電波を受信できないことを特徴とする無線タグを用いた機器。
  9. 無線電波を受信するアンテナと、無線電波を受信して電源の供給を受け、この電源を利用してデータをアンテナから送信する無線タグICと、前記アンテナの機能をON/OFF制御する通信状態制御手段とで構成したことを特徴とする無線タグを用いた機器。
  10. 通信状態制御手段が、無線タグのアンテナに対して接近又は離隔することで無線タグのアンテナのリアクタンスを変更するものである請求項9に記載の無線タグを用いた機器。
  11. 通信状態制御手段が、無線タグのアンテナの導通状態を断続するスイッチである請求項9に記載の無線タグを用いた機器。
  12. 通信状態制御手段が、無線タグのアンテナと、リーダ側のアンテナとの距離を接近又は離隔することで、通信可能状態と不能状態とを切り換えるものである請求項9に記載の無線タグを用いた機器。
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