JP2006167011A - 携帯用カード収納具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
この発明は、携帯用カード収納具に収納したまま非接触ICカードを利用することができるとともに、スキミング機器から放射される電磁波の透過を防ぎ、カード所有者が気付かないうちにカード情報がスキミングされることを防止できる携帯用カード収納具を提供することを目的とする。
【解決手段】
電磁波Gを用いた非接触での情報の読み取りを許容する非接触型ICカードCを収納する収納部30に、前記カードの片面側を覆うカバー20を接続したスペーサ式カードケース1aであって、前記カバー20に、電磁波Gの透過を防止する電磁波シールド部3を備え、前記収納部30と前カバー20との接続部を、前記電磁波シールド部3が前記非接触型ICカードCを覆う閉状態と、覆わない開状態とに移行可能に形成した。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば非接触で情報の読み取りを許容する非接触ICカードを携帯する際に用いる携帯用カード収納具に関する。
近年、クレジットカードやキャッシュカードさらには定期券などで、誘導電磁界を用いて非接触で通信できる非接触ICカードが普及しており、売買決済などを現金を用いずに行うことができる。
しかし、カードに記録した情報(以下「カード情報」という)を、端末装置に取付けた不正読み取り機で盗み取る、いわゆる「スキミング」といった行為が横行し、カードが偽造されたり、情報が書き換えられるといった問題が社会問題化している。
この問題に対して、端末装置でのカード情報の読み取りの際に「スキミング」が行われるとの前提で、端末装置にスキミング防止機能を設けてスキミングを防止したり(特許文献1参照)、不正読み取り機の取付けを端末装置自身が検出し、動作を停止させてスキミングを防止する方法等が提案されていた(特許文献2参照)。
特開2003−233620号公報 特開2004−054670号公報
しかしながら、スキミング技術は進歩しており、端末装置でカード情報を読み取る時以外でも、スキミングできる機器が開発されるおそれがある。例えば、電磁波等を照射して服の上からカードに非接触でスキミングを行う機器等が考えられる。
このような機器によって、カードに非接触でスキミングが行われると、例えば満員電車の乗車中などに、カード所有者が気付かないうちにカード情報がスキミングされるおそれが生じる。
すなわち、カード所有者は、一般に非接触ICカードを、財布や定期入れ等の携帯用カード収納具に入れて携帯しているが、これら携帯用カード収納具は、革や布等で構成されている。このため、携帯用カード収納具は、スキミング機器から照射される電磁波等を透過させてしまい、カード所有者が気付かないうちにカード情報がスキミングされるおそれがある。
カード所有者が気付かないうちにカード情報がスキミングされることを防止するためには、携帯用カード収納具を電磁シールド材で形成し、非接触ICカードを電磁シールド材で覆うことによって、スキミング機器から放射される電磁波等が携帯用カード収納具内に透過することを防止することで実現することができる。
しかし、非接触ICカードは、カードリーダからの電磁波がカード内部を透過することによって作動する構造であるため、電磁シールド材と非接触ICカードとが近接する場合、電磁波がカード内部を透過せず、非接触ICカードは作動しない。従って、利用者は電磁波シールド材で形成した携帯用カード収納具に非接触ICカードを収納したまま、非接触ICカードを利用することはできず、利用するたびに携帯用カード収納具から非接触ICカードを取り出して使用しなければならないという不便さが生じる懸念があった。
これでは、非接触ICカードの携帯用カード収納具に収納したまま利用できるという非接触ICカードの大きなメリットがなくなり、非接触ICカードを利用する利用者の満足度を向上することはできない。
そこで、本発明は、携帯用カード収納具に収納したまま非接触ICカードを利用することができるとともに、スキミング機器から放射される電磁波の透過を防ぎ、カード所有者が気付かないうちにカード情報がスキミングされることを防止できる携帯用カード収納具を提供することを目的とする。
この発明は、誘導電磁界を用いた非接触での情報の読み取りを許容するカードを収納する収納部に、前記カードの片面側を覆う覆体を接続した携帯用カード収納具であって、前記覆体に、電磁波の透過を防止する電磁波透過防止部を備え、前記収納部と前記覆体との接続部を、前記電磁波透過防止部が前記カードを覆う閉状態と、覆わない開状態とに移行可能に形成した携帯用カード収納具であることを特徴とする。
カードを収納する収納部は、袋状でカードの大半部分を収納する収納部、バンド等に固定する収納部、カードの隅角部を保持する保持部とバンドによって固定する収納部等を含む。
前記誘導電磁界とは、カードリーダから発信される電磁波によって形成される電磁界を指す。
前記カードは、非接触型ICカード等で構成できる。
前記電磁波の透過を防止する電磁波透過防止部は、外部からの電磁波の透過を遮断する部材、または若干の電磁波の透過を許容する部材で形成されていることを含む。ここで、若干の電磁波は、例えば非接触型ICカードが作動し得ない程度の電磁波を指す。これらの部材としては、アルミニウム、鉄、ケイ素、コバルトならびにニッケル等の金属類を使用できる。
また、前記電磁波の透過を防止する電磁波透過防止部は、銀などをコーティングした電磁波シールドや磁気を透過しない磁気シールド等も含む概念である。
覆体の形状は、板状、布状、メッシュ状、繊維状等、適宜の形状とすることができる。また、電磁波の透過を防止する部材が液体状のものであれば、携帯用カード収納具の素材に、直接塗布、吹き付け、含侵、蒸着等をして、完全に携帯用カード収納具に一体化してもよい。
前記電磁波透過防止部は、覆体全体、または覆体の一部に備えたことを含む。
前記前記電磁波透過防止部が前記カードを覆う閉状態は、前記電磁波透過防止部が前記カードの少なくとも片面を覆う状態を指す。
前記前記電磁波透過防止部が前記カードを覆わない開状態は、前記電磁波透過防止部が前記カードの両面を覆わない状態を指す。
前記移行可能に形成したは、開状態と閉状態を回動、スライド、折り畳み等によって移行できる接続を含む。
以上の構成により、非接触での情報の読み取りを許容するカードを携帯用カード収納具に収納して、閉状態である場合は、外部のスキミング機器から放射される電磁波の携帯用カード収納具内への透過を防ぐことができる。
一方、開状態である場合は、カードリーダからの電磁波がカード内部を透過し、非接触ICカードを作動させることができる。
これにより、カードを携帯用カード収納具に収納して閉状態で携帯することによって、カード所有者が気付かないうちにカード情報がスキミングされることを防止できる。
また、利用者が、カードを携帯用カード収納具に収納したままカードを利用することができる。
この発明の態様として、前記電磁波透過防止部を第1電磁波透過防止部とし、前記閉状態で前記電磁波透過防止部が覆う前記カードの反対面の前記収納部に、電磁波の透過を防止する第2電磁波透過防止部を備え、前記第2電磁波透過防止部と前記カードとの間に、前記誘導電磁界の通過を許容する間隔を形成する離間部材を備えることができる。
前記第2電磁波透過防止部は、第1電磁波透過防止部と同一部材、または別の電磁波の透過を遮断する部材、または若干の電磁波の透過を許容する部材で形成することを含む。また、前記第2電磁波透過防止部は、第1電磁波透過防止部と一体形成、別体形成することを含む。
前記誘導電磁界の通過を許容する間隔は、カードリーダから発信されカード内部を透過した電磁波が通過することのできる適宜の間隔を指す。
前記離間部材は、前記カードの片面の全部に接触する形状、または前記カードの片面の一部に接触する形状で形成されていることを含む。
また、前記カードの片面の全部に接触する形状で形成した前記離間部材は、布、革、スポンジ、または樹脂等の電磁波の透過を許容する部材で形成されていることを含む。
また、前記カードの片面の一部に接触する形状で形成した前記離間部材は、前記第2電磁波透過防止部と前記カードとの間に空気層を形成すればよく、布、革、スポンジ、樹脂等の電磁波の透過を許容する部材で形成されていること、または外部からの電磁波の透過を遮断する部材で形成されていることを含む。
以上の構成により、閉状態において、第1電磁波透過防止部が収納部に収納したカードの片面を覆い、反対面を第2電磁波透過防止部で覆うことができる。また、開状態においても、第2電磁波透過防止部はカードの片面を覆っているが、離間部材によって第2電磁波透過防止部とカードの間に間隔を形成しているため、電磁波がカード内部を透過することができる。
これにより、閉状態においては、収納部に収納したカードの両面を、第1電磁波透過防止部と第2電磁波透過防止部とで覆うことができ、スキミング機器からの電磁波の携帯用カード収納具内への透過を防止できるため、カード情報をスキミングされることを防止できる。
また、利用者が、簡易な構造でカードを携帯用カード収納具に収納したままカードを利用することができる。
また、この発明の態様として、前記電磁波透過防止部を第1電磁波透過防止部とし、前記閉状態で前記電磁波透過防止部が覆う前記カードの反対面の前記収納部に、電磁波の透過を防止する第2電磁波透過防止部を備え、前記第2電磁波透過防止部と前記カードとの間に、前記誘導電磁界の通過を許容する高透磁性部材を備えることができる。
前記高透磁性部材は、フェライトシート、アモルファスシート等で形成した部材を含む。
また、高透磁性部材をカードの一面分すべて、またはカードの一面の一部に備えることを含む。
以上の構成により、閉状態において、第1電磁波透過防止部が収納部に収納したカードの片面を覆い、反対面を第2電磁波透過防止部で覆うことができる。また、開状態においても、第2電磁波透過防止部はカードの片面を覆っているが、第2電磁波透過防止部とカードの間に電磁波が通過できる高透磁性部材を備えたことによって、カード内部を電磁波が透過することができる。
これにより、閉状態においては、収納部に収納したカードの両面を、第1電磁波透過防止部と第2電磁波透過防止部とで覆うことができ、スキミング機器からの電磁波の携帯用カード収納具内への透過を防止できる。
また、利用者が、カードを携帯用カード収納具に収納したまま、覆体を開けて、カードを利用することができる。
この発明によれば、携帯用カード収納具に収納したまま非接触ICカードを利用することができるとともに、カード情報がスキミングされることを防止できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
まず、非接触型ICカードCの斜視図を示す図1とともに、非接触型ICカードCについて説明する。
クレジットカード、キャッシュカード、レンタル店の会員証、診察券等に用いられる非接触型ICカードCは、プラスチック製のカード体10に情報記録媒体を設け、情報を記録するように構成している。
非接触型ICカードCは、カード体10の周縁部にアンテナコイル11を設け、そのアンテナコイル11の端部にICチップ12を設けている。このICチップ12にメモリ(情報記憶媒体)を内蔵しており、このメモリ内の情報を読み取ることで、端末装置と情報のやり取りを行う。
非接触型ICカードCは、図示しない端末装置から発信された電磁波Gがアンテナコイル11の内側を透過することでアンテナコイル11に起電力が生じ、非接触型ICカードCは生じた起電力によってメモリ内の情報を発信する。したがって、端末装置は非接触型ICカードCより発信された情報を受信することができる。なお、非接触型ICカードCのデータ伝送距離(電波飛距離)は、2mm以下のものや1000mm以上のもの等、適宜の距離に設定することができる。
これらの非接触型ICカードCに対して、スキミング機器から電磁波等が照射されることで、メモリに記録された情報がスキミングされ、カードの偽造が行われたり、また、これらの情報の書き換え等が行われ得る。
スペーサ式カードケース1aの表面側の斜視図を示す図2(a)と、スペーサ式カードケース1aの裏面側の斜視図を示す図2(b)と、本発明のスペーサ式カードケース1aのA−A断面図を示す図3(a)、スペーサ41のない場合のスペーサ式カードケース1aの断面図を示す図3(b)、スペーサ式カードケース1aの使用状態の説明図を示す図4とともにスペーサ式カードケース1aについて説明する。
スペーサ式カードケース1aは、牛革21の外表面と内表面に高純度の銀をコーティングして電磁波シールド部3を備え、この牛革21を形崩れしない程度の剛性(厚み)に形成し、略長方形に形成したカバー20を備えている。
なお、牛革21の内表面のみに高純度の銀をコーティングして電磁波シールド部3を備えてもよい。
図2(b)に示すように、スペーサ式カードケース1aの内表面12の左右には、カード体10の手前両角部を保持する保持ポケット31と奥側のカード体10を保持する保持バンド32とで構成した収納部30を備えている。
また、前記収納部30のカード体10の手前側端部付近及び奥側端部付近のそれぞれに、略直方体のスペーサ41を適宜の間隔を開けて左右に2つずつ備えている。
スペーサ41は、収納部30にカード体10を収納した際に、保持バンド32によってカード体10と内表面との間で圧縮されるが、圧縮された状態で所定の肉厚(例えば、5mm程度)を有する弾力性のあるスポンジ材で形成している。
従って、非接触型ICカードCは、スペーサ41の上面に沿って、保持バンド32を通過して、カード体10の手前両角部を左右の保持ポケット31に挿入することで収納部30に収納することができる。
また、スペーサ式カードケース1aには左右の内面側に同様の収納部30を備えているため、2枚の非接触型ICカードCをスペーサ式カードケース1aに備えることができる。
なお、スペーサ式カードケース1aは内表面12の左右に2枚の非接触型ICカードCを収納して、牛皮20の左右を、非接触型ICカードCが内側になるように中央部で二つ折りに折り畳んで、折り畳み状態で携帯することができる。
上述したように収納部30にカード体10を収納した状態では、図3(a)に示すようにカード体10の内表面側面10aと内表面との間に、スペーサ41によって間隔Dが形成される。間隔Dは、圧縮されたスペーサ41と同じ高さの5mm程度である。
上記構成により、図4(a)に示すように、スペーサ式カードケース1aを二つ折りに折り畳むことができるため、携帯時に折り畳んでスキミング機器からの電磁波等のスペーサ式カードケース1a内への透過を防ぐことができ、カード情報がスキミングされるといったおそれをなくすことができる。またスペーサ式カードケース1aを折り畳むことでかさばることがないため、携帯性が高まる。
また、利用者は、非接触型ICカードCをスペーサ式カードケース1aの収納部30に収納したまま、図4(b)、(c)に示すように開状態とし、使用しようとする非接触型ICカードCを電磁波Gを発信するリーダRに向けるだけで、非接触型ICカードCを利用することができる。
詳述すると、図3(b)に示すように、電磁波シールド部3を備えて間隔Dを設けなかった場合、電磁波Gは内表面の電磁波シールド部3によって反射するため、アンテナコイル11内側を透過せず、アンテナコイル11に起電力が生じず非接触型ICカードCは作動しない。
しかし、図3(a)に示すように、間隔Dによって、電磁波Gはアンテナコイル11内側を透過して間隔Dを通過するため、アンテナコイル11に起電力が生じ、非接触型ICカードCは作動することとなる。
なお、スペーサ41がカード体10と平面視略同一形状で形成して、カード体10の内表面側面10a全部に接触してもよい。
図5(a)に示すように、スペーサ41の代わりに高透磁性シート42を内表面に備えてもよい。
高透磁性シート42は、所定の肉厚(例えば0.5mm程度)のアモルファスシートで形成し、幅10mm程度の帯状シートを組み合わせてはしご状に形成している。
上記構成により、図5(b)に示すように、内表面とカード体10の間に高透磁性シート42を介在させることによって、電磁波Gは内表面によって反射されず、アンテナコイル11内側を透過して高透磁性シート42内部を通過するため、アンテナコイル11に起電力が生じ、非接触型ICカードCを作動させることができる。
従って、利用者は、一般的に利用されるカードケースに近い厚みでスペーサ式カードケース1aと同様の効果を得ることができる。
ホルダー式カードケース1bの表面側の斜視図を示す図6(a)と、ホルダー式カードケース1bの裏面側の斜視図を示す図6(b)と、ホルダー式カードケース1bの右側面図を示す図7、ホルダー式カードケース1bの図7でのB−B断面図を示す図8、ホルダー式カードケース1bの使用状態の説明図を示す図9とともにホルダー式カードケース1bについて説明する。
ホルダー式カードケース1bは、牛革21の外表面と内表面に高純度の銀をコーティングして電磁波シールド部3を備え、この牛革21を形崩れしない程度の剛性(厚み)に形成し、略長方形に形成したカバー20を備えている。
また、牛革21の内表面のみに高純度の銀をコーティングして電磁波シールド部3を備えてもよい。
なお、カバー20の内面側には、中央部の折り畳み部の左右に開口部を折り畳み部側に向けたポケット55を左右対称に設けている。
また、図8に示すようにホルダー50は板状の基台部52と、2つの板状の装着片51とを逆T字型に接続した形状であり、接続部を折り畳み可能に形成し、2つの装着片51をそれぞれのポケット55に収納することで、カバー20にホルダー50を装着している。
さらにまた、基台部52の両側には、高透磁性シート42を備えるとともに、高透磁性シート42上でカード体10が保持できるように保持ポケット31と保持バンド32とを備えて収納部30を形成している。また、基台部52には、高純度の銀をコーティングした電磁波シールド部3を備え、カード体10を保持するための適宜の強度を有する。
なお、保持ポケット31、保持バンド32及び高透磁性シート42については、実施例1と同様であるため説明を省略する。
図8に示すように電磁波Gの透過方向に非接触型ICカードCを重ねた場合、両方の非接触型ICカードCが誤作動したり、両方の非接触型ICカードCが作動しなかったりすることがあり得る。
しかし、本実施例で示すように重ねた非接触型ICカードCの間に電磁波シールド部3を介在させることによって、電磁波Gが作用する面の反対側に収納した非接触型ICカードCには、電磁波Gは作用しないため、誤作動することを防止できる。
また、実施例1に述べたように基台部52とカード体10aとの間に高透磁性シート42を介在させることにより、アンテナコイル11内側を透過して高透磁性シート42内部を通過するため、アンテナコイル11に起電力が生じ、非接触型ICカードCを作動させることができる。
従って、利用者は、図9(a)に示すように、ホルダー式カードケース1bを二つ折りに折り畳むことができるため、携帯時に折り畳んでスキミング機器からの電磁波等のホルダー式カードケース1b内への透過を防ぐことができ、カード情報がスキミングされるといったおそれをなくすことができる。また、ホルダー式カードケース1bを折り畳むことでかさばることがないため、携帯性が高まる。
また、利用者は、2枚の非接触型ICカードCをホルダー式カードケース1bのホルダー50の収納部30に収納した場合であっても、図9(b)、(c)に示すように開状態とし、使用しようとする非接触型ICカードCを電磁波Gを発信するリーダRに向けるだけで、誤作動なく非接触型ICカードCを利用することができる。
なお、ホルダ−50に複数の基台部52を備え、2枚以上の非接触型ICカードCを収納できるように構成しても良い。
以上、この発明の構成と、前述の実施形態との対応において、
この発明の誘導電磁界は、電磁波Gに対応し、
以下同様に、
カードは、非接触型ICカードCに対応し、
覆体は、カバー20に対応し、
電磁波透過防止部、第1電磁波透過防止部または、第2電磁波透過防止部は、電磁波シールド部3に対応し、
離間部材は、スペーサ41に対応し、
高透磁性部材は、高透磁性シート42に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
非接触型ICカードを説明する説明図。 スペーサ式カードケースの斜視図。 スペーサ式カードケースの説明図。 スペーサ式カードケースの使用状態説明図。 他の実施形態のスペーサ式カードケースの説明図。 ホルダー式カードケースの斜視図。 ホルダー式カードケースの右側面図。 ホルダー式カードケースのB−B拡大断面図。 ホルダー式カードケースの使用状態説明図。
符号の説明
1a…スペーサ式カードケース
1b…ホルダー式カードケース
3…電磁波シールド部
20…カバー
30…収納部
41…スペーサ
42…高透磁性シート
C…非接触型ICカード
D…間隔
G…電磁波

Claims (3)

  1. 誘導電磁界を用いた非接触での情報の読み取りを許容するカードを収納する収納部に、前記カードの片面側を覆う覆体を接続した携帯用カード収納具であって、
    前記覆体に、電磁波の透過を防止する電磁波透過防止部を備え、
    前記収納部と前記覆体との接続部を、前記電磁波透過防止部が前記カードを覆う閉状態と、覆わない開状態とに移行可能に形成した
    携帯用カード収納具。
  2. 前記電磁波透過防止部を第1電磁波透過防止部とし、
    前記閉状態で前記電磁波透過防止部が覆う前記カードの反対面の前記収納部に、
    電磁波の透過を防止する第2電磁波透過防止部を備え、
    前記第2電磁波透過防止部と前記カードとの間に、前記誘導電磁界の通過を許容する間隔を形成する離間部材を備えた
    請求項1記載の携帯用カード収納具。
  3. 前記電磁波透過防止部を第1電磁波透過防止部とし、
    前記閉状態で前記電磁波透過防止部が覆う前記カードの反対面の前記収納部に、
    電磁波の透過を防止する第2電磁波透過防止部を備え、
    前記第2電磁波透過防止部と前記カードとの間に、前記誘導電磁界の通過を許容する高透磁性部材を備えた
    請求項1記載の携帯用カード収納具。
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