JP2000030014A - Icカード用ケース - Google Patents

Icカード用ケース

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JP2000030014A
JP2000030014A JP19444198A JP19444198A JP2000030014A JP 2000030014 A JP2000030014 A JP 2000030014A JP 19444198 A JP19444198 A JP 19444198A JP 19444198 A JP19444198 A JP 19444198A JP 2000030014 A JP2000030014 A JP 2000030014A
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JP
Japan
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card
case
electromagnetic wave
chip
wave shielding
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Application number
JP19444198A
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English (en)
Inventor
Naoaki Shindou
直彰 新藤
Nobuyuki Azuma
伸享 東
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部からの不特定の電磁波による故意または誤
動作によるデータの読み出し、書き込み、書き換え、破
壊やICチップ等の回路の破壊等を防止することができ
るICカード用ケースを提供する。 【解決手段】データの記録、処理および通信制御を行う
ICチップと、該ICチップと接続され、空間を伝搬す
る所定周波数の交流磁界を介して電源電圧の発生と信号
の授受を行う結合手段を備えて成る非接触ICカード1
0を収納するICカード用ケースであって、ケースの少
なくとも一部に電磁波を遮断する部材3を設けたICカ
ード用ケース。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触ICカード
を保護し収納するカードケースに係り、特に非接触IC
カードを構成するICチップに対する結合手段を介して
ICカードの外部から特定または不特定の電磁波によっ
て、故意または誤作動によるデータの読み出し、書き込
み、書き換え、破壊やICチップ等の回路の破壊を防止
することが可能なICカード用ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、普及しつつあるICカードはマイ
クロコンピューターやメモリを内蔵したマイクロプロセ
ッサ、マイクロコントローラーを内蔵したICチップを
用いて、その高いデータ処理能力やメモリ容量の大きさ
から、データ記憶媒体や情報処理媒体として、ID認
証、金融、交通、輸送、情報セキュリティの各分野で広
く利用されてきている。これまではICカードと外部装
置とは接続端子を介して電源供給と通信を行う接触型が
主に用いられていたが、電磁波を用いた通信方式により
接続端子の代わりに非接触状態で通信を可能とする結合
手段をICカード内に備えた非接触型が普及しつつあ
る。
【0003】この非接触ICカードの通信方式は電磁波
を用いているため、目的外での電磁波の照射による不正
動作や誤作動を生じる可能性があったが、利用分野、場
所が限られていることや、普及していなかったことか
ら、その防護手段の必要性が少なかった。
【0004】ところが、近年、スキー場のリフト券や交
通機関の乗車券や定期券、プリペイドカードなどをはじ
めとして、金銭的な価値情報や個人情報をデータとして
保持するような用途にも非接触ICカードが用いられる
ようになり、非接触ICカードの外部から不特定の電磁
波によって、故意または誤作動によるデータの読み出
し、書き込み、書き換え、破壊やICチップ等の回路の
破壊等が危惧される。
【0005】特に非接触ICカードは上記のトラブルが
生じてもその場では、所有者がカードの不正動作や誤作
動に気がつかない問題があり、これらに対して防護手段
が必要となってきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、外
部からの不特定の電磁波による故意または誤動作による
データの読み出し、書き込み、書き換え、破壊やICチ
ップ等の回路の破壊等を防止するができるICカード用
ケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、請求項1記載の発明
は、データの記録、処理および通信制御を行うICチッ
プと、該ICチップと接続され、空間を伝搬する所定周
波数の交流磁界を介して電源電圧の発生と信号の授受を
行う結合手段を備えて成る非接触ICカードを収納する
ICカード用ケースであって、ケースの少なくとも一部
に電磁波を遮断する部材を設けて成ることを特徴とする
ICカード用ケースである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、非接触IC
カードの結合手段部に相当する箇所のみに、電磁波を遮
断する部材を設けたことを特徴とする請求項1記載のI
Cカード用ケースである。
【0009】また、請求項3記載の発明は、電磁波を遮
断する部材を設けて成る電磁波遮断シート上にカードを
納めるためのカード収納部を有しており、電磁波遮断シ
ートを折り曲げて、収納部を挟み込み収納することが可
能なように、電磁波遮断シートの片側にカード収納部を
設けて成ることを特徴とする請求項1記載のICカード
用ケースである。本発明は図3のように片側にカード収
納部(5)を有しており、収納部のない側の電磁波遮断
シートを折り曲げ、カード収納部を挟み込むことにより
電磁波を遮断することができる。また、使用するとき
は、折り曲げた電磁波遮断シートを広げることにより、
電磁波を遮断する効果がなくなるため、そのまま使用す
ることが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面を用いて詳
細に説明する。図1は本発明のICカード用ケース(1
a)の正面図であり、図2は図1のx−x線における本
発明のカード用ケース(1a)の断面図である。図3は
本発明の実施例2のICカード用ケース(1b)の正面
図であり、図4は図3のICカード用ケースをy−y線
で折り曲げた時のx−x線における断面図である。
【0011】まず、本発明のICカード用ケースはケー
ス基材(2)に電磁波シールド材(3)を積層した材料
が用いられ、この積層物を図1のようにケース状に加工
する。
【0012】ケース基材(2)としては,例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、塩化ビニル等の熱可塑性樹脂
や紙、皮、合成皮革等の公知のケースとなりうる剛性を
有した材料を用いることが可能である。ケース基材
(2)として透明性のある材料を用いれば、収納したカ
ードか見やすく、カードの有無の確認が容易となる。
【0013】一方、電磁波シールド材(3)は、導電性
の金属、例えばAl、Fe、Ni、Co、Zn、Cu、
Ag、Auなどから成る箔状、薄板、網状のシートやこ
れらの金属を多層化した複合シート、が挙げられ、カー
ドケース基材(2)に貼り合わせて積層される。また、
電磁波シールド材(3)としては金属粉や導電性繊維
を、例えばウレタン系、アクリル系、ニトロセルロース
系、ゴム系、塩化ビニル系などの樹脂に混入させたコー
ティング剤が挙げられ、各種コーティング法、印刷法に
よりケース基材(2)に全面あるいは一部に積層するこ
とも可能である。その他の方法として、蒸着法やスパッ
タリング等の公知の薄膜形成技術を用いてケース基材
(2)に前述の電磁波シールド材となる導電性金属を全
面あるいは一部に設けることも可能である。
【0014】いずれの場合にもケースに収められる非接
触ICカードの結合手段、例えばアンテナ部またはコイ
ル部に相当する箇所のみを覆うように部分的に設けても
よい。
【0015】以上のようにして得られた電磁波シールド
材(3)を有したケース基材(2)をヒ−トシール法な
どの熱融着や熱接着ににより ケース基材(2、
2’)を貼り合わせICカード用ケースとする。その
際、貼り合わせ部分に各種融着剤や接着剤をもちいて接
着させることも可能である。
【0016】また、図3、図4に示したICカード用ケ
ースのように二つ折りできる構成をとっても良い。その
場合、電磁波シールド材(3)を全面あるいは一部に有
した電磁波遮断シート(4)の片側に電磁波シールド材
を有していないケース基材にてカード収納部(5)を形
成する。
【0017】これにより、y−y線にて電磁波遮断シー
トを折り曲げケースが折り畳まれているときは電磁波を
遮蔽し、ケースを開くと、電磁波を遮蔽しなくなる。し
たがってICカード使用する際にケースを開くだけで、
使用可能となる。
【0018】本発明のICカード用ケースを具体的に実
施例を挙げて説明する。
【0019】
【実施例】〔実施例1]ケース基材(2)としては層厚
20μmの透明な横延伸ポリプロピレンフィルムにヒー
トシール用の厚さ30μmのポリエチレンフィルムをラ
ミネート法により貼り合わせた物を用いた。このケース
基材に所定の部分(非接触ICカードの結合手段、例え
ばアンテナ部またはコイル部が相当する部分)に厚さ7
μmのAl箔を積層し、カード基材のヒ−トシール材が
対向するように重ね合わせカードの入り口となる一方を
残した三方をシールすることによりICカード用ケース
を作成した。
【0020】〔実施例2〕電磁波遮断シートとして層厚
20μmの透明な横延仲ポリプロピレンフィルムにヒ一
トシール用の厚さ30μmのポリエチレンフィルムをラ
ミネート法により貼り合わせたケース基材(2)上の所
定の部分に、電磁波シールド材(3)である厚さ7μm
のAl箔を積層したシートを用いた。このシート上の片
側に電磁波シールド材を積層していないカード大のカー
ド基材を重ね合わせ貼り合わせてカード収納部(5)を
形成し図3のICカード用ケースを作成した。
【0021】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、I
Cカード用ケースは電磁波シールド材を非接触ICカー
ドの結合手段に相当する箇所に設けることにより、IC
チップの結合手段を介した外部からの電磁波による故意
または誤動作によるデータの読み出し、書き込み、書き
換え、破壊やICチップ等の回路の破壊を防止すること
ができる。更に、電磁波遮断材料が導電性を有している
ので静電気による障害も併せて防止できる。また、請求
項3の発明によればICカード用ケースを開くだけでI
Cカードを動作させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカード用ケースの正面図である。
【図2】図1におけるx−x線部の断面図である。
【図3】請求項3のICカード用ケースの正面図であ
る。
【図4】図3におけるx−x線部の断面図である。
【符号の説明】
1a…ICカード用ケース 1b…ICカード用ケース 2…ケース基材 3…電磁波シールド材 4…電磁波遮断シート 5…カード収納部 10…ICカード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データの記録、処理および通信制御を行う
    ICチップと、該ICチップと接続され、空間を伝搬す
    る所定周波数の交流磁界を介して電源電圧の発生と信号
    の授受を行う結合手段を備えて成る非接触ICカードを
    収納するICカード用ケースであって、 ケースの少なくとも一部に電磁波を遮断する部材を設け
    て成ることを特徴とするICカード用ケース。
  2. 【請求項2】非接触ICカードの結合手段部に相当する
    箇所のみに、電磁波を遮断する部材を設けたことを特徴
    とする請求項1記載のICカード用ケース。
  3. 【請求項3】電磁波を遮断する部材を設けて成る電磁波
    遮断シート上にカードを納めるためのカード収納部を有
    しており、電磁波遮断シートを折り曲げて、収納部を挟
    み込み収納することが可能なように、電磁波遮断シート
    の片側にカード収納部を設けて成ることを特徴とする請
    求項1記載のICカード用ケース。
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