JP3121259U - 非接触型icカードに対しての不正アクセスを防止する機能を有したシート。 - Google Patents

非接触型icカードに対しての不正アクセスを防止する機能を有したシート。 Download PDF

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Abstract

【課題】非接触型ICカードを構成するICチップに記録されているデータを外部から無断で読み出しや改竄等が行われることを防止する。
【解決手段】電磁波を遮断する部材、若しくは、電磁波を遮断する部材と他の合成樹脂等と組み合わせた部材で、財布等のカードケースまたは札入れ部に容易に搭載することができる事を目的とした大きさのシートを作成する。このシートを財布のカードホルダー部や財布の札入れ部に搭載することによって、非接触ICカードで用いる電磁波を遮断する事が可能となり、非接触ICカードに書き込まれた情報への不正アクセスを防止する事ができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、非接触型ICカードを保護し収納するICカード用シートに関するものであり、より具体的には、非接触型ICカードを構成するICチップに記録されているデータを外部から無断で読み出しや改竄等が行われることの防止を目的としたICカード用シートに関するものである。
非接触でデータを読み取り可能な非接触型のICカードは、その利便性から入退室などの管理や、キャッシュカードやクレジットカード、電子マネーや乗車券等として使用されている。
この非接触型のICカードには、ICチップやそのICチップに記録されているデータを送受信する送受信用アンテナが搭載されており、データの読み書き用装置側から照射される誘導電磁波をICカードの送受信用のアンテナとしてのアンテナコイルによって受信し、アンテナコイルで生じた誘導起電力をICチップの駆動電力とし、非接触型ICカードに搭載されているICチップに記録されたデータを送信することにより外部の読み書き用装置からICカード内のデータがわかるようになっている。
ところで、非接触型ICカードを初め通常のキャッシュカード、クレジットカード等は、一般に財布のカード収納部に収納して持ち歩くことが多く、他のICカードも同様であるが、この非接触型ICカードに搭載されるICチップには、個人情報等のデータが蓄積されていることがほとんどである。そして、この非接触型ICカードは、データの読み書き用装置を接触させなくても、ICチップのデータの読み取りや書き込みができ、ICカードとデータの読み書き用装置との距離が数mm〜1m程度であってもICチップに記録されているデータの読み取りや書き込みが可能であるため、スキミング等によるセキュリティー上の様々な問題が生じている。
そこで、この問題に対応するために種々の提案がなされている。例えば、特許文献1には、非接触型のICカードを収納するための収納ケースが開示されている。この収納ケースは袋状のプラスチックフィルムからなり、ケースの少なくとも一部、特にアンテナ部分に相当するところが電磁波を遮断する部材で構成されているものである。
また、例えば特許文献2には、非接触型ICカードや電子機器を収納するだけで、それらに記録されている個人情報等のデータの電磁波による漏洩や改竄を防止することが可能な収納ケースが開示されている。
具体的には、非接触でデータを読み取り可能な非接触型のICカードや電子機器を収納するための収納ケースであって、非接触型のICカードや電子機器を収納したときに当該非接触型のICカードや電子機器を覆って電磁波を遮蔽する電磁波シールド手段を備えるものである。
これによると、収納ケースに非接触型のICカードや電子機器を収納すると、この収納された非接触型のICカードや電子機器は電磁波シールドで覆われた状態となるため、これらに記録されているデータの電磁波による読み取りや書き込みが不可能となり、その結果、前記非接触型ICカードや電子機器に記録されている個人情報等のデータの電磁波による漏洩や改竄を防止することができるとされている。
また、例えば考案文献1では、非接触ICカードを電磁波遮断用の金属でラミネートしたプラスチックシート部材で作成したカバーで挟み込んで収納する使用方法であり、この収納された非接触型のICカードや電子機器は電磁波シールドで覆われた状態となるため、これらに記録されているデータの電磁波による読み取りや書き込みが不可能となり、その結果、前記非接触型ICカードや電子機器に記録されている個人情報等のデータの電磁波による漏洩や改竄を防止することができるとされている。
特開2000−030014 特開2004−188215
考案文献1
実用新案登録第3111033号
しかしながら、以上の技術によれば、上述した非接触ICカードカバーは、カバーから非接触ICカードを取り出さないと非接触ICカードを利用したサービスを使用できない欠点が残る他、使用した後には非接触ICカードを再びICカードカバーに収納し、さらに財布などのカードホルダー部に収納するという二重の手間が発生してしまう。
そこで、この考案は、「電磁波を遮断することができないカードケース(財布等)」に収納し、「電磁波を遮断することができないカードケース(財布等)」に電磁波を遮断する機能を付与することができる電磁波遮断シートを提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、第一考案は、電磁波遮断効果のある部材(金属等)を全体、若しくは少なくとも一部に用いており、非接触ICカード程度の大きさ、或いは、日本銀行で発行される「壱万円札」程度の大きさを持つシートであることを特徴としている。
使用方法としては非接触ICカードと近接してカードホルダー部に収納する、若しくは、財布等の札入れ部に収納する事である。それによって、従来の使用方法である、非接触ICカードを使用した後には再びICカードカバーに収納し、さらに財布などのカードホルダー部に収納するというような二重の手間を解消しようとするものである。
また、第二考案では、片面からの非接触ICカードへの電磁波を遮断し、もう一方の面からの電磁波は非接触ICカードに到達させる事ができる事を目的として、電磁波遮断効果のある部材(金属等)と磁束収束効果のある高透磁率の軟磁性体を全体、若しくは少なくとも一部に用いており、非接触ICカード程度の大きさ、或いは、日本銀行で発行される「壱万円札」程度の大きさを持つシートであることを特徴とする。
また、第三考案では、第二考案、第一考案で得られるシートを非接触ICカードや財布等のカードホルダー部に接着できるように、粘着性を持った層を少なくとも一部に用いることを特徴とする。
また、第四考案では、第二考案の構造(電磁波遮断効果のある素材(金属等)と磁束収束効果のある高透磁率の軟磁性体を全体、若しくは少なくとも一部に用いる構造)を用いて作成した、片面からの非接触ICカードへの電磁波を遮断し、もう一方の面からの電磁波は非接触ICカードに到達させる事ができる非接触ICカードであることを特徴とする。
本考案によれば、非接触ICカードと同程度の大きさに成型したシートは、非接触ICカードと近接して財布等のカードホルダー部に収納することによって、片面からの非接触ICへのアクセスは金属等の電波遮断効果によって防ぐことが可能となり、もう一面からの非接触ICへのアクセスは金属表面に発生する渦電流による反作用磁束の発生で、電磁波が非接触ICのアンテナに到達せず、非接触ICに対して不正に情報を抜き取る、または書き換える事を防止する事が可能である。
また、本考案によれば、壱万円札程度の大きさに成型したシートは、財布等の札入れ部に収納することによって、図5に示すように、財布全体に金属による電波遮断効果を付与し、非接触ICに対して不正に情報を抜き取る、または書き換える事を防止する事が可能である。
また、電磁波遮断効果のある金属シート及び、磁束収束効果のある高透磁率の軟磁性体を重ね合わせて成型した本考案によるシートを用いた場合、図2に示すように非接触型ICカードに対して外部からのデータの読み出しや書き込みを行うことが可能な方向を限定することができる。
また、図5で示すように、電磁波遮断効果のある金属と磁束収束効果のある高透磁率の軟磁性体及び、アンテナ部・非接触ICを使用して成型した非接触ICカードは、外部からのデータの読み出しや書き込みを行うことが可能な方向を限定することができる。
この考案の一実施形態を、図1、図2、図3、図4に示す。
図1の▲1▼で示すように合成樹脂のシートを用いて、電磁波遮断効果のある金属シート及び、磁束収束効果のある高透磁率の軟磁性体のシートを挟み込む。図1の▲2▼で示すように作成したシートを非接触ICカード程度の大きさ、または、日本銀行で発行される「壱万円札」程度の大きさに成型する。
これを図3、図4で示すように、図1の▲1▼、▲2▼で作成された本考案のシートを財布等のカード収納部、または、札入れ部に搭載し、非接触ICカードへの不正アクセスを防止する。また、図2では、本考案の電磁気学的動作を図示している。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、図1では、財布やカードケース類に搭載可能な大きさであって、非接触ICカードへの電磁波を遮断する機能を備えたシート、及び、一方向からの非接触ICカードへの電磁波を遮断し、もう一方向からの電磁波は非接触ICカードに到達させる機能を備えたシートを作成する事ができ、財布等のカード収納部、または、札入れ部に搭載し、非接触ICカードへの不正アクセスを防止する事が可能となる。
「他の実施形態」
図1の実施形態では、アルミニウムシート及び高透磁率の軟磁性体を保護するシートに合成樹脂を用いているが、「紙・皮、合皮、合成繊維または天然繊維・天然樹脂」を用いる形態をとったものでも良い。
また、図1の実施形態では、粘着性を持った部材を用いた層を備えていないが、備える形態をとったものでも良い。
また、図1の実施形態ではアルミニウムシートの層と高透磁率の軟磁性体のシート層を1対1の比率で積層する形態をとっているが、0対1、1対0、1対2、2対1等の1対1の比率以外で積層する形態をとっても良い。
また、図1の実施形態ではアルミニウム及び高透磁率の軟磁性体を保護するシートを両面に取り付けているが、他の実施形態では片面のみに用いる、若しくは全く用いない形態をとったものでも良い。
また、図1の実施形態では電磁波を遮断する素材はアルミニウムを用いているが、他の実施形態では元素周期表で示される金属元素を用いた物、非金属元素を用いたもの、若しくは他の金属元素、非金属元素との化合物を使用したものでも良い。例としては、銅やカーボンなど電磁波遮断機能が高いものがあげられる。
また、図1の実施形態ではアルミニウムをシート状にした物を用いているが、他の実施形態では、(板状・棒状・粒状・メッシュ状・繊維状・またはそれらを織り込んだ生地・布地・合成樹脂・天然樹脂の使用、またはそれらのシートへの蒸着、積層等)の形態をとったものでも良い。
また、図1の実施形態では高透磁率の軟磁性体を用いたシートを使用しているが、他の実施形態では図6のように高透磁率の軟磁性体を用いない形態をとったものでも良い。
また、図1の実施形態では、シートの大きさを非接触ICカード等の大きさ、または日本銀行で発行する壱万円札の大きさとしているが、他の実施形態では、搭載する事を目的とする財布やカードケース類に合わせて大きさを変えた形態をとったものでも良い。
また、図1では、電波遮断が可能なシートを作成しているが、図5に示すように、電磁波遮断効果のある金属と磁束収束効果のある高透磁率の軟磁性体及び、アンテナ部・非接触ICチップを使用して非接触ICカードを作成した形態をとったものでも良い。
また、図3、図4の実施形態では、財布を例に挙げているが、他に定期入れ、名刺入れ、携帯電話ケース、PDAなど情報端末を入れるケース等の形態をとったものでも良い。
この考案の一実施形態を示しており、▲1▼は断面図、▲2▼は平面図である。 この考案で作成したシートの効果を表す断面図である。 この考案の一実施形態を示す斜視図である。 この考案の一実施形態を示す斜視図である。 この考案の一実施形態を示す断面図である。 この考案の一実施形態を示す断面図である。
符号の説明
A アルミニウムのシート。
B 高透磁率の軟磁性体を用いたシート。
C A・Bを保護する目的で両面に取り付ける合成樹脂のシート。
D A・Cのみを重ね合わせて成型したシート。
E A・B・Cを重ね合わせて成型したシート。
E′ A・B・C・Jを重ね合わせて成型したシート。
F 財布等のカードケースに容易に搭載することができる事を目的とし、D若しくはEのシートを非接触ICカード等で使用されている[8.5cm×5.5cm]程度の大きさに切り取ることによって成型された本考案によるシート。
F′ E′を用いて成型した非接触ICカード。
G 財布等の札入れ部に容易に搭載することができ事を目的とし、D若しくはEのシートを日本銀行で発行される「壱万円札[7.7cm×16.5cm]」程度の大きさに切り取る事によって成型された本考案によるシート。
H 非接触ICカード。
I 財布。
J 非接触ICチップ及びアンテナ。

Claims (4)

  1. 財布等の札入れ部分・カードホルダー部、またはカードケース類に入れることが可能である大きさ(クレジットカード程度、若しくは1万円札などの紙幣程度)であることを特徴とし、非接触ICに対して不正に情報を抜き取る、または書き換える事を防止するために、電磁波を遮断する事が可能な部材(金属類)を、全部若しくは少なくとも一部に用いることを特徴とするシート。
  2. 情報を乗せた非接触ICの磁束を打ち消すように金属面から発生する、渦電流による反作用磁束の効果を低減させることが可能な高透磁率の軟磁性体を全部若しくは少なくとも一部に用いることを特徴とする請求項1に記載のシート。
  3. 非接触ICを搭載したカードまたは、カードケース類に接着できるように粘着性を持った層を少なくとも一部に用いることを特徴とする請求項2記載のシート。
  4. 請求項2で示したシートと重ね合わせて成型した、非接触ICへのアクセスを片面からのみ許可し、もう一面からの非接触ICへのアクセスを拒否する事が可能な非接触ICカード。
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