JP4300600B2 - ハイブリッド車の電池充電状態制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンにより駆動される発電機と、車両を駆動するモータを有し、電池の充電状態(以下SOCという)を目標SOCに一致させるように発電機の発電量を制御するハイブリッド車の充電状態制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、エンジン駆動の発電機と車両を駆動するモータを搭載するハイブリッド車が知られている。このハイブリッド車では、発電機によって得られた電力により電池を充電をすると共に、電池からの放電電力によってモータを駆動して走行する。なお、通常の場合、エンジンの駆動力も直接車輪に伝達できるようになっている。また、エンジンブレーキ相当の制動に回生制動を用い、回生制動によってモータから発生する電力も電池の充電に利用している。
【0003】
このようなハイブリッド車においては、電池のSOCを所定の範囲に収まるように、発電機の発電を制御する。すなわち、電池のSOCが0%になると走行不能になってしまい、また100%になると回生制動により発生した電力を電池が受け入れられなくなる。このため、適当な目標SOC(例えば、50%)を設定し、電池SOCがこの目標SOCになるように、発電機による発電を制御している。このような制御によって、電池SOCは、常に50%を中心とした所定の範囲(例えば、20%〜80%の範囲)に収めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、エンジンは、始動後にある程度の暖機運転が必要である。特に、外気温が低い場合には、暖機運転の時間が長くなる。また、電池もその温度が低いと能力が小さくなるため、暖機を必要とする。
【0005】
ここで、上述のような制御により、電池のSOCは、通常目標SOCに近い値にある。この場合には、発電機は運転されないか、運転されても発電量は非常に少なく制御される。従って、エンジンに対する負荷が小さく暖機に長い時間がかかるという問題があった。また、電池についても充電が行われないと暖機に長い時間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、エンジンや電池の暖機を促進することができるハイブリッド車の電池充電状態制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、エンジンにより駆動される発電機と、車両を駆動するモータを有し、電池の充電状態を目標充電状態に一致させるように前記発電機の発電量を制御するハイブリッド車の充電状態制御装置において、エンジンの冷却水の水温を検出する冷却水温度センサと、この冷却水温度センサにより検出したエンジンの冷却水の水温が当該水温の暖機終了温度より低いときには、目標充電状態を水温が低いほど大きくなる、通常時の目標充電状態より高い値に設定し、エンジンの冷却水の水温が当該水温の暖機終了温度に達した場合または目標充電状態に達した場合には、目標充電状態を通常時の目標充電状態に戻すことを特徴とする。このように、本発明では、エンジン冷却水温が低いときに、目標SOCが上昇する。このため、充電要求が発せられやすくなり、発電機による発電が行われる。そこで、エンジンに対する負荷が大きくなり、エンジンの暖機を促進することができる。
【0008】
また、本発明は、エンジンにより駆動される発電機と、車両を駆動するモータを有し、電池の充電状態を目標充電状態に一致させるように前記発電機の発電量を制御するハイブリッド車の充電状態制御装置において、電池の温度を検出する電池温度センサと、この電池温度センサにより検出した電池温度が当該電池温度の暖機終了温度より低いときには、目標充電状態を電池温度が低いほど大きくなる、通常時の目標充電状態より高い値に設定し、電池温度が当該電池温度の暖機終了温度に達した場合または目標充電状態に達した場合には、目標充電状態を通常時の目標充電状態に戻すことを特徴とする。これによって、電池温度が低い場合に、目標SOCを上昇することで電池への充電が行われ、電池の暖機を促進することができる。
【0009】
また、前記エンジンの要求出力を目標充電状態と現在の電池の充電状態の差に応じて、差が大きいほど大きく設定することが好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0011】
「全体構成」
図1には、本発明の電池充電状態制御装置が搭載されたハイブリッド車のパワープラントの概略図が示されている。エンジン10の出力軸12には、ねじれダンパ14を介して遊星ギア機構16のプラネタリギア18を支持するプラネタリキャリア20が接続されている。遊星ギア機構16のサンギア22とリングギア24は、それぞれ第1モータジェネレータ26と第2モータジェネレータ28のロータ30,32に接続されている。第1および第2モータジェネレータ26,28は、三相交流発電機または三相交流電動機として機能する。リングギア24には、さらに動力取り出しギア34が接続されている。動力取り出しギア34は、チェーン36、ギア列38を介してディファレンシャルギア40と接続されている。ディファレンシャルギア40の出力側には、先端に図示しない駆動輪が結合されたドライブシャフト42が接続されている。以上の構造によって、エンジン10または第1および第2のモータジェネレータ26,28の出力が駆動輪に伝達され、車両を駆動する。
【0012】
エンジン10は、アクセルペダル44の操作量や、冷却水温、吸気管負圧などの環境条件、さらに第1および第2モータジェネレータ26,28の運転状態に基づきエンジンECU46によりその出力、回転数などが制御される。また、第1および第2モータジェネレータ26,28は、制御装置48により制御が行われる。制御装置48は、二つのモータジェネレータ26,28に電力を供給し、またこれらからの電力を受け入れる電池(二次電池)50を含んでいる。電池50と第1および第2モータジェネレータ26,28との電力のやりとりは、それぞれ第1および第2インバータ52,54を介して行われる。二つのインバータ52,54の制御は、制御CPU56が行い、この制御は、エンジンECU46からのエンジン10の運転状態の情報、アクセルペダル44の操作量、ブレーキペダル58の操作量、シフトレバー60で定められるシフトレンジ、電池の蓄電状態、さらに遊星ギア機構16のサンギアの回転角θs、プラネタリキャリアの回転角θc、リングギアの回転角θrなどに基づき、行われる。また、前記遊星ギア機構16の三要素の回転角は、それぞれプラネタリキャリアレゾルバ62、サンギアレゾルバ64およびリングギアレゾルバ66により検出される。電池に蓄えられた電力、すなわちSOCはSOCメータ68により算出される。制御CPU56は、前述の諸条件や第1および第2モータジェネレータ26,28のu相、v相の電流Iu1,Iv1,Iu2,Iv2さらには電池または他方のインバータから供給される、または供給する電流L1,L2などに基づき第1および第2インバータ52,54のトランジスタTr1〜Tr6,Tr11〜Tr16を制御する。
【0013】
遊星ギア機構16の、サンギアの回転数Ns、プラネタリキャリアの回転数Ncおよびリングギアの回転数Nrは、サンギアとリングギアのギア比ρとすれば、
【数1】
Ns=Nr−(Nr−Nc)(1+ρ)/ρ ・・・(1)
で示される関係がある。すなわち、三つの回転数Ns,Nc,Nrのうちの二つが定まれば、もう一つの回転数が決定する。リングギアの回転数Nrは、車両の速度で決定するので、プラネタリキャリアの回転数Ncすなわちエンジン回転数と、サンギアの回転数Nsすなわち第1モータジェネレータ回転数の一方の回転数が決定されれば、他方が決定される。そして、第1および第2モータジェネレータ26,28の界磁電流をその時の回転数に応じて制御して、これらのモータジェネレータを発電機として作用させるか、電動機として作用させるかを決定する。二つのモータジェネレータ26,28が、全体として電力を消費している場合は電池50から電力が持ち出され、全体として発電している場合は電池50に充電が行われる。たとえば、電池50のSOCが少なくなっていることがSOCメータ68により検出された場合、エンジン10の発生するトルクの一部により二つのモータジェネレータ26,28の一方または双方により発電を行い、電池50への充電を行う。また、電池50のSOCが多くなった場合、エンジン10の出力を抑え気味にして、第2モータジェネレータ28を電動機として作用させ、これの発生するトルクを車両走行用に用いるように制御する。また、制動時においては、二つのモータジェネレータ26,28の一方または双方を発電機として動作させ、発生した電力を電池50に充電する。
【0014】
自動車の制動は、いつ行われるか予測することは困難であるから、電池50は、回生制動によって発生した電力を十分受け入れられるような状態にあることが望ましい。一方、エンジン10の出力だけでは、運転者の所望する加速を得られない場合、第2モータジェネレータ28を電動機として動作させるために、電池50はある程度SOCを確保していなければならない。この条件を満たすために、電池50のSOCは、電池容量、すなわち電池が蓄えられる最大の電力の半分程度となるように制御される。本実施形態の場合は、SOCが約50%となるように制御が行われる。
【0015】
「要部構成」
そして、本実施形態の装置では、エンジン10の冷却水温を検出する温度センサ70と、電池温度を検出する温度センサ72を有している。これら温度センサ70、72は、どのような形式のものでもよいが、検出結果を電気信号として出力するものが好ましい。これら温度センサ70、72の出力は、制御CPU56に供給され、この制御CPU56が温度センサ70、72の検出したエンジン冷却水温または電池温度に基づき、モータジェネレータ26、28による発電量およびエンジン10の出力を制御する。すなわち、車両の始動時などにおけるエンジン10および電池50の暖機を効果的に行うための制御を実行する。
【0016】
エンジン暖機の際の動作を図2のフローチャートに基づいて説明する。まず、目標SOCの基準値であるKSOCTを目標SOCであるSOCTに代入する(S101)。KSOCTは、電池50のSOCについての一般的な制御目標値であり、例えば50%である。次に、エンジン暖機完了フラグSXOCRがオフか否かを判定する(S102)。このエンジン暖機完了フラグは、イグニッションスイッチがオンされたシステムの立ち上げ時には自動的にオフに設定されている。従って、処理の最初には必ずオフされている。このS102の判定において、暖機完了フラグSXOCRがオンであれば、暖機は終了しており、処理を終了する。S102において、暖機完了フラグSXOCRがオフであれば、エンジン暖機中と判断し、エンジン水温THWによる目標SOCに対する加算値KSOCをマップ(ksco_map)より求める(S103)。このマップ(ksoc_map)の一例を図3に示す。このように、エンジン水温THWが低いほど加算値KSOCは大きくなる。例えば、加算値KSOCは、エンジン水温THWが0℃以下場合に10%、70℃で0%のように設定される。図3においては、グラフで示したが、実際には、この関係を示すマップがROMに記憶されており、マップから読み出した値を補間して、検出したエンジン温度THWに対する加算値KSOCを求める。そして、加算値KSOCをSOCメータ68で検出した現在のSOCに加算し、暖機用の目標SOCであるSOCRに代入する(S103)。ここで、このSOCRには上限SOCMXを定めておき、SOCRがSOCMXを超えないようにしている。このSOCMXは、例えば75%である。これによって、暖機運転終了時において電池50のSOCが高くなりすぎ、回生制動が行えなくなるような事態の発生を避けることができる。
【0017】
次に、暖機用の目標SOCであるSOCRが、S101において基準となるKSOCTが代入されている目標SOCであるSOCTより大きいかを判定する(S104)。この判定において、YESであれば、SOCRの方が現在設定されているSOCTより大きい。そこで、SOCTにSOCRを代入する(S105)。例えば、現在のSOCが50%であり、加算値KSOCが5%であれば、SOCTが50%に代えて、55%に設定される。S104において、NOであれば、SOCTを下げる必要はないため、S104を実行しないで、SOCTは変更しない。例えば、50%のままとする。
【0018】
そして、現状のSOCが暖機用の目標SOCであるSOCR以上になったかまたはエンジン水温THWが所定の暖機終了時の水温であるKTHW(例えば70℃)に至ったかを判定する(S106)。この判定で、NOであれば、まだ暖機運転を継続すべきであり、S101からの処理を繰り返す。一方、S106の判定でYESであれば、暖機のための処理は終了であり、暖機完了フラグXSOCRをオンして(S107)、処理を終了する。なお、この暖機完了フラグXSOCRがオンされた状態では、S101において、目標SOCであるSOCTには規定値であるKSOCTがセットされるため、暖機終了後は通常の目標SOCであるKSOCTを利用して発電量が制御され、またこれに見合ったエンジン10の駆動制御が行われる。
【0019】
このように、本実施形態では、現在のSOCに対し、エンジン冷却水温度に基づいた加算値を加算して、目標SOCを決定する。従って、目標SOCが現在のSOCに比べ高い値になる。そこで、モータジェネレータ26、28が発電機として動作する。そこで、エンジン10に対する負荷が大きくなり、エンジン10の出力パワーが大きくなり、発生熱量も増加するため、暖機を早めることができる。
【0020】
また、図2のフローチャートでは、温度センサ70からのエンジン冷却水温度をパラメータとして、目標SOCを決定した。しかし、温度センサ72からの電池50の温度に基づいて、同様の制御を行うこともできる。フローチャートは図2のもので全く同一になる。すなわち、S103において、電池温度に対応するKSOCをマップから求めればよい。このマップも、図3のマップと基本的に同一でよく、電池温度を横軸にとればよい。
【0021】
そして、目標SOCを高くすることによって、モータジェネレータ26、28により充電要求は発生し、これに応じた発電が行われ、電池50に対する充電が行われる。このため、充電による熱発生に基づいて、電池50の暖機が促進される。
【0022】
図4は、他の実施形態の動作を示すフローチャートである。この実施形態では、S102とS103の間に、S201が挿入されている。このS201では、イグニッションスイッチがオフからオンに変わったかを判定する。すなわち、イグニッションスイッチがオンされてエンジンが始動される際の最初の処理か否かが判定される。そして、このS201の判定において、YESの場合にはS103に進むが、NOの場合には、S103を通らずにS104に移る。
【0023】
このような処理により、イグニッションスイッチをオンしたエンジン始動時の1回だけ、暖機用の目標SOCであるSOCRの算出が行われ、この値はその後変更されない。このようにして、エンジン始動時において、エンジン冷却水温に応じて目標SOCを高めに設定することができ、エンジン10の負荷を大きくして、エンジン10の暖機を早めることができる。更に、この図4のフローチャートによる処理も電池50の暖機に適用することができる。
【0024】
次に、目標SOCの設定値であるSOCTが決定された場合のエンジンの駆動制御について、説明する。
【0025】
まず、エンジン要求出力の算出について、図5に基づいて説明する。まず、運転者による車両駆動出力についての指令であるアクセル開度ACCと、そのときの車速SPDとに応じて、車両の要求駆動力SPVを求める(S401)。制御CPU56が、要求駆動力SPVの値について、アクセル開度ACCと車速SPDによる2次元マップとして記憶しており、このマップから補間によって要求駆動力SPVを求める。
【0026】
次に、目標SOCであるSOCTと、現在のSOCの差であるDSOCを求め、求められたDSOCより電池50の充電要求値SPCHGを算出する(S402)。なお、DSOCとSPCHGの関係は、予めマップとして記憶しており、算出されたDSOCに基づいて、補間によってSPCHGを求める。DSOCと、SPCHGの関係は、例えば図6に示すとおりであり、DSOC>0の時には、SPCHGとして充電側の正の値が設定される。一方、DSOC<0の場合には、SPCHGとして放電側の負の値が設定される。
【0027】
そして、車両の要求駆動力SPVと充電要求量SPCHGを加算することでエンジン10への要求出力値SPEを算出する(S403)。このSPEは、0以上の下限ガードした値とする。このようにして、電池50の充電要求量を考慮したエンジン10への要求出力値SPEが算出される。
【0028】
次に、エンジン10のスロットル制御について、図7に基づいて説明する。まず、上述のようにして求めたエンジンへの要求出力値SPEと、現在のエンジン10の回転数NEからエンジンが出すべき目標トルクTETAGを算出する(S601)。すなわち、要求出力値SPEをエンジン回転数で除算し、これに換算係数であるKTEを乗算してTETAGとする。次に、目標トルクTETAGとエンジン10の回転数NEから目標スロットル開度TATAGを算出する(S602)。これもTETAGと値による2次元マップに基づき補間により求める。そして、得られたTATAGによりエンジン10のスロットル開度を調節し、エンジン10の駆動が制御される(S603)。また、モータジェネレータ26、28による発電量は、充電要求量SPCHGに応じた値に制御され、これによって電池50への充電が行われる。なお、エンジン10の制御は、制御CPU56からの指令に基づき、エンジンECU46が行い、モータジェネレータ26、28の発電量制御は、制御CPU56が第1および第2のインバータ52、54を制御して行う。
【0029】
また、停車中はSPV=0であり、SPCHGのみでSPEが決定され、これに応じたエンジン10のスロットル制御が行われ、SPCHGに対応した発電が行われ、これが電池50に充電される。このように、エンジン10を負荷運転とすることによって、エンジン10の暖機を効果的に行うことができる。また、上述のように、エンジン冷却水温度が低いほど目標SOCを高く設定でき、SPEが大きくなるため、それだけエンジン負荷も大きくなり暖機性が向上する。
【0030】
一方、本実施形態のように、目標SOCを上昇しないと、通常はSOCが50%程度であり、DSOCは0であり、その結果SPE=0になり、エンジン10は無負荷運転状態になり、効果的な暖機が行えない。
【0031】
また、このような発電制御により、電池50に対しても、積極的な充電が行え、電池の暖機性を向上することができる。
【0032】
更に、S103において、エンジン冷却水温によるKSOCと、電池温度によるKSOCを同時に求め、その中の大きい方を採用することで、エンジンおよび電池の暖機を同一のフローチャートで制御することも好適である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、エンジン冷却水温が低いときや、電池温度が低いときに、発電を行うことができる。これによって、エンジンの負荷を大きくしてエンジンの暖機を効率的に行え、また電池への充電により電池の暖機を促進することができる。特に、エンジン始動時において、暖機を効果的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハイブリッド車のパワープラントの全体構成を示す図である。
【図2】 目標SOCの算出を示すフローチャートである。
【図3】 エンジン冷却水温THWとSOCへの加算値KSOCの関係を示す図である。
【図4】 目標SOCの算出の他の例を示すフローチャートである。
【図5】 エンジン要求出力の算出を示すフローチャートである。
【図6】 現在と目標のSOCの差DSOCと充電要求値SPCHGの関係を示す図である。
【図7】 エンジンのスロットル制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 エンジン、26,28 モータジェネレータ、56 制御CPU、70,72 温度センサ。

Claims (3)

  1. エンジンにより駆動される発電機と、車両を駆動するモータを有し、電池の充電状態を目標充電状態に一致させるように前記発電機の発電量を制御するハイブリッド車の充電状態制御装置において、
    エンジンの冷却水の水温を検出する冷却水温度センサと、
    この冷却水温度センサにより検出したエンジンの冷却水の水温が当該水温の暖機終了温度より低いときには、目標充電状態を水温が低いほど大きくなる、通常時の目標充電状態より高い値に設定し、
    エンジンの冷却水の水温が当該水温の暖機終了温度に達した場合または目標充電状態に達した場合には、目標充電状態を通常時の目標充電状態に戻すことを特徴とするハイブリッド車の電池充電状態制御装置。
  2. エンジンにより駆動される発電機と、車両を駆動するモータを有し、電池の充電状態を目標充電状態に一致させるように前記発電機の発電量を制御するハイブリッド車の充電状態制御装置において、
    電池の温度を検出する電池温度センサと、
    この電池温度センサにより検出した電池温度が当該電池温度の暖機終了温度より低いときには、目標充電状態を電池温度が低いほど大きくなる、通常時の目標充電状態より高い値に設定し、
    電池温度が当該電池温度の暖機終了温度に達した場合または目標充電状態に達した場合には、目標充電状態を通常時の目標充電状態に戻すことを特徴とするハイブリッド車の電池充電状態制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の装置において、
    前記エンジンの要求出力を目標充電状態と現在の電池の充電状態の差に応じて、差が大きいほど大きく設定することを特徴とするハイブリッド車の電池充電状態制御装置。
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