JP2006304389A - 車両およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータの回転数Nm2を直接的に検出することができないときでも走行する。
【解決手段】 遊星歯車機構にエンジンと発電機と駆動輪に連結された駆動軸とを接続すると共に駆動軸にモータを接続した自動車において、モータの回転数を検出する電動機回転数センサが正常でなくエンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサと発電機の回転数を検出する発電機回転数センサとのうちの一方が正常でないときには(S210,S240,S250)、車速Vと進行方向α(前進または後進)とに基づいてモータの回転数Nm2を設定する(S270,S280)。これにより、モータの回転数Nm2を直接的に検出することができないときでもモータを制御できる。この結果、エンジンや発電機,モータを制御して走行することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両およびその制御方法に関する。
従来、この種の車両としては、プラネタリギヤユニットにエンジンと発電機と車軸に連結された出力軸とを接続すると共に出力軸に駆動モータを接続したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、駆動モータの回転速度を、出力軸の回転速度に基づいて算出し、駆動モータのロータ位置に基づいて算出し、発電機の回転速度およびエンジンの回転速度に基づいて算出することにより、駆動モータの回転速度を精度よく算出して駆動モータの制御の信頼性の向上を図っている。
特開2003−143707号公報
上述の車両では、エンジンの回転速度や駆動モータの回転速度を3つの算出方法によって算出することにより、エンジンの回転速度や駆動モータの回転速度の算出精度を向上させている。ところで、こうした車両では、駆動モータの回転速度と出力軸の回転速度とエンジンの回転速度とを直接的に検出できないときでもエンジンや発電機,駆動モータを制御して走行できることが好ましい。
本発明の車両およびその制御方法は、内燃機関の回転数や電動機の回転数を直接的に検出することができないときでも内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御して走行することを目的とする。
本発明の車両およびその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
内燃機関と、
該内燃機関の出力軸と車軸に連結された駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段と、
前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、
前記内燃機関の回転数である内燃機関回転数を検出または推定する内燃機関回転数検出推定手段と、
車速を検出する車速検出手段と、
車両前後方向の進行方向を検出する進行方向検出手段と、
前記検出された車速と前記検出された進行方向とに基づいて前記電動機の回転数である電動機回転数を推定する電動機回転数推定手段と、
前記駆動軸に出力すべき要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
所定条件が成立したとき、前記検出または推定された内燃機関回転数と前記推定された電動機回転数とを用いて前記設定された要求駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、車速および車両の進行方向に基づいて電動機の回転数を推定し、所定条件が成立したときには、検出または推定した内燃機関の回転数と推定した電動機の回転数とを用いて内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する。したがって、所定条件が成立したときには、検出または推定した内燃機関の回転数と推定した電動機の回転数とを用いて走行することができる。
こうした本発明の車両において、前記電動機回転数を検出する電動機回転数検出手段を備え、前記制御手段は、前記電動機回転数検出手段により前記電動機回転数を検出することができない条件が成立したときに前記所定条件が成立したとして制御し、該所定条件が成立しないときには前記検出または推定された内燃機関回転数と前記検出された電動機回転数とを用いて前記設定された要求駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、電動機の回転数を検出することができないときでも内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御して走行することができる。この場合、前記駆動軸の回転数である駆動軸回転数を検出する駆動軸回転数検出手段を備え、前記制御手段は、前記電動機回転数検出手段により前記電動機回転数を検出することができない条件と前記駆動軸回転数検出手段により前記駆動軸回転数を検出することができない条件とが共に成立したときに前記所定条件が成立したとして制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、電動機の回転数および駆動軸の回転数を検出することができないときでも走行することができる。
また、本発明の車両において、前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と回転軸との3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記回転軸に動力を入出力する発電機と、を備える手段であるものとすることもできる。
電動機回転数検出手段を備える共に電力動力入出力手段が発電機を備える態様の本発明の車両において、前記発電機の回転数である発電機回転数を検出する発電機回転数検出手段を備え、前記内燃機関回転数検出推定手段は少なくとも前記検出された発電機回転数に基づいて前記内燃機関回転数を推定する手段であり、前記制御手段は前記所定条件が成立しないときには前記推定された内燃機関回転数と前記検出された発電機回転数と前記検出された電動機回転数とを用いて前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し前記所定条件が成立したときには前記推定された内燃機関回転数と前記検出された発電機回転数と前記推定された電動機回転数とを用いて前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の回転数を検出することなく走行することができる。
また、電動機回転数検出手段を備える共に電力動力入出力手段が発電機を備える態様の本発明の車両において、前記内燃機関回転数検出推定手段は前記内燃機関回転数を検出する内燃機関回転数検出手段であり、少なくとも前記検出された内燃機関回転数に基づいて前記発電機の回転数である発電機回転数を推定する発電機回転数推定手段を備え、前記制御手段は前記所定条件が成立しないときには前記検出された内燃機関回転数と前記推定された発電機回転数と前記検出された電動機回転数とを用いて前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し前記所定条件が成立したときには前記検出された内燃機関回転数と前記推定された発電機回転数と前記推定された電動機回転数とを用いて前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、発電機の回転数を検出することなく走行することができる。
本発明の車両において、前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の回転子と前記駆動軸に接続された第2の回転子とを有し該第1の回転子と該第2の回転子との相対的な回転により回転する対回転子電動機であるものとすることもできる。
本発明の車両の制御方法は、
内燃機関と、該内燃機関の出力軸と車軸に連結された駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、を備える車両の制御方法であって、
(a)前記内燃機関の回転数である内燃機関回転数を検出または推定し、
(b)車速を検出し、
(c)車両前後方向の進行方向を検出し、
(d)前記検出された車速と前記検出された進行方向とに基づいて前記電動機の回転数である電動機回転数を推定し、
(e)前記駆動軸に出力すべき要求駆動力を設定し、
(f)所定条件が成立したとき、前記検出または推定された内燃機関回転数と前記推定された電動機回転数とを用いて前記設定された要求駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する
ことを要旨とする。
この本発明の車両の制御方法によれば、車速および車両の進行方向に基づいて電動機の回転数を推定し、所定条件が成立したときには、検出または推定した内燃機関の回転数と推定した電動機の回転数とを用いて内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する。したがって、所定条件が成立したときには、検出または推定した内燃機関の回転数と推定した電動機の回転数とを用いて走行することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22のクランクシャフト26に取り付けられクランク角を検出するクランクポジションセンサ23などエンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば,バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、駆動輪63a,63bに取り付けられ車両前後方向の進行方向(前進または後進)に拘わらずに車輪速の絶対値を検出する車輪速センサ64a,64bからの駆動輪63a,63bの車輪速Vfl,Vfr,イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車両前後方向の進行方向(前進または後進)に拘わらずに車速の絶対値を検出する車速センサ88からの車速V,車両前後方向の進行方向(前進または後進)を検出可能なGセンサ89からの車両前後方向の進行方向などが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成されたハイブリッド自動車20の動作について説明する。図2は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,エンジン22の回転数Ne,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2a,バッテリ50の出力制限Wout,進行方向αなど制御に必要なデータを入力する処理を実行すると共に(ステップS100)、図3に例示するモータ回転数設定処理によりモータMG2の回転数Nm2を設定する(ステップS110)。ここで、エンジン22の回転数Neは、クランクシャフト26に取り付けられたクランクポジションセンサ23からの信号に基づいて計算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2aは、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。また、バッテリ50の出力制限Woutは、温度センサ51により検出されたバッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。進行方向αは、Gセンサ89により検出される車両前後方向の進行方向(前進または後進)に基づいて設定されて(車両が前進するときには値1,後進するときには値(−1))RAM76の所定アドレスに書き込まれたものを読み込むことにより入力するものとした。図3のモータ回転数設定処理については後述する。
続いて、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*とエンジン22に要求される要求パワーPe*とを設定する(ステップS120)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図4に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーPe*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求パワーPb*とロスLossとの和として計算することができる。ここで、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、図3のモータ回転数設定処理で設定したモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ることによって求めたり、車速Vに換算係数kを乗じることによって求めたりすることができる。
要求パワーPe*を設定すると、設定した要求パワーPe*に基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS130)。この設定は、エンジン22を効率よく動作させる動作ラインと要求パワーPe*とに基づいて目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図5に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
次に、設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS140)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図6に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、エンジン22を目標回転数Ne*および目標トルクTe*の運転ポイントで定常運転したときにエンジン22から出力されるトルクTe*がリングギヤ軸32aに伝達されるトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2*が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) (1)
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (2)
こうしてモータMG1の目標回転数Nm1*とトルク指令Tm1*とを計算すると、バッテリ50の出力制限Woutと計算したモータMG1のトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差を図3のモータ回転数設定処理で設定したモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上限としてのトルク制限Tmaxを次式(3)により計算すると共に(ステップS150)、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを式(4)により計算し(ステップS160)、計算したトルク制限Tmaxで仮モータトルクTm2tmpを制限した値としてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS170)。このようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定することにより、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力する要求トルクTr*を、バッテリ50の出力制限Woutの範囲内で制限したトルクとして設定することができる。なお、式(4)は、前述した図6の共線図から容易に導き出すことができる。
Tmax=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 (3)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (4)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS180)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
次に、図3のモータ回転数設定処理について説明する。モータ回転数設定処理では、まず、モータMG2の回転数Nm2aを算出するための電動機回転数センサとしてモータMG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ44の状態を調べ(ステップS200)、回転位置検出センサ44が正常であるか否かを判定する(ステップS210)。ここで、回転位置検出センサ44の状態は、回転位置検出センサ44からモータECU40への信号が所定時間に亘って途絶えていないか否かなどを判定することにより調べることができる。回転位置検出センサ44が正常であるときには、モータMG2の回転数Nm2に図2の駆動制御ルーチンのステップS100で入力した回転数Nm2aを設定し(ステップS220)、モータ回転数設定処理を終了する。
一方、回転位置検出センサ44が正常でないと判定されたときには、エンジン22の回転数Neを算出するためのエンジン回転数センサとしてクランク角を検出するクランクポジションセンサ23の状態を調べると共にモータMG1の回転数Nm1を算出するための発電機回転数センサとしてモータMG1の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43の状態を調べ(ステップS230)、クランクポジションセンサ23および回転位置検出センサ43が正常であるか否かを判定する(ステップS240,S250)。ここで、クランクポジションセンサ23の状態は、クランクポジションセンサ23からエンジンECU24への信号が所定時間に亘って途絶えていないか否かなどを判定することにより調べることができ、回転位置検出センサ43の状態は、前述した回転位置検出センサ44の状態と同様に調べることができる。クランクポジションセンサ23および回転位置検出センサ43が正常であるときには、図2の駆動制御ルーチンのステップS100で入力したエンジン22の回転数NeおよびモータMG1の回転数Nm1と動力分配統合機構30のギヤ比ρと減速ギヤ35のギヤ比Grとを用いて次式(5)によりモータMG2の回転数Nm2を設定し(ステップS260)、モータ回転数設定処理を終了する。これにより、回転位置検出センサ44が正常でないときでもモータMG2の回転数Nm2を設定してモータMG2を制御することができる。この結果、エンジン22やモータMG1,MG2を制御して走行することができる。なお、式(5)は、前述した図6の共線図から容易に導き出すことができる。
Nm2=(Ne・(1+ρ)-Nm1・ρ)・Gr (5)
ステップS240でクランクポジションセンサ23が正常でないと判定されたときには、図2の駆動制御ルーチンのステップS100で入力した車速Vと進行方向αとに基づいてモータMG2の回転数Nm2を設定し(ステップS270)、モータ回転数設定処理を終了する。この場合、モータMG2の回転数Nm2は、車速センサ88からの車速Vに換算係数kを乗じて得られる駆動軸としてのリングギヤ軸32aの回転数Nrに減速ギヤ35のギヤ比Grを乗じることにより計算した値(絶対値)と進行方向α(前進のときに値1,後進のときに値(−1))との積として設定することができる。このように車速Vと進行方向αとに基づいてモータMG2の回転数Nm2を設定することにより、登坂路でシフトポジションSPがD(ドライブ)レンジにある状態の発進時に車両のずり下がりが生じた場合などのようにモータMG2の回転数Nm2が負の値になるときでもモータMG2の回転数Nm2を適正に設定することができる。この結果、回転位置検出センサ44およびクランク角センサ23が正常でないときでもモータMG2の回転数Nm2を設定してモータMG2を制御することができるから、エンジン22やモータMG1,MG2を制御して走行することができる。
ステップS250で回転位置検出センサ43が正常でないと判定されたときには、前述したステップS270の処理と同様にモータMG2の回転数Nm2を設定すると共に(ステップS280)、設定したモータMG2の回転数Nm2とエンジン22の回転数Neとに基づいて次式(6)によりモータMG1の回転数Nm1を設定し(ステップS290)、モータ回転数設定処理を終了する。ここで、モータMG2の回転数Nm2に加えてモータMG1の回転数Nm1も設定するのは、モータMG1の回転数Nm1を図2の駆動制御ルーチンのステップS140,S150で用いるためである。このようにモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を設定することにより、回転位置検出センサ43,44が正常でないときでもモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を設定してモータMG1,MG2を制御することができる。この結果、エンジン22やモータMG1,MG2を制御して走行することができる。
Nm1=Ne・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) (6)
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、モータMG2の回転数Nm2を算出するために用いられる回転位置検出センサ44が正常でないときにエンジン22の回転数Neを算出するために用いられるクランクポジションセンサ23とモータMG1の回転数Nm1を算出するために用いられる回転位置検出センサ43とのうちの一方が正常でないときには、車速センサ88からの車速VとGセンサ89からの車両前後方向の進行方向とに基づいてモータMG2の回転数Nm2を設定するから、モータMG2の回転数Nm2を直接的に検出することができないときにエンジン22の回転数NeまたはモータMG1の回転数Nm1を直接的に検出することができないときでもエンジンやモータMG1,MG2を制御して走行することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、Gセンサ89により車両前後方向の進行方向(前進または後進)を検出するものとしたが、Gセンサに限られず、車両前後方向の進行方向を検出することができるものであればよい。また、車両前後方向の進行方向に代えて、モータMG2の回転軸の回転方向または駆動軸としてのリングギヤ軸32aの回転方向を検出することができるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、クランクポジションセンサ23と回転位置検出センサ43とのうちの一方が異常であるときには、車速センサ88からの車速VとGセンサ89からの車両前後方向の進行方向(前進または後進)とに基づいてモータMG2の回転数Nm2を設定するものとしたが、この車速Vは、車速センサ88からではなく、駆動輪63a,63bに取り付けられた車輪速センサ64a,64bからの車輪速Vfl,Vfrを用いて計算するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、回転位置検出センサ44が正常でないと判定されると共にクランクポジションセンサ23と回転位置検出センサ43とのうちの一方が正常でないと判定されたときに車速センサ88からの車速VとGセンサ89からの車両前後方向の進行方向(前進または後進)とに基づいてモータMG2の回転数Nm2を設定するものとしたが、回転位置検出センサ44が正常でないと判定されたときには、クランクポジションセンサ23および回転位置検出センサ43が正常であるか否かに拘わらず、車速センサ88からの車速VとGセンサ89からの車両前後方向の進行方向とに基づいてモータMG2の回転数Nm2を設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、駆動軸としてのリングギヤ32aの回転数Nrを検出する回転数センサを備えないものとしたが、この回転数センサを備えるものとしてもよい。この場合のモータ回転数設定処理の一例を図7に示す。このモータ回転数設定処理は、図3のモータ回転数設定処理にステップS300〜S330の処理を加えた点を除いて図3のモータ回転数設定処理と同一である。図7のモータ回転数設定処理では、ステップS210で回転位置検出センサ44が正常でないと判定されたときには、駆動軸回転数センサとしてリングギヤ軸32aの回転数Nrを検出する回転数センサから駆動軸としてのリングギヤ軸32aの回転数Nrを入力すると共に(ステップS300)、回転数センサからの信号が所定時間に亘って途絶えていないか否かなどを判定することによって回転数センサの状態を調べ(ステップS310)、回転数センサが正常であるか否かを判定する(ステップS320)。そして、回転数センサが正常であると判定されたときには、回転数センサにより検出された駆動軸としてのリングギヤ軸32aの回転数Nrに減速ギヤ35のギヤ比Grを乗じることによりモータMG2の回転数Nm2を設定し(ステップS330)、回転数センサが正常でないと判定されたときには、図3のモータ回転数設定処理と同様にステップS230以降の処理を実行し、モータ回転数設定処理を終了する。この場合には、回転位置検出センサ44および回転数センサが正常でないと共にクランクポジションセンサ23と回転位置検出センサ43のうち一方が正常でないときでも車速Vと車両前後方向の進行方向(前進または後進)とに基づいてモータMG2の回転数Nm2を設定してモータMG2を制御することができる。この結果、エンジン22やモータMG1,MG2を制御して走行することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、クランクポジションセンサ23により検出されるクランク角を用いてエンジン22の回転数Neを設定すると共に回転位置検出センサ43により検出されるモータMG1の回転子の回転位置を用いてモータMG1の回転数Nm1を設定するものとしたが、回転位置検出センサ43を備えずに、エンジン22の回転数Neと図3のモータ回転数設定処理で設定したモータMG2の回転数Nm2とに基づいてモータMG1の回転数Nm1を設定するものとしてもよいし、クランクポジションセンサ23を備えずに、モータMG1の回転数Nm1と図3のモータ回転数設定処理で設定したモータMG2の回転数Nm2とに基づいてエンジン22の回転数Neを設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図8における車輪63c,63dに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図9の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 モータ回転数設定処理の一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する様子を示す説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 変形例のモータ回転数設定処理の一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35,減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b,63c,63d 駆動輪、64a,64b 車輪速センサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89 Gセンサ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (7)

  1. 内燃機関と、
    該内燃機関の出力軸と車軸に連結された駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段と、
    前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、
    前記内燃機関の回転数である内燃機関回転数を検出または推定する内燃機関回転数検出推定手段と、
    車速を検出する車速検出手段と、
    車両前後方向の進行方向を検出する進行方向検出手段と、
    前記検出された車速と前記検出された進行方向とに基づいて前記電動機の回転数である電動機回転数を推定する電動機回転数推定手段と、
    前記駆動軸に出力すべき要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
    所定条件が成立したとき、前記検出または推定された内燃機関回転数と前記推定された電動機回転数とを用いて前記設定された要求駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
    を備える車両。
  2. 請求項1記載の車両であって、
    前記電動機回転数を検出する電動機回転数検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記電動機回転数検出手段により前記電動機回転数を検出することができない条件が成立したときに前記所定条件が成立したとして制御し、該所定条件が成立しないときには前記検出または推定された内燃機関回転数と前記検出された電動機回転数とを用いて前記設定された要求駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する手段である
    車両。
  3. 前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と回転軸との3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記回転軸に動力を入出力する発電機と、を備える手段である請求項1または2記載の車両。
  4. 請求項2に係る請求項3記載の車両であって、
    前記発電機の回転数である発電機回転数を検出する発電機回転数検出手段を備え、
    前記内燃機関回転数検出推定手段は、少なくとも前記検出された発電機回転数に基づいて前記内燃機関回転数を推定する手段であり、
    前記制御手段は、前記所定条件が成立しないときには前記推定された内燃機関回転数と前記検出された発電機回転数と前記検出された電動機回転数とを用いて前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記所定条件が成立したときには前記推定された内燃機関回転数と前記検出された発電機回転数と前記推定された電動機回転数とを用いて前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である
    車両。
  5. 請求項2に係る請求項3記載の車両であって、
    前記内燃機関回転数検出推定手段は、前記内燃機関回転数を検出する内燃機関回転数検出手段であり、
    少なくとも前記検出された内燃機関回転数に基づいて前記発電機の回転数である発電機回転数を推定する発電機回転数推定手段を備え、
    前記制御手段は、前記所定条件が成立しないときには前記検出された内燃機関回転数と前記推定された発電機回転数と前記検出された電動機回転数とを用いて前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記所定条件が成立したときには前記検出された内燃機関回転数と前記推定された発電機回転数と前記推定された電動機回転数とを用いて前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である
    車両。
  6. 前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の回転子と前記駆動軸に接続された第2の回転子とを有し該第1の回転子と該第2の回転子との相対的な回転により回転する対回転子電動機である請求項1または2記載の車両。
  7. 内燃機関と、該内燃機関の出力軸と車軸に連結された駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、を備える車両の制御方法であって、
    (a)前記内燃機関の回転数である内燃機関回転数を検出または推定し、
    (b)車速を検出し、
    (c)車両前後方向の進行方向を検出し、
    (d)前記検出された車速と前記検出された進行方向とに基づいて前記電動機の回転数である電動機回転数を推定し、
    (e)前記駆動軸に出力すべき要求駆動力を設定し、
    (f)所定条件が成立したとき、前記推定された電動機回転数と前記検出または推定された内燃機関回転数とを用いて前記設定された要求駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する
    車両の制御方法。
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