JP4299252B2 - 積層コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、積層コンデンサに関するものである。
この種の積層コンデンサとして、複数の誘電体層と複数の内部電極層とが交互に積層された積層体と、当該積層体に形成された複数の端子電極とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
デジタル電子機器に搭載されている中央処理装置(CPU)に供給用の電源においては低電圧化が進む一方で負荷電流は増大している。従って、負荷電流の急激な変化に対して電源電圧の変動を許容値内に抑えることが非常に困難になったため、デカップリングコンデンサと呼ばれる積層コンデンサが電源に接続されるようになった。そして、負荷電流の過渡的な変動時にこの積層コンデンサからCPUに電流を供給して、電源電圧の変動を抑えるようにしている。
近年、CPUの動作周波数の更なる高周波数化に伴って、負荷電流は高速でより大きなものとなっており、デカップリングコンデンサに用いられる積層コンデンサには、大容量化と共に等価直列抵抗(ESR)を大きくしたいという要求がある。
特開2004−140211号公報
しかしながら、特許文献1に記載された積層コンデンサでは、等価直列抵抗についての検討がなされていない。さらに、特許文献1に記載の積層コンデンサでは、等価直列インダクタンス(ESL)を低減するために、内部電極層に含まれる引き出し電極の付け根部分を幅広にしている。したがって、この積層コンデンサでは等価直列抵抗が過度に低減される懼れがある。
本発明は、等価直列抵抗の制御を容易に行うことが可能な積層コンデンサを提供することを課題とする。
ところで、一般的な積層コンデンサにあっては、内部電極層は引き出し電極を介して対応する端子電極に接続されている。このため、内部電極層の数が増えると引き出し電極の数も増え、等価直列抵抗は小さくなってしまう。積層コンデンサの大容量化を図るために誘電体層及び内部電極層の積層数を多くすると、引き出し電極の数も多くなる。引き出し電極の抵抗成分は端子電極に対して並列接続されることとなるため、引き出し電極の数が多くなるに従い、積層コンデンサの等価直列抵抗がさらに小さくなってしまう。このように、積層コンデンサの大容量化と、等価直列抵抗を大きくするということとは、相反する要求である。
そこで、本発明者等は、大容量化と等価直列抵抗を大きくしたいとの要求を満たし得る積層コンデンサについて鋭意研究を行い、誘電体層及び内部電極層の積層数を同じとしても、引き出し電極の長さを長くすることによって等価直列抵抗を大きくできる点に着目した。しかしながら、引き出し電極の長さを単に長くするのでは、積層体が大型化してしまう。このため、本発明者等は、容量成分を形成する電極部分に引き出し電極としても機能する部分を設けることにより、引き出し電極に相当する部分が実質的に長くなり、等価直列抵抗の過度の低減を抑えることができるという新たな事実を見出すに至った。また、本発明者等は、上述した引き出し電極としても機能する部分の長さによって、等価直列抵抗を所望の値に調節することが可能となるという新たな事実を見出すに至った。
かかる研究結果を踏まえ、本発明に係る積層コンデンサは、複数の誘電体層と複数の内部電極層とが交互に積層された積層体と、当該積層体に形成された複数の端子電極と、を備えた積層コンデンサであって、複数の内部電極層は、交互に配置される複数の第1の内部電極層と複数の第2の内部電極層とを含み、複数の端子電極は、互いに電気的に絶縁された第1及び第2の端子電極を含み、複数の第1の内部電極層は、第1の端子電極と接続される第1の引き出し電極と、容量成分を形成する第1のコンデンサ電極と、を有し、複数の第2の内部電極層は、第2の端子電極と接続される第2の引き出し電極と、容量成分を形成する第2のコンデンサ電極と、を有し、第1のコンデンサ電極には第1の引き出し電極に対応する周縁から伸びる一対のスリット部が設けられており、該一対のスリット部の間に位置する部分が第1の引き出し電極と連続し、第2のコンデンサ電極には第2の引き出し電極に対応する周縁から伸びる一対のスリット部が設けられており、該一対のスリット部の間に位置する部分が第2の引き出し電極と連続していることを特徴とする。
また、上記の研究結果を踏まえ、本発明に係る積層コンデンサは、複数の誘電体層と複数の内部電極層とが交互に積層された積層体と、当該積層体に形成された複数の端子電極と、を備えた積層コンデンサであって、複数の内部電極層は、交互に配置される複数の第1の内部電極層と複数の第2の内部電極層とを含み、複数の端子電極は、互いに電気的に絶縁された複数の第1の端子電極及び複数の第2の端子電極を含み、第1の内部電極層は、複数の第1の端子電極のうちいずれか1つと接続される第1の引き出し電極と、容量成分を形成する第1のコンデンサ電極と、を有し、第2の内部電極層は、複数の第2の端子電極のうちいずれか1つと接続される第2の引き出し電極と、容量成分を形成する第2のコンデンサ電極と、を有し、第1のコンデンサ電極には第1の引き出し電極に対応する周縁から伸びる一対のスリット部が設けられており、該一対のスリット部の間に位置する部分が第1の引き出し電極と連続し、第2のコンデンサ電極には第2の引き出し電極に対応する周縁から伸びる一対のスリット部が設けられており、該一対のスリット部の間に位置する部分が第2の引き出し電極と連続していることを特徴とする。
また、上記の研究結果を踏まえ、本発明に係る積層コンデンサは、複数の誘電体層と複数の内部電極層とが交互に積層された積層体と、当該積層体に形成された複数の端子電極と、を備えた積層コンデンサであって、複数の内部電極層は、交互に配置される複数の第1の内部電極層と複数の第2の内部電極層とを含み、複数の端子電極は、互いに電気的に絶縁された複数の第1の端子電極及び複数の第2の端子電極を含み、第1の内部電極層は、複数の第1の端子電極それぞれと接続される複数の第1の引き出し電極と、容量成分を形成する第1のコンデンサ電極と、を有し、第2の内部電極層は、複数の第2の端子電極それぞれと接続される複数の第2の引き出し電極と、容量成分を形成する第2のコンデンサ電極と、を有し、第1のコンデンサ電極には各第1の引き出し電極に対応する周縁からそれぞれ伸びる複数対のスリット部が設けられており、該各一対のスリット部の間に位置する部分が対応する第1の引き出し電極と連続し、第2のコンデンサ電極には各第2の引き出し電極に対応する周縁からそれぞれ伸びる複数対のスリット部が設けられており、該各一対のスリット部の間に位置する部分が対応する第2の引き出し電極と連続していることを特徴とする。
これら、本発明に係る積層コンデンサそれぞれによれば、第1及び第2のコンデンサ電極における一対のスリット部の間に位置する部分は、容量成分を形成する電極部分として機能すると共に、引き出し電極としても機能するため、第1及び第2の内部電極層において引き出し電極に相当する部分の長さが実質的に長くなる。したがって、これらの積層コンデンサでは容量を確保しつつ、等価直列抵抗を大きくすることが可能となる。また、第1のコンデンサ電極に第1の引き出し電極に対応する周縁から伸びるスリット部を設けること、及び、第2のコンデンサ電極に第2の引き出し電極に対応する周縁から伸びるスリット部を設けることにより、等価直列抵抗が制御されることとなるため、これらの積層コンデンサでは等価直列抵抗の制御を容易に行うことが可能である。
また、第1及び第2のコンデンサ電極における一対のスリット部の間に位置する部分のうち少なくともいずれか一方の部分は、蛇行形状又はクランク形状を呈していることが好ましい。この場合、第1及び第2の内部電極層において引き出し電極に相当する部分の長さがより一層長くなるため、等価直列抵抗の値を更に大きくすることが可能となる。
また、第1及び第2の引き出し電極のうち少なくともいずれか一方の引き出し電極は、開口部を有していることが好ましい。この場合、第1及び第2の引き出し電極のうち少なくともいずれか一方の引き出し電極の面積が小さくなるため、等価直列抵抗を更に大きくすることが可能となる。
また、第1及び第2のコンデンサ電極における一対のスリット部の間に位置する部分のうち少なくともいずれか一方の部分は、開口部を有していることが好ましい。この場合、第1及び第2の内部電極層において引き出し電極に相当する部分の面積が小さくなるため、等価直列抵抗を更に大きくすることが可能となる。
また、第1のコンデンサ電極における一対のスリット部の間に位置する部分は、第1のコンデンサ電極の残部側の幅が第1の引き出し電極に接続される側の幅よりも狭く設定されていることが好ましい。この場合、第1のコンデンサ電極における一対のスリット部の間に位置する部分の電気抵抗が比較的大きくなり、等価直列抵抗の値を更に大きくすることが可能となる。
また、第2のコンデンサ電極における一対のスリット部の間に位置する部分は、第2のコンデンサ電極の残部側の幅が第2の引き出し電極に接続される側の幅よりも狭く設定されていることが好ましい。この場合、第2のコンデンサ電極における一対のスリット部の間に位置する部分の電気抵抗が比較的大きくなり、等価直列抵抗の値を更に大きくすることが可能となる。
また、スリット部の長さを調節することにより、等価直列抵抗が所望の値に設定されていることが好ましい。この場合、一対のスリット部の間に位置する部分の長さが調節されることとなり、所望の等価直列抵抗の値を有する積層コンデンサを容易に得ることが可能となる。
本発明によれば、等価直列抵抗の制御を容易に行うことが可能な積層コンデンサを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。なお、図2〜図17において、見易さのため内部電極層に相当する領域にはハッチングを施している。また、図3〜図16ではXYZ座標軸を省略しているが、以下の説明で用いる座標軸は図2に示しているXYZ座標軸と同じである。
(第1実施形態)
図1及び図2を参照して、第1実施形態に係る積層コンデンサC1の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る積層コンデンサの斜視図である。図2は、第1実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体の分解斜視図である。
積層コンデンサC1は、図1に示されるように、積層体1と、当該積層体1に形成された第1及び第2の端子電極11a〜11d、12a〜12dとを備える。
第1及び第2の端子電極11a〜11d、12a〜12dは、それぞれ4つであり、互いに電気的に絶縁されている。4つの第1の端子電極11a、11b、11c、11dのうち11a及び11bは、積層体1の側面1aに位置し、11c及び11dは側面1aに対向する積層体1の側面1bに位置する。一方、4つの第2の端子電極12a、12b、12c、12dのうち12a及び12bは、積層体1の側面1aに位置し、12c及び12dは積層体1の側面1bに位置する。積層体1の各側面1a、1bにおいて第1及び第2の端子電極11a〜11d、12a〜12dは交互に配置される。すなわち、側面1a上においては、第1の端子電極11a、第2の端子電極12a、第1の端子電極11b、第2の端子電極12bの順で配置され、側面1b上においては、第1の端子電極11c、第2の端子電極12c、第1の端子電極11d、第2の端子電極12dの順で配置される。
積層体1は、図2にも示されるように、複数(本実施形態では、9層)の誘電体層10と、複数(本実施形態では、各4層)の第1及び第2の内部電極20、22、24、26、30、32、34、36とが交互に積層されることにより構成される。実際の積層コンデンサC1では、誘電体層10の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
第1の内部電極層20〜26は、第1の引き出し電極40、42、44、46と第1のコンデンサ電極60、62、64、66とを有する。第1の引き出し電極40〜46それぞれは、第1の端子電極11a〜11dのうちいずれか1つと接続され、第1の端子電極11a〜11dが形成されている積層体1の側面1a、1bに引き出されるように第1のコンデンサ電極60〜66から矩形状を呈しながら伸びている。具体的には、第1の内部電極層20が有する第1の引き出し電極40は、第1の端子電極11aと接続されるように積層体1の側面1aに引き出される。第1の内部電極層22が有する第1の引き出し電極42は、第1の端子電極11bと接続されるように積層体1の側面1aに引き出される。第1の内部電極層24が有する第1の引き出し電極44は、第1の端子電極11cと接続されるように積層体1の側面1bに引き出される。第1の内部電極層26が有する第1の引き出し電極46は、第1の端子電極11dと接続されるように積層体1の側面1bに引き出される。
第2の内部電極層30〜36は、第2の引き出し電極50、52、54、56と第2のコンデンサ電極70、72、74、76とを有する。第2の引き出し電極50〜56それぞれは、第2の端子電極12a〜12dのうちいずれか1つと接続され、第2の端子電極12a〜12dが形成されている積層体1の側面1a、1bに引き出されるように第2のコンデンサ電極70〜76から矩形状を呈しながら伸びている。具体的には、第2の内部電極層30が有する第2の引き出し電極50は、第2の端子電極12aと接続されるように積層体1の側面1aに引き出される。第2の内部電極層32が有する第2の引き出し電極52は、第2の端子電極12bと接続されるように積層体1の側面1aに引き出される。第2の内部電極層34が有する第2の引き出し電極54は、第2の端子電極12cと接続されるように積層体1の側面1bに引き出される。第2の内部電極層36が有する第2の引き出し電極56は、第2の端子電極12dと接続されるように積層体1の側面1bに引き出される。
第1の引き出し電極40、42、第2の引き出し電極50、52は、図2におけるY方向に関してずれて位置している。すなわち、第1の引き出し電極40、第2の引き出し電極50、第1の引き出し電極42、第2の引き出し電極52の順に+Y方向にずれて位置している。第1の引き出し電極44、46、第2の引き出し電極54、56は、図2におけるY方向に関してずれて位置している。すなわち、第1の引き出し電極44、第2の引き出し電極54、第1の引き出し電極46、第2の引き出し電極56の順に+Y方向にずれて位置している。ここで、図2〜図17では説明の便宜のため、積層体における誘電体層と内部電極層の積層方向をZ軸方向とし、Z軸方向に垂直で、かつ第1及び第2の端子電極が位置する積層体の側面に平行な方向をY軸方向とし、Z軸方向及びY軸方向に垂直な方向をX軸方向とする。
コンデンサの容量成分を形成する第1のコンデンサ電極60〜66は、積層体1のZ軸方向と平行な側面から所定の間隔を有した位置にそれぞれ形成されている。第1のコンデンサ電極60〜66は、第1のコンデンサ引き出し電極80、82、84、86と第1のコンデンサ本体電極100、102、104、106とを含む。
第1のコンデンサ引き出し電極80〜86は、図2に示すように、第1のコンデンサ電極66〜66に形成された一対のスリット部120、122、124、126によって対応する第1の引き出し電極40〜46に連続するように形成される。スリット部120〜126は、第1の引き出し電極40〜46と第1のコンデンサ電極60〜66とがつながる箇所でのY軸方向の両端において、X軸方向を長手方向として伸びるように形成された幅の狭い矩形状の切り込みである。第1のコンデンサ引き出し電極80は、スリット部120によって第1の引き出し電極40に連続するように形成される。第1のコンデンサ引き出し電極82は、スリット部122によって第1の引き出し電極42に連続するように形成される。第1のコンデンサ引き出し電極84は、スリット部124によって第1の引き出し電極44に連続するように形成される。第1のコンデンサ引き出し電極86は、スリット部126によって第1の引き出し電極46に連続するように形成される。また、第1のコンデンサ本体電極100〜106は、図2に示すように、一対のスリット部120〜126それぞれによって各第1の引き出し電極40〜46とは隔てられるよう形成される。本実施形態においては、各第1のコンデンサ引き出し電極80〜86は、一対のスリット部120〜126の間に位置することとなる。対になっている各スリット部120〜126は、第1のコンデンサ電極60〜66の第1の引き出し電極40〜46に対応する周縁から伸びて設けられている。第1のコンデンサ本体電極100〜106は、第1のコンデンサ引き出し電極80〜86に対して、第1のコンデンサ電極60〜66の残部となる。
コンデンサの容量成分を形成する第2のコンデンサ電極70〜76は、積層体1のZ軸方向と平行な側面から所定の間隔を有した位置にそれぞれ形成されている。第2のコンデンサ電極70〜76は、第2のコンデンサ引き出し電極90、92、94、96と第2のコンデンサ本体電極110、112、114、116とを含む。
第2のコンデンサ引き出し電極90〜96は、図2に示すように、第2のコンデンサ電極70〜76に形成された一対のスリット部130、132、134、136によって対応する第2の引き出し電極50〜56に連続するように形成される。スリット部130〜136は、第2の引き出し電極50〜56と第2のコンデンサ電極70〜76とがつながる箇所でのY軸方向の両端において、X軸方向を長手方向として伸びるように形成された幅の狭い矩形状の切り込みである。第2のコンデンサ引き出し電極90は、スリット部130によって第2の引き出し電極50に連続するように形成される。第2のコンデンサ引き出し電極92は、スリット部132によって第2の引き出し電極52に連続するように形成される。第2のコンデンサ引き出し電極94は、スリット部134によって第2の引き出し電極54に連続するように形成される。第2のコンデンサ引き出し電極96は、スリット部136によって第2の引き出し電極56に連続するように形成される。 また、第2のコンデンサ本体電極110〜116は、図2に示すように、一対のスリット部130〜136それぞれによって各第2の引き出し電極50〜56とは隔てられるよう形成される。本実施形態においては、各第2のコンデンサ引き出し電極90〜96は、一対のスリット部130〜136の間に位置することとなる。対になっている各スリット部130〜136は、第2のコンデンサ電極70〜76の第2の引き出し電極50〜56に対応する周縁から伸びて設けられている。第2のコンデンサ本体電極110〜116は、第2のコンデンサ引き出し電極90〜96に対して、第2のコンデンサ電極70〜76の残部となる。
第1のコンデンサ電極60〜66と第2のコンデンサ電極70〜76は、Z軸方向で見て重なるように位置している。
図2に示すように、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96は、スリット部120〜126、130〜136によって第1及び第2の引き出し電極40〜46、50〜56それぞれと連続するように形成される。したがって、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96は、内部電極層において、対応する端子電極と容量成分を形成するコンデンサ電極とを接続する引き出し電極として機能することができる。したがって、第1及び第2の内部電極層20〜26、30〜36の引き出し電極として実質的に機能する部分というのはそれぞれ、第1及び第2の引き出し電極40〜46、50〜56と第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96とによって形成される部分ということになる。そのため、第1及び第2の内部電極層20〜26、30〜36においては、引き出し電極に実質的に相当する部分というのがスリット部120〜126、130〜136を入れない場合に比べて長くなり、積層コンデンサC1の等価直列抵抗が大きくなる。
また、第1のコンデンサ引き出し電極80〜86は、図2に示すように、第2のコンデンサ電極70〜76とZ軸方向において重なり、コンデンサ成分を形成する。第2のコンデンサ引き出し電極90〜96は、図2に示すように、第1のコンデンサ電極60〜66とZ軸方向において重なり、コンデンサ成分を形成する。このように、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96は、引き出し電極としての機能だけでなく、コンデンサの容量成分を形成するための機能をも有することができる。そのため、この積層コンデンサC1では容量を確保しつつ、等価直列抵抗を大きくすることができる。
また、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96はそれぞれ、各スリット部120〜126、130〜136によって形成されたものであり、各スリット部120〜126、130〜136のX軸方向での長さによってその長さは変わってくる。すなわち、第1及び第2のコンデンサ電極60〜66、70〜76に形成するスリット部120〜126、130〜136の長さによって、実質的に引き出し電極として機能する部分の長さを変えることができ、その結果等価直列抵抗の値を変えることが可能となる。このように、積層コンデンサC1では、スリット部120〜126、130〜136の長さを変えるだけで積層コンデンサC1の等価直接抵抗の値を変えることができるため、等価直列抵抗の制御を容易に行うことが可能である。
さらには、スリット部120〜126、130〜136の長さを変えるだけで積層コンデンサC1の等価直接抵抗の値を変えることができることから、スリット部120〜126、130〜136の長さによって積層コンデンサC1の等価直列抵抗の値を所望の値に設定することもできる。このように、所望の等価直列抵抗の値を有する積層コンデンサを得ることも可能である。
(第2実施形態)
図3を参照して、第2実施形態に係る積層コンデンサの構成について説明する。第2実施形態に係る積層コンデンサは、コンデンサ引き出し電極の形状の点で第1実施形態にかかる積層コンデンサと異なる。図3は、第2実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体1の分解斜視図である。
積層体1では、図3に示されるように、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96が蛇行形状を呈する。さらには、これら第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96と連続する第1及び第2の引き出し電極40〜46、50〜56も蛇行形状を呈する。
以上のように、本実施形態に係る積層コンデンサでは、第1及び第2の内部電極層20〜26、30〜36において引き出し電極に実質的に相当する部分が長くなる。そのため、第1実施形態に係る積層コンデンサ同様、容量を確保しつつ等価直列抵抗を大きくすることが可能である。
特に、第2実施形態に係る積層コンデンサでは、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96の形状を蛇行形状とすることで、引き出し電極としても機能する第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96の長さを長くしている。その結果、第1及び第2の内部電極層20〜26、30〜36において実質的に引き出し電極に相当する部分が長くなり、等価直列抵抗の値を大きくすることが可能となる。
また、本実施形態に係る積層コンデンサでは、第1実施形態に係る積層コンデンサ同様、スリット部120〜126、130〜136それぞれの長さを変えるだけで等価直接抵抗の値を変えることができ、等価直列抵抗の制御を容易に行うことが可能である。さらには、各スリット部120〜126、130〜136の長さによって積層コンデンサの等価直列抵抗の値を所望の値に設定することもでき、所望の等価直列抵抗の値を有する積層コンデンサを得ることも可能である。
なお、第1及び第2の引き出し電極40〜46、50〜56は蛇行形状でなく、例えば矩形状であってもよい。また、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96すべてが蛇行形状でなくてもよく、例えば第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96のうちいずれか一方のみが蛇行形状であってもよい。あるいは、例えば第1のコンデンサ引き出し電極80〜86のうち一部のコンデンサ引き出し電極のみが蛇行形状であってもよい。
また、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96と第1及び第2の引き出し電極40〜46、50〜56の形状は、図4に示すように、クランク形状であってもよい。
(第3実施形態)
図5を参照して、第3実施形態に係る積層コンデンサの構成について説明する。第3実施形態に係る積層コンデンサは、コンデンサ引き出し電極あるいは引き出し電極が開口部を有する点で第1実施形態にかかる積層コンデンサと異なる。図5は、第3実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体1の分解斜視図である。
積層体1では、図5に示されるように、第1及び第2の引き出し電極40〜46、50〜56と第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96とが円形状の開口部140、142、144、146、150、152、154、156を有している。開口部140〜146は、第1の引き出し電極40〜46と第1のコンデンサ引き出し電極80〜86とが連続する部分において、X軸方向に3つ円形状の開口部が並ぶことにより形成される。開口部150〜156は、第2の引き出し電極50〜56と第2のコンデンサ引き出し電極90〜96とが連続する部分において、X軸方向に3つ円形状の開口部が並ぶことにより形成される。
以上のように、本実施形態に係る積層コンデンサでは、第1及び第2の内部電極層20〜26、30〜36において引き出し電極に実質的に相当する部分が長くなる。そのため、第1実施形態に係る積層コンデンサ同様、容量を確保しつつ等価直列抵抗を大きくすることが可能である。
特に、第3実施形態に係る積層コンデンサでは、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96と、第1及び第2の引き出し電極40〜46、50〜56とが開口部140〜146、150〜156を有することで、実質的に引き出し電極に相当する部分の面積が小さくなる。その結果、等価直列抵抗の値を大きくすることが可能となる。
また、本実施形態に係る積層コンデンサでは、第1実施形態に係る積層コンデンサ同様、スリット部120〜126、130〜136それぞれの長さを変えるだけで等価直接抵抗の値を変えることができ、等価直列抵抗の制御を容易に行うことが可能である。さらには、各スリット部120〜126、130〜136の長さによって積層コンデンサの等価直列抵抗の値を所望の値に設定することもでき、所望の等価直列抵抗の値を有する積層コンデンサを得ることも可能である。
なお、第1及び第2の引き出し電極40〜46、50〜56と第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96とのすべての部分において開口部を有していなくてもよく、このうちの一部分のみで開口部を有していてもよい。例えば、第1及び第2の引き出し電極40〜46、50〜56、及び第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96のうちいずれか一方である第1及び第2の引き出し電極40〜46、50〜56のみが開口部を有していてもよい。あるいは、例えば、第1のコンデンサ引き出し電極80〜86のみが開口部を有していてもよい。
また、開口部140〜146、150〜156は、図5に示したような円形状に限られない。例えば、図6に示すように、開口部140〜146、150〜156は、X軸方向に長い楕円形状のもの1つであってもよい。あるいは、図7に示すように、開口140〜146、150〜156は、矩形形状の開口部が3つX軸方向に並んだものであってもよい。あるいは、図8に示すように、開口140〜146、150〜156は、X軸方向に長い矩形形状のもの1つであってもよい。
(第4実施形態)
図9を参照して、第4実施形態に係る積層コンデンサの構成について説明する。第4実施形態に係る積層コンデンサは、コンデンサ引き出し電極の形状の点で第1実施形態にかかる積層コンデンサと異なる。図9は、第4実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体1の分解斜視図である。
積層体1では、図9に示されるように、複数の誘電体層10と複数の内部電極層20〜26、30〜36とが積層する方向と垂直で、かつ、第1及び第2の引き出し電極電極40〜46、50〜56が引き出される積層体1の側面1a、1bと平行な方向での幅に関し、引き出し電極とつながる箇所での第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96の幅に比べ、第1及び第2のコンデンサ本体電極100〜106、110〜116とつながる箇所での第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96の幅の方が狭い。すなわち、図9に示すように、第1のコンデンサ引き出し電極80〜86の第1のコンデンサ本体電極100〜106とつながる箇所でのY軸方向での幅が、第1の引き出し電極40〜46とつながる箇所でのY軸方向での幅に比べて狭い。言換えると、第1のコンデンサ引き出し電極80〜86は、第1のコンデンサ本体電極100〜106側の幅が第1の引き出し電極40〜46に接続される側の幅よりも狭く設定されることとなる。第2のコンデンサ引き出し電極90〜96の第2のコンデンサ本体電極110〜116とつながる箇所でのY軸方向での幅が、第2の引き出し電極50〜56とつながる箇所でのY軸方向での幅に比べて狭い。言換えると、第2のコンデンサ引き出し電極90〜96は、第2のコンデンサ本体電極110〜116側の幅が第2の引き出し電極50〜56に接続される側の幅よりも狭く設定されることとなる。
以上のように、本実施形態に係る積層コンデンサでは、第1及び第2の内部電極層20〜26、30〜36において引き出し電極に実質的に相当する部分が長くなる。そのため、第1実施形態に係る積層コンデンサ同様、容量を確保しつつ等価直列抵抗を大きくすることが可能である。
特に、第4実施形態に係る積層コンデンサでは、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96がそれぞれ第1及び第2のコンデンサ本体電極100〜106、110〜116とつながる箇所でのY軸方向での幅は、第1及び第2の引き出し電極40〜46、50〜56とつながる箇所でのY軸方向での幅に比べて狭い。
また、本実施形態に係る積層コンデンサでは、第1実施形態に係る積層コンデンサ同様、スリット部120〜126、130〜136それぞれの長さを変えるだけで等価直接抵抗の値を変えることができ、等価直列抵抗の制御を容易に行うことが可能である。さらには、各スリット部120〜126、130〜136の長さによって積層コンデンサの等価直列抵抗の値を所望の値に設定することもでき、所望の等価直列抵抗の値を有する積層コンデンサを得ることも可能である。
なお、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96のすべてにおいて、このようにY軸方向で幅が変化する形状でなくてもよい。例えば、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極80〜86、90〜96のうちいずれか一方のみが上記のようにY軸方向で幅が変化する形状であって、他方のコンデンサ引き出し電極はY軸方向での幅が一定である形状であってもよい。
(第5実施形態)
図10を参照して、第5実施形態に係る積層コンデンサの構成について説明する。第5実施形態に係る積層コンデンサは、1つの第1の内部電極層が接続される第1の端子電極の数及び1つの第2の内部電極層が接続される第2の端子電極の数の点で第1実施形態にかかる積層コンデンサと異なる。図10は、第5実施形態に係る積層コンデンサC1に含まれる積層体1の分解斜視図である。
積層体1は、図10にも示されるように、複数(本実施形態では、9層)の誘電体層10と、複数(本実施形態では、各4層)の第1及び第2の内部電極160、170とが交互に積層されることにより構成される。実際の積層コンデンサでは、誘電体層10の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
第1の内部電極層160は、第1の引き出し電極180、182、184、186と第1のコンデンサ電極200とを有する。第1の内部電極層160が有する第1の引き出し電極180〜186は4つであり、第1の端子電極11a〜11dの数と同じである。第1の引き出し電極180〜186は、対応する第1の端子電極11a〜11dそれぞれと接続され、第1の端子電極11a〜11dが形成されている積層体1の側面1a、1bに引き出されるように第1のコンデンサ電極200から矩形状を呈しながら伸びている。具体的には、第1の引き出し電極180は、第1の端子電極11aと接続されるように積層体1の側面1aに引き出される。第1の引き出し電極182は、第1の端子電極11bと接続されるように積層体1の側面1aに引き出される。第1の引き出し電極184は、第1の端子電極11cと接続されるように積層体1の側面1bに引き出される。第1の引き出し電極186は、第1の端子電極11dと接続されるように積層体1の側面1bに引き出される。
第2の内部電極層170は、第2の引き出し電極190、192、194、196と第2のコンデンサ電極210とを有する。第2の内部電極層170が有する第2の引き出し電極190〜196は4つであり、第2の端子電極12a〜12dの数と同じである。第2の引き出し電極190〜196は、対応する第2の端子電極12a〜12dそれぞれと接続され、第2の端子電極12a〜12dが形成されている積層体1の側面1a、1bに引き出されるように第2のコンデンサ電極210から矩形状を呈しながら伸びている。具体的には、第2の引き出し電極190は、第2の端子電極12aと接続されるように積層体1の側面1aに引き出される。第2の引き出し電極192は、第2の端子電極12bと接続されるように積層体1の側面1aに引き出される。第2の引き出し電極194は、第2の端子電極12cと接続されるように積層体1の側面1bに引き出される。第2の引き出し電極196は、第2の端子電極12dと接続されるように積層体1の側面1bに引き出される。
第1の引き出し電極180、182、第2の引き出し電極190、192は、図10におけるY方向に関してずれて位置している。すなわち、第1の引き出し電極180、第2の引き出し電極190、第1の引き出し電極182、第2の引き出し電極192の順に+Y方向にずれて位置している。第1の引き出し電極184、186、第2の引き出し電極194、196は、図10におけるY方向に関してずれて位置している。すなわち、第1の引き出し電極184、第2の引き出し電極194、第1の引き出し電極186、第2の引き出し電極196の順に+Y方向にずれて位置している。
コンデンサの容量成分を形成する第1のコンデンサ電極200は、積層体1のZ軸方向と平行な側面から所定の間隔を有した位置にそれぞれ形成されている。第1のコンデンサ電極200は、第1のコンデンサ引き出し電極220、222、224、226、と第1のコンデンサ本体電極240とを含む。
第1のコンデンサ引き出し電極220〜226は、第1の引き出し電極180〜186の総数と同じ数、すなわち4つである。第1のコンデンサ引き出し電極220〜226は、図10に示すように、第1のコンデンサ電極200に形成された4つのスリット部対260、262、264、266によってそれぞれが、対応する第1の引き出し電極180〜186それぞれに連続するように形成される。4つのスリット部対260〜266は、第1の引き出し電極180〜186と第1のコンデンサ電極200とがつながる箇所でのY軸方向の両端において、X軸方向を長手方向として伸びるように形成された幅の狭い矩形状の切り込みである。第1のコンデンサ引き出し電極220は、スリット部260によって第1の引き出し電極180に連続するように形成される。第1のコンデンサ引き出し電極224は、スリット部262によって第1の引き出し電極182に連続するように形成される。第1のコンデンサ引き出し電極224は、スリット部264によって第1の引き出し電極184に連続するように形成される。第1のコンデンサ引き出し電極226は、スリット部266によって第1の引き出し電極186に連続するように形成される。また、第1のコンデンサ本体電極240は、図10に示すように、4つのスリット部対260〜266によって第1の引き出し電極180〜186とは隔てられるよう形成される。
コンデンサの容量成分を形成する第1のコンデンサ電極200は、積層体1のZ軸方向と平行な側面から所定の間隔を有した位置にそれぞれ形成されている。第1のコンデンサ電極200は、第1のコンデンサ引き出し電極220〜226と第1のコンデンサ本体電極240とを含む。
第2のコンデンサ引き出し電極230〜236は、第2の引き出し電極190〜196の総数と同じ数、すなわち4つである。第2のコンデンサ引き出し電極230〜236は、図10に示すように、第2のコンデンサ電極210に形成された4つのスリット部対270、272、274、276によってそれぞれが、対応する第2の引き出し電極190〜196それぞれに連続するように形成される。4つのスリット部対270〜276は、第2の引き出し電極190〜196と第2のコンデンサ電極210とがつながる箇所でのY軸方向の両端において、X軸方向を長手方向として伸びるように形成された幅の狭い矩形状の切り込みである。第2のコンデンサ引き出し電極230は、スリット部270によって第2の引き出し電極190に連続するように形成される。第2のコンデンサ引き出し電極232は、スリット部272によって第2の引き出し電極192に連続するように形成される。第2のコンデンサ引き出し電極234は、スリット部274によって第2の引き出し電極2194に連続するように形成される。第2のコンデンサ引き出し電極236は、スリット部276によって第2の引き出し電極196に連続するように形成される。また、第2のコンデンサ本体電極250は、図10に示すように、4つのスリット部対270〜276によって第2の引き出し電極190〜196とは隔てられるよう形成される。
第1のコンデンサ電極200と第2のコンデンサ電極210は、Z軸方向で見て重なるように位置している。
図10に示すように、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236は、スリット部260〜266、270〜276によって第1及び第2の引き出し電極180〜186、190〜196それぞれと連続するように形成され、引き出し電極として機能することができる。そのため、第1及び第2の内部電極層160、170において、引き出し電極に実質的に相当する部分が長くなる。これにより、第5実施形態に係る積層コンデンサC1では、容量を確保しつつ等価直列抵抗を大きくすることが可能となる。
また、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236はスリット部260〜266、270〜276によって形成されたものであり、スリット部260〜266、270〜276のX軸方向での長さによってその長さは変わってくる。そのため、第5実施形態に係る積層コンデンサC1では、スリット部260〜266、270〜276の長さを変えるだけで等価直接抵抗の値を変えることができ、等価直列抵抗の制御を容易に行うことが可能である。
さらには、スリット部260〜266、270〜276の長さを変えるだけで第5実施形態に係る積層コンデンサC1の等価直接抵抗の値を変えることができることから、スリット部260〜266、270〜276の長さによって第5実施形態に係る積層コンデンサC1の等価直列抵抗の値を所望の値に設定することもできる。このように、所望の等価直列抵抗の値を有する積層コンデンサを得ることが可能である。
(第6実施形態)
図11を参照して、第6実施形態に係る積層コンデンサの構成について説明する。第6実施形態に係る積層コンデンサは、コンデンサ引き出し電極の形状の点で第5実施形態にかかる積層コンデンサC1と異なる。図11は、第6実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体1の分解斜視図である。
積層体1では、図11に示されるように、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236が蛇行形状を呈する。さらには、これら第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236と連続する第1及び第2の引き出し電極180〜186、190〜196も蛇行形状を呈する。
以上のように、本実施形態に係る積層コンデンサでは、第1及び第2の内部電極層160、170において引き出し電極に実質的に相当する部分が長くなる。そのため、第5実施形態に係る積層コンデンサ同様、容量を確保しつつ等価直列抵抗を大きくすることが可能である。
特に、第6実施形態に係る積層コンデンサでは、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236の形状を蛇行形状とすることで、引き出し電極としても機能する第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236の長さを長くしている。その結果、第1及び第2の内部電極層160、170において実質的に引き出し電極に相当する部分が長くなり、等価直列抵抗の値を大きくすることが可能となる。
また、本実施形態に係る積層コンデンサでは、第5実施形態に係る積層コンデンサ同様、4つのスリット部対260〜266、270〜276それぞれの長さを変えるだけで等価直接抵抗の値を変えることができ、等価直列抵抗の制御を容易に行うことが可能である。さらには、4つのスリット部対260〜266、270〜276それぞれの長さによって積層コンデンサの等価直列抵抗の値を所望の値に設定することもでき、所望の等価直列抵抗の値を有する積層コンデンサを得ることも可能である。
なお、第1及び第2の引き出し電極180〜186、190〜196は蛇行形状でなく、例えば矩形状であってもよい。また、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236すべてが蛇行形状でなくてもよく、例えば第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236のうちいずれか一方のみが蛇行形状であってもよい。あるいは、例えば第1のコンデンサ引き出し電極220〜226のうち一部のコンデンサ引き出し電極のみが蛇行形状であってもよい。
また、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236と第1及び第2の引き出し電極180〜186、190〜196の形状は、図12に示すように、クランク形状であってもよい。
(第7実施形態)
図13を参照して、第7実施形態に係る積層コンデンサの構成について説明する。第7実施形態に係る積層コンデンサは、コンデンサ引き出し電極あるいは引き出し電極が開口部を有する点で第5実施形態にかかる積層コンデンサC1と異なる。図13は、第7実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体1の分解斜視図である。
積層体1では、図13に示されるように、第1及び第2の引き出し電極180〜186、190〜196と第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236とがそれぞれ円形状の開口部280、282、284、286、290、292、294、296を有している。開口部280〜286は、第1の引き出し電極180〜186と第1のコンデンサ引き出し電極220〜226とが連続する部分において、X軸方向に3つ円形状の開口部が並ぶことにより形成される。開口部290〜296は、第2の引き出し電極190〜196と第2のコンデンサ引き出し電極230〜236とが連続する部分において、X軸方向に3つ円形状の開口部が並ぶことにより形成される。
以上のように、本実施形態に係る積層コンデンサでは、第1及び第2の内部電極層160、170において引き出し電極に実質的に相当する部分が長くなる。そのため、第5実施形態に係る積層コンデンサ同様、容量を確保しつつ等価直列抵抗を大きくすることが可能である。
特に、第7実施形態に係る積層コンデンサでは、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236と、第1及び第2の引き出し電極180〜186、190〜196とが開口部を有することで、実質的に引き出し電極に相当する部分の面積が小さくなる。その結果、等価直列抵抗の値を大きくすることが可能となる。
また、本実施形態に係る積層コンデンサでは、第5実施形態に係る積層コンデンサ同様、4つのスリット部対260〜266、270〜276それぞれの長さを変えるだけで等価直接抵抗の値を変えることができ、等価直列抵抗の制御を容易に行うことが可能である。さらには、4つのスリット部対260〜266、270〜276それぞれの長さによって積層コンデンサの等価直列抵抗の値を所望の値に設定することもでき、所望の等価直列抵抗の値を有する積層コンデンサを得ることも可能である。
なお、第1及び第2の引き出し電極180〜186、190〜196と第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236とのすべての部分において開口部を有していなくてもよく、このうちの一部分のみで開口部を有していてもよい。例えば、第1及び第2の引き出し電極180〜186、190〜196、及び第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236のうちいずれか一方である第1及び第2の引き出し電極180〜186、190〜196のみが開口部を有していてもよい。あるいは、例えば、第1のコンデンサ引き出し電極180〜186のみが開口部を有していてもよい。
また、開口部280〜286、290〜296は、図13に示したような円形状に限られない。例えば、図14に示すように、開口部280〜286、290〜296は、X軸方向に長い楕円形状のもの1つであってもよい。あるいは、図15に示すように、開口部280〜286、290〜296は、矩形形状の開口部が3つX軸方向に並んだものであってもよい。あるいは、図16に示すように、開口部280〜286、290〜296は、X軸方向に長い矩形形状のもの1つであってもよい。
(第8実施形態)
図17を参照して、第8実施形態に係る積層コンデンサの構成について説明する。第8実施形態に係る積層コンデンサは、コンデンサ引き出し電極の形状の点で第5実施形態にかかる積層コンデンサC1と異なる。図17は、第8実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体1の分解斜視図である。
積層体1では、図17に示されるように、複数の誘電体層10と複数の内部電極層160、170とが積層する方向と垂直で、かつ、第1及び第2の引き出し電極180〜186、190〜196が引き出される積層体1の面と平行な方向での幅に関し、引き出し電極とつながる箇所での第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236の幅に比べ、第1及び第2のコンデンサ本体電極240、250とつながる箇所での第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236の幅の方が狭い。すなわち、図17に示すように、第1のコンデンサ引き出し電極220〜226の第1のコンデンサ本体電極240とつながる箇所でのY軸方向での幅が、第1の引き出し電極220〜226とつながる箇所でのY軸方向での幅に比べて狭い。言換えると、第1のコンデンサ引き出し電極220〜226は、第1のコンデンサ本体電極240側の幅が第1の引き出し電極180〜186に接続される側の幅よりも狭く設定されることとなる。第2のコンデンサ引き出し電極230〜236の第2のコンデンサ本体電極250とつながる箇所でのY軸方向での幅が、第2の引き出し電極190〜196とつながる箇所でのY軸方向での幅に比べて狭い。言換えると、第2のコンデンサ引き出し電極230〜236は、第2のコンデンサ本体電極250側の幅が第2の引き出し電極190〜196に接続される側の幅よりも狭く設定されることとなる。
以上のように、本実施形態に係る積層コンデンサでは、第1及び第2の内部電極層160、170において引き出し電極に実質的に相当する部分が長くなる。そのため、第5実施形態に係る積層コンデンサ同様、容量を確保しつつ等価直列抵抗を大きくすることが可能である。
特に、第8実施形態に係る積層コンデンサでは、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236がそれぞれ第1及び第2のコンデンサ本体電極240、250とつながる箇所でのY軸方向での幅は、第1及び第2の引き出し電極180〜186、190〜196とつながる箇所でのY軸方向での幅に比べて狭い。
また、本実施形態に係る積層コンデンサでは、第5実施形態に係る積層コンデンサ同様、4つのスリット部対260〜266、270〜276それぞれの長さを変えるだけで等価直接抵抗の値を変えることができ、等価直列抵抗の制御を容易に行うことが可能である。さらには、4つのスリット部対260〜266、270〜276それぞれの長さによって積層コンデンサの等価直列抵抗の値を所望の値に設定することもでき、所望の等価直列抵抗の値を有する積層コンデンサを得ることも可能である。
なお、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236のすべてにおいて、このようにY軸方向で幅が変化する形状でなくてもよい。例えば、第1及び第2のコンデンサ引き出し電極220〜226、230〜236のうちいずれか一方のみが上記のようにY軸方向で幅が変化する形状であって、他方のコンデンサ引き出し電極はY軸方向での幅が一定である形状であってもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態及び変形例に限定されるものではない。例えば、誘電体層10の積層数及び第1及び第2の内部電極20〜26、30〜36、160、170の積層数は、上述した実施形態に記載された数に限られない。また、第1〜第4の実施形態における第1及び第2の内部電極層の種類の数は4つに限らず、例えば1つでもよい。
第1実施形態に係る積層コンデンサの斜視図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体の分解斜視図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体の分解斜視図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサの変形例に含まれる積層体の分解斜視図である。 第3実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体の分解斜視図である。 第3実施形態に係る積層コンデンサの変形例に含まれる積層体の分解斜視図である。 第3実施形態に係る積層コンデンサの変形例に含まれる積層体の分解斜視図である。 第3実施形態に係る積層コンデンサの変形例に含まれる積層体の分解斜視図である。 第4実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体の分解斜視図である。 第5実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体の分解斜視図である。 第6実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体の分解斜視図である。 第6実施形態に係る積層コンデンサの変形例に含まれる積層体の分解斜視図である。 第7実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体の分解斜視図である。 第7実施形態に係る積層コンデンサの変形例に含まれる積層体の分解斜視図である。 第7実施形態に係る積層コンデンサの変形例に含まれる積層体の分解斜視図である。 第7実施形態に係る積層コンデンサの変形例に含まれる積層体の分解斜視図である。 第8実施形態に係る積層コンデンサに含まれる積層体の分解斜視図である。
符号の説明
1…積層体、10…誘電体層、11a〜11d…第1の端子電極、12a〜12d…第2の端子電極、20〜26、160…第1の内部電極層、30〜36、170…第2の内部電極層、40〜46、180〜186…第1の引き出し電極、50〜56、190〜196…第2の引き出し電極、60〜66、200…第1のコンデンサ電極、70〜76、210…第2のコンデンサ電極、80〜86、220〜226…第1のコンデンサ引き出し電極、90〜96、230〜236…第2のコンデンサ引き出し電極、100〜106、240…第1のコンデンサ本体電極、110〜116、250…第2のコンデンサ本体電極、120〜126、130〜136、260〜266、270〜276…スリット部、140〜146、150〜156、260〜266、270〜276…開口部。

Claims (9)

  1. 複数の誘電体層と複数の内部電極層とが交互に積層された積層体と、当該積層体に形成された複数の端子電極と、を備えた積層コンデンサであって、
    前記積層体は、当該積層体の積層方向に平行な相対向する第1及び第2の側面と、前記第1及び第2の側面と交差し且つ前記積層方向に平行な相対向する第3及び第4の側面とを有し、
    前記複数の内部電極層は、交互に配置される複数の第1の内部電極層と複数の第2の内部電極層とを含み、
    前記複数の端子電極は、互いに電気的に絶縁され、且つそれぞれ前記第1又は第2の側面に配置された複数の第1の端子電極及び複数の第2の端子電極を含み、
    前記第1の内部電極層は、前記複数の第1の端子電極のうちいずれか1つと接続される第1の引き出し電極と、容量成分を形成する第1のコンデンサ電極と、を有し、
    前記第2の内部電極層は、前記複数の第2の端子電極のうちいずれか1つと接続される第2の引き出し電極と、容量成分を形成する第2のコンデンサ電極と、を有し、
    前記第1のコンデンサ電極には、前記第1の引き出し電極の前記第3及び第4の側面の対向方向における両端縁から伸びる一対のスリット部が設けられており、該一対のスリット部の間に位置する部分が前記第1の引き出し電極と連続し、
    前記第2のコンデンサ電極には、前記第2の引き出し電極の前記第3及び第4の側面の対向方向における両端縁から伸びる一対のスリット部が設けられており、該一対のスリット部の間に位置する部分が前記第2の引き出し電極と連続しており、
    前記第1のコンデンサ電極に設けられた前記一対のスリット部は、当該第1のコンデンサ電極に対応する前記第1の引き出し電極に接続される前記第1の端子電極が配置された前記第1又は第2の側面から当該側面に対向する前記第2又は第1の側面に向かう方向に伸び、
    前記第2のコンデンサ電極に設けられた前記一対のスリット部は、当該第2のコンデンサ電極に対応する前記第2の引き出し電極に接続される前記第2の端子電極が配置された前記第1又は第2の側面から当該側面に対向する前記第2又は第1の側面に向かう方向に伸び、
    前記積層方向から見たときに、前記第1の引き出し電極の前記両端縁から伸びる前記一対のスリットと前記第2の引き出し電極の前記両端縁から伸びる前記一対のスリットとが、前記第3及び第4の側面の対向方向において重ならないことを特徴とする積層コンデンサ。
  2. 複数の誘電体層と複数の内部電極層とが交互に積層された積層体と、当該積層体に形成された複数の端子電極と、を備えた積層コンデンサであって、
    前記積層体は、当該積層体の積層方向に平行な相対向する第1及び第2の側面と、前記第1及び第2の側面と交差し且つ前記積層方向に平行な相対向する第3及び第4の側面とを有し、
    前記複数の内部電極層は、交互に配置される複数の第1の内部電極層と複数の第2の内部電極層とを含み、
    前記複数の端子電極は、互いに電気的に絶縁され、且つそれぞれ前記第1又は第2の側面に配置された複数の第1の端子電極及び複数の第2の端子電極を含み、
    前記第1の内部電極層は、前記複数の第1の端子電極それぞれと接続される複数の第1の引き出し電極と、容量成分を形成する第1のコンデンサ電極と、を有し、
    前記第2の内部電極層は、前記複数の第2の端子電極それぞれと接続される複数の第2の引き出し電極と、容量成分を形成する第2のコンデンサ電極と、を有し、
    前記第1のコンデンサ電極には、前記各第1の引き出し電極の前記第3及び第4の側面の対向方向における両端縁から伸びる一対のスリット部が設けられており、該各一対のスリット部の間に位置する部分が対応する前記第1の引き出し電極と連続し、
    前記第2のコンデンサ電極には、前記各第2の引き出し電極の前記第3及び第4の側面の対向方向における両端縁から伸びる一対のスリット部が設けられており、該各一対のスリット部の間に位置する部分が対応する前記第2の引き出し電極と連続しており、
    前記第1のコンデンサ電極に設けられた前記各一対のスリット部は、当該一対のスリット部が対応する前記第1の引き出し電極に接続される前記第1の端子電極が配置された前記第1又は第2の側面から当該側面に対向する前記第2又は第1の側面に向かう方向に伸び、
    前記第2のコンデンサ電極に設けられた前記各一対のスリット部は、当該一対のスリット部が対応する前記第2の引き出し電極に接続される前記第2の端子電極が配置された前記第1又は第2の側面から当該側面に対向する前記第2又は第1の側面に向かう方向に伸び、
    前記積層方向から見たときに、前記複数の第1の引き出し電極それぞれの前記両端縁から伸びる前記一対のスリットと前記複数の第2の引き出し電極の前記両端縁から伸びる前記一対のスリットとが、前記第3及び第4の側面の対向方向において重ならないことを特徴とする積層コンデンサ。
  3. 前記第1及び第2のコンデンサ電極における前記一対のスリット部の間に位置する前記部分のうち少なくともいずれか一方の部分は、蛇行形状又はクランク形状を呈していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の積層型コンデンサ。
  4. 前記第1及び第2の引き出し電極のうち少なくともいずれか一方の引き出し電極は、開口部を有していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の積層型コンデンサ。
  5. 前記第1及び第2のコンデンサ電極における前記一対のスリット部の間に位置する前記部分のうち少なくともいずれか一方の部分は、開口部を有していることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の積層型コンデンサ。
  6. 前記第1のコンデンサ電極における前記一対のスリット部の間に位置する前記部分は、前記第1のコンデンサ電極の残部側の幅が前記第1の引き出し電極に接続される側の幅よりも狭く設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の積層型コンデンサ。
  7. 前記第2のコンデンサ電極における前記一対のスリット部の間に位置する前記部分は、前記第2のコンデンサ電極の残部側の幅が前記第2の引き出し電極に接続される側の幅よりも狭く設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の積層型コンデンサ。
  8. 前記スリット部の長さを調節することにより、等価直列抵抗が所望の値に設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の積層型コンデンサ。
  9. 前記第1のコンデンサ電極に設けられた前記一対のスリット部の間に位置する前記部分は、前記誘電体層を間に挟んで隣接する前記第2の内部電極層の前記引き出し電極とは対向することなく、隣接する前記第2の内部電極層の前記第2のコンデンサ電極に対向し、
    前記第2のコンデンサ電極に設けられた前記一対のスリット部の間に位置する前記部分は、前記誘電体層を間に挟んで隣接する前記第1の内部電極層の前記引き出し電極とは対向することなく、隣接する前記第1の内部電極層の前記第1のコンデンサ電極に対向することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項記載の積層コンデンサ。
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