JP4290632B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技領域裏方に形成された入賞領域と連通する入賞口を、開放状態と閉鎖状態とに変換する可変入賞装置と、所定条件の成立を契機として入賞口を開放状態とし、入賞領域に遊技球が流入した場合に、所定の利益を遊技者に供与する入賞制御手段とを備えているパチンコ遊技機に関する。
一般的なパチンコ遊技機にあっては、他の入賞口に比して、遊技球入賞により多量の賞球を払い出す大入賞口を備え、該大入賞口の下縁に枢支された開閉扉を、大入賞口を遮蔽して遊技球の流入不能な閉鎖状態と、前方に傾倒して大入賞口を開口して遊技球の流入可能な開放状態とに変換する可変入賞装置を備えている。ここで、この可変入賞装置は、開閉扉を開閉作動する駆動装置も備えている。そして、この可変入賞装置は、通常の遊技中では大入賞口を閉鎖状態に保持し、所定の遊技条件が成立すると、大入賞口が開口状態と閉鎖状態とに繰り返し変換される特別遊技作動を行うように制御されている。この特別遊技作動中には、大入賞口を介して入賞領域に遊技球が流入する毎に、所定数の賞球が払い出されるようになっており、通常遊技中に比して、遊技者の獲得利益が増大する。また、近年のパチンコ遊技機では、特別遊技作動が実行されないと、遊技中に獲得する賞球量に比して遊技球の消費量の方が多くなってしまう。このため、遊技者は、この特別遊技作動が実行される所定の遊技条件が成立することを切望して遊技を行っている。
上記のようなパチンコ遊技機にあって、可変入賞装置は、例えば、駆動装置としてソレノイドが設けられ、該ソレノイドのプランジャが励磁作用を介して作動されることによって、該プランジャに連繋された開閉扉が前方に傾倒して大入賞口が開放される一方、ソレノイドがOFF状態となると、プランジャを非作動位置に復帰させるバネの付勢作用を介して、開閉扉が起立して大入賞口が閉鎖されるように構成されている。従って、ソレノイドのOFF状態においては、開閉扉を指先等で無理に傾倒して大入賞口を開放させることが可能となっている。これは、例えば、閉店間近に大当りとしての特別遊技作動が発生し、その特別遊技作動が次回も大当りとなる確率が高い確変図柄によるものである場合に、閉店時間後に、ソレノイドのOFF状態において、店員が指先等で開閉扉を前方傾倒させて大入賞口を開放し、該大入賞口内に遊技球を直接手で投入して入賞させ、一回分の大当りに相当する量の賞球を遊技者に供与するサービスを行い得るようにしているためである。また、その他、入賞領域内のスイッチの不具合や、開閉扉と大入賞口の開口縁との間に遊技球が挟まる等の不具合等を、店員が容易に解消できるようにしているためでもある。
ところで、近年、このようなパチンコ遊技機に対して、その遊技領域前面を覆うガラス板が配設されたガラス扉の隙間等から薄板や細線等を遊技領域に挿入して、可変入賞装置の開閉扉を不正に開放し、多量の賞球を不正に得ようとする行為が報告されている。この不正行為が行われると、所定の遊技条件が成立することなく、大入賞口に遊技球が流入して多量の賞球が払い出されることとなるから、遊技場は多大な損失を被ることとなり、大きな問題となっている。
この不正行為を防止するために、特別遊技作動が実行される所定の遊技条件が成立していない状態では、入賞領域に設けられた遊技球を検知するセンサを無効とするように制御して、入賞領域に遊技球が流入しても賞球を払い出さないようにした構成が種々提案されている。
例えば特許文献1のように、大入賞口の裏方に第一入賞領域と第二入賞領域とを設けると共に、遊技球を第一入賞領域か第二入賞領域かのいずれかに誘導する誘導部材を配設してなり、所定の遊技条件が成立していない状態では、誘導部材が遊技球を第一入賞領域に誘導する状態に保持され、かつ第一入賞領域の遊技球を検知するセンサを無効とするように制御した構成が提案されている。これにより、上述したように開閉扉が不正に開放された場合には、遊技球は第一入賞領域に流入することから、賞球を払い出さないようになっている。また、所定の遊技条件が成立していない状態でも、第二入賞領域に設けられたセンサは、遊技球を検知して入賞を確認できる有効状態に維持されている。このため、上述したように、閉店直近に高い確変図柄で当りとなった場合に、店員が開閉扉を開放して誘導部材を直接動かすことにより、第二入賞領域に遊技球を手で投入して一回分の賞球を払い出すサービス等を行うこともできるようになっている。また、この構成では、誘導部材の作動と、遊技球を検知するセンサの有効/無効の変換とは、遊技機を制御する制御装置により制御実行されるようになっている。
特開2004−141265号公報
ところで、入賞領域に設けられたセンサを有効/無効に変換する制御は、遊技機に配設された制御装置により実行されている。具体的には、センサ自体の検知作動を停止するように制御する方法や、センサから遊技球の検知信号を受信してもカウントしないように制御する方法があり、後者の方法が遊技球をカウントする処理のプログラム等を変更するだけでよいため一般的となっている。ここで、後者の方法にあって、センサは遊技機が可動している場合、常時遊技球を検知できる状態であり、遊技球を検知すると、その検知信号を制御装置に送信している。そして、制御装置が、この信号を受信した時に、特別遊技作動中の場合には、この信号を有効として賞球の払出制御を行い、特別遊技作動中でない場合には、この信号を無効として賞球の払出制御を行わないように制御する。ところが、このように、制御装置がセンサの有効/無効を内部的に制御している構成にあっては、この制御装置に対して不正な磁気や電波などを作用させて制御処理系統を混乱させることによって、センサの検知信号を有効として処理する誤作動を生じさせることも可能である。すなわち、上述した従来構成のように、特別遊技作動中に入賞領域のセンサを有効/無効に変換制御するようにしても、不正に大入賞口を開放して賞球を得ようとする行為を防止できる効果が不充分であった。
また、上述した従来構成の、所定の遊技条件が成立していない場合には、誘導部材を第一入賞領域に誘導する状態とし、かつ該第一入賞領域のセンサを無効とする構成にあっては、第二入賞領域のセンサは常に有効であることから、開閉扉を不正に開放した時に、その薄板や細線等により、誘導部材を第二入賞領域に誘導する状態に変換することができれば、賞球が払い出されることとなる。すなわち、大入賞口を不正に開放して賞球を得るという行為を確実に防止できることとはなっていない。
本発明は、不正に入賞口(大入賞口)を開放する行為に対して、賞球の払出しを確実に防止することができるパチンコ遊技機を提案することを目的とするものである。
本発明は、
遊技球が転動流下する遊技領域に形成され、遊技領域裏方に形成された入賞領域と連通する大入賞口と、
該大入賞口の下縁に枢支され、大入賞口を遮蔽して遊技球の流入不能な閉鎖状態と、前方に傾倒して大入賞口を開口して遊技球の流入可能な開放状態とに変換する開閉扉と
を具備する可変入賞装置と、
所定の遊技条件の成立を契機として、駆動装置を駆動制御して開閉扉を開放作動させると共に、大入賞口から入賞領域へ遊技球が流入すると、遊技者に所定の利益を供与する入賞制御手段とを備えたパチンコ遊技機において、
前記可変入賞装置が、
大入賞口と入賞領域との間に形成され、開放された大入賞口からの遊技球の流入が可能であり、かつ該遊技球の流下によって、遊技者に利益を供与しない非入賞領域と、
開閉扉を大入賞口の閉鎖位置に保持するように内方へ付勢する付勢手段と、
開閉扉とは別部材であり、開閉扉の扉内面に対向して配設された扉開放部と、球誘導部とを一体的に備え、開閉扉の扉内面に扉開放部を当接して該開閉扉を付勢手段に抗して開放し、かつ球誘導部により非入賞領域上を遮蔽して遊技球を入賞領域に誘導する開放位置と、扉開放部を後方退避させて開閉扉を付勢手段により閉鎖位置復帰させ、かつ球誘導部を非入賞領域上から退避して該非入賞領域を開放する遮蔽位置とに変換される作動部材と、
作動部材を開放位置と、遮蔽位置とに変換する駆動装置
とを備えたことを特徴とするものである(請求項1)。
かかる構成にあっては、駆動装置の駆動と連繋して作動する作動部材と、開閉扉とを別部材として設け、該開閉扉を開放する場合には、作動部材に設けられた扉開放部が開閉扉に当接して前方傾倒し、該閉鎖扉を閉鎖する場合には、扉開放部を後方退避することにより付勢手段に従って閉鎖位置復帰させるようになっている。さらに、入賞口と連通して、入賞領域と、該入賞領域の前側に非入賞領域とを設けると共に、開閉扉を開放する場合に、この入賞領域へ遊技球を誘導する位置となり、開閉扉を閉鎖する場合に、非入賞領域を開放する位置となるように変換する球誘導部を、作動部材が、前記扉開放部と共に一体的に設けられたものである。そして、この作動部材は、駆動装置の駆動により開放位置となった場合に、入賞口を開放状態とすると共に、該入賞口に入った遊技球を入賞領域へ誘導する状態とし、遮蔽位置となっている場合は、入賞口を閉鎖状態とすると共に、入賞領域の前方に配設された非入賞領域を開放した状態とするようになっている。このため、作動部材が開放位置に作動した場合に限って、入賞口に入った遊技球が入賞領域に流入することができる。また、作動部材が遮蔽位置に在る場合には、例え、不正に開閉扉を開放して入賞口に遊技球が入っても、該遊技球は入賞領域の前方に配設された非入賞領域に流入することとなるため、このような不正行為に対して賞球が払い出されることが無い。したがって、開閉扉を不正に開放して賞球を得ようとする行為が行われても、賞球の払出しが行われず、遊技場が損害を被ることを防止できる。そして、本発明の構成は、上述した従来構成のように、入賞領域に流入した遊技球の検知を有効/無効に制御するものではなく、作動部材の機械的作動により、入賞口の開閉作動と共に、賞球を払い出す入賞領域と賞球を払い出さない非入賞領域とのいずれかに、遊技球を流入させるようにしたものであるから、例え不正な電波や磁気により制御系を混乱しても、非入賞領域に流入した遊技球により賞球が払い出される誤作動を生じることはなく、このような不正行為に対する損害防止効果を充分かつ確実に発揮することができ得る。
このようなパチンコ遊技機にあって、可変入賞装置の作動部材が、その扉開放部と球誘導部間で回動可能に軸支されて設けられた構成(請求項2)が提案される。又は、可変入賞装置の作動部材が、前後方向に進退可能に設けられた構成(請求項3)が提案される。いずれの構成にあっても、扉開放部と球誘導部とを一体的に備えた作動部材を、回動又は進退作動という比較的簡単な作動形態としたものであるから、駆動装置の駆動に連繋して当該作動部材が正確かつ適当に開放位置と遮蔽位置とに変換できる。さらに、複雑な機構を要しないため、遊技機への取り付けや取り外しが容易であり、メンテナンス作業も容易に行い得るという優れた利点も有する。
また、このようなパチンコ遊技機にあって、遊技領域の、その最下部に設けられたアウト口へ遊技球が流下する位置に、遊技領域裏方に配設された非入賞領域と連通し、該非入賞領域に流入した遊技球を遊技領域に流出する流出口が形成されている構成(請求項4)が提案される。かかる構成にあっては、非入賞領域に流入した遊技球を、再び遊技領域に戻した後、アウト口へ流下するようにしたものである。これにより、不正に開閉扉を開放された入賞口に流入した遊技球は、アウト口へ流入するようになっていることを、この不正行為を行う者に視認させることができる。而して、このような不正行為が無駄であることを認識させることができ、不正行為の防止効果を高めることができる。
さらにまた、このようなパチンコ遊技機にあって、遊技領域裏方に配設された非入賞領域に流入した遊技球を検知する非入賞検知手段と、非入賞検知手段により遊技球が検知された場合に、非入賞領域への遊技球流入を報知する報知手段とを備えた構成(請求項5)が提案される。かかる構成にあっては、非入賞領域を遊技球が流下した場合に、これを報知するようにしたものであるから、上述した開閉扉を不正に開放する行為の発生を、遊技場の店員が速やかに知ることができ、所定の対応を行い得る。また、報知手段により警告音や警告光等を発するようにすれば、不正行為を防止する上で高い効果を発揮し得る。
本発明は、上述したように、入賞口と連通する入賞領域の前側に、遊技球が流入しても利益供与しない非入賞領域を設け付勢手段により閉鎖位置に保持される開閉扉の扉内面に対設された扉開放部と、該作動領域に位置する球誘導部とを一体的に備える作動部材を、扉開放部が開閉扉の扉内面に当接して該開閉扉を付勢手段に抗して開放し、かつ球誘導部が非入賞領域上を遮蔽して遊技球を入賞領域に誘導する位置となる開放位置と、扉開放部が後方退避して開閉扉を付勢手段により閉鎖位置復帰し、かつ球誘導部が非入賞領域を開放する位置となる遮蔽位置とに、駆動装置により変換するようにした可変入賞装置を備えていることを特徴とするものであるから(請求項1)、作動部材が開放位置に作動した場合に限って、入賞口に入った遊技球は入賞領域に流入することができ、作動部材が遮蔽位置に保持されている場合に、例え開閉扉が不正に開放されても、この入賞口に入った遊技球は非入賞領域に流入することとなるため、このような不正行為に対して賞球が払い出されることは無い。したがって、開閉扉を不正に開放して賞球を得ようとする不正行為が行われても、賞球の払出しは行われず、遊技場が損害を被ることを防止できる。また、本発明の構成は、例え不正な電波や磁気により制御系が混乱されても、非入賞領域に流入した遊技球により賞球が払い出される誤作動を生じることはないため、このような不正行為に対する損害防止効果を充分かつ確実に発揮することができる。
また、上述した可変入賞装置の作動部材が、その扉開放部と球誘導部間で回動可能に軸支されて設けられた構成(請求項2)、又は、可変入賞装置の作動部材が、前後方向に進退可能に設けられた構成(請求項3)とした場合にあっては、この作動部材が開放位置と遮蔽位置とに正確かつ適当に変換できるものとなる。
また、このパチンコ遊技機にあって、遊技領域の、その最下部に設けられたアウト口へ遊技球が流下する位置に、非入賞領域と連通し、該非入賞領域に流入した遊技球を遊技領域に流出する流出口が形成されている構成(請求項4)とした場合にあっては、不正に開放された入賞口から流入した遊技球がアウト口へ流入する様を、不正行為を行う者に視認させ、該不正行為が無駄であることを認識させることができるため、この不正行為の防止効果が高まる。
さらにまた、このようなパチンコ遊技機にあって非入賞領域に流入した遊技球を検知する非入賞検知手段と、非入賞検知手段により遊技球が検知された場合に、非入賞領域への遊技球流入を報知する報知手段とを備えた構成(請求項5)とした場合にあっては、不正に開放された入賞口から遊技球が流入すると、これが報知されるととなり、この不正行為の発生を、遊技場の店員に速やかに知らせることができる。また、この不正行為を防止する効果も高まる。
以下に、本発明にかかる実施形態例を、図1〜図6に基づいて説明する。この実施形態例は、本発明を第一種パチンコ遊技機に適用した一例を示すものである。
パチンコ遊技機の遊技盤1には、図1に示すように、その遊技盤面2上に略円形を呈する誘導レール3によって遊技領域4が区画形成されており、該遊技領域4の略中央にセンターケース5が配設されている。この遊技盤1の前面には、遊技盤面2を覆うガラス板を配設したガラス扉が枢支されており(図示省略)、遊技者が直接遊技盤面2に触れることができないようになっている。また、センターケース5には、液晶表示器からなる図柄表示装置6が組み付けられており、該図柄表示装置6の表示画面7には、通常遊技時において、三つの特別図柄A,B,Cが変動表示される。尚、図柄表示装置6は、CRT表示器,ドットマトリックス表示器等の図柄表示器で構成することも可能である。
センターケース5の上部右側には、四個のパイロットランプを備えた特別図柄始動記憶数表示装置8が配設されている。この特別図柄始動記憶数表示装置8は、後述する主制御基板60(図2参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された特別図柄始動記憶数をパイロットランプの点灯数によって表示する。また、この特別図柄始動記憶数表示装置8の上方には、三個の発光ダイオードを備えた普通図柄表示装置9が配設されている。この三個の発光ダイオードは、後述する普通図柄始動ゲート12,12が具備する普通図柄始動スイッチS2(図2参照)から遊技球検知信号が発生すると順次点滅し、所定時間経過後に停止して種々の組合せの点灯態様を表示する。この三個の発光ダイオードの点灯態様によって普通図柄が構成されている。そして、この普通図柄が所定の当り図柄態様の場合には、後述する普通電動役物13が開放される。また、特別図柄始動記憶数表示装置8の左側には、四個の発光ダイオードを備えた普通図柄始動記憶数表示装置11が設けられており、後述する普通図柄始動スイッチS2(図2参照)からの遊技球検知信号が、所定数を上限として主制御基板60(図2参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を発光ダイオードの点灯数によって表示する。
一方、センターケース5の左右側方には、普通図柄始動ゲート(普通図柄始動領域)12,12が配設されており、遊技球の通過により、この普通図柄始動ゲート12,12が具備する普通図柄始動スイッチS2から遊技球検知信号が発生すると、前記普通図柄表示装置9の発光ダイオードの点滅による普通図柄の変動が開始され、所定時間経過後に停止して種々の組み合わせの点灯態様が表示されることとなる。また、普通図柄の変動中にあっては、普通図柄始動スイッチS2からの遊技球検知信号が普通図柄始動記憶として主制御基板60(図2参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶され、当該変動が終了すると、その普通図柄始動記憶によって普通図柄の変動が再び開始される。
また、センターケース5の直下位置には、内部に特別図柄始動領域14を備えるとともに、入賞口を兼ねた入り口の開口度を開閉翼片15,15により変化させるようにした普通電動役物13が配設されている。そして前記普通図柄表示装置9の表示結果が所定の当り図柄態様の場合には、普通電動役物ソレノイド26(図2参照)等の駆動源によって開閉翼片15,15が所定時間(例えば約 0.2秒間)拡開されて、特別図柄始動領域14に遊技球が入り易い状態となる。この特別図柄始動領域14は、特別図柄始動スイッチS1(図6参照)を備えており、該特別図柄始動スイッチS1による遊技球の入賞検知に伴って、前記図柄表示装置6の表示画面7に特別図柄A,B,Cを変動表示する図柄生成行程が実行されることとなる。また、特別図柄A,B,Cの変動中にあっては、特別図柄始動スイッチS1からの遊技球検知信号数が特別図柄始動記憶数として主制御基板60(図2参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶され、当該変動が終了すると、その特別図柄始動記憶数に基づいて特別図柄A,B,Cの変動が再び開始される。
普通電動役物13の下方には、可変入賞装置20が配設されている。この可変入賞装置20には、遊技領域4の遊技盤1の裏方に設けられた入賞領域30(図5参照)に連通する大入賞口22と、この大入賞口22を開閉する横長帯板形状の開閉扉21と、該開閉扉21を開放制御する大入賞口ソレノイド25(図3参照)とが設けられている(図4,5参照)。そして、開閉扉21が開閉作動することにより、この大入賞口22を開放状態と閉鎖状態とに変換するようになっている。この可変入賞装置20は、前記図柄表示装置6の表示画面7に変動表示される特別図柄A,B,Cが、所定の組み合わせの当り図柄態様で確定表示された場合に、大入賞口22を開放する、大当りとしての特別遊技作動を行う。この特別遊技作動は、開閉扉21が前方に傾倒して大入賞口22を開放し、その開放状態で開閉扉21の扉内面の案内作用を介して、該大入賞口22内へ遊技球を案内するとともに、所定開放時間(例えば30秒)の満了、またはその所定開放時間中における所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞により開閉扉21が起立して大入賞口22を閉鎖する開閉ラウンドを、所定制限回数(例えば15回)継続するものであって、この特別遊技作動の実行によって遊技球が入賞領域30に流入する毎に、遊技者に所定量の賞球が払い出される。ここで、大入賞口22から連通する入賞領域30には、図示しない特定領域及び一般領域とが設けられており、両領域には夫々に遊技球を検知する特定領域スイッチS3とカウントスイッチS4が設けられている(図2参照)。尚、この大入賞口22が、本発明にかかる可変入賞装置の開閉扉により開放状態と閉鎖状態とに変換される入賞口であり、また、大入賞口ソレノイド25が本発明にかかる駆動装置である。この可変入賞装置20は、本発明の要部にかかり、詳しくは後述する。
その他、遊技領域4の所定位置には、内部に一般入賞スイッチS6(図2参照)を備えた複数の一般入賞口46、風車48等からなる各種遊技装置が配設されており、これらの遊技装置以外の空間部分に図示しない複数の遊技釘が所定配列で植設されている。また、このパチンコ遊技機には、所定の発光態様により発光する発光ダイオードや装飾ランプ等からなる電飾装置や、所定の鳴音を発するスピーカ等も配設されている(図2参照)。
また、上述した可変入賞装置20の下方、遊技領域4の最下位置には、アウト口40が設けられている。遊技領域4に打ち出されて、該遊技領域4を流下した遊技球は、上述した各入賞口のいずれにも入らなければ、このアウト口40に流入することとなる。アウト口40に遊技球が流入しても賞球を払い出すことはなく、この遊技球は、図示しない排出路を介して当該パチンコ遊技機外へ排出される。すなわち、遊技者は、このアウト口40に流入した分だけ、遊技球を消費することとなる。
図2は、上述のパチンコ遊技機の遊技制御手段を構成する制御回路を示すものである。
マイクロコンピュータにより構成される主制御基板60には、パチンコ遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものである。
主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)とを介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。記憶装置ROMには、制御プログラム、大当り特別乱数テーブルk、大当り図柄乱数テーブルl、ハズレ図柄乱数テーブルm 、リーチ乱数テーブルn、リーチ図柄乱数テーブルp、リーチ態様乱数テーブルq、普通当り乱数テーブルu、普通当り図柄乱数テーブルv等の固定データが格納されている。そして、特別図柄A,B,Cの図柄始動条件が成立すると主制御用中央制御装置CPUによって所要乱数テーブルの乱数値の抽選が行われ、大当り特別乱数値K、大当り図柄乱数値L、ハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc、リーチ乱数値N、リーチ図柄乱数値P、リーチ態様乱数値Q等が選出される。また、普通図柄の図柄始動条件が成立すると主制御用中央制御装置CPUによって所要乱数テーブルから普通当り乱数値U、普通当り図柄乱数値V等が選出される。また、前記記憶装置ROMには、各駆動源の駆動パターンデータやその動作プログラムが記憶されている。一方、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1,普通図柄始動スイッチS2,特定領域スイッチS3,カウントスイッチS4,非入賞スイッチS5,一般入賞スイッチS6からの球検知信号数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。尚、非入賞スイッチS5は、本発明の要部にかかり、詳しくは後述する。
さらに、上記主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマーTMも接続されている。
また、上記主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、該出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令信号が、後述する図柄表示制御基板62,音源制御基板63,光源制御基板64,払出制御基板65の各入力ポートに向けて発信されるようになっている。また、主制御基板60の入力ポートには、特別図柄始動スイッチS1が接続されるとともに、盤面中継基板61を介して、普通図柄始動スイッチS2,特定領域スイッチS3,カウントスイッチS4,非入賞スイッチS5,一般入賞スイッチS6が接続されている。そして、主制御基板60は所定時間毎(例えば2ms毎)に上記各スイッチS1〜S6による遊技球検知状態を調べ、信号入力があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通図柄表示装置9,普通電動役物ソレノイド26,大入賞口ソレノイド25等の各駆動源が接続されており、これらが主制御用中央制御装置CPUが生成する制御指令信号に基づいて作動される。
また、主制御用中央制御装置CPU及び上記各制御基板62,63,64,65に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。尚、前記演算ユニットの連成数によって、各中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板62,63,64,65に夫々送信し、各制御基板62,63,64,65の中央制御装置CPUがこの制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
上記図柄表示制御基板62には、図柄表示装置6の表示画面7に表示される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、演出プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この記憶装置ROMには、上述した特別図柄A,B,Cの図柄形態及び表示パターンが記憶され、さらに当りパターン,リーチ態様パターン等の固定データやその動作プログラムが記憶されている。
また、図柄表示制御基板62は、主制御基板60からの制御指令信号を入力ポートを介して受信すると、図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の図柄変動を演出する特別図柄A,B,Cの変動パターンデータを、出力ポートを介して表示用ドライバに夫々送信する。該表示用ドライバは前記変動パターンデータに従って、図柄表示装置6の表示画面7に所定の変動パターンで特別図柄A,B,Cを変動表示させる。そして、この表示用ドライバ及び図柄表示制御基板62と前記主制御基板60とによって、変動開始から図柄確定に至る一連の図柄生成行程を選定し、その選定された図柄生成行程を図柄表示装置6の表示画面7に表示する図柄制御手段が構成されている。
一方、上記音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この音源制御基板63は、賞球払い出し時や特別遊技作動の実行時に、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに送信して、スピーカから所定の効果音を出力させる。
また、上記光源制御基板64には、パチンコ遊技機に備えられた発光ダイオードや装飾ランプ等の電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯,点滅等を制御する光源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや、発光ダイオード,装飾ランプによる電飾パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この光源制御基板64は、賞球払い出し時や特別遊技作動の実行時に、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を光源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の光演出データを出力ポートを介して光源作動基板に送信し、装飾ランプ等の電飾装置を所定の演出態様で点灯,点滅させる。また、光源制御基板64には光源作動基板を介して特別図柄始動記憶数表示装置8と普通図柄始動記憶数表示装置11とが接続されており、これらが具備するパイロットランプや発光ダイオードが主制御基板60からの制御指令信号に基づいて点灯,点滅される。
さらに、上記払出制御基板65には、遊技球の貸球や賞球等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、貸球ユニットや賞球ユニット等が具備する各種ソレノイドを作動して、所定の貸球や賞球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム,貸球や賞球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この払出制御基板65は、入力ポートを介して主制御基板60から制御指令信号を受信し、該制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板に送信し、このデータにより貸球ユニットや賞球ユニット等が具備する図示しない各種ソレノイドを作動させて、所定の貸球や賞球の払い出しを実行する。また、払出制御基板65は、プリペイド金額を記憶したプリペイドカードの読み込み・書き込みを行うプリペイドカードユニットと、プリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続されており、プリペイド金額の残額データ等を送受する。
尚、上述した主制御基板60と払出制御基板65とによって、上述した図柄表示装置6の表示画面7に変動表示される特別図柄A,B,Cが、所定の組み合わせの当り図柄態様で確定表示された場合に大当りとしての特別遊技作動を制御実行し、入賞領域に遊技球が流入する毎に所定量の賞球を払い出す入賞制御手段が構成されている。
次に、図2に示した制御回路による制御態様をパチンコ遊技機の作動に従って説明する。
遊技球が図示しない発射装置より遊技盤1の遊技領域4に発射され、この遊技球が特別図柄始動領域14を通過し、特別図柄始動スイッチS1 がON作動すると、その信号を主制御基板60が認識する。この信号により、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている各乱数テーブルから抽選によって、大当り特別乱数値K、大当り図柄乱数値L、ハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc、リーチ乱数値N、リーチ図柄乱数値P、リーチ態様乱数値Q等を夫々選出し、これらの各乱数値を一旦、記憶装置RAMに格納する。尚、遊技球が特別図柄始動領域14を連続的に通過した場合には、特別図柄始動スイッチS1 のON作動に基づいて抽選される上記各乱数値が、発生順に主制御基板60の記憶装置RAMに記憶されるとともに、特別図柄始動スイッチS1 による遊技球検出数が特別図柄始動記憶数として主制御基板60の記憶装置RAMに記憶され、上述したように特別図柄始動記憶数表示装置8のパイロットランプがその始動記憶数に応じて順次点灯されて、特別図柄始動記憶数を最高4個まで表示する。このパイロットランプは表示画面7の特別図柄A,B,Cが変動開始する度に消灯されて、始動記憶数が減少する。尚、始動記憶数が満杯(4個)となっている場合には、特別図柄始動領域14を遊技球が通過しても無効となる。
ここで、主制御基板60の記憶装置ROMには、例えば0〜599の600コマからなる大当り特別乱数テーブルkが格納されており、この大当り特別乱数テーブルkから選出される大当り特別乱数値Kに従って当り/ハズレを決定する。この大当り特別乱数値Kが、K=7,457の場合に当りであり、これ以外の場合はハズレとなる。即ち、大当り確率は2/600=1/300である。また、記憶装置ROMには、上述したように大当り図柄乱数テーブルlが格納されている。ここで大当り図柄乱数テーブルlは、「0」〜「9」の大当り図柄の何れかを選出し、上記大当り特別乱数値Kが当りの場合に特別図柄A,B,Cの当り図柄態様を決定するものである。即ち、例えば大当り図柄乱数値Lが「0」の場合には、特別図柄A,B,Cが「0,0,0」の当り図柄態様で最終的に確定表示されることとなる。
一方、特別図柄始動スイッチS1 のON信号に基づき、主制御基板60は、主制御用中央制御装置CPUで演算処理して賞球指令信号を払出制御基板65に送信するとともに、賞球作動に連動する賞球音の発生指令信号を音源制御基板63に、賞球ランプ等の発生指令信号を光源制御基板64に夫々送信する。主制御基板60から賞球指令信号を受信した払出制御基板65は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて払出制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従って賞球ユニットの図示しないソレノイドを作動させて所定数量の賞球を払い出す。これと同期して、賞球音の発生指令信号を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて音源制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従ってスピーカより所定の賞球払出音を上記賞球の払出時に合わせて出力する。同時に光源制御基板64でも、受信した賞球ランプの発生指令信号に従って光源制御用中央制御装置CPUが記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて演算処理を行い、その結果に従って所定の発光ダイオードや装飾ランプ等からなる電飾装置を点灯、点滅させる。
そして、特別図柄始動スイッチS1 のON作動、若しくは主制御基板60の記憶装置RAMに記憶されている特別図柄始動記憶数の消化の何れかによる図柄始動条件の成立を契機として特別図柄A,B,Cの図柄変動が開始されると、主制御用中央制御装置CPUは、大当り特別乱数値Kを判定し、大当り図柄乱数値Lとハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc の何れか一方を有効とするとともに、リーチ乱数値Nに従ってリーチとするか否かを判定する。そして、これらの結果に基づき、図柄表示装置6で実行される図柄表示態様を制御するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。
上記図柄制御指令信号を受けた図柄表示制御基板62の図柄制御用中央制御装置CPUは、該図柄制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている所定の動作プログラムを用いて、表示画面7で演出する図柄表示態様を決定する。そして、該図柄表示態様に従って特別図柄A,B,Cを順次停止し、特別図柄A,B,Cを確定表示する図柄生成行程を実行する。
また、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、音響作動と発光作動を上記図柄表示態様に連動させるため、音響制御指令信号を音源制御基板63に送信するとともに、電飾制御指令信号を光源制御基板64に送信する。音響制御指令を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて音源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた所定の音データをサウンドジェネレータを介してスピーカより出力する。また前記光源制御基板64では、電飾制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて光源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた所定の光演出データに基づいて、光源作動基板を介して、発光ダイオードもしくは装飾ランプを点灯、点滅させる。
上述の大当り特別乱数値Kが所定の当り乱数値である場合、主制御基板60は、大当り図柄乱数値Lを有効とするとともに、リーチ図柄乱数値P,リーチ態様乱数値Qを有効とし、図柄表示制御基板62に所定の制御指令信号を送信する。そして、図柄表示制御基板62は、リーチ図柄乱数値Pに従い特別図柄をA=Cで停止して、リーチ態様乱数値Qに従い所定のリーチ変動態様によるリーチ作動を実行した後、大当り図柄乱数値Lに従って、所定の当り図柄態様の特別図柄A,B,Cを確定表示する。この時、同時に光源制御基板64及び音源制御基板63が所定の電飾演出と効果音を発生させる。
このように所定の当り図柄態様が確定表示されると、主制御基板60は、盤面中継基板61を介して大入賞口ソレノイド25を駆動して、開閉扉21を前方傾倒させることにより大入賞口22を開放する大当りとしての一連の特別遊技作動を実行する。
即ち、サウンドジェネレータがファンファーレを発するとともに、大入賞口ソレノイド25が駆動し、開閉扉21が大入賞口22を開放状態と閉鎖状態とに変換する開閉ラウンドが開始される。この開閉ラウンドは、所定制限時間(例えば30秒間)が経過するか、この所定制限時間内で、入賞領域30に配設されたカウントスイッチS4 と特定領域スイッチS3 とにより所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞検知がなされるまで継続される。また、入賞領域30内に設けられた図示しない特定領域に設けられた特定領域スイッチS3がON作動した時は、次の開閉ラウンドへの移行条件が充足され、一旦開閉扉21が閉鎖駆動して一ラウンドが終了した後、再び大入賞口22が開放されて次の開閉ラウンドへ移行する。このような開閉ラウンドが所定制限回数(例えば15回)繰り返されると特別遊技作動が終了する。
一方、大当り特別乱数値Kが所定の当り乱数値でない場合には、主制御基板60は、上述のハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc に基づく制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信し、該図柄表示制御基板62は、この制御指令信号に従って、特別図柄A,B,Cをハズレ図柄態様で表示する。ここで、ハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc が当り図柄態様を選出していた場合には、再びハズレ図柄乱数テーブルmでハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc を選出して、ハズレ図柄態様を表示する。また、リーチ乱数値Nによりリーチ作動を実行する場合にあっては、リーチ図柄乱数値Pに従って、特別図柄をA=Cで一旦表示し、リーチ態様乱数値Qに従って、所定のリーチ変動態様によるリーチ作動を発生させるようにした後、ハズレ図柄態様を確定表示する。
次に、本発明の要部にかかる可変入賞装置20について説明する。
図5に示すように、大入賞口22の直ぐ後側に非入賞領域31が形成され、さらに該非入賞領域31の奥側に入賞領域30が形成されている。そして、大入賞口22から非入賞領域30の上部に通ずる作動領域32が設けられ、この作動領域32は、入賞領域30の上部に設けられた入賞連通口33に連通している。すなわち、大入賞口22に入った遊技球wは、この作動領域32を通って入賞領域30又は非入賞領域31に流入するようになっている。さらに、この作動領域32は大入賞口22の正面視左側部分に設けられており、該作動領域32の右側には左下方へ傾斜する案内傾斜部34が形成されている(図4参照)。これにより、大入賞口22の右側域から入った遊技球wは、該案内傾斜部34の案内作用によって作動領域32に入り、非入賞領域31又は入賞領域30のいずれかに流入するようになっている。尚、非入賞領域31が入賞領域30の前側に設けられていることから、非入賞領域31が開放されている状態では、大入賞口22から入った遊技球wが該非入賞領域31に流入する。
ここで、入賞領域30には、上述したように、図示しない特定領域と一般領域とが形成されており、特定領域に特定領域スイッチS3が、一般領域にカウントスイッチS4が配設されている。そして、入賞領域30に流入した遊技球wは、特定領域か一般領域のいずれかに入り、特定領域スイッチS3又はカウントスイッチS4に検知される。このように遊技球wが検知されると、上述したように所定数の賞球が払い出されるようになっている。
一方、非入賞領域31は、図4に示すように、遊技領域4の、最下位置に設けられたアウト口40に隣接する位置に設けられた流出口41(図1参照)に、球流出路42を介して連通している。これにより、非入賞領域31に流入した遊技球wは、該球流出路42を流下して流出口41から遊技領域4に一度戻った後、アウト口40に流入するようにしている。また、この非入賞領域31には、非入賞スイッチS5が配設されており、該非入賞領域31に流入した遊技球wを検知する。また、本実施形態例にあっては、この非入賞スイッチS5が遊技球wを検知した場合に、パチンコ遊技機に設けられた所定の電飾装置(図示省略)を、通常の発光態様と異なる、特定の警告を告げる発光態様により発光させるように制御している。すなわち、非入賞スイッチS5により遊技球が検知されると、主制御基板60がこの検知信号を認識し、光源制御基板64を介して、所定の電飾装置が警告を告げる発光態様により発光作動する。ここで、非入賞スイッチS5と主制御基板60により、本発明にかかる非入賞検知手段が構成されており、光源制御基板64と所定の電飾装置により、本発明にかかる報知手段が構成されている。
また、この可変入賞装置20にあって、図3に示すように、大入賞口22を開放状態と閉鎖状態とに変換する開閉扉21が、支軸24により大入賞口22の下縁に枢支されて設けられている。この開閉扉21は、上述したように、起立した閉鎖位置で該大入賞口22を閉鎖状態とし、前方へ傾倒した位置で大入賞口22を開放状態とする(図4参照)。この開閉扉21の正面視右端部には、該開閉扉21が閉鎖位置とした場合の、支軸24から下後方に偏心した位置に、右側方に突出する付勢支持部43が設けられている。そして、この付勢支持部43に、閉鎖バネ44の一端が取り付けられ、他端が前記閉鎖位置で該付勢支持部43の略鉛直下方で係止されるようにして、当該閉鎖バネ44が配設されている。この閉鎖バネ44により付勢支持部43が下方に付勢され、開閉扉21が大入賞口22を閉鎖状態とする閉鎖位置に保持される。尚、この閉鎖バネ44と付勢支持部43とから、本発明にかかる付勢手段が構成されている。
この開閉扉21の正面視左端には、開閉扉21の扉内面45の左縁部に対設する扉開放部36と、非入賞領域31上に位置する球誘導部37とを一体的に備えた作動部材35が、該扉開放部36と球誘導部37の間で、支軸24に回動可能に軸支されて配設されている。ここで、開閉扉21の、支軸24の左端周りは、部分的に切り欠かれた形状となっており、ここに作動部材35が回動可能に軸支されることにより、該作動部材35の扉開放部36が開閉扉21の扉内面45に対設する構造となっている。尚、作動部材35と開閉扉21とは別部材で構成されている。この作動部材35は、その左側方に設けられた大入賞口ソレノイド25のプランジャ27に、リンク部材28を介して連繋されている。
ここで、作動部材35の作動を、図4及び図5に従って詳述する。大入賞口ソレノイド25がOFF状態である場合には、図4(イ)及び図5(イ)のように、プランジャ27が非作動位置にあり、作動部材35が、開閉扉21を閉鎖位置とし、かつ、非入賞領域31を開放する位置とする遮蔽位置に保持されている。そして、大入賞口ソレノイド25がON状態となると、プランジャ27が励磁作用を介して後退方向に作動することによって、リンク部材28を介して連繋された作動部材35が、支軸24を支点として、その扉開放部36が前方へ傾くように回動する。すなわち、図4(ロ)及び図5(ロ)に示すように、作動部材35の扉開放部36が、開閉扉21を閉鎖位置から、前方へ傾倒した位置に、閉鎖バネ44の付勢力に抗して前方傾倒すると共に、球誘導部37が非入賞領域31を開放する位置から、非入賞領域31の上部を閉鎖し、かつ大入賞口22に入った遊技球wを作動領域32から入賞連通口33を介して入賞領域30に誘導する位置に後方傾動する。このように、作動部材35が、遮蔽位置から開放位置に変換される。その後、再び大入賞ソレノイド25がOFF状態となると、プランジャ27を非作動位置に復帰させるバネ29(図3参照)の付勢作用を介して、作動部材35が、開放位置から遮蔽位置に変換される。すなわち、作動部材35の扉開放部36が後方傾動することにより、開閉扉21が前記した閉鎖バネ44の付勢力により、前方傾倒位置から起立して大入賞口22を閉鎖すると共に、球誘導部37が、非入賞領域31を閉鎖する位置から前方傾動して、該非入賞領域31を開放する位置となる。
このような可変入賞装置20は、主制御基板60により、通常の遊技状態では大入賞口22を閉鎖状態に保持し、上述したように、特別図柄A,B,Cが当り組合せを確定表示した場合に、開放状態と閉鎖状態とに所定回数繰り返し変換する特別遊技作動を実行するように制御されている。したがって、特別図柄A,B,Cが当り組合せを確定表示すると、可変入賞装置20は、作動部材35を遮蔽位置から開放位置へ変換することにより、図4(ロ)及び図5(ロ)のように、大入賞口22を開放状態とすると共に、該大入賞口22に入った遊技球wを入賞領域30へ誘導する状態となる。この特別遊技作動中に大入賞口22に入った遊技球wは、作動領域32で、非入賞領域31上を遮蔽した作動部材35の球誘導部37に誘導されて、入賞連通口33を介して入賞領域30へ流入する。そして、この遊技球wは、入賞領域30に設けられた特定領域又は一般領域に流入して、特定領域スイッチS3又はカウントスイッチS4(図2参照)により検知される。主制御基板60が特定領域スイッチS3又はカウントスイッチS4の球検知による信号を確認すると、上述したように、払出制御基板65を介して賞球を払い出す制御処理を行う。
一方、特別図柄A,B,Cが変動しない場合や、ハズレ組合せである場合には、可変入賞装置20は作動部材35を遮蔽位置に保持した状態(図4(イ)及び図5(イ))であるため、大入賞口22は閉鎖状態に維持されている。この状態では、作動部材35の球誘導部37は非入賞領域31を開放する位置に保持されている。ここで、可変入賞装置20の開閉扉21は、上述したように、閉鎖バネ44により閉鎖位置に保持されているだけであることから、強制的に前方へ傾倒させて、大入賞口22を開放することも可能である。このため、この遊技盤1の前面に配設されたガラス扉(図示省略)の隙間から、薄板や細線等を遊技領域4に挿入して、可変入賞装置20の開閉扉21を強制的に開放する不正行為も行われ得る。図6のように、開閉扉21が強制的に不正開放されたとすると、作動部材35は該開閉扉21と別部材で構成されていることから、この開放に連動せず、遮蔽位置に保持される。このため、作動部材35の球誘導部37も、非入賞領域31を開放する位置に保持されている。したがって、このように大入賞口22が不正開放された場合に、遊技球が大入賞口22に入っても、当該遊技球は作動領域32から非入賞領域31に流入することとなる。そして、この非入賞領域31に流入した遊技球は、該非入賞領域31内に設けられた非入賞スイッチS5に検知され、球流出路42を流下して流出口41から遊技領域4に再び戻った後、アウト口40へと流入する。さらに、遊技球を検知した非入賞スイッチS5から検知信号が主制御基板60に入力されると、主制御基板60は光源制御基板64を介して、パチンコ遊技機に配された所定の電飾装置を、所定の警告態様により点灯させる。
すなわち、可変入賞装置20の開閉扉21を強制的に開放し、不正に賞球を得ようとする行為が行われても、本構成のパチンコ遊技機では、大入賞口22に入った遊技球は、賞球を払い出す制御が実行される入賞領域30に流入することはできず、賞球を払い出さない非入賞領域31に流入する。そして、非入賞領域31に流入した遊技球は、流出口41から遊技領域4に戻りアウト口40に流入する。このように大入賞口22に遊技球が入っても、直ぐに流出口41から遊技球が出てきてアウト口40に流入する様を、不正行為を行う者に視認させ、こ扉開放部の者に対して、賞球が払い出されないことを明確に認識させることができる。さらに、非入賞領域31に遊技球が流入したことを装飾ランプが所定の警告態様により報知する。これにより、不正行為を行う者に、不正行為をしたことを周囲に知られることを明確に認識させることができる。このように、不正行為を行う者に、当該不正行為が無駄であることを認識させ得ることにより、不正行為の発生防止に高い効果を発揮できると共に、このような不正行為により遊技場が不利益を被ることを防止できる。
また、本構成の可変入賞装置20は、大入賞口ソレノイド25の駆動に連繋して作動部材35が開放位置と遮蔽位置とに作動変換することにより、大入賞口22の開閉と共に、入賞領域30への誘導又は非入賞領域31の開放とを行うようにしたものである。一方、上述した従来構成では、入賞領域に配設したスイッチを有効/無効に変換するように制御しているものである(図示省略)。したがって、この従来構成では、開閉扉21を不正に開放し、不正な電波や磁気等によりスイッチの有効/無効制御を誤作動させ、賞球を払い出されることもあり得る。これに対して、本構成では、このような不正な電波や磁気により制御系が混乱しても、非入賞領域31に流入した遊技球に対して賞球が払い出される誤作動を生じ得ない。したがって、開閉扉21を不正に開放して賞球を得ようとする行為が行われても、賞球が払い出されることを確実かつ適正に防止できる。
一方、上述した本実施形態例の構成の他に、図7に示すように、可変入賞装置80が、開閉扉21の扉内面45に対設された扉開放部86と、非入賞領域31と入賞領域30との各上部に連通する作動領域82に位置する球誘導部87とを一体的に備えた作動部材85を、前後方向に進退作動可能に配設されてなる構成とすることもできる。この作動部材85は、図7(イ)のように、扉開放部86が作動領域82内に位置して、開閉扉21を閉鎖バネ44(図3参照)の付勢力により閉鎖位置とすると共に、球誘導部87が非入賞領域31を開放し、かつ入賞領域30の上部を遮蔽する位置とする遮蔽位置と、図7(ロ)のように、扉開放部86が前進して、開閉扉21の扉内面45に当接して閉鎖バネ44の付勢力に抗して該開閉扉21を前方傾倒させて開放すると共に、球誘導部87が前進して入賞領域30を開放し、かつ作動領域82内で非入賞領域31上を遮蔽して、遊技球を入賞領域30へ誘導する位置とする開放位置とに変換される。ここで、作動部材85の扉開放部86は、開閉扉21の扉内面45の左縁部に対設されており、その進出側先縁が下方へ緩やかに後方傾斜する形状に形成され、開閉扉21の扉内面に部分的に当接するようにしている。また、この作動部材85は、作動領域82の正面視左側部に配設された案内レール(図示省略)に従って、前後方向に滑らかにスライドすることができるようになっている。
そして、この作動部材85には、後方に突成された作動杆部88が設けられており、該作動杆部88が、該作動部材85の後方に設けられた大入賞口ソレノイド95のプランジャ97と、リンク部材98を介して連繋されている。ここで、大入賞口ソレノイド95は、プランジャ97が前後に突出するように配設されており、プランジャ97の後方突出部には非作動状態に復帰させるバネ89が配されている。プランジャ97が非作動状態(OFF状態)では、作動部材85が遮蔽位置にあり、ON状態となると、プランジャ97が励磁作用を介して前進方向に作動して、作動部材85を前方に進出作動する。この進出作動により、作動部材85が遮蔽位置から開放位置に変換する。その後、大入賞口ソレノイド95がOFF状態となると、プランジャ97がバネ89の付勢作用により後退して非作動状態に復帰する。これにより、作動部材85が開放位置から遮蔽位置に退避作動する。
このように、作動部材85が前後方向に進退作動するようにした構成にあっても、上述した実施形態例と同様の作用効果を発揮できる。すなわち、図8のように、不正に開閉扉21が開放されても、大入賞口22に入った遊技球は、非入賞領域31に流入して流出口41から遊技領域4に戻った後、アウト口40に流入することとなる。したがって、この不正行為により賞球が発生することもなく、遊技場が不利益を被ることを防止できると共に、このような不正行為を抑止する効果も発揮し得る。尚、図7及び図8に示す構成にあっては、前後方向に進退作動する作動部材85と、該作動部材85を駆動させる大入賞ソレノイド95とを配設した以外は、上述した実施形態例と同じであり、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
上述した実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない限り、適宜変更可能である。例えば、非入賞領域31が、アウト口40から裏方に通じて遊技球を排出する排出路(図示省略)に直接連通するような構成とすることもできる。また、非入賞領域に非入賞スイッチS5を配設しない構成としても良い。
パチンコ遊技機の遊技盤1を示す正面図である。 遊技機の制御回路を示すブロック回路図である。 本実施形態例の可変入賞装置20の、開閉扉21と作動部材35とを表す分解斜視図である。 可変入賞装置20の、(イ)大入賞口22の閉鎖状態と、(ロ)作動部材35による大入賞口22の開放状態とを表す斜視図である。 可変入賞装置20の、(イ)大入賞口22の閉鎖状態と、(ロ)作動部材35による大入賞口22の開放状態とを表す断面図である。 開閉扉21が不正に開放された状態と表す(イ)斜視図、及び(ロ)断面図である。 本実施形態例と別構成の可変入賞装置80の、(イ)大入賞口22の閉鎖状態と、(ロ)作動部材35による大入賞口22の開放状態とを表す断面図である。 本実施形態例と別構成の可変入賞装置80にあって、開閉扉21が不正に開放された状態と表す断面図である。
符号の説明
2 遊技盤面
4 遊技領域
20 可変入賞装置
21 開閉扉
22 大入賞口
30 入賞領域
31 非入賞領域
32 作動領域
35 作動部材
36 扉開放部
37 球誘導部
40 アウト口
45 扉内面

Claims (5)

  1. 遊技球が転動流下する遊技領域に形成され、遊技領域裏方に形成された入賞領域と連通する大入賞口と、
    該大入賞口の下縁に枢支され、大入賞口を遮蔽して遊技球の流入不能な閉鎖状態と、前方に傾倒して大入賞口を開口して遊技球の流入可能な開放状態とに変換する開閉扉と
    を具備する可変入賞装置と、
    所定の遊技条件の成立を契機として、駆動装置を駆動制御して開閉扉を開放作動させると共に、大入賞口から入賞領域へ遊技球が流入すると、遊技者に所定の利益を供与する入賞制御手段とを備えたパチンコ遊技機において、
    前記可変入賞装置が、
    大入賞口と入賞領域との間に形成され、開放された大入賞口からの遊技球の流入が可能であり、かつ該遊技球の流下によって、遊技者に利益を供与しない非入賞領域と、
    開閉扉を大入賞口の閉鎖位置に保持するように内方へ付勢する付勢手段と、
    開閉扉とは別部材であり、開閉扉の扉内面に対向して配設された扉開放部と、球誘導部とを一体的に備え、開閉扉の扉内面に扉開放部を当接して該開閉扉を付勢手段に抗して開放し、かつ球誘導部により非入賞領域上を遮蔽して遊技球を入賞領域に誘導する開放位置と、扉開放部を後方退避させて開閉扉を付勢手段により閉鎖位置復帰させ、かつ球誘導部を非入賞領域上から退避して該非入賞領域を開放する遮蔽位置とに変換される作動部材と、
    作動部材を開放位置と、遮蔽位置とに変換する駆動装置
    とを備えたものであることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 可変入賞装置の作動部材が、その扉開放部と球誘導部間で回動可能に軸支されて設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 可変入賞装置の作動部材が、前後方向に進退可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  4. 遊技領域の、その最下部に設けられたアウト口へ遊技球が流下する位置に、遊技領域裏方に配設された非入賞領域と連通し、該非入賞領域に流入した遊技球を遊技領域に流出する流出口が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  5. 遊技領域裏方に配設された非入賞領域に流入した遊技球を検知する非入賞検知手段と、
    非入賞検知手段により遊技球が検知された場合に、非入賞領域への遊技球流入を報知する報知手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
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