JP4277558B2 - 転がり軸受の軸への取り付け構造、止め部材 - Google Patents

転がり軸受の軸への取り付け構造、止め部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、転がり軸受の軸への取り付け構造、およびこれに使用される止め部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
転がり軸受の軸への取り付け構造の従来例としては、図6および7に示すものが挙げられる。図6はこの取り付け構造の断面図であり、図7はその側面図(E矢視図)である。この従来例は、下記の特許文献1に「従来の軸方向位置決め構造」として記載されている。
【0003】
この例では、軸1に小径部11と大径部12を設け、大径部12の小径部11との境界面13が軸方向に垂直な面に形成されている。この小径部11に転がり軸受2の内輪21を外嵌し、境界面13に内輪21の一端面を当てている。また、内輪21の他端面側となる小径部11の位置に、所定幅の周溝11aを設けている。この周溝11aに、所定幅の環状体を周方向で二分割した保持部材3を嵌めて、この保持部材3により内輪21の他端面を保持している。図8は、この状態での側面図を示す。図8には、保持部材3の分割体3a,3bが表示される。
【0004】
さらに、この保持部材3の内輪21とは反対側の端面および外周面を覆うカバー部材5を、軸1に遊嵌している。そして、サークリップ(リング状留め具)6により、カバー部材5を介して保持部材3に対して内輪21の他端面から一端面に向かう力を付与している。すなわち、サークリップ6で保持部材3を内輪21の他端面に押し付け固定することにより、内輪21を軸1の長さ方向所定位置に取り付けている。このサークリップ6を嵌める周溝11bも軸1に設けてある。なお、下記の特許文献2には、外周にスプラインを形成した支持軸に歯車を挿通し、支持軸の周溝に挿入したサークリップで歯車のスラスト止めを行う歯車の軸への取り付け構造が記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−200911号公報
【特許文献2】
特開平10−213206号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、転がり軸受の軸への取り付け構造の前記従来例では、軸にサークリップ用と保持部材用の2本の周溝を形成する必要があるとともに、カバー部材とサークリップの幅分だけ軸を長くする必要がある。ここで、軸を長くすると設計上の制約を受けることになる。すなわち、前記従来例には、部品点数を低減すること、軸をできるだけ短くすること、軸の加工時間を短縮すること等の点で改善の余地がある。
本発明の目的は、転がり軸受の軸への取り付け構造として、前記従来例よりも部品点数が少なく、軸を短くでき、軸の加工時間を短縮できる構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、内輪が軸に対して、当該内輪の一端面側で軸方向の移動が規制された状態で外嵌され、内輪の他端面側となる軸の位置に所定幅の周溝を設け、この周溝に、所定幅の環状体を周方向で分割した複数の部材からなる保持部材を嵌めて、この保持部材により内輪の他端面を保持し、この保持部材と、その前記複数の部材を軸および内輪に対して移動不能にする止め部材と、により、内輪が軸の長さ方向所定位置に取り付けてある転がり軸受の軸への取り付け構造において、下記の(1) 〜(3) を特徴とする転がり軸受の軸への取り付け構造を提供する。
【0008】
▲1▼前記止め部材は、前記保持部材の外周面に外嵌される筒部と、この筒部の軸方向一端側に設けた第1の係止部と、この筒部の軸方向他端側に設けた第2の係止部とからなる。
▲2▼内輪の保持部材が配置される側の外周面に、前記第1係止部を係止する溝が形成されている。
▲3▼前記第1の係止部が内輪の前記溝に対して係止され、第2の係止部が保持部材の端面に対して当接されることで、前記止め部材により、保持部材を介して内輪が軸に対して軸方向に移動不能に取り付けられている。
【0009】
本発明はまた、内輪が軸に対して、当該内輪の一端面側で軸方向の移動が規制された状態で外嵌され、内輪の他端面側となる軸の位置に所定幅の周溝を設け、この周溝に、所定幅の環状体を周方向で分割した複数の部材からなる保持部材を嵌めて、この保持部材により内輪の他端面を保持し、内輪の保持部材が配置される側の外周面に溝が形成され、前記保持部材と、その前記複数の部材を軸および内輪に対して移動不能にする止め部材と、により、内輪が軸の長さ方向所定位置に取り付けてある転がり軸受の軸への取り付け構造で使用される止め部材であって、下記の(4) を特徴とする止め部材を提供する。
(4) 前記保持部材の外周面に外嵌される筒部と、内輪の前記溝に係止される第1の係止部と、前記保持部材の端面に当接される第2の係止部と、からなり、第1の係止部は前記筒部の軸方向一端側に、第2の係止部は前記筒部の軸方向他端側に設けてある。
【0010】
本発明はまた、小径部と大径部とを備え大径部の小径部との境界面が軸方向に垂直な面に形成された軸の小径部に内輪を外嵌し、前記境界面に内輪の一端面を当てるとともに、内輪の他端面側となる小径部の位置に所定幅の周溝を設け、この周溝に、所定幅の環状体を周方向で分割した複数の部材からなる保持部材を嵌めて、この保持部材により内輪の他端面を保持し、この保持部材と、その前記複数の部材を軸および内輪に対して移動不能にする止め部材と、により、内輪が軸の長さ方向所定位置に取り付けてある転がり軸受の軸への取り付け構造において、下記の(5) 〜(8) を特徴とする転がり軸受の軸への取り付け構造を提供する。
【0011】
▲5▼前記止め部材は、前記保持部材の外周面に外嵌される筒部と、この筒部の軸方向一端側に設けた外向きフランジ部と、この筒部の軸方向他端側に設けた内向きフランジ部とからなる。
▲6▼前記外向きフランジ部は筒部との境界側で内向きに窪んだ後に外向きに張り出す形状であり、この外向きフランジ部から筒部の中途部まで軸方向に伸びるスリットが周方向に複数個形成されている。
▲7▼内輪の保持部材が配置される側の外周面に、前記外向きフランジ部の窪んだ部分を係止する溝が形成されている。
▲8▼前記外向きフランジ部の窪んだ部分が内輪の前記溝に対して係止され、内向きフランジ部が保持部材に対して当接されることで、前記止め部材により、保持部材を介して内輪が軸に対して軸方向に移動不能に取り付けられている。
【0012】
本発明はまた、小径部と大径部とを備え大径部の小径部との境界面が軸方向に垂直な面に形成された軸の小径部に内輪を外嵌し、前記境界面に内輪の一端面を当てるとともに、内輪の他端面側となる小径部の位置に所定幅の周溝を設け、この周溝に、所定幅の環状体を周方向で分割した複数の部材からなる保持部材を嵌めて、この保持部材により内輪の他端面を保持し、内輪の保持部材が配置される側の外周面に溝が形成され、前記保持部材と、その前記複数の部材を軸および内輪に対して移動不能にする止め部材と、により、内輪が軸の長さ方向所定位置に取り付けてある転がり軸受の軸への取り付け構造で使用される止め部材であって、下記の(9) を特徴とする止め部材を提供する。
【0013】
▲9▼前記保持部材の外周面に外嵌される筒部と、この筒部の軸方向一端側に設けた外向きフランジ部と、この筒部の軸方向他端側に設けた内向きフランジ部とからなり、前記外向きフランジ部は筒部との境界側で内向きに窪んだ後に外向きに張り出す形状であり、この外向きフランジ部から筒部の中途部まで軸方向に伸びるスリットが周方向に複数個形成されている。
本発明はまた、本発明の取り付け構造あるいは本発明の止め部材を備えたトランスミッションを提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に相当する「転がり軸受の軸への取り付け構造」を示す断面図である。図2は図1のA矢視図である。図3は本発明の止め部材の一実施形態を示す断面図である。図4は図3のB矢視図である。図5は図3のC矢視図である。
【0015】
図1に示すように、この実施形態の取り付け構造において、軸1は、小径部11と大径部12を有する。大径部12の小径部11との境界面13が軸方向に垂直な面に形成されている。この小径部11に、転がり軸受2の内輪21を外嵌し、境界面13に内輪21の一端面21aが当ててある。転がり軸受2は、内輪21、外輪22、転動体23、および保持器24からなる。
【0016】
また、内輪21の他端面21b側となる小径部11の位置に、所定幅の周溝11aが設けてある。この周溝11aに保持部材3が嵌めてある。この保持部材3は、所定幅の環状体が周方向で二分割された(環状体の外周円を直径で二分割した形状の)分割体3a,3bからなる。この保持部材3を構成する分割体3a,3bは図2に示されている。この保持部材3により内輪21の他端面21bが保持されている。この保持部材3に対して、止め部材4により、内輪21の他端面21bから一端面21aに向かう力が付与されている。
【0017】
図1〜5に示すように、止め部材4は、保持部材3の外周面に外嵌される筒部41と、この筒部41の軸方向一端側に設けた外向きフランジ部(第1の係止部)43と、この筒部41の軸方向他端側に設けた内向きフランジ部(第2の係止部)42とからなる。
外向きフランジ部43は、筒部41との境界側で内向きに窪んだ後に外向きに張り出す形状である。すなわち、外向きフランジ部43は、筒部41との境界側に内向きに窪んだ部分43aを有する。また、外向きフランジ部43から筒部41の中途部まで(例えば、図3の「D」の位置まで)軸方向に伸びるスリット43bが、周方向に複数個形成されている。すなわち、外向きフランジ部43は、図4に示すように、周方向で等間隔に分割された分割片43cとなっている。
【0018】
また、図1に示すように、内輪21の保持部材3が配置される側の外周面に、周溝21cが形成されている。この周溝21cは、止め部材4の外向きフランジ部の窪んだ部分43aが係止可能な形状となっている。
止め部材4を取り付ける際には、軸1の小径部11に転がり軸受2を外嵌し、保持部材3の各分割体3a,3bを互いに向かい合う側から周溝11aに嵌めた後、止め部材4を外向きフランジ部43側から保持部材3に向けて嵌める。その際に、外向きフランジ部43は、分割片43cがスリット43bに許容されて弾性力により径方向に広がった後、元に戻る。
【0019】
そのため、止め部材4の筒部41が保持部材3に容易に外嵌され、外向きフランジ部43の窪んだ部分43aが内輪21の周溝21cに容易に係止される。そして、この状態で、止め部材4の内向きフランジ部42が保持部材3の端面(他端面)に押し当たる。すなわち、この状態で、止め部材4の内向きフランジ部42が保持部材3の端面(他端面)に十分な押し付け力で当たるように、筒部41の寸法を設定する。
【0020】
この止め部材4は、例えばSPCCを用いたプレス加工により容易に製造することができる。
図6〜8を用いて説明した従来例では、内輪21を軸1に取り付けるために、保持部材3、カバー部材5、およびサークリップ6を使用しているのに対して、この実施形態では保持部材3と止め部材4を使用している。そのため、この実施形態の「転がり軸受の軸への取り付け構造」によれば、図6〜8を用いて説明した従来例よりも部品点数を少なくできる。
また、この実施形態では、止め部材4用の周溝を軸1に設ける必要がないため、図6〜8を用いて説明した従来例よりも軸1を短くできるともに、軸1の加工時間を短縮できる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の「転がり軸受の軸への取り付け構造」によれば、従来例よりも部品点数が少なく、軸を短くでき、軸の加工時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に相当する「転がり軸受の軸への取り付け構造」を示す断面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】本発明の止め部材の一実施形態を示す断面図である。
【図4】図3のB矢視図である。
【図5】図3のC矢視図である。
【図6】「転がり軸受の軸への取り付け構造」の従来例を示す断面図である。
【図7】図6の側面図(E矢視図)である。
【図8】図6でカバー部材5を取り付ける前の状態を示す側面図(E矢視図)である。
【符号の説明】
1 軸
11 小径部
11a 周溝
11b サークリップを嵌める周溝
12 大径部
13 境界面
2 転がり軸受
21 内輪
21a 内輪の一端面
21b 内輪の他端面
21c 内輪外周面の周溝
22 外輪
23 転動体
24 保持器
3 保持部材
3a,3b 保持部材の分割体
4 止め部材
41 筒部
42 内向きフランジ部(第2の係止部)
43 外向きフランジ部(第1の係止部)
43a 内向きに窪んだ部分
43b スリット
43c 外向きフランジ部の分割片
5 カバー部材
6 サークリップ

Claims (5)

  1. 内輪が軸に対して、当該内輪の一端面側で軸方向の移動が規制された状態で外嵌され、
    内輪の他端面側となる軸の位置に所定幅の周溝を設け、この周溝に、所定幅の環状体を周方向で分割した複数の部材からなる保持部材を嵌めて、この保持部材により内輪の他端面を保持し、
    この保持部材と、その前記複数の部材を軸および内輪に対して移動不能にする止め部材と、により、内輪が軸の長さ方向所定位置に取り付けてある転がり軸受の軸への取り付け構造において、
    前記止め部材は、前記保持部材の外周面に外嵌される筒部と、この筒部の軸方向一端側に設けた第1の係止部と、この筒部の軸方向他端側に設けた第2の係止部とからなり、
    内輪の保持部材が配置される側の外周面に、前記第1係止部を係止する溝が形成され、
    前記第1の係止部が内輪の前記溝に対して係止され、第2の係止部が保持部材の端面に対して当接されることで、前記止め部材により、保持部材を介して内輪が軸に対して軸方向に移動不能に取り付けられていることを特徴とする転がり軸受の軸への取り付け構造。
  2. 内輪が軸に対して、当該内輪の一端面側で軸方向の移動が規制された状態で外嵌され、
    内輪の他端面側となる軸の位置に所定幅の周溝を設け、この周溝に、所定幅の環状体を周方向で分割した複数の部材からなる保持部材を嵌めて、この保持部材により内輪の他端面を保持し、
    内輪の保持部材が配置される側の外周面に溝が形成され、
    前記保持部材と、その前記複数の部材を軸および内輪に対して移動不能にする止め部材と、により、内輪が軸の長さ方向所定位置に取り付けてある転がり軸受の軸への取り付け構造で使用される止め部材であって、
    前記保持部材の外周面に外嵌される筒部と、内輪の前記溝に係止される第1の係止部と、前記保持部材の端面に当接される第2の係止部と、からなり、第1の係止部は前記筒部の軸方向一端側に、第2の係止部は前記筒部の軸方向他端側に設けてあることを特徴とする止め部材。
  3. 小径部と大径部とを備え大径部の小径部との境界面が軸方向に垂直な面に形成された軸の小径部に内輪を外嵌し、前記境界面に内輪の一端面を当てるとともに、
    内輪の他端面側となる小径部の位置に所定幅の周溝を設け、この周溝に、所定幅の環状体を周方向で分割した複数の部材からなる保持部材を嵌めて、この保持部材により内輪の他端面を保持し、
    この保持部材と、その前記複数の部材を軸および内輪に対して移動不能にする止め部材と、により、内輪が軸の長さ方向所定位置に取り付けてある転がり軸受の軸への取り付け構造において、
    前記止め部材は、前記保持部材の外周面に外嵌される筒部と、この筒部の軸方向一端側に設けた外向きフランジ部と、この筒部の軸方向他端側に設けた内向きフランジ部とからなり、前記外向きフランジ部は筒部との境界側で内向きに窪んだ後に外向きに張り出す形状であり、この外向きフランジ部から筒部の中途部まで軸方向に伸びるスリットが周方向に複数個形成され、
    内輪の保持部材が配置される側の外周面に、前記外向きフランジ部の窪んだ部分を係止する溝が形成され、
    前記外向きフランジ部の窪んだ部分が内輪の前記溝に対して係止され、内向きフランジ部が保持部材に対して当接されることで、前記止め部材により、保持部材を介して内輪が軸に対して軸方向に移動不能に取り付けられていることを特徴とする転がり軸受の軸への取り付け構造。
  4. 小径部と大径部とを備え大径部の小径部との境界面が軸方向に垂直な面に形成された軸の小径部に内輪を外嵌し、前記境界面に内輪の一端面を当てるとともに、
    内輪の他端面側となる小径部の位置に所定幅の周溝を設け、この周溝に、所定幅の環状体を周方向で分割した複数の部材からなる保持部材を嵌めて、この保持部材により内輪の他端面を保持し、
    内輪の保持部材が配置される側の外周面に溝が形成され、
    前記保持部材と、その前記複数の部材を軸および内輪に対して移動不能にする止め部材と、により、内輪が軸の長さ方向所定位置に取り付けてある転がり軸受の軸への取り付け構造で使用される止め部材であって、
    前記保持部材の外周面に外嵌される筒部と、この筒部の軸方向一端側に設けた外向きフランジ部と、この筒部の軸方向他端側に設けた内向きフランジ部とからなり、前記外向きフランジ部は筒部との境界側で内向きに窪んだ後に外向きに張り出す形状であり、この外向きフランジ部から筒部の中途部まで軸方向に伸びるスリットが周方向に複数個形成されていることを特徴とする止め部材。
  5. 請求項1または3に記載された取り付け構造あるいは請求項2または4に記載された止め部材を備えたトランスミッション。
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