JP5124339B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に用いられる現像装置、及び、その現像装置を備える画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置に用いられる現像装置に設けられた現像剤を担持する現像剤担持体である現像ローラの回転軸は、現像装置本体に設けられた軸受部材によって回転自在に支持されている(特許文献1など)。また、軸受部材としてすべり軸受を用いた場合には、現像ローラの回転軸と軸受部材の内周面とが互いに摺擦し合い、現像装置を経時で使用すると次第に現像ローラの回転軸や軸受部材が摩耗して変形することがある。このように現像ローラの回転軸や軸受部材が摩耗し変形すると、現像ローラと軸受部材との間のガタが増加し、現像ローラの駆動不良や現像ローラの駆動トルクの不安定化を招いてしまう。また、現像ローラと軸受部材との間のガタが増加することで、現像ローラ表面と潜像担持体表面との間隔である現像ギャップが所定の間隔に保てなくなり、良好な現像を行えなくなる。
そのため、多くの場合は、軸受部材として玉軸受が用いられており、玉軸受の内輪に現像ローラの回転軸を嵌め込んで回転軸を回転可能に軸支することで現像ローラの回転軸や軸受部材を摩耗し難くしている。
特開2006−242990号公報
しかしながら、軸受部材に玉軸受を用いた場合でも、玉軸受の内輪に現像ローラの回転軸を嵌め込み易くするためなどに、玉軸受の内輪の内周面と現像ローラの回転軸との間に隙間が設けられている。そのため、この隙間により玉軸受の内輪部が現像ローラの回転軸の回転に確実に追従して回転できず、現像ローラの回転軸と玉軸受の内輪部とが空回りすることがある。このように現像ローラの回転軸と玉軸受の内輪部とが空回りすると、現像ローラの回転軸と玉軸受の内輪部の内周面とが互いに摺擦し合って摩耗するといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、現像剤担持体の回転軸と、その回転軸を回転自在にを軸支する玉軸受との摩耗を低減できる現像装置、及び、その現像装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、潜像担持体上に担持された潜像を現像する現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体の回転軸を回転自在に軸支する装置本体に設けられた玉軸受とを備えた現像装置において、該玉軸受の内輪部の回転軸軸方向と交わる側面を押圧して該内輪部を挾持する挾持手段を該回転軸と一体で回転可能に該回転軸へ設け、該挾持手段は、該内輪部の側面に接する弾性部材と、該弾性部材が接する該内輪部の側面とは反対側の側面に接する該回転軸に形成された段差部とからなり、該回転軸に圧縮させて設けた該弾性部材の復元力によって該内輪部を該段差部に向かって回転軸軸方向に押圧して該内輪部を該段差部と該弾性部材とで挾持するものであり、該弾性部材は円筒状のゴム部材であり、該ゴム部材の座屈変形を防止する座屈変形防止手段を有し、該座屈変形防止手段は、該ゴム部材の表面に接しつつ覆うカバー部材であることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、潜像を担持する潜像担持体と該潜像担持体上に担持された潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、該現像手段として請求項1の現像装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記潜像担持体の回転軸と上記現像剤担持体の回転軸それぞれの軸方向一端を回転自在に軸支する複数の軸受部材を設けた支持板部材を有し、該支持板部材に設けられた少なくとも該現像剤担持体の回転軸を軸支する軸受部材は玉軸受であり、該支持板部材に設けられた該玉軸受の内輪部の側面を押圧して該内輪部を挾持する第2の挾持手段を該現像剤担持体の回転軸に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、潜像を担持する潜像担持体と該潜像担持体上に担持された潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、該現像手段として請求項の現像装置を用いており、該潜像担持体の表面と該現像剤担持体の表面との間隔が所定の間隔となるように該潜像担持体の回転軸と上記現像剤担持体の回転軸とを位置決め支持する支持板部材と、該支持板部材に設けられた、該潜像担持体の回転軸と該現像剤担持体の回転軸それぞれの軸方向一端を回転自在に軸支する複数の軸受部材を有し、該支持板部材に設けられた少なくとも該現像剤担持体の回転軸を軸支する該軸受部材は玉軸受であり、現像装置本体に設けられた玉軸受と該支持板部材に設けられた玉軸受とが同軸上に対向して配設されており、上記弾性部材は上記現像装置本体に設けられた玉軸受の内輪部の側面と接する一端と異なる他端が該支持板部材に設けられた玉軸受の内輪部の側面に接し、該弾性部材が接した側の側面とは反対側の上記支持板部材に設けられた玉軸受の内輪部の側面に上記回転軸に設けられた当接部材が当接しており、該弾性部材が該支持板部材に設けられた玉軸受の内輪部を該当接部材に向かって軸方向に押圧することで該支持板部材に設けられた玉軸受の内輪部を該弾性部材と該当接部材とで挾持するように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記現像装置本体に設けられた玉軸受と該支持板部材に設けられた玉軸受との間の上記回転軸上に仕切り部材を設けており、上記弾性部材を該仕切り部材を挟むように分割して設けたことを特徴とするものである。
本発明においては、現像剤担持体の回転軸と一体で回転可能に上記回転軸へ設けられた挾持手段によって玉軸受の内輪部が挾持されている。これにより、単に玉軸受の内輪部に回転軸を挿入しただけで上記挾持手段によって玉軸受の内輪部を挾持しない構成よりも、玉軸受の内輪部と現像剤担持体の回転軸とを空回りし難くすることができる。よって、単に玉軸受の内輪部に回転軸を挿入しただけで上記挾持手段によって上記内輪部を挾持しない構成よりも、玉軸受の内輪部と現像剤担持体の回転軸とが空回りすることで内輪部の内周面と回転軸とが摺擦して生じる摩耗を低減することができる。
以上、本発明は、現像剤担持体の回転軸と、その回転軸を回転自在にを軸支する玉軸受との摩耗を低減できるという優れた効果がある。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタ100という)の一実施形態について説明する。
まず、プリンタ100の基本的な構成について説明する。図2は、本実施形態に係るプリンタ100を示す概略構成図である。
図2に示すようにプリンタ100は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す)用の4つの作像プロセス部10Y,C,M,Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY,C,M,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。Yトナー像を生成するためのY用の作像プロセス部10Yを例にすると、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向(図中矢印A方向)に回転駆動せしめられる感光体1Yの周囲に、クリーニング装置6Y、不図示の除電手段、帯電装置2Y、光書込装置3Y、現像装置4Yなどを有している。
感光体1Yに対向するように配設された帯電装置2Yは、チャージワイヤーに不図示の帯電バイアス電源から帯電バイアスが印加される帯電チャージャーである。そして、帯電装置2Yが感光体1Yとの間に放電を生じせしめることで、感光体1Yの表面を一様帯電せしめる。帯電チャージャーを用いた帯電装置2Yの代わりに、帯電ローラを感光体1Yに対して接触あるいは所定の間隙を介して対向するように配置して、感光体1を一様帯電せしめるものを用いてもよい。
帯電装置2Yによって一様帯電せしめられた感光体1Yの表面は、光書込装置3Yから発せられる走査光によって露光走査されてY用の潜像を担持する。この光書込装置3Yは、外部のパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報に基づいて変調したレーザー光あるいはLED光を照射するものである。
現像手段たる現像装置4Yは感光体1Yに対向する現像領域で、周知の技術により、感光体1Y表面に担持された潜像にYトナーを付着させることで、潜像を現像してYトナー像を得る。このYトナー像は、中間転写ベルト7に一次転写される。
図2に示す現像装置4Yは、現像ローラとして、上現像ローラ411Yと下現像ローラ412Yとの2つの現像ローラを備えた構成である。2つの現像ローラを用いて感光体1Y上の潜像を現像することによって、感光体1Yの周速を高速にした場合、1つの現像ローラによって現像を行うものよりも、より確実に潜像の現像を行うことができる。
クリーニング装置6Yは、一次転写工程を経た後の感光体1Y表面に付着している転写残トナーを除去する。なお、クリーニング装置6としては、クリーニングブレードよりも感光体回転方向下流側の感光体表面に接触摺擦するようにクリーニングブラシを配し、さらにクリーニングブラシに接触してトナー回収ローラを配し、トナー回収ローラからゴムブレードによってトナーを除去する構成を適用することができる。クリーニング装置としては、この構成に限るものではない。クリーニング装置6Yによって、クリーニング処理が施された感光体1Y表面は、図示しない除電ランプ等の除電手段によって除電されて、次の画像形成に備えられる。
図2において、他色用の作像プロセス部10C,M,Kにおいても、同様にして感光体1C,M,K上にC,M,Kトナー像が形成されて、中間転写ベルト7上に中間転写される。
作像プロセス部10Y,C,M,Kの図中下方には、トナー像担持体である中間転写ベルト7を張架しながら図中時計回り方向(図中矢印B方向)に無端移動せしめる転写ユニット70が配設されている。転写手段たる転写ユニット70は、中間転写ベルト7の他、二次転写対向ローラ71、及び、2つの張架ローラ7a,、7b、一次転写部材としての4つの一次転写チャージャー5Y,C,M,K、二次転写ローラ8、図示しないベルトクリーニング装置などを備えている。
中間転写ベルト7は、そのループ内側に配設された第一張架ローラ7a、第二張架ローラ7b、及び、二次転写対向ローラ71によって張架されながら、3つの張架ローラのうちの一つが回転駆動することによって図中時計回りに無端移動せしめられる。
4つの一次転写チャージャー5Y,C,M,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト7を挟んで感光体1Y,C,M,Kと対向し、Y,C,M,K用の一次転写部を形成している。そして、中間転写ベルト7の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する。中間転写ベルト7は、その無端移動に伴ってY,C,M,K用の一次転写部を順次通過していく過程で、そのおもて面に感光体1Y,C,M,K上のY,C,M,Kトナー像が重ね合わせて一次転写される。これにより、中間転写ベルト7上に4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。なお、一次転写部を構成する一次転写部材としては、転写チャージャーに限るものではなく、例えば、感光体1との間で中間転写ベルト7を挟み込んで一次転写ニップを形成する一次転写ローラであってもよい。
中間転写ベルト7のループ外側には、図示しない電源から出力される二次転写バイアスが印加される二次転写ローラ8が配設されており、これはベルトループ内側の二次転写対向ローラ71との間に中間転写ベルト7を挟み込んで二次転写ニップを形成している。
転写ユニット70の下方には、図示しない給紙カセットが配設されている。この給紙カセット内には、記録媒体である記録紙Pが複数枚重ねられた記録紙束の状態で収容されており、一番上の記録紙Pを所定のタイミングで図示しない給紙路に送り出す。この給紙路の末端には、レジストローラ対81が配設されている。レジストローラ対81は、互いに当接しながら回転するローラ間に搬送されてきた記録紙Pを挟み込むとすぐに、両ローラの回転を一旦停止させる。そして、記録紙Pを中間転写ベルト7上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで二次転写ニップに向けて送り出す。
中間転写ベルト7上に形成された4色トナー像は、二次転写バイアスが印加される二次転写ローラ8と接地された二次転写対向ローラ71との間に形成される二次転写電界や、ニップ圧の影響により、二次転写ニップ内で記録紙Pに一括二次転写される。そして、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。
二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト7には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、張架ローラ7aとの間に中間転写ベルト7を挟み込んでいる図示しないベルトクリーニング装置によって除去される。
二次転写ニップの図中左側には、図示しない定着装置が配設されている。この定着装置は、電子写真方式の画像形成装置で周知になっているように、加圧や加熱によってトナー像を記録紙に定着せしめるものである。
以上の基本的な構成を備えるプリンタ100においては、4つの作像プロセス部10Y,C,M,Kが、潜像担持体たる感光体1Y,C,M,Kの無端移動する表面にトナー像を形成するトナー像形成手段として機能している。また、4つの作像プロセス部10Y,C,M,Kと転写ユニット70との組合せが、トナー像担持体たる中間転写ベルト7の無端移動する表面にトナー像を形成するトナー像形成手段として機能している。
次に、4つの作像プロセス部10Y,C,M,Kが備える、現像装置4Y,C,M,K及び感光体1Y,C,M,Kとをユニットとして一体的に支持する作像装置としての作像ユニット200Y,C,M,Kについて説明する。作像ユニット200Y,C,M,Kは、使用するトナーの色が異なる点以外は共通する構成となっているので、以下の説明ではY,C,M,Kは省略して説明する。
図3は、作像ユニット200の概略断面図である。本実施形態の作像ユニット200は、現像装置4及び感光体1以外の作像部材として、クリーニング装置6、不図示の除電装置、帯電装置2を一体として支持し、プリンタ100本体に対して着脱可能となっている。作像ユニット200は、潜像形成手段である光書込装置3Yを一体的に支持する構成ではないが、潜像形成手段を構成する部材も作像ユニット200として、プリンタ100本体から着脱可能に構成しても良い。
現像装置4は、現像剤を図3中の手前側から奥側へと搬送しながら2つの現像ローラである上現像ローラ411及び下現像ローラ412に現像剤を供給する供給スクリュ51を備える。また、両現像ローラに供給され、両現像ローラと感光体1との対向部である現像領域を通過した後の現像剤を回収し、図3中手前側から奥側へと搬送する回収スクリュ52を備える。さらに、回収スクリュ52の搬送方向下流端まで到達した現像剤を供給スクリュ51の搬送方向上流端に受け渡して現像剤を循環させる循環スクリュ53を備える。循環スクリュ53は、現像装置4の図3中の奥側端部では、回収スクリュ52と同じ高さとなり、手前側端部では供給スクリュ51と同じ高さとなるように、奥側から手前側に向けて斜め上方となるように配置されている。ここで、現像装置4の供給スクリュ51が配置されている空間を供給搬送路51a、回収スクリュ52が配置されている空間を回収搬送路52a、そして、循環スクリュ53が配置されている空間を循環搬送路53aとする。また、上現像ローラ411と下現像ローラ412とを配置し、感光体1と対向する空間を現像室59とする。また、現像装置4は、下現像ローラ412の下方で感光体1と対向するキャッチローラ56を備えている。
上現像ローラ411やこれの下方に配設された下現像ローラ412は、それぞれ、図示しないモータや駆動伝達系などからなる駆動手段によって図中時計周り方向に回転駆動される非磁性パイプからなる現像スリーブと、これに連れ回らないように内包される図示しないマグネットローラとを有している。
上現像ローラ411や下現像ローラ412を収容している現像室59は、感光体1と対向する側の壁に開口を有しており、そこから2つの現像ローラ41の現像スリーブの周面の一部を露出させている。この現像室59における感光体1との対向側とは反対側は、両現像ローラの軸線方向の全域に渡って、供給搬送路51a及び回収搬送路52aが連通している。供給搬送路51aは回収搬送路52aの鉛直方向の真上に配設されており、これら供給搬送路51a及び回収搬送路52aが何れも図中右側(感光体側)を長手方向の全域に渡って現像室59に連通しているのである。
供給搬送路51a内に配置されている供給スクリュ51は、感光体1や両現像ローラと同様に水平方向に延在する姿勢をとっている。そして、供給スクリュ51は、棒状の回転軸部材とこれの周面に螺旋状に立設せしめられたスクリュウ羽根とが、図示しないモータや駆動伝達系などからなる駆動手段によって図3中の反時計回り方向に一体的に回転駆動される。
回収搬送路52a内に収容されている回収スクリュ52も、感光体1、両現像ローラ、供給スクリュ51と同様に、水平方向に延在する姿勢をとっている。そして、図示しない駆動手段によって回転軸部材とスクリュウ羽根とが図中時計回り方向に一体的に回転駆動される。
供給搬送路51aや回収搬送路52aにおける現像室59側とは反対側には、循環搬送路53aが隣接している。この循環搬送路53aは、他の現像剤搬送路とは異なり、水平方向から傾いた姿勢で延在するように形成されている。そして、回転軸部材の周面上にスクリュウ羽根が立設せしめられた循環スクリュ53も、かかる循環搬送路53a内において傾斜した姿勢で延在しており、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される。なお、循環搬送路53aは、仕切壁58によってその大部分が供給搬送路51aや回収搬送路52aから仕切られている。但し、仕切壁58に設けられた開口によって、供給搬送路51aや回収搬送路52aと部分的に連通している。
供給搬送路51a内においては、供給スクリュ51aの羽根内に保持された図示しない現像剤が、供給スクリュ51の回転に伴って、図紙面に直交する方向の手前側から奥側へと搬送される。この搬送の過程において、現像剤は現像室59内の上現像ローラ411の現像スリーブ(以下、上現像スリーブという)に順次供給されていく。そして、上現像スリーブ内のマグネットローラの磁力によって上現像スリーブに汲み上げられる。
上現像スリーブに汲み上げられた現像剤は、先端を上現像スリーブの表面と所定の間隙を介して対向させているドクタブレード57によって上現像スリーブ上での層厚が規制される。そして、感光体1に対向する第1現像領域まで搬送されて、ここで現像に寄与する。
上現像スリーブに汲み上げられずに供給スクリュ51の剤搬送方向下流側端部付近(図中奥側端部付近)まで搬送された現像剤は、供給搬送路51aの底壁に設けられた不図示の落とし込み開口から回収搬送路52a内に落下する。
また、上現像スリーブの回転に伴って、上現像スリーブと感光体1とが対向する第1現像領域まで搬送されて現像に寄与した現像剤は、その後、上現像スリーブの回転に伴って第1現像領域を通過する。そして、上現像ローラ411の下方に配設された下現像ローラ412の現像スリーブ(以下、下現像スリーブという)に受け渡される。その後、下現像スリーブの回転に伴って、下現像スリーブと感光体1とが対向する第2現像領域に送られて、ここで再び現像に寄与する。2度目の現像工程を終えた現像剤は、現像室59と回収搬送路52aとの連通位置まで搬送される。そして、下現像ローラ412のマグネットローラの形成する反発磁界の影響によって下現像スリーブ表面から離脱した後、回収搬送路52a内に落下する。
下現像スリーブの回転とともに第2現像領域を通過した後、回収搬送路52aから比較的離れた位置で下現像スリーブ表面から離脱してしまった現像剤は、下現像スリーブの直下に配設されたキャッチローラ56の回転力により、回収搬送路52aに向けて搬送される。
回収搬送路52a内では、回収スクリュ52の羽根内に保持された図示しない現像剤が、回収スクリュ52の回転に伴って、図紙面に直交する方向の手前側から奥側へと搬送される。そして、この搬送の過程において、不図示のトナー補給装置によって回収搬送路52a内の現像剤にトナーが補給される。また、供給搬送路51aの上記落とし込み開口から落下してくる現像剤を取り込む。その後、回収スクリュ52の剤搬送方向下流側端部付近(図中奥側端部付近)まで搬送された現像剤は、仕切壁58に設けられた開口部を通って、循環搬送路53a内に進入する。
循環搬送路53a内に進入した現像剤は、循環スクリュ53aの剤搬送方向上流側端部に取り込まれる。そして、剤搬送方向上流側から剤搬送方向下流側への斜め上向きの姿勢で配設された循環スクリュ53aの回転に伴って、昇り勾配で搬送される。現像剤が循環スクリュ53の剤搬送方向下流側端部付近まで搬送されると、仕切壁58に設けられた開口部を通って、供給搬送路51aに戻される。そして、供給スクリュ51の剤搬送方向上流側端部に取り込まれる。
[実施例]
次に本発明の特徴部について説明する。
現像装置4は、図3に示したようにケース62内をトナーとキャリアとからなる二成分現像剤が循環する。図4に現像ローラの構造の一例を示す。また、図5に現像装置4の斜視図を示す。現像スリーブは中空に形成されており、内部にマグネットローラMが固定配置してある。現像スリーブの両端部は一方に内部マグネットローラMを固定するためのシャフトがケース62の軸受部に固定されている。もう一方はスリーブ軸81が図1に示すようにケース62に設けられた玉軸受30と、感光体表面と現像ローラ表面との間隔である現像ギャップが所定の間隔となるように感光体1の回転軸とスリーブ軸81とを位置決め支持する支持板69に設けられた玉軸受40と、により回転可能に支持されている。そして、スリーブ軸81先端部に取り付けられた図示しないカップリングギヤに回転自在に支承され、図示しない駆動手段からの駆動を伝達するギヤ82を介して回転駆動される。
スリーブ軸81のうち玉軸受30と玉軸受40との間には、図1に示すように玉軸受30,40の内輪31,41にスラスト方向の荷重を加える弾性体チューブ66,68がカラー67を隔てて圧縮された状態で配置されている。玉軸受40の外側では図1に示すように駆動伝達するギヤ82が玉軸受40の内輪41の側面に接した状態でスリーブ軸81に嵌められており、さらにギヤ82がスリーブ軸81から抜けないようにする抜け止め用の平行ピン83が嵌められている。
スリーブ軸81に設けられた弾性体チューブ66の内径は、スリーブ軸81の表面に弾性体チューブ66が密着するように小さくとられている。また、弾性体チューブ66は玉軸受30の内輪31の側面とカラー67の側面とによってスリーブ軸81の軸方向(スラスト方向)に圧縮されている。同様に、スリーブ軸81に設けられた弾性体チューブ68の内径は、スリーブ軸81の表面に弾性体チューブ7が密着するように小さくとられている。また、弾性体チューブ68は玉軸受40の内輪41の側面とカラー67の側面とによってスリーブ軸81の軸方向(スラスト方向)に圧縮されている。
弾性体チューブ66,68の材質や形状は特に限定されるものではなく、玉軸受30,40の内輪31,41それぞれをスラスト方向に押圧する弾性力を発生させることができ、スリーブ軸81の表面に密着できる弾性体であれば良く、本実施例ではシリコンチューブを用いている。
カラー67は弾性体チューブ66,68を短く設定し、弾性体チューブ66,68が座屈変形をし難くするためのスペーサとしての働きを持つ。
本実施例においては、カラー67は合成樹脂から形成されている。形状としては図1に示すような両側面が平坦なものであり、材質は弾性体チューブ66,68が圧縮可能な硬度があれば特に指定しない。また、カラー67の幅については、弾性体チューブ66,68の弾性力によるスラスト方向の荷重が十分に玉軸受30,40の内輪31,41にかかるように、弾性体チューブ66,68の材質と幅とにより決定する。
玉軸受30の内輪31は図1に示すように、スリーブ軸81に設けられた弾性体チューブ66とスリーブ軸81に形成された段差部84とによって挾持されるかたちで保持されている。すなわち、スリーブ軸81に圧縮されて設けられた弾性体チューブ66は弾性力(復元力)により内輪31の一方の側面を段差部方向に押圧しており、段差部84は弾性体チューブ66に押圧されている内輪31の他方の側面と接して内輪31を受け止めるようになっている。このようにして、玉軸受30の内輪31は弾性体チューブ66の押圧力によって弾性体チューブ66と段差部84とにより挾持されるかたちで保持される。なお、弾性体チューブ66と段差部84とを設ける位置を玉軸受30を挟んで図1に対し反対(図1において弾性体チューブ66を玉軸受30の左側、段差部84を玉軸受30の右側)にしても良い。
これにより、スリーブ軸81に対して密着している弾性体チューブ66と、スリーブ軸81そのものである段差部84とによって玉軸受30の内輪31が側方から挟まれるかたちでスリーブ軸81に固定され、スリーブ軸81の回転に確実に従動させて内輪31を回転させることができる。よって、内輪31とスリーブ軸81とが空回りして内輪31の内周面とスリーブ軸81とが摺擦することで内輪51とスリーブ軸81とが摩耗してしまうのを抑制することができる。
また、玉軸受40の内輪41は、図1に示すようにスリーブ軸81に設けられた弾性体チューブ68と、図示しない駆動源からの駆動力をスリーブ軸81に伝達するスリーブ軸81に嵌め込まれた駆動力伝達用のギヤ82とによって挾持されるかたちで保持されている。すなわち、スリーブ軸81に圧縮されて設けられた弾性体チューブ68は弾性力(復元力)により内輪41の一方の側面をギヤ方向に押圧しており、ギヤ82は弾性体チューブ68に押圧されている内輪41の他方の側面と接して内輪41を受け止めるようになっている。ここで、ギヤ82は図1に示すように抜け防止部材である平行ピン83によってギヤ82がスリーブ軸81から抜けるのを防止されているため、内輪41を介して弾性体チューブ68からの押圧力をギヤ82によって受け止めている。このようにして、玉軸受40の内輪41は弾性体チューブ68の押圧力によって弾性体チューブ68とギヤ82とにより挾持されるかたちで保持される。
これにより、スリーブ軸81に対して密着している弾性体チューブ66とギヤ82とによって玉軸受40の内輪41が側方から挟まれるかたちでスリーブ軸81に固定され、スリーブ軸81の回転に確実に従動させて内輪41を回転させることができる。よって、内輪41とスリーブ軸81とが空回りして内輪41の内周面とスリーブ軸81とが摺擦することで内輪41とスリーブ軸81とが摩耗してしまうのを抑制することができる。
したがって、本実施例では、スリーブ軸81と玉軸受30,40との間のガタが増加するのを抑えられるので、現像ローラの駆動不良や現像ローラの駆動トルクの不安定化を招いてしまったり、現像ローラ表面と感光体表面との現像ギャップが所定の間隔に保てなくなり良好な現像を行えなくなったりするのを抑制できる。
また、弾性体チューブ66,68と内輪31,41との間に発生する摩擦力を大きくすることによって、よりスリーブ軸81の回転に従動させて内輪31、31を回転させることが可能となるので、弾性体チューブ66,68として上記摩擦力が大きくなるような材質の弾性体を用いるのが望ましい。
本実施例では、上述したように弾性体チューブ66,68としてシリコンチューブを用いており、玉軸受30,40の内輪31,41をスラスト方向に十分な荷重で押圧することができ、スリーブ軸81の表面に対しも密着させることができ、さらに、弾性体チューブ66,68と内輪31,41との間に発生する摩擦力も大きくすることができる。
また、弾性体チューブ66,68によるスラスト方向の荷重が不十分で内輪31,41とスリーブ軸81とが空回りしてしまう場合がある。この場合、段階的に弾性体チューブ66,68の幅を広く取って弾性力を大きくしていくと、弾性体チューブ66,68のつぶし量がある一定の割合に達すると弾性体チューブ66,68が座屈変形を起こし、スラスト方向の荷重が極端に減少してしまう。そのため、弾性体チューブ66,68の座屈変形を防止するために、図6に示すようにカラー67の外側に弾性体チューブ66,68の座屈変形を防止するカバーを弾性体チューブ66,68に接させつつ覆うように周設してもよい。
また、本実施例においては、弾性体チューブ66,68やスリーブ軸81に形成した段差部84及びギヤ82などを、玉軸受30,40の内輪31,41にのみ接するようにしている。これは、玉軸受30,40の外輪32,42はケース62や支持板69に回転しないように固定されて設けられているものであるからである。つまり、弾性体チューブ66,68が外輪32,42に接していると、スリーブ軸81が回転した際に弾性体チューブ66,68と外輪32,42とが摺擦し弾性体チューブ66,68が損傷する恐れがあるためである。また、段差部84及びギヤ82が外輪32,42に接していると、スリーブ軸81が回転した際に段差部84やギヤ82が外輪32,42と摺擦して、段差部84、ギヤ82及び外輪32,42が損傷する恐れがあるためである。
参考構成例
参考構成例では、図7に示すように実施例で用いた弾性体チューブの変わりに圧縮コイルバネ80をスリーブ軸81に圧縮した状態で取り付けている。また、圧縮コイルバネ80の内径は、スリーブ軸81の表面に圧縮コイルバネ80が密着するように小さくとられている。
玉軸受30の内輪31は図7に示すように、スリーブ軸81に設けられた圧縮コイルバネ80とスリーブ軸81に形成された段差部84とによって挾持されるかたちで保持されている。すなわち、スリーブ軸81に圧縮されて設けられた圧縮コイルバネ80は弾性力(復元力)により内輪31の一方の側面を段差部方向に押圧しており、段差部84は圧縮コイルバネ80に押圧されている内輪31の他方の側面と接して内輪31を受け止めるようになっている。このようにして、玉軸受30の内輪31は圧縮コイルバネ80の押圧力によって圧縮コイルバネ80と段差部84とにより挾持されるかたちで保持される。
これにより、スリーブ軸81に対して密着している圧縮コイルバネ80と、スリーブ軸81そのものである段差部84とによって玉軸受30の内輪31が側方から挟まれるかたちでスリーブ軸81に固定され、スリーブ軸81の回転に確実に従動させて内輪31を回転させることができる。よって、内輪31とスリーブ軸81とが空回りして内輪31の内周面とスリーブ軸81とが摺擦することで内輪41とスリーブ軸81とが摩耗してしまうのを抑制することができる。
また、玉軸受40の内輪41は、図7に示すようにスリーブ軸81に設けられた圧縮コイルバネ80と、図示しない駆動源からの駆動力をスリーブ軸81に伝達するスリーブ軸81に嵌め込まれた駆動力伝達用のギヤ82とによって挾持されるかたちで保持されている。すなわち、スリーブ軸81に圧縮されて設けられた圧縮コイルバネ80は弾性力(復元力)により内輪41の一方の側面をギヤ方向に押圧しており、ギヤ82は圧縮コイルバネ80に押圧されている内輪41の他方の側面と接して内輪41を受け止めるようになっている。ここで、ギヤ82は図7に示すように抜け防止部材である平行ピン83によってギヤ82がスリーブ軸81から抜けるのを防止されているため、内輪41を介して圧縮コイルバネ80からの押圧力をギヤ82によって受け止めている。このようにして、玉軸受40の内輪41は圧縮コイルバネ80の押圧力によって圧縮コイルバネ80とギヤ82とにより挾持されるかたちで保持される。
これにより、スリーブ軸81に対して密着している圧縮コイルバネ80とギヤ82とによって玉軸受40の内輪41が側方から挟まれるかたちでスリーブ軸81に固定され、スリーブ軸81の回転に確実に従動させて内輪41を回転させることができる。よって、内輪41とスリーブ軸81とが空回りして内輪41の内周面とスリーブ軸81とが摺擦することで内輪41とスリーブ軸81とが摩耗してしまうのを抑制することができる。
したがって、本参考構成例では、内輪41とスリーブ軸81とが摩耗してしまうのを抑制し、スリーブ軸81と玉軸受30,40との間のガタが増加するのを抑えられるので、現像ローラの駆動不良や現像ローラの駆動トルクの不安定化を招いてしまったり、現像ローラ表面と感光体表面との間隔である現像ギャップが所定の間隔に保てなくなり良好な現像を行えなくなったりするのを抑制できる。
また、本参考構成例のように内輪41をスラスト方向に押圧する部材を圧縮コイルバネ80とすることで、圧縮コイルバネ80として内輪31,41をスラスト方向に押圧する際の荷重を予め測定したものを使用できるので、実施例で用いた弾性体チューブよりも安定した設計を行うことができる。
また、圧縮コイルバネ80の端面が玉軸受30,40の内輪31,41の側面に対して滑る場合がある。そのため、図8に示すように滑り防止部材90を圧縮コイルバネ80の端面と玉軸受30,40の側面との間に配置したほうが良い。滑り防止部材90としては、摩擦係数の大きい、例えばゴムなどの材質が好ましい。
また、本参考構成例においては、圧縮コイルバネ80、スリーブ軸81に形成した段差部84及びギヤ82などを、玉軸受30,40の内輪31,41にのみ接するようにしている。これは、玉軸受30,4の外輪32,42はケース62や支持板69に回転しないように固定されて設けられているものであるからである。つまり、圧縮コイルバネ80が外輪32,42に接していると、スリーブ軸81が回転した際に圧縮コイルバネ80と外輪32,42とが摺擦し圧縮コイルバネ80や外輪32,42が損傷する恐れがあるためである。また、段差部84及びギヤ82が外輪32,42に接していると、スリーブ軸81が回転した際に段差部84やギヤ82と外輪32,42とが摺擦して、段差部84、ギヤ82及び外輪32,42が損傷する恐れがあるためである。
以上、本実施形態によれば、潜像担持体である感光体1上に担持された潜像を現像する現像剤を担持する現像剤担持体である現像ローラと、現像ローラの回転軸であるスリーブ軸81を回転自在に軸支する装置本体に設けられた玉軸受30とを備えた現像装置4において、玉軸受30の内輪部である内輪31のスリーブ軸軸方向と交わる側面を押圧して内輪31を挾持する挾持手段をスリーブ軸81と一体で回転可能にスリーブ軸81へ設けている。これにより、スリーブ軸81に設けられた挾持手段によって玉軸受30の内輪31が挾持されているので、単に玉軸受30の内輪31にスリーブ軸81を挿入しただけで上記挾持手段によって玉軸受30の内輪31を挾持しない構成よりも、玉軸受30の内輪31とスリーブ軸81とを空回りし難くすることができる。よって、単に玉軸受30の内輪31にスリーブ軸81を挿入しただけで上記挾持手段によって玉軸受30の内輪31を挾持しない構成よりも、玉軸受30の内輪31とスリーブ軸81とが空回りすることで内輪31の内周面とスリーブ軸81とが摺擦して生じる摩耗を低減することができる。
また、上記挾持手段は、内輪31の側面に接する弾性体チューブなどの弾性部材と、上記弾性部材が接する内輪31の側面とは反対側の側面に接するスリーブ軸81に形成された段差部84とからなり、スリーブ軸81に圧縮させて設けた上記弾性部材の復元力によって内輪31を段差部84に向かってスリーブ軸軸方向に押圧し内輪31を段差部84と上記弾性部材とで挾持するように構成した。これにより、簡単な構成で玉軸受30の内輪31をスリーブ軸81に固定させることができる。
また、弾性体チューブ66が円筒状のゴム部材であることで、玉軸受30,40の内輪31,41をスラスト方向に十分な荷重で押圧することができ、スリーブ軸81の表面に対しも密着させることができ、さらに、弾性体チューブ66,68と内輪31,41との間に発生する摩擦力も大きくすることができる。よって、より内輪31をスリーブ軸81の回転に従動させて回転させることができる。
また、弾性体チューブ66の座屈変形を防止する座屈変形防止手段を有することで、弾性体チューブ66の座屈変形により弾性体チューブ66にスラスト方向の荷重が極端に減少してしまうのを抑制することができる。
また、上記座屈変形防止手段は、弾性体チューブ66の表面に接しつつ覆うカバー部材であることで、容易に弾性体チューブ66の座屈変形を防止することができる
た、本実施形態によれば、潜像を担持する潜像担持体である感光体1と、感光体1上に担持された潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置であるプリンタ100において、上記現像手段として本発明の現像装置4を用いることにより、現像ローラの駆動不良や現像ローラの駆動トルクの不安定化を招いてしまったり、現像ローラ表面と感光体表面との間隔である現像ギャップが所定の間隔に保てなくなり良好な現像を行えなくなったりするのを抑制できる。
また、本実施形態によれば、感光体1の回転軸と現像ローラのスリーブ軸81それぞれの軸方向一端を回転自在に軸支する軸受け部を設けた支持板部材である支持板69を有し、支持板69に設けられた少なくともスリーブ軸81を軸支する軸受け部は玉軸受40であり、支持板69に設けられた玉軸受40の内輪41の側面を押圧して内輪41を挾持する第2の挾持手段をスリーブ軸81に設けている。これにより、スリーブ軸81に設けられた第2の挾持手段によって玉軸受40の内輪41が挾持されているので、上記第2の挾持手段を介して内輪41を確実にスリーブ軸81の回転に従動させて回転させることができる。よって、玉軸受40の内輪41とスリーブ軸81とが空回りするのを抑制できる。よって、玉軸受40の内輪41とスリーブ軸81とが空回りすることで内輪41の内周面とスリーブ軸81とが摺擦し内輪41とスリーブ軸81とが摩耗してしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、潜像を担持する潜像担持体である感光体1と、感光体1上に担持された潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置であるプリンタ100において、上記現像手段として本発明の現像装置4を用いており、感光体1の表面と現像ローラの表面との間隔が所定の間隔となるように感光体1の回転軸とスリーブ軸81とを位置決め支持する支持板部材である支持板69と、支持板69に設けられた、感光体1の回転軸とスリーブ軸81それぞれの軸方向一端を回転自在に軸支する複数の軸受部材を有し、支持板69に設けられた少なくともスリーブ軸81を軸支する上記軸受部材は玉軸受40であり、現像装置本体に設けられた玉軸受30と支持板69に設けられた玉軸受40とが同軸上に対向して配設されており、弾性体チューブや圧縮コイルバネなどの上記弾性部材は玉軸受30の内輪31の側面と接する一端と異なる他端が玉軸受40の内輪41の側面に接し、上記弾性部材が接した側の側面とは反対側の玉軸受40の内輪41の側面にスリーブ軸81に設けられたギヤ82などの当接部材が当接しており、上記弾性部材が玉軸受40の内輪41を上記当接部材に向かって軸方向に押圧することで玉軸受40の内輪41を上記弾性部材と上記当接部材とで挾持するように構成した。これにより、スリーブ軸81に設けられた上記弾性部材と上記当接部材によって玉軸受40の内輪41が挾持されているので、内輪41をスリーブ軸81の回転に従動させて回転させることができる。よって、玉軸受40の内輪41とスリーブ軸81とが空回りするのを抑制できる。よって、玉軸受40の内輪41とスリーブ軸81とが空回りすることで内輪41の内周面とスリーブ軸81とが摺擦し内輪41とスリーブ軸81とが摩耗してしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、現像装置本体に設けられた玉軸受30と支持板69に設けられた玉軸受40との間のスリーブ軸81上に仕切り部材であるカラー67を設けており、弾性体チューブをカラー67を挟むように分割して設けている。これにより、簡単に弾性体チューブの圧縮率を大きくすることができ、より大きな荷重で弾性体チューブにより玉軸受30,40の内輪31,41を押圧することができる。また、弾性体チューブを弾性体チューブ66と弾性体チューブ68とに分割することで弾性体チューブ66,68の幅を短く設定することができ、弾性体チューブ66,68を座屈変形し難くすることができる。
実施例に係る現像装置の片側端部の概略構成図。 実施形態に係るプリンタの概略構成図。 作像ユニットの概略断面図。 現像ローラの模式図。 支持板で位置決め支持される現像装置及び感光体の斜視図。 圧縮コイルバネの端面と玉軸受の内輪の側面との間に滑り防止部材を配設した場合の模式図。 参考構成例に係る現像装置の片側端部の概略構成図。 滑り防止部材を設けた場合の概略構成図。
符号の説明
1 感光体
4 現像装置
30 玉軸受
31 内輪
40 玉軸受
41 内輪
51 供給スクリュ
52 回収スクリュ
53 循環スクリュ
57 ドクターブレード
62 ケース
66 弾性体チューブ
67 カラー
68 弾性体チューブ
69 支持板
80 圧縮コイルバネ
81 スリーブ軸
82 ギヤ
83 平行ピン
84 段差部
90 滑り防止部材
411 上現像ローラ
412 下現像ローラ

Claims (5)

  1. 潜像担持体上に担持された潜像を現像する現像剤を担持する現像剤担持体と、
    該現像剤担持体の回転軸を回転自在に軸支する装置本体に設けられた玉軸受とを備えた現像装置において、
    該玉軸受の内輪部の回転軸軸方向と交わる側面を押圧して該内輪部を挾持する挾持手段を該回転軸と一体で回転可能に該回転軸へ設け
    該挾持手段は、該内輪部の側面に接する弾性部材と、該弾性部材が接する該内輪部の側面とは反対側の側面に接する該回転軸に形成された段差部とからなり、該回転軸に圧縮させて設けた該弾性部材の復元力によって該内輪部を該段差部に向かって回転軸軸方向に押圧して該内輪部を該段差部と該弾性部材とで挾持するものであり、
    該弾性部材は円筒状のゴム部材であり、該ゴム部材の座屈変形を防止する座屈変形防止手段を有し、
    該座屈変形防止手段は、該ゴム部材の表面に接しつつ覆うカバー部材であることを特徴とする現像装置。
  2. 潜像を担持する潜像担持体と
    該潜像担持体上に担持された潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、
    該現像手段として請求項1の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項の画像形成装置において、
    上記潜像担持体の回転軸と上記現像剤担持体の回転軸それぞれの軸方向一端を回転自在に軸支する複数の軸受部材を設けた支持板部材を有し、
    該支持板部材に設けられた少なくとも該現像剤担持体の回転軸を軸支する軸受部材は玉軸受であり、
    該支持板部材に設けられた該玉軸受の内輪部の側面を押圧して該内輪部を挾持する第2の挾持手段を該現像剤担持体の回転軸に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 潜像を担持する潜像担持体と
    該潜像担持体上に担持された潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、
    該現像手段として請求項の現像装置を用いており、
    該潜像担持体の表面と該現像剤担持体の表面との間隔が所定の間隔となるように該潜像担持体の回転軸と上記現像剤担持体の回転軸とを位置決め支持する支持板部材と、
    該支持板部材に設けられた、該潜像担持体の回転軸と該現像剤担持体の回転軸それぞれの軸方向一端を回転自在に軸支する複数の軸受部材を有し、
    該支持板部材に設けられた少なくとも該現像剤担持体の回転軸を軸支する該軸受部材は玉軸受であり、現像装置本体に設けられた玉軸受と該支持板部材に設けられた玉軸受とが同軸上に対向して配設されており、
    上記弾性部材は上記現像装置本体に設けられた玉軸受の内輪部の側面と接する一端と異なる他端が該支持板部材に設けられた玉軸受の内輪部の側面に接し、該弾性部材が接した側の側面とは反対側の上記支持板部材に設けられた玉軸受の内輪部の側面に上記回転軸に設けられた当接部材が当接しており、
    該弾性部材が該支持板部材に設けられた玉軸受の内輪部を該当接部材に向かって軸方向に押圧することで該支持板部材に設けられた玉軸受の内輪部を該弾性部材と該当接部材とで挾持するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項の画像形成装置において、
    上記現像装置本体に設けられた玉軸受と該支持板部材に設けられた玉軸受との間の上記回転軸上に仕切り部材を設けており、
    上記弾性部材を該仕切り部材を挟むように分割して設けたことを特徴とする画像形成装置。
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